「タピる」の解析: 「外来語の形態論研究:外来語系接辞と新語形成」

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Twitter を眺めていたら「タピる」の用法分析 (を含む外来語の議論) の文献が流れてきたのでシェアします. 能動態と受動態で意味が大きく変わる事例が存在するとかいう面白い現象があるようで, 英語やそのほかの国の言葉で類似の現象がないかと考えたものの, やはりすぐに思いつかないのが悲しいところ.

ツイート自体も引用しておきます.

ツイート引用

「タピる」の多義性、めっちゃ面白い! 実は次に出す本に「タピる」の曖昧性の例を入れたのだが、これほどまでに用法が多岐に及んでいるとは知らなんだ 受動態では能動態にはない意味が出てくるとか面白すぎる。 もっと早く知ってたらよかった。

『日本語と日本文学』が筑波大のリポジトリに入ったので以前何度か宣伝した次の論文もweb経由で読めるようになりました:「外来語の形態論研究:外来語系接辞と新語形成」 外来語系の接辞にどんなものがありそうかの検討とあと「タピる」の簡単な記述など

ちなみにパネルディスカッション「借用語と日本社会」の巻頭言のようなものも書きました:「借用と外来語と社会」 3ページほどの短いものですが,外来語の言い換えに絡めてコロナ禍にも少しだけ触れています

ふと気になったのでWikipedia先生でタピオカを調べてみたら, オランダ語で大元はブラジル先住民のトゥピ語だとか.