大学受験勉強法 1 日の勉強時間はどれくらいとればいい? 量を重視しつつ量と効率の落とし所を探せ

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勉強法として自学自習・独学・脳内授業をお勧めしています.
また見ていない方は次のページや
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特色は, 大学受験だけに通用する方法ではなく,
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さらには社会人になりビジネスをするときにまで
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大学受験勉強法 1 日の勉強時間はどれくらいとればいい? 量を重視しつつ量と効率の落とし所を探せ

勉強時間についてはいろいろな人がいろいろなことを言っています.
塾・予備校・オンラインスクール・通信教育が出しているデータもあります.

今回のブログ記事では勉強時間をどう考えていけばいいか考えてみましょう.

はじめに項目一覧・リストを挙げておきます.

  • 量も効率も両方上げろ
  • 本題に入る前に: なぜ勉強法・心構え・考え方・マインドが大事なのかをもう 1 度
  • まずは量をこなせ
  • 省ける無駄は省く: 先人の知恵を使って最初から効率を上げていく
  • 量的な限界を突破してみる
  • 私の実例: 受験生時代
  • 私の実例: 大学院のとき, 社会人になってから

量も効率も両方上げろ

いろいろな主張は次の 2 つにまとまります.

  • とにかく量をこなせ.
  • 効率を上げろ.

多くの場合, わかりやすさを意識しているのか,
このどちらかを推しています.
しかし, 時間という問題に関していうなら,
言うまでもなく両方を目指してください.

量をこなしても効率・質が低ければどうにもなりませんし,
効率だけよくても絶対的な量がなければどうにもなりません.

1 秒 1 単語覚えられてそれを決して忘れないとしても,
3 秒しかやらないなら 3 語しか覚えられません.

本題に入る前に: なぜ勉強法・心構え・考え方・マインドが大事なのかをもう 1 度

大原則は量と効率の両立です.
しかし, 特にまだ勉強習慣がない人にとって,
「両立させろ」とはいってもいきなりは無理です.

要は理想に対してどう向かっていくか, これが問題なわけです.

勉強時間がどのくらい必要か?
こう考えることに意味はなくて,
大事なのは次の 3 つです.

  • 今の自分と将来なるべき自分を比較し必要なこと全体を把握すること.
  • ギャップを埋めるためにはどうすればいいかを考えること.
  • 一足飛びで理想に辿りつこうとしないで踏むべき階段を作ること.

勉強法が大事といっているのもこれが理由です.
大学合格という目標に対してどう向かっていくのか,
それを決めるのが勉強法だからです.
特に心構え・考え方・マインドが大事です.

次の記事で心構え・考え方・マインドについて書いています.
こちらも参考にしてください.

まずは量をこなせ

本題に入りましょう.
大事なことなのでもう 1 度書くと,
大原則は量と効率の両立です.
しかし, まだ勉強習慣がない人もいるなか,
「両立させろ」とはいってもいきなりは無理です.

そこでまずは圧倒的な量をこなし,
勉強の習慣を作って体と心を慣れさせましょう.
その中で少しずつ無駄を省いていけばいいのです.

例えば料理で野菜をトントンと要領よくスピーディに切れる人がいますが,
そういう人は何度も料理する中で経験値が貯まって,
速いスピードで野菜を切れるようになったのです.

勉強も同じで, 大量にこなすことではじめて
効率が上げられるようになることはよくあります.

大量にやるといってもその時間を確保しないといけません.
まずは 1 週間分の 1 日の活動記録をメモします.
それを見て平均的な 1 日の活動をまとめましょう.
その中で勉強に使える時間を洗い出し, 全てを勉強にあてるのです.
学校や塾・予備校に通っている人は移動時間も勉強にあてましょう.
その時間に何ができるか, 何をすべきかを考え,
実際に勉強できるように必要な道具や本も常に携帯します.

量を増やすといっても睡眠時間を削ってはいけません.
寝不足だと記憶力・集中力が落ちるので,
効率が致命的に下がります.

削るにしても, 自分は何時間睡眠までなら大丈夫か
きちんと確認してからその分だけ削ってください.

省ける無駄は省く: 先人の知恵を使って最初から効率を上げていく

【少しずつ無駄を省いていけばいい】と書きましたが,
明らかに非効率な方法を取る必要はありません.
使える限り先人の知恵を使っていきましょう.

形としては英単語に関して書いた記事ですが,
どの科目の勉強にも役立ちますし,
大学に入ってからでも大学院で研究するときでも,
社会に出てからビジネスをする上でも役に立つ方法です.

簡単にまとめておきましょう.

  • そのときどきでやるべきことをはっきりさせる・絞り込む.
  • 短期間で一気に仕上げる.
  • 記憶に定着させるために圧倒的な量をこなす.
  • 定期的に復習して記憶の定着度をさらに上げる.

そのときどきでやるべきことをはっきりさせるには,
今の自分の状態を分析してはっきり理解し,
理想の自分・なるべき自分をはっきりさせて,
そのギャップを埋めることが大事です.

短期間で仕上げるべきなのは迷いを生まないようにするためです.
迷いが生まれる前に課題をどんどん片付けましょう.
また迷いがあるとそれだけでストレスになります.
ストレスがかかっているとと集中力・記憶力が下がるので
勉強の効率も落ちます.

量的な限界を突破してみる

1 度試してほしいのは量的に限界までやってみることです.
人にもよりますがたいてい 7-8 時間くらいは寝る必要があります.
それ以外の時間ただひたすら勉強だけする時間を作ってみてください.
食事や風呂の時間を除けば 15 時間は勉強にあてられるはずです.

食わず嫌いのように, 「絶対無理!」と思っていたことでも
やってみたら意外と何でもなかった,
そんな経験をしたことがある人は多いはずです.

1 度やってしまうと「その気になれば意外とやれるな」と
自分の標準レベルが上がります.

効率を上げる努力も大事ですが,
意識して量の限界に挑むことも同じように大事です.

私の実例: 受験生時代

まずは量をこなせというのも,
よほどひどい勉強法で取り組んでいない限り,
量が全てをカバーしてくれるからです.

私に関して言うなら, 他の記事で何度も言っているように,
高校までそれはひどい勉強法でしたが,
一浪したとはいえ早稲田・慶應くらいは何とか合格できた理由は,
高校 1-2 年からの積み重ねで量だけでなく勉強習慣が身についていたこと,
受験生の頃の勉強時間のセットだと思っています.

具体的に何時間というのは覚えていませんが,
受験生の頃は使える限りの時間を使って
勉強していた記憶があります.

私の実例: 大学院のとき, 社会人になってから

大学院のとき

もう 1 つの実例として, 恐らく最大レベルに極端な例,
大学院のときの勉強・研究時間と,
それを受けての社会人になってからの
習慣について書いて終わりにします.

特に数学科の大学院にいた頃の話,
問題やわからないことがあって,
それに没頭しているときの様子を紹介します.

まず朝起きると, 昨日ずっと考えていてわからなかったことを
真っ先に思い出して「あれどうすればいいだろう」と思います.

その問題を考えながら朝ご飯を食べ,
適当に準備して大学に向かいます.
その間もずっとその問題を考えています.

大学に着くといくつか考えていたアイデアを試すべく
計算用紙に計算をしはじめたり,
実際に文章にして書いてみて整理します.
だいたいうまくいきません.

先輩や教官に質問に行ってみることもありますが,
やっていることがかなり違うため,
「よくわかりません」「(本や論文の) 著者に聞いてみるしかないでしょうね」と
言われることばかりでした.

計算したりしているといつの間にかお昼なので,
考えごとをしながら食堂に行ってお昼を食べます.

頭をリフレッシュさせたり,
腹ごなししたりなどいろいろな目的があって,
お昼のあと 1 時間くらい散歩しながら問題を考えます.

「さっぱりわからないな」と思いながら研究室 (院生室) に戻ります.
場合によっては講義があるので,
講義に行くこともあります.
ある程度単位を取らないといけないし,
新しい知識も仕入れないといけないので,
さすがに講義に集中します.

講義が終わるとすぐ自分の問題に戻ります.
次週のゼミの準備もあるので,
わからなかったことは一旦放っておいて,
ゼミの準備を進めます.

たいてい, それでまたわからないことがあってつまづきます.
ある程度やってわからなかったら宿題にして適当に先に進みます.

そうこうしているといつの間にか夕方なので,
「今日はゼミの準備がはかどって良かった.
ひどいと計算 1 行ではまったまま 1 日の成果なしで
終わるからな」と思いながら家に帰ります.
帰る途中でも朝から考え続けている問題について考えます.

家に着いたらご飯を食べてお風呂に入って,
その間も問題を考えています.

食事・風呂が済んだら机に向かい,
まずは PC を開いて,
大学の事務からメールが来ていたりしないかをチェックします.

一通り終わったら, また思いついたことを整理したり計算したりして,
「これも駄目か」と思いながら考え続けます.
時々現実逃避で漫画を読んだりアニメを見たり,
ニコニコ動画のアイドルマスター,
【おっさんホイホイ】タグの動画を見たりしますが,
気になって仕方ないので結局適当に切り上げて問題に復帰します.

いつの間にか 0 時頃なので寝ます.
夢の中でも問題を考えているときもよくありますが,
夢の中で自分の頭の悪さに絶望するひどい夢を見て
飛び起きることもあります.

夢の中で解けたと思って,
がばっと起きてその方針に沿って計算をはじめたというのも
よくある話ですが, 幸か不幸か私にその経験はありません.

数学者・研究者のエピソードとして次の話も引用しておきましょう.
http://nc.math.tsukuba.ac.jp/column/emeritus/Kimurata/

5.数学研究の心構え

佐籐先生は「すぐ追い返したい所だが研究室を一つ使って良いから一週間したら帰りなさい」と言われ,更にオロオロする私に研究の心構えを教えて下さいまし た。「朝起きた時に,きょうも一日数学をやるぞと思ってるようでは,とてもものにならない。数学を考えながら,いつのまにか眠り,朝,目が覚めたときは既 に数学の世界に入っていなければならない。どの位,数学に浸っているかが,勝負の分かれ目だ。数学は自分の命を削ってやるようなものなのだ」と言われ,追 いつめられた私は,まさにこれを実行しました。すると一週間で未解決問題の一つが解けてしまいました。

社会人になってから

大学・大学院の生活で完全に私の頭の中の目盛設定が狂ったようです.
何もしていないときには自然と数学のことを考えるようになりました.
数学をしている状態の方が自然な状態なのです.

社会人になってから今までも細々と数学を続けていますが,
お手洗休憩でふと席を立ったとき,
「昨日のあの計算は…」と頭が一瞬で数学モードに切り替わる感じです.

効率はともかく, 量をこなすとこういう感じで
勉強することが普通になってきます.
この状態になれば量をこなすのは簡単になるので,
まずはここまでやってください.
話はそれからです.

最後に: 気軽に質問してください

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