相転移プロダクション経営理念: 学問と共に生きる

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現時点での相転移プロダクションの経営理念とその説明を書いてみた.
まだまだ荒削りだが, 活動と共に随時見直し, ブラッシュアップしていきたい.

相転移プロダクション経営理念: 学問と共に生きる.

説明

必ずしも大学・研究所で学者・研究者として生きることが
学問とともに生きるということではない.
いわゆる「トンデモ」な人達だって「学問とともに生きている」と言える.
それですら認めていこう.
ただしおかしなことを言っていたら容赦なく殴りつけるし,
逆に自分がおかしなことを言っていたら当然血の海に沈められるところまで含めて学問である.

よくも悪くも (日本で) 学問を志す者は金銭に関する執着が薄い印象があるが,
「ともに生きる」ということを考えるときこれではいけない.
経済的な自立を伴わなければならない.
iPS で有名な京大の山中教授など, 研究所を支えるために金策に励む様子が報道されている.
数学やおそらく理論物理の研究所は比較的お金がかからない方だろうが,
それでも少なくとも研究者の生活費は捻出できなくてはいけない.
学問の自治・独立のためにも経済的な自立は決定的だ.
経済的自立までをも視野に入れた活動をしていく.
今ひとまず実験的に DVD の販売をしているが, やはり実体験・触れ合いは決定的に大事だから,
有料のセミナー, メルマガ配信なども考えている.
実際にクマムシの堀川大樹さんや nennpa さんもメルマガ配信をやっている.
学問, 特に理学のマネタイズについて真剣に検討し, 実践していきたい.
私が実際にできることとして理学を中心に据えているが, 色々なところに応用が利けば嬉しい.
それも実践し日々改善していくしかない.

学問によりかかるだけではなく, 学問を支えることも必要だ.
日本が経済的に破滅しないことを前提とするが, 例えば 1 億円あれば, 1 年 500 万使うとして 20 年生活できる.
大学で何かのプロジェクトをしようとなると 1 億程度すぐに使い切ってしまうだろうが,
個人として 1 億準備できるなら相当のものだし, それだけの資金を準備できるような人なら大学でのポスト獲得に恐怖せずに生きていけよう.

また経済的な自立だけでなく, 生きていくことを考えれば全人的な教育も視野に入ってくる.
心身共に健康でない状態では単純に生きることも大変な公算が高い.
住居の問題もあるし, 食事の問題もある.
学生ならアルバイトの斡旋なども大事だろう.
色々な人が色々な形で学問とともに生きていくためには, 同じように多様な人達の多様なサポートで多様な人達を支える必要がある.
こうした組織作りも大切だし, そのなかの個人とも個々に向き合っていくことが大切だ.

芸術などの動きも非常に参考になる.
ルネサンス期など, パトロンが音楽家や芸術家を支えた時期がある.
成金趣味としか言い様のない人物もいただろうし, ろくでもない芸術家などもいただろうが,
そこまで含めた多様性が豊かな文化を育んだ面もあろう.
一部で地獄を現出させようとも最終的に豊穣な文化が生み出せるならそれでいい.
とにかく色々な手を打つことが必要だ.
自ら学業に励むばかりが学問を支えることではない.
学問との関わり方にももっと多様性があっていい.
そうした新たな数学シーンの創出も重要な仕事になる.

また各種学問の関わり, 学習の仕方にももっと多様性があっていい.
よく「数学ももっと文系の人間にも分かるように云々」とか言ってくる異常者がいるが,
これはこれで真剣に捉えるべきである.
理系で歴史やら文学やらに興味がないという異常者がいるが,
こうした向きにも興味を持たせるような形で史学や文学を展開できないものか.
例えば佐藤健太郎さんの『炭素文明論』は有機化学と歴史の見事な融合と言える.

炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす (新潮選書)

史学専攻の人が何というかは知らないが, 私には面白かった.
もっとこうした理系向けの人文・社会学の文献があっていい.
学問としての姿とは違うだろうが, 数学史・科学史の知見を上手く使いたい.
江沢先生の『理科があぶない』でも言及があったが, 理工系の人間が興味を持ちやすい形で人文・社会学を語るような人材ももっといるといい.

理科が危ない―明日のために

私自身がいわゆる理工系の人間なのでこうした語り方をしているが, 逆ももちろんもっとあっていい.
自然言語処理のため, 自然言語処理に特化した数学や情報科学のあり方など, 色々な切り口, 色々な融合のさせ方があるはずだ.

私個人にできることは数学・物理に関する話であり, 現時点ではそれを突破口としてやっていくが,
これを思うとき, いわゆる女性の参加, 特に理工系学問に関する問題が自然と想起される.
「ミス理系コンテスト」とかいうこの世の地獄として思えない悪夢のようなイベントもあるようだが,
あれは最悪手だろう.
男なら数学が好きといっても「理系気持ち悪い」くらいの一般的な嫌悪感を受けるだけで済むが,
知人女性で「弟は親から医学部進学を期待されているのに,
女の私が理系と言っても何も期待されないし, むしろ嫌がられる」という扱いを受けている人もいる.
男は放ってもおいても (理工系に) 一定数集まるので適当に対応してもどうとでもなると思っているが,
女性については真剣に気を配る必要がある.

女性向けという話をするなら, ただでさえ気持ち悪がられている理工系なので,
こう, 理工系といっても (外見的な意味で) キモオタばかりというイメージを払拭する必要もあるだろう.
個人的には加藤先生のような数学に打ち込むあまり半裸で街をうろつき警察に捕まるくらいの男が社会に満ちてほしいが,
世に出るイメージとしては「ガリレオ」の福山雅治のような「イケメン」イメージをもっと広めていかなければいけないと認識している.
実態がどうか, というのと別のイメージ戦略も重要だ.
できる限り広い層にメッセージを届けたいと思うとき, 適当な意味での分かりやすさが大事になる.
何度もいうように男向けのイメージはどうでもいいのだが, 女性向けのイメージで「理工系の男は気持ち悪い」だとなかなか困るので,
少なくとも私は外見に気をつけていきたい.
着物を着るとかそれなりにお洒落と思われる格好で, しかも良い意味で目立つような方向のファッションも模索していきたい.
Twitter で何人かの女性から次回の DVD では眼鏡装備をご要望頂いているが, こうしたことにも挑戦していきたい.
DVD 撮影用にいいスーツなどの衣装を整えることも大事だろう.


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