文法¶
辞書を探すとき¶
- قليلのように語根後ろ二つが重複している場合に辞書を引くにはقلのところを探す.
アラビア語の文字¶
基本事項¶
- ター・マルブータ
ة
は女性語尾を表し, 発音はターت
と同じです. - アリフは音価を持たない文字(子音)として扱います. また長母音を表すために使われる他, ハムザの台にもなります. これらは後述します.
- ا, و, يの三文字は弱文字と呼ばれ, 弱い子音です. 他の文字と違って脱落したり不規則な現象が起きます.
- 太陽文字は次の14種類です. 太陽文字の前に来た定冠詞
أَلْ
のلは次に来る太陽文字に同化され, その結果として定冠詞に次に来る太陽文字にはシャッダــّـ
がつきます.- 、ت, ث, د, ذ, ر, ز, س, ش, ص, ض, ط, ظ, ل, ن
- 例: その太陽, ألشَّمْسُ
- 例: その自動車, ألسسَّيًَارَةُ
- 太陽文字以外は月文字と呼ばれます.
- 書き方に関連して大きく二つのグループにわかれます. 前後の文字とつなげて書かれる文字と切れる文字です. (アラビア語の)キーボード上では点がつく文字はよく隣接して置かれているため, タイプセットのときはこれに気をつけると位置を覚えやすいでしょう.
ي
はアリフ・マクスーラのときだけ点なしのى
を使います.
表¶
- 文字の発音をIPA記法で表している(はず)です.
文字 | 名称 | 独立形 | 語尾 | 語中 | 語頭 | 発音 |
---|---|---|---|---|---|---|
ا | アイン | ا | ــا | ــا | ا | ʔ |
ب | バー | ب | ـب | ـبـ | بـ | b |
ت | ター | ت | ـت | ـتـ | تـ | t |
ث | サー | ث | ـث | ـثـ | ثـ | θ |
ج | ジーム | ج | ـج | ـجـ | جـ | dʒ |
ح | ハー | ح | ـح | ـحـ | حـ | ħ |
خ | カー | خ | ـخ | ـخـ | خـ | χ |
د | ダール | د | ـد | ـدـ | دـ | d |
ذ | ザール | ذ | ـذ | ـذـ | ذـ | ð |
ر | ラー | ر | ـر | ـرـ | رـ | r |
ز | ザーイ | ز | ـز | ـزـ | زـ | z |
س | スィーン | س | ـس | ـسـ | سـ | s |
ش | シーン | ش | ـش | ـشـ | شـ | ʃ |
ص | サード | ص | ـص | ـصـ | صـ | sˤ |
ض | ダード | ض | ـض | ـضـ | ضـ | dˤ |
ط | トー | ط | ـط | ـطـ | طـ | tˤ |
ظ | ザー | ظ | ـظ | ـظـ | ظـ | ðˤ |
ع | アーイン | ع | ـع | ـعـ | عـ | ʕ |
غ | ガーイン | غ | ـغ | ـغـ | غـ | ɣ |
ف | ファー | ف | ـف | ـفـ | فـ | f |
ق | カーフ | ق | ـق | ـقـ | قـ | q |
ك | カーフ | ك | ـك | ـكـ | كـ | k |
ل | ラーム | ل | ـل | ـلـ | لـ | l |
م | ミーム | م | ـم | ـمـ | مـ | m |
ن | ヌーン | ن | ـن | ـنـ | نـ | n |
ه | ハー | ه | ـه | ـهـ | هـ | h |
و | ワウ | و | ــو | ــو | و | w |
ي | ヤー | ي | ـي | ـيـ | يـ | y |
発音¶
メモ¶
- 発音の本: 『大学のアラビア語 発音教室』(東京外大)がよい.
- ター: 強調音は喉の奥で籠もらせる. ダーの強調音ではない: ザールの強調音.
- 声紋閉鎖音: 「本厚木」や「憲一」の「ん」のときに締まる感じの発音. 文頭以外で落ちるアリフをハムザトルワスルという.
- 促音になるのが太陽文字で, 残るのが月文字.
- スクーンの前の長音は短音になる.
- アラビア語の文章は文章の最後の母音, ター・マルブータ, タンウィーンを落として読む.
- クルアーンだとまた別らしい.
- ただし最初のうちはきちんと発音しよう.
- 人前でスピーチするときは落とすといいかもしれない.
- 子音衝突の回避と補助母音
母音¶
基本¶
- アラビア語の母音には
a
,i
,u
の三つの単母音があり, 対応する三つの長母音があります. - さらに二重母音として
ai
,au
があります. - 子音を表す28文字に母音符号がつきます. 母音符号はシャクルと呼ばれます.
単母音¶
- (a)の母音を表す符号
ــَـ
でファトハفَتْحَة
と呼びます. - 例: كَتَبَ ذَهَبَ
- (i)の母音を表す符号
ــِـ
でカスラكَسْرَة
と呼びます. - 例: سَمِعَ فَرِحَ
- (u)の母音を表す符号
ــْـ
でダンマضَمَّة
と呼びます. - 例: صَغُرَ حَسُنَ
長母音¶
- 「アー」は母音ファトハ
فَتْحَة
のあとにアリフا
を書いて表します. - 例:
بَا
حَا
- 「イー」は母音カスラ
كَسْرَة
のあとにヤーي
を書いて表します. - 例:
نِي
مِي
- 「ウー」は母音ダンマ
ضَمَّة
のあとにワーو
を書いて表します. - 例:
بَوْ
تَوْ
二重母音¶
- 「アイ」は
ــَـيْ
のような形を取ります. - 例:
تَيْ
بَيْ
- 「アウ」は``のような形を取ります.
- 例:
بَوْ
تَوْ
子音¶
- 母音を持たず子音だけで発音する符号としてスクーン「ــْـ」
سُكُون
があります. - スクーンがある場合はその下の子音だけで発音します.
- 例:
قَدْ
لَوْ
発音記号¶
シャッダشَدَّة
¶
- 記号は
ــّـ
です. - この記号は母音が介在せずに同じ子音が二つ続くときに使われ, 促音として発音されます.
- 例:
دَرَسَ
→دَرَّسَ
- 例:
كَسَرَ
→كَسَّرَ
タンウィーンتَنْوِين
¶
n
化させるという意味です.- 語尾が「ン」で終わります.
- 文法上では名詞や形容詞の非限定性を表します.
- 例:
طَالِبَةٌ
/tˤaː.li.ba(t̪)un/ - 例:
قُرىً
/qurʔan/
マッダ``¶
أَ
の後に長母音ا
が来た場合にأَا
と書く代わりにマッダ記号でآ
と書きます.- 例:
قُرْأَان
→قُرْآن
ター・マルブータة
¶
- 女性語尾で発音は
ت
と同じです.
ハムザء
¶
- 結ぶハムザことハムザトルワスルと切るハムザことハムザトルカトイがあります.
切るハムザ: ハムザトルカトイ¶
- 声紋閉鎖音として子音の効力を維持し,
ء
が書かれます. - 他の文字に先行されても脱落しません.
- 語頭では
ا
を伴ってأَ إِ أُ
のいずれかの形で現れます.- 例:
أَدَنٌ
أُذْنٌ
إِنسَنٌ
- 例:
- 語中では
ا
・و
・ى
のいずれかを伴って現れます.- 例: رَأْسٌ
- 例: بِئْرٌ
- 例: رُؤْيَةٌ
- 語尾では
ا
・و
・ى
を伴うか,ء
単独で現れます.- 例: شَىْءٌ
- 例: جَرُؤ
- 例: طَرَأَ
- 例: قَارِئٌ
結ぶハムザ: ハムザトルワスル¶
- 常にアリフ
ا
を伴って語頭だけに現れます. - 他の語に先行されるとハムは母音と一緒に脱落し, かわりにワスラ
ٱ
記号がつきます. - 例, 定冠詞
أَلْ
: 例えばأَلْبَيْتُ
があります. 他の語に先行されるとبَابُ ٱلْبَيْتِ
のように変わります. 以下の記述ではハムザء
を削除して単にاَلْ
のように書きます. - 例, 名詞:
اِسْمٌ
اِبْنٌ
اِمْرَأَةٌ
اِشْنَانِ
- 例文: مَا ٱسْمْكَ؟
- 関係代名詞,
اَلَّذِي
などのاَ
- 例: اَلْبَيْتُ ٱلَّذِي
- 動詞に見られるハムザ
- 第1型命令形, 動詞派生型の第7型から第10型までの完了形・命令形・動名詞に現れるハムザ.
- 次の例に注意しましょう.
- نِٱسْمِ اللَّه
- بِسْمِ اللَّه
- مُحَمَّدٌ ٱبْنِ حَسَنٍ
- مُحَكَّدٌ بْنِ حَسَنٍ
- 定冠詞
اَلْ
の前に前置詞لِ
や強意のلَ
が来るとき
- نِٱسْمِ اللَّه
音節とアクセント¶
音節¶
- アラビア語の音節は主に次の種類があります.
- 短音節(子音+短母音)
- فَ fa
- نِ bi
- 長音節
- 子音+短母音+子音
- كَمْ kam
- لَمْ lam
- 子音+長母音
- لَا la
- مِا ma
- 子音+短母音+子音
アクセント¶
- 長母音を含む語では長母音の上にアクセントが置かれます.
- كَانَ kana
- سَارَ sara
- 語末の音節を除いて後ろから数えて最初の長母音音節にアクセントが置かれます.
- مَكَاتِيبُ makatibu
- مُرِاسِاُربٌ murasilunun
- アクセントは単語の最後の音節には置かれません. 全て単音節の場合は最初の音節にアクセントが置かれます.
- فَعَّلَ faaala
- ذَهَبَ dahaba
- 二音節の語では最初の音節にアクセントが置かれます.
- عُمَرُ umaru
- خُبْذٌ kubzun
アラビア語文字が表す数字¶
- 北セム語系のアルファベットは数値を持っていて, 数字の代わりに使われます.
アラビア語の数字¶
数 | アラビア文字 |
---|---|
0 | ٠ |
1 | ١ |
2 | ٢ |
3 | ٣ |
4 | ٤ |
5 | ٥ |
6 | ٦ |
7 | ٧ |
8 | ٨ |
9 | ٩ |
- これらの数字は右から左に向けて読みます.
- 複数の数字が並んだ場合には単純に数字をつなげて表します.
- 例: 23は「٢٣」.
定冠詞と格¶
非限定¶
- 不定冠詞はありません.
- 非限定を表すにはタンウィーンを使います.
- タンウィーン: 語尾が
n
で終わる現象を指します. - 名詞だけではなく形容詞にも
n
をつけます.
- タンウィーン: 語尾が
- タンウィーンは「ウン」「イン」「アン」の三種類あり, それぞれ格を表します.
- ウン,
ــٌـ
: 主格 - アン,
ــًـ
: 目的格- 語尾がター・マルブータ
ة
やヤーى
, 長母音のあとにハムザが来る場合は語尾にアリフを追加しません.
- 語尾がター・マルブータ
- イン,
ــٍـ
: 所有格
例: بَيْتٌ bayt, 家¶
- en Wiktionary
- 主格: بَيْتٌ baytun
- 所有格: بَيْتٍ baytin
- 目的格: بَيْتًا baytan
- アリフの追加に注意
- 斜格: 所有格と目的格を指す
限定と定冠詞¶
- 名詞・形容詞が限定されているときは定冠詞
اَلْ
を使います. - もちろん定冠詞を伴う名詞・形容詞にタンウィーンはつきません.
- 定冠詞はふつうハムザを省略して
اَلْ
と書きます.- 主格: اَلْوَلَدُ
- 目的格: اَلْوَلَدَ
- 所有格: اَلْوَلَدِ
- 定冠詞を持つとき太陽文字と月文字で表記が変わります.
- 太陽文字ではじまる単語が定冠詞を持つと定冠詞の
ل
が次に来る太陽文字に同化され, シャッダـّ
が現れます.- 太陽:
شَمْسٌ
からاَلشَّمْسٌ
へ - 勉強:
دَرْسٌ
からاَلدَّرْسٌ
へ
- 太陽:
- 月文字での定冠詞がつく例は次の通りです.
- 戸:
بَاتٌ
からاَلْبَابُ
へ - 王様:
مَاِكٌ
からاَلْمَاِكُ
へ
- 戸:
固有名詞の変化¶
- ふつうは主格・目的格・所有格の三段変化です.
- ただし目的格と所有格の語尾を同じにするため, 二段変化しかしない名詞があります.
- 複数形は二段変化が多いです.
- 二段変化の名詞・継承は非限定でもタンウィーンを取りません.
- 二段変化の名詞は限定されると三段変化に戻ります.
- ハサンなどの人名は二段変化と三段変化があります.
- 前置詞のあとの名詞・代名詞は所有格です.
双数¶
- 腕など身体の部位を表すときに出てきます.
- それ程出てきません.
名詞¶
- 犬や猫も性が決まっていればその性で受けます.
- cf. 英語だと犬や猫はheやsheで受けるため, 性があったときの名残があります.
- アラビア語はそうした事情がありません.
前置詞のあとは所有格¶
- 前置詞のあとの名詞・代名詞は所有格です.
- 例: ---の中で(in),
فِي
- その学校の中で:
فِي ٱلْمَدْرَسَةِ
- その学校の中で:
- 例: ---の上で(on),
عَلَى
- その山の上で:
عَلَى ٱلْجَبَلِ
- その山の上で:
- 例: ---へ(to, into),
إِلَى
- 日本へ:
إِلَى ٱلْيَابَانِ
- 日本へ:
- 例: ---から(from),
مِنْ
- ある家から:
مِنْ بَيْتٍ
- その家から:
مِنَ الْبَيْتِ
- ある家から:
- 例: ---から, ---について(about, from):
عَنْ
- その右側から:
عَنْ يَمِينِهِ
- その右側から:
例文: 格変化¶
少女¶
- 主格:
بِنْتٌ
- 目的格:
بِنْتًا
- 所有格:
بِنْتٍ
生徒¶
- 主格:
تِلْمِيذٌ
- 目的格:
تِلْمِيذًا
- 所有格:
تِلْمِيذٍ
山¶
- 主格:
جَبَلٌ
- 目的格:
جَبَلاً
- 所有格:
جَبَلٍ
長い¶
- 主格:
طَوِيلٌ
- 目的格:
طَوِيلاً
- 所有格:
طَوِيلٍ
短い¶
- 主格:
قَصِيرٌ
- 目的格:
قَصِيرًا
- 所有格:
قَصِيرٍ
オマル(人名)¶
- 主格:
عْمَرُ
- 目的格:
عْمَرَ
- 所有格:
عْمَرَ
バグダード¶
- 主格:
بَفْدَادُ
- 目的格:
بَفْدَادَ
- 所有格:
بَفْدَادَ
大使たち¶
- 主格:
سُفَرَاءُ
- 目的格:
سُفَرَاءَ
- 所有格:
سُفَرَاءَ
その犬¶
- 主格:
اَلْكَلْبُ
- 目的格:
اَلْكَلْبَ
- 所有格:
اَلْكَلْبِ
その大使¶
- 主格:
اَلسَّفِيرُ
- 目的格:
اَلسَّفِيرَ
- 所有格:
اَلسَّفِيرِ
その医者¶
- 主格:
اَلطَّبِيبُ
- 目的格:
اَلطَّبِيبَ
- 所有格:
اَلطَّبِيبِ
その先生¶
- 主格:
اَلْمُعَلَّمُ
- 目的格:
اَلْمُعَلَّمَ
- 所有格:
اَلْمُعَلَّمِ
その城¶
- 主格:
اَلْقَصْرُ
- 目的格:
اَلْقَصْرَ
- 所有格:
اَلْقَصْرِ
その友¶
- 主格:
اَلصَّدِيقُ
- 目的格:
اَلصَّدِيقَ
- 所有格:
اَلصَّدِيقِ
メモ¶
- 「日本」には必ず定冠詞がつきます.
- 補助母音が入る場合があります.
- アラビア語は子音の三連続を避けます.
- 定冠詞アルがつかない固有名詞は二段変化します.
複合名詞・名詞文・修飾¶
通常¶
- 名詞と名詞とを結びつけるときは後ろの名詞に定冠詞を与えて限定形にし, 所有格にして後置修飾にします.
- いわゆる
of the noun
の形で英語と同じです. - アラビア語では前置詞なしでこの関係を作れます.
- いわゆる
- このように所有関係を表す名詞と名詞の結びつきで複合名詞が作れます.
- これをイダーファ
إضَاعافَة
と呼びます.- その少年の本: كِتَابُ ٱلْوَلَدِ
- その少女の家: بَيْتُ ٱلْبِنْتِ
- 三つ以上の名詞があっても最後の名詞だけを限定にします.
- 例: その家族の家の戸
- بَابُ بَيْتِ ٱلاسْرَةِ
- 三つの名詞は全て限定されています.
- bābu bayti al-'usrah
- 定冠詞がつくのは最後の名詞だけ.
- 最初の覚え方
- イダーファ: 名詞アル名詞
- アル名詞アル形容詞
後ろの名詞が限定されない場合¶
- この場合は一部分を表すか, 材料関係を表します.
- 例
- 部分を表す
- 一杯のコーヒー: فِنْجَانُ قَهْوَةٍ
- 一片のパン: قطْعَةُ خُبْزٍ
- 「فِنْجَانٌ مِنْ قَهْوَةٍ」とも書けます.
- fɪnd͡ʒaːnun min qahwaːtin
- فِنْجَانٌ (finjaanun):男性名詞「カップ」の単数形です.
- مِنْ (min):前置詞「から」です.
- قَهْوَةٍ (qahwatin):女性名詞「珈琲」の単数形です.
- 「فِنْجَانٌ مِنْ قَهْوَةٍ」とも書けます.
- 材料を表す
- 綿のハンカチ: مِنْدِيلُ قُطْنٍ
- 「مِنْدِيلٌ مِنْ قُطْنٍ」とも書けます.
- mindilun min qutnin
- مِنْدِيلٌ (mindilun):男性名詞「ハンカチ」の単数形です.
- مِنْ (min):前置詞「から」です.
- قُطْنٍ (qutnin):男性名詞「綿」の単数形です.
- 「مِنْدِيلٌ مِنْ قُطْنٍ」とも書けます.
- 金時計: سَاعَةُ ذَهَبٍ
- 綿のハンカチ: مِنْدِيلُ قُطْنٍ
- 部分を表す
- 後ろの名詞を前置詞句にする場合がある.
5つの例外的名詞¶
基本¶
- 次の名詞は特殊変化する
- 父: 三段変化
- 兄弟
- 義父
- 口
- ---を持った
- 次に名詞の所有格を伴います. 「理性の持ち主」を「理性的な」と訳せばよい.
- 例
- ハサンの父親が: أَبُو حَسَبٍ
- ハサンの父親を: أَبَا حَسَبٍ
- ハサンの父親の: أَبِي حَسَبٍ
父¶
- 主格: أَبُو
- 目的格: أَبَا
- 所有格: أَبِي
兄弟¶
- 主格: أَخُو
- 目的格: أَخَا
- 所有格: أَخِي
義父¶
- 主格: حَمُو
- 目的格: حَمَا
- 所有格: حَمِي
口¶
- 主格: فُو
- 目的格: فَا
- 所有格: فِي
---を持った¶
- 主格: ذُو
- 目的格: ذَا
- 所有格: ذِي
ذو
は複合名詞をつくるときに先行する名詞の性・数・格によって次のように変化します.
単数 | 双数 | 複数 | |
---|---|---|---|
男性 主格 | ذْو | ذَوَابِ | ذَوُونَ |
男性 目的格 | ذَا | ذَوَيْنِ | ذَوِينَ |
男性 所有格 | ذِي | ذَوَيْنِ | ذَوِينَ |
女性 主格 | ذَاتُ | ذَوَاتَانِ | ذَوَاتٌ |
女性 目的格 | ذَاتَ | ذَوَاتَنِ | ذَوَاتٍ |
女性 所有格 | ذَاتِ | ذَوَاتَنِ | ذَوَاتٍ |
- 例
- 彼は理性的だ: هُوَ ذُو عَقْلٍ
- huwa ðuː ʕaqlin
- هُوَ (huwa):「彼は」は三人称単数男性代名詞です.
- ذُو (dhu):形容詞「持ち主がある」で, 主に名詞に後続して使われ, その名詞が持つ特定の性質を強調するために使われます. 名詞「عَقْلٍ」に後続しているためここでの意味は「知性を持つ」です.
- عَقْلٍ (‘aqlin):名詞「知性」で, 男性名詞の単数形です.
- 彼女は理性的だ: هِيَ ذَاتُ عَقْلٍ
- hiːja ðaːtu ʕaqlin
- هِيَ (hiya):「彼女は」という意味の三人称単数女性代名詞です.
- ذَاتُ (dhaatu):形容詞「持ち主がある」で, 主に名詞に後続して使われます. 名詞が持つ特定の性質を強調するために使われます. 名詞「عَقْلٍ」に後続しているため「知性を持つ」という意味です.
- عَقْلٍ (‘aqlin):名詞「知性」で男性名詞の単数形です.
- 理性的な男子学生と共に: مَعَ طَالِبٍ ذِي عَقْلٍ
- maʕa ṭaːlibin ðiː ʕaqlin
- مَعَ (maʿa):前置詞「~と一緒に」です.
- طَالِبٍ (ṭālibin):男性名詞「学生」の単数形です.
- ذِي (dhī)
- عَقْلٍ (‘aqlin)
- 理性的な女子学生と共に: مَعَ طَالِبَةٍ ذَاتِ عَقْلٍ
- 発音: /maʕa tˤaːlibat̪iðˤaːti ʕaqlin/
- مَعَ (maʕa):前置詞「〜と一緒に」です.
- طَالِبَةٍ (t̪aːlibat̪in):名詞「女性の学生」です. 不定女性単数の語尾「ـةٍ (atin)」が付いています.
- ذَاتِ (ðaːti):形容詞「〜を持った」で女性単数の形容詞形です.
- عَقْلٍ (ʕaqlin):名詞「知性、理性」です. 不定男性単数の語尾「ـٍ (in)」が付いています.
- 彼ら(男性)二人は理性的だ: هُمَا ذَوَاتَا عَقْلٍ
- huma ðawataː ʕaqlin
- هُمَا (huma):代名詞「彼ら(2人)」で双数形です.
- ذَوَاتَا (ðawataː):形容詞「〜を持った(2人)」です.
- عَقْلٍ (ʕaqlin):名詞「知性、理性」です.
- 彼女ら二人は理性的だ: هُمَا ذَوَاتَا عَقْلٍ
- huma ðawataː ʕaqlin
- هُمَا (huma):代名詞「彼ら(2人)」です.
- ذَوَاتَا (ðawataː):形容詞「〜を持った(2人)」です.
- عَقْلٍ (ʕaqlin):名詞で「知性、理性」です.
- 彼らは理性的だ: هُمْ ذَوُو عَقْلٍ
- hu.m d̪uː.wu ʕaqlin
- هُمْ: 三人称複数主格代名詞「彼ら」です.
- ذَوُو: 形容詞「ذُو」の3人称複数主格形です.
- عَقْلٍ: 名詞「عَقْل」.
- 彼女らは理性的だ: هُنَّ ذَوَاتُ عَقْلٍ
- hunna ðuwaatu ʕaqlin
- هُنَّ (hunna): 代名詞「彼女たち」で女性形の三人称複数です.
- ذَوَاتُ (ðuwaatu)
- عَقْلٍ (ʕaqlin): 名詞「知性、理性」です.
- 彼は理性的だ: هُوَ ذُو عَقْلٍ
修飾¶
- 形容詞は後置修飾.
- 修飾関係が成り立つための文法上の4条件
- 限定・非限定
- 格
- 性
- 数
名詞文¶
- 名詞ではじまる文を名詞文という.
- 主語+補語で未完了の時制の場合はbe動詞にあたる連辞がない.
- ロシア語と類似.
- 補語は主格.
性¶
- ター・マルブータが女性語尾としてよく働いてくれる.
- ター・マルブータの前は「ア」.
- 形容詞にもター・マルブータがつけば女性形.
ター・マルブータを取らない女性名詞¶
- 自然の性が女性である名詞: 少女・姉妹・母
- 身体の部分を表し, 対をなす単語: 目・足・手・耳
- 慣用的に女性として扱われる限られた名詞: 戦争・大地etc.
- 大部分の国名や都市名.
- 定冠詞がつく国名・都市名がある. 規則はないため諦めて覚えるしかない.
- 例外: ター・マルブータがついていても女性形でない名詞はある.
- 村長, 大旅行家, カリフ, 大学者, 大航海者, 暴君
- 例外: 男性ではありえない女性名詞のいくつかはター・マルブータがつかない.
ター・マルブータの用法¶
- 名詞の単数形が集合名詞として使われるとき, 単一性・固有性を表すときに使う.
- 例: 紙. 辞書を引くと書いてある.
- 抽象名詞の語尾になる. 例: 「存在」に対して「実存主義」.
集合名詞¶
- ニスバ形容詞: 集合名詞の語尾にイーをつけると個を表す例がある.
- 例: アラブ人
両性名詞¶
- あまりない.
- 男性にも女性にも使われる.
- 気分で使いわけるらしい?
数¶
- 単数・双数・複数がある.
- 何もなければ単数の意味がはじめから入る.
双数¶
- 夫婦などのペアのものもあれば, 単に二つある場合もある.
- 斜格は二つの形がある.
- 定冠詞がついて限定されても同じ.
- 女性語尾はターマルブータからターに代わる.
- 複合名詞(イダーファ)の関係になるときは双数語尾は落ちる.
- ヌーンが落ちる点に注意.
複数¶
- 3以上.
- 男性規則複数形: 規則系は少なく, ふつう不規則.
- 複合名詞(イダーファ)では男性複数語尾の発音が落ちる.
- ふつう双数と複数は前後関係なら混同することはない.
- 女性規則複数形: 大部分は規則的.
- 例えば町や村(にあたるアラビア語)は不規則.
- 不規則複数が重要: 特に男性名詞.
- 30通り程度のパターンがある.
- 覚えても仕方ない.
- 愚直に単数形を覚えてから複数形を覚える.
その他¶
- 名詞に理性的グループと非理性的グループの二種類ある.
- 後者の複数系は文法上女性単数扱い.
- 人間以外に神・天使・悪魔などは理性的グループに入る.
- 日本語では魂が入っているかどうかで「いる」「ある」を分ける: 似たような感じ.
- 能動分詞という変な形の単語がある: 後述.
疑問文¶
- 疑問代名詞・疑問副詞を伴う疑問文と, 平叙文に疑問符をつける疑問文がある.
- 一文字の単語は後ろの単語につけて書く.
- カスラ: 介入母音
人称代名詞¶
主格¶
人称 | 男性単数 | 女性単数 | 男性双数 | 女性双数 | 男性複数 | 女性複数 |
---|---|---|---|---|---|---|
一人称 | أنَا (ana) | أنَا (ana) | --- | --- | نَحْنُ (naHnu) | نَحْنُ (naHnu) |
二人称 | أنْتَ (anta) | أنْتِ (anti) | أنْتُمَا (antumā) | أنْتُمَا (antumā) | أَنْتُمْ (ʔantum) | أَنْتُمَّ (ʔantunna) |
三人称 | هُوَ (huwa) | هِيَ (hiya) | هُمَا (humā) | هُمَا (humā) | هُمْ (hum) | هُنَّ (hunna) |
三人称 | هُمُ (humu) |
- 一人称は男女同形で双数はありません.
- 二人称・三人称の双数は男女同形です.
- 定冠詞の前ではهُمْがهُمُに変わります.
主格の例¶
彼は作家です¶
- هُوَ كَاتِبٌ
- huwa kaatibun
- هُوَは三単現男性主格代名詞で「彼は」です.
- كَاتِبٌは男性名詞「作家」です.
君たち二人(女性)は作家です¶
- أَنْتُمَا كَاتِبَتَانِ
- antumaa kaatibataani
- 主語は「أَنْتُمَا」で二人称単数「أَنْتَ」に双数の接尾辞「-مَا」がついています
- 動詞の語尾に合わせて名詞「كَاتِبَتَانِ」も双数形です.
- 名詞の前に冠詞がありません.
彼女は作家です¶
- هِيَ كَاتِبَةٌ
- hīya kātibatu
- 「هِيَ」は女性単数形の三人称代名詞で「彼女」を表します.
- 「كَاتِبَةٌ」は女性単数形の「書く人」を表す名詞で不定冠詞「ـٌ」が付いています. 最後の文字「ة」は女性単数形の名詞を表す接尾辞です.
彼らは作家です¶
- هُمْ كُتَّابٌ
- hum kutːaːbun
- 「هُمْ」は三人称複数の男性代名詞主格で「彼ら」を表します.
- 「كُتَّابٌ」は男性名詞で「作家/著者」です.
目的格・所有格: 一人称以外では目的格と所有格は同形¶
人称 | 性別 | 単数 | 双数 | 複数 |
---|---|---|---|---|
一人称 | 男・女 | نِي (-niya) | --- | نَا (nā) |
二人称 | 男 | كَ (-ka) | ـكُمَا (-kumā) | ـكُمْ (-kum) |
女 | كِ (-ki) | كُمَا (-kumā) | كُنَّ (-kunna) | |
三人称 | 男 | هُ (-hu) | هُمَا (-humā) | هُمْ (-hunna) |
女 | هَا (-ha) | هُمَا (-himā) | هُنَّ (-hinna) |
- 一人称の所有格は次の二つです.
- ـِ (-ī)
- ي
- 二人称ではكが, 三人称ではهが共有されています.
- 人称代名詞の目的格と動詞を切り離したいときは
إِيَّا
を使います.إِيَّا
は一般には前置詞または代名詞で, 切り離しに関して次のような例があります- أَ عْطَيْتٌهُ إِيَّاهَا
- [ʔaʕ.ṭay.to.hu ʔij.jaa.haa]
- 私はそれを彼女に与えた.
- أَعْطَيْتُهُ (a'taytuhu) は一人称単数過去形の動詞「أَعْطَيَ」(a'taaya) の活用形です.
- إِيَّاهَا (ijjaahaa) は代名詞の「هُوَ」(huwa) と「هِيَ」(hiya)の組み合わせで, 「それを彼女に」です. アラビア語尾「ــَا」(aa) は与えられたものの女性名詞性を表します.
- ター・マルブータ
ة
で終わる語はت
に変えてから人称代名詞の所有格をつけます.- 学校 مَدْرَسَةٌ
- 彼らの学校: مَدْرَ سَتُهُمْ
- 彼女の学校: مَدْرَ سَتُهاَ
- 双数や男性規則複数形に人称代名詞の所有格がつくときは, 語尾の
نِ
とنَ
は省略します.- 彼の二つの目
- 主格: 彼の二つの目が, عَيْنَاهُ
- cf. عَيْنَانِ
- 目的格・所有格: 彼の二つの目を・に, فَلَّا حُو هُمْ
- cf. فَلَّا حُونَ
- 主格: 彼の二つの目が, عَيْنَاهُ
- 彼らの農民たち
- 主格: عَيْنَيْه
- cf. عَيْنَيْنِ
- 目的格・所有格: فَلَّل حِيهِمْ
- cf. فَلَّا حِينَ
- 主格: عَيْنَيْه
- 彼の二つの目
目的格の例¶
動詞حَمَلَ
(彼は---を運んだ)を例にします.
- حَمَلَهُ: それを運んだ
- حَمَلَكِ: あなた(女性)を運んだ
- حَمَلَنِي: 私を運んだ
- حَمَلَهُنَّ: 彼女らを運んだ
人称代名詞の母音変化¶
- 長短どちらであっても「イ」のあとは次のように各語の母音が変わります.
- هُ - هِ
- هُمَا - هِمَا
- هُمْ - هِمْ
- هُنَّ - هِنَّ
例¶
その中で¶
- فِيهِ
二人で¶
- بِهِمَا
彼らの山の中で¶
- عَلَى جَبَلِهِمْ
彼女らの中で¶
- فِيهِنَّ
所有格の例¶
私の娘¶
- بِنْتِي
君(男性)のお父さん¶
- وَالِدُكَ
君たちの本¶
- كِتَاُبكُمْ
人称代名詞と合わせて「~を持つ」の意味になる前置詞¶
四つの前置詞¶
- عند, ل, مع, لدى
- عند: 「手元にある」という意味で自分の所有物であることを示す
- ل: 「持っている」という意味で自分の所有物であることを示す
- مع: 「一緒に持っている」という意味で自分が持っている物と一緒にあることを示す
- لدى: 「持っている」という意味である場所に物を保管していることを示す
例文¶
- لِي القَامُوسْ:僕はその辞書を持っている。
- li al-qaamoos
- 主語「لي」は「私の」という所有格
- 直後に続く名詞「القاموس」は「辞書」
- عَنْدَهَا سِيَارَةٌ:彼女は一台の車を持っている
- ʿindahā sayyārah
- 「عندها」は「彼女が〜を持っている」という意味を表現する前置詞「عند」の三人称単数形
- 「سيارة」は「車」
- مَعَهُمْ دراجَةٌ:彼等は一台の自転車を持っている
- ma'ahum darrajah
- 「مَعَ」は前置詞で「一緒に」「と一緒に」「持っている」といった意味
- 「هُمْ」は「彼ら」を意味する人称代名詞で複数形の男性形
- 「دَراجَةٌ」は「自転車」を意味する名詞で女性形の不定冠詞「ـة」がある
- لَدَيْهِ جَمَلٌ:彼は一頭のラクダを持っている
- ladayhi jamalun
- 「لَدَيْهِ」は単数男性の所有
- 「جَمَلٌ」: ラクダ
メモ¶
- アラビア語に
it
はなく, 三人称で代用する. - 一人称は「アナー」と伸ばさず「アナ」と読む.
- 現代人は伸ばして読む場合もある.
- クルアーンだと本当に伸ばさない.
- 一人称は双数がない.
- 二人称: 本は間違っているので注意する: 「フマ」
- 動詞の直接目的語・間接目的語を取るときは「イーア」をつけて動詞と人称代名詞を切り離す.
- P.23の人称代名詞の変化: 発音規則として変わっている.
- 目的格はくっつくためどこで切れているかわかるようになる必要がある.
- 一人称の所有格はいろいろな読み方がある: 慣れるしかない.
- 仕組みの理解は暗記の補助だと思おう.
- 「ワクフ」: 語末のアン・イン・ウンを落とす. 母音・タンウィーン・ター・マルブータを落とす.
- ただし初学では落とさずに読んだ方がよい. 格を身につけよう.
- 男女の複数の性は男に合わせる.
- 例文演習, 古い新聞: モノの複数は女性単数で受ける.
- 例文演習, 卒業証書の文:
- 一文字の単語は続けて書く.
- 三つの単語が続けて書かれている.
例文¶
私は農民です¶
- أَنَا فَلاَّحٌ
- ana falaHun
主語「أنا」は一人称単数の人称代名詞です. 述語は「فَلاحٌ」は「農民」の意味の名詞で不定定冠詞が省略された形で使われています. この名詞の後ろに定冠詞「الـ」はつきません.
あなたは強いです¶
- أنتَ قويٌّ
- anta qawiyyun
主語「أنتَ」は二人称単数の人称代名詞です。 述語「قويٌّ」は「強い」という形容詞で男性単数です.
あなた(女性)はやさしい¶
- أنتِ لَطيفَةٌ
- anti latifa(tun)
- (tun)は語尾の母音「a」を表す記号で発音されないため省略される場合がある
主語は女性単数の人称代名詞である「أنتِ」です. 述語は「やさしい」という形容詞で「لَطيفَةٌ」も女性単数形です.
彼は勤勉な学生です¶
- هُوَ طالِبٌ مُجتَهِدٌ
- huwa talibun mujtahid(un)
主語は男性単数の「هُوَ」です. 述語の名詞「学生」の語形は「طالِبٌ」で男性単数形で, 「勤勉な」という形容詞も男性単数形です.
彼女は愛すべき学生です¶
- هِيَ طالِبَةٌ مُحِبَوبَةٌ
- hiya talibatun muhibbat(un)
主語は女性単数の人称代名詞「هِيَ」です. 述語の名詞「学生」の語形「طالِبَةٌ」は女性単数形で, 形容詞「愛すべき」の語形「مُحِبَوبَةٌ」も女性単数形です.
君達二人(男性)は日本人です¶
- أَنْتُمَا يابانيّانِ
- antumā yābanīyān(i)
主語は双数形の二人称代名詞「أَنْتُمَا」です. 述語の名詞「日本人」の語形は「يابانيّ」で男性双数形です.
君達二人(女性)は日本人です¶
- أَنْتُمَا يابانيَّتانِ
- antumā yābanyatān(i)
主語は女性形の二人称代名詞「أَنْتُمَا」です. 述語は「日本人」の女性形「يابانيَّت」です.
君達は医者です¶
- أَنْتُمْ أَطْبَاءُ
- antum atibā'u
主語は二人称複数代名詞「أَنْتُمْ」です. 述語は「医者」の主格形「طَبيبٌ」が文脈に応じて複数形「أَطْبَاءُ」に変わっています.
君達は看護婦です¶
- أَنْتُمْ مُمَرِّضَاتٌ
- antum mumarrisātun
主語は二人称複数代名詞「أَنْتُمْ」です. 述語は「看護婦」を意味する名詞の女性の複数形「مُمَرِّضَاتٌ」で, 主格形は「مُمَرِّضٌ」です.
僕達は仏教徒です¶
- نَحْنُ بُوذِيُّونَ
- naHnu buudihiyyuun
主語は一人称複数の主格代名詞「نَحْنُ」です. 述語は「仏教徒」を表す名詞「بُوذِيُّونَ」で単数形は「بُوذِيٌّ」です.
私は古い新聞を持っています¶
- عِنْدِي جَرَائِدُ قَدِيمَةٌ
- ʿindī jarāʾidu qadīmahun
前置詞「عند」は「所有している」という意味を表し, その後に所有物を示す名詞が続きます。 名詞「صحيفة」の複数形は「صحف」で、 形容詞「قديمة」には名詞と形容詞が一致するため、 語尾が「ٌ」になっています。 非理性的グループの名詞の複数形は文法上単数扱いなため, 新聞は女性単数になっています.
あなたは女の子をお持ちですか?¶
- هَلْ لَكَ بَنَاتٌ؟
- hal laka banat
「هَلْ」は疑問詞です. 文中の「لَكَ」は前置詞「لِ」(~に、~のために)の所有格形で意味は「あなたの」のです. 「بَنَاتٌ」は名詞「娘たち」で単数形は「بِنْتٌ」(娘)です.
TODO 彼女は高校の卒業証書を持っていますか?¶
- أَمَعَهَا شَهَادَةُ اْلْمَدْرَسَةِ اْلثَانَوِيَّةِ؟
- Am'aha shahadatul madrasatith thanawiyyah?
أَمْ は疑問詞「〜か?」を意味する前置詞です. عَنْدَ は所有を表す前置詞で「彼女は〜を持っていますか?」とも訳せます. شَهَادَةُ الْمَدْرَسَةِ الثَّانَوِيَّةِ は「高校の卒業証書」を表す名詞句です.
私達は往復の切符を持っています¶
- لَدَيْنَا تَذَاكِرُ ذَهَابٍ وَإيابٍ
- ladayna tadhakir dhubb wa ʿawda
「لَدَيْنَا」は所有を表す前置詞「لَدَيْ」に複数の所有者を示す接尾辞「-نَا」が付いた形です. 「تَذَاكِرُ」は「切符」という意味の名詞「تَذْكِرَة」の複数形で, 「ذَهَابٍ وَإِيَابٍ」は「行き帰り(往復)」という意味で, それぞれ「ذَهَابٍ」と「إِيَابٍ」が名詞として使われていて両方とも不定詞です.
私はカイロにマンションを持っている¶
- عِنْدِي شَقَّةٌ فِي الْقَاهِرَةِ
- 'indii shaqqa fi al-Qaahira
「عندي」は「私は持っている」という意味の所有格の表現で「عِنْدِي」がその形です. 前置詞「عِنْدَ」に所有格語尾「-ي」が付いています. 「شقة」は「マンション」や「アパートメント」という意味の単語です. 「في」は「に」という意味の前置詞です. 「القاهرة」は都市名としての「カイロ」です.
君(男性)は娘を二人持っている¶
- لَكَ بِنْتَانِ
- laka bintan
「لَكَ」は「あなたには」を表す前置詞と人称代名詞の組み合わせです. 「بِنْتَانِ」は「娘が二人」を表す名詞の複数形です.
指示代名詞¶
- アラビア語に「それ」はなく, 「これ」と「あれ」だけしかありません.
「これ」¶
性別 | 格 | 単数 | 双数 | 複数 |
---|---|---|---|---|
男 | 主格 | هٰذَا (hāḏā) | هٰذَانِ (hāḏāni) | هٰؤُلَاءِ (hāʔulāʔi) |
斜格 | --- | هذَيْنِ (hāḏayni) | --- | |
女 | 主格 | هٰذِهِ (hāḏihī) | هتَانِ (hātāni) | --- |
斜格 | --- | هتَيْنِ (hātayni) | --- |
- 先頭の「هٰ」の短剣アリフは長母音です.
- 双数は主格と斜格に分かれます.
- 複数は男女同形で主格・斜格も同じです.
「あれ」¶
性別 | 格 | 単数 | 双数 | 複数 |
---|---|---|---|---|
男 | 主格 | ذٰلِكَ (ḏālika) | ذَانِكَ (ḏānika) | أُولَائِكَ (ʾulāʾika) |
斜格 | --- | ذَيْنِكَ (ḏaynika) | --- | |
女 | 主格 | تِلْكَ (tilka) | تَانِكَ (tānika) | --- |
斜格 | --- | تَيْنِكَ (taynika) | --- |
- 複数形の先頭は伸ばさない.
- クルアーンが書かれた頃のアラビア文字に母音系の文字がなかったため, アリフの読み方を規定するためのワーウ.
- 昔のアラビア語の文章は書いた人の備忘録程度でしかなかったため, 文章は「誰でも」読めた.
- 他人との共有用に各種記号をつけるようになりました.
指示代名詞の例¶
これはペンです¶
- هذَا قَلَمٌ
- hatha qalam
- 「هذا」(hatha)は主語, 単数の男性形です.
- 動詞「يكون」(です)が省略されています.
- 目的語「قَلَم」(qalam)は単数の男性形です.
あれは学校です¶
- تِلْلكَ هَدْرَسَةٌ
- tilka hadrasatun
- تِلْلكَは指示代名詞「あの」です.
- 「هَدْرَسَةٌ」は「学校」の意味の女性名詞の単数形です.
これらは農民たちです¶
- هٰؤُلَاءِ فَلَّاحُونَ
- haa'uulaa'i falaah'uun
- 「هٰؤُلَاءِ」は複数形の指示代名詞で「これらの人々」です.
- 「فَلَّاحُونَ」は男性名詞の複数形で「農民たち」です.
あれらは女の先生たちです¶
- أُولَائِكَ مُعَلَّمَاتٌ
- ulaaika mu'allimaatun
- 「أُولَائِكَ」は「ذَلِكَ」の複数形で「あれら」や「それら」意味で主格です.
- 「مُعَلَّمَاتٌ」は「教師たち」という意味の女性名詞複数形です. 語幹は「مَعْلَمَةٌ」で「教師(女性)」です. 「-اتٌ」は、女性名詞の複数形を表す接尾辞です.
指示形容詞¶
- 判別を含めてこちらの対処は面倒です.
基本¶
- 指示代名詞と同形で用法が違います.
- 指示形容詞は後ろに定冠詞を伴うと指示形容詞化します.
- 定冠詞を持てないときは名詞の後ろに回って指示形容詞化します.
- この用法での定冠詞を限定詞と呼ぶ場合があります.
例文¶
この少女¶
- : هذِهِ ألْبِنْتُ, hadhihi al-bintu
- 女性名詞「bint」に冠詞「al-」がつく
- 「hadhihi」は女性単数の指示代名詞, 後に続く名詞「al-bintu」を修飾している
- これはその少女です: هذِهِ هُيَ ألْبِنْتُ, hadhihi hiya al-bintu
- 「hadhihi」は「これは」という意味の指示代名詞で, 単数の女性形
- 「hiya」は「彼女は」という意味の代名詞で, 単数の女性形
- 「al-bintu」は「少女」という意味の単数女性形名詞で, 冠詞「al-」がつく
その男¶
- ذلِلكَ ألرَّجُلُ
- thalik al-rajul
- ذلِلكَ: 指示代名詞「あの」です. 話者から遠い男性単数名詞を指します.
- رَّجُلُは「男性」の男性名詞単数形です.
この少年¶
- هذَا ألْوَلَدُ
- hatha al-waladu
- هذَは指示代名詞「これ」で男性単数名詞に適用します.
- ألْوَلَدُ「男の子」を表す男性名詞単数形です.
これらの子供たち¶
- هؤُلَاءِ ألأَوْلَادُ
- ha'uulaa'i al-'awlaadu
- هؤُلَاءِは指示代名詞「これら」で男性複数名詞に付けます.
- ألأَوْلَادُは「子供たち」を表す男性複数形です.
このあなたの妻¶
- زَوْجَتُكَ هذِهِ
- zaw-jah-tu-ka ha-thi-hi /zawʒatuka haðihi/
- زَوْجَتُكَ: 所有代名詞「あなたの」を前置詞として使っています. アラビア語では所有代名詞は所有格になり, 所有する名詞の前に置かれます. この場合, 所有する名詞は「妻」を表す単語で, 所有格として「あなたの」を意味します.
- هذِهِは形容詞「この」で, 後置されます.
このアリーさん¶
- عَلِيٌّ هذَا
- aliyyun hatha
- عَلِيٌّ: 人名を表す男性名詞「アリー」です.
- 固有名詞だから冠詞をつけません.
- هذَا: 指示代名詞「これ」で, 後置されます.
その学校のあの門¶
- بَابٌ ألْمَدْرَسَةِ ذلِلكَ
- baabun al-madrasati dhalika
- بَابٌ: 男性名詞の「門」です.
- ألْمَدْرَسَةِ: 定冠詞「أل」(al) と名詞「مَدْرَسَة」(madrasa) から構成されます. مَدْرَسَةは女性名詞「学校」です.
- ذَلِكَ: 指示代名詞「あれ」です.
修飾関係を見抜くのが少し難しい. ここでは「baabun al-madrasati」一かたまりで判断する. 次の「あの学校の門」と比較できるようにしよう.
あの学校の門¶
- بَابُ تِلْلكَ ألْمَدْرَسَةِ
- baabu tilka al-madrasati
- 「あの学校の門です」という意味があります。ただし、「ذَلِكَ」(dhalika) の代わりに、「تِلْكَ」(tilka) を使っています。
- بَابُ: 男性名詞の「門」です.
- بَابٌ (baabun)の代わりに「بَابُ」(baabu) を使っています.
- 口語的な言い回しで正式な文語的な表現ではありません.
- تِلْكَ: 指示代名詞「あの女性のもの」です.
- ألْمَدْرَسَةِ: 「アル」(al) と「マドラサ」(madrasa) から構成され, 「マドラサ」は女性名詞「学校」です.
指示代名詞化¶
- 「この少女」を「これはその少女です」にしたいとき, つまり指示形容詞ではなく指示代名詞にしたときは次に来る指示代名詞との間に人称代名詞の主格をはさみます.
- 人称代名詞は入れても入れなくても指示代名詞です.
これはその少女です¶
- هذِهِ هِيَ ألْبِنَتُ
- hathihi hiya al-bintu
- 指示形容詞هذِهِを指示代名詞にするため, 次にくる指示代名詞との間に人称代名詞の主格هِيَをはさんんでいます.
- هذِهِ: 女性指示代名詞の単数形で「この女性のもの」です
- هِيَ: 女性代名詞の三人称単数形です.
- ألْبِنَتُ: 「アル」(al) と「ビント」(bint) から構成され, 「ビント」は女性名詞「娘・少女」です.
あれはその男です¶
- ذلِلكَ هُوَ ألرَّجُلُ
- dhalika huwa ar-rajulu
- ذَلِكَ: 男性単数を表す指示代名詞「この男性のもの」です.
- هُوَ: 男性三人称単数形の代名詞「彼は」です.
- ألرَّجُلُ: 「アル」(al) と「ラジュル」(rajul) から構成され, 「ラジュル」は男性名詞「男性」です.
これらは少年たちです¶
- هؤُلَاءِ هُمْ ألْاَوْلاَدُ
- haulaai hum al-awlaad
- هؤلاءِ: 指示代名詞で特定のグループを示します.
- هُمْ: 三人称複数男性代名詞「彼ら」です.
- ألْأَوْلاَدُ :ألは定冠詞です. 「أَوْلاد」はولد (walad) の複数形で「子供たち」です.
فَغَلَによるパターン化¶
- 動詞فَغَلَ(彼は---を行った)を使って他の単語を書き表せます.
- 第一語根がف, 第二語根がع, 第三語根がلで, それぞれ単語の語根にあてはめます.
- 「---型」と言い換えられます.
- アラビア語は基本的に三語で語根をなします.
例文¶
これはすばらしい車です¶
- هَذِهِ سَيَّارَةٌ مُمْتَازَةٌ
- hadhihi sayyaaratun mumtaazatun
- هَذِهِは指示代名詞「これ」の女性単数形です.
- 自動車の性を受けて女性形です.
- سِيَّارَةٌは名詞「車」の女性単数形です.
- مُمْتَازَةٌは形容詞「優れた、優秀な」の女性単数形です.
これは新しいホテルです¶
- هذَا فُنْدُقٌ حَدِيثٌ
- hādhīhi fudduq ḥadīthun
هَذِهِは「これ」という意味の指示代名詞で女性単数形です. فُذْدُقٌٌは「ホテル」という意味の名詞で女性単数形です حَدِيثَةٌは「新しい」という形容詞で女性単数形です.
これは男性: あとで直す
それはよい考えです¶
- تِلْكَ فِكُرَةٌ طَيَّبَةٌ
- tilka fikratun tayyibatun
- تِلْكَは「それ」を意味する女性形の指示代名詞で, 話し手から遠くにある女性名詞に対して使います.
- فِكُرَةٌは女性名詞「考え」で不定冠詞فِكُرَةٌがついています.
- طَيَّبَةٌは「良い」という形容詞の女性単数形で不定冠詞طَيِّبَةٌがついています.
これらはあの学校の生徒達です¶
- هَؤُلَاءِ تَلاَمِيذُ ألْمَذْرَسَةِ
- hā'ulā' tallāmīzu l-madrasati
- هَؤُلَاءِは指示代名詞で複数形の「これら」を表します.
- تَلاَميذُは「生徒」を表す名詞の複数形で定冠詞の「اْل」が付いています.
- اْلْمَدْرَسَةは「学校」を表す名詞で定冠詞が付いています。
これらの二人は腕のいい技術者たちです¶
- هَذَانِ مهَندِسَانِ مَاهِرَانِ
- hadhaani muhandisaani maahirani
- هَذَانِは指示代名詞で二人称男性です.
- مُهَنْدِسَانِは「muhandisan」という単語の複数形で技術者やエンジニアを意味します.
- مَاهِرَانِは「maahir」(熟練した、熟練した)の複数形で「熟練した技術者たち」です.
TODO あれらはその村からきた労働者です¶
- أُولَائِكَ عُمَّالٌ مِنَ الْقَرْيَةِ
- ウラーイカ・ウンマールン・ミナ・アル=カリヤ
- أُولَائِكَは指示代名詞で「あれら」です.
- عُمَّالٌは「労働者たち」を表す名詞で主語です.
- مِنَ الْقَرْيَةِは前置詞句「村から」で, عُمَّالٌにかかります.
この写真はカイロで撮られた写真です¶
- هذِهِ ألصُّورَةُ مُصَوَةٌ فِي ألْقَاهِرَةِ
- ハズィヒィ・アッスウラ(tsu)ラ(ha)・ムサワッラ(ha)・フィー・アルカーヒラ(ha)
- هذِهِは指示代名詞「これ」です.
- ألصُّورَةُは「写真」で主語です.
- مُصَوَّرٌは「撮影された」という受動分詞で受身を表します. この場合は名詞「写真」を修飾します.
- فِي ألْقَاهِرَةِは前置詞句で「カイロで」の意味です. 前置詞の後ろの名詞は所有格です.
あのご婦人は寛大です¶
- تِلْلكَ ألسَّيَّدةُ كَرِيمَةٌ
- tilka al-sayyida karima
女性の敬称「アル=セイダ」に冠詞「تِلْكَ」が付いた形で「その、あの」. 名詞「セイダ(女性の尊称)」の後に形容詞「カリーマ(優れた、尊敬すべき)」が続いている. これも冠詞があるため指示形容詞で解釈する.
これらの人達は画家たちです¶
- هؤُلَاِء ألشْخَاصُ رَسَّامُونَ
- hā'ulā' al-'ashkhas rasmūna
- 指示代名詞「هؤلاء」に修飾された名詞「الأشخاص」が主語で, 動詞「رسامون」が述語です.
- 「هؤلاء」は、「これらの人々」で複数形の男性形指示代名詞です.
- 動詞「رسامون」は「描く、絵を描く」といった意味を持つ現在形の三人称複数形です.
あの将校の奥さんは太っています¶
- زَوْجَةُ ذلِكَ ألضَّ بِطِ بَدينَةٌ
難しい. alが入っている点で後ろが前にかかっている: これが難しい. 最後は所有格.
君のこの仕事の結果は良い¶
- نَتِيجَةُ ءَمَلِلكَ هذَا حَسَنَةٌ
アマリカが難しい. アマルの三語根から類推できる. 主語に合わせてハサナトンの形が変わる.
形容詞¶
基本¶
- 形容詞は名詞として使われる場合があります. 文中での品詞の区別が重要です.
- 形容詞も名詞と同じく複数形を持ちます.
- アラビア語は単複の形が全然違うものの語根は一致します.
- 二段変化の形容詞もあります.
- 名詞を修飾するときは限定・非限定と性・数・格の一致が重要です.
例¶
限定・非限定¶
- كَلْبٌ صَغِيرٌ
- カルブン・サガイルン
- 訳: 小さな犬
- كَلْبٌは男性名詞「犬」で主格です.
- اَلْكَلْبٌ صَغِيرٌ
- アル・カルブン・サガイルン
- 一匹の(特定の)小さな犬
- 「اَلْكَلْبٌ」は男性名詞の単数形・主格で定冠詞「اَلْ」がついています。
格¶
- بَابًا كَبِيرًا
- バーバン・カビーラン
- ある大きなドア
- 「بَابًا」は定冠詞がついた男性名詞「ドア」の単数形・目的格です.
- فِي ألْمَدِينَة ألْبَعِيدَةِ
- フィ・アルマディーナ・アルバイダ
- その遠い町で
- 「فِي ألْمَدِينَة ألْبَعِيدَةِ」全体として単数形の名詞句です.
- 「ألْمَدِينَة」は定冠詞がついた女性名詞の単数形・所有格です.
- 「فِي」は前置詞で場所を示します.
性¶
- بِنْتٌ جَمِيلَةٌ
- bintun jamiilatun
- 一人のきれいな少女
- 「بِنْتٌ」は女性名詞で単数形・主格です.
- 「جَمِيلَةٌ」
- بُيُوتٌ قَدِيمَةٌ
- buyuutun qadiimatun
- 古い家々
- 「بُيُوتٌ」は男性名詞の主格です. モノを表す名詞の複数は女性単数として扱います.
数¶
- رَجُلٌ كَبِيرٌ
- rajulun kabirun
- 一人の大きな男, 単数
- 「رَجُلٌ」は男性名詞で単数形主格です.
- رَجُلاَنِ كَبِيَانِ
- rajulāni kabiyanī
- 二人の大きな男性, 双数
- 「رَجُلاَنِ」は男性名詞の双数形です. 人間を表す名詞の複数は複数として扱います.
複数形の多くは不規則¶
意味 | 単数 | 複数 | 格変化 |
---|---|---|---|
清潔な | نَظِيفٌ | نُظَفَاءُ | 二段変化 |
長い | طَوِيلٌ | طِوَالٌ | |
寛大な | كَرِيمٌ | كُرَمَاءُ | 二段変化 |
無知な | جَاهِلٌ | جُهَّالٌ | |
弱い | ضَعِيفٌ | ضُعَفَاءُ | 二段変化 |
ةを取らずに女性形(単数)にある形容詞¶
次のような例があります.
意味 | 女性形 | |
---|---|---|
怠惰な | كَسْلاَنُ | كَسْلَلى |
酔っている | سَكْرانُ | سَكْرَلى |
色・心身の特別な状態¶
- アラビア語には珍しく系統的に一定の形を取ります.
- 単数: أَفْعَلُ
- 女性単数: فَعْلاَءُ
- 複数: فُعْلٌ
色¶
- 参考: 「黒い」は日本語にも単語があります. エジプトの南のスーダン共和国: もともとサブサハラ全体を全体を指す言葉で, 「黒人の地」という意味でスーダンと呼ばれていました.
意味 | 男性・単数 | 女性・単数 | 複数 |
---|---|---|---|
赤い | أَحْمَرُ | حَمْرَاءُ | حُكْرٌ |
黒い | أَسْوَدُ | سَوْدَاءُ | سُودٌ |
青い | أَزْرَقُ | زَرْقَءُ | زُرْقٌ |
白い | أَبَيضُ | بَيْضَاءُ | بِيضٌ |
緑色 | أَخْضَرُ | خَضْرَاءُ | خُضْرٌ |
黄色い | أَصْفرُ | صَفْرَاءُ | سُفْرٌ |
心身の特別な状態¶
意味 | 男性・単数 | 女性・単数 | 複数 |
---|---|---|---|
耳癈 | أَطْرَشُ | طَرْشَاءُ | طُرْشٌ |
口のきけない | أَخْرَسُ | خَرْسَاءُ | خُرْسٌ |
盲 | أَعْمَى | عَمْياءُ | عُمْيٌ |
愚かな | أَحْكَقُ | حَمْقَاءُ | حُمْقٌ |
形容詞の比較級¶
基本¶
- 形容詞の比較級はأَفْعَلُの形を取ります. 特に主語の性・数に左右されません.
- 比較を表すには前置詞مِنْを使います.
- 良い(خَيْرٌ)や悪い(شَرٌّ)のような形容詞の比較級は原級と同じです.
- 原級がすでに比較級と同じ形の場合や原級を比較級にできない場合(?どんなとき?)は後述します.
- ??どんなとき??
例: 原級・比較級¶
意味 | 原級 | 比較級 |
---|---|---|
小さい | صَغِيرٌ | أَصْعَرُ |
高い | طَوِيلٌ | أَطْوَلُ |
大きい | كَبِيرٌ | أَكْبَرُ |
例: 第二語根・第三語根が同じ語の原級・比較級¶
意味 | 原級 | 比較級 |
---|---|---|
激しい | شَدِيدٌ | أَشَدُّ |
少ない | قَلِيلٌ | أَقَلُّ |
美味しい | لَذِيذٌ | أَلَذُّ |
例: 原級が比較級と同じ形, または原級を比較級にできないとき¶
単語¶
形容詞 | 比較表現 | 名詞 | 意味 |
---|---|---|---|
أَبْيَضُ | أَشَدُّ بَيَاضًا | بَيَاضٌ | 白色 |
مَشْهُورٌ | أَقَلُّ شُهْرَةً | شُهْرةٌ | 有名 |
مُجْتَهِدٌ | أَكْشَرُ أجْتِهَادًا | أِجْتِهَادٌ | 勤勉 |
女子学生たちは男子学生たちより勤勉だ¶
- اَلطَّالِبَاتُ أَكْشَرُ أجْتِهَادًا مِنَ الطُّلاَنِ
- al-ṭālibāt akthar ijtihādan min al-ṭulāni
- الطالباتは女性名詞単数形の主格で「女子学生たち」です.
- أكثرは形容詞の男性単数比較級で「より多い/より多く」です.
- TODO: これ男性形? 本当に?
- أجتهادًاは男性名詞の単数形目的格で「努力」です.
- منは前置詞で何かから何かへの移動や比較を表します.
- الطُّلَانِは男性名詞の単数与格で「苦情や文句を言う」です.
- TODO: これ本当? あとで確認.
例文¶
その少年はその少女より背が高い¶
- أَلْوَلَدُ أَطْوَلُ مِنَ الْبِنْتِ
- al.waˈladu ʔa.tˤa.wal mi.na al.bin.ti
- 「أَلْوَلَدُ」は主語で男性単数形です.
- 「أَطْوَلُ」は形容詞の男性単数形で主語「أَلْوَلَدُ」を修飾しています. 意味は「より高い」です.
- 「مِنَ」は比較のための前置詞で「الْبِنْتِ」を伴います.
- 「الْبِنْتِ」は目的語で女性単数形です. 意味は「少女」です.
僕の妹は君の妹より小さい¶
- أُجْتِي أَصْعَرُ مِنْ أُجْتِكَ
- ʔud͡ʒ.ti ʔasˤ.ʕaru min ʔud͡ʒ.ti.ka
- "أُجْتِي"は女性単数形の主格で主語です.
- "أَصْعَرُ"は女性単数形容詞の主格です.
- "مِنْ"は前置詞で名詞"أُجْتِكَ"を従えています. 名詞は属格です.
- "أُجْتِكَ"は男性単数の属格で目的語です.
学者達は君より賢い¶
- اَلْعُلَمَاءُ أَذْكَلى مِنْكَ
- al.ʕu.la.maː ʔað.kaː ʔað.ka.la min.ka
- "اَلْعُلَمَاءُ"は男性複数主格です.
- "أَذْكَى"は男性単数形容詞の主格です.
- "أَذْكَلى"は男性複数形の形容詞で主格です.
- "مِنْكَ"は前置詞で続く名詞の格は(あとで調べる)です.
祈りは眠りに優る¶
- أَلصَّلاَةُ خَيْرٌ مِنَ النَّوْمِ
- as.sa.laː.tu xaj.run min an.nawm
- "أَلصَّلاَةُ"は「祈り」を意味する女性単数名詞で主格です.
- "خَيْرٌ"は「良い, 優れた」を意味する男性単数形容詞の主格です.
- "مِنَ"は前置詞で続く名詞の格は属格です.
- "النوم"は「睡眠」を意味する男性単数名詞の属格です.
あなたの行いは彼女の言葉より悪い¶
- فِعْلُكَ شَرٌّ كِنْ كَلاَمِهَا
- fiʕluka ʃarrun kin kalāmihā
- "فِعْلُكَ"は「あなたの行動」という意味の男性単数名詞の主格です.
- "شَرٌّ"は「悪い、不快な」という意味の男性単数形容詞の主格です.
- "كِنْ"は命令形の動詞"كَانَ"の二人称単数形です.
- "كَلاَمِهَا"は「言葉」という意味の女性単数名詞の属格です.
最上級¶
基本¶
- 比較級と同じ
أَفْعَلُ
の形を使いつつ限定にします.
例¶
ムハンマドはその村で一番偉大な先生です.¶
- 非限定の単数名詞で限定されています.
- مُحَمَّدٌ أَعْظَمُ مُدَرَّسٍ فِي ألْقَرْيَةِ
- muħammadun aʕẓamu muddarrasin fiː alqaryah
- 「مُحَمَّدٌ」は人名で主語です.
- 「أَعْظَمُ」は形容詞で「最高の」です. 後続の名詞「مُدَّرَّسٍ」に合わせて男性単数です.
- TODO: 格を調べる
- 「مُدَّرَّسٍ」は「教師」は男性単数名詞で, 後続の前置詞句「فِي ألْقَرْيَةِ」によって場所を示しています.
- TODO 格
- 「فِي」は前置詞「~に」「~で」です.
- 「ألْقَرْيَةِ」は女性名詞の単数形で「村」です.
- TODO 格
ムハンマドは先生たちの中で最も偉大です.¶
- 限定された複数名詞で限定されています.
- مْحَمَّدٌ أَحْظَمْ ألْمُدَرَّسِينَ
- muħammadun aħẓam al-mudarrasīna
- 「مُحَمَّدٌ」は人名で主語です.
- 「أَحْظَمْ」は形容詞で「最高の」です. 前置詞「أَلْ」がついていないため男性単数形です.
- TODO 格
- 「أَلْمُدَرَّسِينَ」は「教師たち」で男性名詞の複数形です.
- TODO 格
ムハンマドは最も偉大です.¶
- 定冠詞で限定されています.
- مْحَمَّدٌ هْرَ ألأَعْظَمُ
- muhæmmædun hur alʔaʕðamu
- محمد: 男性名詞「ムハンマド(人名)」の単数形主格です.
- هر: 形容詞「最大の」の男性単数主格です.
- الأعظم: 男性名詞「最大のもの」の単数主格です.
ムハンマドは彼らの中で最も偉大です.¶
- 人称代名詞の所有格で限定されています.
- مْحَمَّدٌ هُوَ أَعْظَمُهُمْ
- muħammad huwa ʔaʕẓamu hu(m)
- محمد: 男性名詞「ムハンマド」の単数主格です.
- هو: 代名詞「彼は」の男性単数主格です.
- أَعْظَمُهُمْ: 形容詞で男性単数の主格です. 最上級の形容詞「أَعْظَمُ」に代名詞の接尾辞「هُمْ」がついています.
彼等はその村で一番偉大な先生たちです.¶
- このような文もありえます.
- هُمْ أَعْظَمُ مُدَرَّسِينَ ألْقَرْيَةِ
- hum a'zamu mudarrasīna alqarˈjaːti
- هُمْは「彼ら」で人称代名詞の複数形です.
- TODO 格
- أَعْظَمُは形容詞「最大の、最高の」で複数形の主格です.
- مُدَرَّسِينَは男性名詞「教師たち」で数・格は複数の目的格です.
- ألْقَرْيَةِは女性名詞「村」で属格です.
複合形容詞¶
基本¶
- アラビア語には形容詞と名詞で作られる複合形容詞があります.
- 形容詞が先行し, 定冠詞で限定された名詞が所有格で続きます.
- 「以外」を表すغَيْرُと形容詞を結びつけると反対の意味を表す形容詞ができます.
- 非理性的: غَيْرُ عَاقِلٍ
- 美しくない: غَيْرُ جَمِيلٍ
例¶
- وَاسِعُ ألصَّدْرِ
- 寛大な, 度量の広い
- wɑːsɪʕu ɑsˤːadr(i)
- 「وَاسِعُ」は形容詞「広い」です.
- 「ألصَّدْرِ」は名詞「胸、心、気持ち」で男性単数です.
- ضَعِيفُ ألإِْرَادَةِ
- 意志の弱い
- ðaˈʕiːf alʔiraːˈda
- ضَعِيفُ: 形容詞で単数主格です.、単数、مذكر、主格。日本語では「弱い」と訳されます。[
- ألإِْرَادَةِ: 名詞で女性単数属格です.
- كَبِيرُ ألسَّنَّ
- TODO スペルミスか?
- 年をとった
- kabiːr sanːa
- 「كَبِيرُ」は形容詞「大きい」で男性単数の主格です.
- 「ألسَّنَّ」は名詞「舌」で女性単数の主格です.
例文¶
彼は度量の広い男です¶
- هُرَ رَجُلٌ وَاسِعْ ألصَّدْرِ
- hu-ra rajulun waːsiʕ aṣ-ṣadr
- 「هُرَ」は「男性」でここでは「男性の」です.
- 「رَجُلٌ」は「男性」または「人」を表す名詞です.
- 「وَاسِعْ」は形容詞「広い」です.
- 「ألصَّدْرِ」は名詞「胸」です.
彼は度量の広い男です¶
- 上の文との違いはرَجُلٌを限定にした部分です.
- هُوَ الرَّجُلُ ألْوَاسِعُ ألصَّدْرِ
- huwa ar-rajul ʔawaːsiʕu aṣ-ṣadr
- هُوَは人称代名詞の三人称単数男性形で主格です.
- الرجلは名詞「男性」です.
- TODO 格は?
- أَوَاسِعُは形容詞「広い」で, 男性単数形の主格です.
- الصدرは名詞「胸」です.
- TODO 格は?
彼女は度量の広い先生です¶
例文¶
ぼくはその白い町を見つけた¶
- وَجَدْتُ ألْمَدِينَةَ ألْبَيْضَاءَ
- wajadtu al-madiinah al-bayDaa'
- TODO: これは主語・動詞の間にスペース区切りある?
- وَは人称代名詞の一人称単数の主格です.
- جَدْتُは動詞「見つけた」で一人称単数過去形です.
- ألْمَدِينَةَは名詞「都市, 町」です. 女性単数形です.
- TODO 格は?
- ألْبَيْضَاءَは形容詞「白い」です. 女性単数形です.
- TODO 格は?
これは偉大な仕事です¶
- هذَا عَمَلٌ عَظِيمٌ
- hæðaː ʕamalun ʕaðiːmun
- هذَا: 指示代名詞「これ」で男性単数形の主格です.
- عَمَلٌ: 名詞「仕事」で男性単数形の主格です.
- عَظِيمٌ: 形容詞「素晴らしい」で男性単数形の主格です.
TODO 彼は友達が少ない¶
- عِنْدَهُ أَصْدِقَاءُ قَلَائِلَ
- ʕindahu ʔaṣdiqā'u qalaa'ila
- عِنْدَهُ: 「彼には」という意味の前置詞「عِنْدَ」に, 三人称単数の人称代名詞「هُ」が付いた形です.
- أَصْدِقَاءُ: 名詞「友達たち」で, 男性複数形の主格です.
- قَلَائِلَ: 形容詞「数が少ない」で, 男性複数形の主格です.
- 形容詞「قَلَائِلَ」は男性複数形の形が「قَلَائِلَ」で, 男性単数形は「قليل」, 女性単数形は「قَلَائِلَ」です.
君はアラブの国々の数を知っていますか?¶
- هَلْ تَعْرِفُ عَدَد الدُّوَلِ الْعَرَبِيَّةِ
君の要求は受け入れられない¶
- طَلَبُكَ غَيْرُ مَقْبُولٍ
この計画は現実的ではない¶
- هذِهِ ألْخُظَّةُ غَيْوُ مَقْبُولٍ
この部族はいつも移動している¶
- هذِهِ ألْقَبِيلَةُ غَيْرُ مُسْتَقرَّةٍ
あの学者は広い知識を持っている¶
- ذلِكَ ألْعَالِمُ وَاسِعُ ألْمَعْرِفَةِ
私の母は体が弱い¶
- أُمَّي ضَعِيفَةُ الْجِسْمِ
この犬は主人より勇気がある¶
- هذَا الْكَلْبُ أَشْجَعُ مِنْ صَاحِبِهِ
その騎士はあの男より高貴だ¶
- اَلْفَارِسُ أَكْشَرُ نُبْلاً مِنْ ذلِكَ الرَّجُلِ
ぼくは君たちより幸福ではない¶
- أَنَا أَقَلُّ سَعَادَةً مِنْكُمْ
その女の子はその子の兄より賢い¶
- اَلْبِنْتُ أَكْشَرُ ذَكَاءً مِنْ أَخِيهَا
一番近い郵便局はどこですか?¶
- أَيْنَ أَقْرَنُ مَكْتَبِ نَرِيدٍ؟
- ʔajna ʔaqranu maktabi nariid
- أَيْنَ: 副詞・疑問代名詞「どこに」で単数不定格です.
- أَقْرَنُ: 動詞「結びつける」の一人称単数現在形です.
- مَكْتَبِ: 名詞「私の机」の単数所有格です.
- TODO 性は?
- نَرِيدٍ: 動詞「私たちは欲しい」の一人称複数現在形で不完全態です.
ハサンはそのスークで一番幸せ者です¶
- حَسَنٌ أَسْعَدُ الرَّ جَالِ فِي السُّوقِ
- ħasanun ʔasʕadu ar-rajāli fi as-sūqi
- حَسَنٌ: 名詞「ハサン」で男性の名前です.
- TODO 性・数・格は?
- أَسْعَدُ: 形容詞「幸せな」で三人称単数男性主格です.
- 特に「أَسْعَدُ」は形容詞の最上級で, 「幸せな」を意味する形容詞「سَعِيدٌ」の最上級の形に接頭辞「أَ」が付いています.
- الرَّجَالِ: 名詞「男たち」で, 男性複数形の前置詞「الـ」に格助詞「فِي」の後に来る場合の格形「ـِ」が付いた形です.
- TODO 詳しく解説をつけ直す.
- فِي: 前置詞「~に」です.
- TODO 従える格は?
- السُّوقِ: 名詞「市場」で, 男性単数形の前置詞「الـ」に、格助詞「فِي」の後に来る場合の格形「ـِ」が付いた形です.
- TODO 性・数・格など詳しく.
これはそこへの一番の近道です¶
- هذِهِ هِيَ الطَّرِيقُ الأَقْصَرُ إِلَى هُنَاكَ
- /hadihi hiya aṭ-ṭarīqu al-'aqṣaru ilā hunāka/
- هذِهِ: 指示代名詞「この」で, 女性単数形の主格です.
- هِيَ: 代名詞「それは」で, 女性単数形の主格です.
- الطَّرِيقُ: 名詞「道」で, 男性単数形の主格です.
- الأَقْصَرُ: 形容詞「最も短い」で, 男性単数形の主格です.
- إِلَى: 前置詞「~に向かって」です.
- هُنَاكَ: 副詞「あそこに」です.
- 性・数・格ある?
彼は彼らの誰より歳が若い¶
- هُوَ أَصْغَرُ هُمْ سِنًّا
- huwa ʔaṣḡaru hum sinna
- هُوَ: 三単現男性代名詞「彼」です.
- أَصْغَرُ: 形容詞の比較級で「より若い」または「年下の」です. 男性単数形の主格です.
- هُمْ: 三人称複数代名詞「彼ら」です.
- سِنًّا: 名詞「歳」で, 複数形です.
動詞¶
基本¶
- 動詞はアラビア語の骨格をなします.
- 動詞はふつう三つの子音を語根とします.
- アラビア語の動詞は過去・現在・未来のようなテンスの分け方ではなく, 意味する行為が完了(perfect)しているか・未完了(imperfect)かにわかれます.
- 辞書の見出し語は三人称単数の完了形です.
完了形¶
基本¶
فعل
で表すとفَعَلَ
型,فَعِلَ
型,فَعُلَ
型の三種があります.فَعَلَ
型- 開いた:
فَتَحَ
- 入った:
دَخَلَ
- 返った:
رَجَعَ
- 打った:
ضَرَبَ
- 学んだ:
دَرَسَ
- 開いた:
فَعِلَ
型- 遊んだ:
لَعِبَ
- 着た :
لَرَحَ
- 聞いた:
سَمِعَ
- 飲んだ:
شَرِبَ
- 喜んだ:
فَرِحَ
- 遊んだ:
فَعُلَ
型- 遠かった:
بَعُلَ
- 重かった:
شَقُلَ
- 良かった:
حَسُنَ
- 小さかった:
صَغُرَ
- 多かった:
كَشُرَ
- 遠かった:
TODO 活用例: دَرَسَ
¶
単数 | 双数 | 複数 | |
---|---|---|---|
一人称 | |||
二人称男性 | |||
二人称女性 | |||
三人称男性 | |||
三人称女性 |
Local Variables¶
1 2 3 |
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