畠山勝太『日本の女子教育の課題ははっきりしている』: シノドスの記事を読んでみたので

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この間note の 『# 保育園落ちたの私だ、について思うこと』を読んだ雑感: 社会学の基礎知識・認識がなさすぎて泣いた市民というのを書いたときに
参考資料としてあがっていた記事を読むことにした.

ほぼ全文引用に近い形でこれ適正な範囲か?
というのは気になっているが,
このくらいやっておかないと自分がどこにどう反応したかとか,
断片的な引用だと後で何も思い出せないとかある.

怒られたら適切に対処することにしよう.

博士課程相当に進む女子比率、工学系女子学生比率、社会科学系女子学生比率、OEDC諸国の中でいずれもワースト1の日本。しかし、問題意識は共有されず、議論も進みません。

このへん, 具体的な数値をまず知らない.
ワースト 1 位といってもどのくらいひどいのだろう.
そもそも OECD 自体ほとんど全くわかっていない体たらくで,
無知無学無教養を晒しまくっている方の市民だ.

その前にまず、女性の教育の収益率、とりわけ高等教育のそれの話をしたいとおもいます。今回のお話の土台になる部分だとおもいますので。教育の収益にはprivate rate of return to education(私的な教育投資の収益率)とsocial rate of return to education(社会的な教育投資の収益率)の2種類があります。

感覚的には何となくわかるし,
何となく聞いたことのある話ではある.

私的な収益は教育の便益のうち個人に帰着するもので、個人の収入が増えることをイメージすることが分かりやすいとおもいます。社会的収益は社会全体や次世代など個人以外に帰着するもので、たとえば基本的に教育を受けている人の方が犯罪率は低下します。犯罪が起きると、裁判や刑務所の運営にもお金がかかる。だから、政府が教育に補助金を出すことで、結果的に治安維持の費用を減らすことができます。また、教育を受けている方が医療費の少ない傾向があります。医療費は政府の支出の少なくない部分を占めますから、政府が教育に補助金を出すことでそれが節約できると。

ほぼ全文引用になりそうだが,
変に切り取るとあとで見たとき自分がわからなくなる.
何より速攻忘れてしまう.
この辺もまあそうか, という感じはある.

はいそうです。ここで強調したいのは、男子教育に比べて女子教育の方が、次の3つの理由により社会的収益率が高いと考えられている点です。

気になる.

一つ目が保健の観点です。教育を受けると収入が高くなる分だけ健康的な食事や医薬品が購入できますし、健康に関する情報を集めて分析する力が養われるので、結果として全体の医療費の削減につながります。女性には妊娠・出産という男性にはない医療行為がある分、教育の社会的収益率が高まると考えられます。

よくわかっていないのだが,
男性にだけあって女性には医療行為は何かないのだろうか.

妊娠・出産はわりとふつうに起こりうることだから,
そこへの投資効率はよさそうとかそういうのはもちろんわかる.

二つ目は家族計画の観点です。教育によって女性がエンパワメントされ、男性と交渉が出来るようになり、より良い家族計画が立てられるようになると考えられています。

これ, アホな男も減らさないとどうにもならないな? 感がある.

三つ目が次世代への波及効果です。父親の教育水準以上に母親の教育水準は、子どもの教育や健康状況に影響を及ぼします。これらのことから、私的収益率が男女で同じならば、社会的収益率が高い分、女子教育が優先されるべきだとなります。

これ, いまの (そして過去の?) 社会構造とも関連づいた話だろうか.
その辺, 当然の前提とされているのかどうかとか,
そういうのが気になる.

不勉強だとこういうところでいちいち立ち止まらないといけなくなって,
本当に面倒くさい.
中高でもっと真剣に社会の勉強しておくべきだったし,
それはなくとも大学でももっとやっておくべきだった.

高等教育の収益率がここ10年くらい高まっている上に、高所得国でも、女性の方が私的収益率においても教育の収益率が高い傾向にあります。つまり、いかに女性の高等教育への進学を促せるかが国にとって重要な政策課題となってきます。

これ, どうやって計測しているのだろう.
もちろんちゃんと方法はあって研究されているのだろうが,
どうやっているのか純粋に興味がある.
めっちゃ難しそうだし, よくいろいろ工夫するものだと感心する.

小学校4年時、中学校2年時、義務教育修了時の成績をみても、女子教育の状況はOECD諸国の中でもかなり良い方であるといえます。義務教育段階の女子教育に大きな課題はほとんどありません。

それ以降でひどいことになるというのが当然次にくる.

日本では、専門学校や短大での女性の割合が非常に高くなっています。一方、大学や博士といったより高次の教育段階への進学率が女性の場合低いことが見て取れるとおもいます。

OECDのすべての国なので、メキシコやチリなど日本と比べると経済発展が進んでいない国も入っていますが、博士課程相当に進む女性の割合は日本が最下位です。学部・修士相当でも今は韓国が最下位ですが、最近の両国の進学に関するトレンドから判断するに5年するかしないうちかにすぐ逆転されるでしょう。

教育段階は、収入と比例する関係にあります。男女の賃金格差という点から望ましいとは言い難い状態です。

博士課程という言葉,
私のコンプレックス的なところを微妙に刺激してくる.

さらにいえば、女性が賃金に繋がる内容の教育を受けているかも検討しなければいけません。

――どの学部に行くのか?ということですか?

簡単にいえばそうですね。このグラフをみてください。これは、アメリカでどのような系統を学んだかで、どれくらいの年収があるのかを表したものです。

一番収入の高いのがEngineering/Architect、続いてComputer/Stats/Mathが続きます。どれも、日本でいう「理系」の科目です。これらは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をとってSTEMと総称されます。現在アメリカでは、このSTEM系学問をいかにして伸ばしていくかが注目を集めています。

続いて、ビジネスや社会科学など、「文系」の中でも数学や統計を扱う量的な学問が占め、人文科学系の科目になるにしたがって、年収は下がっていきます。

せちがらい.

ちなみに、医療、教育出身の学生の多くは公務員として働くことが多いので、市場原理というよりもそれぞれの国の公務員給与が一般と比べて高いかどうかに影響を受けます。ですから、各国で一貫した傾向がないことを留意してください。

考えたことがほとんどない視点だった.

では、日本の女子学生はどのような専攻が多いのでしょうか。世界銀行のデータベースから取ってきた統計を見てみましょう。

何で世界銀行なのだろう.
どうして世界銀行がそういうデータを取っているのかも気になる.
というか, そこからして何もわかっていない.

――STEM系を学ぶ女子が少ないですね。

そうなんです。これは、単に大学に進む女子そのものが少ないからではありません。一方で、賃金に結びつきにくいといわれる人文系やサービス業を選ぶ女子が多くなっていることからそれが読み取れます。

つまり、大学への女子の進学率が低いだけでなく、さらに賃金に結びつきにくい科目を選択している。問題は二重に深刻なのです。

学部の頃, 2 つ下の物理学科は女の子 1 人しかいなかった.
院でも数学科は同学年に 1 人,
3 つ上の博士に 1 人とかだった気がする.
1 つ下やその間の博士の人達がどのくらいの人数いたかは知らないが,
少ないことは間違いない.

考えてみればその同級生, 佐々田槙子さんだ.

そうですね。今の「リケジョ」のアプローチで少し気になるのは、在学中の学生に焦点を当て、そのライフスタイルが……という話が多いことです。「大学で理系を学ぶと楽しいよ」という感じになっている。これは、日本の状況を考えてみると仕方ないのかもしれません。

でも、本来ならば、学生時代ではなく社会に出てどのような活躍ができるのか取り上げる必要があります。アメリカだと、オイルカンパニーで働く女性の姿などをどんどん紹介しています。

私はいま、カトマンズにきているんですが、発展途上国において、子どもの教育を伸ばす上で重要なのはモチベーショントークなんです。貧しい境遇から教育を受けて社会的に収入が高いポジションについている人に話してもらって、子どもたちの学習意欲を向上させていく方法があります。

リケジョについても同じことがいえて、同じ女性がキャンパスで楽しく活動しているだけでは不十分で、その先に社会に出て活躍していたり、高い給料をもらっている姿がないと、なかなかモチベーションにはつながらないとおもいます。

私もこの辺, きちんと意識して活動しないといけないということか.

私はハイパーインフレーション後のジンバブエの教育支援に携わりましたが、なぜこのような惨劇が起こったかというと、白人が経営する農場や会社を接収し黒人に分け与えたのですが、農場や会社を経営する知識もスキルも十分ではなかったため、国全体の生産能力が激減したことも一因です。このことが示唆するように、男女に限った話ではありませんが平等な社会を作るためにはまず教育をしっかりさせないといけないということです。

この辺, 私の語彙と理解の中にコメントするために適当な言葉が見当たらない.

日本は、60パーセント以上の女性がいますが、他の国と比べて少ない状況です。「Education at a Glanceから見る日本の女子教育の現状と課題」でも指摘しましたが、特に日本の高校・大学・大学院での女性教員も少ない状態です。

というのも、女性教員というのは、女子学生のロールモデルになり得ます。私は田舎の方の出身なのですが、やはり大学を出て働いている女性というのがほとんどいません。大都会だと、いろんなモデルを見ることができますが、田舎は基本的に人口の流動率が低いので、かつ比較的同質な人たちで固まっているので、女性教員は貴重なロールモデルなんです。

考えたことがなかった.

――もともと、男女で理系の科目の学力には差があるんですか?

よく、女子は文系が得意で、男子は理系が得意、というイメージがあるとおもいます。確かに国際学力調査を見ると統計的に男子の方が数学の良い国もありますが、同様に女子の方が良い国もあり、女性の方が数学やサイエンス分野で劣っているというはっきりとした証拠は出てきません。

ですから、義務教育の段階で数学分野の能力が劣るという証拠はありません。言語に関していえばほとんどの国で女子の方が、成績は良いのですが。

全く何の参考にもならず関係もない話だが,
私に関していうなら,
高校時点での成績に関しては本当に数学と物理が壊滅的で,
国語や英語の方が成績よかったし,
理科でも化学の方がよほど成績がよかったというか,
受験科目で安定して高得点取れた.

物理と数学はやりたかったというだけで,
苦手なのを時間と力づくで捻じ伏せただけだ.

途上国だと、女の子が学校に来ない理由として、設備の不十分と安全性の問題があります。女子トイレのようなサニタリーの整備が必要ですし、安全性が確保されている必要があります。一つの基準として女子学校にフェンスがあるかどうかが重視されるんです。

フェンスの装備が前提というの, すさまじい.

そして最後に、日本の場合、ダントツで女性の政治参加が弱い。上の図は世界銀行のデータですが、やはり女性の議員の数が少ない。教育は地方分権的な営みですが、地方の議会に行くとほぼ男性です。やはりそうなると女子教育を議論する人が少なくなってしまいます。

何でまた世界銀行なのだろう.
何でそんなデータ取っているのか.
お金の問題として関係あるというのはもちろんわかるが.

中等教育までは日本の女子教育は質・量ともに世界トップクラスであることに疑いの余地はないが、高等教育となると世界でも最低クラスになることをこのレポートも示している。中等教育から高等教育への女子のトランジションを如何に改善するか、日本の女子教育は数ある社会問題の中でも明確に課題が分かっているものであるにもかかわらず、それに対する政策努力は十分になされてこなかった。

間にあるグラフの読み取りというか,
値の意味というか, その辺ほとんどわかっていない.

本当に全くわかっていないが,
とりあえず読んだ記録は残しておこう.


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