ワークショップ「オタクにとって聖なるものとは何か」, 2016-02-27, 日本女子大学に関する記事を見て数学・物理と自分の活動に関していろいろ考えたので

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記事の内容, 割と真剣にびっくりした.

「オタクにとって聖なるものとは何か」と題するワークショップが2月27日、日本女子大学(東京都文京区)で開かれ、宗教学を専攻する学生や研究者らが参加した(日本女子大学文学部・文学研究科学術交流企画主催、エコノミメーシス R&D企画運営)。

まずこんなワークショップの存在が驚くし,
宗教学で議論の話題になるのかということに驚く.

パネリストには、今井信治(東京家政大学非常勤講師)、橋迫瑞穂(立教大学兼任講師)、茂木謙之介(東京大学大学院博士課程)の3氏が招かれ、それぞれ「拡張現実とアニメ『聖地巡礼』――来訪者アンケートを中心に」「『聖』なる少女のつくり方――『魔女っこ』と『ゴスロリ少女』の事例から」「〈オタク論〉と宗教学知――1970~2010年代のメタヒストリー」と題して発表。川村覚文氏(東京大学UTCP上廣特任助教)がファシリテーターを務めた。

どんな議論になったのか気になって仕方ない.

主催者を代表してあいさつした近藤光博氏(日本女子大学准教授)は、「宗教社会学の先端で真摯に取り組まれている『オタク文化はなぜ宗教に類似しているのか』という問いに向き合い、若手研究者を交え『宗教研究からのオタク論』の今後について考えたい」と趣旨を説明した。

どんなどころに類似性があるのか,
そして違うところがどこなのかとても気になる.
またオタクの定義からして良くわかっていないが,
世界的な普遍性がどの程度あるのかとか,
気になることはたくさんある.

全文引用になりそうでちょっとどうかという気がしてきて,
具体的な引用はもう控えるが,
そんなのが真剣な研究テーマになりうるのか,
というのが新鮮というか何というか,
驚くばかりだ.

3氏による議論を受け、参加した宗教学者の堀江宗正氏が「宗教学による従来のサブカル研究は、作品に宗教性を見出すだけで空しい」と提起すると、賛同の声が上がり、橋迫氏は「生きづらさからの解放や自己肯定、生きがいの問題を検討することはできるのではないか」と応じるなど、活発な意見交換がなされた。

で, 一番心に響いたのがこれ.
何と言っていいのかはよくわからないが,
数学とか物理の話をするとき,
自分のフィールドに引き付けすぎて,
(適当な意味での) 相手を蔑ろにしていないか,
ということ.

けっきょく自分でやっているわけではない,
応用数学的な話を持ち出して数学も役に立つというの,
やっぱり罪悪感というか違和感を感じるし,
何よりも自分が数学をやっている理由はそこにあるわけでもない.

一般受けしそうなネタもいろいろあるが,
フックとしてもっと広めた方がいいだろうとも思いつつ,
何かそれだと違うな, と思っている自分がいつつ,
かと言ってやろうと思ってもそういうのを作る技術力も実際ないな,
とも思いつつ.

もろもろ多角的に
反省するところだが,
何をどう反省してどう次の行動に繋げていいかがわからない.

具体的にどうというのは言えないが,
何かこう反省させられたので,
その衝動を記録しておく.

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