第 9.5 回 習慣の力と習慣化のための 4 つの秘訣/中高数学駆け込み寺

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はじめに

ここまでのコンテンツは確認されたでしょうか? 1 回 1 回は 10 分もあれば十分に読み切れる量です. 通勤通学中などの空き時間にでも眺めてみてください.

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今回のテーマ

今回は次の問題について考えてみましょう.

習慣化の視点

このテーマは既に 1 度考えています. 今回はその復習に加えて, 習慣化という観点からお話します.

数学に限らず何かをしようと思ってもなかなか続きません. 私の場合, 数学なら放っておいてももう勝手にやるのですが.

しかしそれ以外がなかなか続きません.

コンテンツ制作にも関わるし, 好きなのでイラストを描く練習をしたいのですが, ついつい忙しさにかまけてさぼってしまいます.

他にもプログラミング, 特に今回も扱っているような数学関係のプログラミングも, なかなか勉強や研究が続きません.

他にも, 私は中学の頃に白血病になってしばらくまともに運動していませんでした. 本当に体力がなく, いい加減そこを何とかしようと思って筋トレしたり, 休みにジムに行ってランニングしたりしています. 毎日の筋トレくらいならまだしも, ジム行きはなかなか続かないですね.

というわけで継続して何かをする, ということに関しては私もあなたと同じようなところはあります.

比較しよう

続けられていることと続けられないことを比べれば, 続けられないことが何故続かないのかもわかります.

私自身に関する調査・研究結果だけでなく, これまでいろいろな方の様子を見てきた結果と合わせて継続に関するポイントをお伝えするので, ぜひ参考にしてください.

習慣化

最初にも書いたように続けていることは習慣になっています. だから習慣化を意識するのが大事です. ポイントを箇条書きでまとめておきます.

聞くところによると 21 日続けられればそのまま習慣として続けていけるそうです.

3 日坊主とよく言います. 21 日続けられるかが山場なので, まずは 21 日続けるための方法を考えましょう. ちなみにこの講座は本編が全 13 回で, その合間に今回のような勉強継続法のような小ネタを挟み, 全 23 回シリーズにしています.

この小ネタメールも 5-10 分程度で読み切れるはずなので, このメール講座に毎日取り組んでもらえれば, 自動的に 21 日を越えられるようになっています.

簡単にする・小さくする

21 日続けるための方策として, できる限り簡単にすることが大事です.

例えば筋トレをやるにしても, いきなり腕立 100 回を毎日というと絶対に挫折します. はじめの 3 日くらいで疲れ果てて確実に心が折れます.

1 日 3 回でいいからその代わり毎日ちゃんとやろう, という方が確実に続けられます. これは私の実感でもあります.

あとで少し書くように私は中 3 で白血病になり, そこからろくに運動していないので本当に体力がありません.

ここ 1-2 年でいい加減何とかしようと思って, 体力増進を兼ねた筋トレもはじめて, 実際に 1 日 10 回を 3 セットくらいのレベルで地味に続けています. 継続のために大事な工夫です.

数学でも同じことをしましょう. 難しさの基準は無理なくどころか, 毎日絶対に続けられるくらいの小さい単位が基準です. 「がんばればできる」というのでは, がんばる必要があって確実につらくなります. 1 日 5 分でいいから数学に触れ続けてください.

本を開いて眺めるだけ

これだけで十分です. 中身を読まなくても構いません. 何か数字とアルファベットが書いてあるようだ, このくらいのレベルで「眺める」のでもいいです.

その代わり毎日ちゃんと 5 分はその時間を作る, そういう意識でやりましょう.

この講座の各回を 1 つ眺める, それでも十分です. 通勤・通学のような細切れ時間にやるだけでももちろん OK.

本を持ち歩くのは大変でも, スマホでネットにアクセスするのは簡単でしょう. PDF 配信だと PDF の見方がわからないと言われることがありました. それでも記事へのアクセスなら簡単なはずです. それもあって記事の形で配信しています. ぜひ有効活用してください.

自分をほめる

あと大事なのはとにかく自分をほめることです. 馬鹿みたいな話ですが本当です.

私の場合, コンテンツに活かすべくイラストの練習しているとき, 「これ下手だな」と自分で自分の気分を下げてしまうことがよくあります.

これは本当によくないのです. 「今日もさぼらずきちんと練習できたな」のように, 練習したこと自体を褒めるくらいでちょうどいいです.

自分に期待しすぎない

子どもが何かできるようになったとき, 小さなことでも「よくできたね」「すごいね」と褒めると思います. それを大人になった自分にもしてあげましょう.

できる人は何の苦労もなくできるしやっているのですが, 私含め, 気楽に褒められない人も多いです. ガンガン褒めてあげましょう. 人を褒めること自体いい習慣でもあります.

まとめ: 4 つのポイント

もう 1 度まとめておくと, 習慣化の秘訣は次の 4 つです.

私の事例: 覚悟を決める

あと全く参考にならないと思いますが, 私の数学の習慣化に関してお話しておきます.

私の場合, 中学 3 年の 1 月に白血病になりました. 細かいところは他でも書いているので省きますが, 身体が動かないなら頭が使えるようになろうと思い, 高校になったら死に物狂いで勉強するぞ, 特に皆が苦手な数学をやっておけばきっとどこかで活きるはずだと思い, 決意を固めました.

高校入学直後, 高校では毎日「2+学年」分の時間を家庭学習するべきだと言われました. それを素直に受けとめて, 毎日「2+学年」分の時間勉強していました.

上の決意・覚悟もありますが, 特に数学が苦手だったこともあり, とにかく数学をしていました.

少なくとも 1-2 年の間の家庭学習で 90% 以上は数学をしていたと思います. それ以外は英語の予習か試験前の勉強で, それ以外の記憶がほとんどありません.

これは習慣化というより固い決意と覚悟の問題で, その「初心」を今でも忘れていないという極めつけに特殊な事例だろうと思います. 最初は軽くとか言わず, 高校に入ってからいきなり毎日 3 時間家庭学習はじめましたからです.

余計な話をはさみました. 結局ゆっくりじっくり地道に進めるのが 1 番です. 思い詰めずゆるくやるのが継続のコツです. この講座もそのくらいのゆるさ・軽さで取り組んでください.

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1 回 1 回は短いのですぐ読めると思います. 通勤通学の合間のような隙間時間に読んでみてください.

アンケート

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