Twitter まとめ: 零空間 $N$ は (線型) 写像の核 ker だった悲しみ¶
本文¶
ささくれ先輩がセミナーで喋っていたようなのだが, それについてブルブルエンジン兄貴と梵さんが Twitter 上で会話していた. 困っている人がいるかもしれないし, 折角なのでメモしておきたい. この辺から始まる.
引用¶
記号の使い方に非難でまくりのセミナー
— アルゴドゥー・ヴィエルジュ (@alg_d) 2013年3月20日
@alg_d 先輩のやつですか?
— 梵 (@bonnou_bonjin) 2013年3月20日
@bonnou_bonjin はい。「作用素のカーネルはKerで」「カーネルはNだろなにいってるんだ!!」
— アルゴドゥー・ヴィエルジュ (@alg_d) 2013年3月20日
@alg_d カーネルがNの気持ちがわからない人生だった・・・
— 梵 (@bonnou_bonjin) 2013年3月20日
@alg_d @bonnou_bonjin ゼロに落ちる的な意味でのnullのNから来ていると思っていたのですがどうなのでしょう http://t.co/zYeUCsgvrx零空間
— 相転移P (@phasetr) 2013年3月20日
@phasetr あーなるほどと思いながらも日常的に使っていないからカーネルはkerという感じが強いですね
— 梵 (@bonnou_bonjin) 2013年3月20日
私は ker と書く¶
私自身は核を ker と書く. これは新井先生の本の影響だ.
im は ran¶
ついでにいうと, 像の方も Im や im ではなく ran と書く. ホモロジーあたりをやるとき時々こっそりと Im ではなく ran と書くのだが, これはこれで気持ち悪くて結局 Im とか書きつつ, 核だけは ker と先頭を小文字にしていたりする.
追記¶
Twitter で次のようなコメントを頂いた.
@phasetr kernelをNと書くのはフランス語のnoyau(核)に由来しているのでは?
— Naoya Umezaki (@unaoya) 2013年3月22日
よく分からないが確かにフランス語由来かもしれない. 実際, 整数の $\mathbb{Z}$ はドイツ語の Zahlen が由来だったはずだ. 何か文章にしておくと指摘をしてもらえるのは実にありがたい.
数学¶
数学, 関数解析, 線型代数