大学受験勉強法 独学のすゝめ

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前の記事では, 具体的に勉強法を提示しました.
まだご覧になっていない方は こちら からご覧ください.

大学受験は独学で対応できるのか?

さて, 大事なのは勉強法であるとお伝えしてきました.
ここで次の問題を考えてみましょう.
実際にお問い合わせ頂いたことでもあります.

大学受験は独学で対応できるのか?

私の答は YES です.
というか, 最後に決め手になること,
そして大学以後も大事になるのが
適切な独学の方法を身につけることだと考えています.

独学で何とかしなければいけない状況にある人達を救う

独学の是非について論じる前に,
まず独学が必要になってしまう人達,
特にこれまでもご説明してきた
私の個人的な事情についてご説明します.

一番強調したい点を挙げます.
頼れるものが何もなく,
独学で何とかしなければいけない
状況にある人達が実際にいるということです.
そしてそれは私自身が直面した問題でした.

まずは私の事例を挙げましょう.
私は白血病で体力がなく, 学校が終わったあとに
塾や予備校通いできる体力がそもそもありませんでした.

皆さんご存知の通り, 勉強には集中力が必要ですが,
長時間にわたって密度の高い集中力を保つには体力も必要です.
ただでさえ少し無理すると倒れたり,
ひどい場合には入院までしなければならない状況で,
余計な体力を使うわけにはいきませんでした.

また教育費の問題も重くのしかかります.
白血病の治療費については都の補助金を頂いていたとはいえ,
家が裕福ではないので塾や予備校通いできるお金もありませんでした.
それでも高校 3 年では受験を控えて,
Z 会をやらせてはもらえたのですが,
費用負担してくれる親に対して本当に心苦しいものでした.
浪人までしたのだから尚更です.

大学に入ってからも,
多くの同級生, さらには中国からの留学生の方が
自分でアルバイトしながら学費を出している中,
親の脛を齧り続けている自分が本当に情けなくなることもありました.
それでもバイトする体力なんてなかったのです1.

今では予備校のサテライト講義などで
多少は改善されているとはいうものの,
地方と都会とで圧倒的な学習に関する条件・環境・情報格差もあります.
私は東京に住んでいたとはいえ, 住んでいた地域や
通っていた学校には受験・学業・学問に関する情報は
あまりなかったという印象があります.
あったのかもしれませんが,
それを知る機会がなかった,
さらには取得の仕方それ自体知らなかったのは致命的でした.

私の出身校は大学進学者が多いという意味では進学校でしたが,
都立ということもあるし高校の本来の役目とも違いますから,
必ずしも受験指導は充実していないし,
東大志望という視線で話ができる人もいませんでした.
情報の取得・精査含め独学で何とかするしかなかったのです.
インターネット自体は既にあった時代ですが,
そのときの私には使いこなす技術もありませんでした.

正直, いまの日本の社会情勢では学業を続ける上で
金銭面の負担はとても大きいです.
国公立大学の学費を上げるというニュースも出ています.
ひどい話ですが, これに関する話は割愛しましょう.
目の前で起こっている現実があるので,
最悪の場合にも備え対策を練って
準備・実行しておく必要もあるからです.

独学がなぜ重要なのか, 勉強法が何故大事なのか

そこで勉強法です.
勉強法さえきちんとしていればかなりのことに対応できます.
そして, それで困っていた昔の自分の写し身のような
人達のためにも良い勉強法, 独学法をきちんと伝えたいと思います.
私は大学でようやく適切な勉強法を学べたましたが,
早ければ浪人しなくても済んだかもしれませんし,
親への負担ももっと減らせたかもしれません.
1 人の大人としてできることはするべきだと信じています.

大分長くなりましたが, 次に独学の有効性についてお話しましょう.
まず考えてほしいのは, 仮に学校・塾・予備校などで
適切な教育・指導がされていたとしても,
それを聞かずに勝手にやっていたら意味がないということです.

サッカーがうまくなりたくて
サッカーについて優れた指導者についたとしても,
その指導者のいうことを聞かずに
自分勝手な練習をしていても意味はありません.

その意味で, 最後は自分がいかに行動するかにかかっているわけです.
要はいかに独学を成功させるかが成功への鍵になります.

そして東大の数学の教官が講義中,
学生に次のように言い放ったという有名な話があります.

君達, 朝から講義にしっかり出ていてそれは偉いと思うけど
講義に出てばかりでいつ勉強してるの?

これは受け身になりがちな講義を聴いているだけでは駄目で,
自分できちんと勉強することが必要なこと,
そしてその時間をきちんと確保できているのかということ,
さらにはそういう姿勢が身についているのかを問うているのです.

つまり最後は自分にかかっていて,
独学は必須だということです.
そしてこのエピソードでわかるように,
独学は大学に入ってから,
そしてその後でも大事になることです.
独学を成功させる鍵が適切な勉強法を知ることなのです.

もちろん学校・塾・予備校含めて
適切な指導者がいてくれるならそれに越したことはありません.
知っている限りでも適切な指導をしてくれる人はいらっしゃいます.
しかしそれを活かし切れるかは自分にかかってくるのです.
そこを何とかしよう, さらには
現実に身近によい指導者がいなくても
何とかする方法を伝えたいというのが私のここでの活動目的です.

適切な学び方を身につければ,
大学を出て独学こそ基本スタイルになるときにも
きちんと対応していけます.

また現実に身近によい指導者がいない場合,
特に昔の私のような人に関しては暫定的に
私がその役割を果たしていきたいと思っています.
最終的には このプロジェクト を完成させ,
日本中に指導者がいるような体制にしたいと考えています.

大学受験に限らず何か聞きたいことがあれば

このページを参考に気軽に質問してください.

必要な情報がなく, 適切なアドバイスができないことが多いためです.

リンク先のページには LINE・メールの連絡先も書いてあります.

脚注:

1

話はずれますが, 早稲田では学生健康増進互助会があって
医療費を一部負担してくれます.
学部の頃もかなり頻繁に定期通院していたので非常に助かりました.
http://www.waseda.jp/student/hoken/gojyokai/pdf/2015gojyokai_navigation.pdf
また早稲田は給付 (本来の意味の) 奨学金が充実しているそうで,
それも頂いたのでとても助かりました.
現役で国公立に, 東大に行けていたら
もっと楽になったのかもしれませんがそれはそれです.


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