http://qm.ims.ac.jp/wmwv2015/
量子情報というか測定というかそちらはともかく, 小嶋先生の退官の方は最近小嶋先生関係の研究にも興味が出てきたことも あって行きたいが, 時間というよりお金がなくて本当につらい. 情けなくて泣きたい.
モスクワタイムズによると、ペリルマンは最近モスクワからスウェーデンに移住したようです。Eccentric Math Genius Ditches Russia for Sweden: http://t.co/tmUSqQ1bTq
— jin (@jin0801) 2015, 1月 12
Perelman情報だった. 何か切ない.
学部 2 年で志賀浩二『複素数 30 講』を読んで岡潔の仕事を知って以来, 多変数関数論にはずっと興味がある.
また場の量子論としても公理的場の量子論や代数的場の量子論で 多変数関数論を使うし, 学部 4 年のときに進む研究室選定とも合わせて AQFT についていろいろ調べていたときに Borchers の自己同型群のスペクトル解析の 仕事に興味を持って以来, 余計に勉強の意欲が湧いてきたものの, 結局まともに勉強できていない.
ちょこちょこ勉強しようと思って挫折しまくっているのだが, 今回もちょろっと調べものをしていたら Hormander の論文を見つけたので 少し読んでみた: A History of Existence Theorems for the Cauchy-Riemann Complex in $L^2$ spaces.
適当にしか読んでいないが, 面白かった部分だけ簡単に抜いておく.
1 変数関数論は Laplacian と Cauchy-Riemann 作用素の解析が重要だったが, 多変数関数論は 1 次元からの帰納的なアプローチではじまり, 偏微分方程式を使うアプローチは 1960 年代にようやくはじまった. $\bar{\partial}$-Neumann 問題は 1950 年代中頃に Spencer がはじめた.
言われてみれば 1 変数の場合, 初等的な範囲では解析学の色彩がかなり強いが, 多変数になると専門的になってくることもあって, すぐ層だの複素多様体だのという話になるので, 言われてみれば感があった.
Spencer は 小平-Spencer の Spencer だと思うのだが やはり Spencer 恐るべし.
あと PDF P.17 からの Bergman とのやりとりが面白い.
He was a rather special person and had a reputation for cornering people to talk interminably about the kernel function for which his enthusiasm was unbounded. For quite a while I managed to avoid him, but at last I was cornered.
Bergman, 遠くから観察してみたかった.
私に必要な関数論は現代的な関数論ではなく, 場の量子論向けにカリカリにチューンされた, 恐らくかなり古いアプローチである一方, 現代的なアプローチも読んでみたいのでつらい.
こんな時間なのでエアリプ。
中2の連立方程式で、もちろん代入法は習うんだけど、どうしてもそのときは代入法を理解できない生徒が一定数いることは研究上明らかになっています。文字を別の文字や数に置き換えることができない。原因はいくつか想定されていますがいまも追究されているところかと。
— MER (@MathEdr) 2015, 1月 27
生徒の中で数学に問題が生じていることがわかったとき、つい生徒の不勉強さ或いは教師の指導のまずさに原因を求めがち。確かにそれは多いだろうけど、それだけでなく、認識・理解上どうしても生じてしまう問題のあることがいくつかの研究で明らかにされている。理解研究は数学教育研究の重要な一分野。
— MER (@MathEdr) 2015, 1月 27
危うく生徒や教師のせいにしてしまいそうだが、どうやらそうじゃないらしいことがわかってくる。それを明らかにしただけでも価値がある研究だと思う。中学数学では、文字式に関わる理解や証明に関わる理解についてはかなりの研究の蓄積がある。それでもわかってないことはまだまだ多いのだけれど。
— MER (@MathEdr) 2015, 1月 27
@MathEdr突然のリプライ失礼いたします。現在数学を専門にしており、院では数学教育に足場を置いて、理解研究や教育方法研究をしたいと考えているのですが、これは読んでおくべきというような文献があればご紹介いただけませんか。
— かまでぃー@群論の闇 (@mdyxrB809) 2015, 1月 28
@mdyxrB809院で数学教育研究されるのですね!是非頑張ってください。文献ですが、院は時間が限られており、自分の研究内容に即して読むべきものが変わってくるため一概には言いにくいですね。例えば同じ「理解」でも文字式の理解なのか証明の理解なのかで変わります。続
— MER (@MathEdr) 2015, 1月 28
@mdyxrB809また、数学教育を研究する上で知っておくべき論文や文献となると、海外のものが多くなり、それらはかなり重厚(学部生では読めない)なため勧めづらいです笑。数学教育研究の全体像がわかる日本語文献として『数学教育学ハンドブック』というのがあるのでそこから入ってみては?
— MER (@MathEdr) 2015, 1月 28
@mdyxrB809この本では数学教育学とは何かということから説明されています。ただし具体的な研究となってくると、ただの集約になっている項目もあります。興味ある内容の引用参考文献をご覧になり、面白そうで信頼度高い学会誌の論文へと進まれるといいかもしれません。以上です。
— MER (@MathEdr) 2015, 1月 28
これか. 読書リストにいれておきたい.
新刊入荷しました
『和算に恋した少女③風狸 けん 画・中川 真 脚本(小学館)
11艘の船を、二分の一、四分の一、六分の一に分けるには? 千本のワインを十人で毒味して、毒の入ったボトルを特定する方法など、思わず考えさせられる問題が詰まった和算エンターテインメント!
— 書泉グランデMATH (@rikoushonotana) 2015, 1月 30
和算はともかくエンターテインメントというところに興味がある.
@phasetrもしもし相転移Pさん。逆問題というのは「現象から数理的な法則を考える」過程のことで、そこで使われるのが現象数理学という認識で合っていますか?
現象数理学入門 https://t.co/m3S1i77bne
https://t.co/m3S1i77bne
— ばんぬ (@sorayana123) 2015, 2月 18
先程Twitterでこのような質問を頂いた. 長くなるのでブログにまとめた. 「定義による」というのが正直なところだが自分用のメモも込めて紹介・記録しておこう.
まず私の理解というところから端的に言えば, 逆問題は応用微分方程式論に端を発する命名で「順問題」に対する「逆」だ. 現象数理学もとりあえずやっていること, 目指すことは従来の応用数学の枠内にはまると思うのだが, 応用数学と言っても広いから, 特に名前づけから特色を出していっただけの身も蓋もないアレという感じ. それぞれ独立した営みという理解.
順問題と逆問題で対になる. 以前関西すうがく徒のつどいでも拡散方程式の逆問題について話したことがある. その講演原稿はhttp://github.com/phasetr/math-textbookにも収録しているので興味がある向きは参照してほしい.
それはそれとして次のような対応がある.
一般に | 具体的に | |
---|---|---|
順問題 | 入力から出力を求める | 微分方程式の初期値から解の振る舞いを調べる |
逆問題 | 出力から入力を求める | 複数観測地点での震度データから震源地を調べる |
微分方程式で定式化される問題を例にしたが別に何でもいい. 例えば「友達にいつもと同じ感じでちょっかいを出したら物凄く怒られた. 今日は虫の居所が悪いようだ」というとき, 「怒られた」という出力から「今日は虫の居所が悪い」という入力を推測するのも逆問題と言える.
元のコメントにある「数理的な法則」も特に数学で比較的綺麗に書ける・モデル化できるタイプの自然科学・工学的な応用を念頭に置いているのだろうし, 実際に発端もそこにあるが, フレームワークとしては数学で書ける対象に限定する必要はない. その方が「応用」は広い.
まず三村先生の所属する明治大学現象数理学科のページから引用しよう.
モノ・コトから現れる複雑な現象を、数学で解明する。
動物や植物の美しい模様、心臓の拍動や薬の吸収などの医学・生理学問題、交通渋滞や経済不況などの社会的問題、流行やブームといった社会現象まで、私たちの身の回りは、現象であふれています。そうした現象を、数学を用いて解明していくのが現象数理学です。現象を数式に置き換えていくことを「モデリング」といいます。そして実際に導き出した「数理モデル」を使い、コンピュータで高度なシミュレーションを繰り返していくと、これまで目に見えなかった現象の正体が徐々に明らかになってくるのです。
現象数理学, 要は応用数学だ. モデリングも諸科学・工学で標準的な考え方だし, シミュレーションも特に理論工学ではもはや基本中の基本なのではなかろうか. 理論というともっぱらシミュレーションを指すことすらあると聞いている.
応用数学といってしまうと数学の趣が強過ぎるから, 適当な「現象」を扱うのだ, という姿勢を前に出した名称である種の政治的なスタンス表明という感がある. 特に最近は「役に立つ学問」という流れがあるし, 学科新設という意味でも思惑があるだろう感がある.
これ
http://t.co/295QmkqLWd
か。読んでいなかった。。。この辺りが修士一年の必読だった訳ね。
— 早川尚男 (@hhayakawa) 2015, 1月 24
最初は渡辺の手書き(と手描き)で響子さんのイラストもあって、それが若き日の佐々真一に多大な影響を与えたのであった。
@hhayakawa
これ http://t.co/LEE97RDSrl
か。読んでいなかった。。。この辺りが修士一年の必読だった訳ね。
@sasa3341
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 1月 24
@Hal_Tasaki@hhayakawaそれから15年くらいたったら、3部作のせいか記憶のつなぎ変えがおこって、その響子さんは田崎さんの記事にあったものだと思い込んでいた。90年代終わりに、違うと言われたものの未確認で、同じ話題が数年前にあがって、niiを確認したのだった。
— 佐々真一 (@sasa3341) 2015, 1月 24
@sasa3341いずれにせよ、最初の手書き+手描き版が佐々さんのところにも回っていたのですね。あれは渡辺が知人だけに配ったのだと思っていた。
@hhayakawa
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 1月 24
@Hal_Tasaki@hhayakawa 確か、素粒子論研究か物性研究か。(最新でなければ)図書室から借り出して、学部生でも生協でコピーできた。
— 佐々真一 (@sasa3341) 2015, 1月 24
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 1月 24
@Hal_Tasaki@hhayakaw別のバージョンがあるのですか?もっとたくさん響子さんがいるとか。。
— 佐々真一 (@sasa3341) 2015, 1月 24
@sasa3341
ぼくがもらった最初のバージョンはすべて渡辺の手書きでした。たぶん、仲間内にだけ配ってたんじゃないのかな?
響子さんは、もっとアップの可愛い絵で「響子さん」って横に書いてあった気がする。
@hhayakaw
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 1月 24
@Hal_Tasaki@hhayakawあぁ、「手書き」の部分の話ですか。当時だと、まだ手書きが主流だったので、それは影響云々ではないです。そもそも、当時の僕のスキルだと手書き以外の選択枝はなかったですし。
— 佐々真一 (@sasa3341) 2015, 1月 24
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 1月 24
@sasa3341
あ、いや、イラストのことですけど、佐々さんの修論は見てないので適当に言ったのです。
@hhayakaw
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 1月 24
@hhayakawa渡辺澄夫さん、RIMSで私の3つくらい上でしたか、院生室が同じでした。数理研を出てリコーに就職されたあと、一度、朝日新聞の「人」欄でお見かけしました。
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2015, 1月 24
私も読んでみたが, 何というか判断に困った. Bratteli-RobinsonというよりもIsingの何かを読む前哨戦にはいいかもしれない.
それはそれとしてBratteli-Robinson, 例えば量子統計・代数的場の量子論への直積分の応用に関しては貴重な文献ではあるが, 大事なのにこのパートが死ぬほど読みにくい. そもそも測度論が出てくるのでそこの地獄はあるにせよとにかくつらい.
《パネル展示 小平邦彦先生の生涯 小平先生とその友人たち》
3月20日(金) 13:00--17:00
21日(土)~23日(月) 10:00--17:00 24日(火) 10:00--12:00
会場:明治大学駿河台キャンパスリバティタワー14階1144号室主催:日本数学会
— 書泉グランデMATH (@rikoushonotana) 2015, 2月 22
これ行きたい. どうしよう.
【久保シンポジウム】まだ先だけれど、理想的な講演者が決まったのがうれしくて告知しちゃった。舟木さんと笹本さんは超一流のガチ数学なんだけど、その間に数値計算と理論でセンスよく多彩な現象を料理する湯川さんが入る。他では聴けない取り合わせ!
http://t.co/IgTBsQXMIN
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 2月 16
また行きたい研究会ができてしまった.
九大で行われた数学ソフトウェアチュートリアルの資料にYouTubeの動画を追加しました.GeoGebra を楽しんでもらえると嬉しいです.「MathLibre 道場 GeoGebra 編」Tatsuyoshi Hamada https://t.co/wRWEFrQeGK
— Tatsuyoshi Hamada (@knxm) 2015, 2月 21
これも遊んでみたいと思いつつ全く手がついていない. つらい.
数学の数式・記号のあるページを簡単に検索できる「SearchOnMath」 http://t.co/P9vCDqAUBmpic.twitter.com/t6IKmYj6XO
— GIGAZINE(ギガジン) (@gigazine) 2015, 2月 25
何かの役に立つかもしれないのでメモ.
私は素数時計で生きています
例)
1番目の素数=2
44番目の素数=193
11番目の素数=31
なので1時44分11秒は素数時計では2時193分31秒となります。
この時計で生活していると、素数大富豪が強くなります。 pic.twitter.com/kEE6YLEsQl
— 素数Tシャツ (@shinchan_prime) 2015, 3月 4
何かおかしな人がいる! と思ったら広義知人だった事案.
最近忙しくていろいろ滯っているのだが, ちょっと堀田さんとやりとりしたので.
.@theorphysさんの「場の量子論の数学的定式化」をお気に入りにしました。 http://t.co/lgdy4s03fe
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
@hottaquこの辺の話でいつも思うのですが、非相対論的場の理論はどういう扱いなのでしょう。こちらは空間三次元のモデルである程度まともなのも何とかやれているのですが、相対論的というか超弦というか、数学的に格好いい方ばかり目立っている感があり、とてもつらいところです
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 5
一昨年だかその前のサマースクール数理物理で河東先生が、AQFTもVOAも両方ともかなり一般性が高くて完全には対応しないのは明らか、作用素環からは何とか有理性が大事でこれがキーになるはずだが対応するVOAの概念が何かよくわかっていないとか言っていたがその辺の話だろうか。あとで読む
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 5
@phasetr厳密な数学的取扱いは知らないのですが、物理屋としては(より簡単な)相対論的場の理論をいつも背景に置いて、その理論の中での粒子の質量∞近似をとることで何が問題なのと思っています。非相対論的モデルはより基礎的な相対論的理論から導出されるべきという視点なんですが。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
@phasetrただ数学的な難しさや非自明さは、物理屋のそのような"思い込み"とは独立だというのも認識しています。だから非相対論的な物理モデルをきちんと数学化する価値は高いですし、やって頂けるとありがたいです。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
@hottaqu論文読んでメルマガにも感想的なことを書くついでに何かまとめて書こうと思っているのですが、まず数学的にいうなら相対論は対称性の制限が強くて「厳しい」です。そのおかげでとりうる範囲が絞り込めて「簡単・単純」になるのだと思っていますが
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 5
@phasetr同感です。=>RTまず数学的にいうなら相対論は対称性の制限が強くて「厳しい」です。そのおかげでとりうる範囲が絞り込めて「簡単・単純」になるのだと思っていますが
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
@hottaquあと非相対論での紫外切断除去で時々問題として挙げられることで、紫外切断を除去して、元が非相対論なのに相対論的領域に突撃したりしないか、したとしたらどう扱うべきかというあたり、物理でどういう認識でしょうか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 5
@phasetrその制限を取り払ったときに出てくる数学的多様性には興味があるわけです。将来ローレンツ対称性が高エネルギー領域で破れていることもあり得ます。対称性は実は創発的であり、低エネルギーで近似的に存在する可能性も。そうだとすると対称性のないモデルの理解も物理として重要。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
@phasetrこれは格子場の理論での回転対称性(ローレンツ対称性)のような例でも出てますよね。対称性は低エネルギー領域で創発するというアイデアは物理としても重要であると認識は広がっていると思います。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
@hottaquそもそも物理としてきちんと理解できていませんが、特に物性関係の、いわゆる階層性の話としてよりミクロの世界、相対論的領域には触れずに成り立つ部分は相対論の参照なく独立に切って考えられるはずで、「導出」を考えずに切り離した思考がどこまでできるかとか考えています
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 5
@hottaqu量子力学から熱力学を導くとか、そういうタイプの導出自体が激烈な難問だろうというのもありますし、いい表現かわかりませんが「(より)ミクロな世界を参照せずに上の層だけで閉じる理論を構築できるか考えよう」というモチベーションが私にはあります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 5
とても面白いテーマだと思います。@phasetr
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
あと立川さんと谷本さんのやりとり.
(代数的場の量子論の兄弟というべきか、構成的場の量子論のほうでも、二次元だと Glimm-Jaffe がスカラー場で勝手な多項式ポテンシャルの理論を構成しているので、まあ二次元はやりやすいのでしょう。これを代数的場の量子論で見た仕事はあるのでしょうか?識者のコメントを求む)
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2015, 3月 5
@yujitachGlimm-Jaffe が作った例はlinear energy bound を満たしているはずなので、ちゃんとHaag-Kaster のネットが作れます。おっしゃるとおり、3次元までなら彼らの例や、2次元共形場や可積分系(の一部)がネットとして作られています。
— Yoh Tanimoto (@yoh_tanimoto) 2015, 3月 5
ともかく、AQFT と VOA は、双方とも、物理屋がいう二次元共形場理論の場合には、数学的に厳密に適用できるべき枠組みなのだけれど、その間の関係がわかっていなかった、のです。それがとうとう解決した、というのが、さっきの論文に書いてあるはず。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2015, 3月 5
@yujitachで、2次元共形場もlinear energy bound を満たす場があればネットもあることがわかっていて具体例もありましたが、そうでない部分代数に関してもきれいにVOAとAQFTが対応する、というのが今回の論文のはずです。今日著者のLongoと話していました
— Yoh Tanimoto (@yoh_tanimoto) 2015, 3月 5
谷本さんは元々河東研で, 博士から本格的にAQFTやりにイタリアに行ったくらいの人で正にバリバリの識者だ.
あとで論文読んでメルマガにまとめたい.
泥縄のしやすさ,それを学ぶのに必要な背景知識の階層で決まるんだけど,応用数学だと大体,線形代数と微積分と確率論の真上に乗ってるから,たいしたこと無いのよね.代数統計 ( https://t.co/xLrl0KQ4e2) でも,代数多様体の初歩的なところしかいらない.
— 前原 (@tmaehara) 2015, 2月 16
いわゆる狭義の応用数学に限らないが, この徒手空拳で挑む感じがとても好きで, 私の専門でもなるべくこの感じを大事にしたい.
“「人は簡単に『忘れてはいけない』という。でもね......」外国人歴史家が体験した3.11” http://t.co/aaZts4FdIl
— ひよのぽん (@ystt) 2015, 3月 12
歴史家というのがどういう人々なのかよくわかっていないのだが一例として参考にしたい.
Lieb-Robinson boundsなに
— ぐーつー (@go_o2) 2015, 3月 16
— aki_room (@aki_room) 2015, 3月 16
@aki_room@go_o2割り込んでいいか微妙ですが、http://t.co/P47FboPJhvの証明はかなり読みやすいです。原証明は正方格子の上でフーリエを使ってやっていたはずですが結構読みづらい一方、引いた論文では格子に構造を仮定しないでかなり初等的にやっている感
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 16
詳しいことはさっぱり忘れてしまったが, 最近まるで触れられていないものの, 無限系の Hubbard に集中的に取り組んでいたことがあって, そのときに読んだ記憶がある.
次のような感じで大事そうだと思った記憶がある.
私の目下の対象はHubbardモデルでの電子とフォノンの相互作用系だが, Hubbardを無限系にすると相互作用を考えなくても一気に数理物理的な研究が減るので, 嬉しいのか何なのかよくわからないが, とにかく何かやりたい.
あと次の情報も教えて頂いた.
ちなみに夏学の講義の参考文献はhttp://arxiv.org/abs/1102.0835とhttp://arxiv.org/abs/1004.2086の予定です
両方ともNachtergaele-Simsだった.
https://t.co/ZNeF4nj4b9https://t.co/Ol8ZRtJa5Pベクトルが線型写像というのが今ひとつよくわからない
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 17
よくわからない言明に遭遇したので. 引用しておくとこれ.
内積はベクトルからスカラーへの線形写像と考えられるので、ベクトルが線形写像だというのを理解すれば、テンソルはベクトルからベクトルへの多重線形写像として理解できます。それだけ。そこからテンソルからテンソルへの多重線形写像は自明。そう書いてある本は少ない気がする。
— Shinji Kono (@shinji_kono) 2015, 3月 17
線形写像とベクトルはお互いに一対一対応する。これは随伴関手の例にもなってる。双対性を理解する機会でもある。微分幾何では当たり前に使われてしまう。
— Shinji Kono (@shinji_kono) 2015, 3月 17
これに関してコメントを頂いたので少しお話しした.
なんとなくn×1行列がベクトルで1×n行列が線形写像と言いたいんだろうけど・・・用語ってむずかしい
— ShimoHi (@anibutsu) 2015, 3月 17
@anibutsuそれなら気分はわかるのですが、行列と線型写像の峻別は線型代数の勘所でもあるのでそれはそれで非常に微妙な気分になります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 17
@phasetrリースの表現定理では?という指摘もありました。説明読んでるとそのような気もしますが、なにぶん函数解析をまともに勉強できてませんので怪しいですが。
— ShimoHi (@anibutsu) 2015, 3月 17
@anibutsu圏がよくわからないので何とも言えませんが、本当に一般にいうなら、リースの表現定理を使うには内積空間(またはヒルベルト空間)の構造が必要で、ベクトルと線型写像の1:1というのは表現が強すぎる感じがします
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 17
@anibutsuまたリースの表現定理は「すべての【有界】線型【汎関数】が内積の片方を潰した<f,・>の形で書ける」という定理なので、線型写像全体ではなく(有界な)線型汎関数全体であって、その意味でもまだ問題があります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 17
@phasetrやはり、あまり話を広げない方がよかったですね。誤解が生じそうなところをありがとうございます。
— ShimoHi (@anibutsu) 2015, 3月 17
こういうのを見ると, 自分も (よく知らないところで) とんでもないことを口走っているのではないかと不安になる. あと圏をフランス語でやってみたい. 何かいい本ないだろうか.
休憩ついでに数学の本の話でも。大学で数学を勉強する予定のみなさんは、数学を娯楽として消費する本ではなくて、ある程度きちんと勉強できる啓蒙書を読むことを薦めます。
— takey_y (@takey_y) 2015, 3月 17
以下、私の知る範囲でいくつか紹介します。まず易しいところから挙げると、新井先生の『生き抜くための数学入門』( http://t.co/L3rcXSE9JS)。数学がどのような知の営みであるかが分かる。
— takey_y (@takey_y) 2015, 3月 17
次に、遠山先生の『数学入門 上・下』( http://t.co/QgHwFo13yx)。ところどころで高校では習わない内容が出てくる。計算技術ではない数学の「意味」がよく分かる。
— takey_y (@takey_y) 2015, 3月 17
あとはシリーズもの。面白そうな題材のものを選んで読むと良いでしょう。共立出版「数学のかんどころ」( http://t.co/0TeHQOtgHo)。朝倉書店「すうがくぶっくす」( http://t.co/yJmfQuljCj)など。「すうがくぶっくす」はちょっと難しいかな。
— takey_y (@takey_y) 2015, 3月 17
志賀先生の「30講シリーズ」( http://t.co/qsSnlNMKez)。私は「群論への30講」を大学入学前に読んだのが、数学書を読む初めての経験だった。
— takey_y (@takey_y) 2015, 3月 17
最近の本では、嘉田先生の『論理と集合から始める数学の基礎』( http://t.co/5fXpCT4ur4)の前半を大学入学前に読んでおくと、大学での数学の勉強がかなり楽になるでしょう。
— takey_y (@takey_y) 2015, 3月 17
ほかにも初学者がきちんと勉強できる数学の本がたくさんあると思うので、twitter 上のほかの先生方が紹介されることを期待しつつ(笑)、私のつぶやきはこの辺で。では。
— takey_y (@takey_y) 2015, 3月 17
物理のための数学講座はこの辺のために作ろうと思った講座だが, 止まったままなので早く再開させたいとはずっと思っている.
『すうがくぶっくす』はこれだけ見るとちょろそうだが, 時々核弾頭クラスの凄まじいのがあるので気を抜いてはいけない. ひどい本というわけではなく, 恐ろしく深く遠いところにまで連れていかれることがあるのだ. 平井先生の群の表現論の本, 堀田先生の代数の本(最後に$D$加群が出てくる), 岡本先生の本(佐藤超関数が出てくる)とか超パンチがきいている. 平井先生の本はじっくり読めばきちんとわかる本だと思うが, 二巻本ということもあり, 話題は豊富だし著者の伝えたいという気迫を感じるとてもよい本.
数学したい.
作用素論でも単調なネットが収束ネットしたりしそうだな(夢か本で見た)
— たんじぇ (@f_tangent) 2015, 3月 18
@f_tangent非有界作用素だと色々アレなことが気楽に起こってきそうな感じがありますが
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 18
@phasetr非有界作用素こわい…
— たんじぇ (@f_tangent) 2015, 3月 18
@f_tangent弱収束とかなら大丈夫そうだけど、ノルム収束はちょっと無理っぽい気がしますね。
— れんま(88%) (@tononro) 2015, 3月 18
@tononroなんか作用素論の本に書いてあった気がするので見てみます
— たんじぇ (@f_tangent) 2015, 3月 18
@f_tangentそもそも、有界作用素でも単調性があっても有界なネットでない限り収束しないのでは
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 18
@phasetr有界性は必要っすね
— たんじぇ (@f_tangent) 2015, 3月 18
@phasetrそもそも有界であっても収束するとは限らないんだよなぁ。Rで無限遠で0の関数環を考えて、台が大きくなっていく状況を考えてみるといいっぽい。
— れんま(88%) (@tononro) 2015, 3月 18
@tononroそれは超絶基本的で大事な例っぽいのでmath-textbookにも載せておく所存。ありがとうございます。ちなみにそれは非可換の場合でもあり得る話でしょうか。ちょっと自分でも考えてみますがとりあえず
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 18
@phasetrそりゃもう無限遠で消えているRから行列環への関数環とかを考えればいくらでも出てくるんじゃないですかね。
— れんま(88%) (@tononro) 2015, 3月 18
@tononro書き方がアレだったのですが、作用素環(特にvon Neumann環)で出てくるか、というのが気になっている点です
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 18
@phasetr私はC*のヒトなのでアレですが、vNの場合はそういうの(自己共役のsup)モリモリ使いそうですね。
— れんま(88%) (@tononro) 2015, 3月 18
@tononro先程聖典 Bratteli-Robinson を確認したら、B(H)の時の言明しかなかったので、もしや一般のvon Neumannでは変なことがあるのか?と無性に不安になりました。正規状態に絡む大事なところとはいえ、ダイレクトに使うことがあまりないもので
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 18
@phasetrやや、vNはあるB(H)の強収束(など)について閉じている*部分環なので、収束先もきちんともとのvN環に含まれますぞ。あとはB(H)の場合の証明がパラレルに進むはずです。
— れんま(88%) (@tononro) 2015, 3月 18
@tononroそれはそうだ。ありがとうございます
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 18
滅茶苦茶間抜けなことを言っていて死にたくなるが, 行列環値の(連続)関数環をさらっと出してくるあたり, 何となく$C^*$の人の気配を感じたが, 私は作用素環専攻だったというのにろくに作用素環をやっていなかったので単にその地力の差という感じもある.
あとでmath-textbookにも例として取り込んでおこう. よい勉強になった.
清水明『新編量子論の基礎』、エルミート共役に関する等式の導出 - y_bonten's blog http://t.co/5tmgw1aQod
— ぼんてんぴょん(Bontenpøn) (@y_bonten) 2015, 3月 17
@y_bontenどこまできちんとやるかという話ではありますが【教科書には「演算子の線形性と内積の性質から明らかに」とある】の段落、数学的には間違った部分があります。作用素A+Bはψに(A+B)ψをあてる作用素でAψ+Bψをあてる作用素ではありません
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 17
@y_bonten量子力学の場合、非有界作用素という面倒なクラスで議論する必要があり、そこではそもそも作用素Aと作用素Bに対して和が定義できるかどうかがまず非自明です(定義域が{0}になることもありえます)
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 17
@y_bonten上の注((A+B)ψどうの、のところ)は有界作用素なら結果的には成立します。notorious domain problem として非有界作用素で時々言及されます。和だけでなく積が定義できるかも分かりません
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 17
.@phasetrご指摘ありがとうございます。くだんの教科書には作用素の和の定義がないままA+Bが登場したので、有限次元で成り立つ事柄から類推して書いてしまいました。ご教授の続きを理解できるよう努めます。
— ぼんてんぴょん(Bontenpøn) (@y_bonten) 2015, 3月 17
@y_bontenついでにいうなら、adjointが取れない作用素もあります。物理で有名な所で幅の量子論の生成作用素(の作用素核)です。和が取れない例をすぐに作れなくて今泣いているのですが、積について面倒くさくなる例を次のツイートで紹介します
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 17
@y_bonten微分作用素D(単純に一変数の微分で十分)の自身との積D^2は単純に2階微分ですが、D^2が作用できるためには元の関数が2階微分可能である必要があります。一方Dだけなら当然1回微分できれば十分です。これは例えば「DとD^2の定義域が違う」とまとめられます
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 17
@y_bontenDとD^2の和がそのままでは定義できないことも分かります:Dの定義域とD^2の定義域が違うので、適当に定義域を調整する必要があるからです。あと応用上面倒なこととして定義域が変わると作用素のスペクトルがかわります。スペクトルと観測値と結びつくのでとても困ります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 17
@y_bonten物理の本でその辺を気にしている本は無いでしょうし、物理をやるなら気にする必要も無い話です。無限次元で起こる現象で、数学としては病理的とさえ言われることもあるくらいの話で、知らなくて困ることはほぼないでしょう。私は専門上気にせざるを得ないだけなので
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 17
@phasetrありがとうございます。個人的には(いま気にならなくても)必ず先で気になることが目に見えているので、そういう問題点が存在するという予備知識があるだけでずいぶん助かります。
— ぼんてんぴょん(Bontenpøn) (@y_bonten) 2015, 3月 17
非有界作用素という修羅との戦いだった. あとzenaさんとのやりとり.
@zena_mp和が定義できない(定義域が{0}になる)非有界作用素の組の例を(複数個)出せるでしょうか。すぐに作れず思い出せもしなくて号泣しています
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 17
@phasetrつまらない例でもよければ,共通部分が{0}になる稠密な部分空間の組を用意して,それぞれの中で適当に非有界作用素を定めれば良いのではないでしょうか.
— zena (@zena_mp) 2015, 3月 18
@zena_mpありがとうございます。あとは何か適当に自分で考えておきます。助かりました
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 18
@phasetr折角なので,ついでに述べておくと
任意の非有界自己共役作用素Aに対して,
dom(A+UAU*)={0}
となるユニタリ作用素Uが存在します.
— zena (@zena_mp) 2015, 3月 18
@zena_mp証明すぐにできる命題でしょうか。もしくはどこかに証明あるでしょうか。自分でも考えてはみます
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 18
@phasetrどこかに載っていいたと思うのですが,ちょっと今思い出せなくて探しています.
— zena (@zena_mp) 2015, 3月 18
あまりにも間抜けで死にたくなった. 仕方がないので粛々と対応していきたい.
あと非有界作用素に関する定理, これはやばい.
新井仁之先生の線型代数、いつまでたっても抽象的な線形空間に進まずに行列の性質を調べ続けて、多変量解析や離散フーリエ変換やウェーブレットで画像処理などの方向に突進する珍プレーしていて、これはとても良いのではないかと思った
— 足跡45 (@ashiato45) 2015, 3月 1
@ashiato45何か本とかPDFとかにまとまっていたりするのでしょうか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 1
@phasetrこちら(悲しい) http://t.co/HcPmX91YQS
— 足跡45 (@ashiato45) 2015, 3月 1
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 1
これは読みたい. 絶版状態(?)なのをどうにかしてほしい.
追記: いつだか忘れたが絶版状態が解消されたため既に買って手元にある.
Lurie のホームページ改めてやヴぁい。講義ノートだけでも、代数的トポロジー、組合せ論、数論に作用素環となんでも有り。高次元および低次元多様体の分類理論のノート、そして最近追加された代数的 K 理論と多様体のトポロジーのノートに注目。http://t.co/X2YUeoeeDS
— atsushi yamashita (@yamyam_topo) 2015, 3月 1
Lurie, ホームページがやばいというか何者なのかよくわからなくてやばい.
M1で研究する前にもう一度線型代数を講義する計数のカリキュラム,線型代数で殴り続ける強い意思が感じられて好きです.
see: http://t.co/2cmaBnbLz6
— TM (@tmaehara) 2015, 3月 21
私も先日, 小学生の女の子に「数学で殴る」という表現を教えてきたが, この表現がどこまで一般的なのかについて非常に興味がある.
工学部的には、線形代数の抽象的なところを学んできてほしい。逆行列や固有ベクトルは求められるけど、ベクトル空間の公理、ノルム、内積の公理で決まってくる空間の概念をわかってないと、工学部の専門数学の多くが対症療法的な理解になってしまう。
— 田中(かな入力派)聡久 (@tanaka_toha) 2015, 2月 13
もはや前後が追い切れないので悲しいが, 現実問題として工学的に抽象論の何をどう使うのだろうか.
「さんすう刑事ゼロ」はどの回も非常に秀逸で、大学生や大人こそ見るべき内容。20%引きからの20%引きで40%引きを装う詐欺や、小数点以下の数値をちょろまかして比例を見誤らせる話など、これを小学生向け番組として構成できているのは凄い。http://t.co/yXX3ePNRKQ
— kougaku (@kougaku) 2015, 3月 25
近いうちに眺めよう.
面白いとか言って済む話ではないのだが.
例①
ぼく「分速60mで歩く人がいる」
生徒「いる」
ぼく「この人が5分で歩く距離は何mだろう」
例②
「分速60mで歩く人がいる。この人が5分で歩く距離は何mですか」
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 2月 11
算数が苦手、あるいは今は良くても後に躓く子は、この2つの問いを同じように処理しない。能力の問題でなく姿勢や習慣の問題で。①は300mとすぐ答えるのに、②になるとみはじ(はじき)の図を描き始めたりする
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 2月 11
会話では生きていた「聞かれたことに答える」という機能が、紙に書かれた問題を解く段になると消失するわけだ
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 2月 11
何度も言うが、算数や理科の問題は解く前から答えが何であるか分かっている。この場合の答えは「分速60mで歩く人が5分間に進む距離」だ。しかし、嘘のような話だが、地方の公立小の生徒は半数以上がそのことを認識していない。答えが何であるかより先に式を考えようとする
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 2月 11
生徒をよく見ると、単位を書くときに問題文を見る生徒がいる。「何mですか」の部分を見てmと答えているわけだ。60×5=300の時点ではそれがmであることが認識されていないということ。何か気になった、とかkmじゃないか確認した、など他の理由も考えられるが、毎回見る生徒は間違いなくクロ
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 2月 11
私が一番強調したいのは二番目のツイート。これらは「能力の問題でなく姿勢や習慣の問題」なのだ。もちろん、その積み重ねはそのうち能力の差になってくるが。ではなぜ「姿勢や習慣の問題」がでてきてしまうのか。小中学生を指導する人はその辺をもっと考えた方がいい。もちろん私も
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 2月 11
算数の文章問題で一番大事なのは「自分が何を求めようとしているのか認識すること」だ。それが認識できていない状態で問題を解くことにはほとんど意義がない。それこそ中教審の嫌いな「暗記重視の受験勉強」だ
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 2月 11
逆に、自分が何を求めようとしているのかが認識できているなら、それをどう求めるのかは比較的どうでもいい(もちろんその中で「こうした方がなお良い」というものは確かにあるが)。その本末が逆になっている典型が「みはじ」であり「単位のサンドイッチ」であり方程式や比例式であり
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 2月 11
3x+5=-x-7が解ける生徒のうち、何割が「『xがいくつなら3x+5と-x-7が等しくなるのか』を求めている」という認識を持っているのだろう?
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 2月 11
計算は、すでに何だか分かっている答えに数字を与える作業にすぎない。その作業が問題の中核であるかのような誤解が「算数(数学)ができなくなる」という現象の諸悪の根源といっていい
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 2月 11
子供たちの詳しい状況はよくわからないが参考にしたい.
言われてみればそうなのかもしれないが, ほとんど考えたことがなかった事案なので, いくつかツイートを転記して記録しておきたい.
こういうのは実際に大量に色々な子供を見ていないとわからない. 参考にしたい.
こういう例を結構たくさん見ているので、「丁寧に正確に」は好まないのですよ。「じっくり考える」は良いとしても。
https://t.co/9RfRT56ctR
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 4月 5
引用されているのはこれ.
吹奏楽部に夏休みを破壊され、夏を過ぎてから来た5教科7科目の高3(国公立進学80名程度の自称進学校)がいたのだが、計算が非常に遅く、半年足らずでは何をどうすることもできないので丁重にお断りした。非常に真面目そうな子で勉強も可能な範囲でやってはいたのだと思うが…
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2014, 10月 8
あの様子では、計算のみならずすべての処理が遅いだろう。英文なども逐語訳しているに違いない。「模試とかで時間間に合う?」と聞いたら「全然間に合わないんです。第6問だけで何十分もかかっちゃって」と言っていた
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2014, 10月 8
彼女の問題点は
①部活動によって日常の学習時間が大幅に削減された
②部活動によって受験への始動が大幅に遅らされた
③計算その他処理が馬鹿丁寧すぎるせいで非常に遅い
という3点に集約される。では、誰が彼女をそうしたのか
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2014, 10月 8
たぶん、本人は自分の問題点を人に指摘されたことがない。むしろ周囲の推奨する通りに生きてきたはずだ。だから、彼女は自分の学力が足りないことや試験時間内に終わらないことを自分の能力が低いせいだと思っているだろう
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2014, 10月 8
「部活も一生懸命やろう」「ゆっくりでもいいから丁寧に解こう」というイメージ優先かつその場の(自分の)都合しか考えていない無責任な言説が、真面目な学生の本業を破壊した。破壊した無数の張本人たちにその自覚はゼロだろう。本人も何によって破壊されたかを知らず、自分の責とするだろう
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2014, 10月 8
例えば同じテストで生徒A,Bが同じ得点だったとします。Aはミスが多いものの時間内に解答欄を全て埋めて見直しまでできました。Bは時間内に解き終わらず解答欄に空白が目立ちますが答えを出した問題はほとんど正解していました。同得点だから実力は同じと判定されますが、皆さんならどう見立てる?
— 根岸 大輔(ねぎちゃん先生) (@negi_chang) 2015, 4月 3
僕はこの場合、Aを高く評価し、Bを低く評価する傾向が強いです。解答欄が空白では点にならないし、何より考え方・論理把握の粗さよりスピードを上げる方が指導しにくいと思っているから。教えられる部分が少なく、個人の取り組み、意識の改革がスピードアップには必要。その意識が低い子は厳しい。
— 根岸 大輔(ねぎちゃん先生) (@negi_chang) 2015, 4月 3
典型的な「同じ点なのは今だけ」の例ですね。仮にABが中学生だとすると、大学受験する頃には絶対に覆らないくらい差がついていてもおかしくない。単位時間あたりの勉強量が違いすぎるからね
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 4月 4
もちろん程度問題ですが
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 4月 4
「処理の速さ」って誤解されている気がするな。算盤的な「計算の速さ」だけイメージされているのではないか
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 4月 4
処理が速いってのは単位時間あたりに考えている量が多いという意味であって、「何も考えずに適当に書いているから速い」みたいのは処理が速いとは言わない
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 4月 4
ただ、処理の速さを生徒に仕込むのは結構大変で、単に急かすだけだとブレーキが壊れた車みたいになって複雑な問題も急いで解こうとして×だらけになったりする。ヤベエと思ったら腰を落ち着かせて行を増やす必要もあるし、そういうブレーキの踏み方も教えていく必要はある
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 4月 4
行を減らせと言ってもそのために手が止まって考える時間が長すぎれば逆効果だし、結局は「手を止めずに処理できるギリギリの範囲」まで行を減らしていって、その範囲を少しずつ拡張するという話になる。これは指導者が定期的に補助しないと難しい
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 4月 4
処理が速くなるためには多面的な理解と抽斗の多さが必要になるので、解き終わったあとでその問題に対して考察を加える一手間は結構重要。いわゆる確かめのことではなく、「つまりどういうことよ」的な。例えば×10を筆算して解いた後「0つけるだけで良かったんじゃね?」みたいな
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 4月 4
特に物理はこれがないとアウトと言ってもいいと思う
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 4月 4
とりあえず処理の速さというものがだいぶ甘く見られていることが分かった
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 4月 5
平均以上の生徒なら数解いてるうちに正確性は勝手に上がってくしこっちであれこれすれば更に上がるけど、速度はほっといても上がらんし指導者が補助してすら上がらんことも多い
— ヤマグチ (@t2o_yama) 2015, 4月 5
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 4月 4
「任意の素数pに対してp+1元集合に入る位相全体の集合の濃度はmod pで7」ってやばい。その7って数字はどこかから来たのさ感が異常。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 4月 4
ちなみに「任意の素数pに対してp+3元集合に入る位相全体の集合の濃度はmod pで634」だそうです。これがスカイツリーの高さ634mの元ネタだとか何とか。
https://t.co/0HmMZNDiiy
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 4月 4
やばい. あとで論文きちんと読みたい.
http://t.co/4weHhawop1Elsevierの数学や情報系のジャーナル論文4年以上前のは全部無料で公開されるようになったんだ。今日気づいた。ありがたすぎる
— kinaba (@kinaba) 2015, 4月 9
本当か. これはありがたい.
@y_bontengeneralized Riemann integral(http://t.co/4choxtTHlG)もうまいことやってますよ。Lebesgue積分と同等もしくはそれ以上なんですから。
— カオナシ(T.MATSUMOTO) (@CharStream) 2015, 4月 9
Kurzweil-Henstock integral, 名前をずっと忘れていたのでとりあえず記録.
いちおう #ニコニコ技術部#ニコニコ学会関連だと思う
面倒なデータマイニング作業を時給200円ぐらいでバングラデシュ人に発注してみた http://t.co/ZS148Fg67K
— TAKASU/ Pepper超会議 (@tks) 2015, 4月 13
自分の楽しみも合わせて数学名言を集めてつぶやくみたいなアレをやろうと思っていたのだが, こういうのを使うといいのかもしれない. 検討しよう.
web日記に
★「ヴィジュアルガイド・自然科学のための数学(仮)」の査読者募集
http://t.co/YPks2V6uyL
を出しました。
「いろぶつの新刊の間違い見つけてやろうじゃないか」という有り難い御心をお持ちの方は、リンク先を参照の上御連絡ください。
— 前野[いろもの物理学者]昌弘 (@irobutsu) 2015, 4月 10
楽しそうだし私も似たことをやろうと思っているので, 参考にもするべく参加した. 楽しそうなので皆でやろう.
30年前の数学会の総合講演で使ったという正規weight系の解説を頂いたので読んでいるのだけど、これが実に面白い(^^)(^^)(^^)
— 宇宙賢者 (@the_TQFT) 2015, 4月 17
.@the_TQFT大島さんが彌永賞受賞した、1985年春の都立大ですね。雑誌「数学」の論説になったのが
https://t.co/yCOPftx109
https://t.co/iy21CA17Ja
です。30年たってもいまだに色あせない。
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2015, 4月 17
@Paul_Painleveネット上にあったんですね(^^)(^^)(^^)今読んでも面白くて重要な問題意識にあふれています(^^)(^^)(^^)
— 宇宙賢者 (@the_TQFT) 2015, 4月 18
いま読んでも面白いということなので私も読んでみたい.
購入した: Joel David Hamkins著 A Mathematician's Year in Japan http://t.co/3O1gXjVOYe
— Takayuki Kihara (@tri_iro) 2015, 4月 16
これ面白そう. ほしい. 私もこういうの作りたい.
数学セッション,リーマン予想講演の簡単な解説/他の方のトークも実に面白そうなのでタイムシフトで見よう / “#ニコニコ学会数学セッションに出演しました - tsujimotterのノートブック” http://t.co/shXx3xkX6f
— どせい (@xr0038) 2015, 5月 6
私もニコニコ学会で話す方やってみたいが何話せばいいだろう. ちょっとネタを考えておきたい. 前に動画も作った女性胸部の話とかアレだがアレっぽいのでアレ.
mathjax のような tex ベースの数式組版ライブラリだそうです.-- katex使ってみた - Firespeed http://t.co/DgmhEbokTX
— Tatsuyoshi HAMADA (@knxm) 2015, 4月 21
このサイトもMathJax利用だが, ネットワークが通じない状況でのローカルでの記事執筆時に困ることがないではない. 期待したい.
丸山善宏さんの「圏論的双対性の理論入門」と understanding conferrability http://t.co/NLlPQqEYho
— HIYAMA, Masayuki (@m_hiyama) 2013, 11月 8
少なくとも一部界隈では有名なMacLane and Moedijk, Sheaves in Geometry and Logic: A First Introduction to Topos Theory, 通称SGL関連の話.
次の記述がとても気になる.
古典論理のストーン双対性を圏論的な双対性の有限的/コンパクトな典型的事例として位置付け、無限的/非コンパクトなケースとしては幾何的論理を対比させています。幾何的論理(geometric logic)は、「SGL読書会」のテキストである"Sheaves in Geometry and Logic"の主要なテーマでしょう(たぶん、僕は最終回だけしか出てないので半分憶測)。
古典論理のストーン双対性が、代数幾何の枠組であるスペクトルやスキームと類似であることも詳しく解説されています。ここらへんの話題は、2005, 2006年あたりに僕も取り上げたことがあります。具体的な計算も書いてあるので、多少は参考になるかもしれません。
研究したいこと, 勉強したいことが無限にある.
【5/27発売予定】
『数理医学入門』(鈴木 貴 新井 仁之 小林 俊行 斎藤 毅 吉田 朋広 : 共立出版 :C3341 )@近刊検索β http://t.co/tgpvkfddvE
▼本書は最新の研究に基づいて,解析学と医学との直接の協働と融合を紹介したユニークなもの!
— Phantom_Works (@sutohKADAA_SYA) 2015, 4月 21
執筆陣から言っても超ほしい.
植田さんの数学科に入る人へのアドヴァイス。Via @suzuki__r
http://t.co/t7BEY8dZLZ
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2015, 5月 9
印象的な文章があるのでPDFからいくつか引用したい.
直前まで素粒子か物性の分野に進むものだと思っていた私の進路を大きく変えたのは、教員と話をしているうちに抱くようになった、物理学者は数学に対してある種の"敵意"を持っている一方、数学者は物理に敬意を払っているという印象です。物理に進学すると数学の勉強ができなくなる一方、数学に進めば物理も勉強できると思ったので、これは単に決断を先延ばしにするだけのはずだったのですが、今思うと実際にはここが人生の分かれ道でした。
ある種とついているのでアレだが, 敵意というか, 嫌悪感のようなものは時々感じる. 実際, 実験系の教官で「元々理論をやりたかったのだが複素関数論が駄目で諦めた」とかいうのを実際に聞いたことがある. 関係ないが, 物理だとよく複素関数論というが, 数学だと関数論や複素解析という気がする. このギャップがどこで生まれたのかとても気になる. 物理でLie代数と(正式に)呼ぶのに数学ではLie環と呼ぶのも面白いと思っている.
研究者同士の関係はある意味で対等(真理の前では平等、と言ってもいいかも知れません)なので、研究を志して大学院に進学する人は、誰かの弟子になるのではなく、同僚になるのだという気概を持つべきでしょう。
学部の頃はいまひとつ分からなかったが, 修士で実際にいろいろやっているうちに少なくとも理想はこう, というのは掴めた気はする.
何らかの事情で数学ができなかった日の夕方には禁断症状で手が震えるようならなお良いです。
手が震えたことはないがふとしたときに「数学やりたい」と言っていることはよくある.
最初は問題が解けるのか半信半疑なのですが、そういう時には解けません。そのうち、実は解けるんじゃないかと思い始めます。いいアイデアを思いついて天にも舞い上がる心地になったかと思えば、ちゃんと書き下そうとしてギャップに気付いて落ち込むということを繰り返します。気持ちのアップダウンが激しくて、精神衛生上良くありません。後一歩で解けそうなときは特に危険です。こういう時は車の運転などは控えたほうがいいですね。また、そうでなくても運転中に助手席の人と数学の話をするのは、ナビを操作したり電話を掛けたりするよりも明らかに危険なので、法律で禁止すべきです。やがてアップダウンの周期が徐々に短くなってきて、遂に証明を書き下してもギャップが見つからなくなります。
法律で禁止するのはいいとして, その状態をどう判定するのかが難しそう. 法学部の教官に相談して何とかしてほしい.
そして目玉はこれ.
ドラゴンボール現象
少年漫画にしばしば見られる強さのインフレーションは、数学では日常茶飯事です。あるシーズンでは手の届く遥か彼方にある最強の敵だったものが、次のシーズンには一撃で倒せる雑魚キャラになります。典型的な例としてはAtiyah-Singer の指数定理があります。これは Chern-Gauss-Bonnetの定理やHirzebruch-Riemann-Rochの定理などを特別な場合として含み、位相的な指数と解析的な指数が一致することを主張します。証明された当時は代数、幾何、解析に跨って聳え立つ現代数学の到達点と位置付けられましたが、今ではモジュライの幾何を研究する際の出発点に過ぎません。
インフレが進む最大の原因は、何かを最初に成し遂げるのは難しくても、それを学ぶのは遥かに容易であることにあります。スポーツだと、誰かが100mを9秒台で走っても、別の人が9秒台で走るには(たとえ全く同じではないにしろ)はじめの人に近い努力が必要です。数学なら、ある日誰かが9秒台を達成した翌日には皆が9秒台で走っていて、8秒台への到達を競うようになります。
Twitterでいくつか反応があって, スポーツの例示は適切かといった話があったが, 非常にキャッチーでうまいと思ったので特に記録しておきたい. 女性から見るとどういう印象を受けるのかはよくわからない. ちょっと聞いてみたい.
私の学部時代の友人の父君が街角の数学 ふくしま 和算の復興をめざしてというサイトを運営している 数学と共に生きる男だといういい話を聞いたので宣伝していきたい.
算額にご興味があるとのことで, サイト内に次のような素敵な一文がある.
街角を曲がると、そこには・・・! そんな街づくりに参加してみませんか
その知人にも改めて連絡したのだが, 以前数学をテーマにした美術: 方程式のある風景という記事を書いて, 次の本を紹介した. 現代アート的に数学関係の変なのがある町並みとか異常っぽくてとてもよいのでぜひ実現させたい.
数楽カフェというのも福島でやっているとのことだ.
福島近郊, 特に二本松市市民交流センター近くの方でご興味のある方は参加されるとよいと思う.
【訃報】ジョン・ナッシュ氏=ゲーム理論確立した米数学者 ( #読売新聞) #googlenewsjphttps://t.co/vSibcQPTLQ
— googlenewsjp (@googlenewsjp) 2015, 5月 25
Nobel経済学賞や映画ビューティフルマインドで有名なNashがなくなったとのこと.
Twitterで見かけた情報を探っていたら見つからなかったので, 代わりにWikipediaから取ってくる. 見かけたツイートに相当する記述を引用する.
ナッシュは博士課程をプリンストン大学ですごすこととなるが、カーネギー工科大学での指導教官がプリンストン大学へと送った推薦書は「この男は天才である。」と書かれただけの一行の文章であったという。
他にもいくつか引用しよう.
専門分野は微分幾何学でありリーマン多様体の研究に関して大きな功績を残している。
1994年、ラインハルト・ゼルテン、ジョン・ハーサニとともにゲーム理論に関して大きな功績を残したとしてノーベル経済学賞を受賞しており、彼の証明したナッシュ均衡の存在が非常に有名であるため、ゲーム理論がナッシュのライフワークと思われていることもあるが、ナッシュがゲーム理論の研究をしていたのは博士課程在学中とその後のわずか数年間だけである。2015年にはアーベル賞を受賞した。
あとゲーム理論の人とばかり思っていて専門が微分幾何というのを知らなかった.
しかし、ナッシュ自身も「私の業績として特に注目するものではない」と評しているように、ゲーム理論に関する研究はナッシュの数学者としての評価を高めることには余り寄与していない。ナッシュに数学者としての名声をもたらしたのは後のリーマン多様体への埋め込み問題に関する仕事であり、以下の重要な論文を発表している。
- "Real algebraic manifolds"(1952年、数学雑誌Annals of Mathematicsにて発表)
- "C1-isometric imbeddings"(1954年、数学雑誌Annals of Mathematicsにて発表)
- "The imbedding problem for Riemannian manifolds"(1956年、数学雑誌Annals of Mathematicsにて発表)
- "Analyticity of the solutions of implicit function problem with analytic data"(1966年、数学雑誌Annals of Mathematicsにて発表)
誰かこれの意義について解説してほしい. 自分でやれればいいのだが, 幾何の歴史的流れを理解していないといけない部分もあろうし, そもそも幾何がわからな過ぎるのでつらい.
本当はこういうのをタイムリーに動画にできるといいのだが. 今後の検討課題としよう.
うっ…
今月の数セミ記事「ε-δがわかりません」にある証明…
— Qちゃん@先生と呼ばれるほどの馬鹿である (@Kiwamu_K) 2015, 5月 14
@Kiwamu_Kこういう「証明」を板書する数学教員って,一般に(多く?)存在するのでしょうかね.
— Qちゃん@先生と呼ばれるほどの馬鹿である (@Kiwamu_K) 2015, 5月 14
定期購読で買ったまま積読になっている数学セミナー2015/6の該当記事を読んでみた. あとで動画にでもしたいのだが, 確かにきちんと丁寧に議論した方がいいところで, 私も反省した.
自分の理解の杜撰さを指摘されているようで戦慄する.
Dyson http://t.co/m2UzJKGTsh
— 宇宙賢者 (@the_TQFT) 2015, 5月 13
Dyson, 私の分野の魔人である. よくわからないが, 世間的に有名なのはQEDなのだろうか. Dyson-Lenardの物質の安定性やDyson-Lieb-SimonのHeisenberg反強磁性など, 凄まじい結果を持っている数理物理の神々のうちの一人だ.
上記PDFによると元々ケンブリッジの数学科で, それから理論物理に移ったとのこと. この辺の経歴は知らなかった.
PDFを読んでいるとサッチャーの話とか出てきて楽しい.
私はベシコヴィッチのスタイルに影響を受けました。 構成的なスタイルです。 ベシコヴィッチは単純な構成要素から彼の数学的証明に使われた美しい構造を創る能力に長けていました。 私は物理の計算に同じスタイルを用いました。
構成的場の量子論だとかその辺の話を想起する.
ダイソン 子ども達は、学校で、どの国も特に得意とするものが一つあるというイメージを教わります。 ドイツは音楽、フランスは絵画、そしてイギリスは科学です。 イギリスでは才能のある若者がこれに刺激を受けてケンブリッジに入学し、科学者になります。 有名なケンブリッジ大学の最終的な優等学位の試験(トライポス)によって、この傾向が更に高まりました。
こういうのを考えたことなかった. 日本だと何だろう.
私は1948年にバークレーを訪問した時、化学者のメルヴィン・カーヴィンに強い感銘を受けました。 彼は炭素原子の分子間の移動を数秒間追跡することにより、 光合成、すなわちどのようにして二酸化炭素が吸収され、糖に変換されるか、を理解するため、 初めて炭素の短寿命放射性同位元素を利用しました。 1秒毎に化学反応がどのように進むか。 生物学に対して、初めて原子核物理学が応用されたのです。 その時以来、放射性のトレーサーを用いて生物学は急速に発展しました。 オッペンハイマーは、生物学に対する原子核物理学の応用は原爆よりも重要であると述べました。
この辺を生物・化学に対する原子核物理の応用と認識したことなかったので, ちょっと面白かった. 自分もあまり目が見えていないな, という感.
私がプリンストンに行った時、アインシュタインがいました。私は彼がプリンストンに来たのは大間違いだったと思います。 後略
その当時いた人しか言えない話だった. Einsteinだけではなく, 朝永, Pauli, Diracなどの話もある.
私は量子電磁力学の摂動展開の収束について研究していましたが、パウリは発散すると断言しました。 私はその級数が収束することを説得しようとしましたが、彼は同意しませんでした。 結局、今は彼が正しかったことが分かっています。 私はその級数の発散について論文を書くことができたので、パウリの手助けに感謝しており、不満はありませんでした。
魔人同士の会話だ.
福来 ディラックについてはいかがですか?
ダイソン ディラックは頻繁にプリンストンにやってきました。 彼は若い時の寡黙で近寄り難い性格から、 年を取って話し好きで親しみやすくユーモアのセンスにあふれた性格に変わりました。 アインシュタインと同様、彼は自分好みの理論―うまくいかないことが分かった「大数仮説」、 それから私には全く理解できなかった「負計量の場の理論」―に固執しました。 年を取ってからは、何が正しく何が間違っているかを直感的に推測する能力を失ったように見え、 どんどん普通の人になっていきました。
どんどん酷い話が出てきて楽しくなってくる.
ハイゼンベルクもまた晩年には自分の理論である「スピノル場の理論」に打ち込みました。 彼は自分の助手にその研究をするように要求しました。 私の知っている助手はハンス-ペーター・デュールですが、 彼のキャリアはこの仕事で台無しになってしまいました。 ハイゼンベルクは死ぬまでスピノル場の理論をあきらめませんでした。
ダイソン 私がプリンストンに来た直後、 ヘルマン・ワイルはチューリッヒに、カール・ジーゲルはドイツに、それぞれ移りました。 私は有理数による代数的数の近似に関するジーゲルの定理を強めたため、彼は私のことを知っていました。 ヘルマン・ワイルもなぜか私のことを知っていたようで、私が高等研の教授に採用されるように助力してくれました。
この前のヤン・ミルズのところではランダム行列をやっていたという話も出てくる. Dyson, 本当に何やってるんだ感ある.
ハートランド・スナイダーと一緒に彼の学問的成果として最も重要な、ブラックホールを理解する研究をしました。彼らは、内部圧ゼロの重い物体はアインシュタイン方程式の帰結として永久自由落下状態となることを示しました。彼らはアインシュタイン方程式に従う宇宙にはブラックホールが存在することを予言したのです。
中略
アインシュタインは全くブラックホールを信じていませんでした。それどころか、ブラックホールは存在できないという論文を書いたのです。オッペンハイマーも二度とこの問題に立ち戻ることはありませんでした。宇宙でブラックホールの候補が複数個発見された後でさえ、彼はブラックホールについて語ることを拒否しました。私は彼とブラックホールについて話をし、なぜそれが面白いのか説明しようとしましたが、そうすると彼はいつも話題を変えてしまいました。どうしてなのか、私には分かりません。ブラックホールは、その父からも祖父からも嫌われた息子でした。
悲しみのブラックホール.
ツヴィッキーとは違い、ホイーラーは難しい人間ではありませんでした。多くの学生をもち、非常に寛大でした。彼が示唆した問題についてファインマンが上げた研究成果については、完全にファインマンの業績としました。彼は極端な愛国者で、極右で、150%アメリカ人といった人間で、政治的にはオッペンハイマーと正反対の立場でした。
150%アメリカ人という表現に笑う.
福来 数理物理学者として、数学と物理学の関係をどのようにお考えですか?
ダイソン 本当に溝があったのは純粋数学と応用数学の間です。純粋数学者は違う言葉を話していました。ブルバキが流行の純粋数学でしたが、私はそんなに興味はありませんでした。「脆弱層」についての講演を思い出します。誰かが脆弱層とは何なのか質問しました。座長のアンドレ・ヴェイユがこう言いました。「それは既にクラシックな専門用語になっているので、説明する必要はありません。」私はそれが何のことか全然理解していませんでした。私はファイバー束は理解するようになりましたが、そこから先には進みませんでした。どうも純粋数学は極端に抽象的になってしまっていました。私にはそれが稔りの多い方向とは思えません。私は応用数学に留まる方を好みました。
応用数学とは, という感.
ダイソン 物理はスピードが遅くなりました。 60年前は6ヶ月で実験が終わり、結果は6週間で説明されました。 今は実験に20年かかります。 高エネルギー物理以外では、まだすることが数多くあります。 小規模な研究はまだ盛んです。 素粒子物理は特殊なケースです。 素粒子物理でさえ、ハーバード大学のガブリエルスによる電子の電気双極子モーメントの測定のような小規模実験は、最先端研究の一例で、新しい発見のチャンスもあります。
自分が場の理論・量子統計をやっているのにアレだが, 古典論まわりいろいろやることありそうで楽しそう. しかしめっちゃ難しそうなイメージが死ぬほどある.
一般的に実験研究者は予期せぬことが起きることに備えておかなければなりません。 これは理論研究者にも当てはまります。 一つのことに固執するべきではなく、多くの研究テーマを考えるベきです。 一つの研究に飽きたら、さっさと別の研究に取りかかるべきです。 私は長い研究生活でずっとそうしてきました。
早く研究が再開できるようにいろいろ整えているところだ. あと一年で形にしたい.
ミンネで数学アクセサリの出品をはじめてみた.
露出を増やすべくついでにメルカリでも販売している.
作れる記号一覧もアップしておいた.
ふだん私もつけているし, 高知工科大学での講演時, 出席していた学生さんに無料であげるといったら女性だけでなく男性にも人気があったので, 男女関係なく少なくとも理工系には受けるのだと思っている.
コンセプト「数学を身につける」をどんどん展開していきたい.
お役立ち情報まとめみたいなこともしようと思ったので, ちょっとTwitterで募集してみた.
物理とか数学やる上でこれは入れておくべきPCのソフト(とその使い方メモ)やスマホのアプリ、または知っておくべきサイトとかまとめたい。ブログの記事も見直すが、TeXとか数式エディタ+Wordとか、arXivとか河東先生のセミナーのやり方まとめとかそういうの。お勧めあれば教えてほしい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 4月 26
YouTubeに動画でまとめるが, 教えて頂いたツイート自体はこちらにも転載しておきたい.
— 石塚(無所属) (@Yusuke_Ishizuka) 2015, 4月 26
@Yusuke_Ishizukaありがとうございます。ちなみに特に何がお勧めでしょうか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 4月 26
@phasetrEarliest Known Uses of Some of the Words of Mathematics ですね。何か気になるたびにまず開いています。あと前にもブログに載せられたようですが http://t.co/faQwUIOljW(数学的史跡案内)も
— 石塚(無所属) (@Yusuke_Ishizuka) 2015, 4月 26
@phasetr最近みつけたものでは表現論リンク集というのがあります。 https://t.co/ay5Z9ZFzze
— 石塚(無所属) (@Yusuke_Ishizuka) 2015, 4月 26
@Yusuke_Ishizukaそういうのもいいですね。ありがとうございます
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 4月 26
@phasetr
http://t.co/brBErZA7oJ
http://t.co/D1MPHz0Bjm
http://t.co/4vxOF2AlDU
http://t.co/Bv9Pu9eBKD
自分のtwitterをさかのぼってみたらこのあたりが出てきました。
— 石塚(無所属) (@Yusuke_Ishizuka) 2015, 4月 26
@phasetr質問意図から外れるかもしれませんが、AMSの公式サイトではTransactions of American Mathematical Society等の既刊数学誌の膨大なfree archiveを見ることができます。 http://t.co/VRigkSLles
— 石塚(無所属) (@Yusuke_Ishizuka) 2015, 4月 26
動画を作ってYouTubeにも上げよう.
追記: 動画作って上げた.
ここの大学の数学科の給湯室、コーヒーカップに「注意!これはドーナツではない」と注意書きがあるので、トポロジストがドーナツと間違えてコーヒーカップを食べる事案が続出していたのであろうと予想される
— Takayuki Kihara (@tri_iro) 2015, 5月 14
https://t.co/yUYX1eNESYその大学にトポロジストがいたのかというのが気になるが、ゲストでくることもあるだろうし、そういう配慮だろうという認識に至った
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 5月 19
トポロジーよくわからないし, 何かの機会に勉強したいと思っているのだがなかなか機会がない. 動画を作るとかそういうので強制的に学ぶ機会を作りたい.
緩募 終結式についてどんなことができてどんなときに大事で、とかそういうポイントがまとまった文献
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 5月 17
これについて二つコメントを頂いたので記録.
https://t.co/EQnH1RmhZf
わたしの場合は計算機代数が主な利用先。
https://t.co/b9eBybgWJ4
この方面の書籍だと Cox Little Oshea
http://t.co/75BzUjcqYn
に、いくらか書いてあったあったはず。
— Ͳakanori Ɱaǝhara (@tmaehara) 2015, 5月 17
Cox-Little-O'sheaは本を持っているというか, ある程度読んで見つけたタイポをお送りして「報奨金」を頂いた. 本やサイトに「タイポを報告してくれた人には一つにつき1ドルあげる」みたいなのがあったのだ. あとでまた見直そう.
もう一つ頂いたコメント.
@phasetrYann Bugeaud "Approximation by algebraic numbers"のAppendix Aに終結式の応用的なことが書いてあります。どんなことができるか簡単に述べますと、2つの異なる代数的数の差の絶対値を評価するときに使えたりします。
— なれ (@nareO7) 2015, 5月 18
代数的整数論, 本当に何でも使うなという感がある.
前にも言ったかもしれないけど、中学生のとき、数学の授業でお勉強する内容が全部ウルトラ当たり前に感じたので「これ当たり前のことからスタートして常識で演繹してるだけだしノートとかとる必要なくね???」と思ってその通りにしたら次第に何言ってるか分からなくなったということがあった
— かわず (@kawazu1147) 2015, 5月 23
当時は演繹という言葉を知らなかったと思うけど、まあそういうアレはそういうアレだ
— かわず (@kawazu1147) 2015, 5月 23
そのことでわたくしが学習したのは、考えればわかることでも記憶するべきことはある、ということと、話を聞いただけでわかった気になるのは非常に危険である、ということでしたので、ご報告いたします。
— かわず (@kawazu1147) 2015, 5月 23
私も高校の頃, ある数学の先生が「ノートを取らないで授業中に全て理解しなさい」とか何とか言われて物理の授業をノートを取らずにやってみたことがある. よかったのかどうかはよくわからないが, 少なくともいまの時点では記憶すべき点くらいはきちんとメモを取るであるとは思う. 適当に参考にしたい.
Albert Nijenhuis ナイエンハンス(蘭)
Charles Ehresmann エーレスマン(仏)
Heinz Hopf ホップ(独)
Alfred Frölicher フローリッヒ(澳)
Newlander ニューランダー
Nirenberg ニレンベルグ
— パウリ (@neutralino_) 2015, 5月 25
Schouten スハウテン(蘭)
Goudsmit ハウトスミット(オランダ生まれ、米国に帰化)
Ångström オングストローム(スウェーデン)
なんて人もいますよ。@neutralino_
— TANIMURA Shogo (@tani6s) 2015, 5月 25
.@tani6sオングストロームは,物理屋は読める気がしますが,Goudsmit,Schoutenは普通は読めないですね…
— パウリ (@neutralino_) 2015, 5月 25
私の分野でNachtergaeleという有名人がいるのだが名前の読み方を忘れてしまった. 田崎さんも知っているようなのだが, 前に集中講義で九大の松井先生が名前を呼んでいたときにきちんとメモを残しておくべきだった.
math-textbookの数学・物理の英語パートに数学者・物理学者の名前の読み方と業績などの簡単な紹介をつけているが, そこも拡充したい.
やりたいことがたくさんある.
2015/3/20づけで 小林俊行主任研究員が2015年JMSJ論文賞を受賞というニュースがあった. ちょっと気になるところがあったので引用する.
根源的な表現は、「誘導」という既存の手法では構成不可能なところを、本論文では極小表現をシュレディンガー・モデルとして具体的に構成したその統一的手法が評価され、今回の受賞につながりました。
【シュレディンガー・モデルとして具体的に構成】というのが何を言っているのかとても気になる. これっぽいので論文読んでみたい.
同じくメインパートを引用しておこう. 毎度小林先生の多産性には驚かされる. ただ1000ページ書くだけでも大変だというのに, 他の人に伝わるように, 明快になるように工夫を凝らした1000ページを執筆する力も凄まじい.
受賞対象となった論文は、JMSJ 66 巻 2 号に掲載された、J.Hilgert、J.Möllers 両氏との共著による「ベッセル作用素による極小表現の理論」です (JMSJ 66 (2), (2014), pp.349-414: Minimal representations via Bessel operators)。
「無限次元表現」は対称性を代数的に広く捉える数学的概念で、量子力学とも深く関連する一方、解析が難しいことで知られています。近年の代数的表現論の進展により、“根源的な表現”は、無限の次元とはいえども、ある意味で“小さい空間”に実現されることがわかってきました。「極小表現」と呼ばれる無限次元表現が、その最も重要なものです。 小林氏は、「表現の空間が小さい⇔空間から見ると対称性が大きい」と視点を逆転させることによって、極小表現をモチーフとした解析学の豊かな将来性を予言し、新たな数学の道を切り拓いて数学に画期的進展をもたらしました。同氏は、ドイツ、フランス、アメリカ、デンマーク、日本等の研究者グループを主導し、「極小表現の大域解析学」というテーマに関して、2003年以来、1000頁以上の論理の積み重ねによって、表現論のみにとどまらず、共形幾何学、シンプレクティック幾何学、フーリエ変換の変形理論、偏微分方程式の保存量、4階の微分方程式に対する特殊関数論など様々な分野の研究に影響を与えてきました。根源的な表現は、「誘導」という既存の手法では構成不可能なところを、本論文では極小表現をシュレディンガー・モデルとして具体的に構成したその統一的手法が評価され、今回の受賞につながりました。
知人が関係しているとのことなのでとりあえず宣伝協力.
当面の自分の目標として, やはり数学関係の活動をマネタイズに結びつけるところを強化していきたい.
7月中旬新刊予定
『数学まなびはじめ 第3集』数学へのたのしみ編集部(日本評論社)
どんなふうに数学と出会い、どのように数学の道を歩んできたのか。第一線の研究者13名が青春の日々をいきいきと回想する。
— 書泉グランデMATH (@rikoushonotana) 2015, 5月 31
購入必須事案だ. 数学まなびはじめについてはいくつか書評を書いている. 例えばここを参照してほしい. 皆も買って「こんなのを求めていた」という要望を形にしていこう.
@各位 今年のモデル理論夏の学校は8/22-24に法政大学で行われるそうです。
https://t.co/YTmpi9YsDM
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 6月 3
@piano2683数学基礎論サマースクールとは被らなかった様子。
[サマースクールは8/18-21]
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 6月 3
@piano2683まだ詳細未定なんですけど,8/18-21なんですか?
— サンタマリア・玲於奈 (@reonaarticle) 2015, 6月 3
@reonaarticle出典です
https://t.co/yJIK7wEIKC
http://t.co/CeyJqNTUz8
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 6月 3
@piano2683ありがとうございます!
— サンタマリア・玲於奈 (@reonaarticle) 2015, 6月 3
非専門もはなはだしいが, こういうのも一度は参加してみたい. 都合合うだろうか.
うっ…
今月の数セミ記事「ε-δがわかりません」にある証明…
— Qちゃん@先生と呼ばれるほどの馬鹿である (@Kiwamu_K) 2015, 5月 14
@Kiwamu_Kこういう「証明」を板書する数学教員って,一般に(多く?)存在するのでしょうかね.
— Qちゃん@先生と呼ばれるほどの馬鹿である (@Kiwamu_K) 2015, 5月 14
(とほほ。。。) https://t.co/pGkP00UMDH
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2015, 5月 14
@kadamasaru初めまして。学部1年生です。同級生が数セミ6月号の「ε-δが分かりません」を読んでいてこりゃいかんと思いました。代わりにこれを読んだ方がいいとおすすめできる本はないでしょうか
— fujidig (@fujidig) 2015, 5月 22
@fujidig初めまして。それを私にききますか、うーむ… 変化球の回答として、松井知己「だれでも証明が書ける」(日本評論社)を suggest しておきます。あとは手前味噌ながら拙著「論理と集合から始める数学の基礎」も。
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2015, 5月 22
@kadamasaruありがとうございます。「だれでも証明が書ける」読んだことがあります。早速友人に紹介してみました
— fujidig (@fujidig) 2015, 5月 23
そして黒木さんのツイート.
Re: RT ぼくもあれはいかんと思いました。おそらくメインの対象読者はまだわかっていない大学一年生あたりだと思うが、∀や∃という記号を並べられまくって理解できるはずがないし、それ以前の問題として、続く
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 5月 31
@genkuroki続き、「任意の◯◯について△△で条件◇◇を満たすものが存在する」でひとかたまりの命題について述べることと、「任意に◯◯を取る。そのとき△△で条件◇◇を満たすものが存在するので、そのうちの一つを取る」と述べることの区別をしないのは教育的に有害。続く
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 5月 31
@genkuroki続き。経験的に、∀と∃の記号を無用にかつ不用意に使いたがる学生は述語論理の基礎的なことがまったくわかってないし、一つ前に述べた区別を明瞭にしておくべきであることも認識していない。続く
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 5月 31
@genkuroki続き。実はこういう事柄ひついてきちんと認識してなくても、数学の内容をよく理解していることはよくあることなのだが(←この注意はとても重要)、他人に述語論理の使い方を指南する立場に立った場合にもそういうことを認識できていないのはちょっと問題があると思う。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 5月 31
この辺もきちんと教材作りたい. TODOリストに入れておこう.
簡単に靴紐がほどけなくなる結び方に
「イアンノット」という結び方がある。
慣れれば2秒で結べ、かつ強力に解けない最強の結び方だ。
結び終わりの見た目は蝶々結びと同じ。
ちなみにプロスポーツ選手もこの結び方にしてる人多いらしいぞ。 pic.twitter.com/o7M3SgdOLq
— 銀さんの学校では教わらないムダ知識 (@gin_knows) 2015, 5月 31
数学的に何か意味あるのだろうか. とりあえず記憶しておきたい.
良く言われているようにRPGの世界は上に行けば下から、右に行けば左から出てくるから地球のような球面ではなくドーナツ型(トーラス)なのだが、世界が平坦だとすると、その平坦トーラスを3次元空間で「実現」しようとするとフラクタルになる
http://t.co/FrGqA3YFMB
— 非線形 (@_mod_p) 2015, 5月 28
この「実現」(埋め込みのこと)は先日亡くなったNashによる結果から言えるが、存在は知られていても構成はされていなかったそうだ。
— 非線形 (@_mod_p) 2015, 5月 28
平坦でなければ普通に3次元空間に放り込めてドーナツになるが、平坦でありながらもっと「滑らか」な埋め込みをしたければ4次元にせざるを得なくなる
— 非線形 (@_mod_p) 2015, 5月 28
@_mod_pよくやりましたねこれ…
— ɐʇǝɯ/めたはらいもり (@meta_a1) 2015, 5月 28
論文読めないので悲しい. こういうとき市民であることがとてもつらい.
今見たらリンク先ページのPDFのところから論文ダウンロードできた. ざっとは目を通したのだが, まだあまりよくわかっていない.
6/5発売予定
『プロの数学』松野陽一郎(東京図書)
現役開成高校の数学プロフェッショナルの著者が厳選された東大・京大のプロフェッショナルな入試問題を素材として「プロの数学」(=プロ数学者が考えていること=大学数学で躓かないためのポイント)を語る。
— 書泉グランデMATH (@rikoushonotana) 2015, 5月 26
最近受験まわりもカバーしようと画策しているのでとても気になる. ほしい.
プリンストン大学がジョン・ナッシュの推薦状(「この男は天才である。」としか書かれていないアレ)をウェブ公開していた。https://t.co/lApwVIjnNU
— KM (@kosuke64) 2015, 6月 5
話は本当だったのか. Facebookに上がっていた画像は保存しておいた.
0は自然数という時々話題になるネタがまた降ってきたので. 適切かどうかわからないのだがオタの人向け回答を思いついたので, 残しておいて諸賢の判断を仰ぎたい. もちろんより良い説明を求めているのでご指摘頂ければ幸い.
0が自然数だったかどうか不安になる程度の文系。(多分自然数ではない)
— こんぽた (@cornpt) 2015, 6月 5
自然数の代わりに非負整数または正整数と言い換えることによりこの問題を避けることもある。 http://t.co/zDPyv1J1U6
— こんぽた (@cornpt) 2015, 6月 5
なお、日本における初等中等教育では「自然数は 1 から始まる」と指導される。 http://t.co/zDPyv1J1U6
— こんぽた (@cornpt) 2015, 6月 5
もともと1以上の整数を自然数と呼んでいたのに急に0以上の整数を自然数と呼ぶ人が出始めて、「お前何様のつもりなの?ふざけんなよ」感を抱かざるをえない。
— AQN@ヮ<)ノ◆ (@aqn_) 2015, 6月 5
そして回答編.
マジレスすると0が自然数かは流派による。Twitterで学んだことのひとつだ。
— AQN@ヮ<)ノ◆ (@aqn_) 2015, 6月 5
@aqn_<.a>そ〆なん。でも確かに、なんで「そう」不安になるかというと、大体の場合「nは1以上の自然数」とかって1以上を明記してある場合が多いんだよね。諘校レベルしか知らないけどw
&meash; げんぽ〟 (@coropt) 2015, 6月 5
@cornpt@aqn_流派というのもまた少し違う感じがあります。同じ人でも書いている本や論文によって1を入れたり入れなかったりしますが、ある本や論文それ自体の中では一貫しています。具体的な人・本・論文を忘れましたが、そういう人がいた記憶はありますし、いてもおかしくありません
— 相転移P(市汑) (@qhasetr)!2015, 6月 6
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@cornpt@aqn_流派というか、分野や話題によって0を入れるか入れないかで都合の良し悪しがあって、その分野をまたいだ文章を書くとき、変えた方が都合よければ変えるという感じでしょうか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 6月 6@cornpt@aqn^自然数〧はない例になってしまいますが環という異学皅対象があります(例:整数全体、ある次数の正方行列全体)。整数のように積の順番が関係ない場合を可換環というのですが可換瓰しか䇺てこない場合、「本書では環といえば可換環を指す」と書いたりします
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 6月 6
@cornpt@aqn_一方、行列は非可換環なので行列を例として出したい場合に環の議論をするなら「環といえば可換環を指す」というのは使えません
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 6有 6
@cornpt@aqn_いい例かわかりませんが奧学受訓生はオタ「話をしていて「こころ」ときたら「こころぴょんぴょん」をイメージする(人たちがいる)でしょうが、国語の問題を解いているときに「こころ」ときたら夏目漱石の作品をイメージするでしょう。何となくそんな感じだと思っています
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 6月 6
説明する技術の不足を感じるので日々鍛えていきたい.
よくわからないがとりあえずメモしておく.
「今話題の”紐”やりましょう!青い紐のやつ!」と言われてホイホイ卓上に移動した我々が目にしたものは。
位 相 幾 何 学 型 同 値 変 形 ゲ ー ム
「 ラ イ デ マ イ ス タ ー 」
ガチで紐だコレ!!! pic.twitter.com/nZIe7Lcn2T
— 磨伸映一郎@氷室8巻発売中! (@eiitirou) 2015, 5月 22
@eiitirouライデマイスター作者でっす。あらぬ方向から時代がライデマイスターに追い付いてきた感じでありがたいかぎりですw 前はもっと難しかったので、これでも難易度下げてますね。
— 支部長@全ファミ協会 (@koi_shibucho) 2015, 5月 23
@koi_shibuchoおお、作者の方ですか!面白いゲームありがとうございます!!なんかもう「青い紐」とか言われるとすっかり特定キャラを思い出さずにはいられない昨今ですが、機運高まっていると言えば機運高まっているということで!w
— 磨伸映一郎@氷室8巻発売中! (@eiitirou) 2015, 5月 23
@eiitirou先生の発言により、ダンジョン内のお宝を紐で獲得する「女神さまの青い紐(仮称)」というボードゲームを思いつきましたw いいアイデアをありがとうございます!
— 支部長@全ファミ協会 (@koi_shibucho) 2015, 5月 25
@koi_shibuchoおおお、完成したら是非プレイしてみたいですね!!こちらこそ何かのお役に立てたのなら幸いです!
— 磨伸映一郎@氷室8巻発売中! (@eiitirou) 2015, 5月 26
単純に知らなかったのでメモ.
「素数をnで表す式は発見されてない」みたいなの見る度に別にイライラはしないがnで表す式はいくらでも見つかっている。リーマン予想が解かれたわけではない。素数の分布の難しさを正確に表現するには舌足らずすぎる。 pic.twitter.com/h4TKeq5UYf
— 素数Tシャツ (@shinchan_prime) 2015, 6月 2
@shinchan_primeこんな式があること自体知らなかったのですが、「n番目の素数を表す式はあるけど、素数がどう分布しているかはわかっていない」ということですか?
— キグロ (@kiguro_masanao) 2015, 6月 3
@kiguro_masanao大体そういう感じですね。こうゆう式があるからといって欲しい素数の性質がわかるわけではない場合が多いです。twitterで語るにはスペースがなさすぎますが、「素数が難しいとはどういうことか?」というのをしっかり認識するのは割と難しく
— 素数Tシャツ (@shinchan_prime) 2015, 6月 3
@kiguro_masanao「n番目の素数を表す式はない」では全然問題が明確ではなくていくらでも反論できるというわけです。「素数がわかるとはどういうことか?何故、わかっていないとされているのか?」ということをしっかりと考えなければなりません。
— 素数Tシャツ (@shinchan_prime) 2015, 6月 3
@kiguro_masanaoちなみに上の公式は一例ですが、実は構造は素数の定義を言い直しただけのようなものです。だから殆どなんの役にも立ちません。ただ、有限回の四則、ガウス記号、自然対数だけで書けるのは知っておいてもよいというか、これはふつうの人は「式」と認めますよね。
— 素数Tシャツ (@shinchan_prime) 2015, 6月 3
@kiguro_masanao式があれば素数がわかったことになるわけではないということがよくわかります。ただ、一つだけ重要なことがあって、どこまで計算すればn番目の素数が見つかるかは定義からは明らかではありません。和の範囲の上限がlogで書けてるところだけは非自明です。
— 素数Tシャツ (@shinchan_prime) 2015, 6月 3
@kiguro_masanaoここに大きな定理を使っていて、証明にはリーマンの素数公式研究およびゼータ関数の大量の零点の情報を利用する必要があります。つまり、実は深い内容を利用した定理でもあったわけです。単にどこまでに素数が現れるかを知りたければベルトランの仮設でも十分ですが。
— 素数Tシャツ (@shinchan_prime) 2015, 6月 3
あとで動画にしよう.
「n番目の素数を表す式」をRTで見た人の中で証明が気になった方がおられたので, 解説記事を書きました.
https://t.co/gSNJIBvp3p
第5回関西数学徒のつどい「素数定理の初等証明」のまとめも付録として載せています. pic.twitter.com/aP8ZNYYbzj
— 素数Tシャツ (@shinchan_prime) 2015, 6月 10
素数Tシャツ@shinchan_primeさんが証明を上げてくれた. あとできちんと見よう. 本当にありがたい.
次のニュースを見かけた. 東大など、コバルト酸化物で「悪魔の階段」と呼ばれる磁気構造を解明
私も物理としては磁性(強磁性)の人間なので気にならないこともないが, それ以上に目を引いたのが「悪魔の階段」だ.
数学ではCantorによるCantor関数を「悪魔の階段」と呼ぶ. 測度論・Lebesgue積分論で必ずお目にかかる関数だ. 積分論は私の専門の基礎でもある. その部分について英語版Wikipediaから引用しよう.
In mathematics, the Cantor function is an example of a function that is continuous, but not absolutely continuous. It is also referred to as the Cantor ternary function, the Lebesgue function, Lebesgue's singular function, the Cantor-Vitali function, the Devil's staircase, the Cantor staircase function, and the Cantor-Lebesgue function.
物理での命名者, これを知って命名したのかとかそういう物理としてどうでもいいところが無性に気になった.
人からそう見られているのか, というのかちょっと驚きだったのでメモ.
http://t.co/HgaEFXvpZt 私は相転移Pは研究者であろうと思いこんでいたのだが違ったのか!
— たいちょう(かぜぎみ) (@8taicyo) 2015, 6月 7
そもそも私は相転移Pは女性だとばかり思いこんでいた過去もあった。ものの言い方とかがフラットでやさしいので、男性だと気づかなかったのであります。よく男性と間違われる私と反対と申せましょう。
— たいちょう(かぜぎみ) (@8taicyo) 2015, 6月 7
女の人みたいな、人当たりのやさしい男の人は好きである。美点だと思う。
— たいちょう(かぜぎみ) (@8taicyo) 2015, 6月 7
Twitter ではかなり苛烈な物言いをしている自覚があるので, 人当たりが優しいというの, 割と衝撃的だった. 女性と思われていたというのもはじめびっくりしたし, 研究者ではないというのについてはそうではないと何度も言っているので結構驚く.
追加のやりとりもある.
@8taicyoTwitter上ではかなり苛烈で厳しい言い方をよくしているつもりなので、特に女性という評価には本当に驚きました
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 6月 7
@phasetrちょっと抽象的な物言いになってしまうのですが、みじめさや心細さの深さがわかることを隠さないところがとてもよいと思うのです。虚勢を張って共感を隠したりしないのでてっきり女性だと…思い込みですね。
— たいちょう(かぜぎみ) (@8taicyo) 2015, 6月 7
人によって見ているところ, 感じ方は本当に違うのだと改めて認識させられる一件だった.
あと宇宙賢者からの評.
大学院に入ってからのいくつかの講義で、いつも前の方にいて熱心に話を聞き質問している留学生がいて感心していたんだけど、後の相転移Pだった(^^)(^^)(^^)日本人だったwwwww
— 宇宙賢者 (@the_TQFT) 2015, 5月 9
目がよくないというのもあるし眼鏡をするのもめんどいので大体いつも前にいる. あと研究会でもよく質問しているのだが, 実際にこう見られているというのを目にすると, なかなか面白い.
— (あんちべ! 俺がS式だ) (@AntiBayesian) 2015, 6月 11
何というか, この辺で何かできないかと前から思っている. とりあえずは大学受験回りでこの辺に関わる活動をしてみよう.
@nekosamoon素数ってのは自身と1以外で割れない数だから素数を掛け合わせたもの+1すりゃなるのよ
こうすると無限に素数が作れる
例えば2×3×5×7+1=211でちゃんと素数なってるべ
— KMR (@NeruTheWorld) 2015, 6月 13
2×3×5×7×11×13+1は素数なのか。ふーん。
— 素数Tシャツ (@shinchan_prime) 2015, 6月 13
https://t.co/Yybditjk6Fを見てふと思ったのだが【小さな順に並べた素数の積+1】で合成数はやはり無限に現れるのだろうか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 6月 13
@phasetr少し調査したところ、どうやら未解決のようです。
— 素数Tシャツ (@shinchan_prime) 2015, 6月 13
@shinchan_primeこういうの割と未解決っぽいのではと思っていたのですが、本当にそうでしたか。ありがとうございます。数論やばい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 6月 13
@phasetr
難しさの理解の一助になればと思い、初等的に解決できる次の命題を書いておきます。
[命題]2×5×7+1の様な【3を除いて小さな順に並べた素数の積+1】の形の合成数は無数に存在する。
[証明]3を除いて小さい順に素数を並べるとき、3で割った余りが2となる素数がち
— 素数Tシャツ (@shinchan_prime) 2015, 6月 13
@phasetrょうど偶数個現れるようなところで区切ることにする。
例)2, 5, 7, 11
2, 5, 7, 11, 13
2, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23
そのような素数達を掛け合わせて1足して出来る数は3の倍数である。
— 素数Tシャツ (@shinchan_prime) 2015, 6月 13
@phasetr例) 2×5×7×11×13×17×19×23+1=74364291=3×24788097
そうして、3で割った余りが2であるような素数はDirichletの算術級数定理によって無数に存在することからこのような3の倍数が無数に存在することがわかる。
— 素数Tシャツ (@shinchan_prime) 2015, 6月 13
@shinchan_prime何て小粋な命題
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 6月 13
ぱっとこれだけのことを返してくる力量, 格好いいことこの上ない.
— uncanny wally (@ehthayer) 2015, 6月 20
周転円でうまくFourier級数が書けるという話らしいが, 単純に見ていて楽しいのがすごい. こういうのをどんどん作りたいとは思っているがなかなかうまく勉強の時間も取れない. せめて紹介くらいはしていきたい.
量子力学の連続スペクトル周辺の話は数学でよくわかっていることをふまえて書くべきだと思う。もうディラクの時代じゃないんだから。
ぼくの教科書でのスペクトルの定義は近似点スペクトルを使う。これは標準の定義より物理の人に馴染むと思う。 pic.twitter.com/EUGIIPNZ9u
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 6月 16
@Hal_Tasaki@ayumu_sugitaおや、self-adjoint extension 方面にまで話が拡張したんですか。その無限壁を無邪気に¥psi(端点)=0で無邪気にやって離散スペクトルを出す、って部分からやめてR-{0}上で運動量演算子(というかラプラ思案)
— 全卓樹 (@Quantum_Zen) 2015, 6月 17
@Hal_Tasaki@ayumu_sugitaが事故協約になるように波動関数空間の方を考えてて、ってまじめにやって、スペクトル分解を回復してくってやると、初歩的な設定でself-adjoint extension theoryが導入できて、さらにデルタ関数ポテンシャルそして
— 全卓樹 (@Quantum_Zen) 2015, 6月 17
@Hal_Tasaki@ayumu_sugitaその一般か、って風に非自明なものを導入していけると思うんですよ。っていうかそんな風な教科書にしようかとも考えてます。田崎先生のはもう脱稿済みなんですか? I like the yurui expression「固有値的な量」
— 全卓樹 (@Quantum_Zen) 2015, 6月 17
@Quantum_Zen自己共役拡大にまで話を広げてしまったのはぼくです。
といっても無関係ではなく、「なんでも有限次元のアナロジーでやっていれば OK」という姿勢の落とし穴(の一つ)だと思っているからです。
@ayumu_sugita
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 6月 17
@Quantum_Zen
といっても、ぼくには耳学問程度の知識しかないので、全さんのご本に期待します。
物理の学生にどこまで教えるかというのは悩ましいですが、あまり「秘術っぽい」のも困るなあと。
@ayumu_sugita
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 6月 17
>@Hal_Tasaki@ayumu_sugita自己共役拡大は確かに秘術的、マニアックな感じなので、普通の教科書にはつらい部分も多いですが、一番簡単な例のR-{0}空間上の量子力学はとても直感的なんですよ。「一点でのみで作用するポテンシャルって何だ。そこで何がおこる?」って
— 全卓樹 (@Quantum_Zen) 2015, 6月 17
@Quantum_Zen
あ、すみません。「秘術っぽい」というのは普通の教科書のことです。「エルミートならオッケー」と言いつつ「端でゼロのときの運動量は物理的じゃないからやめとこ」とかやるから。
(しかし真面目に量子力学の数学を教えるのは大変)
@ayumu_sugita
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 6月 17
>@Hal_Tasaki@ayumu_sugita いう質問すると、「デルタ関数ポテンシャル。そこで波動関数は連続だけど、導関数にとびが出る」って答が通常返ってくるきますが、ご存知の通りそれはごく一部で、実際は波動関数にとびがあって導関数が連続になるポテンシャル とか、各種ある
— 全卓樹 (@Quantum_Zen) 2015, 6月 17
>@Hal_Tasaki@ayumu_sugitaそれが全部事故協約拡大から導ける、って話なら、初心者でも受け付ける、って思うんですよ。
— 全卓樹 (@Quantum_Zen) 2015, 6月 17
@Quantum_Zenきれいな話ですよね。H の自己共役拡大を探すというのは要するに「エネルギーがちゃんとした物理量になるのはどういうときか」を調べることだからきわめて物理的な話でもあると思います。
さて、初心者にわかるかは難しいですが。
@ayumu_sugita
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 6月 17
@Hal_Tasaki@ayumu_sugitaデルタ関数(とその一般化)にからんで、入門レベルの量子力学で自己共役拡大を導入しようと少し書いてみたけど、こおりゃたしかに無理ですわ。ソボレフ空間(2、2)なんてどうにも。。自己共役=>流速保存=>一般的接続条件てのがせいぜい。
— 全卓樹 (@Quantum_Zen) 2015, 6月 19
@Hal_Tasaki@ayumu_sugitaこれだと事故協約拡張の導入というか、密輸。。。普通の教科書でこういう話題に口をつぐむ理由があらためてわかった。しかしでも、ディラックから量子力学(の数学だけ)は進歩してるんで、そういうのは出来るだけ反映させたいってのは全くです。
— 全卓樹 (@Quantum_Zen) 2015, 6月 19
@Quantum_Zen
やっぱり難しいのですね。
あまりこの問題特有の ad hoc なやり方にしてしまうと、せっかくの枠組みの威力が見えなくなるし難しい。いずれにせよ「文化」として、そういう安心できる理論的基盤があるということだけでも伝えたいです。
@ayumu_sugita
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 6月 19
@Hal_Tasaki@ayumu_sugitaこれだと事故協約拡張の導入というか、密輸。。。普通の教科書でこういう話題に口をつぐむ理由があらためてわかった。しかしでも、ディラックから量子力学(の数学だけ)は進歩してるんで、そういうのは出来るだけ反映させたいってのは全くです。
— 全卓樹 (@Quantum_Zen) 2015, 6月 19
@Quantum_Zen「普通の教科書でこういう話題に口をつぐむ理由があらためてわかった」というのは一般の物理学者を高く買い過ぎだと思います。みなさん(ぼくも含めて)そんな教養はないですよ。
@ayumu_sugita
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 6月 19
おお、それはすごい!そういうのはなかったですよね。ぼくのは「エルミートと自己共役は違うよ」レベルです。
"@Quantum_Zenその一般か、って風に非自明なものを導入していけると思うんですよ。っていうかそんな風な教科書にしようかとも考えてます。"
@ayumu_sugita
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 6月 17
@Hal_Tasaki@ayumu_sugita研究者レベルの「教科書」には Albeverio先生Exner先生たちの「solvable models in quantum mechnaics」http://t.co/pNlvUxg5tb ってのがあるんですが、これを
— 全卓樹 (@Quantum_Zen) 2015, 6月 17
@Quantum_Zen
おお、これは知りませんでした。さっそく注文しました。
ありがとうございました。
@ayumu_sugita
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 6月 17
@Quantum_Zenありがとうございます。講義では「固有値っぽい量」と言ってます。
本の草稿はまだほんのちょっと書いただけです。できるのは早くて数年ごと思っています。
@ayumu_sugita
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 6月 17
全さんの話, 滅茶苦茶面白いし何か協力したいくらいなのだが, 量子力学の物理があまりにも何もわかっていないし, Sobolev に耐える力が私にないしであまりにもつらい. 引用されている『Solvable Models In Quantum Mechanics With Appendix Written By Pavel Exner』, Albeverio, Hoegh-Krohn, Exner とバリバリのその筋の人達ではないか. AlbeverioとHoegh-Krohnは相対論的場の量子論の頃からいる重鎮だと思う: 相対論的場の量子論は難しすぎて手に負えなかったのでほとんど名前しか知らないのだが, 面子がすごい.
こういうのを何かのんびり勉強したいとは思うのだがなかなか思うに任せない.
あと田崎さんの日記. メモがてらいくつか引用しておこう.
その間、物理学者が量子力学の応用の幅を広げ理解を深めているあいだ、数学者たちも量子力学の数学を徹底的に深く追求して行った。 そして、特に自己共役作用素とスペクトル分解についての美しく有用な(ただし、あいかわらずかなり難しい)体系ができあがったのだ。 これは、「量子力学において確定した値をとりうる量とはなんだろうか?」という物理的な問への確固たる解答だと言ってもいい。 物理学者が、有限次元の線形代数とのアナロジーでなんとか作り上げた体系に、きわめてしっかりとした論理的な基盤が与えられたのだ。
ところが、悲しいことに、こうやってせっかく完成した数学の成果が物理のサイドにはほとんど浸透してきていない。 もちろん、量子力学の数学はかなり難しいし(←ぼくも圧倒的に不完全な知識しかない)、数学の定式化を学んだから物理の問題がすらすらと解けるようになるわけでもない。 そうはいっても、人類の文化として考えたとき、量子力学の基礎概念がどこまでしっかりと理解されているかくらいは、やはり多くの人が共有しなくてはいけないと思うのだ。 そこまで大げさにならなくても、「習うより慣れろ」的にいい加減に物事を進める方向に流れないためにも、基礎をしっかりと学ぶのは重要なはずだ。 それは、量子力学の学部での入門的な教育についても(あるいは、入門的な教育についてこそ)言えることではないかと考えている。
量子力学に限らないが, 物理の具体的な問題をきちんと数学的に議論するために必要なハードルの高さは尋常ではないし, 量子力学の数学的基礎だけ特別扱いするのも難しいとは思いつつ, (私個人の思いとしても)物理的な意義が十分あるとは思っているのでつらい.
ていうか、今の場合は露骨に「物理的にやばい」とわかったけれど、もっと複雑な問題になったら、果たして考えている演算子が「やばい」か「やばくないか」など簡単にはわからないではないか。
これはよく感じるのだが, 物理ができない私がいってもまるで説得力ないのでつらい. 「まずはもっと物理やれ」という話になってしまう.
そして、素晴らしいことに、自己共役演算子については(この表現はかなり不正確だけど)
固有状態(および「固有状態もどき」)をすべて集めたものは正規直交完全系をなす
という(本当の)定理が知られているのだ。
きちんと書いてわかる人ははじめから知っている人だけなのでこれがどう不正確かということだけ説明しておこう. 例えば$\mathbb{R}^3$全体での自由粒子のHamiltonianを考えると$H = - \triangle$で, スペクトルは$[0, \infty)$だ.
そしてこれの固有関数もどきは$\psi_k (x) = e^{ikx}$になるが, 今$\mathbb{R}^3$全体で考えているからこの$\psi_k$は規格化できない(無限大になる). 数学的には Hilbert 空間 $L^2$ (または Sobolev 空間 $H^1$) に入っていないということだ. しかし $H \psi_k = k^2 \psi_k$ で形式的に固有関数になっている. 話が少しずれるが, この $\psi_k$ は緩増加超関数ではあり, そこで考えれば確かに固有値なので, 超関数までいけば一般固有値展開という形で正当化できるとか何とかいう話は聞いている. 相対論的場の量子論の人達はこういうことを地道にやっていた人達だ. とてもつらい分野なので常人には決しておすすめしない.
少なくとも数学・物理の双方で私を遥かに越える程度の力はないと無理だろう. やったからといってそのあとの業績に結びつくような展開が あるかどうかも微妙な情勢ということもある. そういう状態ではベテランも若手も, 物理の進展や自分の学者としての生存ににとって どれほど意味があるかも微妙なこの辺の話題に手は出せないだろうな, という気はする. いつもの「気になるなら自分でやるしかない」事案だった.
Paulといい木村さんといい, 数学者は本当に面白い情報を教えてくれる.
教養の講義で取りあげたので,昨晩ネッツ・ノエル「解読!アルキメデス写本」をぱらぱらと読み返していた.ネッツはテルアビブでウングルに師事したそうな.
http://t.co/xeMZYAUKrn
— Iwao KIMURA (@iwaokimura) 2015, 7月 7
ウングルと言えば,"On the need to rewrite the history of Greek mathematics"という論文で激震を引き起こした研究者.
http://t.co/huPSQpHXfE
— Iwao KIMURA (@iwaokimura) 2015, 7月 7
A. Weilが激怒のあまり,なんかちょっといわくいいがたいものを書いてしまったり
http://t.co/yOqiyYRMaZ
— Iwao KIMURA (@iwaokimura) 2015, 7月 7
「トーンやスタイル,そして内容に於いても,通常の貴誌の水準を大きく下回る」とか「すでに十分丁寧(すぎるほど)に反論されているので,ここで引用する必要はないだろう」とか「ここで著者をZと呼ぶことにする」とか,最初の半ページだけでWeil先生すごい勢い.
— Iwao KIMURA (@iwaokimura) 2015, 7月 7
Unguruは,それまでの古代ギリシャ数学史研究がWhig史観に侵され,古代の数学を現在の数学の代数的な記法や論法で翻案することに甘んじていると難じた.更に,数学を書くスタイルと数学的内容とは不即不離だとも言う.そこらへんに,数学者の数学史と乖離があったのだろう.
— Iwao KIMURA (@iwaokimura) 2015, 7月 7
たとえば古代美術史の研究と称して,現在の画材や画法・技法で,紀元前の絵画や彫像を再現しても,それは新たな創作としか言えないだろうし.
— Iwao KIMURA (@iwaokimura) 2015, 7月 7
数学者はだいたい,素朴なプラトニズムを(そう意識せずに)信奉していて,「数学」というものが実在して,それは万古不易だけど,それを表現する仕方は時代の関数だと思っている(のではないでしょうか).
— Iwao KIMURA (@iwaokimura) 2015, 7月 7
なので,古代の数学も現代の数学も,適切に翻訳することで相互に理解し合える.例えばユークリッドやアルキメデスが現代によみがえっても,ちょっとの訓練で相互に理解し合える,と(プラトニズムの系として)信じている.
— Iwao KIMURA (@iwaokimura) 2015, 7月 7
それどころか,宇宙のどこに行っても,まったく関わりがなかった知的生命体とも,数学は通じ合える,と.これが素朴なプラトニズムの系.それは余談としても,そういう信念に「?」をつけられて,一部数学者は激高したのでしょう :)
— Iwao KIMURA (@iwaokimura) 2015, 7月 7
Unguruの論文から始まる論争について日本語で書いたものは,齋藤憲先生の「ユークリッド『原論』とはなにか」の3章 http://t.co/iceQw0iYAgの他はみたことがないのですが,どんな風にとらえられているのでしょうね.
— Iwao KIMURA (@iwaokimura) 2015, 7月 7
ちょっと前に,Mathematics without Apologiesで取りあげられてましたね:
https://t.co/0Ulveb2Or7
— Iwao KIMURA (@iwaokimura) 2015, 7月 7
読みたい本リストがたまる一方で本当に困っている.
こんな動画があるとは…。もっと見られても良さそうなものだが、知られていないんだろうな。 「線型圏の導来同値と被覆理論」浅芝秀人 教授 理学部数学科 - 静岡大学 https://t.co/AabgOfnFjw
— 私は私 (@Tsukasa_YUMI) 2015, 7月 6
@Tsukasa_YUMI本論はこっちか。我々の研究に関係がありそうだけど読むのが大変そうだなぁ…。誰か解説してくれないだろうか…。http://t.co/gAtNAeccMp
— 私は私 (@Tsukasa_YUMI) 2015, 7月 6
あとで動画もPDFも見ておこう. 楽しそう.
イベント告知ということで高木レクチャーだ.
講演者などを引用しておこう.
平成27年11月28日(土)-29日(日) 東京大学大学院数理科学研究科 大講義室 招待講演者: • Fabrizio M. E. Catanese (Universität Bayreuth)
• Jean-Pierre Demailly (Université de Grenoble I)
• 柏原正樹 (京大数理研)
• Shing-Tung Yau (The Chinese University of Hong Kong and Harvard University)
Cataneseは今回はじめて知った. 代数幾何・複素解析の人らしい.
Demaillyは複素解析幾何とかその辺の人だ. その筋で有名な仕事をした人というのだけ知っている. multiplier idealだったか.
柏原先生はあの柏原先生だ. 修論がいまだに引用されるとか何とかいう, 学生の頃から意味不明なクラスの化け物だった人で, SKK(佐藤-柏原-河合)など専門がまるで違う私でも知っている. 結晶基底や表現論の周りで異常なくらいいろいろやっている.
Shing-Tung YauはFieldsを取ったYauだ. 以前東大であった講演会に来ていて, 就活のとき, 面接の日をずらしてもらってまで講演に参加した記憶がある. もちろん何が何だか全くわからなかった. 業績は当然Fields関係のCalabi予想の解決がある. いまCalabi-Yau多様体は物理の超弦理論で 使われるという事情があって, 超絶基礎理論となっていると聞いている. 他にも正質量予想(名前しか知らない)の解決などいろいろやっている. 非線型偏微分方程式の激烈にハードな計算を完遂しきって, 微分幾何の難問を解いていった部分が主要な業績なのだと勝手に思っている.
これも行きたい.
【新刊】『数学まなびはじめ 第3集』(数学の楽しみ編集部/編)好評発売中!どんなふうに数学と出会い、どのように数学の道を歩んできたのか。第一線の研究者13名が青春の日々をいきいきと回想する。http://t.co/8dx6sse530pic.twitter.com/gA9Po2wBuL
— 日本評論社 (@nippyo) 2015, 7月 24
問答無用で買う. どの人の文章も本当に面白い. 2集までで終わりではないのは知っていたので他の人の分も読みたいとずっと思っていたが, ようやく出てくれた.
皆も買って読もう. 応援しないとこうした本の第二弾・第三弾が出てこない. 市民との約束だ.
気になる分野・文献の話だったので.
【Hochster duality in derived categories and point-free reconstruction of schemes】セミナーの予備知識として非可換幾何の基本的な考え方とか出来たら既知にしたいのです。鍵となるのは空間をどう描写するか?続
— 原子心母 (@atomotheart) 2015, 7月 31
続 世の中には(然るべき)位相空間と等価な概念が様々あって、それは然るべき位相空間の圏と圏同値になる、という形に纏められます。それを利用して今迄空間とは思えなかった導来圏なども空間の一つの表現形態であると思ってしまう。こう言った原理をかなり初等的な準備で解説してるのがこの論文
— 原子心母 (@atomotheart) 2015, 7月 31
【Lectures on dg categories】Toenによるdg 圏入門、彼の草案したdg圏の局所化とdg-圏のhomotopy圏を記述する理論を学部程度の予備知識でself containedで解説したノート。ググれば出て来ます。モデル圏なども手短に解説してます。
— 原子心母 (@atomotheart) 2015, 7月 31
Joachim KockとWolfgang PitschによるHochster duality in derived categories and point-free reconstruction of schemesのarXivへのリンクはここだ.
非可換幾何・非可換微分幾何, ちゃんと勉強してみたいのだがそもそもどんな本を読めばいいのかからしてよくわからないのでつらい.
まずこれを読んでみたい.
確か前田先生か誰かの非可換幾何の本が出るというのを以前見かけたが, あれはどうなっているのだろう.
京大数学の藤野修さんのサイトに置いてある, 第50回代数学シンポジウム報告集 p151--p162 (2005)の【Recent developments in the log minimal model program(対数的極小モデル理論の最近の発展について)】を紹介してもらったので読んでみた. 全体的に教科書や論文のようなかちっとした体裁ではなく, 苦労している部分も含めて数学者が数学している感じがとても楽しい.
直接のリンクはこれだ. ぜひ読んでみてほしい.
先日淀川の花火大会に行ったんですが、浴衣を着た女が隣の浴衣を着た男の耳元に背伸びして口を寄せて「好き」って言ってるのを見ました。僕は可算パラコンパクトでない正規空間ってどんなのがあるんだろうって思いました。調べるとすぐ出てきました。 pic.twitter.com/NDnEMw61xU
— 不等式bot (@Inequalitybot) 2015, 8月 9
@Inequalitybot補足しておくと、このスクショの題名は「X×Iが正規でない正規空間X」というものですが、「正規空間Xについて可算パラコンパクト⇔X×Iが正規」というDowkerの特性化定理があるので、これは可算パラコンパクトでない正規空間の例にもなっているわけです。
— 不等式bot (@Inequalitybot) 2015, 8月 9
覚えておきたい. あと論文はここから落とせる.
次元論 PDF はこちらのページから→https://t.co/UQ9IevBq5J
位相次元論についてはこちらのページもどうぞ→https://t.co/H2PTKOSUE5
— atsushi yamashita (@yamyam_topo) 2015, 8月 14
とりあえずメモ. 後で読みたい.
名大が講義をネット上で公開しているらしいのでとりあえずメモ.
多元数理のページはここ.
梅村浩先生の最終講義資料, 『射影極限と帰納極限』が気になったのでとりあえず落としてみた.
最後の方, Paul (Painleve)が出てくるので何故か笑った.
微分Galois理論は人間の 情熱を駆り立てる
という謎の1ページがあった. あと無駄にカラフルに強調された次の名言も紹介しておきたい.
世の中には面白いものが多すぎる.
春の夜は 櫻に明けてしまいけり 芭蕉
最近ろくに数学できていなくてつらく悲しい.
HuybrechtsのComplex Geometryに飽きてきたので気分転換に読んでみる. あまりよくないかもしれないが, プロでもないしいいだろうという方向で.
Youngの不等式の証明をいつも覚えていられないのだが, ここにあるようにlogの凹性なら覚えていられそう. 助かる. Remark 2. に結果の一般化と interpolation も書いてあった. Interpolation 周辺は PDE だと大切らしいのでとりあえずメモ.
(L^{p}) は (1 \leq p \leq \infty) で Banach 空間. (L^{1}) と (L^{\infty}) のペア, 特に (L^{\infty}) の双対空間がいまだにあまりよくわかっていない. 特に (L^{\infty}) は可分でもないし, めっちゃ魔界だと思う.
この前後の結果, きちんと証明つきで覚えた方がいいのだろう. 解析学での修士だというのに反省している.
愛してやまない.
少し話がずれるが, Sobolev 力が低過ぎるので, Sobolev に行ったときの話が全くわかっていない. 特に自分自身を dual にするかどうかのあたり, そのメリット・デメリット.
(L^{\infty}) を可換 von Neumann 環と思って Gelfand-Naimark を使う話を説明している. Radon 測度の話をしているが, いまだに Radon 測度の定義を覚えていないし, Borel 測度との区別もついていないのが本当に恥ずかしい.
というわけで復習.
Borel 集合の (\sigma)-代数上で定義される任意の測度 (\mu) を Borel 測度という. Borel 測度が内部正則かつ外部正則なら正則 Borel 測度と呼ぶ. (\mu) が内部正則かつ局所有限なとき Radon 測度と呼ぶ.
任意の Borel 集合 (B) の測度 (m(B)) が (B) に含まれるコンパクト集合 (K) の測度 (m(K)) の上限として得られるとき, 測度 (m) は内部正則 (inner regular) もしくは緊密 (tight) であるという. 各点が測度有限な近傍を持つとき, 測度 (m) は局所有限 (locally finite) であるという. 内部正則かつ局所有限な測度 (m) をラドン測度と呼ぶ.
証明はわかるが気分的にいまだによくわかっていない. (L^{\infty}) と言えば私の魂たる von Neumann 環の可換版でもあるのだが, 考えてみれば von Neumann 環もいまだにまるでわかっていなかった. 酷使するだけして何もわかっていないというの, 本当につらい.
明らかに超大切な節. Young, きちんと証明で使われる式変形の技巧を 覚えておかないと本番で使えない.
前, 日本語でこの本読んだのに たたみ込みの台特性をすっぱり忘れていたのでつらい.
たたみ込みによる正則化の基礎. とても大切: Proposition 4.20. では実際に (C_{c}^{k}) で証明する. (C_{c}^{\infty}) でたたみ込んで, 滑らかな関数に対して証明してから density argument で全体に持ち上げるのは基本戦略だ.
我等が軟化作用素. 幾何でも使うし愛してやまない. 昔, 音だけ聞いて modifier だと思っていた. 意味として大きく外しているわけでもない.
細かいことは忘れたが, 修士のとき, ゼミで河東先生に Ascoli-Arzela について 何か突っ込まれたときのことを思い出してヒヤっとした.
部分領域への制限は (相対論的) 構成的場の量子論や統計力学での基本戦略だが, 私はその辺ほとんど触っていないのでこの定理の使いどころがよくわかっていない. Corollary 4.27 も使いどころわからない. 多分あとで出てくる感があるので楽しみにしておく. useful と書いてあるが, 判定条件としての Corollary 4.28 は確かに有能感漂う. こういう感触, 【素人】には通じづらいだろうなというのを最近よく感じる.
改めて考えをまとめておこうと思ったので, ちょっといろいろ書く. まずは発端のやりとりから.
弟の勉強、うちも見てみたけどあの人九九が怪しいや…。本気で覚えてない・わかってないってより集中力の無さが敗因っぽいけど。逆に言えばある程度の集中力がなきゃ何を暗記しても勉強してもテストでその結果を発揮できないんですが…
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 5
√とか久し振りに見たので、これ何だっけ??ってなって妹のスマホのsiriさんに「るーとってなんですか?」って聞いたんだけど「道順のことですね。目的地はどこですか?」ってなって人工知能の限界を思い知った。
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 5
素因数分解とか…うちはぶっちゃけこの辺で数学脱落した気がする。今、教科書読みながらなら簡単なやつ教えるのはギリギリできるけど…
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 5
素因数分解なんかやったって何の役にたつの?って言われてもうちとしてはゲーム作るときのプログラム組むのに役立つとかしか思いつかないけど他にもっと日常っぽいことで素因数分解って使うかな…
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 5
とにかく素因数分解わからないよりわかった方が人生の自由度があがるんじゃい!うちは素因数分解とかあんまりよくわからないけど!
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 5
勉強ってなんか確かに変なことにはなってるんだよな…。本当はわからない・できないことがある→そのための知識、公式を欲するっていう順番であるべきなのに怒涛の勢いで先回りしてこれいつか必要になるやつだから覚えとけや!って迫ってくる。しかも目前の成果物としては受験合格しか見えない。
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 5
でも大人になった今、ほんと中高くらいの勉強は穿った見方しないでもっと素直に真面目にやっとけば良かったって思うよ…。わかんなくても死なないけどわかれば大体それなりに良いことがある。
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 5
で, ちょっとやりとり.
@greenlion1987https://t.co/Utojt6E9Om素因数分解は暗号理論への応用があります。通信の秘匿とも関係していて、買い物ページや問い合わせページ、ログインページでのhttpsにも使われているので、一応超がつくほど日常的ではあります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 9月 5
@phasetrそんな日常に潜んでいたんですね(別に潜んでないけど)。暗号ってワードは厨二心をくすぐるかもしれないです。素因数分解が理解できれば暗号サイトを一から作れるんだぞ!とか言えばちょっとは魅力的ですかね…
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 5
とてもつらいところがいくつかある.
素因数分解が理解できれば暗号サイトを一から作れるんだぞ
まず悲しいお知らせだが, 現代的にやるのなら 使う数学は学部上級から大学院レベルの数学科の数学だ. 理工学部の人間にすら忌み嫌われる数学科の数学なので, とてもつらいことになる. もちろん適当に簡略化させれば暗号化することはできるだろうが, その簡略化をするために既に知らないといけないことがたくさんある. 適切な指導者がいればともかく, 暗号の詳しい知見を持つ人が身近にいる環境, そうはないだろう.
サイトを作るというのでどこまで想定しているかによるが, プログラムも組まないといけないので, プログラミングの技術も必要だ. それなりにハードルは高い. サイトを 1 から作ること自体にもハードルは高いだろう.
暗号の歴史を含めた概要については 次のサイモン・シンの『暗号解読』がお勧めだ.
最後にも少し紹介する.
ちょっとは魅力的ですかね…
そしてこれがまた厳しい. 何が魅力的でどう導けばやるかという段になると 個々人の興味・趣味・性向に合わせてやる必要があって, 基本はそれぞれに向けてチューニングがいる. 同じく指導者の力量も問われる.
理学系の『楽しい』『美しい』が好きな勢は放っておけばいい. 私と同族だから扱い方は熟知している: とても簡単で, 適当な専門書でも渡しておけば 勝手にやり続ける. ただし世間から『役立たずで気持ち悪い』と蛇蝎のように嫌われる. 理工系キモオタに育つと思って頂ければいい. それで良ければ, という条件つきになるので社会は厳しい.
数学をやっていて嫌なことはたくさんあるが, 良かったことは数学をやっているときくらいしかない. 学生の頃に何をしていたのかとか, 普段何をしているのか と言われて『数学です』と言うと, 『学生の頃, 数学は大嫌いだった』とばかり言われる. 自分がこよなく愛することに対して否定的な意見ばかり 聞かされるのでただひたすらにうんざりする記憶ばかりだ.
いろいろあってよく『役に立つことを教えてほしい』という人がいるが, これはまだ扱いやすい. 役に立つことを伝えておけば勝手に動いてくれる (はずだ) から.
そして大多数の人が一番扱いが難しい. 『何の役に立つ』と聞いてくるが, 役に立つことは求めていないことが多い. 実際に何を求めているのかは本当にわからないが, 具体例には事欠かない.
まず『英語は役に立つ』と言われるし, 実際にどうかはともかくこの意識は浸透している. かといってきちんとやる人は少ない. むしろ英語を嫌がる人の方が多いくらいではないか. 嫌がるに至る経緯もいろいろあるけれども.
数学が役に立つ系の話だと, Google の検索アルゴリズムのページランクで 連立一次方程式を使うと浪人生に説明したことがある. そしたら返答で『自分は Google のページなんて使わない』と来た. 『これこれこういう理由で貴方も使っています』と言っても 聞きはしなかった.
こういう感じの絶対多数に対してどうするかというと, 個別の話しかない. そもそも結果的に数学的な成果を使っている人というわけではなく, 積極的に数学を使いにいく人, 相当のエリートだろう. 皆が皆必要なわけではないし, 実際に数学よりも優先度が高い学ぶべきことがある人もいるはずだ. その中で数学を頑張らせる理由をどう作るか, 作るべきなのかとかいろいろ面倒なのでとてもつらい.
Twitter でもいろいろな意見が出ているが, 数学を頑張らせる積極的な理由, 私はいまだに見つけられない. むしろ地歴公民をはじめとする人文・社会学系を きちんとやる方が一般にはよほど大切ではないかと ずっと思っている.
いろいろと否定的なことばかり言ってきたが, 歴史を含めて暗号に関していろいろ知りたいなら 次のサイモン・シンの『暗号解読』がお勧めだ.
昔からどんな暗号がどのように使われてきたのかわかる. 簡単な暗号については方式も説明されている. 情報戦への利用もあるから, 第二次世界大戦で本格的に数学が使われはじめたことや, 現代のネットワーク時代の情報セキュリティでも 数学が使われていることも説明されている.
市民の生活の情報保護にも使われていて役には立っているが, 情報戦含めた戦争利用もされていて, 役に立つから嬉しい, 皆もやろうとかはいいづらい. とてもつらい.
そのあとやり取りが追加されたのでそちらもまとめておく.
@phasetrまず「わかりやすいご褒美(=目に見える成果)」がなきゃやりたくない状態ってのが不健康なんですよね…。数式を解いてると癒される、とても楽しいと感じられるという状態が一番良いというか…。自分もわかってた頃はある程度楽しかったというか単純に問題を解くことに爽快感を(続
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 6
@phasetr覚えていた気がします。でも難易度が上がってってすごく頑張らないと答えが出せなくなって、頑張っても解けなくなっていって…こんな数式なんてテストでしか使わないだろ!という言い訳を作って「別にこんなことできなくたっていいんだ」と自己正当化に走ってしまい…結果自分も(続
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 6
@phasetrたいして勉強を頑張らずに大人になってしまったので、今振り替えるとやっといた方がいいと思うみたいな話をしても説得力があまり無いんですよね…。(自発的にやる気がでない場合は)無理に「こんな風に役立つ」というご褒美をぶら下げるよりも、相性の良い先生と出会って(続
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 6
@phasetr数学は楽しいかもって気持ちを引き出してもらうとかそういう方が良いのかもしれません。(難しいことですが)
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 6
@greenlion1987定義によるのですが、「わかりやすいご褒美」があればやるならそれでも問題はないのです。問題なのは子供・生徒ごとにそのわかりやすいご褒美を把握して提供してあげることの難しさです。お金がかかるご褒美は準備しきれず役に立つ系は親・教師の幅広い知識が必要なので
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 9月 6
@greenlion1987そうは言っても必要な情報は提供する必要があると思うので、できる範囲でその辺のコンテンツを地道に作って配布したり、いいものは宣伝協力しています
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 9月 6
@phasetrそうですね。「わかりやすいご褒美」の方も難しいんですよね…。今のところは、具体的にこうやるみたいな話まで進めず(実践的な話は自分はできないので)こういう風に使われてるらしいよということをせっかく相転移Pさんに教えてもらったので、話してみようと思います。
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 6
@greenlion1987結局のところ、ご褒美は自分で自分に与えられるか他人から与えられるかで、自分で自分に与えられた方が楽で、やっていて楽しいというのが一番お手軽で長続きしやすいという所に落ちます。そうはいっても指導の一番つらく大変なところですが
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 9月 6
@greenlion1987何かあれば相談して頂ければ知っている範囲の情報は出せるのでお気軽にどうぞ
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 9月 6
@phasetrありがとうございます!とりあえずテスト範囲は素因数分解だけに留まらないので、弟は数学だけやりに学習塾に通わせられる様です…
— みどりのらいおん (@greenlion1987) 2015, 9月 6
@greenlion1987次のページで書いたのですが塾の使い方も結構難しく自分できちんと復習しないとダメで通っているだけでは意味がありません。http://t.co/5BLNnJsWVXhttp://t.co/66heNqaO04受験関係で説明していますがそれ以外でも同じ
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 9月 6
楽なことはないな, ということで.
統計学の基本的な知見に関するとてもつらい記事を見かけたので.
http://t.co/kMMwW8wCxcこれで詰まる人が統計やらないといけないのか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 19
@phasetrhttp://t.co/kMMwW8wCxc【統計をこれから学ぼうという方にとって、非常に重要な概念ですが理解が難しいものに「標準偏差」があると思います】この一文でまず絶望するし、ルートとシグマがでたくらいでつらくなる人がなぜ統計をやらないといけないのだろう
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 19
@phasetrぐだぐだといっていないで大雑把に単純に「平均からのずれを見る量だ」といえばいいだけで、計算式とかとりあえず放っておけばいいのではないかと思うのだが、何をどうしたいのかがわからない
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 19
@phasetr言い出したら平均だって十二分に難しい。「受講者の得点分布を見る上で0点と100点がちょうど同じ数だけいたとき、平均点は50点になるがこの時の平均に何の意味があるか」とか綺麗な正規分布を仮定しない時の話とか面倒事は多い
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 19
@phasetr本当に【「平均」くらいまでは馴染みもあるし、「わかるわかるー」という感じ】なだけで、そこの根本からやらないとデータの解釈間違うだけでテクニカルに操作できるだけの地獄しか待っていないのでは。
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 19
@phasetrこういうの、実際のビジネスに叩きこむのだろうし半端な理解の方がよほど厄介なのではないかという気しかしない。学生気分の適当な理解が一番危険な領域だと思うのだが大丈夫なのかと気がかりでならない
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 19
@phasetrこれ、役に立つ数学こそ地獄の底から湧き上がってきたような激烈な難易度を誇る事案だと思うので、役に立たない簡単な数学で地ならしをしてほしいと心の底から思っている
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 19
@phasetr統計学よくしらないので、当然ながら私が知らない地獄のような様相があると思うし、知っている範囲でも平均・分散の意味をどう取るか事案があるくらいなのだから統計は血を吐くほどつらい役に立つ数学事案だし、数学つらいとかそれどころの騒ぎではないし、むしろ些末なことでは事案
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 20
@phasetr統計学を必要とする企業、研修でもOJTでも何でもいいから統計学を教育カリキュラムに組み込むべきなのでは。ふだん散々文句を言っている学校教育に期待している暇があったら自前で教育するべきだろう
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 20
@phasetrふと思ったのだが、プログラマ界隈、そんなに最低限の数学にも苦労するひと多いの
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 20
@mitsuomi_miyata根本原因は適切な素養のある人に適切な仕事が回っていない方だとは思います。なぜ統計学の素養がない人が統計関係のプログラミングをやらなねばならないのか本当に理解に苦しむので。素養ある人を適切な評価の上で採るなりしない理由が割と真剣に理解不能
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 20
@phasetr圏論勢がいる一方、統計学はズタズタだったとかそういう話か。実用的な言語の話をしている的な方向で、実用的なプログラミングと実用的な素養とかそういう地獄に首を突っ込んでいそうな印象を受けた
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 20
@phasetr一般的には数学なんてしなくてもいいし、統計学もしたくないならしなくてもいいが、必要ならきちんとやれよ、ということだけ思っている
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 20
@phasetr数学が必要なのにやっていない・素養を持っていないという人に対する態度、不当かつ著しく厳しいという自己認識がある
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 20
平均に関する話で有名なのは, 例えば【正規分布が二つあった場合】の話.
こういうのもアレだが, ある模試を学力的に大したことがないA高校と灘高の2高だけが受けたとしよう. そのときの得点を見ると, A高校と灘高校とで得点分布がきっぱり別れるはずだ. 両校ともに正規分布で分布しているとすると, 普通の模試とは違ってグラフに山が二つできるはず. こういう状態で全体の平均を取っても意味はなくて, 学校ごとに見ないと意味がないはずだ, という感じの話.
ちなみにこのような評価も頂いている.
相転移Pさん、プログラマのイメージが現実とズレ過ぎだと思う。> RT
— tomo@脇道寄り道遠回り (@cocoatomo) 2015, 8月 20
神戸大 渕野昌さんの書評『[[[不完全性定理に挑む]に挑む]に挑む]』
淵野先生の書評が公開されている。http://t.co/ppW20g7qbb
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 8月 18
私もそんな本が読みたい:「……, もっと純粹に現代の数学の視点から数学の定理としての不完全性定理やその現代における様々な改良や関連する他の結果などをエレガントに細説する日本語の本があってもいいようにも思える」http://t.co/ppW20g7qbb
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 8月 18
とりあえずダウンロードしておいた. 後で読む.
無限に本が読みたいし, 研究したい. 時間と資金がほしい.
月刊誌『数学セミナー』最新号の、銅鏡における同位体分析のハナシ、キレッキレ。(はあと)
— ほしくずっ (@s_hskz) 2015, 8月 24
月刊誌『数学セミナー』最新号の、「エレガントな解答求む」、なぜハノイの塔に、2進と3進のグレイコードのハナシをかまさないのかなあと思ったけど、全然関係ないのかもしれないし。
— ほしくずっ (@s_hskz) 2015, 8月 24
言語学クラスタの皆様におかれましては、読み物として、月刊誌『数学セミナー』最新号の、数詞と序数詞との、比較言語学的な、歴史言語学的なお話が、すんげー面白いと思います。
— ほしくずっ (@s_hskz) 2015, 8月 24
買うだけ買ったはいいが, まともに読めていない. さっさと読もう.
関係あるか分からんけど、英語の勉強にはSATの数学の過去問が良いよと聞いた。アカデミックな英語の書き方が学べる上に、中学レベルの数学なので自分の理解が間違ってないか確認出来ると。
— ぼり (@bori_so1) 2015, 8月 24
これ, 今度フランス語でやってみよう. しばらく時間が取れないがフランス語は絶対勉強したい. Serreとか原文で読んでみたい.
ボルツマン方程式からナビエ-ストークス方程式を導くというヒルベルトの課題は、ナビエ-ストークス方程式自体が正しくない、という驚きの結果だったとのこと。
Famous Fluid Equations Are Incomplete https://t.co/E3OQyC1lm4
— Quantum Toy (@QuantumToy) 2015, 7月 26
@tani6s@kz_itakura紹介させていただいた記事 https://t.co/XULOASX6bzの最初のホワイトボードの写真に KdV という文字が見えますから、何か関連があるか、KdVのことかもしれません。
— Quantum Toy (@QuantumToy) 2015, 7月 27
@kz_itakura@tani6s巻き込みすいません、inoueian さん、本件の元論文を何かご存知ですか? @Inoueianあ、Toyさんのリンクしてるの知り合いの記事だw
— Quantum Toy (@QuantumToy) 2015, 7月 27
@QuantumToyあ、紛らわしくてすみません。Quanta Magazineの記事を書いた人が知り合いです。
— Satoru Inoue (@Inoueian) 2015, 7月 27
ナビエ-ストークスのこの記事がまだRTされていますが、kz_itakura さんらに下記が関係する論文かもしれない、と教えて頂きました
https://t.co/lky67wiYwG
http://t.co/Nh1z7ywNWa
https://t.co/kbdU9zX0IC
— Quantum Toy (@QuantumToy) 2015, 7月 27
という認識で合ってるかな?違ってたらすいません
https://t.co/kbdU9zX0IC
— Quantum Toy (@QuantumToy) 2015, 7月 26
@tani6sそうですね、僕の訳が完全ではありませんでした。ありがとうございます。もう少し正確には、ナビエ−ストークスの方程式はほとんどのケースで成立するが、例えば高真空中では正確でなくなる、など、「完全ではない」という言い方の方が正しいですね。
— Quantum Toy (@QuantumToy) 2015, 7月 26
物理の話, 基本的に適用限界があるのでただ単にその話というところか.
あとで原文も読んでみよう. とりあえずメモ.
何と言ったらいいかわからないのだが, 結果的に数学の路上パフォーマンスデビューしてしまったことになったので報告したい.
はじめ武蔵美にいる知人から「イベント来ないかベイベー」的な話が来たので, 時間もあったから行くと答えたところ, 何故か実際に何かやることになっていた.
どういうことなのかよくわからなかったが, 模造紙とマジックを買ってもらい, 谷中墓地の中にある【貸はらっぱ音地】というただの空き地としか形容できない場所で模造紙にマジックで数学の証明とかを書き続けるという謎のパフォーマンスに興じた.
アート系だとこういう路上パフォーマンス的なことはよくやるのだろうか. 本当に全く意味がわからなかったのだが, 模造紙とマジックを買ってもらってしまったので, Brezisの関数解析と偏微分方程式の有名な本の最近新しく出た英語改訂版を元に, Sobolev空間の話としかしていた.
通りすがりのお姉さんと
みたいな会話をしたりした.
この他の人達のアートというのも謎で, 1 人は座りながら落語をやっていた. 「これもアートなの」感溢れる謎のパフォーマンスだった.
他にも光の映像系の人がPCとプロジェクターを使って民家の壁に映像を映していた.
あとまさにパフォーマーという方が何か謎の踊りを踊っていた. 数学していたのでほとんど見ていなかったが, 多分見たらMPを吸い取られていたと思う.
民家とか谷中のお寺がある往来で, 落語・映像作品・ふしぎなおどり・数学が展開される初体験の空間だった.
こういうのよくやるのか, そう思っていたら, 何かこういろいろな方面から混ぜて(路上で?)やること自体は当人的にも割と初の試みらしかった.
どう次に繋げていけばいいのかはわからないが, とりあえずパフォーマーデビューしたということで報告していきたい.
あとその人とも少し話したのだが次に備えて反省をしておきたい.
はじめやる場所や目的などがよくわかっていなかったこともあり, 証明とか見えるように模造紙+マジックで通りすがりの人にも見えるようにした方がいいのだろうかとか思ったが, そもそも18時過ぎで暗くてろくに見えなかった.
あと原っぱというか, 石塊が散乱した地面に模造紙を敷いて書いていたので超書きづらかった.
証明もバンバン書こうと思ったのだが書きづらくて仕方なかったので, 定理のステイトメントだけ書くような形になってしまったのが反省点だ.
これならスケッチブックを買って, ばんばん証明も書いて, 書いたページはその辺に散らかしておく感じの異常な方向にシフトすればよかったのでないかという話になった. 次回はこの方向で行きたい.
とりあえず何か新しいことを模索している. せっかくアート系の人と知り合えたので, またこういうパフォーマンスやってみたい. 次回はスケッチブックを持ち, 座りながら書くのが楽になるよう小さな椅子も持っていきたいと思っている.
KenSendaさんに思いもがけず大切なことを教わったので記録. 発端はこの辺.
鹿児島県知事「女の子にサイン、コサイン・・・を教えて何になるのか」 https://t.co/LuV1mTRAlL 女性差別と、学問に対する理解の無さと、ふたつ明らかにまずい。三角関数は、幾何学で最も大事な数学の道具だ。これが無ければ、波がわからない。
— 山猫 だぶ(育児中) (@fluor_doublet) 2015, 8月 28
https://t.co/piPmIzSkQ5の実例を鹿児島県知事が。
https://t.co/ihp3PmoM8o
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 8月 28
@irobutsu特に女の子相手にこれをやる大人が多くて困ります。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 8月 26
理科離れをなんとかしたい、みたいな大それた事は言わんから、せめて
「子供が『理科が好き』と言ったときに周りの大人が『あんなつまらんもんが好きって、おまえおかしいなぁ』と言わない世界」
の夢ぐらい見たいね(いやこれも結構大それてるんだ)。
— 前野[いろもの物理学者]昌弘 (@irobutsu) 2015, 8月 26
そしてKenSendaさんのこのツイートを受けて少しやりとり.
あんま関係ないんだけど、数学嫌いな人が「何の役に立つっていうんだ!」って槍玉にあげるのが、大抵三角関数とか微積分っていう、実用されてる例が僕にも思い浮かぶ単元なのはなぜだろうか。
— Ken Senda (@KenSenda) 2015, 8月 28
@KenSendaサインコサインタンジェント、微分積分は語呂が良くて覚えやすいからではないかと推測しています
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 28
@phasetrなるほど、キャッチーな単元ということですね
— Ken Senda (@KenSenda) 2015, 8月 28
@KenSenda印象に残る言葉、言葉遣いの重要性を改めて感じました。語呂による暗記の重要性、こんなところで思い知ることになろうとは
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 28
最近, 受験界隈に本格的に乗り出しているので, 改めて暗記法的なこともいろいろ調べ直したりしているが, 語呂による暗記の威力を改めて思い知らされる結果になった. 語呂による暗記本, もっと徹底的に調べよう.
KenSendaさんはいつもいいことを教えてくれる. それはそれとして, 真面目な話, 鹿児島の異常な県知事 伊藤祐一郎御大は安倍談話の
二十一世紀こそ、女性の人権が傷つけられることのない世紀とするため、世界をリードしてまいります。
に照らし合わせて厳しく処罰してほしい.
安田峰俊さんの「なんかSEALDs感じ悪いよね」の理由を考える ──中国や台湾の学生運動との比較から──という記事が今話題らしい. 明らかに大切なのは次のところで, 数学・物理や大学を取り巻く環境でも大事なことで, 私にとっても他人事ではない.
敗軍の将、兵を語る
そんな王丹氏は、1994年に日本の月刊誌に寄稿した手記(『現代』‘94年7月号。伊藤正氏が編訳)のなかで、天安門の運動が失敗した原因について興味深い考察を残している。王丹氏が述べた「天安門版、失敗の本質」は、大別して以下の4点にまとめられる。
1:思想的基礎の欠如 一人一人の参加者が「民主や民主運動について明確な概念」を欠いていた(つまり、民主主義が何なのかはっきりわからないままデモをおこなっていた)。結果、明確なイシューを打ち出せないまま天安門広場の占拠が長期化。時間とともに運動方針が混乱していった。
2:組織的基礎の欠如 参加者に対するしっかりした指導の中心や指揮系統が存在しないせいで、途中から運動が四分五裂に陥った。
3:大衆的基礎の欠如 学生と知識人だけで盛り上がってしまい、一般国民(労働者や農民)への参加の呼びかけを怠った。また、政府内に存在するはずの改革派と「暗黙の連合」を組む姿勢をとることもできなかった。
4:運動の戦略・戦術の失敗 運動を政治目的を達成するための手段として使うという意識が薄かった。デモ参加者たちは学生運動の“純粋性”をひたすら強調し、当局側への妥協や一時後退といった柔軟な戦術を一貫して否定。結果、ろくな目的もないまま天安門広場の占拠を長期間続け、弾圧を招くことになった。
特に大切なのは次の 2 点だ.
【いい加減】な記述や説明ができず, かといってきちんとした説明は時間がかかり, 聞いてくれるのは内輪の人だけになってしまう問題, 正確に自分にも跳ね返ってくる.
【いい加減】と言い切った上で薄めのコンテンツを作りつつ, きちんと特濃のコンテンツを作ってみたりとかいろいろ実験してみたいし, むしろやらなければいけない.
これから次のプロジェクトをやろうと思っているし, その運営でも十分にも気をつけたい.
一年生の頃誰かに「このringってのは実はボクシングとかのringで、ほぼfieldと同じニュアンスで名付けられたんだけど、日本語は誤訳で環になった」って聞いたんだけど本当だろうか
— ワヘイヘイ (@waheyhey) 2015, 7月 2
@waheyheyフランス語でも、指輪と同じ anneau だから、なんか違う気もしますね
— Y. Nagai (@pugnari) 2015, 7月 2
@pugnarianneauって指輪って意味だったんですね。ありがとうございます。
— ワヘイヘイ (@waheyhey) 2015, 7月 2
@waheyhey普通に輪っていう意味です。ドイツ語の Ring は違うニュアンスみたいですね。
https://t.co/50ZIaJMsIK
— Y. Nagai (@pugnari) 2015, 7月 2
@pugnariドイツ語読めないんですが、Google翻訳に入れてみたらぼんやり分かりました。勉強になりました。ありがとうございます。
— ワヘイヘイ (@waheyhey) 2015, 7月 2
数学用語 ring の由来については(究極的には Hilbert に聞かなきゃ分からないかもしれないが)この説明が説得力ありそう (H. Cohn "Advanced Number Theory" Dover, 1962, p.49) pic.twitter.com/k663Sg83xy
— のらん※る (※は「ふ」に濁点) (@nolimbre) 2015, 7月 2
記憶しておこう.
とても悲しいことがあった.
数学基礎論と数学の哲学が接続することは今後ないのでしょうか? — 昔聞いた「数学の哲学」と称されていたWSでは、フッサールが専門だという発表者が、現代数学において開集合の方が閉集合より基本的な概念だと述べていました。数学の哲学がそ… http://t.co/a7ZKDPAg9f
— ytb (@ytb_at_twt) 2015, 8月 27
Ask.fmから全文を引用してこよう.
数学基礎論と数学の哲学が接続することは今後ないのでしょうか?
昔聞いた「数学の哲学」と称されていたWSでは、フッサールが専門だという発表者が、現代数学において開集合の方が閉集合より基本的な概念だと述べていました。数学の哲学がそういうものであれば、数学基礎論と接続することは今後ないと思います。
数学の哲学, どんな人達がどんなことをやっているのだろう. やはり断片だけでは何もわからない.
先日, 異常な鹿児島県知事が女性に三角関数は不要ではないかという面白発言で盛り上がったが, その辺の話で適当に話題を拾ってきた.
三角関数の件が話題ですが、植物の名前も男女関係なくある程度は知っておいたほうがいいよ…たまに全然知らない男の人がいてびっくりするときある
— かおりーぬ (@kaoliine) 2015, 8月 28
高校数学はさっぱりだったけど、実際三角関数がどの分野でどう使われているのか具体例を教えてくれたら、もう少しやる気を出せたのではないかとも思っている(責任転嫁)
— かおりーぬ (@kaoliine) 2015, 8月 28
実は三角関数や微積分は洋裁や和裁に使えるんでええねんけどな。
— えぼり (@eboli_ef) 2015, 8月 28
三角関数大事だよー。鹿児島知事も記者会見はマイク使ってるよね? マイクって空気振動を電気振動(信号)にする変換装置なんだよ。そのあとアンプで音を大きくしたり、よそに伝送したりするよね。そんな装置を作るのにも三角関数が必要なんだよ。
— 田中聡久(かな入力) (@jeonjung_tanaka) 2015, 8月 28
三角関数って凄いんだなあ…!わからないの悔しいなあ
— かおりーぬ (@kaoliine) 2015, 8月 28
高校時代の私よ…「私はギリシャ神話を学びたいから、サイン・コサインとか難しい数学は要らないな」などと思うな…いずれ「そうだ、神殿建てよう」と思う時が来る…美しい黄金比の神殿、完璧なカーブのエンタシスの柱を建てるためにはそれが必要だ…その時切り捨てた全ての学問が神話のために必要だ…
— 藤村シシン 10/15発売古代ギリシャ本 (@s_i_s_i_n) 2015, 8月 28
あとせっかくなので少しやりとりしてきた.
@kaoliine信号以外にもいわゆる波を扱うならだいたい全部三角関数を使います。電磁波(携帯の電波)も波で三角使いますし、地震波の解析にもいろいろな形で波を使います。油田探査にも波を打ち込んでその反射を見る形で波を使いますし、漁の魚群探査にも使います。他にもいろいろあります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 28
@phasetr今日1日だけで三角関数の活用法がたくさんツイートされていて、まさに目から鱗で感激しています。波に使う、というのは具体的にどういうことなのでしょうか?波のうねり部分の角度とかそういうことでしょうか。不勉強で申し訳ありません
— かおりーぬ (@kaoliine) 2015, 8月 28
@kaoliinehttps://t.co/beNXWXOuFbの「基本形・一般系」に y= A sin (kx - ωt + φ) みたいな式がありますが、これがある時刻 t、ある場所 x での波の変位を表しています。(続)
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 28
@kaoliine小学校のとき友達と二人で両端を持って、縄跳びの縄の端を上下に揺らして波を作ったことがないでしょうか?あの波の形が三角関数で書けると思ってください。大雑把にいうと一般の波はこれ(たくさんの三角関数)をバンバカ足して作られている、という話です
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 28
@phasetrご丁寧にありがとうございます…!角周波数というのがわからず既に挫折しかけておりましたが、三角関数を覚えると波状のグラフが描けるという事ですよね。跳び縄を揺らす際に、ビシッとやる時の高さと、その後の経過時間によって波の形状が変わる…ということで合ってますか?
— かおりーぬ (@kaoliine) 2015, 8月 28
@kaoliine角周波数とかその辺の専門用語は適当でいいです。波の高さが時間によって変わるという理解で問題ありません。もちろん正確に言い始めると細かいことはいろいろありますが、そういうのは、それ以上知りたくなった時に、あとから少しずつやればいいので
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 28
@phasetrそうですね、高校生のときも無理に詰め込もうとしてパンクしてしまったのだと思います。波状のグラフを描く際に三角関数が有効で、そのとき三角形がどこかに出てくるわけではない、ということですね。
— かおりーぬ (@kaoliine) 2015, 8月 28
@kaoliinehttps://t.co/CeiAMJg8EUhttp://t.co/RxqEjnNbLnのあたりを見てもらうとわかりますが、円周・等速円運動を仲介して直角三角形が出てきます
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 29
@phasetrあれ、やっぱり出てくるのですね!飲み込みが悪く恐縮です。出先なので、後で見てみたいと思います。2日に渡ってご丁寧にいろいろ教えていただきありがとうございます!三角関数は私に関係ないものとして見てきましたが、分かると楽しそうです。希望が見えてきました
— かおりーぬ (@kaoliine) 2015, 8月 29
@kaoliine何かあればお気軽にご質問いただければ。一応いま http://t.co/oYKGQrykSqな感じで学習支援とか最近いろいろ本格的に展開しはじめたので
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 29
@phasetrどうもありがとうございます!とりあえず自分で挑戦してみて、それから考えさせてください
— かおりーぬ (@kaoliine) 2015, 8月 29
役に立つかどうかではなく, もっと格好いいか格好悪いかとかそういう役に立たない理由で選んでいってほしい.
学校の三角関数は教え方が悪い(shi3zの長文日記) http://t.co/B0VermBoX5”僕がプログラミングを子供に教えたほうがいいと思うのは、少なくとも数学の実用的な使い方や楽しみ方、三角関数がどれだけ便利で素晴らしいものであるかという感動が手軽に得られるからです”
— celsius220 (@celsius220) 2015, 8月 30
俺も元計算機屋だから引用の部分には全面的に賛同したい。プログラミングを覚えたことで「三角関数がどれだけ便利で素晴らしいものであるか」を知ったことはもちろん「学校の三角関数は教え方が悪い」ということまで知ってしまった(笑)
— celsius220 (@celsius220) 2015, 8月 30
もっとも、こういうことはほとんどすべての計算機屋が昔から主張してきたことだと言っても過言ではないことである。いいかえれば昔から、いくら主張しても通ったためしのない主張だということである。学校や教師がイケズだからというだけではない。計算機屋以外のほとんど誰もが拒否することなのである
— celsius220 (@celsius220) 2015, 8月 30
サインカーブを描いて、円と対応させて、「sinの位相をずらしたものがcosです」って感じで教えるわけですが、これ、教えてる本人も何を言ってるのか解ってないんじゃないの感が半端ないです。
位相なんて言葉, 数学では出ないだろうとかそういうアレはあるがそれはそれとして.
問題は数学の授業がつまらないということです。
私に関していうなら, 皆が「つまらない」「わからない」という先生の授業が 死ぬほど気に入っていた方なので, お互いに「お前の感想など知るか」事案になってしまう.
もういい加減, 学校に期待するのやめた方がいい. 教師に無限の能力を期待し過ぎだろう. 気にいらないならできる範囲で各自の思うことをやった方が自分の精神衛生にもいい. もちろん, 教員がある程度面倒を見た子供の人生を背負わされるように, 自分自身も子供たちの人生に責任を負う覚悟のもとで.
私も私で引き続きやっていこう.
まずは鴨さんツイート.
『原論』に実は深刻な飛躍が多数隠れていることは、19世紀にさんざん指摘されていて、ヒルベルト『幾何学の基礎』で全部埋められています。#初等幾何
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 8月 30
ヒルベルト『幾何学の基礎』は、ユークリッド幾何の公理化としては、『原論』を救うことが可能であることを示す用途を除いて不便です。#初等幾何
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 8月 30
ユークリッド幾何の公理化としては、タルスキーのもののほうが便利です。https://t.co/ewHTS1rU8r#初等幾何
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 8月 30
.@kamo_hiroyasu情報補足。鴨さんによるリンク先はpsファイルなのですが、以下にアクセスすればpdfファイルも手に入ります。良い時代になったものだ!
Tarski's system of geometry
https://t.co/tcaxK5IouZ
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 8月 30
#初等幾何タグを付けて再掲。以下にアクセスすればpdfファイルも手に入ります。良い時代になったものだ!
Tarski's system of geometry
https://t.co/tcaxK5IouZ
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 8月 30
ヒルベルト『幾何学の基礎』では、「点」「直線」「平面」が無定義で、「線分」「半直線」は点の集合。そのため、線形な図形をまとめて処理するときは無定義な直線の上にある点全体の集合としての「直線」が別に必要になって面倒。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 8月 30
黒木さんツイート.
#初等幾何メモ
https://t.co/mJTxQDFI4s
[PDF]Project Gutenberg's The Foundations of Geometry, by David Hilbert
ヒルベルトの『幾何学の基礎』のProject Gutenberg版
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 8月 30
@genkuroki#初等幾何メモ
http://t.co/cnFzYOZG58
[PDF]Proving Hilbert's axioms in Tarski geometry
Michael Beeson
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 8月 30
@genkuroki#初等幾何メモ
http://t.co/zSjeEDD3li
Tarski's system of geometry
Alfred Tarski , Steven Givant
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 8月 30
ユークリッドの幾何の現代的公理化について、こんなのもあります
http://t.co/oZmcwfro2B
2009年のアヴィガドによる形式化です。
日本語の解説はこちら:
https://t.co/idAThBViDs
@genkuroki@kamo_hiroyasu
— ytb (@ytb_at_twt) 2015, 8月 30
@genkuroki#初等幾何メモ
https://t.co/J0mUwhWDtN
The thirteen books of Euclid's Elements
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 8月 30
@genkuroki#初等幾何タグを付けて拡散
ytbさんからの情報
https://t.co/KlSuBMkr9F
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 8月 30
読む機会なさそうだがとりあえずメモだけはしておきたい. それにしても何でみなこんなにいろいろ知っていニのか.
齋藤毅先生の微分積分の教科書に関して著者自身のコメントPDFがあったので.
先日, 異常な鹿児島県知事が女性に三角関数は不要ではないかという面白発言で盛り上がったが, 三角関数に関するコメントも最後の方にある.
こういろいろと思うことはあるが, うまく言葉にまとまらない. とりあえず私も適当に自分好みの教材とか作っていきたい.
CoKernelの定義がいまだに覚えられないし、何か2つくらい定義がある気がする
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 31
@phasetrKer の普遍性を表す図式で、矢印を全部逆にすれば良いだけでは
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 8月 31
@H_Hありがとうございます。愚鈍でつらい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 8月 31
CoKernel, いい加減に覚えたいし, コホモロジーもきちんと勉強したい.
やるやる詐欺状態が長く続いていた物理のための数学講座は正式に停止した. 後継プロジェクトとして 数学・物理をともに学ぶコミュニティ形成プロジェクトをはじめる. 無料版として物理のための数学講座でやろうとしていた分をやっていきたい.
物理のための数学講座が頓挫した理由の 1 つは 完全に体系だった内容で作り込もうとしたことにある. 細かいところは気にせず, がんがん動画講義や その講義資料を作っていく中で緩く体系立って学べる感じにする.
がちがちに体系立ててコンテンツを作ることを 放棄するので私としても作りやすくなる.
基礎コンテンツは定評ある本を勧めることにして, その副読本というか副読コンテンツとして いつも通りでぶっぱなしいくことにしよう. 対象は学部の物理で使うレベルの数学だ. 相対論も一般相対論になると微分幾何入門的な話があるが, これをどこまでやるかは結構悩んでいる. 一般相対論も微分幾何も怪しいからだ. 趣味で勉強ついでにゴリゴリの微分幾何をやってもいいのだが. 「一般相対論のこの本のこの程度で十分だ」 みたいな情報があればぜひ教えてほしい.
数学・物理的専門の関係もあるから, 数学としては解析学, 物理としては量子力学系統がメインになってしまうだろうが 再勉強しつついろいろやりたい.
いまのところ動画の講義計画は次のような感じ. 物理もやりたいがとりあえずは数学に集中する. ついでに math-textbook も充実させたい. ただこれやると時間がかかり過ぎるので とりあえずは講義メモ程度にしかならなそう. スピード上げたいというのもある.
イントロ 1 の【講演原稿 線型代数と微積分: 大学数学入門】とか 東工大と津田塾でやったとき 3 時間くらいかかったし, 複素解析のショートコースも 3 時間くらいかかった覚えがある.
いわゆる物理数学の中で複素解析は結構独立している感じはあるし, 留数を使ったテクニカルな計算で使うし, 早めにやってしまいたい.
他にも「これがあった方がいいのでは」というのがあれば ぜひ教えてほしい.
何にしろ超概要なので, そのうちどんどん詰めていく. 適当な手持ちの本のレビュー的な感じに なっていくのではないかと思っている.
普通にやってもつまらないし, 意味もないので がんがん殴りつけていきたい.
虹と漸近解析とエアリ関数、という記事です: http://t.co/d2dSPBWV0Jvia http://t.co/k1GbWv0Skr
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2015, 8月 31
後者の記事から一部引用.
真島先生は私がお茶大にいた時に同僚でしたが、公開講座の類でよくこのネタを披露されていて、女子大生に「『虹の数学者』なんてロマンチックですね」と言われてました。
虹の数学者, 無駄に格好いいし, 私もQEDを一応やっているから光の数理物理はやっているし, 光の数理物理学徒を名乗っていきたい.
今回, Nobel賞はNobel賞だが大分昔のNobel賞に関わる悲喜こもごもについて書いてみる. 自分でも気になったから調べてみたかったのが一番の理由だ. はじめに書いておくとMoseleyの話だ.
まずブログに2015年のNobel物理学賞についての記事を書いた. ただし業績の紹介はせずにその周辺で起こったこと, 特に科学コミュニケーション的な事件についての所見だ.
量子力学・場の量子論 (の数学) とそこそこ近そうなところを研究しておいて何だが, 素粒子・宇宙論は昔から「皆がやっているから自分がやる必要ないだろうし, 何より世間一般が自動的に興味を持つようなことを誰がやってやるか」と思っていた.
そんなわけで素粒子はほとんど知らない事情もあって, 今回はブログで紹介した記事中にあった科学未来館の記事を紹介するだけにしておく.
それだけというのもあまりにもアレなので多少記憶から素粒子, 特にKEKに関する記憶をさらっておく.
学部二年年の頃にKEKに遊びに行ったことがある. ちょっと変な縁があったのだ.
早稲田の物理の同学年の友人が古美術研に入っていたのだが, そこの先輩がKEKの教官の娘さんだったようで, 娘さんが「自分のサークルに物理の後輩がいる」と言ったら連れてこいという話になったらしい.
それでせっかく行くなら皆で行こうぜ! ということになった. 公開日に行った方がいろいろな施設が見られてお得というので公開日に行ってきた.
思い出深かったのはその展示的なやつで実験班の方々が作ったちょっとしたゲームみたいのがあり, やってみた結果ズタボロだった.
それを見たKEKの方々に「君に実験は無理だ. 理論に行きなさい」と言われたのだ. 実験屋さん何て格好いいんだと明後日の感動とともに今でも覚えている.
実際には理論どころかほぼ数学だが.
あと黒川さんに言われたこととして次のことをよく覚えている.
「ニュートリノ振動は質量のうなりを背景にしている. このうなりは調和振動だ. 調和振動は物理の全てを貫く基礎だ. いま二年だと調和振動のありがたみはわからないかもしれないが, ぜひきちんと勉強しておいてほしい」
こう言われた. 印象深かったので今でも覚えているし, KEK の最前線に立っていた方からのアドバイスとしてここでも紹介しておきたい.
ちなみに進入禁止的な看板が立っていたところに娘さん(である先輩)が堂々突っ込んでいて止められたのだが, その先輩が「私, 娘だから大丈夫です」的なことを言っていてそれでいいのかと思ったことがある.
あと二年年で今どんな勉強をしてるの? と黒川さんに聞かれ, 解析力学と答えたら「二年であんなに難しいことしてるの!」と言われたのだが, もちろん講義で必修で入っているからやらざるを得ない.
解析力学で苦戦している方, 解析力学はKEKの人ですらこう言っている程の難易度を誇るのであまり気にせずのんびりやってほしい.
あと印象深かったのは娘さんの対応だ. 黒川さんが先陣を切って張り切って楽しそうに施設の案内をしてくれたので, 後ろの方で娘さんは超つまらなそうにしていて, サークルの後輩でもある友人が必死に対応していた.
一言どころか長文を費やしても書ける気がしないのだが, この親子の姿にこう色々なことを感じたことを昨日のことのように思い出す.
2015年時点ですでに11年前の話と思うと時の流れに驚く.
ちょっと書くだけのつもりだったKEKトークが大分長くなっているが, 一応Nobel賞の話を続ける.
はじめに書いたようにMoseleyの話だ. 今からすると高校で学ぶレベルの「当たり前の話」なのだが, それが決定的な, まさに世紀の大発見レベルだったというのを改めて思い知ったのだった.
しょっぱい情報源だが, とりあえずWikipediaから引用する.
元素の特性X線の波長との原子核の電荷(原子番号)の関係を見出した。 この発見によって原子番号の物理的意味が明らかになり、 周期表の未発見の元素を予測するなどが可能となった。
原子番号, 高校の化学でやる程度の常識になっているが, これでMoseleyにNobel賞が行くレベルの大発見だったのかと改めて驚かざるを得ない. 今の常識がどれ程非常識だったのか.
別のブログからも引用しよう.
1910年、オックスフォードを卒業すると、 マンチェスター大学のラザフォード研究室の門を叩きます。 ラザフォードと言えば、放射性物質の研究からα線β線を発見し、 その功績から1908年にノーベル化学賞を受賞するなど、 当時この分野で最先端を行く研究室の一つと言えるでしょう。 更に、この2010年と(1910年と:8/11訂正)言えば、 ラザフォードの元でガイガー(あの測定器に名を残すその人です)と マースデンによっていわゆる「ラザフォード散乱」の実験がなされていた時期に当たります。
上の引用部にもあるように, 指導教官のRutherfordも物理学史に名を刻む化け物だ.
しかし、1912年に大きな転機が訪れます。 モーズリーは、ドイツのラウエらによるX線の回折現象の発見を知るや、 これを新たなテーマにすることを決め、 ボスであるラザフォードを説き伏せ実験を始めます。
この記述がどこまで信憑性があるのかわからないが, 先見の明は間違いなくあるのだろう.
そもそも「原子番号」は、 このおよそ半世紀前の1869年にロシアのメンデレーエフによって周期表がまとめられた際に、 単に順番を示す量として登場しました。 メンデレーエフは周期表を化学的性質に基づき作成したため、 所々原子量の大きさが逆になることが分かっていましたが、 半世紀を経てもその理由は不明でした (それでも単純に原子量の順に並べなかったことが、 メンデレーエフの慧眼には違いないのですが)。 モーズリーは、 この実験結果から特性X線の振動数の平方根が原子番号の一次関数で表せるという法則を見出だしました。 これは、現在ではモーズリーの法則と呼ばれています。
期せずしてMendelejevの偉業まで確認してしまった. 化学という基盤を持っていたことが原子量を押し切って適切な周期律を作れたことに効いている(らしい)こともなかなか衝撃的ではある.
一つのことを多角的な視点から見ることの重要性も感じるし, 自分の信じる化学に従う決断の重みも感じる.
この法則は、 ラザフォード並びにボーアによって築かれた原子モデルを説明する上でも、 重要な意味を持つこととなります。 まず、師ラザフォードはガイガー、 マースデンの実験から原子の中心には正の電荷を帯びた核が存在するというモデルを示しました。 そして、モーズリーの法則の示す原子番号こそ、 この正の電荷の数すなわち陽子の数に他なりません。 この結果から、単なる並びの序数に過ぎなかった原子番号に、 はじめて物理的な実体が伴ったとも言えるでしょう。 またラザフォードのモデルに続いてこの1913年に提案されたボーアのモデルでは、 この正の電荷を持つ核の周囲を、 一定の軌道で電子が回っているとしています。 モーズリーの法則は、特性X線の振動数(すなわち波長の逆数)が、 電子の軌道間の遷移に依存することを強く示唆していました。
ちなみにここで出てくるBohrもNobel賞を取っている. Geigerは放射線量を測るガイガーカウンターで一躍嫌な方で有名になってしまったGeigerだ. Moseleyはそういう化け物の名前がポンポン出てくる中で仕事をしていたわけだ.
モーズリーは更に実験を重ね、 より多くの元素から同様な結果を得ます。 この結果は、モーズリーの法則が普遍的法則であることを示す見事な直線を示しただけでなく、 当時未発見であった元素の存在をも示唆していました。 まさに、歴史に残る美しい成果だと言えるでしょう(グラフは次のリンクを)。
「実験を重ね」という記述, それだけの資金力もあったということだろうし, こう色々なことを考えざるを得ない.
当時X線分光学自体も先端装置だったと思うし, 実験, 本当に修羅の道という感じする.
素粒子だとカミオカンデのような馬鹿みたいにでかい施設が必要だし, 実験データの処理にスパコン必要だったりするとかも聞いた記憶ある.
少し話がずれるが, 梶田さんは重力波検出のKAGRAにも関わっているそうで, そこでも相当お金かかるだろうし, 眩暈がする.
うるさいことを言えばもちろん色々あるが, 博士進学を断念して 1 人で勝手気儘にやっている今となっては, 気楽に勉強・研究できる数学または理論物理を専攻していて良かったという感はある.
梶田さんの素粒子とは少し違うが, ミクロ領域の謎に切り込んだ人達の話をちょろっと紹介してみた.
私の専門に少し近い感じでいうと原子の安定性がある.
原子の安定性の確立そのものは量子力学の大きな目標だったが, そこでも出てきたBohrが大きな貢献をしている.
量子統計力学, 物性論にも関わるが, ある意味次の話題として原子集団の安定性の話題がある.
Hamiltonianの単純なオーダー評価をすると 原子集団の安定性には怪しいところがある.
N体系を考えよう. 正のエネルギーを持つ運動量項は当然粒子の数だけ, つまりN項ある.
一方で負にもなりうるCoulombポテンシャルの項は$\frac{1}{2} N(N−1)$項ある.
どういう風に考えるかは結構微妙だが, 原子集団全体としては中性だとしておこう. 各原子で見るなら当然正負の電荷がある.
そうするとオーダー評価でCoulombポテンシャルから 来るエネルギーを見るとどういう振る舞いをするかはかなり非自明だ. Coulombポテンシャルから$N^2$の寄与があるから, これが負になると運動エネルギーだけでは相殺しきれない.
有限粒子系や原子核物理で考えていれば問題にはならないが, 統計力学や物性論では特に相転移の議論で熱力学的極限を取る. そこで (平均) エネルギーが負になってしまって洒落にならない.
エネルギーがいくらでも低くなれるのでは古典論の破綻と同じになるので, 原子集団に対する安定性は別の問題として立ち上るのだ.
そんなこんなでエネルギー評価問題が出るのだが, とても困ったことにboson単独の系だと基底エネルギーが$N^{5/3}$のオーダーになる. 平均エネルギーで見ると$N^{2/3}$になるから, 熱力学的極限で平均エネルギーが負の無限大に発散してくれる.
正確な言明は専門書に譲るが, 系にfermionがあるときちんと$N^1$のオーダーになることが示せる.
物性のレベルで言うなら系に電子がある自明の条件に落として考えていいので, 無事物理としての問題がなくなる, とかそういう話が出てくる.
今回の内容, 大分長くなっているがもう少し書く. ここから一応素粒子に繋がるので.
実際には原子レベルでも確か鉄くらいになると最内殻軌道の電子が相対論化してくるそうだし, 放射性同位体のような不安定な原子の議論もしなければいけない.
その辺の数学的に完全な精密な話はまだできていなかったはずだし, レーザーあたりも視野に入れると量子電磁場とのカップルを考えたりしないといけなくて, そうすると発散の困難の処理も入る.
この辺, いまのふつうの物理がどのくらい気にしているのかは全くわからないが, 数学的にはまるでけりがついていない. 超弦ではけりがついているそうだが, 物理の階層性を考えるなら非相対論的場の量子論のレベルで片をつけたい.
ここまで来ると私の研究目標と素粒子の関係が出てくる. 関係というか, むしろ物性レベル・非相対論的領域の問題は素粒子と無関係に決まるべきという無関係性の証明みたいなところだが.
まとまりは全くないが, ブログに書いたことも含め, そんなこんなを色々思った今回のNobel物理学賞だった.
妙に感銘を受けたので.
気にしておられる王がいると仄聞したので、併せて申し述べておきますが、私は、地上の王国の建設について検事と相談していたのであり、そもそも「真っ当な対応」をすればその日のうちに帰ってこられるような案件でありますので、つまりそういうことです。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
発達障害への対応が検察においても課題であることを確認・共有し、自らを語りえぬ障害者たちの代表として、少なくともその検事における初めて自らを説明的に語る者として、ASDに関する初歩的な知識の交換を行い、今後の王国建設に関する意見を頂戴したという次第です。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
検事からは、理性(合理)の光によって、今後起き得る(社会秩序の崩壊によるものを含む)数多の個人的悲劇を減少するよう努めてほしいと要望がありました。私は、それに対し、それは不可能だが、社会秩序の維持に最低限必要と思われる条件を外してご覧にいれるよう努めたいと約束しました。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
この約束の前提には、検事と数学の話をしていたことがある。検事は、小学生時代にゼロ除算ができない理由を誰も説明してくれなかったことから算数への興味を失ったそうだ。その理由を問われたので「ゼロを除かないと乗法で群にならな…」と説明するのをやめ、次のようにお茶を濁した。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
割り算するには逆元(nに対する1/n)が存在してほしい。0の逆元は無限大だが、これは直接扱う数ではない。ところが、超準代数というのがあって、0と無限大みたいなものを実数に付け加えた体系としてちゃんと成立している。つまり、数学というのは色々あるんですよ、といった具合。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
要は群、モノイド、半群といった概念の説明を断念し、数学は自由であるという社会的言辞でお茶を濁したわけですが、それは時間と相手を参照した上でのことで、それで終わっては検事に対し失礼になってしまいます。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
それ故、私は、その場で検事に対して数学の説明をしない代わり、ゼロ除算ができないことの意味を社会的に誰の目にも明らかに顕現させることで、わかりやすい説明を心掛けようと思いました。つまり、それが「社会の条件を外す」行為にほかなりません。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
ゼロ除算に悩む小学生は、わかりやすい数学の説明を求める人々の象徴でもあります。そこで、逆元や単位元を条件から外す直接の説明をする代わりに、何かの条件というかタガが外れた「半社会」を示すことが、迂遠なようで最良の近道ではないかと愚考する次第です。(おわり)
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
(物分かりの良い方々へ)これはラングランズ・プログラムの理念的な拡張です。数学の説明を数学外に引きずり回し、再び数学に戻ってくるための、数学を含むより広大な一連の事実体系の構築を期待しています。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
また、一連の発言からご理解いただきたいのは、私は数学の信者であるということです。言うまでもなく数学者ではありません。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
数学者の社会的側面は、数学を人々に示すことであり、そこに信ずるという行為は必要されません。一方で、私は数学を信じることを必要としています。私の生活は細部にいたるまで数学に依らなければなりません。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
$0$の割り算で解がたくさん出てくるとか 面倒な感じが割とわかりやすいのではないかという気がする. 参考にしたい.
高校の数学IIIはとばして数学IIから微分積分学と線形代数学につなぐことは可能です。うちの学部のカリキュラムで実証済み。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 9月 15
なので、数学の好きな高校生には大学一年レベルの教科書を買ってきて読むことをお勧めします。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 9月 15
大学一年レベルの数学の教科書の選び方がわからなければ、シラバスをWWWで公開している大学の該当科目の指定教科書から選ぶと無難です。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 9月 15
あと次のやりとり.
@kamo_hiroyasu数3のあと微積飛ばして複素解析いきました。今のところ支障なし。(線形代数はやった)
— Yuko Murakami (@yukoim) 2015, 9月 15
@yukoimその発想はありませんでしたが、いわれてみればそのコースが可能なことは理解できます。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 9月 15
@kamo_hiroyasu文系向けのしっかりした線形代数の授業があって助かりました。
— Yuko Murakami (@yukoim) 2015, 9月 15
@kamo_hiroyasu経済学向けとそれ以外に分けてあり、後者は線形空間みっちりでした。ラッキー。
— Yuko Murakami (@yukoim) 2015, 9月 15
参考にしたい.
またも$p$進大好きbotさんに絡んできたので. もっときちんとまとめたいが後日動画にするときにその辺を丁寧にしよう. まずは忘れたり流れる前にまとめだ.
量子力学で物理量が「基底状態付近では離散スペクトルを持つ」という想定をするときに暗に「基底状態から大きく外れると連続スペクトルが現れても良い」ということを含意しているような気もするが、実際そういうものなんだろうか?(全体が代数的離散スペクトルならヒルベルト空間ではなくp進で良い)
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 17
物理量が、とかいうと一般の話になるのでハミルトニアンが、にしよう。(位置と運動量がxとd/dxとか言い出すといっぱい固有値出るやんな。その場合そもそも座標が実数なのかp進数なのかの違いになって、そっちは代数的なものをp進に埋め込むというよりは実数とp進をアデールに埋め込む感じ。)
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 17
要するに物理量のアデーリックスペクトルの実素点での特殊化が実観測値か、という1つの話題とは別方向の話題で、物理量のスペクトルが周期を持つ(超越数で割って規格化すれば代数的数に収まる)かどうかと、そうした時にp進スペクトルが自然に考えられるが何かしらの整合性はあるか、という話。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 17
@non_archimedean大雑把にいって散乱は連続スペクトルに対応する(本当は散乱理論で絶対連続スペクトルとかそういう言い方)ので散乱が欲しいなら連続スペクトルが必要です。量子系は基本的に散乱を使って観測するので散乱がない系は実験が厳しい感じします。その辺詳しくないですが
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@phasetrなるほど、実験や観測で色々と裏付けやすいのが連続スペクトル由来の現象なんですか。物理学的な要請そのものではないんですね。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 18
@non_archimedean数学・物理対応でうるさいことを言い出すといろいろあって、現実の空間は有界ですがハミルトニアンは大雑把に楕円型で、有界領域上の線型楕円型作用素のスペクトルは点スペクトルだけだから形式的に無限体積取るとかそういう話も必要です
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
分岐から戻る.
@non_archimedeanちょっと話はずれますが、場の量子論で質量のない粒子(の場)を議論するとき、ハミルトニアンのスペクトルにギャップが無くなることがあります(スペクトルの下限から全て連続スペクトル)。また下限が固有値になるかもわかりません。その辺が赤外発散と関係します
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@phasetr基底状態付近でも連続になりえるんですね。連続スペクトルは基本的に固有値にはならなさそうなイメージがありますが、下限以外ならちょくちょく固有値になるのでしょうか。(単に基底状態が存在するとは限らないという指摘でしょうか)
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 18
@non_archimedean場の量子論の比較的簡単で現実味も多少はあるモデルで連続スペクトルの中に固有値が現れることがあります(埋蔵固有値)。この辺、レーザーの原理とも関わります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@non_archimedeanレーザーとの絡みでいうなら、下限以外に固有値はなくなって欲しいのですが、埋蔵固有値の摂動論という面倒な話があって、現在研究進行中です。電子が1つくらいなら何とかなっていますが、多電子系では多分証明がありません。
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@non_archimedean【レーザーとの絡みでいうなら、下限以外に固有値はなくなって欲しい】というのが物理的な要請で、数学が本当にそうなっているか(物理的に適切と思われている数学的モデル、作用素がそういう性質を持つか)は完全には示せていないという状態です。
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@non_archimedean基底状態については面倒な話があって、作用素環のある表現(フォック表現)で基底状態がない(下限が固有値ではない)ときでも別の非同値表現では基底状態が存在する(下限が固有値になる)ことがあります。これは熱核のt \to 0 極限と似た状況です
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@non_archimedeanいきなり示すのは大変なので基底状態が存在する近似をつけてからその極限をとることで基底状態の存在を示す戦略をとるのですが、熱核がδ関数に収束してL^2の極限ではまともに捉えられないようにヒルベルト空間内での弱極限が0になる現象が起き得ます(赤外発散
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@non_archimedeanこのとき、ヒルベルト空間の状態ベクトルΨから(表現をとった)作用素環 ψ(A)=<Ψ,AΨ> をさらに元の大きな作用素環にまで拡張してから極限とるとうまくいく話があります。場の理論だと下限が固有値になるかは物理的にも発散の困難に対応しまて大変です
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@non_archimedean面倒な話をしましたが、要は基底状態以外に固有値があるかはモデル(作用素)に強く依存すること、量子力学ならスペクトルの下限と連続スペクトルまでギャップがあることは多いですが、(質量のない)場の理論だと物理的に許されなくなり数学的にもそう、という感じ
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@phasetrなるほど、モデルを取り替える場合は作用素というか入れ物の作用素環が変わるということでしょうか?状態ベクトルから作用素環を作っていたなら、状態ベクトルを別の純粋で重ねたものか何かを考えているのでしょうか。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 18
@non_archimedeanちょっと違います。モデルをハミルトニアン作用素とすると一般に非有界なので表現取らないとうまく書けません。問題なのはこの表現固定です。表現を取った後の作用素ではなく、それを生成子にする表現前の作用素環の自己同型群とそれに対する基底状態で議論したい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@non_archimedeanここで表現前の作用素環自体はモデルや温度などによらず全て同じとして構いません。(ただしふつう、非相対論か相対論かは問題にします。)モデルごとに基底状態が変わり、それは作用素環上の汎関数としての状態としてはきちんとあると想定します(無論要証明)
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@non_archimedeanGNS表現はあるのでそこでの状態ベクトルはありますが、適当な表現を取ったときにそこにはいっているかは分からなくて、そこが問題になるのが赤外発散です。デルタが超関数ではあっても任意のソボレフ空間にいるわけではないというようなイメージです
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@phasetrあまり良く分かっていませんが表現を取らずに作用素環Aが構成され(それは通常の意味のC^*環ではない何かで)、何らかの標準元h∈Aがあって、モデルを指定することは表現A→B(H)を決めること(例えばhの行き先をハミルトニアンにする)でδ∈Hは不明という感じですか。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 18
@non_archimedean標準的なアプローチは場の作用素という(フォック表現で自己共役になる)非有界作用素を指数の肩に乗せてユニタリにして有界化し、これで作用素環を作ります。線形群の抽象化のように、フォック表現での代数的関係式を調べて抽象的有界作用素環もそれで定義します
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@phasetrあ、あー、、なるほど。有界にするということは単純に指数の肩に乗せるのではなくRをS^1\{-1}に同相で送ってeの肩に乗せる類の変換でしょうか。確かに関数解析さえできれば色々な方法で有界に押し込められますね。(以前伺った内容な気もしてきました。すみません。)
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 18
@non_archimedeanこれはふつうのC*です。あくまでこの上で考えるのが河東先生や私がやっているタイプの作用素環の量子論への応用です。非有界作用素環を使っている人達はいるようですが、私はそちらの動きはわかりません。物理よりの動きがあるのかもわかりません
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
また戻る.
@phasetrうまく書けない、というのは非有界だから環構造が入らない、ということでしょうか?(作用素∂^2/∂x^2は連続関数環上非有界だが色々な部分空間のフレッシェ完備化には有界に作用するのでそこへの表現を考える、みたいな。)
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 18
@non_archimedeanそちらの話ともまた違います。まず物理としてハミルトニアンは物理的なモチベーションから定義するもので、表現取った前提で書くので、一般の作用素環上ではどう書いたらいいか自体よくわかりません。
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@phasetr確かにハミルトニアン(と言うかエネルギー)って何なのか知ってませんでした・・それは根本的な問題ですね。(物理学が違う世界の人に、数学だけ共有してたとしてハミルトニアンを説明するの難しそうですね。)
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 18
@non_archimedean数学で対応しそうな話だと、多様体上で議論するとき、例えば偏微分方程式書きたいとき、座標系に依存しないように書きたいですが、めっちゃ変な座標系で書いたつらい方程式をどう多様体上意味を持つ方程式にに持ち上げようかみたいな話でしょうか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@phasetr何となく分かった気がします。偏微分方程式はよく知りませんが座標に依存する作用素をうまく(人工的でない意味付けを持たせて)記述したい状況はよくありそうですね。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 18
また戻る.
@non_archimedean紫外発散を考えるなり物理からすると、杓子定規にはエネルギーはいくらでも大きくなれるのでハミルトニアンのスペクトルは非有界になるべきであり、有界になる位相や空間で考えてしまうとまともな物理が引き出せるかわかりません。研究あるのかも知らないのですが
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@phasetrところで脱線してしまいますがついでなので伺わせていただきますと、事象の地平面内の領域って有界(同時に存在する有質量物質数も有限)なので全有質量物質が備えているエネルギーは固有値をどう総和取っても有限、というわけではないのでしょうか?(物質意外の寄与がありますか)
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 18
@non_archimedean面倒な話があります。はっきりさせるため(相対論的)電子としますが、電子間の相互作用を記述する必要があって、それは質量がない場である電磁場が担当します。形式的に全エネルギースケールで相互作用させるのでいくらでも大きいところと相互作用して形式的発散
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@non_archimedeanこれを避けるために適当な近似(紫外・赤外切断)してからその切断を取りますが、このときにうまく切断を外さないといけません。気分的というか時々上がる例としてオイラーの定数γがあります。無限大-無限大から有限のところをうまく抜くという処理です
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@phasetrなるほど、いくら粒子数と質量総和が有限でも、相互作用自体はいくらでも大きいエネルギーが考慮されるものなんですか。ちなみに紫外と赤外を排除する近似は可視光領域であることに人間本位な事情以上の物理学的意味付けがあったりしますか?
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 18
@non_archimedean返答抜けていました。紫外・赤外排除の近似は単純に数学的な操作です。物理のレベルですらいきなりカットなしを扱うのが難しいので、クッションを挟んだだけです。非相対論ならはじめから低エネルギーの理論と思って紫外はつけたままでもそれなりに妥当性があります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
また戻る.
@non_archimedeanそれは(初期の)繰り込みの話です。元の話に戻すと、色々な量を計算するときは全空間(全エネルギー・運動量)で積分しないといけないのでなかなかつらいです。超弦に行くとまた違うようですが、場の理論だと素粒子は点として扱うのでδ関数的な嫌な計算もあります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 18
@phasetr相対論は特殊かつ非量子(ほぼ古典?)でしか勉強したことがなかったので色々と想像の及ばない現象が多そうですが、とにかくつらそうだということが伝わってきました・・(聞いておいて全然理解が追いついていなくて申し訳ないです)。いずれにせよありがとうございます。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 18
最後のところ物理だと$\delta$関数の積が出てきても平然と計算して最後丸く収まるならそれでいいや的な発想をするので, 数学の人が見たらどうしてくれるのこれ, みたいな感じになるのだろうか.
だいたい素直な正当化は全然駄目で, 相当紆余曲折していかないといけないか, その上でさらに鬼のような収束の議論が必要になる. 九大の原隆さんのD論は下書きで2000ページ, 提出版で500ページとか言っていたのでそういう話になる. ハードアナリシスもいいところだ.
紆余曲折というところについては, 以前深谷先生が何かの文章で, 「はじめの素直なアイデアはなかなかうまくいかず, 問題に当たっては遠回りしていくから本質的なアイデアはそのままでも, その姿が段々見えなくなってくる」 みたいな話をしていたので, 数学的な議論あるあるなのではないかとは思う.
他の分野の人が数学の本を読むのが嫌になる理由の一つでもあるだろう. 物理なり自分の専門の中心的なアイデアを議論したいのに, 全くそれを許してもらえず専門から見れば瑣末な数学的議論しかできないのでは本末転倒だ.
この辺のギャップ, 教育レベルでは何とかして埋めたいと思っている. その辺は最近本格的にスタートさせた.
興味がある方はぜひ連絡してほしい.
見れば見る程まともに答えられているのか不安になってくるが, こうしたコミュニケーションも地道に積んでいって, 勘所をおさえた展開を少しでもできるようにしていこう. 道は長い.
後で動画にするとき, もう少し細部は詰め直したい.
@hyuki
結城先生、「数学ガール」で「四元数」を取り上げてもらえませんか。今、3Dモデルやロボット工学で必要な数学なのですが、各大学で教えていません。以下のPDFで説明していますので、興味をもって頂ければ御一考お願いします。
http://t.co/1fLZFPg0aR
— 白井豊(Yutaka Shirai) (@suzume43) 2015, 9月 15
@suzume43ありがとうございます。四元数は私も大好きです (^^)
— 結城浩 (@hyuki) 2015, 9月 15
@hyuki制御系の人にはぜひ知っていてほしい概念なのですが、大学で教えられていなかったということで、40代の人に私の自宅に通ってもらったこともあります。
— 白井豊(Yutaka Shirai) (@suzume43) 2015, 9月 15
動画作成を検討する.
教材で使えるかも?:25万を超える数学コンテンツ「GeoGebra」という記事を見かけた. いくつか引用する.
YouTubeのMicrosoft in Educationのチャンネルで公開された、「My World My Math!」。SurfaceとGeoGebraを使って、数学をこんなふうに勉強していますよ、という動画です。
これだけの数があれば、自分で制作したいけど時間がかかるな…というものを探せるかもしれませんし、黒板ではなかなか説明しにくいものをわかりやすく見せられるものを探せるかも知れません。 世界共通言語である、数学のすごさを感じます。算数・数学の先生方、「あ、これ使ってみたい」「あ、これおもしろそう」とか、感想をお知らせいただければと思います。
世界共通言語としての数学, やはりこれを基盤にして何かしていきたい. プログラム関係もいろいろやりたいのだが, なかなか力が及ばない.
機械学習は基本的には数式が飛び交う領域。確率論・統計学。線形代数、微分・積分。このあたりの勉強をしておくと役に立つ。このあたりは本当に年収に直接関係してくる。こういう話を学生のときに聞きたかったが、言ってくれる先輩がいなかった。学生でなくなってから苦労した。#tmutalks
— Mamoru Komachi (@mamoruk) 2015, 9月 9
年収とか殺伐としていて怖い.
やはりChebyshev多項式の物理での実用性はほとんど知られていない様子…弾性体中の有限長の亀裂が開いたり滑ったりするときの変位量と力の関係、あるいは飛行機の翼の上下の気流による気圧差を記述する、特異積分方程式の解の近似に有用です https://t.co/WXjHDdqc6s
— らの (@Bimaterial) 2015, 9月 8
こういう話, 物理学科だとほとんどやらない気がする. 難し過ぎて物理の人間には扱いきれないという感じもある. 何にせよ参考になった.
発言に何か背景があるのだろうがよく意味がわからなかったので.
具体的な掛け算が出来なくても抽象数学は出来るかもしれないけど、物理はちょっと難しいかもなぁ。まぁ学部の座学だけならなんとかごまかせるかも?
— Takashi Miyamoto (@tmiya_) 2015, 9月 16
@tmiya_先輩に抽象論こそ理解しやすい(抽象論がないと理解しづらい・できない?)人がいて、他の先輩・教官含め「それはお前だけだから他人に話すときには気を付けろ」と散々言われていたのに学生相手の講義で凄まじく抽象的な話をしたせいで講義の理解度が極めて低くなった例を聞いています
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 9月 16
@phasetr「済みませんが,もう少しわかり易く抽象的に説明して頂けませんか」 http://t.co/R0e2Y8IvZfって笑い話もありますね。
— Takashi Miyamoto (@tmiya_) 2015, 9月 16
@tmiya_数学に関していうなら「簡単な問題を難しく解け」という話もあります。簡単な問題は問題特有の特殊事情を使っているから簡単になるので、その特殊事情を使わない証明を考えればそれが成り立つ深い理由がわかり、一般性・ほ共通性が見えて来るという話でした
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 9月 16
@tmiya_細かなことは忘れましたが、講義を聞いた学生が演習問題の有限集合の間の全単射を作れないくらいに具体的なことがぽっかり空いた講義だったようです。膨大な具体例の蓄積なしに抽象論が理解できるのは相当異常な例でしょう
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 9月 16
@tmiya_その先輩も具体例は当然いろいろ知っている人でした。具体・(適当な意味での)応用なしの抽象論、空理空論とかそういうのはともかく、腹の底から理解できる人間はレアというか異常といってもいいと思っています
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 9月 16
「竹崎先生の80歳記念のワークショップに行ってきて, 広義諸先輩方と久し振りに会ってきてハイパー楽しかった」の記述も参考にしてほしい.
久々にブログ更新しました!
「1次元多様体の分類」https://t.co/bDoBuPBB2A
長い直線などを含んだ分類定理の証明 PDF あります
— atsushi yamashita (@yamyam_topo) 2015, 9月 16
以前山元さんのlong lineの話を聞いたことがあり, 勉強したいと思っていたがこんなところで出てきた.
一次元がこんなに魔界だなんて知らなかった. 二次元だとどうなるのだろう. 一気に面倒になりそうだが.
いくつか参考になった・なりそうなのでメモ.
位相群上の積分とその応用とかいう本が出てるけど、
私はポントリャ−ギン双対とか、SNAGの定理とか、
ペーター-ワイルの定理とかはGerald Follandの
A Course in Abstract Harmonic Analysisで学んだ。
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 5
Rudinの本で測度論を学んだから、Riesz-Markov-Kakutani
の表現定理に慣れてたし、PedersenのAnalysis NowでGeneral
topologyや可換なC*環のGelfand変換を知ってたので、読み易か
った。
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 5
局所コンパクト可換群の指標は、そのC*群環の指標
と同相だから、C*群環のゲルファンド変換と群のフ
ーリエ変換が同じになる。
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 5
局所コンパクト群上のL^1とL^pの合成績は
L^p空間値のボホナー積分として捉えると、
とてもすっきりする。
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 5
あと次のあたりの話は動画作りたい.
最近、フォンノイマンの一意性定理の証明がこれ読んで簡単
だということが分かった。
https://t.co/P52yBm1k8n
関数解析勉強してたとき、新井先生の本読んでもCCRの意味
がイマイチよく分からなかったが、
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 5
有限自由度のワイル型のCCRの表現はハイゼンベルグ群の
ユニタリ表現としてとらえればよかったようだ。
BHJ(ボルン-ハイゼンベルグ-ヨルダン)表現が生成するフォ
ンノイマン環は、掛け算作用素とユニラテラルシフトから
生成されるフォンノイマン環だわ。
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 5
だからBHJ表現が既約なのは明らかで、フォンノイマンの
一意性定理よりシュレーディンガー表現と同値となる。
恥ずかしながら、ようやく量子力学の基本原理としての
CCRの見通しが少しついた。
できるだけ特殊関数とか使いたくないんで、表現論でどう
にかなることは表現論でやりたい
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 5
具体的な問題を解くところならともかく, 特殊関数を使うところが想像できない.
Strotcchiの
https://t.co/FByeHpcAJ8
読んだら水素原子型のハミルトニアンの離散スペクトル構造
もSO(3)の表現でほとんどどうにかなるみたいだということ
もわかったしめ。
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 5
偏微分方程式は嫌いだけど、境界条件付き波動方程式とか
ラプラス方程式とかポアソン方程式はヒルベルト空間上の
作用素論的に扱える。
超関数論はRudinの本で知っている。
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 5
滑らかでコンパクトな境界のあるソボレフ空間の拡張定理
やトレース作用素、楕円型正則性、ソボレフの埋め込みは
宮島先生の本とBruce Driverさんのレクチャーノートで学
んだ。ソボレフの埋め込みとかレーリッヒの定理はL^2ソ
ボレフだと簡単。
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 5
Bruce Driverさんのレクチャーノートには3次元の全空間
での波動方程式のヒルベルト空間論的な解き方も載って
いて参考になる。
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 5
PDE, もう少し自分の知っているところから何とかできないかとずっと思っている. 興味があるところからPDE自体もきちんとやっていきたいとは思うが. 非線型波動とかBoltzmann方程式とかやりたい.
私は関数解析好きですが、
https://t.co/eV4fYeKg50
の第一章の手短かなGeneral Topologyはネットのありがたみが
分かり易く書かれていていいと思います。 https://t.co/67WkTtIhmC
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 6
Analysis Nowかどうかは忘れたが, ネットで書かれた関数解析の本を眺めたことがある. いつもやっている点列スタイルがそのまま使えるし, これで位相空間の動画講義作りたいと思ったが, ネットで位相空間やるときの注意点をあまりよくわかっていない. 勉強しないと.
確率論で基本的なボホナーの定理というのがありますが、
あれは確率論の本ではごちゃごちゃして結構大変な証明
になってますが、フーリエ変換をC*群環のゲルファンド
変換とみなすことによって、ゲルファンド変換の等長同
型性より自明になります。
リース-マルコフ-角谷は使いますが。
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 6
Riesz-Markov-Kakutaniが好きなのでその方向での証明楽しい. Glimm-JaffeのBochnerの無限次元版であるミンロスの定理の証明に 有限次元のBochnerからネットのリミットで議論するのがあって, ほうほうと思った記憶がある.
ネットがあれば、点列を用いることが有効な議論と同じ
議論を任意の位相空間でできる。
連続性は収束ネットを収束ネットに写すことと同値だ
し、点が集合の閉包に属することはその点に収束する
その集合内のネットがあることと同値。
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 6
位相空間がコンパクトであることは任意のネットが
収束する部分ネットを持つことと同値。
— nardzewski (@nardzewski1) 2015, 11月 6
この辺, きちんと書いてある本ないだろうか. 数学の普通の開集合のスタイルで書いてある本はたくさんあるが, 非数学向けには多分わかりづらいので, まだ多少は馴染みがあるであろうネットのリミットスタイルで説明した位相空間のコンテンツを作りたい.
Topology Without Tears - Video 1 - Pure Mathematics https://t.co/aSqyARflrX
— 石塚(無所属) (@Yusuke_Ishizuka) 2015, 9月 21
著者本人がアップロードしている教科書はこちら。facebook上の読者グループ(3100人以上!)の協力のもとで内容がアップデートされ続けているらしい。 Sidney A. Morris(2012), http://t.co/JqVi1UHF8o
— 石塚(無所属) (@Yusuke_Ishizuka) 2015, 9月 21
もとは英語だが、有志の手で他7言語(アラビア語・ペルシャ語・中国語・ギリシャ語・ロシア語・スペイン語・トルコ語)へ一部翻訳されているというのだからすごい。
— 石塚(無所属) (@Yusuke_Ishizuka) 2015, 9月 24
私もこういうことやりたい. 次のプロジェクトでの目標の一つだ. 頑張ろう. やりたいことは無限にたくさんある.
先日、CREST(数億円規模の研究助成)の選考のための面接と会議から戻ったぼくは「自分にはそれなりに才能があるし、それ以上に、やりたい研究を常識に縛られずガンガン進める情熱があると思ってた。でも、今日、面接に来た人はぜんぜん別格だったんだ」と妻に語った。
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 9月 24
妻は「あなたがそんなことを言うのを聴いたのは初めてだわ」と驚いたけど、そうだと思う。ぼくも驚いた。
その「別格な人」というのは、広島大の数学者・松本眞。たぶん、本当に天才なんだと思う。めたくそ難しい数学世界を歩きながら、そこから現実世界に落ちる影をみて実用的なこともやっちゃう人。
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 9月 24
「メルセンヌ・ツイスタ」というすごい乱数生成法
https://t.co/wi1VH5BnNU
が有名だけど、これもめたくそ抽象的な数学が背後にあるらしい。
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 9月 24
で、そんな天才な人なんだけど(たぶん、ガチの国際会議での)発表スライドがこんなの。
まったくわかんないわけだけど、まあ、2 ページ目とか、9 ページ目とか、最後のページとか見てください。ぼくがショックを受けるのもわかるでしょ?
http://t.co/tmPOgwkXHd
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 9月 24
@Hal_Tasaki松本さんのお連れ合いは漫画家ですね。ついでにMTの記事の初出はぼく書いたんです。
— 内村直之 (@Historyoflife) 2015, 9月 24
おお、それは素晴らしい。松本さんにインタビューされたんですか??
"@HistoryoflifeついでにMTの記事の初出はぼく書いたんです。"
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 9月 24
— 内村直之 (@Historyoflife) 2015, 9月 24
@Hal_Tasaki詳しくは松本先生のこれをご覧ください。http://t.co/hoqZnupr0L ぼくが書いたのは20年くらい前のこと。
— 内村直之 (@Historyoflife) 2015, 9月 25
そして、これが、その天才数学者の松本さんのアカウントだと思うのだ・・・
https://t.co/eyyAj5fDh0
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2015, 9月 24
松本眞さん, 確か元々広島大で2年くらい東大数理に来てすぐにまた広島大に戻ったとかいう話だった気がする. メルセンヌツイスターも動画作りたい. やりたいことがどんどん増えていく.
「ソ連かどこかで軍につかまって、『職業はなんだ』『数学者だ』『お前が本当に数学者ならTaylorの定理の剰余項を答えろ。できなければ殺す』ということになって剰余項書いて無事だったので数学のおかげで生き延びた」という逸話って誰のだっけ
— 足跡45(一段落) (@ashiato45) 2015, 9月 24
— 明月 (@quotient_moon) 2015, 9月 24
@quotient_moonそれです。ありがとうございます。
— 足跡45(一段落) (@ashiato45) 2015, 9月 24
@ashiato45ぐぐったキーワードは[Taylor 剰余項 殺す]です。問いただした人物も不明というところが恐い……。
— 明月 (@quotient_moon) 2015, 9月 24
ブログからも引用.
ロシアの物理学者でIgor Tamm(イゴール・タム)さんという方がいる。チェレンコフ効果の説明により、ノーベル物理学賞を1958年に取った方。
そのタムさんがロシア革命のさなか、食糧が不足していたので近くの村まで出かけて行って食料調達に出かけた(当時大学の教授だったのにそんな状況、、、)。
その村で、反共産主義者たちにつかまってしまった!特に都会から来たので服が立派だったので疑われた。
絶体絶命、今にも殺されそうとしたときに、そのリーダーが
”何?お前は数学の教授だって?怪しい、、、じゃあ、マクローリン展開をn項で打ち切った時の剰余項を言ってみろ。出来たら放免してやる。出来なければ銃殺だ”
と言われたとのこと。もちろん、タムさんは出来て、生き延びてノーベル賞を獲った。
生きるために数学が役に立つ, と書こうと思ったが何か微妙な感じがしたのでやめた.
あとその当時の状況とかいろいろあるのでよくわからないが, なぜ物理の教授ではなく数学の教授という肩書だったのだろうか. 当時のロシア情勢とかいろいろ気になる.
東大数理の河東先生のセミナーニュースページに 河東研B4用のセミナーの教科書紹介のページが出ていたので, とりあえずメモも兼ねてリンクしておく.
せっかくなので知っている本は簡単に紹介する. まずは実際に第一候補として挙げられている本から.
関数解析の入門書ですが,抽象的アプローチが好きな人向けです.基本的なことからていねいに書いてあります.Conway の本より易しいです.最初の部分はわかっていれば飛ばしてもいいです.
読んだことない.
普通の関数解析入門から始まる本です.工夫して分かりやすく書かれていると思います.いろいろなことが書いてあり, 最後の方では作用素環の話も出てきます.
読んだことない.
代数的場の量子論を全開でやっていて, 作用素環だけの本ではない. ちょろちょろと多変数関数論 (楔の刃の定理) とかも出てくる. 死ぬ程どぎつい本で私は根をあげた本なのだが, 読める人いるのだろうか.
確かこの本, 1950 年代後半から 1960 前半あたりに 荒木先生がスイスの ETH で講義した有名なレクチャーノートの 出版だとか何とか聞いたことがある. 当時の人, これで理解できたということだし, 社会の学力低下はどうなのかは知らないが, 自分の出来の悪さは激烈痛感する.
読んだことない.
作用素環の K-理論の有名な本. 読んだことない.
読んだことない.
これ作用素環なのかとずっと思っていたが, さっき目次を見たら一応$C^*$-algebraはあった. O. Bratteliは作用素環と量子統計の本(次の本)で超有名.
全部ではないが読んだ. 量子統計で使うネタを割と雑多に突っ込んだ本で全部読むような本ではないし, これだけ読んでも作用素環の基礎は身につかない. 私もこの本で勉強しているが, 必要なところのつまみ食いだ. 完全なバージョンではないが, 基礎から冨田-竹崎理論まで速習したいなら役に立つ. あとは作用素環の勉強にはならない.
ConnesのサイトにPDFが置いてある. 個人的には読めたものではない. 難し過ぎる. 誰か読み切れる人いるのだろうか.
大学院当時, 先輩に聞いたところ「最初は割と丁寧だったが後半どんどん雑になる」とのことだった. 「基本丁寧だが, 時々めちゃくちゃ雑になる」だったかもしれない.
分厚い. ぱらぱらと眺めたことはある.
河東先生に「これはHaagが哲学を語った本で教科書, 勉強する本ではありません」と言われた記憶がある.
学部4年のときとりあえずこれでも読んでおけばいいのでは河東先生にお勧めされて, これの3章から5章までを読んだ. そのあと実用性を考えてBratteli-Robinsonにすぐ行ってしまったのだが, 作用素環としての基礎がほしいならもっと読んだ方がいい. 富山先生いわく「彼らの教育熱心さを反映してとても良く書かれた本」とのこと. 3章の話はBanach環だが割と気にいっている.
読んだことない.
Iは1-2度参照したことがある. 作用素環の聖典の1つではある. 興味はあるが大部過ぎてさすがにつらい.
ページはここだ. 代表理事が河東泰之先生で, セミナーニュースを久し振りに見たら見つけたので, とりあえず宣伝協力的なアレだ.
法人の目的だとか事業について紹介がてら引用しておこう.
・本法人の目的
当法人は,作用素環論に関する研究・論文の発表を通じて知的財産権の取得を行うと共に,その成果が地域社会の発展に貢献することを目的とする.
・本法人の事業
- 作用素環論を用いた研究及び論文の発表
- 作用素環論に関するセミナーの開催
- 作用素環賞の授与
- 前各号に掲げるもののほか、当法人の公益目的の達成に必要な事業
小谷元子先生が入っているのが割と謎だが, 以前早稲田で磁場つきHarper作用素の講演を聞いたときに$C^*$の話を出していたので, ご専門の離散幾何解析でそれなりによく使っているということなのだろう.
私ももっとこういうのやりたいし, マネタイズ真剣に頑張らないと.
とてもつらいまとめがあったのだ.
https://t.co/934QJioNYU14時間前に紹介したお笑いネタのまとめ→ https://t.co/rCbsP37isW“算数教育が安心できないのだから、理科教育も安心できるはずがない” - 並列回路の表記をめぐって。再度、大笑いできた。このトンデモ感すごすぎ。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 11月 15
続き。このまとめが秀逸過ぎ→ https://t.co/rCbsP37isW
見逃していた「各種ご意見。」が結構あった。
このネタ本当に可笑し過ぎ。笑える。こういうお笑いネタが消え去るのはさびしいけど、やっぱり教育は大事だと思った。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 11月 15
続き。この手の話題の基本パターンは、明瞭に表現された具体的な事柄について、適用することが不適切な一般論を語る人達が大挙して押し寄せること。
考え方がダメな人ほど一般論を語りたがる傾向があると思う。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 11月 15
続き https://t.co/rCbsP37isWのまとめのコメント欄にも「地獄」が発生していた。「この秀逸なまとめによって結果的にどういう人達が笑い者になるか」を理解できなかったらしい。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 11月 15
続き。ほとんどの人は普通にまともな反応をしていて、誰がどのように笑い者になっているかも理解していて、危険に近付かないようにしているが、なぜかわざわざ特攻して来るやつがいる。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 11月 15
これ, 自分が専門分野に関してすらゴミのような死にたくなる変な勘違いをしている可能性が高いことを 示唆してくるので, 割と本気で戦慄するし, 全く笑えない.
きちんとJISの規格の記述を確認しきれていないのだが, http://tinyurl.com/neyybx7あたりでは『実務に役立つシーケンス制御入門』という「実務で役立つ」という明確な触れ込みで黒丸なしのシーケンス図を紹介している. ちなみに私はシーケンス図と回路図という言葉をどう使いわければいいのかといった基本的なところから理解ができていない.
また次の高知工科大学の講義資料によると, 十字を書くとき, 交差は黒丸をつけない, 接続は黒丸をつけるとかいう規格(規則?)のようだ.
ここでは表現の統一という目的のため, 「黒丸が不要なところでもつけた方がいい」と推薦する形にはなっている.
十字の接続でない Fig.2.2(b) のような T 字配線型の接続の場合には,黒丸を省略しても問題ないと思われるが,表現を統一するために Fig.2.2(a) のように黒丸をつけたほうが良い.
実務で紛れがなくミスを起こさないようにしたいという現場の要求もあるのはわかるが, 規格でどうかという根本的なところをクリアしているっぽいので, とてもつらい事案だ.
糞ニート@TNCTHaraPanさんはこのまとめを見たっぽいツイートをしているが, いまどういう風に考えているのかが割と知りたかったりする. 規格上問題ないし上で引いた本のように (回路図一般かシーケンス図限定なのか私は判断つかないが)「現場」でも黒丸なしでよく, 大学の工学部教育でも推奨レベルのことをまだ次のように考えているのかどうかはとても気になる.
同じ事柄について、現場や専門分野の人が注目する部分や「正しい」「間違い」と言う部分と、教育分野(特に初等教育?)で教える「正しい」「間違い」やその基準がズレてるってことにも気づいて考察してもらえるとなお良かった。
— 糞ニート (@TNCTHaraPan) 2015, 11月 14
何にせよ自らへの戒めとしてもきちんと記録しておきたい.
YouTube講義と合わせてちょっと試しに作ってみるか感もあるので, とりあえずメモ.
電子的な数学書で,「はじめは証明の概略だけ書いてあって,必要に応じて詳しい説明が表示される」ものがあれば面白いのに,と以前から妄想だけしてたんだけど,とりあえず小さくても触れるものを作ろうと思って作ってみた.感想リプ歓迎. https://t.co/ThRJNv788z
— のらんぶる (@nolimbre) 2015, 11月 8
最初は概略だけ読んで,必要に応じて詳しい説明が読める電子的な数学書のサンプル https://t.co/ThRJNv788zを見て,(操作や表示法に改良の余地があることは度外視して)このような形式の数学書は
— のらんぶる (@nolimbre) 2015, 11月 8
「伸縮する数学書」の仕様を変えてみました.「伸びた」テキストをクリックすると元に戻る,本文中で説明されていない用語にマウスを乗せると説明がポップオーバーする,などの変更点があります.感想リプ歓迎!(夜遅いので明日またツイートします) https://t.co/ThRJNv788z
— のらんぶる (@nolimbre) 2015, 11月 8
【再掲】詳しい説明を必要に応じて表示できる「伸縮する数学書」があったら面白いな,というかねてからの妄想を,とりあえず小さいけれど触れる形にしてみました.一応「参照システム」も備えています.まだ詰めが甘々ですが感想リプなど歓迎です. https://t.co/ThRJNv788z
— のらんぶる (@nolimbre) 2015, 11月 9
@nolimbre正直なところ,本文が動いたり一部でも隠れるのは読みにくいです.
本文は変化しないでほしいですね.本文に重ならないように別ウィンドウが開くほうがよいです(ノートを脇に置くイメージ).
— きえだ ゆうすけ (@p_typo) 2015, 11月 9
@p_typoありがとうございます.別ウィンドウはあまり乗り気でないのですが,あらかじめ画面内に「脇に置いたノート」の領域を確保しておいてそこに追加情報を表示するようにするのもいいかもしれないです.
— のらんぶる (@nolimbre) 2015, 11月 9
@nolimbre表示スペースをある程度固定して考える必要がありそうですが,予め存在しているスペースを利用するのなら,そんなに気にならないかもしれません.
— きえだ ゆうすけ (@p_typo) 2015, 11月 9
@nolimbre行間を埋めてくれるの良いですね…!定義については、ポップアップよりも、初版(?)の挿入されるアクションの方が個人的には好みです。自分の場合知らなかった定義は何度も見返しそうですし、残っていて欲しいなぁと。(今日、現所属研究室でも話題になっていました)
— sho_yokoi (@sho_yokoi) 2015, 11月 9
@nolimbreはじめまして。個人的にはこんな感じに本文がぬるぬると伸びていくのは良いと思います。簡潔にまとめられた定義は有用だけれども、理解するために具体例が欲しいという時に、展開したものを一つの文章として読んで、段階的に理解していけるのは良いと思います。
— あえとす (@aetos382) 2015, 11月 9
@nolimbre細々した点についてコメントさせて頂くと…まず、何かアクションができるところは最初からわかると良いと思います。色が違うとか下線が引いてあるとか。アクションの種別(伸縮、ポップアップ、リンク等)によって、最初から見た目が違う方がわかりやすいかな、と思いました。
— あえとす (@aetos382) 2015, 11月 9
@nolimbreそれから、ポップアップはあまり使いやすいと思えませんでした。ポップアップの中にも定義や説明を見たい語句があると思うのですが、現状はマウスを少しでも動かすとポップアップが消えてしまいます。
— あえとす (@aetos382) 2015, 11月 9
@nolimbreというより、ポップアップの中に説明が必要な語句は書くべきではないのかも。これはシステムではなくコンテンツの作り方の話になると思いますが、ポップアップは、例えば「今、a = 0 と仮定していることに留意せよ」のような簡単なメモ程度が良いのかな、と。
— あえとす (@aetos382) 2015, 11月 9
@aetos382丁寧にありがとうございます.参考になります.ポップアップについては確かに使いづらいですね.閉じるボタンがないことと,デフォルトで反応する箇所がどこか分からない点は本としての読みやすさを意識してのことだったのですが,それ自体がまだ不徹底なのと,
— のらんぶる (@nolimbre) 2015, 11月 9
@aetos382たしかに「閉じてしまう」事故が起きやすい弊害があります.悩ましいところですが,マージンの部分に作るなら気になりにくいかもしれないです.考えてみます.
— のらんぶる (@nolimbre) 2015, 11月 9
@nolimbreこれ、すごく良いですね。
TeX(或いはTeXの拡張言語)からこのようなHTMLにコンパイルする仕組みがあれば、著者にとっても手軽になりそう…
— Yb@体調不良 (@kunio_Yb) 2015, 11月 9
@kunio_Ybありがとうございます.形式だけあっても著者がいないとしょうがないので,たとえば LaTeX から自動生成された HTML に対して何か処理をしてこの形式にするような仕組みは必要ですよね.
— のらんぶる (@nolimbre) 2015, 11月 9
@nolimbre実用的にするには必要ですよね。追加で書くのはcss程度で、TeXソース自体は使い回せると良いなぁ、などと夢見ております(自分でも無茶言ってるとは思いますけども)
— Yb@体調不良 (@kunio_Yb) 2015, 11月 9
@nolimbreLaTeXで書かれた文書からワンボタン、あるいはそれに近い労力でこれに近い形にするというのは技術的にかなり無理があると思います。論文として書かれた文章をこの形式にしたいという需要はそんなにないと思うので、(つづく)
— あなちゃん (@anairetta) 2015, 11月 9
@nolimbre新たに(雑誌に投稿するのではない程度の、むしろ新規性より分かりやすさを重視する)文章を手軽に書きたい、という需要に答える、という方が目的に叶うのかな、と思います。(つづく)
— あなちゃん (@anairetta) 2015, 11月 9
@nolimbreそのような(ことに使える)プラットフォームとしては、(たぶん)gitbookというのがあるようです。これのpluginにどれくらい拡張性があるのかは存じませんが、可能な範囲で実装するということも含めて、検討しても良いかもしれません。
— あなちゃん (@anairetta) 2015, 11月 9
@anairetta情報ありがとうございます.LaTeX から HTML に変換する技術はいろいろありますが,更にそれを基に変換するとなると,仰る通り現状では「何も考えずにボタンを押せばできる」レベルは無理で,LaTeX で書く段階から変換のことを気にする必要がありそうです.
— のらんぶる (@nolimbre) 2015, 11月 9
@nolimbreはい、それならば、LaTeXで書くことに拘るよりは、既存の技術を使える方がよいのでは、という意図でした。数学者の方が、TeX以外の技術にハードルを感じる可能性があるということももちろん考慮すべきとは思いますが。
— あなちゃん (@anairetta) 2015, 11月 9
@anairettagitbookは初めて知ったのですが,markdown形式で書くということであれば,結局 pandoc とかの「LaTeXもHTMLもmarkdownも扱える」変換ツールに割り込むことを考えるのも一案かと思います.先の心配ではありますが覚えておきます.
— のらんぶる (@nolimbre) 2015, 11月 9
@nolimbregitbookのよいところのひとつは、配布(販売すら)もセット、というところだと思います。なんか宣伝みたいになってしまいましたが、(著者として)使ったことがあるわけではないので勝手な感想にすぎません。
— あなちゃん (@anairetta) 2015, 11月 9
ここがやはり気になる. gitbook調べておこう. 何にしろYouTubeの動画講義は作る予定だし, 原稿をどう公開するか考えないといけない.
@nolimbre素晴らしいです.定理や定義の相互参照が出来るようになれば,世界がとれそうですよ :)
— Iwao KIMURA (@iwaokimura) 2015, 11月 8
@nolimbre@iwaokimura学部レベルの教科書だと「後から出てくる定義・定理を参照する」することは禁止なので書きにくいこともありますが、電子書籍だと後方参照やってもよさそうなので、面白い本になるかもしれません。
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2015, 11月 8
@nolimbre説明に「閉じる」ボタンがほしいなと思った。複数回現れる語の説明の出現箇所をどうすべきかは悩ましいね。
— Yoshihiko Matsumoto (@ymatz) 2015, 11月 8
@ymatz「開いた部分をクリックすると閉じる仕組み」は単に実装をサボってしまった(痛恨).今回の例にはないけど,「ステートメントに現れなかった概念の定義を調べたとき」にどうするかは問題かなー.その場にポップアップにする,定義は別ページに遷移で OK という意見も.
— のらんぶる (@nolimbre) 2015, 11月 8
@nolimbreそうか、今回は概念の定義の出現箇所は「ステートメント直後」で統一されていたんだ。わかりました。普通の本の脚注を参考にして「ウィンドウ下部にポップアップ」というのもありそうだけど、「数学書が伸縮する」という面白さは捨てがたい。
— Yoshihiko Matsumoto (@ymatz) 2015, 11月 8
@nolimbreすっごく良い感じです!!!!!定義の表示はそのときだけ見えれば十分なことが多そうなので、短く書けるものであればツールチップ(マウスを単語の上に乗せるとふきだしが出てくるやつ)くらい簡単でもいいかな、と思いました。行間が補足されるのはかなり好きです!!!!!!!
— かわず (@kawazu1147) 2015, 11月 8
@nolimbreいいですね!「クリックして開く部分」がインデントされたらなお嬉しいと思いました。
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 11月 8
@nolimbre素晴らしいね、これは。スマホのブラウザからでも快適に読めました。この形式の文章で、掘り進めた深さによって結末の解釈が変わるミステリー作品とか出来たら面白いな、なんて思いました。数学じゃないけど。
— 鋭意原稿中 (@miurror) 2015, 11月 8
@nolimbreFF外から失礼します。数学書を読んでいると、後の方になって単語を混同してよく分からなくなってしまったりするので、常々「こんなのがあったら良いのに」と思っていたところでした。かなり良い物だと思います。
— 水毒@つつくとドス黒いナニカが染み出す (@DHMO_toxin) 2015, 11月 8
@nolimbreすごくイイですね!
ただ、有限整域など一部だけ定義を提示するのであれば、定義内の言葉の定義…と、いくらでも遡れるようにしたほうがいいのかなーとも。
例)
有限整域を開く→台集合を開く→…
ってな感じで。
— お嬢ちゃん (@BOTCH_an) 2015, 11月 8
@nolimbreこういうの欲しいと思っていました!電子教科書ってただただスキャンするだけじゃなくってこういう機能が欲しいですよね。
— [(2)(G)(W)(U)]sct (@mont_blank) 2015, 11月 9
@nolimbreこういう数学書があるといいなと思ってました。究極の夢としては、wiki的に読者が「誰かここ説明して」とリクエストできるといいですね。(最初見たときは、どんどんクリックするとカイジが「圧倒的単射」とかいいながら証明がどんどん長くなっていくギャグかと思いました。)
— とおろ (@tooro88) 2015, 11月 8
@nolimbre「定義や自明の事項は折りたたまれている」数学書、大変面白い試みだと思います。のらんぶるさんの試行錯誤を心から応援しております。
— 私物@春待ち研究忙殺奇譚 (@4butu) 2015, 11月 9
@nolimbre既出の命題にリンクを張るなどしてもよさそうです。
— Flying Penguin(フラペン) (@AMApicco) 2015, 11月 8
@tatuyan_edsonあー,それも確かにありですね.ありがとうございます.
— のらんぶる (@nolimbre) 2015, 11月 8
@nolimbre
読まさせていただきました。
非常に分かりやすいつくりをしていると感じました。
ただ、内容が体に関してだとある程度数学が好きな人のみしか好さが分からないと感じたので更にわかりやすい内容で同じ様に作成してみたらもっと食いつきがいいと思います。
— ハザマ(西高東低) (@noplan05sona03) 2015, 11月 8
何というか, 実際に雑な話してから 少しずつ突っ込む的なことをしていきたいので, それに合わせた形としてやっていけばむしろ最適なのかという感じはある.
ちょっとやってみたいことがあって, gitbook 改修してやるのも大変そうだし, まずは適当に元ファイルを変換するスクリプトを組むところから はじめるのが必要か. めんどいが, とりあえずいろいろやってはみよう.
東洋経済で『「究極の数学」は驚くほどエレガントで力強い 青木薫が味わうNHK数学ミステリー白熱教室』という青木薫さんの記事があった. 大事なコメントもあったので引用しつつコメントしたい.
11月13日(金)からNHK Eテレで放送の始まった「数学ミステリー白熱教室 ラングランス・プログラムへの招待」。イケメン教授のエドワード・フレンケル氏が、「心も頭もしびれる究極の数学」(ツイッターより)を白熱講義するこの番組は、中学数学を終了程度の知識で、現代数学のもっとも心踊るプロジェクトの神髄にふれさせようという意欲的な試みだ。
よく『美人~』というのが話題になるし, 『ガリレオ』あたりでの『イケメン物理学者』みたいなやつ, どの程度効果があるのか本当に知りたいし, イケメンかどうかはともかく適当な清潔さなどはきちんと気をつけないといけないとは 思っている.
楽譜の読めない人だって、すばらしい音楽には胸を揺さぶられる。油絵なんてただの一度も描いたことがない人だって、ゴッホの「月星夜」の前に立てば、その不思議な迫力に心を捕まれるのではないだろうか。それと同じように、数学の美しさとパワーは、きっとみんなに感じてもらえる、と彼は信じているのだ。
この辺, スポーツとかでもあるし, アニメや漫画でもそうだが, 数学ははじめから強烈なバリアーがある場合が多いので, どう一歩目を踏み出してもらえるかが鍵で, 割とつらい.
「やっぱり、フレンケルってイケメンだわぁ」ということだった。ド・アップに絶える端正な顔立ち。チャーミングな笑顔に思わず引き込まるし、手指の動きにふと目を奪われてしまう。いやあ、静止画像で見るより、動くフレンケルの方がずっと素敵だわぁ……。
こういう感想, 私には書けない.
そのためにフレンケルが持ち出したのは、ありふれたデンタルフロスだ。そして彼は、フロスを指に巻きつけていく。ぐるり、ぐるり、ぐるり、と巻きつけていくと、1回、2回、3回、と巻きの回数を定義でき、それゆえ1、2、3という自然数の概念を把握できる。そればかりが、この方法では、逆向きに巻きつけていくことにより、-1、-2、-3、という負の数の概念が、ごく自然に得られるのだ。
いまだ見ていないのだが, これは面白い.
番組の冒頭に置かれたこの「糸巻き法」のエピソードは、身近な材料を使った、誰にでもわかる、ごく簡単な話である。しかし、このエピソードはきっと、全4回の講義のなかで、通奏低音のように響き続けるのではないだろうか。そんな予感がする。
トポロジーのwinding numberだし, 後でも出てくるだろうと思ってちょろっと見てみたら, Wikipediaで正に次の記述があった.
回転数は代数トポロジーにおいて研究の基本的な対象であり、ベクトル解析、複素解析、幾何学的トポロジー、微分幾何学、弦理論を含む物理、において重要な役割を果たす。
本当に弦理論出てきた.
というのも、もしもそんなつながりがあれば(すでに証明されているものもある)、あちらの領域では超難問だったものが、こちらの領域ではエレガントに解決される、といったことが起こるのだ。そちらの領域では、どんな意味があるのかわからなかった問題が、別の領域で、やおら重要性を発揮することもある。ミステリアスなつながりの存在を明らかにし、「数学の大統一」を目指すことには、現実問題として、途方もなく大きな意義があるのだ。
ミラー対称性とか谷山-志村予想だ.
ところが20世紀の初め頃から半ばを過ぎる頃まで、両者の関係は冷めていた。物理学者は、過去の数学者の仕事から、自分の仕事に使えそうな道具を借りてくるだけ。数学者は、自然相手に苦闘している物理学者を尻目に、我が道を爆走していた。
冷めていたというのはよく聞くが, 科学史的にきちんと調べた上で実際どうなのか非常に気になっている. 実際に 1950 年代からの場の量子論界隈の動きについては 多少知っているが, その前の動きに関してはほとんど知らない.
川又雄二郎伝説が一部検証された.
川又先生、本質をついた解説をしすぎて東大数理の学部生の複素解析の講義で一致の定理のステイトメントを「f=g」とだけ書いたり、3回で普通の複素解析の範囲を終わらせてリーマン面をかなりのところまで突っ込んでやったとかいう話、どこまで本当なのか割と真剣に知りたい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 9月 30
@phasetr聞いた限りでは桂利行先生は「彼の講演は本質をついていて非常にわかりやすい」とおっしゃっていた。リーマン面の話はリーマンロッホまでは行ったとか何とか聞いている
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 9月 30
@phasetr前者はわかりませんが後者は実際に体験しました。ちなみにその翌学期に複素解析学の続編を担当した別の先生が「これは先学期にもう習った内容でしょうけど復習しておきます」的な発言を連発されていたのも良い想い出です
— MarriageTheorem (@MarriageTheorem) 2015, 9月 30
@MarriageTheorem数学科以外の理学部の授業で川又の消滅定理を5回目あたりで証明してた記憶が。RT @phasetr川又先生、…学部生の複素解析の講義で一致の定理のステイトメントを「f=g」とだけ書いたり、3回で普通の複素解析の範囲を終わらせてリーマン面をかなり…
— {白,黒}のカピバラの左随伴右随伴 (@ainsophyao) 2015, 9月 30
貴重な情報なので記録しておきたい.
H_Hさんからのタレコミを受けたので.
悲しみ。相転移 P 氏 @phasetrにこの RT を見ていただきたい
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 10月 1
次の連続ツイートだ.
あれは確か小2の頃。授業で1cm×1cmの方眼に面積が12cmの長方形を描こうという問題があって、当時のぼくは何かと目立ちたがりだったので下のようなものを描いた。
これが悲劇の始まりであった。つづく pic.twitter.com/g1I4wHntAW
— 浮名先輩 (@u_ukinaa) 2015, 9月 30
教師が誰か描けた人はいますか?と尋ねたのでぼくは満を持して手を挙げた。
教師「○○(ぼく)くんはどうやって描いたかな?」
ぼく「ななめです」
どよめく教室
教師「ななめですか、それは予想してませんでした。でもななめってよく見たら1cmじゃなくないですか?」
ぼく「えっ違…」
— 浮名先輩 (@u_ukinaa) 2015, 9月 30
教師「みなさんもななめの長さを定規で測ってみてください。1cmよりも大きくなりませんか?」
次々と測りだす生徒達。反論させる暇さえ与えない。
教師「○○くん、何cmになりました?」
ぼく「いっ……1cmより……大きいです……」
教師「そうだよね、だからななめだと大きくなるんだ」
— 浮名先輩 (@u_ukinaa) 2015, 9月 30
当時のぼくはチキンだったので、黙って座ることしかできなかった。あまりの理不尽さに泣いていたかもしれない。
今考えるとこれこそが生徒の個性を潰し画一化させる義務教育の本質だったんじゃないかって思っている
— 浮名先輩 (@u_ukinaa) 2015, 9月 30
今考えるとこれこそが生徒の個性を潰し画一化させる義務教育の本質だったんじゃないかって思っている
というのは過剰な一般化で妥当性があるのか全くわからない. この教員の能力の問題とも言えるし, 義務教育というよりも大衆による大衆に向けた教育の限界という感じもある.
教育に湯水のように金と時間をつぎ込めるのなら, メインの教員(クラス担任?)+専門の教員のような配備を していくとか色々方法はあるだろうが, 厳しいだろう.
何度かこのサイトでも取り上げているが, 個々の教員に無限の期待を載せていくのは極めて筋が悪い.
もちろん, 子供が学校であった「嫌なこと」を親なり適切な指導者なりに逐一的確に報告できるのなら いいのだが, 当然そんなことは期待できない. 【適切な指導者】ということになると, そもそも身近にいるかどうか, 身近にいたとして【利用】できるかどうかという問題すらある.
とにかく, 簡単に諦めたり他人や社会のせいにしたりせず, 私は私にできることをやっていく.
やや別件だが次のようなやり取りもあったので 一応記録しておきたい.
@H_H自分も1年生の時、方眼紙に斜めで書いたけど褒められたな〜
— Takuo Kihira (@tkihira) 2015, 10月 1
@tkihiraそれはよかったですねえ
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 10月 1
@H_H別の話で「なぜ昼と夜があるのか」という問題の正答が「太陽が地球のまわりを回っているから」というのを「地球が太陽のまわりを回っているから」と書いてバツだったことはあります。たしかに公転ではなくて自転しているのが昼夜の存在につながっていますが、当時はひどいもんだと思いました
— Takuo Kihira (@tkihira) 2015, 10月 1
@tkihira二重にひどいですね ^^;
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 10月 1
ついにIUTTのバイブルが出た。
https://t.co/3yAzHQAzQEpic.twitter.com/hdBLbTwyGC
— math_jin (@math_jin) 2015, 11月 21
IUTTはInter-universal Teichmüller theoryの略だ. もちろん望月新一先生の理論. 何はともあれメモしておく.
続 梅村先生の楕円関数論の教科書でも五次方程式の解の公式に触れてて、ブリング ジェラードの標準形を導く迄が現代的な代数幾何的考察に置き換わってるので読み比べると面白い。
— 原子心母 (@atomotheart) 2015, 10月 2
何これ面白そう. 読んでみたい.
5次方程式の冪根は存在しませんよ 誤謬の流布はやめてくださいね
どういう意味でしょうか. 引用したツイートは「五次方程式の解の公式」としか言っておらず冪根とは言っておらず, ここの五次方程式の解の公式もガロア理論的な四則と根号だけを使った公式ではなく, 許す操作を増やす話なのでは.
以前も呟いたのだが$0^0$に問題が再燃したっぽいので.
TLに0^0がちらほら流れてくるな。
— aki_room (@aki_room) 2015, 11月 21
@aki_roomつらいですね……
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 11月 21
@H_Hちなみに、どういう文脈なのか全く把握してないのですが、どういう文脈なんでしょうか…?
— aki_room (@aki_room) 2015, 11月 21
@aki_roomhttps://t.co/y1oarC23x7こんな記事が出たからかと
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 11月 21
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 11月 21
@hiroki_f@H_Hざっと眺めたら思ったよりもまともそうでびっくりしてるんですが、それよりも、どうしてこの記事が子育ての達人というサイトにのっているのかが気になってしまってしょうがないです。
— aki_room (@aki_room) 2015, 11月 21
@aki_room@hiroki_f@H_H専門的なところについては次のxのx乗の話に記述があります。元記事をきちんと読み込んでいないのですが、この本では最後、リーマン面レベルにまで切り込んで色々な話を展開しています
https://t.co/toGsVjOj3H
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 21
@phasetr@aki_room@H_Hまとめ以下の結論はまあそうだろうなという気がしたのですが、この話は突き詰めるとlog 0 をどう定義するかという話に行き着くんですね。
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 11月 21
@hiroki_f@phasetr@aki_roomそりゃ、複素数の複素数乗を考える文脈では、x^y := exp(y log x) ですからね。真性特異点だから普通は定義しないと思います。
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 11月 21
@H_H@phasetr@aki_room実数の実数乗を考える場合は、0^0 をどうするかは定義できたりするんですか?複素数の複素数乗を定義するのと状況は変わらないきがしますが。
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 11月 21
@phasetr@aki_room@H_H図書館で借りて読んでみました。これはおもしろかったです。すぐポチッとけば、800円で買えたのに…
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 11月 25
@hiroki_f@phasetr@aki_roomこれと同一のものでしょうか? https://t.co/HnY6JZV79d
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 11月 25
@H_H@phasetr@aki_room本のほうが図が加えられたり、説明が丁寧になっていますが、基本的には同じものですね。
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 11月 25
@hiroki_f@H_H@aki_room著者は非可換代数幾何学の人で、作用素環、作用素論方面の知識もあり、本の後半の記述で実数のユニタリ表現とテイラー展開の関係的な、量子力学と表現論方面の私の趣味バリバリのコメントがあったり、内容多彩で刺激的です
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 25
@phasetr@H_H@aki_roomこの本は名著ですね。前半は高校生向けに書かれているようですが、随所に示唆的な記述があり、刺激的でした。手元に置いときたい本ですね。
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 11月 25
さて, 『$x$の$x$乗の話』だ.
Amazonのレビューにもある通り, お話として雰囲気を楽しむ本であって, ガチガチに読み込んでいく本ではない. 機会があればぜひ読んでみてほしい. 上にリンクがある著者のページを眺めるだけでもいいだろう.
今も絶賛情報収集中だ.
@dlithttps://t.co/BEkgOQmtEl最近こんなのを始めて色々考えていてアンケートも取ったりしていますが、言語学に興味がある中高生も勿論いて、そういう情報も出したいと思っています。何処見ると(小中高校生向け)イベント情報とかわかるでしょうか?
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 23
@phasetrありがとうございます。言語学もその中に入れてもらえるととても嬉しいのですが、独立した活動が多く、あまりそういう情報が集まるところというのはない印象です…ひとまずリツイートしてみてよいでしょうか。私のフォロワーやそのつながりの中にいい方法を知っているかもしれません
— Takumi TAGAWA (@dlit) 2015, 11月 24
@dlitリツイートお願いします。何はともあれ、これからせめて各大学レベルくらいは実際にリスト化して問い合わせてみようと思っています。それなりに専門の訓練を積んだ大人でさえ自分の専門でも探しづらくてたまらないので、やはり良くないだろうと思っています
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 24
鍵アカウントの方から次のサイトも教えて頂いた.
これも本サイトに転記しておこう.
http://t.co/blLyXyffpB理学出身といっても数学でない限りどこも扱いたいして変わらないのでは
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 3
これ、むしろ理学と工学で扱いがどう変わるのかを教えて欲しい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 3
「理学系のための偏微分方程式」よりも「工学系のための偏微分方程式」のほうが売り上げが上がりそうな気がします。 https://t.co/nYb4t25crf
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 10月 3
@kamo_hiroyasu本の内容というか教え方というか、何か違いが出るのか、出すべきなのかとかとにかく色々なことが気になります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 3
@phasetr「理屈はいらんから解き方だけ教えろ」圧力をひしひしと感じております。「その風潮に迎合しています」の婉曲表現として「工学系のための」が使われることがあるようです。現実の理学系・工学系とは無関係です。(一般論であって、話題の本とも無関係です、念のため)
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 10月 3
@kamo_hiroyasu解ける方程式だけ解いているのが許されるのは可積分系の数学者くらいだと思うのですが、応用勢はそのように愚劣な姿勢で大丈夫なのか本当に気になります。むしろ近似解法の地獄のような手計算やらプログラムやらやらせる方がまだ役に立つような
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 3
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 10月 3
@kamo_hiroyasu「てめえが将来的に解きたい方程式にまで対応できるような方法なんて知らねえよ張り倒すぞ」というスタンスでいきましょう
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 3
工学にとって役に立つことしたいなら, やはり工学者が引き取るしかないと思うのだが, 実際工学部ではどう教育するのだろう. それが無性に気になる.
必要なら自分でもそういう教材を作ってみたいので, 本当にぜひ教えてほしい.
相変わらず巨悪が悪いことを言っているので記録.
京都大学の物理の教員から以前面白い話を聞いた。京都大学の数学科のそばの喫煙所には、物理などの人々も来る。彼らを見つけるために、数学の人々は簡単な質問をすることがある。それが数学を学んで初めに読む本の中頃にあるコンパクトの定義だという。よそ者は一冊目の本を読むことすらできないのだ。
— {白,黒}のカピバラの左随伴右随伴 (@ainsophyao) 2015, 10月 3
コンパクトの定義を述べることができる人は、ほぼ数学科卒に限られると聞き試したが、確かにそうだった。なぜ難しいのを考えてみたところ、有限、無限、すべて、ある、の4つが組み合わさっているからだという結論に至った。教養学部1年生の授業でもコンパクトは教えられていたが、虐殺が起きていた。
— {白,黒}のカピバラの左随伴右随伴 (@ainsophyao) 2015, 10月 3
読めないのではなく使わないから忘れただけなのでは, という気もする.
逆に物理の人間と一発で見抜く質問とか, 化学の人間と一発で見抜く質問とか, 医歯薬理工に限らず, 大学の学科レベルくらいで各分野の専門であることを 見抜ける面白い質問みたいなのが知りたい.
動画を撮るときの参考にしたい.
アナログ絵撮る時になんで家にこんなに便利な物があるのに使わなかったんだろう……私はまた一つ学習した。 pic.twitter.com/pgBbvme5il
— ボボンバ (@sikimiiii2) 2015, 10月 8
これから数学・物理関係の動画を撮ろうと思っているが, 他の人にも真似しやすい方法を探している.
今はiPadのアプリを使っている. 次のようなメリット・デメリットがある. - メリット - 書いたページを保存しつつ一気に次のページへ遷移できる. - iPad(とスタイラスペン)さえあれば追加の出費なし. - デメリット - スタイラスペンは書きづらい. - iPadがいる.
iPad(タブレット)がいるというのが 極めてハードルが高いので他にも次のような方法を検討していた.
このうちの【紙とペンとwebカメラ】のところにカメラとしてスマホ・タブレットを使うイメージで, さらに導入が楽になりそうだ. 光源問題は少し研究する必要がありそうだが. これ, 試してみたい.
つどいの講演. 原稿やTogetterへのリンクはここにある.
先日のつどいでの楕円関数に関する発表内容をスライドにまとめました◎tex打ちしていただいた某氏に圧倒的感謝!
20150922_楕円関数とおもしろい応用 #math#mathematicshttps://t.co/0j0W57AYvk@SlideShareさんから
— リング (@matsumoring) 2015, 11月 28
読みたい.
大事な話があったので.
#掛算算数関連で「みかんとりんごは別のものだから足せない」って話題があるらしい。「特賞から残念賞まで、二次会参加者に行き渡る数の景品を用意する」ってシチュエーションならディズニーペアチケットと神戸牛とルンバとうまい棒が足せるよね。脳トレ。
— kanako taniyama (@tanikan84) 2015, 11月 27
算数の難しさと数学の難しさがちょうど重なるところとして まさにこの問題があると思っている. 小学校一年で同じ個数あるものを線で結ぶみたいなことをした記憶があるがまさにそれ.
数という概念は本来めちゃくちゃに抽象的で, 上の線を結ぶことは学部 1 年の集合論でやる集合の個数の定義, 濃度への拡張と直接に繋がる. 数学の本質的なところに触れつつ, 実生活への応用でもよく出てくる凄まじい例で, とてもとても大事.
使うところなんて本当に山程あるどころか 上の例よりももっと凄い形で使う.
例えば三人兄弟におやつあげるときのこんな感じ.
おやつ 3 つあるから仲良く食べなさい. ケーキが 2 つあって, プリンが 1 つ. ケーキはショートケーキとチーズケーキがあるよ.
これ, 抽象度を凄まじいレベルで行き来している. どちらからでもいいが, 下から考えよう.
まずここにはショートケーキ, チーズケーキ, プリンと 三つのおやつがある. それぞれ違うと思っていては数としては足せない.
ここでケーキとプリンとして一般化してまとめる. そうすればケーキが 2 つ, プリンが 1 つとしてケーキに関して足し算できる.
最後, おやつとして一般化してまとめればケーキとプリンを足し算できる.
普段から大人はもちろんのこと, それを見て育つ子供も自然にこの一般化と抽象化, その上での足し算を自然にやっている.
うるさいことをいうなら(切り方のせいで)「大きなケーキ」や「小さなケーキ」もあるのに, それを無視してケーキとくくることだってある.
全く違う対象を適当に一般化・抽象化して足し引きするのは凄まじいことだ. 算数と数学が深く深く繋がっていることを示す事例でもある.
これ, 本当に凄まじい抽象化能力だと思うのだが, 何故子供も自然にできるようになるのか本当に不思議でならない. 教育学とか心理学とかの知見もあるのだろうと思っている. どんな本読むと書いてあるのだろう.
昔、「ああ読書はいい趣味ですね。お金も使わないし」とぼくに言った人がいた。
ええと、平均を仮に1500円として、たとえば100冊買うといくらかな? とか大人気ない追求はもちろんしなかった。
彼に罪はない。毎月何十冊も本を買い続ける人種が存在することをただ知らないだけなのだから。
— みつき (@rich_twt) 2015, 10月 10
https://t.co/WKEoqvgV3j数学書や物理学書を買うと2000円で1年遊べる可能性もあるから、そういう読書を勧めていきたい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 10
ヨハネ福音書をギリシア語原文で読むと軽く1年は遊べる(その前にギリシア語学習で3年は遊べる)。
— cogitans_sum(好褥的) (@aenigma_aka_bck) 2015, 10月 10
最後のやつ, 物理の前の数学学習でもやはり数年かかるし, 物理でも永遠に遊べるし, 英語だとPDFとかもバンバン落ちているのでPDFが読める端末があれば, ネット代くらいでかなり遊べる. 永遠にPDFが読める保証がないので, そう思うと紙への印刷も必要なのかな, という気もしてくる.
あとヨハネの福音書, ヘブライ語原文だと思っていたがギリシャ語だったのか. 原典が何語だったのか何でどう調べればいいのかすらわからなくて, 自らの情弱さを感じる.
次のようなことを呟いたら魔法少女がいろいろ教えてくれた.
コンピュータで実数が表現できない(浮動小数点だか何かで表現できない)とかその辺、適当なことを言ったら前に何かで突っ込みを受けたような記憶があるのだが、それが何だったか思い出せなくてつらい。とりあえずまずは単純にコンピュータで実数表現できないと言って何がまずいか知りたい方の市民
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 12月 7
鍵アカウントだがとりあえず引用しておく.
@phasetr 代数的数は計算機でexactに表現できて, 四則演算, 大小比較, 原理的には順序環の言葉で書かれた一階の論理式の真偽などがエフェクティヴに計算できる. 幾つかの操作がエフェクティヴにできなくてもよいなら, 計算可能数の成す体も扱える.
@phasetr その意味で「浮動小数点数のような方法では実数をexactに扱えない」「いかなる表現方式でも全ての実数を表現することはできない」は正しいが「コンピュータでは無理数などの実数をexactに扱う方法はない」は正しくない.
@phasetr 記憶領域は可算通りの状態しか取れないので, どれだけ上手い表現方法であっても実数体の可算部分しか尽くせない, という意味では全ての実数を取り扱えるような方法はない.
とりあえずきちんとメモだ.
非常に間抜けなことを言ったら速攻指摘してもらえて助かったので, 数学徒が人助けをする様子を記録して後世に伝えていきたい.
「群(G,・)の部分集合Hが演算・について群をなすとき、Hの単位元とGの単位元は同一であることを示せ」という問題がとても好き
— ぼんてんぴょん(Bontenpøn) (@y_bonten) 2015, 4月 7
@y_bontenGが二次正方行列でHが(1,1)要素だけの行列で積を演算にしたとき、Hは部分群になりますが単位元が(1 0 \\ 0 0) になるのでGとHの単位元は一致しないのでは
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 12
@Jelly_in_a_tank@y_bonten超不安になってきたのですがGを二次の正則な行列に制限すればGとHの単位元ずらせます?
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 12
@Jelly_in_a_tank@y_bontenこれは割と死にたいレベルのミス
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 12
@Jelly_in_a_tank@phasetrモノイドにはなっているので、(1 0\\0 0)みたいな冪等元があるわけですか、なるほど。
— ぼんてんぴょん(Bontenpøn) (@y_bonten) 2015, 10月 12
@phasetr@Jelly_in_a_tank(1 0\\0 0) 自体が非正則なので、少なくともこのままではダメですね。それが一般的に不可能であることを、もとの定理が保証していると理解しています。
— ぼんてんぴょん(Bontenpøn) (@y_bonten) 2015, 10月 12
@phasetr@Jelly_in_a_tank@y_bonten正則なやつに絞るとそのHは(行列式0なので)全部弾かれますね
— 石塚 (@Yusuke_Ishizuka) 2015, 10月 12
@Yusuke_Ishizuka死にたいレベルの勘違いなので死にたい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 12
途中ツイートが消えていて抜けているが, $G$が群にならないだろうとか, $H$が群にならないとかそういう馬鹿みたいな指摘を受けている.
あと別のやりとりも記録しておく.
@y_bontenより一般に,環の直積 A×B の中の A×{0} や {0}×B で同様のことが言えますよね(A, B は零環でないとして).
— shu (@LT_shu) 2015, 10月 12
@y_bontenむしろ、単位的環(この場合は行列環)の部分環の単位元が全体の単位元と異なっている例として使えますね。
— のらんぶる (@nolimbre) 2015, 10月 12
岩永-佐藤の『>環と加群のホモロジー代数的理論』で環の場合の話があって, それとぐちゃぐちゃになっていた.
どれだけ代数できないのかと絶望的な気分になったが, 不勉強なのは不勉強なので仕方ない. また一つつ賢くなったと思っておこう. 群と環でまた事情がいろいろ違う話的な感じで きちんと認識しておきたい.
今日のいい話だ.
そういえば半年ほど前、セミナーにちょっと変わった (確かミドルネームがあった) 名前の方がいらしたのが話題になったとき、その名前を手早く Google / arXiv / researchmap で検索して特定して見せたら「ネトスト力高いっすね」と言われたのを思い出した
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 10月 13
事の本質は僕のネトスト力が高いことではなく、研究者相手なら一瞬でネトストができるということだと思います。はい。
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 10月 13
研究者は最初から、つまりM1くらいから芸名に相当するような名前を使ったほうがいいと思う。特に女性。ググればいつどこにいるか即座にわかってしまうし結構怖い。
— Aki (@astroaki) 2015, 10月 13
この流れでもう一つ面白いこと思い出しました。過去に友人の Z 君が、相転移 P 氏の正体を研究内容だけから特定したことがあります。
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 10月 13
@H_H当人いわく、「新井朝雄先生に著書の誤植訂正表を送ったというのが動画でもあったし、そうなると奴以外いるはずがない」というアレもありました
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 13
@phasetrその手の筋の者からすれば、わざわざネトストするまでもないということですね
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 10月 14
@H_H日本どころか世界レベルでどマイナーなので
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 14
最近でこそ名前も出して活動しているが, 出さなくてもほぼ筒抜けレベルの発言ばかりだったので, それはわかる人にはわかるだろう感ある.
あとまた少し別の話だが, 以前東大での田崎さんの集中講義に出て, その後の懇親会で清水研のM1の人に「相転移Pさん知ってます」と言われたこともある.
小社では分子模型も販売させていただいています。高校・大学の有機化学、無機化学などの分野で「かたち」がわかる教材として、ご利用いただいています。全国の書店様を通じて購入可能です。ご興味のある方は下記HPをご覧になってください。(KY) http://t.co/WQ20gKAqGq
— 丸善出版営業部 (@maruzenpub) 2015, 1月 23
@maruzenpub懐かしいです。学生時代に買った記憶があります。ずいぶん以前から販売なさっていますよね?
— 結城浩 (@hyuki) 2015, 1月 23
@hyukiいつもありがとうございます。取り扱いがいつからかは分からないのですが、相当古いことは確かです。少しずつですが、新商品も出ております。引き続きよろしくお願いします。
— 丸善出版営業部 (@maruzenpub) 2015, 1月 24
化学とか物理, こういうので遊べるのが羨ましい. 数学でも手で遊べるの何かないだろうか. パソコンとかタブレット上ならそれなりにある気はするが.
チャートを貼り合わせて多様体を作るとか, そういう無茶なのを真っ先に想起したの, 本当によくない.
hiroki_fさんとSO880さんとの会話録.
数学科の院生が物理科のところに飛び込んで発表したら、物理の部分で猛烈なツッコミを受けて、「コミニュケーションが大事と言っといて、そんなに厳しくてはコミニュケーションとれないよ」と最後に言い放ったのは、そりゃそうだと思った。
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 10月 15
@hiroki_fそれどんな分野でどんな話だったのでしょうか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 15
@phasetrBose-Einstein 凝縮の話をしていたかと思います。じ詳細は忘れましたが、問題設定から間違えていたようです。
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 10月 15
@hiroki_fそれは数学の人といえど擁護できない感があります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 15
@phasetrしかし、数学の人の中には物理ガン無視の問題を作って、物理に関係ある問題といって研究をしている人は普通な気がするので、 まだ、そうやって物理の人のところに飛び込んだのは誠意があるかと思います。
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 10月 15
@hiroki_f学部の頃、固体物理の講義で内積をベクトルで割って、その結果をベクトルと言った教官もいましたし、理工系でも数学しょっちゅう馬鹿にされているので、その辺はお互い様感があります。普段は適当に対処していてもやはり目の前にわざわざ来たら互いにタコ殴りでしょう
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 15
— SO(Drmiggy) (@SO880) 2015, 10月 15
@SO880@hiroki_f工学の教官に常微分方程式の解法で「解をこのように仮定する」の一文がないだけでいい加減だと言われて意味不明で衝撃を受けましたし、数学の人が物理や工学の文献が本当に読めなくてそれで理解が阻害されているのもあるとは思っています。
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 15
@SO880@hiroki_f結局、出会ってしまったら互いに殴り合うのが一番早く正確なコミュニケーションになると思っているのでどんどんやれと。私は私は間を埋めるようなコンテンツ色々作る方で頑張ります。今は数学寄りすぎと思いますが、少しずつ
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 15
@SO880@hiroki_f実際、昨日 https://t.co/pW7pceldkuというのがあったので改めて http://t.co/I7vQiSXsxiとか作ってみました。好き放題言ってもいいが当然こちらも好き放題言うのがやはり健全という感
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 15
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 10月 16
ここで書いたこととしてはとりあえず
だろうか. あとは一応次のプロジェクトもだ. - 数学・物理をともに学ぶコミュニティ形成プロジェクト それぞれ地道に頑張ろう.
「Quantum Information Meets Quantum Matter」
量子情報理論のアプローチで物性論の問題に取り組む方法についてまとめたもの
http://t.co/vzFgh2pN17
— Toshihiko Shirakawa (@candidusflumen) 2015, 9月 26
気になる. とりあえずメモだ.
【#C89お知らせ】量子コンピュータについて理論的側面から解説した「Effective 量子コンピュータ」を、3日目東ホ07b「石貫會」にて頒布します。よろしくお願いします! https://t.co/2gSRxye8Xopic.twitter.com/Qn69CT4AnH
— 蟷螂@C89三日目東ホ07b (@kamakiri_ys) 2015, 12月 14
@kamakiri_ys超いい表紙ですね!Gottesman-Knillの定理(Pauli basis状態のconvex mixture)及びマジック状態が描かれている。
— Keisuke Fujii (@fgksk) 2015, 12月 14
@fgkskありがとうございます!Gottesman-Knillの定理とマジック状態には本文でも触れていて、キャラクターと関連付けて描いてもらいました。
— 蟷螂@C89三日目東ホ07b (@kamakiri_ys) 2015, 12月 14
ちょっとほしい. とりあえずメモ.
>いまだに人類は微分形式を十分に
使いこなしていないと思います.
http://t.co/ZiFMzYVZDn
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 10月 11
引用された部分もパンチ力があるが, 最初の問とその回答もなかなか面白い.
物理のトレーニングをしてない数学者がこれを持つのは難しいと思う。>現象との関係とか、物理として何が大事かということを見てとるのは、物理学者の一番大事な能力、その人の物理学者としての根源を作っている能力だと思うんです。http://t.co/GB80Omxh7K
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 10月 15
逆もまた然りという感じはあるが, そもそもどのくらいそういうのが必要なのかとかそういうのになるとまた別だ.
私のような数学でも物理でもない半端者は本当につらいことだけは常に感じている.
今ちょっと微分方程式をもう少しきっちりやってみよう月間で EvansのPartial Differential Equationsを読んでいる.
流し読みして様子を見ているのだが, P.280 からの Sobolev 空間の元の可微分性の特徴づけのところで メモしておきたいことがあったのでブログにもメモをしておく.
それは P.280 Theorem 5 と P.281 Theorem 6 (Rademacher) だ. 次元 $n$ が十分大きいとき (Sobolev 不等式で決まる定数だったはず), $u \in W^{1,p}_{\mathrm{loc}} (U)$ はほとんどいたるところ微分可能であること,
特に Lipschitz 連続な関数はほとんどいたるところ微分可能であることだ.
いったんメモとして証明は書かずにおくが, そのうち動画にして証明もまとめたい.
Grothendieckの学生だったIllusieさんの駒場での講演が視聴できます。『 Grothendieck and algebraic geometry 』
http://t.co/CSuZ0WILvI
— つぼいたかし (@Tsuboi_Takashi) 2015, 2月 26
よく算数で「たかしくん」が出てくるが, 世界でも最強レベルの「たかしくん」として著名な坪井俊先生のツイートだ.
動画はYouTubeに上がっている. こういうのも増えてきたがやはり個別の大学とかそういうレベルでしか まとまっていないのがつらいところ.
一応簡単にページから講演について引用しておこう.
Speaker Luc Illusie (Université de Paris-Sud)
Title Grothendieck and algebraic geometry
Abstract Between 1957 and 1970 Grothendieck deeply and durably transformed algebraic geometry. I will discuss some of his revolutionary contributions.
衝撃の事実.
Haagerupさんお亡くなりになってたのか...
— たんじぇ (@f_tangent) 2015, 12月 19
@phasetrhttps://t.co/fzqBDOdjNWここで知りました
— たんじぇ (@f_tangent) 2015, 12月 19
AMS noticeでのPDFは次.
PDFでも紹介があるが, 冨田-竹崎理論での貢献はもちろん, Haagerup propertyは私ですら名前を知っているレベルの作用素環まわりの基礎という感じがある.
簡単だがとりあえず記録しておく.
ABC予想を証明したと主張する宇宙際タイヒミュラー理論の現状。第一線の数学者が望月新一さんのセミナーに集まったが、難しすぎてイラついているようですね。証明に理論全部はいらないとか、言葉遣いが変とか、あまりに抽象的すぎるとか… https://t.co/GlDHmORkr4
— Yuta Kashino (@yutakashino) 2015, 12月 17
@yutakashino一流の数論研究者に「なんでこんなに抽象化するのか意味不明」と言わしめるわけですか,宇宙際タイヒミュラー….
— Yuta Kashino (@yutakashino) 2015, 12月 17
数学のわけのわからなさ, どこにあるのかと考えてみるとあまりよくわからない. 抽象的だから, とか何とかいう通り一遍の説明はあるが, それはそれであるにせよ, ならそれだけか, といわれると当然他にもあるはずで.
全く考えはまとまらないがふと思ったのでとりあえずメモ.
松元-森田(敬称略)のBounded cohomology of certain groups of homeomorphismsを逃避行動で最近読んだのだけど、めっちゃ面白いと思った。
函数解析を大量に使って有界コホモロジーを研究している文献。
— מורינומיציה גודזילה (@morinomichi_311) 2015, 10月 13
函数解析を勉強仕立ての学生にすごく薦めたい文献。
函数解析=微分方程式の道具、という先入観を崩すのに良い刺激になると思う。
— מורינומיציה גודזילה (@morinomichi_311) 2015, 10月 13
大雑把に説明すると、(R加群の)チェイン複体にl^1ノルムを導入してノルム空間とみなして函数解析をする話。
函数解析を使ってホモロジー代数の非自明な結果がどんどん導出されていくので、慣れてない方には刺激になるように思う。
— מורינומיציה גודזילה (@morinomichi_311) 2015, 10月 13
Bavardの双対定理の証明でHahn-Banachを使う議論は元からフォローしていた私でも、松元-森田の徹底した函数解析の活用には度肝を抜いた。
これを読むとフォローしてても自然に思えなかったBavardの双対定理の証明が自然に思えてくる。
— מורינומיציה גודזילה (@morinomichi_311) 2015, 10月 13
昨日紹介した松元-森田だけど、公式に無料入手可能らしい。
http://t.co/lBOa0ke2hp
— מורינומיציה גודזילה (@morinomichi_311) 2015, 10月 14
面白そう. 「有界コホモロジー何ぞ」とかそもそもコホモロジーよくわからないとかいろいろあるが, 興味をそそられる. 動画作るついでに勉強したい.
面白そうで少しコメントしたので.
Solovayモデルの中での関数解析を調べてるんですけど、今のところ「任意の実数の集合が可測」「任意の実数の集合がBaireの性質を持つ」「任意の完備Banach空間の間の線型汎関数は連続」「可分なBanach空間に対するHahn-Banachの定理」あたりがわかっている
— induction hypotheses (@mr_konn) 2015, 10月 16
それで、関数解析とか作用素環とか確率解析とかのひとに訊きたいんですけど、選択公理が成り立たなくてもこんな結果が成り立っててくれると嬉しいなあ、みたいな定理ないですかね
— induction hypotheses (@mr_konn) 2015, 10月 16
因みに完備性を落として「可分なノルム空間に対するHahn-Banach」にするともう成り立たない
— induction hypotheses (@mr_konn) 2015, 10月 16
あ、あとL^∞* = L^1 っていうのもあった。
— induction hypotheses (@mr_konn) 2015, 10月 16
特に選択公理とか気にせずに、なんかこんな定理をよくつかうよみたいなのを教えて貰えればその弱形について考えたい感じです
— induction hypotheses (@mr_konn) 2015, 10月 16
σ-有限な測度空間 S に関しては L^1(S) が回帰的になるらしい
— induction hypotheses (@mr_konn) 2015, 10月 16
しかしとてもかなしいことに、ここまでの結果には別に Solovay のモデル必要ないんだよな……(ZF+DC+任意の集合がベールの性質 くらいの無矛盾性があれば十分で、これにはSolovayモデルの要といえる到達不能基数は不要)
— induction hypotheses (@mr_konn) 2015, 10月 16
@mr_konnHahn-Banachの定理、Baireのカテゴリー定理、Alaogluの定理、Banach–Steinhausの定理辺りリクエストします。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 16
@mr_konnヤッター(体の制約もなるべく広めにお願いします)
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 17
あとこれ.
Baire Thmは完備距離空間のならDCあればいけるな
— induction hypotheses (@mr_konn) 2015, 10月 17
@mr_konn距離化不可能かつ局所コンパクトでない完備局所凸空間とかでどの程度言えるのか(どの程度の範囲で言えることを課しても問題がないのか)とかも少し気になります。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2015, 10月 17
あ、あとL^∞* = L^1 っていうのもあった。
— induction hypotheses (@mr_konn) 2015, 10月 16
これはある特定の世界を想定していて、従属選択公理は成り立つけどACは不成立で、任意の実数の集合がLebesgue可測でBaireの性質を持ち、可分なノルム空間に制限してもHahn-Banachが成り立たず、完備ならOKで、L^1が回帰的、線形なら連続、みたいな世界です。
— induction hypotheses (@mr_konn) 2015, 10月 17
これ割と衝撃感ある. $W^{1, \infty}$ だとどうなのだろう.
そして面白そうだったのでコメントしたのがこれ.
@mr_konn関数解析ならHahn-Banach, Banach-Steinhaus, 閉グラフ定理、アラオグルの定理などいわゆる基本定理群が成り立ってくれないと困る感はあります。作用素環だと単位元があるときの状態空間の汎弱コンパクト性とかGNS構成定理はやはりほしい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 17
@phasetrふむふむ……!ありがとうございます!
— induction hypotheses (@mr_konn) 2015, 10月 17
@mr_konnあと関数解析というより偏微分方程式・実解析でしょうが、ソボレフの埋め込みで領域が有界・非有界で埋め込みが連続なだけかコンパクト埋め込み(埋め込み作用素がコンパクト作用素になる)になるかというのはそれなりに実用度も高いのではないか説。AC関係あるのかわかりませんが
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 17
@phasetrほうほう……!これは、通常は成り立つ性質ですか?
— induction hypotheses (@mr_konn) 2015, 10月 17
@mr_konn非常に基本的な性質で通常成り立つ性質です。偏微分方程式の本には必ず書いてあるはずです。「領域が非有界だとコンパクト埋め込みにはならないから注意しろ」という注意が必ずあるので、ACなしでこれが壊れるとそれなりにつらいことになるという認識
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 17
@phasetrなるほどなるほど。成り立つのか、成り立たないならどの程度条件を課すと成り立つのか、調べてみたほうがよさそうですね。どうもです!
— induction hypotheses (@mr_konn) 2015, 10月 17
すごい世界もあるものだ.
SGL https://t.co/nIr7qJNQzF
Model Theory (Marker) https://t.co/AMDlbSBBzj
なるほど
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 12月 27
MacLane-Moerdijk の Sheaves in Geometry and Logic (SGL)と, MarkerのModel Theoryがダウンロードできるようになっている.
他にもいろいろあるみたいなのでとりあえずツイートはっておく.
【Introduction to Cyclotomic Fields - Springer】
https://t.co/HLq3hk5WT2
— alg_d (@alg_d) 2015, 12月 27
Jech, Set Theory https://t.co/uz6TzKwWVU
Kanamori, The Higher Infinite https://t.co/BAY1PWjspF
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 12月 27
Kechris, Classical Descriptive Set Theory https://t.co/sPpW3M4GGQ
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 12月 27
Poizat, A Course in Model Theory https://t.co/gsDbOeuMg6
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 12月 27
CWM (2nd ed.) https://t.co/FQuD0qn342
Iversen, Cohomology of Sheaves https://t.co/o4dQ08CO1Q
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 12月 27
GTM一覧(たぶん)
https://t.co/IMCSGnki6a
— なれ (@nareO7) 2015, 12月 27
@nareO7こちらの方がいいかと https://t.co/mmAVeHPkqE
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 12月 27
いつまでダウンロードできるのかはわからないが, SGL は読んでみたいと思っていたので超嬉しい. 早速ダウンロードした. いつ読めるかは相変わらず不明なのが悲しい.
関係ないが, ありとあらゆる学問分野でマイナー分野世界一決定戦とか開いてほしい. 何で測るといいかが微妙だが, 尺度ごとの世界一が測定できるとなお楽しい.
ブルブルエンジン兄貴がまとめてくれた.
そのうちお勧めをまとめたい.
【超朗報】「数学者のためのロシア語」ダウンロード可能! I'm reading Russian for the Mathematician https://t.co/9pdLWbX4F5#springerlink
— のらんぶるん (@nolimbre) 2015, 12月 27
汎関数積分系統の構成的場の量子論の論文で, ロシア語の文献が引用されたことがある. 念のためダウンロードしておいた.
髪の毛を切ろうかと思ったけど、私が女子トイレで手を洗ってたときに入ってきた淑女がこちらを見るなり焦った様子で入口の標識を確認しに行く事案に本日遭遇してしまったので、切りに行く機運が下がってしまった
— ばんぬ (@sorayana123) 2015, 10月 23
@sorayana123そんなときこそ相転移Pイヤリング!
— ぼんてんぴょん(Bontenpøn) (@y_bonten) 2015, 10月 23
@y_bontenあっ ε 持ってます!!そうかあれを装着すると女子力アップ...w
— ばんぬ (@sorayana123) 2015, 10月 23
@sorayana123あれはやっぱりショートのときに着けないともったいないですね。実際にお見かけしたとき、本当によく似合っていましたよ。
— ぼんてんぴょん(Bontenpøn) (@y_bonten) 2015, 10月 23
@y_bontenあれまぁありがとうございます...!ちょっと元気が出てきましたw 普段はアクセサリーとか全く着けないんですけど、相転移Pのイヤリングは楽しみながら抵抗なく着けられるので大事にしていますねぇ
— ばんぬ (@sorayana123) 2015, 10月 23
数学アクセサリはhttps://minne.com/phasetrにこれまでの作品を出しているので, 興味がある方は見てみてほしい. http://math-accessory.com/もあるのだが全然更新していない. これももう少し動かしたい.
研究者であるytb_at_twtさんからご指摘頂いたのでメモ.
何かよくわからないし正確な情報もわからないが、個人的に数学者は数学で世界を殴れる人で、研究者は(数学に限らず)研究そのもので世界をぶん殴れる人くらいの大雑把なイメージがある。いい加減なことを言っている異常者を殴れるだけの知力・精神力・武力があるなら数学者認定したい気持ちがある
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 24
誤:数学者は数学で世界を殴れる人で、研究者は(数学に限らず)研究そのもので世界をぶん殴れる人
正:数学者は数学に殴られ続け、研究者は(数学に限らず)研究対象に殴られ続ける人、というかサンドバック。
https://t.co/eYAVC7LEhz
— ytb (@ytb_at_twt) 2015, 10月 24
https://t.co/t8U5Dr3LNkコードギアスのルルーシュよろしく、殴っていいのは殴られる覚悟がある奴だけだ、を本歌にしたのだが、やはりきちんと明示した方が実際の現場に合うようなので深く反省している。あとでブログにも記録しておこう
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 10月 24
最近研究できていないのでつらい.
レシピ本じゃなくて、調理用具や食材をどう選んでどう使ってどう管理すれば良いか書いてある本は無いものか。
— un (@dette_iu_san) 2015, 10月 24
調理師の参考書か?
— un (@dette_iu_san) 2015, 10月 24
数学・物理でも似たような話ある気がする. 工学的応用みたいな感じなのかもしれない. よくわからないが.
ケツ挟みスカートと乳袋大好きマンだった友人が女装に目覚めてからというものの、描くイラストの服がリアリティ溢れるものになっていき結果的にイラストレーターとしての技量が上がったため、好みはあるにせよ男性イラストレーターのみなさんは女装すべき
女装すべき
— Enbos (@Enbos) 2015, 10月 23
この話はちょっとだけ続きがあって、その後女性ファッション誌を買うようになり彼自身の女性的ファッションセンスが磨かれ様々な服装のキャラを描けるようになったらしい。
女装はメリットしかないって熱弁する彼は輝いていたよ。
https://t.co/ivHldkyGWn
— Enbos (@Enbos) 2015, 10月 23
この話, 数学や物理でも参考になると思うし, とりあえず数学アクセサリ方面ではリアルに参考になるだろう. 最近あまり買っていないが, 一時期本当にセブンティーンあたりは買っていた.
今後はアクセサリ関係も買ってみるか.
なんだかよく分からない謎の経緯により,故・小林昭七 先生宅にお邪魔して夕食をごちそうになってきた。
— Takayuki Kihara (@tri_iro) 2015, 10月 11
小林昭七先生の奥さん、大正生まれで90歳を越えていらっしゃるそうなんですが、非常に若々しいというか、マシンガントークで流暢に延々喋り続けるし、尋常でなくすごいですね。とりあえず、こちらは無限に相槌を打ち続けるマシーンと化していた。
— Takayuki Kihara (@tri_iro) 2015, 10月 11
90歳を越えても、マシンガントークで、同じ話題を繰り返さずに、最近のノーベル賞の話題など最新ニュースもしっかり仕入れて、面白いトークを出来るってそうそう出来るもんじゃないとので、見習っていきたいところです。
— Takayuki Kihara (@tri_iro) 2015, 10月 11
羨ましい.
小林昭七先生と言えば, 『数学まなびはじめ』の昭七先生分の感想をブログに上げたら弟でいらっしゃる久志先生から「それは知らなかった. 今, 兄の仕事を取りまとめているのでぜひ詳しく教えてほしい」との問い合わせを頂いたことがある. ブログやっててよかったと思う瞬間だった.
そういえば最近昭七先生のサイトを見ていない.
文献紹介が充実してきているっぽい.
Kahle 先生達の代数統計の続編
https://t.co/c1e9aUAXUn
— Ikegami Daisuke (@ikegami__) 2015, 10月 24
よくわからないがとりあえずメモ.
また新たに本を書いた.
数学は何の役に立つの?---納得して数学を勉強するために: 年収との関係から応用の現場, モチベーションの上げ方, 今後の行動の指針まで (よくわからない数学)
ブログやらサイトやらでいつも言っていることをまとめたので, 私の言動を追いかけている方に目新しい話はないと思うが, きちんとまとめて形にした方がいいと思ったのでやってみた.
比較ということもあって, 今回は無料のキャンペーンをやらず, 値段もちょっと高めだが 500 円にしてみた.
これは先日の Springer 祭りを見ての反省に基づく. あのとき「無料だからといって落とすだけ落としても読まないだろうな」という 声があった. 私もいくつか落としたが, 読む時間が取れそうにない.
変な話, 人は無料のものに価値を感じない. ダウンロード数だけは伸びても読まれないのでは意味がないから, あえて出た直後の無料キャンペーンはやめにした.
ご覧の方はぜひ買ってほしい. これも言っておくと売れたからといって儲けなどほとんどない.
何故買ってほしいかというと, 「これを買った人はこれも買っています」的なアレをもとに Amazon からのメールで宣伝される機会が増えるからだ. 少しでも多くの人に届いてほしくて, そのために Amazon に出している. ぜひ協力してほしい.
Amazon の内容紹介に書いた内容を転記して終わる.
「数学は何の役に立つの?」 数学を苦しみながら勉強している子どもはもちろん, 大人からもよく言われます. 大学で数学を研究していたというと, 「数学なんて全然わからなかったよ」と, 東大卒の方々からも言われます.
実のところ, 似たような本はいくつかあります. ただ値段から言っても語り口からいっても, 中高生自身が探しやすいところに 買いやすい値段帯で売っている本は見つかりません. はじめの疑問に答えつつ中高生がお小遣いで気楽に買える, そんなことを目指してこの本を作りました.
またこれまでの本によくある語り口とはずらして 書くことも考えました. 数学が好きな人にありがちなのは 「数学は楽しい・美しい. だからやろう」という感じの語り口です. 数学を応用する人たち (ほとんど全ての人たち) にありがちなのは 「数学は役に立つ. だからやろう」という感じの語り口です.
これまでいろいろな人と話してきたところ, 前者はともかく後者も論外だとわかりました. 本当に数学したくない人は役に立つかどうかなんてどうでもよくて, とにかく「嫌」なのです. それを考えずに「役に立つからやろう」と言われても, 全然意味がありません.
そうしたことにも配慮しながら書きました. もっとはっきり「数学したくなら無理にしなくてもいい」とまで書いています.
もちろんなるべく興味を持ってもらえるような内容も入れています. 純粋な数学の人だと書きたがらないだろう「数学と収入の関係」も書いています. 応用に興味がある人向けに物理を中心に関係ある分野の話も書きました.
読んだあと数学に興味を持ってくれる方もいるでしょう. そうした方がすぐに次の行動に移れるよう, アクションプランもいくつか提案しています. 購入者特典として, 私が早稲田・東大で学んできた勉強法をまとめたコンテンツをつけてもいます.
読んで「いい話を聞いた」で終わってほしくなくて, 数学をするにしろしないにしろ, 読んで得た知識を活かして 行動に移し, 結果を出してほしいと思っています. ぜひ読んで終わるのではなく, 読んでからあなたの行動を加速させていってください.
H. Hosakaさんによるコホモロジー解説というtogetterがあったのでメモ. 今回はそれだけ. 『コホモロジーのこころ』, いまだにきちんと理解しきれていないのでその辺を読みたい. 多変数関数論もやりたい. やりたいことばかりたまっていくの, 本当につらい.
四元数に関してちょっとSkypeでやりとりしたのでその記録. 多分にプライベートな部分もあるSkypeでのやりとりなので, 適当に編集して内容にフォーカスした形にする.
四元数の動画講義需要あるの, 的な話からはじまって, 意外とその周辺の人のポジショントークっぽくないか, 必修にするほど重要ではないだろうとかいう話.
ついでに他の話もメモ代わりに入れておく.
次の自動ツイートまわりの話だ.
http://t.co/zEVRFi6RKF【動画制作メモ: 四元数は制御系で需要があるらしい】相転移プロダクション
— 相転移 P (市民) (@phasetr) 2015, 10 月 19
https://t.co/j1xg32dsN1arxiv の論文レビュー動画とか割と楽しそう。真剣に検討しよう
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 9
@phasetrこれは割と真面目に面白そうですね
— H. Hosaka (@H_H) 2016, 1月 9
@H_Hやはりそう思いますか。できる範囲で検討して実行していこうと思っています
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 9
ちょっとテストとして近いうちに一つはやってみる予定だ.
新シリーズ刊行のご案内
[問題・予想・原理の数学] 加藤文元・野海正俊編
第1巻は、
『連接層の導来圏に関わる諸問題』戸田幸伸著
A5判・288頁・3000円(税別)
です。1月25日取次搬入予定。
小社、創業10周年記念です。
どうぞよろしくお願いします。
— 数学書房 (@sugakushobo) 2016, 1月 8
何これ楽しそう. 読みたい. シリーズ名がまたいい.
早稲田にいる非線型偏微分方程式がご専門の小澤徹先生の方だ. 今RIMSにいる小澤登高さんではない. ちなみに次のページ.
まず中西賢次氏の日本学術振興会賞受賞を祝うから.
最近ではW. Schlagとの共同研究によって、非線型シュレディンガー方程式や非線型クライン・ゴルドン方程式の基底状態の近傍の初期データのクラスを 9 つに完全分類し、対応する解が、正負の時刻で「散乱」「爆発」「基底状態近傍内の閉じ込め」の三種類の何れも実現し得る事を証明した。これは実に画期的な成果であり、「非線型波動方程式」と称する分野に於いて、数学が物理を真に超越した事を示す金字塔である。その一部は Kenji Nakanishi and Wilhelm Schlag "Invariant Manifolds and Dispersive Hamiltonian Evolution Equation" として European Mathematical Society から出版されている。
【数学が物理を真に超越した事を示す金字塔である】というのが気になる. 本当に不勉強で知らないのだが, 非線型 Klein-Gordon は物理のどんなところで出てくるのだろう. 線型の Klein-Gordon はもちろん相対論的量子力学の基本的な方程式だが.
次は2015年度日本数学会解析学賞授賞報告から.
竹村彰通氏は,統計的多変量解析についてこれまで多くの研究を行ってきた.近年は計算代数統計という新しい分野において,グレブナー基底に基づく計算代数手法の統計学への応用研究に著しい業績をあげてきた.特に,D加群の理論に基づくホロノミック勾配法の提唱は,統計学における標本分布論の新たな手法として特筆すべきものである.
代数統計は @tmaehara さんのツイートや RT で見かけたことがあるから名前くらいは知っていたが, まさか D 加群が統計学に使われているとは思いもよらなかったので衝撃を受けた. 本当, 何がどこで出てくるかわかったものではない.
今回の最後は2013年度物理学及応用物理学専攻修士課程ガイダンス大学院担任挨拶.
私も皆様に「次の並木美喜雄は、次の田崎秀一は誰かね?」と問いかけ、ご挨拶と致します。
並木先生はご縁がなくお会いしたことがないが, 田崎 (もちろん秀一. 学習院の田崎さんではない) 先生は, 熱力学と統計力学を教わった先生であり, 私も微妙に絡んでいないこともない (少なくとも非平衡統計の数理物理の論文くらいは読んだことある) 分野, 非平衡統計をリードする研究者で 極めて優秀だったのに若くして (といっても 50 代だが) 亡くなってしまった. 見た瞬間「あー」という何とも言えない感じになった. 悲しい.
今日からまた数学と物理をがんばろう.
「LaTeXであの記号を出したいのにコマンドが分からない!」ってときに使える、出したい記号の絵を描くとコマンドをサジェストしてくれるサイトを知ったので皆さんにもお教えします
https://t.co/HUv5k9YiZH
— Sangyoh (@Sangyoh_sus) 2015, 11月 3
@Sangyoh_susアプリもあるよ
— け (@ke_math) 2015, 11月 3
@ke_math便利ですね
— Sangyoh (@Sangyoh_sus) 2015, 11月 3
@Sangyoh_sus(今は知らないけど)パッケージを読み込まないと使えない記号にはあまり対応してないのが残念
— け (@ke_math) 2015, 11月 3
@ke_mathぱっと見た感じそれなりに対応しているように見えましたがよく分からないです(どちらにせよ私の知識よりは強そうなので近似的に問題無さそう)
— Sangyoh (@Sangyoh_sus) 2015, 11月 3
@Sangyoh_susなるほどー進歩していたのですね(そのアプリを見つけたのは4年くらい前)
— け (@ke_math) 2015, 11月 3
参考にしたい.
SO(n) の連結性を示すお手軽な方法って、何があるだろう?
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 10月 29
@H_Hまず、GL^+(n) の点が {1⊕g | g∈GL^+(n-1) } の点に結べることをいう(まず、どんな GL^+(n) の点も基本変形のホモトピーにより 1⊕g or (-1)⊕(-g), g∈GL^+(n-1) の形の点に結べる。後者の場合は半回転する。)
— atsushi yamashita (@yamyam_topo) 2015, 10月 29
@H_Hこうして帰納法で GL^+(n) が弧状連結であることをいい、最後にグラム・シュミットの連続性を使って path を SO(n) に落とし、SO(n) も弧状連結とわかる。…って、手軽じゃないですね(笑)
— atsushi yamashita (@yamyam_topo) 2015, 10月 29
@H_H(-g) は (-1)^{n-1}(g) に直してください
— atsushi yamashita (@yamyam_topo) 2015, 10月 29
@yamyam_topoああーなるほど。基本変形のホモトピーで先に GL+ の中で path 作っちゃうんですね。
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 10月 29
@yamyam_topo…と思ったのですが、「det > 0 ならば、基本変形で行列を表すときに置換行列を使わずに済む」ってそんな簡単に示せます? ( ´・ω・`)
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 10月 29
@H_H第1行に非零成分があることから、第1行を (1,0,..,0) にするのは「ある列の c 倍を別の列に足す」変形の繰り返しでできます。(c を 0 から望みの値まで変化させると道ができる)。そのあと第1列を掃き出すのも同様で、結局 1⊕g の形になります。
— atsushi yamashita (@yamyam_topo) 2015, 10月 29
@H_H(-1)⊕[(-1)^{n-1} g] は不要だった気がしました。
— atsushi yamashita (@yamyam_topo) 2015, 10月 29
@yamyam_topo確かに。ありがとうございます。
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 10月 29
@H_H予備知識少なめで頑張ってみましたがグラム・シュミットのこのような使い方がどれだけ初等的といえるかは分かりません。
— atsushi yamashita (@yamyam_topo) 2015, 10月 29
@H_H縦ベクトルの基底1本1本を標準基底に回転で移動させてけばパスつくれるんでない
— monae (@monae) 2015, 10月 29
@monaeやっぱ地道にそうやって path 作るのが簡単かねえ
— H. Hosaka (@H_H) 2015, 10月 29
あまりよくわかっていないがとりあえず記録.
前にも紹介した記憶があるが, 改めて記事を抜き出し, 引用しておく. 橋本義武さんの回想録みたいなやつ. 元記事はこれ.
まず Bott への Witten・Smale の有名な言葉, 「わたしはついにモース理論がわかりました」
4.印度土産
さて,ADHM とほぼ同時に物理学者の方でも BPST の一人 Schwartz が同様の結果に達していたらしい.Atiyah は物理学者の世界の競争の激しさにとまどいながらも,今自分がおかれている状況にかつてないスリルをおぼえていた.
ちょうどそのころ,そんな Atiyah たちをよそに,所は変わってインドのタタ研究所,木陰にデスクを出してもらってのんびり海をながめる毎日を送りながら,一人の数学者が sabbatical year を満喫していた.われらが Bott 先生である.愉快なインド滞在を終えた Bott はオクスフォードに盟友 Atiyah をたずねた. Bott はこのときのことをふりかえって,「Atiyah はすっかり舞い上がっていて "mathematical high" の状態だったんだ」と述懐している.どうやら知らぬ間に大きな事件がおこっていたらしい.ところが,興奮しながらインスタントンの説明をまくしたてる Atiyah の声が,インドで聞いたリーマン面上の正則ベクトル束のモジュライの謎を語るバラモンの数学者 Ramanan の静かな声に不思議と響きあうのであった.こうして Atiyah-Bott のリーマン面上の Yang-Mills ゲージ理論が生まれる.それは,Bott が若いときから追い求めてきたモース理論の新局面を切り開くものであった.
Bott は各地の物理学者たちの前で,Atiyah と彼とのゲージ理論について講演して回ったのだが,その反応は熱いものではなかった.しかしそんな中にあって一人の男が鷹のように Bott のことばを追ってきた.Witten である.彼は Bott の講演から,後に言う Witten のモース理論を着想する.後日,Bott は彼から一通の手紙を受けとる.そこには,「Bott 先生,わたしはついにモース理論がわかりました!」と記されていた.それは奇しくも,かつての弟子 Smale が直伝のモース理論にさらに磨きをかけついに高次元ポアンカレ予想を解決したときに Bott に告げたのと同じことばだったという.
【Atiyahの子どもたち】というのがなかなかツボなのでこちらも.
5.あれでもなくこれでもなく
DonaldsonやKirwanといった"Atiyahの子どもたち"は, Bottの来訪を毎回サンタを待つように楽しみにしていたという. Donaldsonの論文"An application of gauge theory to four dimensional topology"の題がBottの若い頃の論文の題と似ているところに,そのあたりの雰囲気が表れているように思う.Donaldson のこの論文は,ADHM とも Atiyah-Bott とも違う道を切り開くものであった.すぐ近くで誕生した ADHM も Atiyah-Bott も深い理論であり,また当時できたばかりだからやることはたくさんあったはずである.事実 Donaldson はそれぞれに関連する仕事もしている.しかし彼は,それとは別に 4 次元トポロジーへの応用という思いもよらぬ方向へと一歩を踏み出した.彼の理論は,Rochlin の定理しかなかった 4 次元トポロジーの状況を打開しただけでなく,異種 4 次元ユークリッド空間という存在をわれわれに示してくれた.こんなものがあると知っただけでも数学を勉強した甲斐があったというものではないか.Witten はこう言っている,「Donaldson 理論は時空の幾何を理解する鍵である.」
線形代数と微積分を(最悪、一方でも)どの程度まで高校でやっておくかで、大学に入ってからの進路選択に幅が出ると思う。正直、現行の教育課程のままだと、大学進学後の負荷がでかく指導側も受講側も辛い。結果、学生が学業を放棄しかねない。今後の国を担う学生を育てる点でも現行課程は微妙と思う。
— ちゃーりー・やまざきさん (@tkp034_803ki) 2015, 11月 2
現行の高校の数学IIIはとばして大学初年次相当の線形代数と微分積分を学ぶことが可能であることは、うちの学部のカリキュラムで実証されています。入試に数学IIIはありませんが、初年次の線形代数と微積分の講義に支障はありません。 https://t.co/KLsOB5dJkC
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 11月 2
@kamo_hiroyasu現場のご意見をいただけるのは、とても有難いです。有難うございます。
— ちゃーりー・やまざきさん (@tkp034_803ki) 2015, 11月 2
@kamo_hiroyasu同意見です。先生の危惧される通り、現状、上位クラスの学生でも本当にあやしいです。現状、担当科目の関係でなかなか触れられないのですが、プリント配布してでも目の届く範囲の全員に何とかしたい。
— ちゃーりー・やまざきさん (@tkp034_803ki) 2015, 11月 2
む、と思って数学Ⅰ(東京書籍)の教科書を眺めました。た、確かに扱いが小さいぃぃっっ!ところで、もし「勝手に進む高校生」にお勧めできそうな教科書などありましたら、教えて頂けますと幸いです。 QT @kamo_hiroyasuもっと体系的に… @tkp034_803ki
— ホセヲ ʞzsɾʎ (@yjszk) 2015, 11月 3
好みの問題はありますが、「大数」の増刊としてでた「数学を決める論証力」という参考書があります。ご参考となれば幸いです。
https://t.co/YBqGIEwL8q
@yjszk@kamo_hiroyasu
— ちゃーりー・やまざきさん (@tkp034_803ki) 2015, 11月 3
む!、大学入試問題から構成したもの、と。おもしろそうですね。ご紹介、ありがとうございます。書店で手に取ってチラ見するwつもりでス。 QT @tkp034_803ki「大数」の増刊としてでた「数学を決める論証力」 @kamo_hiroyasu
— ホセヲ ʞzsɾʎ (@yjszk) 2015, 11月 3
@yjszk@tkp034_803ki 『論理と集合から始める数学の基礎』(嘉田勝 著、日本評論社 刊)が定番になりかけています。その界隈(どこ?)では嘉田本で通じます。 https://t.co/Ja7flYbwHa
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 11月 3
ご紹介ありがとうございます! QT @kamo_hiroyasu『論理と集合から始める数学の基礎』(嘉田勝 著、日本評論社 刊) @tkp034_803ki
— ホセヲ ʞzsɾʎ (@yjszk) 2015, 11月 3
逆にいえば、そこそこ優秀な高校生は数学IIIなんか無視して、大学初年次の線形代数と微分積分の教科書を買ってきて勝手に学ぶことも可能です。それで入試で困ることもありませんし。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 11月 2
嘉田さんの本これか.
やはり買うか.
あとでhttps://github.com/phasetr/math-textbookにまとめるが, とりあえずツイートメモ.
正規じゃないオペレーターでスペクトラムが内点を含むもの
— たんじぇ (@f_tangent) 2015, 11月 6
@f_tangentよく知ってる作用素から探すと難しいけど行列表示で考えればいくらでもある気がした
— たんじぇ (@f_tangent) 2015, 11月 6
@f_tangent場の理論の消滅作用素は複素平面全体が点スペクトルで、生成作用素は複素平面全体がスペクトルです
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 6
@f_tangent消滅作用素と生成作用素は互いに共役で、正準交換関係があるので非正規です
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 6
@phasetr非有界とかちょっと..
— たんじぇ (@f_tangent) 2015, 11月 6
@f_tangentきちんと考えていないのですが、CAR(反正準交換関係、生成・消滅が有界になる、作用素環でも基本的で結構大事なはず)だと有界な例作れないでしょうか。ちなみにCCRでの証明は「量子数理物理学における汎関数積分法」のP224に書いてあります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 6
@phasetrあまり知らないので考えてみます(?)
— たんじぇ (@f_tangent) 2015, 11月 6
@f_tangentていうか片側シフトのスペクトルがボールやんけアホか
— たんじぇ (@f_tangent) 2015, 11月 6
こういう例も愚直に収集していきたい.
あと内点を含まない作用素の例としてはコンパクト作用素がある. 原点が集積点である以外, 全て離散的で縮退度有限な固有値になっている. コンパクトなRiemann多様体上のLaplacianもこういう性質を持つ. 量子力学で出てくるような例は大概が非有界で自己共役だが 大雑把に言って連続スペクトル部分で内点を持つ.
MarriageTheoremさんと心温まる会話をしたので.
試験科目:全て と事前宣告して、問題文が全部英語だけど内容は物理の問題で、しかも数学IIIC範囲の内容が必要で… みたいになんでもありな試験を受けてみたかった(?)
— あっきー@73.7kg (@ac_k_y) 2015, 11月 15
https://t.co/RyK2csy50L自分が受験生だったときは、今は亡き後期日程で数学色の濃い物理の問題を解いた記憶がある(ロボットアームで物を放り投げるとかそんな話だった気が)。さすがに問題文は日本語だったけど
— MarriageTheorem (@MarriageTheorem) 2015, 11月 15
@MarriageTheorem私も後期対策でそういうのをかじったことがあります。今から思うと本当におもちゃで、こんな問題,解く以上に作る方が大変だと思いますが、何か大学だとこんな面白そうなことやるのか、とめちゃくちゃワクワクさせられた記憶があります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 15
@phasetr私もあの試験は受けていてとても楽しかったですね。これを解けなかったら進路が、とか忘れてとにかく楽しんでいた記憶が強いです。
— MarriageTheorem (@MarriageTheorem) 2015, 11月 15
@MarriageTheoremああいう問題を作れる東大の教官、やはり優秀ですし、こういう問題を作ると受験生が喜ぶはずだし、何より昔の自分も楽しんだだろうという感じで同族への愛が溢れている感満載で、東大行きたいなと思わされる問題でした
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 15
@phasetr私もああいう意味で「楽しい」問題を作れるようにありたいものです(今は出題する機会がそもそもないですが)
— MarriageTheorem (@MarriageTheorem) 2015, 11月 15
私がするべきこともやはりこの辺なのかと再確認した. 地道に頑張ろう.
私の実感に合うことを書いている方がいらっしゃるようで, さらにJunInoueさんそれを適当につまんで解説してくれていたので まとめておく.
メルマガに書くというモチベーションで, あとできちんと読んでまとめたい.
#掛算に続いて #足算で狂った教科書会社の妄言に湧くTLですが、たまにはまともな事言ってるもの読みたい人は "A Mathematician's Lament" をクリック!
https://t.co/hAOFNRQQX2
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
"A Mathematician's Lament"
https://t.co/hAOFNRQQX2
ユーモアたっぷりに如何に現行数学教育が数学をつまらなくしてるかを批判したエッセイ。勿論解決策は示せてないんだけど、#掛算順序みたいな問題をある意味新鮮な切り口でバッサリ行く。
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
https://t.co/hAOFNRQQX2
要約すると
・数学は音楽やお絵かきのように娯楽性がある創造的で想像的な活動なので、そのように教えるべき。
・数学は胡散な実用性なんか口実にしなくても面白い。
・楽器も弾けない音楽教師がいないように、せめて数学できる数学教師クレ
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
何より「子供に数学を売り込むには『実用性』を口実にする必要なんかない、むしろ逆効果」というのが一周回って新鮮。子供に勉強に興味を持ってもらう為に将来の実用性をアピールする、なんて愚の骨頂。明らかに役立つ家庭科や保健も全然興味持ってもらえてないもの。
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
そもそもこのエッセイ、名言多すぎるんですよ。
"A Mathematician's Lament"
https://t.co/hAOFNRQQX2
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
数学とは説明付けのアートだ。生徒がこのアートに没頭する機会―自分で問題を見つけ、仮説を立て、発見し、誤り、もどかしい思いをし、着想を得て自分の説明や証明を作る機会―を奪うことは数学そのものを奪うことだ。 pic.twitter.com/NzQKaNs8Ep
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
社会の構成員に公式や図形のぼんやりした記憶と、それらに対する明確な憎悪の記憶を植え付けておくのが何か社会にとって良い事だとは思えないね。 pic.twitter.com/4VyrfdgDuZ
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
大体、本当に子供達が人生に役立つものを求めてると思うのかい?複利計算みたいな実用的な計算なら喜ぶとでも?皆ファンタジーを楽しむものなんだよ。そしてそれはまさしく数学が提供してくれるものだ。 pic.twitter.com/czMsZBY3KJ
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
[式を詰め込もうとナンセンスなお話を仕立てるより]本当の「物語」を教えるのはどうだろう?人類が曲線の測定に奮闘する、エウドクソスとアルキメデスと取り尽くし法の、πの超越性の物語。人類史上最も美しく強力なアイディアの一つの物語だ。 pic.twitter.com/FIBw1XJSeU
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
楽器も弾けず、音楽を聞きもしない人に音楽を習うか?鉛筆を握った事も美術館に行った事もない美術教師は?どうして数学教師が独自に数学的発見を成したこともなく、数学の歴史も哲学も動向も知らず、不運な生徒に伝える内容しか知らなくていいだろう pic.twitter.com/9gRBq3ren0
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
教えるということは情報を伝えることじゃない。生徒と誠実な知的関係を結ぶことだ。 pic.twitter.com/o0Bj05canX
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
役所で書類を書くには読み書きが必要だけど、読み書きを教える理由はそれじゃない。[…]小学生に確定申告を書かせて読み書きを教えるのは残酷なばかりか、無理だ。人が学ぶのは、今現在興味が沸くからで、そのうち役に立つかも知れないからじゃない pic.twitter.com/0eKp4PVp71
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
「梯子神話」―数学は徐々に「高度」になっていく「単元」というまっすぐ一本道に並んだ段に集約できるという考え。学校数学を、段を登る速さを競う競争にする効果を持つ。 pic.twitter.com/B6q3ECgJ8l
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
#掛算順序問題そのものに近いのも。
[算術の基礎を教えるというのが]5が7つある事と7が5つある事が同じだという、全く自明でない事実を掘り下げるという意味なら賛成だ。[でも]5×7=7×5という規則を教えこむという意味ならダメだ。 pic.twitter.com/gAppSBuX1M
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
数学で形式的証明が必要な場面は勿論ある。でも生徒が初めて数学的論証に触れる場面はそれに含まれない。[…]厳密な証明が重要になるのは何かの危機—パラドックスが起きた時だ。[…]自明な事実の証明ほど意味不明なものはない。 pic.twitter.com/3e19NJuEXx
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
子供の「せんせー、この○○って役に立つんですかー?」の真意は「役に立つなら興味持つよ」じゃなくて「この授業クソつまらないんだけど、私がこの拷問に掛けられてるのはせめて何かの役に立つからなんだよね?」なので、正しい対応は実用性をでっち上げることでなく、面白みを伝える工夫をする事。
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
#掛算が炎上する理由も突き詰めるとこれだと思う。だって必要な答えを出す上で関係ない順序に気を払うなんて「つまらない」のだ。そりゃ皆ゲームにうつつも抜かすさ。溢れる娯楽に対抗する魅力を出してかないといけないのに、何冷や水掛けて満足げにしてんのっていう。
— Jun Inoue (@jun0inoue) 2015, 11月 18
http://infinitytopos.wordpress.comは前も紹介した気はするが, ぴあのんさんのツイートが改めて発掘されたので.
「圏論ってなんか便利らしいし勉強しようかな」とか「圏論どこまで深入りすればいいかわからん」という数学徒はこれを読みましょう。
自分の圏論に対するスタンスを考えるいい材料になります。
https://t.co/DDuTxrY4c1
https://t.co/MFSV6qRehI
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 5月 2
Awodey本についてはあまり書いてないので補足しておくと、内容的にはどの分野でも使われる圏論の最小限の知識が書かれていると思ってください。証明は丁寧かつ初等的な具体例が豊富ですが、これ一冊では圏論が使えるようにはなりません。自分の専門に合わせてさらなる勉強が必要です。
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 11月 22
Awodey本の後に何を読むか:代数や幾何に使うならまずアーベル圏でしょう。計算機科学の人ならモナドと代数でしょうか。トポスは数論幾何やロジックの人向けですかね。ここでは「言葉として」圏論を使うライトユーザーしか想定してません。ヘビーに使う人はもっといろんな圏論を使います。
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 11月 22
現状, 私は仮に使うとしてもライトユーザーなので, Awodeyくらいでいいのだろう感がある. いっそ『コホモロジーのこころ』くらいでいいだろう感もある. 小嶋先生の論文を読めるくらいの圏論がどの程度なのかよくわかっていないが.
あとこんなツイートも.
凄く正直な感想としてAwodeyは内容が少なすぎて読む必要性を感じたことがない。内容も平易だし数学の知識もあまり要らないし、真面目に読めば数週間で読めるもんじゃないんですか。
— β(モチコホ) (@moticohomology) 2015, 11月 22
個人的にはやはりホモロジー代数とかから圏論に入るのが正統派だと思うし、そうしてればCWMとかも別に基本的にすいすい読める本だと思うんですよね。(当たり前でしょみたいな事柄をちゃんと書いただけというか。) 数学を勉強せずに圏論だけ学ぼうとするから大変なのであって。
— β(モチコホ) (@moticohomology) 2015, 11月 22
例えば「Hom関手Hom(c,-)がexactな対象cを射影対象と呼ぶ」とか見て「ああ射影加群の事ね」くらいは流石に分からないと厳しいものがあるというか、その状態でアーベル圏の議論が「わかった」と言われても少し疑問なのは否めない。
— β(モチコホ) (@moticohomology) 2015, 11月 22
MacLaneのCWMがよく分からないという人は、MacLaneのHomologyとか読んでみたらどうですかね。いわゆる60-70年代のホモロジー代数に由来を持つ圏論への入門としてはかなり好きな本ですね。Cartan-Eilenbergとかも。
— β(モチコホ) (@moticohomology) 2015, 11月 22
もちろんある程度数学やってる人ならCWMでも全然入門できるし、そんなに数学知らなくてもCWMをきっかけにいろいろ勉強できるのならばなんの問題もないですよね。
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 11月 22
要はAwodey本はまだ数学書の読み方にあまり慣れていない人向けってことです。
あと、私はAwodey本で圏論に入門したのですが、当時は普遍性の具体例に馴染みがなかったのでそこの理解には一定の時間を要しました。
— ぴあのん (@piano2683) 2015, 11月 22
気になる.
作用素環の河東先生が先月物性理論の論文を書いていたことを知った: http://t.co/U7W7h4QwJE
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2015, 5月 8
論文タイトルは『A remark on gapped domain walls between topological phases』. 概要は次の通り.
We give a mathematical definition of a gapped domain wall between topological phases and a gapped boundary of a topological phase. We then provide answers to some recent questions studied by Lan, Wang and Wen in condensed matter physics based on works of Davydov, M\"uger, Nikshych and Ostrik. In particular, we identify their tunneling matrix and a coupling matrix of Rehren, and show that their conjecture does not hold.
これ, 後で読もう. ついでにメルマガとかでも配信しよう.
今さらだが, メールを掘り返していたら見つけたので.
廣田良吾先生の訃報を受けました。御冥福をお祈り致します。
— takey_y (@takey_y) 2015, 1月 24
@takey_y確か、一昨年夏にはまだまだ研究者として現役で、お元気そうでしたが…
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2015, 1月 24
ああ、そうなんですか。院生時代にソリトンの研究会でお世話になっただけですが、御冥福をお祈りします。RT @takey_y: 廣田良吾先生の訃報を受けました。御冥福をお祈り致します。
— 石井晃 (@ishiiakira) 2015, 1月 24
逆散乱法とか可積分系で有名な教官だ. 全くの畑違いの私ですら名前を知っているレベル.
kentz1 さんのツイートからだ.
数の実在について最高の証明がやってきました pic.twitter.com/LdTtH6rq7q
— インターネットの墓 (@kentz1) 2015, 12月 3
@kentz1それどんあジャンルのなんという書物なのでしょうか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 12月 3
@phasetr'On What Grounds What', J. SCHAFFERです。メタ存在論の論文で、これまで「何が存在するか」と問うてきた最近の存在論に対して「何が何を基礎づけるか」という新アリストテレス的存在論を提案し、前者をやや茶化しているとおもわれます
— インターネットの墓 (@kentz1) 2015, 12月 4
写真の言葉を引用しておこう.
the existence of numbers:
- There are prime numbers.
- Therefore there are numbers.
1 is a mathematical truism.
謎い.
時枝正さんの話.
時枝正博士 (Dr. Tadashi Tokieda)のおもちゃと応用数学 https://t.co/kFAdiyHJil
— みずすまし (@nosiika) 2015, 11月 23
時枝さん, 田崎晴明さんですら絶賛していたレベルの講演巧者らしいし, ずっと気になっている. とりあえずメモ.
"芝浦工業大学 横田研究室(Yokota Lab) 数理情報研究室 数学学習教材"
http://t.co/iPTDkzJCSK
ここのページが大学数学の基礎テキストレベルのPDFを公開していて非常に有用。
— ぼり (@bori_so1) 2015, 1月 7
@bori_so1ちなみに以下のページから「言語学習教材」をクリックすると、C言語やJava、TeXの入門ページが読める
http://t.co/G6f64cIeBE
— ぼり (@bori_so1) 2015, 1月 7
これは気になる. とりあえずメモ.
ページは次のリンクから.
ちょっと引用.
今最も熱い数学トランプゲーム「素数大富豪」について、簡単なルールを紹介した上で、「ゲームの中で出せる素数の個数」に関する自由研究の成果をまとめました。 54枚のカードの組み合わせから広がる素数の世界。始まりは2から、しかし一歩進むごとにぐんぐんスケールアップしてゆく素数大富豪の可能性に、あなたはどこまで食らいついていけますか? 札幌の科学勉強会での発表用に作成したスライドです。
素数大富豪はちょっとしたサポートアプリを作ったので, 興味がある方は使ってみてほしい.
鹿大教育学部某教授「道徳は,公式を覚える数学のように決まった方法では教えられない(南日本新聞から)」
教育学部では数学って「こういう」認識なのかなぁ,はぁぁぁぁ.
— Qちゃん@先生と呼ばれるほどの馬鹿である (@Kiwamu_K) 2015, 1月 13
@Kiwamu_Kきっと個人の見識なんだろうけど,影響力あるんだろうなぁ.
— Qちゃん@先生と呼ばれるほどの馬鹿である (@Kiwamu_K) 2015, 1月 13
@ytb_at_twt@genkuroki@Kiwamu_Kあーなるほど。教育界にとって数学教育とは「決まりきった型」を覚えさせること、なんだ。だからどちらでもよいが許せず、「決まりきった型」を求めるのか。掛け算の順番の根っこがこれなんだな。納得(してちゃだめだ……)
— 修理屋アwith7人の子供 (@yam_3et) 2015, 1月 14
いやまったくひどい RT @Kiwamu_K鹿大教育学部某教授「道徳は,公式を覚える数学のように決まった方法では教えられない(南日本新聞から)」
教育学部では数学って「こういう」認識なのかなぁ,はぁぁぁぁ.
— Haruhiko Okumura (@h_okumura) 2015, 1月 14
とてもつらく切ない.
https://t.co/A9gvtSnHk4チェバ、メネラウスと言っているが、初等幾何、私は自習したのだが今必修なのだろうか。カリキュラムよくわかっていないのアレな感じある
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 1月 13
@phasetrそれ学校でやるなら、行列やって欲しいと思うのは私だけでしょうか?w
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2015, 1月 13
@kazzhori私は行列は高校でも学んだ世代ですが、大学の線型代数やるのに役立った記憶がありません。やらなかった世代とやった世代で何か差があるかみたいな教育学の研究成果ないのでしょうか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 1月 13
@phasetrすみません。統計でどうなのかは知りません。ただ、大学でいきなり行列をやるより、2×2でいいので、慣れておく方が大学でいきなりやるよりいいかな?と言うのが僕の意見です。また、平面幾何と行列を比べてどちらが数学全体に必要かと言えば、やはり行列ではないのか?(続く)
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2015, 1月 13
@phasetrと個人的には思うからです。とは言えなんの客観的データもないので、あくまでも個人的意見と言うことで理解してください。
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2015, 1月 13
@kazzhori【数学全体】という言葉をどう取るかにもよる感がありますが、行列の計算よりも初等幾何でお絵描きしながら証明みたいなのも、数学の普及というところからいけば効果あるのではと言う気もします。こちらもそういう気がするだけで当然「上手く講義できれば」という条件付きですが
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 1月 13
今見ると話が全く噛み合っていなくて申し訳なくなる. ただ一つだけ思うのは次の二点が前提になっていることだ.
行列は入るとしても数学IIIという感じだし, 平面幾何は数学IAIIBだろう. 大学で数学・数学の応用をする場面では行列必須だし, 統計学との関係で人文・社会学でも大切ではある.
高校で何を教えるべきかという問題もある. 無理にあとで役立つことを教えても, その役に立つ場面や有用性が伝わらないのなら意味ないだろう.
ちなみに私は「数学が何の役に立つかどうでもいいし, 勉強するかどうかも勝手にすればいいが, もし必要な場面で使えないなら役に立たないのはお前の方だ」とか言い放つ方なので, その辺に関しては堀畑さんよりも遥かに厳しいだろうと思っている.
他にもいろいろあるが, とりあえずこのあたりで.
以前も紹介したと思ったら紹介した動画は一次元強磁性体の動画だったので, 改めて物質の安定性に関する動画を紹介し直す.
今のマストではないから見る時間を取らないでおくが, そのうちきちんと見たい.
うわっ。時枝正さんの授業が大量にアップされてる。 https://t.co/I4lJoDl7nh
— masaya ishikawa (@kamone) 2015年2月13日
時枝正さん, あの田崎晴明さんですら圧倒されたと言ってしまうほどの 圧倒的に面白い講義・講演をするらしいので, 何はともあれ記録しておく.
【小平先生の解析入門】有名な特色は角度を厳密に定義しようとする試みとLebesgueの有界収束定理をRiemann積分の範囲でself-containedで展開しようする辺り。正に手作り数学。他にもLiouvilleの定理を小平先生は学生時代自力で発見したそうで 続
— 原子心母 (@atomotheart) 2015, 12月 28
続 それを利用して、至る所、微分可能、連続だけど微分不可能、不連続な関数の例とか作っている。解析の定性的な性質について、及びその例、反例が豊富だけど。もっと個別の面白い計算例とかにはあんまり学んだ記憶がない。
— 原子心母 (@atomotheart) 2015, 12月 28
小平先生の『解析入門』, そんな面白そうなこと書いてあるのか.
俄然気になってきた.
【後になってからこの本で微積分勉強したかったなぁと思った本】
ユルゲンヨスト、ポストモダン解析学
高橋渉、現代解析学入門
何方も早い段階からLebesgue積分と関数解析学を意識して書かれた微分積分入門になってると思った。
— 原子心母 (@atomotheart) 2015, 12月 28
ポストモダン解析学は学部の頃から気になっていて全く読んでいない. 幾何解析的なこととか興味あって, Jostもその辺の人らしいので読んでみたいとはずっと思っている.
国立理工系で漢文必須が多いのは関孝和を読むため(うぞ
関孝和 発微算法PDF
http://t.co/FEeifzRhXT
— suzuki hiroco (@hiroco2003) 2014, 12月 24
@hiroco2003@patho_logicえ〜、関孝和だけではなく建部賢弘や有馬頼徸や安島直円も読むためですよ〜
東北大学和算資料データベース http://t.co/EfAwoAXIKy
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2014, 12月 28
@kamo_hiroyasu鴨先生、恐れ入ります。
http://t.co/OgG2c7rPZT
— suzuki hiroco (@hiroco2003) 2014, 12月 28
真面目な話、センター試験レベルの漢文読解力で『発微算法』は読めます。センター試験レベルの古文読解力で『塵劫記』は読めません。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2014, 12月 28
今のところあまり読む気はしないがとりあえずはメモだ.
つらい報告を見た.
うちの場合
1回前期:集合写像
1回後期:位相I、線型代数I
2回前期:位相II、線型代数II、解析I
2回後期:解析II
みたいな感じで最初の2年が終わるんだけど、これはヤバイ。分かる人には分かると思うけど、ヤバイ。
— 万博@まだまだ童貞 (@bampaku) 2015, 12月 29
何がヤバいって、1回生がふるいに掛けられてる感じがヤバイ。高校数学で数学大好きだった人たちの目が1年でどんどん死んでいく。
2回生で初めてε-δに出会うのがヤバイ。その頃にはみんな死んでる。あと、高校の微積をもう忘れてる人もいっぱいいる。
— 万博@まだまだ童貞 (@bampaku) 2015, 12月 29
3回生になったら自分の専門に分岐していくんだけど、その段階で群も多様体も微分方程式も知らないのがやばい。不十分なんじゃなくて、その言葉すら聞いたことない。
そして、これが教育学部なのがまたヤバイ。
— 万博@まだまだ童貞 (@bampaku) 2015, 12月 29
統計学入れ忘れたけど、確か2回後期だったかな。試験しか行かなかったから覚えてないや。
— 万博@まだまだ童貞 (@bampaku) 2015, 12月 29
「電子計算機」っていう、数値計算の講義も必修だったけど、最終レポート出さなかったら単位が勝手に落ちていった。
— 万博@まだまだ童貞 (@bampaku) 2015, 12月 29
Q:群はどこで習うのですか?
A:3回前期です。
Q:環は?
A:3回後期です。
Q:体は?
A:習いません。代数学のゼミに進んだ人だけやる可能性があります。
Q:微分方程式は?
A:3回後期です。
Q:多様体は?
A:幾何学のゼミに進んだ人だけやる可能性があります。
— 万博@まだまだ童貞 (@bampaku) 2015, 12月 29
黒木さんのツイートメモ.
https://t.co/Nula5WTfGo
どうして普通に1年生で線形代数と微積をやらないのか?数学的具体例を知らない段階で「集合と位相」や「位相I,II」についてイメージがわかない授業をやると学生は確実に死ぬ。教えている側は全部直観的に考えているのだが、学生の側は完全に逆。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 12月 29
ぼくは大学新入生のときに、これ以上ないくらい易しい解析学の講義で教わった。なんと1年間のあいだ実1変数函数の微積分と級数の話しかやらないという講義。内容はε-δで厳密なのだが、抽象度の高い定理の証明は後回しにするという新入生にとてつもなく優しい講義。あれはラッキーだった。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 12月 29
あれだけ丁寧に教われば、一様連続やら一様収束程度の事柄を扱う述語論理の取り扱いが自然にできるようになる。
計算は化学や物理の授業なんかを聴いていればできるようになる。特に大学1年のときの化学の授業はすぐに1次元のシュレーディンガー方程式を解き始めるような内容だった。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 12月 29
大学生が数学を楽にマスターするためには、数学の授業を聴くだけではなく、数学を使う自然科学や工学関係の授業にも出席した方が得だと思う。
問題は数学科の卒業生しか身に付けていない類の特殊能力(述語論理を正確に扱う能力)をどこで身に付けるか。最初は知識よりも論理的スキルが大事。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 12月 29
数学を理解するために必要な論理的スキルは、「直観を廃して純粋に論理的に正確な推論をできること」ではなくて、「直観的に適当な説明だけで論理的に厳密な証明がわかってしまう能力」のことなんですね。ひとことで言えば行間(ギャップ)を埋める能力。これを身に付けるとものすごく楽になる。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 12月 29
身に付けようと思ったら、1~3年程度、地道に努力するしかない。ただし、授業に地道に出ても身に付かない。体力トレーニングに似ていて、自分の体(脳を含む)を使う継続的なトレーニングが必要。そして大事なことは、論理的スキルのトレーニングは目標ではなく、数学を理解するための手段。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 12月 29
練習を積めば、必死になって考えこまなくても、簡単な証明なら手が勝手に書いてくれるようになる。簡単な証明まで時間をかけて必死になって考えなければわからない段階に留まっていると苦しくなる一方になる。あれは本当につらい。楽をしたければ自分自身のスペックを上げるしかない。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2015, 12月 29
いま中高生向けの現代数学講座的なものを考えているのだが, 構成をどうするか迷っている. 抽象論の前の具体的なところで何を設定するべきか. 力学で山程微分積分の具体例を計算するというのも考えている.
フィールズ賞取ると、ぎりぎり賞を逃した人よりその後の業績は減るが長生きはするという統計があるそうな。数学者なら飛行機が落ちて死ぬより高い確率でフィールズ賞に当るのでシリアスな問題らしい。KollárによるAMS会報の記事。 http://t.co/TP7LIKo15N
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2014, 12月 28
Fields賞受賞者自体がめっちゃ限られているデータにどの程度の意味があるのかがまずわからない. 記事読めばわかるのだろうが, 「ぎりぎり賞を逃す」概念はどう定義されているのだろうか. 統計に対する深刻な理解力不足を感じている.
勉強するべきことはたくさんある.
“The Étale Topology: a paean in honor of Grothendieck,” slides from a lecture by John Hubbard http://t.co/m1cTrqWYRR[pdf]
— Geometry Fact (@GeometryFact) 2014, 11月 17
全くわからないが, 何となくメモしておく. トポロジーももう少しきちんと勉強したい. あとSGL.
【「無限、ってめちゃいっぱいある」からの全単射: R→ $R^2$ - Togetterまとめ】
http://t.co/PhXqVABPLF
— alg_d (@alg_d) 2014, 10月 11
久し振りに見た. 学部一年でやることとはいえ難しい. 直観も効かない.
こういうのを圏論ベースでやる話とかありそうだが, 何か参考文献知りたい.
人生が嫌になったときはボードレールに頼るべきではなく、例えばヒュームの因果律批判やライプニッツを研究するべきだ。というのも、どうやって悲しみで悲しみを打ち消したり、詩で悲しみに対して戦うというのだろう。私は悲しい人間は数学に携わるべきだと言いたい。(1930年、19歳の時の手紙)
— シオラン (@Cioran_Jp) 2014, 10月 9
ボードレールもヒュームも, この文脈でのライプニッツもわからないが, 【私は悲しい人間は数学に携わるべきだと言いたい】は 人類史に永久に刻みつけておきたい言葉だ.
ちなみにシオランというのが何者なのか. Wikipedia でちょっと調べた以上のことは何も知らない.
Bayes's Theorem: What's the Big Deal? https://t.co/IlXolFhmTZ#science
— 日経サイエンス (@NikkeiScience) 2016, 1月 7
何か面白そうだし後で読む. いつも通りまずはメモ.
読んでる | 数学イノベーション戦略について:文部科学省 http://t.co/vq8FMSvJfL
— Iwao KIMURA (@iwaokimura) 2014, 10月 8
数学イノベーション戦略, これ面白そう. あとでちゃんと読もう.
まだよくわかっていないのだが, この間でふと思い出したときにy_bontenさんにTogetterを教えてもらったのでとりあえずメモ. ついでに他の気になるTogetterも置いておく.
ここまで基本的なところの勉強不足はさすがに恥ずかしい.
"名人訪談:我的成功之道──菲爾茲獎得主森重文 Interview with Celebrities: Fields Medal Recipient Shigefumi Mori" を YouTube で見る https://t.co/A2ZTL1WhYI
— math_jin (@math_jin) 2016, 1月 9
森さんが学問的態度に関して話している動画. 1:10しかないし英語だが英語の字幕はあるので, 気になる人は見てみよう.
あと森さんが喋っているところをはじめて見た. 気難しい数学者や堅苦しい数学者, 私の観測範囲では見たことないし, ふだんの状況で話してみて堅苦しいことはないと思っているし, 京大の人ならそれなりに気楽に話しかけられるのだろうと思っているが, やはり今でもFields賞受賞者とかいうと何というか, 壁を感じる.
前に一度, 修士卒業前の東大の講演会にスピーカーで来て, サインももらった広中平祐先生(さんづけの方がいい?)は, 気楽に喋ったこともあってもうあまりそういう感じないのだが. 不思議なものだ.
世間一般だと「数学者」「学者」というだけで相当のハードルを感じるだろう. 出てくるのがだいたい堅苦しい説明をさせられるときばかりで, そういう場面でいい加減なことをいうわけにもいかないから, 割と厳しめな感じになるし, こういろいろな事は思う.
居酒屋にホワイトボードがほしい勢
— 非線形 (@_mod_p) 2016, 1月 9
@_mod_pトイレとかエレベーターとかありとあらゆる場所にチョークと黒板置いておきましょう
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 10
— 非線形 (@_mod_p) 2016, 1月 10
@_mod_pIHESあたりもそうだった記憶あります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 10
@phasetrべんりなような気もしますが「あっちで議論しよう」でもいいようなw 実際同僚と議論するときは「あちらの部屋で続きを」という感じで動きますからね。ずっとトイレにいたくはないですw
— 非線形 (@_mod_p) 2016, 1月 10
@_mod_p数学者にそんな正気が残っていればいいのですが
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 10
実際に IHES のトイレやエレベータに黒板があるかどうか忘れてしまったし, どう検索したものかも厳しい. Newton institure だったのを勘違いしている可能性の方が高くなってきた.
とりあえず男性用トイレにあるという情報もあり, 女性用トイレにもちゃんと黒板があるという情報を得た.
The Newton institute has an actual blackboard in the ladies toilets. Think I might have just found my spiritual home.
— Hannah Fry (@FryRsquared) 2013, 3月 26
トイレはちょっと, という話をしたが, 本当に狂気なのはトイレ以上にエレベーターという気がする.
ABC予想の「今」が分かる良質記事3本
・Brian Conrad(邦訳)
https://t.co/q91RStPr6Y
・Ivan Fesenko
https://t.co/5ePQAKjpf9
・Quanta Magazine
https://t.co/rxVFVmHGKB
— math_jin (@math_jin) 2015, 12月 30
ABCは全く追いかけていないので不明だが, math_jinさんが謎の追跡をしまくっているので宣伝協力していきたい. 私も何かのトピックに関してはこのくらいやりたいところだが.
最近『圏論の歩き方』の西郷甲矢人さんの記事でAQFTに再びはまりつつあるので何かその辺やりたい.
前もツイートしたが, 西郷さん, 小嶋先生を説得してミクロマクロ双対性を学ぶための数学の教科書を書かせてほしい. いまある本, 数学の前提知識多すぎて全く対応できない. できることなら協力は惜しまない.
有名な話であるが、広中先生はフィールズ賞受賞後に天皇の前で特異点解消の講義をするために大変な努力をされ、尖点特異点の解消について明瞭な図解を考案し、専門家でない聞き手にもわかる20分間の講義を見事にやり終えて「質問はございますか?」と聞くと、天皇は一言「標数pはどうなんですか?」
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016, 1月 5
@FumiharuKato@iwaokimuraそのとき陛下は解ってらしたのかしら?
— hoshi2011 (@Exphysicist) 2016, 1月 5
@Exphysicist@iwaokimuraそれはわかりませんが、しっかり予習されていたのは確かですね。
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016, 1月 5
@FumiharuKato@iwaokimuraなるほど、さすがに学者の家系でいらっしゃいますね。改めて敬服いたします。
— hoshi2011 (@Exphysicist) 2016, 1月 5
こういうのを見るたび陛下への畏敬の念を新たにする. あと【尖点特異点の解消について明瞭な図解】というのを見てみたい.
生物学科の学生だった頃、形式的な無限m進展開で表される「数」で方程式論をするという暇なことを考え、とある数学の先生に見せたところ「これはヘンゼルの補題というものだよ」と教えてくれた。専門書のヘンゼルの補題を見てもチンプンカンプンだったので、とりあえずそれを解読することから始めた。
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016, 1月 6
@FumiharuKato何週間かその本と格闘して、本当にそれが自分の見つけた定理と同じものらしいと気付いたときの天にも昇るような感覚は今でも忘れられない。しかも射影極限など、そこで用いられている諸概念は私が一生懸命言葉にしようとしていた数々のものを、実に見事に言い表していた。
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016, 1月 6
@FumiharuKatoそうこうしているうちに、私はスッカリ数学の虜になってしまい、生物学科から数学科に転向することにしたのです。そのときの私の暇で雑な理論(?)をまともにその教授が取り合ってくれたことを、今でも私はとても感謝しています。
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016, 1月 6
@FumiharuKatoちなみにその本というのは、裳華房の『可換体論』でした。
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016, 1月 6
@FumiharuKato生物学科の大学生にそんな難しい本を勧めるという無茶をしてくれたことにも感謝しています(笑)
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016, 1月 6
@FumiharuKatoだから出来合いの理論や解法の流儀ばかりが数学ではないというわけなんでしょうね。多少の無茶や雑さも大事なんでしょうね。雑でもいいからできるだけ徹底的に調べてみてほしい。無手勝流で良いから自分で何か定理を証明してみると何か良いことがきっとあると思います。
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016, 1月 6
@FumiharuKatoそんな感じで雑かもしれないし無茶かもしれないけど、徹底的に考えれば何でもできちゃう的なところが数学の「自由で合理的」なところだと思うんですよね。だから細かいところは本当はどうでもいいんです。式の「意味」なんてものに目くじら立てる必要も本当はないんだと。
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016, 1月 6
@FumiharuKato…Henselの補題から数学を始めた人が、四半世紀後の現在はHenselian Rigid Geometryとかやっているということに気づいた。やれやれ、なかなか抜け出せませんな…
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016, 1月 6
@FumiharuKatoちなみにその私の恩人の教授というのは、私の生まれ故郷にある国立大学の数学科の教授(もうとっくに退官している)で上から読んでも下から読んでも同じ方です。
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016, 1月 6
感動的すぎる. 私もこういうのやりたい.
よくわからないが鴨浩靖さんのブログ・コメント. 冒頭部だけ引用.
証明の主要部分にコンピューターによる計算が含まれる数学の定理としては四色定理[Appel & Halen 1977]が有名ですが、それが最初ではありません。整面凸多面体の分類の完成[Zalgaller 1967]があります。前者が当時話題になったのと比べると、後者はほとんど話題になりませんでした。なぜでしょう?
詳細を全く知らないのだが, 元京大で早稲田も退官されているっぽい西田孝明先生の計算機援用解析, アレは数値計算をどう使っているのだろう. 厳密な証明に援用しているとかいう記憶があるが, 正直よくわかっていないし, この記憶も間違っている可能性がある.
解析学賞ももらっていたはずで, 結構気にはなっているのだが. どなたかご存知の方は教えてほしい. 西田先生ご本人が降臨したら爆笑する.
数学苦手でも宇宙に行きたくて…JAXA岩田直子さんという記事があったので. 新聞のサイト, すぐにページがなくなるから全文引用したくなる. 悩んだが全文引用することに決めた. 最後にまとめておく.
はじめに気になったのは【数学苦手でも】というタイトル. みな総出で数学苦手苦手と本当にうんざりする. めっちゃネガティブな印象与えるし本当にやめてほしい.
しかしぱらぱらっと読んでいて, 他のセンター試験は成功、でも… 宇宙女子「可能性信じて」も読んで一番気になったのは次の部分.
受験勉強は今しかやれないことです。
受験というか大学で学ぶこと, 大人になったらもうできない社会なのかというあたり. 「大学で」の限定すらつかないのかもしれない. それが何よりつらい.
で, 以下記事の全文引用. 新聞とかのサイト, 本当に記事へのリンクずっと残してほしい.
宇宙飛行士を夢見て理系の大学に入りたいのに、苦手な科目は数学と理科。宇宙航空研究開発機構(JAXA)技術者の岩田直子さん(33)は、1日20時間の猛勉強でその壁を乗り越えました。今は2月に打ち上げられる最先端の天文衛星の設計担当者の一人として、再び追い込みの真っ最中です。
「どうすれば宇宙飛行士になれますか」;
高校2年生のとき、旧・宇宙開発事業団(NASDA)=現・宇宙航空研究開発機構=に電話をかけました。対応した女性職員の方が「大学を出て、宇宙飛行士の募集があったら応募してください。今は、勉強にしっかり励んでくださいね」とやさしく説明してくれたんです。その後、事業団についての資料が自宅に届きました。「勉強を頑張ってください」という手紙も添えられていて、感激しました。
宇宙飛行士を目指すようになったのは、小学生のときです。読書が好きで、宇宙についての本や図鑑を読んで、「宇宙ってどんな所だろう。行ってみたいな」と思っていました。毛利衛さんがスペースシャトルで宇宙に行ったのも、そんな頃です。初めて職業としての宇宙飛行士の存在を知り、目標になりました。中学生のときに宇宙飛行士の応募条件を調べると「自然科学系の大学を卒業」という項目があって、理系の大学に進学しなくちゃと思い定めました。
■国語は学年1番、数学は真ん中より下
高校は、地元の奈良県の公立中学から大阪教育大学付属天王寺高校に進学しました。大学の志望先は航空宇宙工学を学べるところを考えて、前期は京都大学、後期は名古屋大学を受験すると高3の春に決めました。親は「国立大じゃないと学費は出せない」と話していました。3人きょうだいの一番上だったので、もしも受験に失敗したら浪人せずに働いてほしい、とも。何としても現役で国立大の理系に合格しなければなりませんでした。
でも、高校では数学や理科が苦手だったんです。中学までは不得意ということはなかったんですけどね。積分や複素数とかになると、概念もうまく理解できなかった。教科書を読んで何となくわかった気になっても、いざ問題を解こうとすると、理解が足りずにダメでした。高2の学年全員の試験では、数学は下から数えた方が早いくらい。読書が好きだったおかげか、国語は1番ということもあったんですけど。
センター試験の対策を本格的に始めたのは、11月末から。文化祭や音楽祭に一生懸命な学校で、一連の行事が終わってからです。数学は、問題を解くことをひたすらやりました。何で間違えたのかをチェックすることで、理解していなかったことが見えてきました。間違えた問題は、時間が経ってから再び解いてみることを繰り返しました。覚えなくてはいけないことは、読むだけではなくて、ノートに実際に書いて覚えるようにしました。
学校がある天王寺キャンパスの食堂で午後10時ごろまで友達と勉強して、それから家に帰っても勉強していました。焦りはものすごくありました。勉強すればするほど、まだ出来ていないことが浮き彫りになって。「これじゃ終わらない。どうしよう」と思って泣きながら勉強したこともあります。あまりに不安なときは友達に電話して気持ちを落ち着かせていました。
■1日20時間「自分の夢のため」
センター試験の数学は、そんなに悪くない点数をとれました。でも、京大ではセンター試験の結果はあまり反映されません。センター試験が終わった後は、2次試験への追い込みで1日20時間も勉強したことがあります。睡眠時間は1日平均3、4時間。入浴、トイレ、睡眠、ご飯以外はずっと机に向かっていました。体調は崩しませんでしたけど、視力は1・2から0・6に落ちました。問題の字がぼやけて見えなくなってしまい、慌てて眼鏡をつくりに行きました。
「自分の夢のためにやるしかない」という思いが勉強の支えでした。京大の2次試験を受験する前には「やりきった」という思いはありました。京大でも数学が壁になっていました。2日間の試験日の初日に数学があって、出来が良くなくて落ち込みました。「これは厳しいかも」と。京大が終わった後は、気持ちを切り替えて、後期の名大に向けて勉強しました。京大は結局、不合格。私立の併願はありませんから、「落ちたら働くしかない」という、後がない状況に。名大に向けて、1日20時間の勉強を続けました。
名大では、航空宇宙工学科よりも倍率が下がる物理工学科を受けました。勉強する内容はそれほど変わらないだろうと思って。名大の2次試験では手応えがありました。合格発表を名古屋まで見に行って、自分の受験番号を見つけたときは、ほっとしました。もしも落ちたら、働きながらもう1回大学を受験しようかと考えていたので、喜びよりも安心感がありました。
■誰でも宇宙に行ける時代を目指して
大学では、物理工学と航空宇宙工学の両方の授業に出ていました。宇宙飛行士の夢は持ち続けていましたが、自分が宇宙飛行士になるだけでいいのだろうか、という思いもわいてきました。
きっかけは大学2年のときのインド旅行です。長距離列車で乗り合わせた中年の男性客と英語でしゃべるうちに、「宇宙飛行士になりたいと思っている」と話しました。すると、男性は「日本人はうらやましい。自分には非現実的すぎて、夢でも思ったことがない」。その言葉に衝撃を受けました。短絡的かもしれないけど、自分が宇宙に行けるだけではなくて、誰でも宇宙に行ける時代にしなくちゃならないな、と思いました。
スペースシャトルのようなものを日本でもつくることをテーマにした研究室が九州大学にあったので、大学院はそこに進みました。院を出た後も宇宙船の開発をしたいと考えて、就職先にはJAXAを志望しました。エントリーシートには、宇宙船の需要を呼び起こしたいことや太陽光エネルギー以外で発電するような衛星をやりたいことを書きました。
JAXAに入って2年目の2008年から、今年2月に打ち上げるX線天文衛星「ASTRO―H(アストロ・エイチ)」の熱設計を担当しています。人工衛星の表面の温度は、宇宙空間で太陽光の直射を受けると150度、当たらなければマイナス100度にもなります。機器が正常に動くよう、配置などを設計する仕事です。
数学と物理がすべての仕事の基本です。実際に衛星をつくるメーカー側に説明するときも、根拠は数字で示さなければなりません。知識だけじゃなく、数字を使って論理的に説明できることが理系の人間に求められることだと思います。最初の頃は自分が一番未熟で、衛星のプロジェクトと共に成長してきたようなものです。「受験勉強であれだけ集中できた」という自信が支えになりました。
前回の宇宙飛行士の募集があったのは、ASTRO―Hの仕事を始めたころ。「3年以上の実務経験」が求められていたので応募しませんでしたが、また募集があったら、応募するかもしれません。
ずっと担当してきたASTRO―Hの打ち上げがようやく見えてきて、自分が担当したものが本当に宇宙に行くんだな、と感慨深いものがあります。今は、打ち上げ後に後悔しないよう、シミュレーションや衛星の目視を重ねています。
受験勉強は今しかやれないことです。私も、最後まで頑張らなければ、この職場にはいなかったかもしれません。受験生の皆さんには、試験日までという限られた時間を精いっぱい使って、頑張ってほしいと思います。(聞き手・鈴木康朗)
いわた・なおこ1982年生まれ、大阪市出身。2005年に名古屋大工学部卒、07年に九州大学大学院修了後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に就職。2月12日に打ち上げを控えた日本の次世代X線天文衛星「ASTRO―H」の熱設計を担当した。巨大ブラックホールなどを観測するASTRO―Hによって、宇宙の構造の解明が進むことが期待されている。33歳。
スペクトルの存在範囲を調べるときの証明方法とか、基本的にレゾルベント集合を調べて示したはずなので、幽霊感というか補集合感はけっこうあったな
レゾルベント集合が人間でスペクトルは幽霊だとか言われたら、実用的な面から言ってまあわけわからんのだけども(イメージあるなら誰か教えて下さい)
— Tominaga (@masayotominaga) 2014, 10月 2
@masayotominaga固有値として直接定義できる有限次元と違って定義そのものがレゾルベントの補集合となっているので、証明方法はどうしようもない感がないでもないです
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 10月 2
@phasetr確かに全単写「であること」の方が示しやすいのは確かですね…
— Tominaga (@masayotominaga) 2014, 10月 2
@masayotominaga後のポイントはレゾルベントが有界作用素として定義してあることです。有界ならありとあらゆる乱暴なことがかなりうまく働くので
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 10月 2
@phasetrえっと、「レゾルベントが有界作用素として定義してあること」とは実数の集合としてのレゾルベント集合ではなく吉田近似をするためのあれのお話でしょうか(両者の関連についてあまりよく理解していないもので…)
— Tominaga (@masayotominaga) 2014, 10月 2
@masayotominagaスペクトルを調べるのに作用素としてのレゾルベントを使う方の話です。私がやっているのは主に複素ヒルベルト空間の話ですが、(A-zI)^{-1}をzの複素関数と思って解析接続していってスペクトルを調べるとかそういうのをやります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 10月 2
@masayotominagazが複素平面内でレゾルベント集合に入っているなら(A-zI)^{-1}は有界作用素なので何かこう色々やりやすいという話で、作用素としてのレゾルベントを介してレゾルベント集合を調べることでスペクトルを同定しにいくというのが私の界隈の作用素論であります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 10月 2
@phasetr例えば非有界作用素Aはどのようなものかお聞きしてもいいですか?
— Tominaga (@masayotominaga) 2014, 10月 2
@masayotominaga私の場合は場の量子論のハミルトニアンです。ゆきみさんあたりが多少関係しているのは量子力学のシュレディンガー作用素で、シュレディンガーを微分方程式と見るよりも作用素と見て作用素特性調べたい時にちょこちょこ作用素としてのレゾルベントの解析が出てきます
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 10月 2
@masayotominaga特にスペクトルに固有値がある場合、固有値は複素関数(A-zI)^{-1}の極(必要なら内積をとって本当に複素関数にする)になるのでそれを使って固有値の情報を取りに行きます
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 10月 2
@masayotominagaもっと一般にはレゾルベント自体グリーン作用素と呼ばれてこれの作用素核関数としてのグリーン関数調べたり、多様体上のラプラシアンのグリーン作用素からスペクトルを調べて幾何的な情報を引き出す話まであります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 10月 2
@phasetrなるほど、興味深いお話をありがとうございました
— Tominaga (@masayotominaga) 2014, 10月 3
役に立つことが言えた気がしないが, とりあえずまとめておく.
吉田近似もそれなりに有界性ちゃんと使っていた記憶がある. Hilbert・Banach空間系の枠組みでやっていれば, 微分作用素はたいがい非有界なはずだ. もちろん超関数の空間だと連続になってしまう.
あと有界領域でのLaplacian(もう少し一般に楕円型でも言えたはずだが)は, それ自身非有界でもレゾルベントが有界どころかコンパクトにさえなり, 幾何解析や調和積分でも大事なはず.
よくある勘違いだけど、クレオパトラはエジプト人ではない。ギリシャ系の美人だった。 (画像は『マンガ 構造がわかる世界史』より)
#tvtokyo #新世界七不思議pic.twitter.com/skTdnMgSwx
— 矢野けんご (@yanoken2014) 2016, 1月 8
@yanoken2014@iseakiraクレオパトラのルーツはアフリカ系、英BBCドキュメンタリーhttps://t.co/SfdmcFGG97
こういう話もありますね。
— オメガ@オムライス (@omega_motoaki) 2016, 1月 12
@yanoken2014@swimmy_colleたけしの番組では、クレオパトラの妹のアルシノエは骨が見つかっていて鼻の付け根の高さなどヨーロッパ系白人の特徴があるけれど、後頭部から額にはアフリカ系の特徴も見られる。つまり混血なんではと。ちょうどお正月にやってましたよ
— イングヴェイ・真備ルスティーン丙提督 (@microCassette2) 2016, 1月 12
@yanoken2014@lurururunそんな知識より絵が可愛い
— ヒロヒロ (@99Hirotu) 2016, 1月 12
歴史的詳細は全く知らないが, 個人的一番のポイントは最後の「絵がかわいい」というところ.
軽く見た範囲では, 一昔前のはとりあえずおくにしても, 学習マンガの系統は何かやたら微妙な感じの絵が多い.
昔のはもう時代がわからないから何とも言えないし, 学問の発展と突き合わせる必要もあって内容的にも 刷新が必要なのだろうと思うが, それ以前にマンガで読もうとする層に合わせて, 適宜絵というか絵柄も刷新しないといけないのか, というのは感じる.
私もマンガ的なところは何かしたいと思っているので, それなりに参考にしている. もっと資料は収集しないといけない.
http://t.co/xwDGQ1uMdj
なんか2147483647までの整数ならいろんなことを教えてくれるサイトみたい。
— れんま(86.1kg) (@tononro) 2014, 9月 29
変わったサイトがあるものだ, というか謎の情熱を持つ人がいるものだ, という感じ. 何はともかくメモ.
いま現代数学観光ツアーの企画を進めている. そろそろ講座作成が一段落するので, 次のミニ講座で何を作るかを考えていて, ちょっと黒木さんに相談してみた記録.
@genkurokiどなたに聞くといいものかよくわからないちょっと長めの質問をさせてください。https://t.co/uDptxVOLfTの関係でアンケートも取っていて、そこで分野間の関係を知りたいという要望があります。続
— 相転移P (@phasetr) 2016年5月18日
@genkurokiそれで解析学から流す代数学という感じの30-50ページくらいの導入ミニ講座を作ろうと思っています。群はユニタリ表現論まわり、環は加群十話的な代数解析まわりでちょろっといろいろな数学の絡み合いを見せようと思っています。で、問題は体で何をどうしようかと
— 相転移P (@phasetr) 2016年5月18日
@genkurokiある程度体の入門的一般論にも触れられるような話題がよくて、特にガロア理論が絡められればいいなと思っています。微分ガロア理論はどストレートに関係ある感じがしますが、他にも代数関数体とかp進解析とかはどうなのだろう、と思っています
— 相転移P (@phasetr) 2016年5月18日
@genkuroki体の入門的一般論からそれなりに発展的で広がりのある話題へ繋げられる数学的パスについて何かいい案があれば教えて頂けると嬉しいです
— 相転移P (@phasetr) 2016年5月18日
@phasetr解析学で体と言えば、実数体と複素数体の話をするだけで、いくらでも時間を潰せそうな感じがします。個人的に好きなのは、有理数体と複素数体のあいだの体の階層の話。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
職質されちゃったよ。続く
@genkuroki@phasetrまず、複素数体で代数学の基本定理が成立するという話は面白いと思います。たくさんの証明法がある。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
有理数体係数の1変数多項式の根になるような複素数全体も体になる(有理数体の代数閉包)。
それ以外の複素数にとよ
@genkuroki@phasetr有理数から出発して定規とコンパスだけで作図できる数の全体は、有理数体の代数閉包の部分体になっている。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
有理数から四則演算とn乗根を取る操作を任意有限回繰り返して得られる数の全体も有理数体の代数閉包の部分体になっている。
@genkuroki@phasetr有理数体の代数閉包の内側は純粋に代数的な世界という感じ。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
そのその外側にどれだけよくわかる数があるかを主題にして書かれた本が例の『0認識問題』の本。この本は非常におすすめ。解析とのからみで参考になる話が結構含まれているかも。
@genkuroki@phasetr周期と呼ばれる数の全体の集合は複素数体の部分体になっていて、有理数体の代数閉包よりも真にでかいで
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
@genkuroki@phasetrす。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
体の典型例として、複素数体の部分体の話をしたのですが、函数で構成される体の例も重要です。連結リーマン面上の有理型函数全体の体は特に重要。有理型函数がたくさん存在することの証明には函数解析が必要になります。
@genkuroki@phasetrちなみに、定数ではない有理型函数が開写像になることを使えば、nが3以上の整数のとき、方程式X^n+Y^n=1の解をリーマン球面上有理型函数全体の体の中で探すと定数解しか存在しないことを、分岐被覆のトポロジーを使って示めせます。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
@genkuroki@phasetr要するに、有理数解ではなく、リーマン球面上の有理型函数解で考えれば、学部レベルの数学でフェルマー予想が容易に示せるのです。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
体論にこだわらずに、体になってしまっているモノの方に注目すれば幾らでも数学話をできると思います。
@genkuroki@phasetr数と函数は似ている。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
有理数⇄有理函数(=リーマン球面上の有理型函数)
代数的数⇄代数函数(=コンパクトリーマン面上の有理型函数)
周期⇄ある種の積分表示を持つ函数
これはどれも体をなします。
@genkuroki@phasetrあと、函数でのテーラー展開やローラン展開を有理数の方でやると自然にp進体に至る道がひらかれる。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
@genkuroki@phasetrRだけでなく、Q_pが得られたら、それらすべての制限直積でアデール環が得られます。アデール環は局所コンパクト環になり、ハール測度が入り、その上で積分ができます。これは実は直線上の函数全体にわたるファインマン積分の類似物。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
@genkuroki@phasetrファインマン積分は解析学的に扱いが面倒ですが、アデール上の積分は普通の積分なので易しい。ファインマン積分の話が出たら、ウィーナー測度の話もできる。そういう話の数論的類似物があって数論で超大活躍している。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
@genkuroki@phasetrエドワード・フレンケルさんの本は読みましたか?ヴェイユのロゼッタストーンにさらに物理を付け加えるべきであるという純粋数学的に非常にもっともな話が書いてあります。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
@genkuroki@phasetr理論物理学者は数学的厳密さを犠牲にして汎函数積分を形式的に実行して色々あたりをつけてみるということやるのですが、汎函数積分の数論的類似物はアデール上の積分になります。全部繋がる。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年5月18日
@genkurokiいろいろとありがとうございます。アデールとか数論周りは全く知らなくて発想もなかったので助かります。フレンケルの本もまだ手元にすらないので読んでみます。
— 相転移P (@phasetr) 2016年5月18日
何からはじめよう? 自分自身楽しみでならない.
メビウスの帯ならぬメビウスのショーツっていうのがあるとは知らなかった。
妙なパンツだけど,はけないこともなさそうw
Möbius Shorts -- from Wolfram MathWorld http://t.co/UqC0GPDuGf
— Great Icosahedron (@Polyhedrondiary) 2014, 9月 25
はっ…!帯じゃなくて下帯…。
Möbius Shortsの訳語として,「メビウスの下帯」以上のものはないのではあるまいか。
http://t.co/InV3oFo95E
RT メビウスの帯ならぬメビウスのショーツっていうのがあるとは…
— Great Icosahedron (@Polyhedrondiary) 2014, 9月 25
「メビウスの褌」で検索したら,全然コレジャナイのが…。
/南な暮らし方2:21世紀型メビウスの褌(実用新案未定) http://t.co/5hkmkLVy1R
— Great Icosahedron (@Polyhedrondiary) 2014, 9月 26
「メビウスのふんどし」だとさらに輪をかけて意味不明。
メビウスするっていうのもここ数日話題の新造語ですかねぇ…。
"そう言えば朝きちんと着けた越中ふんどしが、夕がたズボンを脱ぐと、ありの門渡りでメビウスしてることってありませんか?"
http://t.co/NtqRu78RsO
— Great Icosahedron (@Polyhedrondiary) 2014, 9月 26
@morikuni_net裏返すのでなく,上下ひっくり返すだけで二日はくことが可能です。画期的かもw
— Great Icosahedron (@Polyhedrondiary) 2014, 9月 25
よくわからないがとりあえず記録しておく.
これからのビジネスマンに欠かせないスキルは「数学」だ!という記事があった. 本当か? という感じが色々な意味であるが, とりあえずいくつか引用.
「多くの人が役に立たないと思っている数式を、新しいサービスに落とし込む発想を生んだ点で彼らは天才的でした」;
数式という表現がどうなの, という気はする.
巨万の富をもたらした検索エンジンの仕組みは、冒頭のように理系学生であれば、誰もが学ぶ数学で成り立っていたのだ。グーグルの慧眼は、急成長するインターネットの世界に、数学が応用できると「ピンときた」点にあるだろう。
ページランク, たくさんある検索の基準のうちの 1 つというだけだし, 最近はページランクどうなの, という話もあると聞いている.
日本ではあまり知られていないが、グーグルは「数学の塊」のような企業だ。まず、社名からして、10の100乗を意味する「グーゴル」をペイジが綴り間違えたことに由来する。
そして、共同創業者であるセルゲイ・ブリンと、ペイジの2人は、共に親族に数学者がいる「数学サラブレッド」であるユダヤ人家系に生まれている。
旧ソ連出身のブリンの父親は数学を教える大学教授、母親は宇宙分野の研究所などで働く科学者だった。米国生まれのペイジも、人工知能を研究する大学教授の父と、コンピュータ分野で教鞭を執っていた母親に育てられている。
幼いころから数学的な素養を培ってきた2人が、IT産業の集積地である米シリコンバレーの大学院で知り合ったことが、数学とビジネスの新しい化学反応を引き起こしたといえるのだ。
そして現在、グーグルは世界中の名門大学の数学人材を雇いまくっている。
本誌の調査によると、米スタンフォード大学や米マサチューセッツ工科大学(MIT)など名門5大学に絞っても、数学を専攻した社員数は少なくとも延べ338人を数える。数学の応用分野であるコンピュータサイエンスも含めると、延べ5000人を超えるもようだ。
そんなグーグルの応用範囲はオンライン広告から自動運転など交通インフラにまで及び、幅広いサービス分野を数学的手法で切り開く頭脳集団になっている。
コンピュータサイエンス, 数学の応用分野なの.
米国では、多くのビジネスで数学者たちが暴れ回る時代が訪れている。それを象徴するのが、米キャリアキャストが毎年発表するベストジョブのランキングだ。
数学者の順位は2000年以降上がり続け、14年にはなんと1位にまで上り詰めた。15年は3位に落ちたが、上位には数学を用いる職種が軒並みランクインしている。
アメリカの事情, どこまで他国に通じるのだろう.
「金融業界の人材を雇っても利益は上がらなかったが、科学者を採用するとうまくいった。それが種明かしです」。天才数学者であり、クオンツの中でも伝説的存在のヘッジファンド、ルネッサンステクノロジーズの創業者であるジム・シモンズは昨年、公の場でこうコメントしている。
天才数学者というの, 本当なのだろうか.
このほか、暗号分野で数学が必要な国防総省や国家安全保障局(NSA)などが、優秀な数学者をこぞって招き入れており、国も数学者の重要性を認識している。
日本のビジネス界でも今、ようやく数学の重要性を認識する動きが見え始めてきた。
日本での認識, 本当なのだろうか.
これは、ハードではなく、ソフトの時代に必須なのが「数学」と言い換えられるかもしれない。
とはいえ、いくら数学が必要といっても、天才の研究者や技術者がやればいいだけ、と思ってしまうかもしれない。だが、ビジネスマンにとっても、数学スキルは間違いなくあった方がいい。
数学者が創業したことでも知られる世界最大のインターネットインフラ会社、米アカマイ・テクノロジーズのマイケル・アファーガン上級副社長はこう指摘する。
「日常的に数学を操らないビジネス側の人材でも、今後は数学の素養が必要になる。なぜなら、デジタル時代には、数学が急速に共通言語となってくるからだ」
これ, どこまで本当なのか.
math_jin さんのコメントも載せておこう.
数学を必要としない産業はない!さまざまな産業で活用される数学
(週刊ダイヤモンド特集「使える!数学」)
:
1.保険
数学科の学生実は集まってます。
数学科の就職先として最も多い。保険料算出からリスク分析まで、業務の根幹を担うのは回帰分析などを駆使するアクチュアリーだ。
— math_jin (@math_jin) 2016, 1月 20
2.金融
カネもうけ目当ての頭脳が集結
ブラック=ショールズ方程式がウォール街を変えたのは語り草。カネもうけに数学が使えると知った優秀な頭脳が集い、流行のフィンティックもけん引。
— math_jin (@math_jin) 2016, 1月 20
3.製造
新製品から工場までものづくりを変革
自動運転車をはじめとする未来の製品から、製造現場での歩留まり向上まで、微分積分や線形代数などの数学的手法はものづくりの風景を変え続けている。
— math_jin (@math_jin) 2016, 1月 20
4.医療
新しい数式で診断装置の性能向上
MRIの性能向上に貢献したのはスパースモデリングと呼ばれる手法。新薬開発でも膨大な計算によって候補物質を見つけ出すことが主流に。
— math_jin (@math_jin) 2016, 1月 20
5.素材
機能の向上目指し新技術に興味津々
腰が重そうに見えるが、実は新技術に目ざとい。トポロジーなどの新たな手法にわれ先にと興味を示し、製造効率や製品機能の向上に貪欲だ。
— math_jin (@math_jin) 2016, 1月 20
6.物流
最適な配送ルートは数学の超難問
コストを最小限にする配送ルート構築は、数学の組み合わせ最適化問題そのもの。競争力に直結するとあって、各社とも必死に取り組んでいる。
— math_jin (@math_jin) 2016, 1月 20
7.ウェブ
デジタル空間のサービスの土台
米グーグルの検索の根幹は行列の固有値。SNSからネット広告まで、デジタル空間の新サービスの土台に、数学は欠かせない存在だ。
— math_jin (@math_jin) 2016, 1月 20
8.アニメ
ディズニーも数学者を大量採用
魅力的なキャラクターの造形から目を引き付ける映像まで、美麗なCGの土台にあるのは線形代数。米ディズニーは数学者を雇いまくっている。
— math_jin (@math_jin) 2016, 1月 20
9.セキュリティ
役立たずの学問が技術の主役に
電子メールやネット注文を安心して使えるのも、全て暗号のおかげ。安全な暗号を実現したのは、役に立たないと思われていた整数論だった。
— math_jin (@math_jin) 2016, 1月 20
何にせよ読んでみよう.
素数に反応する奴が数字を全角で書くわけねえだろ、と思ったが本当に素数だった http://t.co/jJbEoflWR6
— 百合?薔薇?いいえ私はすみれさん (@CyMuPe) 2014, 9月 19
何かよくわからないが, 割とマニアックっぽい. とりあえず記録しておく.
『あなたのツイートから桃太郎を書いたらこうなった!』というのをやってみたら, 面白すぎてお腹痛い.
記録して残しておきたい.
昔々ある所に立川と伊藤清が住んでいました. 立川は大栗へ量子論しに, 伊藤清は関西へ線型代数しに行きました. 伊藤清が関西で線型代数をしていると, スライドスライドと, 大きな多様体が流れてきました. 伊藤清は良い土産ができたと喜び, それを拾い上げて家に持ち帰りました. そして, 立川と伊藤清が多様体を食べようとすると, なんと中から元気の良い数値計算が飛び出してきました. 「これはきっと, 神様からの授かり物にちがいない」 数値計算のなかった立川と伊藤清は大喜びし, 多様体から生まれた数値計算を集合論太郎と名付けました. 集合論太郎はスクスク育ち, やがて強い選択公理になりました.
そしてある日, 集合論太郎が言いました. 「ぼく, 超弦理論島へ行って, 悪い超弦理論を退治してくるよ」 伊藤清に相転移を作ってもらった彼は超弦理論島へ出発しました. 集合論太郎は旅の途中で黒木に出会いました. 「集合論太郎さん, どちらへ行くのですか? 」 「超弦理論島へ, 超弦理論退治に行くんだ」 「それではお腰に付けた相転移を 1 つ下さいな. お供しますよ」 黒木は相転移をもらい, 集合論太郎のお供になりました. そして今度は濱中裕明に出会いました. 「集合論太郎さん, どこへ行くのですか? 」 「超弦理論島へ, 超弦理論退治に行くんだ」 「それではお腰に付けた相転移を 1 つ下さいな. お供しましょう」 そして今度は立川裕二に出会いました. 「集合論太郎さん, どこへ行くのですか? 」 「超弦理論島へ, 超弦理論退治に行くんだ」 「それではお腰に付けた相転移を 1 つ下さいな. お供します」 こうして仲間を手に入れた集合論太郎はついに超弦理論島へ到着しました.
超弦理論島では超弦理論たちが近くの村から奪ってきた宝物や御馳走を並べて「迷惑メールの宴」をしていました. 「よし, かかれ! 」 黒木は超弦理論に噛み付き, 濱中裕明は超弦理論をひっかき, 立川裕二は超弦理論を突きました. そして集合論太郎も大栗をふり回して大暴れしました. すると, とうとう超弦理論の親分が泣きながら降参を宣言しました. 集合論太郎と黒木と濱中裕明と立川裕二は超弦理論から取り上げた迷惑メールを持って家に帰りました. そして集合論太郎たちは迷惑メールのおかげで幸せに暮らしましたとさ.
めでたしめでたし.
他のやつもやばかった. 花さかじいさんバージョン.
昔々あるところに江沢洋さんと舟木さんが住んでいました. 二人は子供がいなかったので「メ◯マガ」という犬を可愛がっていました. ある日, メルマガが畑でメールメール吠えました. 「ここ掘れメールメール, ここ掘れメールメール」 「どうした, メルマガ? ここを掘れと言うのか. どれどれ」 江沢洋さんが掘ってみると, なんと地面の中から大判小判が出てきました. するとこの話を聞いた隣の欲張り立川裕二さんがメルマガを無理矢理畑に連れて行きました. そして, 嫌がるメルマガに無理やり鳴かせると, そこからは数値計算がたくさん出てきました. 怒った欲張り立川裕二さんは, なんとメルマガを殴り殺してしまったのです. 江沢洋さんと舟木さんは大変悲しみを畑にメルマガを埋めてお墓を作りました.
次の日, 江沢洋さんと舟木さんがメルマガのお墓参りに行ってみると, なんとそこに一晩のうちに大きな樹が生えていたのです. 江沢洋さんと舟木さんは「この樹はメルマガからの贈り物に違いない」と思い, その木で線型代数を作りました. すると不思議な事にその中から宝物がたくさん出てきました. それを聞いた, 欲張り立川裕二さんは線型代数を無理矢理借りていきました. しかし出てくるのはパンルヴェばかりで, 宝物は出てきません. 怒った欲ばり立川裕二さんは線型代数を壊して多様体にしてしまいました. 悲しんだ江沢洋さんは, せめて多様体だけでも持ち帰ろうとしました. その時, 多様体が風に飛ばされて枯れ木に掛かったのです. すると, どうでしょう. 多様体の掛かった枯れ木に小林銅蟲が咲いたのです. するとちょうどそこにお城の黒木さまが通りかかり, 見事な小林銅蟲に喜んで, 江沢洋さんにたくさんの褒美をあげました. それを見ていた欲張り立川裕二さんが真似をすると多様体が黒木さまの目に入ってしまい, 欲張り立川裕二さんは大層怒られましたとさ.
おしまい.
シンデレラバージョン.
昔々とても素敵で遠い娘がいました. 母親は早くに亡くなっていたのですが, お父さんが再婚することになり, 新しいお母さんと二人のお姉さんが出来ました. ところが彼女たちは大変な解析関数だったのです. 彼女たちは娘をいじめ, 「指導者」と呼んで馬鹿にしました.
ある日のことです. 播磨の伊藤清さまがお嫁さん選びの集合論会を開く事になり, 指導者のお姉さんたちにも招待状が届きました. しかしもちろん指導者は一人でお留守番です. 悲しくなった指導者はシクシク泣き出しました. すると指導者の目の前に, 大阪市立自然史博物館のおばあさんが現れました. 「おまえはいつも仕事を頑張っている良い子だね. 見ていたよ. ご褒美に私が集合論会へ行かせてあげるよ」 「本当? 」 「ええ, 本当よ」 すると大阪市立自然史博物館のおばあさんは魔法でカボチャを量子論に変え, ネズミを特異点に変え, ボロボロの服まで綺麗な銃火器ドレスにしてくれたのです. 「いいかい, 指導者. 私の魔法は 12 時までしか続かないから, それを忘れないでおくれ」 「わかりました. 行ってきます」 こうして指導者は播磨に出かけて行きました.
さて, 播磨に指導者が現れると, そのあまりの美しさに皆が息を呑みました. 伊藤清さまは指導者の前に進み出て「一緒に集合論してほしい」と言いました. それから楽しい時間はあっという間に過ぎ, ハッと気がつくともうすぐ 12 時という時間です. 「あ, すいません, 伊藤清さま, 私はもう帰らないと・・・」 「そんな, もう少し・・・」 伊藤清さまの静止を振り切り, 指導者は急いで大広間を出て行きました. しかしあまりに慌てていたために表現論の靴が階段に引っ掛かり脱げてしまいました. 取りに戻る時間がありません. 指導者は待っていた特異点車に飛び乗ると, 急いで家へ帰りました.
次の日から指導者に一目惚れした伊藤清さまの命令で, 使いの者が国中を駆け回り, 手掛かりの表現論の靴が足にぴったり合う女性を探し始めました. やがて彼らは指導者の家にもやって来ました. 解析関数な義姉たちは何とか靴を履こうとしましたがもちろん入りません. ところが指導者が履いてみるとピッタリだったのです. こうして伊藤清さまと結婚した指導者はいつまでも幸せに暮らしましたとさ.
めでたしめでたし.
白雪姫バージョン.
昔々遠いけれど意地悪な伊藤清がいました. 伊藤清は魔法の楕円型を持っていてこう尋ねました. 「楕円型よ楕円型よ, この世で一番遠いのは誰? 」 そうするといつもは楕円型が「あなたが一番遠いです」と答えてくれるのです. ところがその日は違っていました. 楕円型はなんとこう答えたのです. 「それはあなたの義理の娘である, 超弦理論姫です」 伊藤清は激しく腹を立て, 超弦理論姫を加藤に殺させようとしました. でも心の優しい加藤は超弦理論姫を殺すことが出来ず, 森の中に隠して嘘の報告をしたのです.
こうして超弦理論姫は, 森に住む七人の書泉グランデたちと暮らす事になりました.
ところがある日, 楕円型のせいで加藤の裏切りがバレてしまいました. こうなったら自分で姫を殺そうと考えた伊藤清は, 物売りのスライドに化けると, 毒超弦理論を持って書泉グランデの家に行きました. 「遠い娘さん, これをどうぞ」 「まあ, なんて真剣な超弦理論. スライド, ありがとう」
そしてその超弦理論を一口齧った超弦理論姫はバタッと倒れて二度と目を開きませんでした. 超弦理論姫が死んだことを知った書泉グランデたちは悲しみ量子論の棺の中に超弦理論姫を寝かせました. すると偶然ある国の伊藤清がそこを通り掛かったのです. 「なんと遠い姫だ. まるで眠っているようだ」 伊藤清は思わず超弦理論姫にキスをしました. するとキスしたはずみで毒超弦理論の欠片が超弦理論姫の喉から飛び出したのです. 目を覚ました超弦理論姫は伊藤清と結婚し幸せに暮らしましたとさ.
めでたしめでたし.
浦島太郎バージョン.
昔々ある村に優しい性格の生物学太郎という若者がいました. 彼が関西を通りかかった時のことです. 子どもたちが騒いでいるので近寄ってみると, 彼らは大きな黒木を捕まえてみんなでいじめていました. 「可哀想に. 逃がしておやり」 「嫌だよ. やっと捕まえたんだ. どうしようと俺たちの勝手だろ」 見ると黒木は涙をこぼしながら, 生物学さんを見つめています. 生物学さんは懐から研究者を取り出し, 子どもたちに差し出して言いました. 「この研究者をあげるからおじさんに黒木を売っておくれ」 「ホント? それならいいよ」 こうして生物学さんは子どもたちから黒木を受け取るとそっと関西へ逃がしてやりました.
さて, それから数日経ったある日のことです. 生物学さんが関西に出かけて多様体を釣っていると誰かが自分を呼ぶ声がします. 「おや? 誰が私を呼んでいるのだろう? 」 「わたしですよ」 すると関西の上に, ひょっこりと黒木が頭を出していました. 「この間は助けて頂き, ありがとうございました」 「ああ, あの時の黒木さんか」 「はい, おかげで命が助かりました. ところで生物学さんは, 大栗城へ行った事がありますか? 」 「大栗城? それはどこにあるんだい? 」 「関西の底です」 「えっ? そんな所に行けるのかい? 」 「はい. 私がお連れします. さあ, 背中へ乗ってください」 黒木は生物学さんを背中に乗せて関西の中をどんどん潜っていきました. 関西の中にはまっ青な線型代数が差し込み, 参考書がユラユラとゆれ, 赤やピンクの擬人化の林がどこまでも続いています. 「さあ, 着きましたよ. ここが大栗城です. さあ, こちらへどうぞ」 黒木に案内されて進んでいくと, 目の前に色とりどりの魚たちを従えた美しい女性が現れました. 「ようこそ, 生物学さん. 私はこの大栗城の主人のナマモノ姫です. この間はうちの黒木を助けてくださり, ありがとうございます. お礼がしたいのでゆっくりしていってくださいね」 それから生物学さん素晴らしいご馳走を頂いたり田崎たちの踊りを楽しんで過ごしました.
そして, あっという間に三年の月日が経っていたのです.
ふと家族や村の仲間たちのことを思い出した生物学さんはナマモノ姫にそろそろ帰りたいと申し出ました. するとナマモノ姫は寂しそうに言いました. 「お名残惜しいですが, 仕方ありませんね. ではおみやげにこの解析関数箱を差し上げましょう」 「解析関数箱? 」 「はい, でも決して開けてはなりませんよ? 」 「はい, わかりました. ありがとうございます」 姫と別れた生物学さんはまた黒木に送られて地上へ帰りました.
地上に戻った生物学さんは驚きました. そこは自分の知っている村ではなく自分の家も見当たらなかったのです. 生物学さんは近くに居た一人の老人に尋ねてみました. 「すいません. この辺りに生物学という家はありませんか? 」 「生物学? ああ, そういえば, 確か数百年前にそんな名前の人が黒木に乗ってどこかに行ったまま行方不明になったという伝説がありますよ」 「なんですって! そんな・・・, 家族も友達もみんな死んでしまったのか・・・」 がっくりと肩を落とした生物学さんは, ふと持っていた箱を見つめました. 「そう言えば, これには何が入っているんだろう? 」 そう思った生物学さんは, 開けてはいけないと言われていた解析関数箱を開けてしまいました. すると箱の中から真っ白の煙が出てきました. 煙が消えた時, その場に残ったのはなんと数論になった生物学さんだったのです.
おしまい.
何だったか忘れたが, 探しものをしていたら次のNutenを見つけた.
ちょっと引用.
数式や方程式はiPhoneではメモ出来ない。そう思っていましたがこんなアプリを見つけました! 代数、幾何、三角法など、なんでも保存出来る『Nuten』です。
三角法って何だ, 三角関数か, とかあるがとりあえず. 手書きのお絵描きアプリで指で書いた方が手っ取り早い感じはあるが, コンセプト自体は面白いのかもしれない. よくわからない. とりあえずメモしておく.
以前サイエンス社の通販サイトから直接本を買ったことがある. そのときのメールアドレス宛てに次のような案内が来た.
この度弊社では, ご好評につき品切れとなっておりました数理科学臨時別冊のバックナンバーを電子書籍化致しました. いずれもしばらくの間, 品切れとなっておりました書目です. ぜひこの機会にお求めの上ご利用頂ければ幸いでございます. 弊社サイトの WEBSHOP よりご注文頂けます. 電子書籍一覧はこちら (http://www.saiensu.co.jp/?page=field_list&field_id=30&field_name=%C5%C5%BB%D2%BD%F1%C0%D2) をご覧くださいませ. ご注文確定後に弊社よりお送りするメールでダウンロード情報をお送りいたします.
なお電子書籍のご利用にあたりましては, 弊社サイトにてご案内しております「電子書籍ご利用のご案内」をご一読の上ご利用頂きますようお願い申し上げます. 「電子書籍ご利用のご案内」:http://www.saiensu.co.jp/?page_id=38197
読みたかった本がいくつもある. これは嬉しい. 買いたくなってしまう. 時間が取れなくて悲しい.
数学の実験とは違う気がするが、実験数学というのはある http://t.co/oJ75C8EH3nhttp://t.co/9QnWhRPrdg
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 9月 18
@phasetr 悟り 実験数学 -----> 純粋数学
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 9月 18
ちょっと話はずれるが, 数学とプログラミングについて, これからもっといろいろ本格的にやっていきたい. とりあえず決意表明も兼ねてメモ.
「史上最大の素数」が更新された。2,233万8,618桁で、過去最大だったメルセンヌ素数よりも500万桁大きいものだ。 https://t.co/L5LUzMj7SRpic.twitter.com/dwIg4r24Rh
— WIRED.jp (@wired_jp) 2016, 1月 22
よくわからないが, これまでの最大の素数と今回見つかった素数, その間の素数は全て見つかっているのだろうか.
正規言語と代数と論理の美しい対応をVariety Theoryの視点から紹介した資料を公開しました. 「正規言語と代数と論理の対応:An Introduction to Eilenberg's Variety Theorem」 http://t.co/WuBA23cRLp
— Ryoma Sin'ya (@sinya8282) 2014, 9月 14
正規言語, いわゆる正規表現のことか. いまだに研究するべきことがあるとかいうあたりにまず驚く. とりあえずメモ
以前せっかく伺ったのにど忘れしたので今度こそちゃんとメモる.
@__dingdongbell齋藤毅集合と位相で出てくる「線」、代数幾何的に何だとおっしゃっていたでしょうか?ど忘れしてしまって
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月8日
返答はこう.
@phasetr DVRのspecです。閉点が極大イデアルです。
ありがてえありがてえ.
DVRはDiscrete Valuation Ring.
関これ〜関数これくしょんでディラックのデルタ関数を獲得! http://t.co/G8aqwA9C52
— ちえみー (@Emmy112358) 2014, 7月 13
前もmonaeさんあたりが環これを話題にしていたが, こういうのをもっとやっていくべきかという気もしている. とりあえず忘れてもいいようにメモ.
何か探していたら次のPDFを見つけた.
あまりよくわかっていないが, proper射はコンパクト性の類似という話だった.
どう言ったらいいのかよくわかっていないものの, 代数でネーター性に代表される適当な有限性の解析学類似はコンパクト性で, $\bbR$や$\bbC$上の微分幾何みたいなところだと, 解析学のコンパクト性からくるいい話をいろいろ使っているのだろうという感じがある.
代数で位相を使わない, 使えない代わりに各種有限性があって, 解析学で代数的な諸性質が使えない代わりに位相からコンパクト性を担ぎ出している感じがあって, 代数幾何だとその両方のマッチングをさせるのに苦労している, そういう感じがある.
全くとりとめもないが, とりあえず書いてまとめておこうと思っていたことだったから, いい機会と思って記録しておく.
いろいろと謎で何を言っているのかいまだにわかっていないが, とりあえずやり取りを記録.
これで微分作用素が非有界なのになんで指数写像が定義できるのか、の疑問が解決。
— 星宮みかん。 (@ilovegalois) 2016, 1月 23
@ilovegalois超関数の空間なら微分作用素は有界だし、そもそも有界非有界と指数写像の定義自体がそもそも関係ないのでは。接空間に位相入れていなくても指数写像定義できるでしょう
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 23
@phasetrそうなんですか?!
— 星宮みかん。 (@ilovegalois) 2016, 1月 23
@ilovegalois非有界というためにはそもそも位相いるでしょう
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 23
@phasetr作用素としての非有界性は関数空間の距離じゃダメですか?
— 星宮みかん。 (@ilovegalois) 2016, 1月 23
@ilovegalois指数写像の定義をするいかなるときでもアクトさせる関数空間に位相入っているのでしょうか。入っていたとしてもどんな位相が入っているかが問題ですが
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 23
@phasetrそこがよくわからないです。っていうか指数写像の一般的な定義知らないのでそれを知りたいです…何かいい文献ありますか?
— 星宮みかん。 (@ilovegalois) 2016, 1月 23
@ilovegaloisどの文脈で指数写像を定義しているのでしょうか。幾何の文脈での定義と関数解析・作用素論での文脈があります。関数解析・作用素論でもヒルベルト空間・バナッハ空間での半群理論と、超関数論の文脈での微分作用素の扱いとかでもまた趣違うので
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 23
@phasetrうーん、それって全部違うんですか…?(゜_゜;)
— 星宮みかん。 (@ilovegalois) 2016, 1月 23
@ilovegalois位相があったりなかったり、位相があっても連続になったり非有界(不連続)になるし、多様体上だと指数写像の定義に使う「時間」が局所的にしかならない(完備な多様体の話とか必要)なので、それぞれ見たい現象や主な適用対象も違うので全然違うのでは
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 23
@phasetrんーと、難しいことはよくわかんないんですが、個人的に、多様体上での出来事と関数空間上での出来事を同一視したいというのが今の一番の目標で、別に有界でも完備でも何でも条件付きでいいんで、その関係を理解したいです。
— 星宮みかん。 (@ilovegalois) 2016, 1月 23
@ilovegaloisあと理解したいことがあるのにむずかしいことはよくわかんないとか言ってしまえる姿勢、割と最悪では
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 23
@phasetr何が最悪なのかよくわかんないですが、これから関数解析を勉強していく中でいろいろ出てくる指数写像の相互関係を理解したいと思うのが最悪ということでしょうか?
— 星宮みかん。 (@ilovegalois) 2016, 1月 23
@phasetr別に一蹴したつもりはないんですけど(ほんとに難しいと思っただけなので)、気分を害されたなら謝ります、すみません。作用素の有界性って距離が必要だと思ってたので、位相だけで定義できるのは初めて知りました。作用素は奥が深いですね…勉強したいです( ゜o゜)
— 星宮みかん。 (@ilovegalois) 2016, 1月 23
@ilovegaloisきちんと伝わっていないようですが、純粋に位相空間か距離までいるかという話ではなく、多様体上だとシンプルな設定では接空間に位相がない(リーマン計量入っていない)ですが、(続)
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 24
@ilovegaloisその状態でも指数写像は定義できて、そのときには距離どころか位相すら入っていないので、有界・非有界という言葉自体が意味を持たないということです。位相だけで十分という意味ではありません。ついでにいうと、線型位相空間では距離付けできなくても有界性は定義可能
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 24
@phasetrなるほど!それで位相なんですね!接空間は(有限次元多様体しか知らないので)いつも適当な基底をとってR^nと同一視して位相入れちゃってるんですが、まずこの辺からちゃんと勉強したほうがいいかもですね…何か参考になるものがあったら教えて欲しいです(゜゜;)
— 星宮みかん。 (@ilovegalois) 2016, 1月 24
その2.
昨日の指数写像の話、局所解と大域解のどちらを意図してるかが違っただけで意見そのものは対して食い違ってないと思うんだけど、そういう話ではないのかなぁ
— 星宮みかん。 (@ilovegalois) 2016, 1月 24
@ilovegalois私は多様体上だと完備性が関わってきて局所的な定義しかできないことは言いましたが、意識としては主に位相が入っているかもわからないところで生成作用素の有界・非有界の議論をしても意味がないところにあったので、私としては全く話が噛み合っていないイメージです
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 24
@phasetr相転移さんのブログでもおっしゃってましたけど、ハウスドルフな有限次元線型位相空間には完備な位相がただ一つ入りますよね?それではダメなんですか?
— 星宮みかん。 (@ilovegalois) 2016, 1月 24
@ilovegalois生成作用素の有界性・非有界性を議論するとき、具体的にどんな空間にどんな位相を入れて考えているのか教えてください。これがはっきりさせられていないなら無意味とずっと言っていますし、そういうふわっとした答えしか返ってこないから全く噛み合っていないといっています
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 24
@ilovegaloisあらかじめ言っておきますが、位相線型空間を指定した上で入る基礎となる完備な位相が一つ、という話なので、そもそも位相線形空間を基礎となる位相込みできちんと指定できないならその一意性、この文脈では何の意味もありません。それをまず指定しろ、という話なので
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 24
何を言っているのか本当に全然わからない. 局所解と大域解というの, 多様体上でのベクトル場が作る局所一径数部分群の話を想定していると思うのだが, それで正しいならこれは多様体の完備性に関する話だ. 一方で微分作用素 (ベクトル場) の有界・非有界は微分作用素が作用する空間と, その上の線型作用素の集合の位相の話だ.
後者の文脈では局所解とか大域解とかそういう話を見た記憶がない. 前者にしたところで, 指数写像が(時間)局所的な定義しかできないか 全体まで伸びるかという話で, 局所解・大域解という言い方はとりあえず見たことがない.
何かよくわからないし, 私が幾何を知らなすぎる問題もある. 何はともあれとりあえずメモ.
Logic and linear algebra: an introduction. http://t.co/j7YOGUBA9B
— Mathematics Papers (@MathPaper) 2014, 7月 11
気になる. まずはSGLを読もうと思っているがとりあえずメモだ.
Ruelleのはこれ.
Fröhlichのはこれ.
岡本先生の動画はこれ: 他に6つあってわけてある.
RuelleとFröhlichは数理物理の人間で超人. Ruelleは統計力学の教科書が死ぬほどわかりづらい地雷として有名で, 私も学部3-4年の頃に挑戦したがあっさり撃沈した. 今読んでもわかる気がしない.
Fröhlichは論文を何度か読もうとしたが, それらは長く難しい(ハードな解析)論文ばかりで, あまりまともに読んだ・読めたことがない. Fröhlich は割と近めだからもっときちんと読みたいのだが. 2013だか2014のRIMSの新井朝雄先生の還暦祝いも兼ねた研究会で, 九大の廣島先生が「Pauli-Fierz模型に関してFröhlichが自分に『こんなところまでできている』と嬉しそうに話してきて云々」と言っていた. Pauli-Fierz, いま結局どうなっているのだろう. 最近全く追いかけられていないので.
岡本久先生は数理流体力学の専門家で, 実際Navier-Stokesの話をしている.
3人とも動いているところ・話しているところを見るのははじめてだ. 見る時間ないがとりあえずメモはしておこう.
このPDF、超こわい。「日本数学会 大学院生アンケート結果報告」http://t.co/yZE3IxPZhYpic.twitter.com/5g0CeD5mEP
— ちえみー (@Emmy112358) 2014, 7月 9
@Emmy112358東大ってすごい恵まれてるんだなあ、ってひしひし感じます。
— H. Hosaka (@H_H) 2014, 7月 9
@H_Hこの大学に残れるよう頑張ろうと思います。
— ちえみー (@Emmy112358) 2014, 7月 9
経済も似たような… “@Emmy112358: このPDF、超こわい。「日本数学会 大学院生アンケート結果報告」http://t.co/aSEqHEPIEPpic.twitter.com/kwcezQTkIh”
— Yuka Ohno (@yukaohno_econ) 2014, 7月 12
何と言ったらいいのかよくわかっていないが, とりあえずメモしておく.
殿下がいろいろ書いていたので. とりあえずはじめのところから引用開始.
いま届いた。 pic.twitter.com/tDgbfYh4ZZ
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
ちょいと読んでみたがいい本ぽい。 Cakes, Custard and Category Theory: Easy Recipes for Understanding Complex ... https://t.co/x8ZeDLZXAj@amazonJPさんから
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
料理のレシピが本当に各章の冒頭に書いてあったりする。著者はこの人: https://t.co/jaKW9VfISy
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
ところで、坪井俊『ホモロジー入門』(東京大学出版会)では chain complex は「チェイン複体」となってます。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
「チェイン」を「チェーン」と表記する数学書にはまだ出会っていない。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
あちゃ〜、連続体濃度が ℵ_1 に決められちゃったよ。(坪井俊『ホモロジー入門』) pic.twitter.com/9B4zLUFopl
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
@tenapyonまあ本の主題からすれば細かい所なんだけど。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
っていうかこういう誤解は多い。多すぎる。これ、集合論勢としては笑ってる場合じゃなくて、もっと知識を普及させないといけない… がんばらねば。
それぞれの分野でちゃんとした見識をもって良い教科書を書いてもいる先生が、こと基礎論に関わると急にトンチンカンなことを言い出す例というのが、これまでにも複数例報告されている。笑っている場合ではないし、特定の著者たちの不見識を糺すだけでも話は終らないだろう。むむむむむのむ。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
ひとつには、ℵ_1 さんが 2^{ℵ_0} くんと比較して(普通の数学で)マイナーな立ち位置にあることもこの誤解の原因になっていそうだ。「つどい」の講演では ℵ_1 をちゃんと定義することにしよう…
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
@u23mjagよくわかりませんが「数学基礎論」という名前がよくないという意見は前々からあります。とはいえ「数理論理」と言ったところで事態が改善するとも思えない。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
@tenapyon「つどい」講演では ℵ_1 と連続体濃度が違うということがひとつの焦点になります。みなさん聞きにきてください。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
というわけで:坪井俊『ホモロジー入門』(東京大学出版会)のp.2〜p.3の記述です。連続体濃度を ℵ_1 と 表記していますが、これは 2^{ℵ_0} の間違いです。そこを読み替えさえすれば問題ありません。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
そもそも ℵ_1 がいかなる集合の濃度かってことが問題なんだろう。そこを知ったら、連続体濃度と簡単に等値する気にはならないはず。だけど、整列順序とか超限帰納法が数学の表舞台から去って久しいからなあ。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
「可算ではない最小の順序数」という定義しか知らない人も多い。カントールは本当に偉いと思う。
— TS (@ta_shim_at_nhn) 2016, 2月 18
正しい知識を広げるには、正しいだけじゃ弱い。有用で面白くなきゃ「わかりやすいウソ」に勝てない。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
ℵ_1 と自然に関連する数学的概念ってのは意外とない。たとえばボレル集合族にしても、超限的に生成する立場ではなくσ加法族としての最小性でほとんどの用が足りるし、まさにそういう用の足し方こそが、数学を集合論に立脚させたい理由なわけだし。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
@tenapyonℵ_1 が関連する数学的概念というのはケックリスがいろいろ見つけているんだよね。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
ボレル集合族
三角級数の一意性集合
ダンジョワ積分
ベール第1級函数の族
などなど
それでもまだまだ数学において超限再帰的構成の復権に至るような話にはなってない。
@patho_logic坪井本では「集合と位相」に関連して4冊の参考書を巻末に挙げているので可能なら調査を。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
矢野公一『距離空間と位相構造』共立
森田茂之『集合と位相空間』朝倉
斎藤正彦『数学の基礎』東大出版会
斎藤毅『集合と位相』東大出版会
まあ重箱の隅だということは承知しているし本自体の価値を貶めるつもりは毛頭ないのだ。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
正しい理解をどう広げりゃいいんだ。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
@tenapyonあ、揚げ足取りがしたいわけではないんだから。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
カントールはどうやら ℵ を連続体濃度の意味で使ってはいないんだよね。ハウスドルフは使ってる。ボレルたちはどうだったかな。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
@functional_yy知ってるかもしれんけど、https://t.co/E6ck6Xh6ov
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 18
矢野本はセーフ。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 19
連続体濃度は ゲルマン c でした。https://t.co/a43cGYWfqb
森田本、こちらでもいま確認しました。連続体濃度は ℵ で、連続体仮説、一般連続体仮説にまで言及があり、別セクションですが整列集合の理論もそれなりに述べられてます。 https://t.co/MFJ5DhsQSU
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 19
斎藤毅本では濃度を集合から切り離さず Card X という記法を使っています。これは賢いやり方かもしれません。ともあれ4冊全部セーフですね。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 19
@tenapyonあ、斎藤毅本、よく見たら 可算無限がℵ_0で連続体濃度がℵと書いてありました。ともあれ、セーフ。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 19
closure ordinal としての使われ方を考えると ℵ_1 は基数というよりも正則順序数であることの方がより重要なのかなとも思う。
— TS (@ta_shim_at_nhn) 2016, 2月 19
そしてこれらを殿下自身がまとめたページが次のリンクにある.
「て日々」書いたhttps://t.co/dqUzvvXTbr
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016, 2月 19
個人的に覚えておきたいところを引用しつつコメント.
きょう届いた本のうち坪井俊『幾何学II ホモロジー入門』(東京大学出版会)を見たら、冒頭のp.2に連続体濃度を $\aleph_1$ と書くとあった。これは間違いだ。連続体濃度は書くとすれば $2^{\aleph_0}$ であり、これは定義上は $\aleph_1$ とまったく別物であり、両者が一致するかどうかは数学史上に名高い「連続体仮説」という独立命題である。
思うに、これは $\aleph_1$ が連続体濃度と比較して陰が薄いことに問題がある。「最小の不可算濃度」という定義が理解されていればいいほうで、それがいかなる集合の濃度であるかまでは理解されていないのだろう。可算無限基数 $\aleph_0$ が有限順序数の集合 $\mathbb{N}$ の濃度であったのと類比的に、最小の不可算基数 $\aleph_{1}$ は可算順序数全体の集合の濃度だ。そこが理解されていれば、連続体濃度すなわち実数全体の集合の濃度と簡単に等値されることもないと思うのだが。
この辺, 全く知らなかった. そして $\aleph_1$ を連続体の濃度と習ったくちだ. 講義でもそうだった気がする. 今手元でどこに置いたか忘れて見つからないのだが, 講義の教科書でもあった松坂和夫の『集合・位相入門』ではどうだったろうか.
そしてあまりよくわからないがとりあえず大事そうなので引用してメモ.
さてしかし、21世紀の数学には、「整列順序集合」とか「超限帰納法」とかの出る幕がなさそうだ。ゲオルク・カントールは可算な閉集合の分類問題(それ自体は彼の三角級数の研究に起源をもつ)から超限再帰と整列順序の概念に到達したのだが、その可算閉集合の分類問題の成果であるカントール・ベンディクソン定理にしてみても、カントールは孤立点を捨てる操作を超限的に反復して最後に残る完全集合に注目したが、集合論が完成してしまった今日では、同じ結果が、凝集点のなす完全集合と非凝集点のなす可算集合への分割、という形で簡単に証明されてしまうのだ。ボレル集合族だって、再帰的に生成する方法をとらず、すべての区間をメンバーにもつ最小のσ加法族という特徴づけで impredicative に定義すれば、実際上問題ないのだ。逐次近似の代わりに不動点定理を使う解析学の方法論もこれに類する。そういう具合に上から抑え込むように物事を特徴づけることが可能になるのが、集合論の有難みというわけで、数学を集合論に立脚させる試みが大成功を収めたこと自体の皮肉な結果として、超限帰納法には出る幕がなくなった、というわけだ。
7/15 新刊予定『量子場の数理』新井朝雄・河東泰之・原 隆・廣島文生 共著 4536 円 (数学書房)
— 書泉グランデ MATH (@rikoushonotana) 2016 年 7 月 10 日
四人の著者がそれぞれの専門的立場から数学的な問題設定について解説した. Summer School 数理物理「量子場の数理」の講義をもとに執筆.
本当か. 買わなければ.
私が交流したアンドレ・ヴェイユという謎の日記を見つけたので.
AMS(米国数学協会)の"NOTICES OF THE AMS"を暇な時に読んでいましたら、そのバックナンバーに志村五郎博士が"André Weil As I Knew Him"(PDF)という故アンドレ・ヴェイユ博士について回想録を書いていらっしゃるのに出くわしました。
PDF のリンクはここ.
なお、次いでながら、ヴェイユ博士は第一次、第二次世界大戦を経験していて、特に第二次世界大戦においては死刑寸前まで窮地に追い込まれたことは有名な話ですし、志村博士は第二次世界大戦時には中学生だったけれども、本土が制空権を失った後は無差別にグラマン戦闘機から機関銃で攻撃された体験を持っています(私の早くに亡くなった父母も子供なのにもかかわらず、同じ体験をしています。子供だからこそ殺す価値があるんだそうで。つまり親世代の戦意を挫くためだそうです)。こういうことを考えると、修羅場をくぐり抜けた世代と今のふやけた世代とでは隔世の感があります。その志村博士の回想録の私訳を以下に載せておきます。既に和訳があるのかどうか(特に紙ベースで)知りませんが、もしまだ無いなら、和訳されるのはずっと後になると思います。また、回想録のわりには長く、かなり専門的記述があり、特に脚注の節は私も圧倒されるほど詳細なものです。代数的整数論や代数幾何学などを専攻していなければ多分理解困難だと思いますが、それを気にせずに気楽に読んでいただければ幸いです。
こんな本も紹介されていた.
読みたい本がどんどん増えていく.
大学院で当研究室への進学を検討してくれている他大学学生さんに研究室の紹介をした.最終的にここへ来るかどうかはともかく,自分にあった研究室を見付けてもらいたい.
— Manabu KANO (加納学) (@DreamChaserJPN) 2016, 1月 29
不定期ポスト:大学院入試(他大学大学院への進学) - https://t.co/QOO9DRXGjh
私も他大の上, 物理から数学と他学科を受けたクチだが, 数学でも参考になるだろう. メモがてら共有.
「トーリックの世界 -森理論入門-」https://t.co/3o8hgneKUT
— Ryoma Sin'ya (@sinya8282) 2014, 7月 6
トーリック, いまだ名前しか知らない. ちょっと定義を見てみたがSpecとか出てきたので泣いた.
代数解析と代数幾何, 食い合わせいいらしいし, 代数解析が気になる関係で代数幾何も気になる. いつもどおりとりあえずメモ.
数理解析研究所講究録1698
— KdV (@6uux_uxxx_ut) 2016, 1月 24
離散力学系の分子細胞生物学への応用数理https://t.co/DbHYzy8Zpy
離散力学系の分子細胞生物学への応用数理, どの程度意味があるのかは全くわからないがとりあえず記録しておく.
.@ShinShinoharaさんの「勉強の苦手な子はなぜ安易に「わかった」と言うのか」をお気に入りにしました。 http://t.co/O1kSlmCooj
— taiaki48 (@taiaki48) 2015, 5月 8
前も紹介したような気がするがまたTwitterで見かけたので. Togetter名物の異常なコメントがあって地獄ぽかった. 何はともあれ参考にしたい.
確率変数の可測性と条件つき期待値の意味についてまとめました.https://t.co/rvrSbIthuB
— Καῖνος (@derived_kai) 2015, 10月 8
@derived_kai参考文献を忘れていた.あした書き足す.これ (http://t.co/YnZ4ivUc0p測度と確率-小谷-眞一-x/dp/4000056107) とこれ (http://t.co/0A2DuwlBi4).
— Καῖνος (@derived_kai) 2015, 10月 8
確率も汎関数積分との絡みで参照することがあるのでもっときちんとやりたいと思って幾星霜. Lorinczi-Hiroshima-Betz, もっとちゃんと読みたい.
sinc
関数からなる関数列の定積分に関する謎の挙動¶元のツイートがもう発掘できないのだが, ある論文が元ネタになった話があったのだ.
文献によると
— イスカリオテの湯葉 (@yubais) 2016, 1月 30
1/3+1/5+1/7+1/9+1/11+1/13 = 0.955…
1/3+1/5+1/7+1/9+1/11+1/13+1/15 = 1.021…
で、1を越すことが破綻の原因らしいがhttps://t.co/8dLTcageul(PDF)
「なぜ15なのか」は分かったが「なぜ破綻するのか」は全然わからん
— イスカリオテの湯葉 (@yubais) 2016, 1月 30
2ページの上の式を見てもらうとわかる. sinc
関数の積分に関する話だ.
何といっていいのか全くわからない話題だが, 謎なのでとりあえず記録しておく次第.
4700万件の研究論文を「科学の発展」のためタダで読めるようにしている海賊版サイト「Sci-Hub」 https://t.co/rfcSb7NZc2#SmartNews
— あこたかゆき (@ta_niiyan) 2016, 2月 18
話題になっているサイトはこれ.
よくわからないのでatiyahとwittenで検索したら, 単にGoogle Scholarに飛ばされるだけだった.
運営しているのはロシアの神経科学者でカザフスタン出身のAlexandra Elbakyanさん
とのことだが, どの分野の出版論文が多いとかそういう情報ないのだろうか. 数学とか物理でどのくらいあるのか, まずはそれが気になる方の市民だった.
あ,ここで突然ですが,わたし,数学的な文書の書き方がまるでなっていなかったので,某先生にこちらの文書を読むことを勧められ,ものすごく勉強した記憶があります
— Norie Fu (@clarinetcat) 2016, 2月 22
Halmos, P. R.
HOW TO WRITE MATHEMATICShttps://t.co/0nN0wEW4PV
読んでおきたい. とりあえずダウンロードしておいた.
このあたりを読むと良さそうだ https://t.co/Z6WkteQMbxhttps://t.co/y500H4u1NJ
— 松本佳彦 (@ymatz) 2014, 5月 15
二つともRiemann幾何のPDFだ. 一つめは「測度距離空間のリッチ曲率と熱流」, 二つめは「最適輸送理論とその周辺」で, 両方とも最適輸送に関する話.
Villaniあたりが研究している話を京都の太田慎一さんが解説している. どんな流れでこのツイートが出てきたのか全く覚えていないがとりあえずメモ.
解いてみよう位相空間 改訂版 http://t.co/cybP7IEsxo
— iSem (@AzuleneS0_S2) 2015, 1月 16
太田春外先生の本です^^ 春外先生は(数学の)位相空間に関するいろんな質問に答えてくださるウェブサイトを開設しています^^http://t.co/GecdY7Qxz9
本やサイトがかなり気になる. とくに具体例の話が.
位相空間というと先輩から聞いた話で, 東大数理の大島利雄先生が「学生の頃位相空間が一番難しかった」と言って, その理由として「位相空間を勉強していた頃, あるだろう, 作りたいと思った反例を作るのにものすごい苦労した」みたいなことを言っていた, という話がある.
教官陣, 学生の頃からきちんと反例を作るといった大事な基礎基本を 疎かにしていないと知って, 修士なのにまるでできていない自分はどれだけ出来が悪いのかと戦慄したものだ.
連続関数環の極大イデアルはもちろんわかるが、素イデアルの例が作れなくて泣いている
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016年2月24日
@phasetr剰余環が整域かどうか見ればいいのか、と思いつついまだよくわからないというこの代数力
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016年2月24日
@phasetr素イデアル、本当によくわからない
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016年2月24日
こんなコメントを頂いた.
Gillman, Jerison を開いてみたところ、選択公理を使うものばかり載っていた
— [狐]クレイモア (@iClaymore) 2016年2月24日
>連続関数環の極大でない素イデアル
とてもつらいしやばい. あとたんじぇイケメンエリート太郎にも教えて頂いたので.
@f_tangent連続関数環の素イデアル、なにか具体例知っているでしょうか。愚鈍なので作れなくて泣いています
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016年2月24日
@f_tangentもちろん極大イデアル以外の例で。
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016年2月24日
@phasetrコンパクトハウスドルフの上だと極大でない素イデアルない?分離公理を捨てれば何とかなるか?
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016年2月24日
@phasetr局所コンパクト空間上の連続関数環だったら極大イデアル=素イデアルぐらい言えると思いますよ. ハウスドルフ性を外さないと作れなさそうです
— たんじぇ (@f_tangent) 2016年2月24日
@phasetrすいません、閉かつ素なイデアルは極大イデアルになることが言えますが、一般の代数的なイデアルについてもおなじことが言えるかは分かりません
— たんじぇ (@f_tangent) 2016年2月24日
@f_tangentありがとうございます。https://t.co/dJzp91c2Q4という悪魔のようなコメントをいただいてとてもつらい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016年2月24日
@phasetrXがコンパクトハウスドルフの時は、C(X)の閉イデアルはXの閉集合と1:1で対応しますが、2点以上を含む閉集合に対応するイデアルはウリゾーンの補題から素イデアルになりえないので、素イデアル=ある1点で0になる関数の集まり=極大イデアル になります
— たんじぇ (@f_tangent) 2016年2月25日
@f_tangentできる男マジパネエ
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016年2月25日
Urysohn, 愛してやまない. そしてたんじぇイケメンエリート太郎が順調に育ってきていて, 感銘を禁じ得ない. ちょっと聞くとぱっと答えてくれるとか素晴らしすぎる.
一応それにすぐ答えてもらえるだけの対応というか, 信頼関係も築けてきている感もある. ありがたい限りだ.
http://t.co/W1BQywTnE4慶應、【数理女子】と言うページを作っていたのか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014年5月14日
改めてリンクつけておこう.
もう東大に移ってしまっているが, 佐々田さんが頑張って作ったのだろう. 佐々田さんのメッセージを引用しておく
音楽やスポーツにはいろいろな楽しみ方があります。カラオケでわいわい盛り上がる人、コーヒーを飲みながらクラシックを聴く人、日々筋トレに励む人、W杯を見に世界中出かける人etc...。数学も同じです!問題を解くだけが数学ではありません。あなたなりの数学の楽しみ方をぜひ見つけてください。 佐々田 槙子(東京大学・数理科学研究科)
数学女子とかいう言い方じたいがなくなるときが来ることを祈って, とりあえず宣伝協力しておく.
またもやたべさん筋の情報で悲しみに包まれた.
ゲーデル警察案件。たしかにひどい。https://t.co/KvkUlg74prhttps://t.co/WDG6AZwn6B
— ytb (@ytb_at_twt) 2016年2月25日
引用元のツイート群も引用しよう.
?
— リング (@matsumoring) 2016年2月24日
AIとは何か--コンピュータの歴史から紐解く人工知能 https://t.co/Zl1BggbnLn@zdnet_japanから
@matsumoring「AIとは何か--コンピュータの歴史から紐解く人工知能」とは何か。 #なんつって
— 証 蔵 (@GLC___) 2016年2月24日
@GLC___@matsumoring「「AIとは何か--コンピュータの歴史から紐解く人工知能」とは何か。 #なんつって」とは何か。 #なんつって
— リング (@matsumoring) 2016年2月24日
@matsumoringつい茶化してしまいましたけど、この記事はゲーデル警察案件ですね。「完全人工知能」をある種の証明系になぞらえているようですけど、その定義や「知能が定義できる」ことの定義がそもそもなされていない等、議論に穴があります。真面目な記事とは思えません。
— 証 蔵 (@GLC___) 2016年2月24日
@GLC___ゲーデル警察www facebookポリスの親戚みたいなもんですか(笑)不完全性定理には要注意ですね!
— リング (@matsumoring) 2016年2月24日
@matsumoring(ホントそやで…)
— 証 蔵 (@GLC___) 2016年2月24日
「身内」の数学界隈からでもひどい目にあうようだし, 数学基礎論, 数理論理の人達, 本当に大変だ.
市民メモ.
緩募 選択公理を証明に使う典型的な命題で、ある程度初等的な命題で比較的証明短いやつ。とりあえずハーンバナッハと極大イデアルの存在は考えている
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月7日
これに頂いたコメントを引用しておきたい.
@phasetr k を自然数とする. グラフ G の任意の有限部分グラフが k-彩色可能ならば G も k-彩色可能
@phasetr 群 G の任意の有限生成部分群が順序付け可能(演算と同調する全順序を定めることができる)ならば G も順序付け可能
@phasetr 連結かつ局所有限な無限グラフは無限単純道を持つ
@phasetr 先手も後手も必勝戦略を持たないような長さωのゲームが存在する
教えてもらったのはいいものの.
@functional_yyありがとうございます。その辺ググれば証明も簡単に出てきますか?
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月7日
そしてこう返ってくる.
@phasetr 出てきません
@phasetr 最初の3つはコンパクト性定理(cmpactness theorem, BPIと同値)の典型的な応用例なので, この辺りのワードと一緒に検索すれば出てきます. 私の超準解析ノート(最新版)にも2行くらいの証明が載っています.
@phasetr 最後の例は集合論(の決定性公理)に関する話題なので決定性公理と選択公理で調べたら出てきます.
@phasetr 最初の3つがコンパクト性定理の帰結と書きましたが最初の2つです. 3つ目は(従属)選択公理を使って頂点を選択してパスを伸ばしていくという操作を繰り返すので簡単.
何はともあれ記録しよう.
おもしろ。Rで何でもできるのか。正四面体を「4次元空間」に落とし込んで解決する方法を編み出すとか、突き抜けてる感がある(褒め言葉)
— レ点 (@m0370) 2016年2月26日
/京大2次試験数学問題をRで表現する - ryamadaのコンピュータ・数学メモ https://t.co/SZOd9XaJsv
こういうのでいろいろ遊んでみたいとはずっと思っている. とりあえずメモだ.
英語学習で英英辞典を使いこなせるといいのはその通りだろうし、自分もそう思う。ただ、語彙獲得のプロセスでそのための準備が必要だということも同時に感じていて、初学者から2000語獲得に至るまではpicture dictionaryの活用が有効ではないか。
— 大泉英数研究室 (@eisuken2002) 2016年2月27日
というわけで、OPDのアプリ版を購入してみたんだけど中々いい。小・中学生に関してはアプリとなると何かと障壁もあるので、書籍版を持たせようかな。https://t.co/ncoPs87Ufn
— 大泉英数研究室 (@eisuken2002) 2016年2月27日
参考にしたい. 数学にも転用したい.
(財)理数教育研究所主催「2014高校数学セミナー」に参加してきた。
— 黒田真樹 (@kurodams) 2014年5月11日
桜井進先生「雪月花の数学 芭蕉の俳句はなぜ五七五なのか」
中島さち子先生「数学と芸術」 pic.twitter.com/JymTiHdfwR
桜井進事案は不安でしかたないが, 仲島さち子さんの「数学と芸術」は気になる. こういうのもいろいろ調べて情報ださないといけないな, とはずっと思っているのだが全くできていない.
http://t.co/LlPyvAhYHQ(公開までに時間がかかってしまいましたが)ロジックおすすめ本紹介のページができました.
— すずきまさや (@mszk_p) 2014年5月11日
何はともあれ記録・宣伝協力しておく.
というかカーネギーメロン大学の哲学科の教員(https://t.co/FGgg93zKwB)、数理論理学とか科学哲学とかだけじゃなくて機械学習とか統計的因果推論の専門家とかいるしやば
— ラス子 (@mercbeinp) 2016年2月29日
@mercbeinp確かトポロジーの授業が(必修か必修選択で)開講されていたはずです.あそこはわかっているところなんですよ.
— ルグラン (@1_hoc) 2016年2月29日
@1_hocなるほど...すごい世界ですね...
— ラス子 (@mercbeinp) 2016年2月29日
@mercbeinphomotopy type theoryの研究で数学、論理学、計算科学にまたがって好き放題やってる印象
— ╭( ・ㅂ・)وउन्माद भाल्ल (@ryokubu2718) 2016年2月29日
@ryokubu2718アメリカこわい
— ラス子 (@mercbeinp) 2016年2月29日
話は変わるが, 竹崎先生がUCLAの改革に立ち合ったとき, 人文学の基礎は哲学, 理学の基礎は数学, 的な感じで話が進んでいたらしく, 数学への深い信頼を感じて感動するとともにその信頼に応えるべくやっていかないと, と身が引き締まる思いだったとか伺った.
柔道女子70キロ級銅メダルのラウラ・ヴァルガス=コッホさん、祖父がピノチェト政権の圧政を逃れてチリからドイツに移住。数学を学ぶ大学院生で、ベルリン工科大学で修士課程を最優秀の成績で終え、博士論文を書きながら練習、と。すごい。 https://t.co/XMqjMWaERP
— masaya honda (@hondayonda) 2016年8月11日
専門はアルゴリズム論/離散数学と。 https://t.co/lyD6AmiGHb
— masaya honda (@hondayonda) 2016年8月11日
数学の博士課程に行きながら柔道でメダルとか, あまりにも格好いい. 私も見習いたい.
あといちおうWikipediaへのリンクも.
斎藤正彦さんの『線型代数学』(東京図書)が出版された。『線型代数入門』(東大出版会:1966)と比較すると、線型空間がぐっと控えめになったこと、単因子論を使ったジョルダン標準形の証明が直接的な証明になり、簡略になったことが挙げられよう。妙な癖がなくて、なかなか感じの良い本だ。
— 足立恒雄 (@q_n_adachi) 2014年5月10日
https://t.co/JzXOExk2im気になる。毅本も合わせて読んでみたい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014年5月10日
東大出版会の齋藤正彦『線型代数入門』, 私の愛読書でAmazonにレビューも書いたし物理への応用にはかなりいいので, いろいろなところで宣伝しているが新しい方も気になる.
齋藤毅本も佐武本も気になるが読めていない. 勉強したいことは多いし, それに合わせて情報発信したいことも多いが, その時間確保のためにもマネタイズを真剣に考えていきたい.
だりーながにわかであることをすぐに察してもそれを笑いも糾弾も否定もせず先達としてロック道の案内役を務めるとともに、だりーなの志を認め憧れを形にしてみせるなつきちの姿は新参に対する古参のあるべき姿を示している #imas_cg_anime
— 浅木原忍@謎の本格ミステリ大賞候補 (@asagihara_s) 2015年8月21日
理屈ではわかっているのだが, 現実的になかなかこうは動けていない自分がいる.
節目節目で反省すべく記録しておく.
作った(地球物理の人はだいたい鉛直をz軸に取るけど断層に沿う座標系が欲しかった) pic.twitter.com/ZCnJn8xdw4
— らの (@Bimaterial) 2016年3月1日
@Bimaterialこのような綺麗な図はどのように作っているのかよければ教えていただけないでしょうか?
— すりっぷちゃん【8歳】 (@slip001) 2016年3月1日
@slip001Inkscape を使っています、立体的なイラストが作りたければこんな感じです↓https://t.co/9lpMDq9ylrhttps://t.co/w0GEOJ8aH1
— らの (@Bimaterial) 2016年3月1日
@Bimaterialすごく便利ですね!教えていただきありがとうございます!
— すりっぷちゃん【8歳】 (@slip001) 2016年3月1日
こういう技術ももっと磨きたい. とりあえずメモ.
昭和15年の小學校の算數の教科書「伸ばす算術の新研究」のまえがきが中々重い pic.twitter.com/kWLx6zVTgy
— 隅須正昭@ゆとり國 (@nagoya313) 2014年4月28日
@nagoya313@mineotakamuraこんな精神論は算数教育を歪めるような気もします.算数も国語も社会も理科も,「行間」(=背後にある概念や考え方)を読まずに丸暗記しようとする者がつまづくのです.
— MIURA #Remember0919 (@aliquisgg) 2014年5月2日
画像から文章を抜き出しておこう. 旧漢字はめんどいので変換したが「思はない」などの仮名づかいはそのままにした.
算術の成績の思はしくない人は (1) 心におちつきのたりない人. (2) やったらできるといふ自信と元気のたりない人. (3) 人より先に答を出したがつたり, 早がつてんして問題をよく読まない人. (4) 出来ないからといつて, もう一度しつかりと考へながら問題を読んでみない人. (5) 文字をきれいに書かない人. (6) 位取や名のつけ方に注意のたりない人. (7) 自分のための勉強だと思つて, しんけんにならないで, いつも人にやかましく言はれて勉強する人.
引用した 2 つ目のコメントはまるで意味がわからないので引用した. (7) あたりは精神論っぽいが, 問題をよく読まないとか考えながら問題を読まないとか, そういうのも言っているし, 何でいきなり丸暗記とか言い出すのかわからない.
何はともあれ, 大事なところがないでもないので記録しておく.
ε-δ論法(連続の場合)
— 鯵坂もっちょ (@motcho_tw) 2016年3月2日
∀ε>0,∃δ>0 s.t. |x-a|<δ ⇒ |f(x)-f(a)|<ε
どんなに狭いオレンジに対しても、緑より狭い青を狭くすれば赤をオレンジより狭くできるような、緑のとり方が存在する。 pic.twitter.com/Rrdhmqgfbj
ε-δ論法(不連続の場合)
— 鯵坂もっちょ (@motcho_tw) 2016年3月2日
∃ε>0,∀δ>0 s.t. |x-a|<δ ∧ |f(x)-f(a)|≥ε
どんな緑をとっても、青が緑より狭いにもかかわらず赤がオレンジより広くなってしまうようなオレンジが存在する。 pic.twitter.com/TlfwBxAEM3
ε→オレンジ
— 鯵坂もっちょ (@motcho_tw) 2016年3月2日
δ→緑
|x-a|→青
|f(x)-f(a)|→赤
desmoshttps://t.co/JSq5BTnwzY
参考動画https://t.co/9hmjmOYJL0
こういうのは単純な絵よりも動画の方がいいと改めて思ったので記録. こういうのをもっとさらっと作れるようになりたい.
夏祭りのカップル
— 理系のつぶやき (@iam_rikeeeee) 2014, 5月 4
彼氏「あの花火赤色で綺麗だね…」
彼女「うん//」
彼氏「でも…」
彼女(お…?くるか…?)
彼氏「あれ、カリウムかねぇ…」
_人人_
>理系<
 ̄Y^Y^ ̄
彼女「いや、ナトリウムじゃない?」
_人人人人_
>両方理系<
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
http://t.co/v4jEA7DZz2【彼氏「あれ、カリウムかねぇ…」
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 5月 4
理系
彼女「いや、ナトリウムじゃない?」
両方理系】http://t.co/8YStFfbNGfNaは黄, Kaは淡紫のようだがどういう状況で会話しているのだろうか
【緩募】https://t.co/W3rbX1iA0Dここでの会話の状況を詳しく分析できる方 【彼氏「あの花火赤色で綺麗だね…」 彼女「うん//」彼氏「あれ、カリウムかねぇ…」彼女「いや、ナトリウムじゃない?」】というやつ
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 5月 4
@phasetr彼氏は理系ではあるが、化学系は詳しくない。彼女は化学系。
— エビ (@ebi_j9) 2014, 5月 4
彼は詳しくないのでなんとなくカリウムといった。それに対して彼女は、(赤い炎色反応はSrだけど、もう一つの物質を言っているのかしら?赤と言うよりはオレンジに近いから…)いや、ナトリウムじゃない?と答えた。
@ebi_j9根拠もなく現象を語る彼氏は魔女裁判にかけて火炙りにしましょう
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 5月 4
@phasetr別例:ピンク色の花火を見て、彼氏はカリウムかなと思った。しかし、花火に詳しい彼女は(元々カリウムはあまり使わないけど、あの色はカリウムのピンクっぽい紫よりはSrとNaが主な構成の色だと考え)ナトリウムじゃない?と答えた。
— エビ (@ebi_j9) 2014, 5月 4
@phasetr黄色の花火が上がった瞬間に彼氏が彼女に語りかけた。ちょうど何か食ってた彼女がごっくんした後、見上げたら淡紫の花火がすでに上がっていた、 とか。
— いくた♥️なお/SCIS2016参加中 (@ikutana) 2014, 5月 4
@ikutanaいい加減なことをいうな、と彼女が彼氏を何か実験器具で死ぬまで殴打するとかそういうストーリーがほしいですね
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 5月 4
冒頭部の妄想会話, 猛烈に難解でいまだに何を言っているのかわからない. これは何だったのだろうか.
Facebook で流れたきたのだが, 数学への分野転向の際に行った勉強のことという記事の記録. 薬学から数学への転向という何となく魔人っぽい経歴の方だ. 学振も取っているので魔人感はさらに高まる.
それはそれとして次の点がとてもいい感じ.
仕事において、新しい分野の勉強をする際には
- 難しすぎる教科書には手を出さない(適切なレベルから始める)
- その道のエキスパートに基礎として何を学ぶべきか教えを請う
- どのようにして仕事に活かすか、領域を慎重に選ぶ
- 記録をつける
- ともだちを作る!!!!
が重要なのではないかと思います、というお話しをします。
仕事に活かすかどうかについては微妙なところだが, 「仕事において」とついているから その前提なら外せない要件だ.
いまちょうどこの辺に関して現代数学の通信講座をはじめようとも思っているので, その参考にもしていきたいと思っている. とてもタイムリーだった.
中身はしごくまともなので読むと参考になるはずだ.
愛は無限大だから尽きることはないが、隙間もいくらでも広げられる(←なんか良いこと言っているようだが意味は無い)
— 前野[いろもの物理学者]昌弘 (@irobutsu) 2014年5月3日
さっきの「隙間はいくらでも広げられる」って意味は、自然数の数も∞、偶数の数も∞、3の倍数の数も∞、もちろん378015の倍数の数だって∞。無限大と言えばすごいようでいて「濃度の薄い無限大」もあるから、リア充気をつけろ、とそういう意味ね。@irobutsu
— 前野[いろもの物理学者]昌弘 (@irobutsu) 2014年5月3日
この「濃度」は数学用語的意味ではない(^_^;)。@irobutsu
— 前野[いろもの物理学者]昌弘 (@irobutsu) 2014年5月3日
@irobutsuあれー。加算濃度にも色々あるが、連続体濃度には負けるとかそういうネタじゃないの?
— AXION (@AXION_CAVOK) 2014年5月3日
@AXION_CAVOKだって上の例全部可算濃度だし(^_^;)。
— 前野[いろもの物理学者]昌弘 (@irobutsu) 2014年5月3日
そしてやたべさんが絡む.
自然数上でもCoinfinite set (補集合が無限集合な集合)とcofinite set (補集合が有限)は本質的に違います。
— ytb (@ytb_at_twt) 2014年5月3日
QT @irobutsu: 愛は無限大だから尽きることはないが、隙間もいくらでも広げられる(←なんか良いこと言っているようだが意味は無い)
RT『@ytb_at_twt:自然数上でもCoinfinite set (補集合が無限集合な集合)とcofinite set (補集合が有限)は本質的に違います。 QT @irobutsu: 愛は無限大だから尽きることはないが、【略】』
— 前野[いろもの物理学者]昌弘 (@irobutsu) 2014年5月3日
う〜む。違いがわからない男>わし
@ytb_at_twtcoinfinite setとcofinite setが本質的に違うというのはどういうことを指しているのでしょうか。これらが違うのは分かりますが、本質的というので何を指しているのかが気になっていて
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014年5月4日
@phasetr元の文脈の「無限に隙間を広げられる」に関し、coinfinite setは無限に隙間を広げてもcoinfiniteのままだが、cofinite setはcoinfinite setに変わってしまってcofinite性は保存されませんよ、というだけの話です。
— ytb (@ytb_at_twt) 2014年5月4日
あとでいちいち考えなくてもいいように, coinfinite setとcofinete setの例を挙げておこう.
Coinfiniteの例は$I_n = {1,2,\dots,n}$(ただし$n$は自然数)が簡単な例で, cofiniteの例は上の$I_n$の補集合. 自明と言えば自明だし書く必要ない気もするが, 一応.
あとこの辺のいわゆる「余」となるcoの使い方, 結構便利だなと改めて思うなどした.
そして「無限に隙間を広げる」という操作, 割と非直観的で難しい感じがある. そもそも操作と言っていいのかすらよくわからないが.
面白いのでとりあえずメモっておこう.
Dungundji の Topology を持ってきた某君から, 層コホモロジーとチェックコホモロジーの一致に局所可縮さえあればパラコンパクトは要らないという最新の結果について聞いたのでここからは位相空間論を駆使していく流れに違いない
— atsushi yamashita (@yamyam_topo) 2016 年 3 月 6 日
証明が気になる. 論文読んでみたい.
あと局所可縮というのはどのくらいの強さがある条件なのだろう. 局所可縮な例と成立する空間のクラス, そして成立しない例と成立しない空間のクラスが知りたい.
そしてよくよく考えるとパラコンパクトが課す制約の強さ, つまりパラコンパクトになる空間のクラスをほとんど知らない. パラコンパクトにならない例もあまりよくわかっていない.
投げておけば誰か教えてくれるだろうと思ったが, ちょっと調べてみた. Wikipedia先生からいくつか引用する.
まずはコンパクトから.
なお無限次元では有界閉集合はコンパクトとは限らず, 例えばヒルベルト空間内の (縁を含んだ) 単位球体は有界かつ閉集合であるがコンパクトではない (距離位相を入れた場合).
当然の有名な事実だが, 一応メモ.
このようにコンパクト性は, 無限だと起こる問題を有限に落とす事で回避する事に用いる事ができる. 一般的に無限が絡むと議論が複雑になるので, これを回避できるコンパクト性は有益な概念である.
これ, やろうと思って忙しくてできなくなった可換環セミナーでも言及しようとした話だ.
これは以下のように考えれば直観的に理解できる. まず簡単にわかるように一辺の長さが 1 である (縁を含んだ) $n$ 次元超立方体 $I^n$ を 1 辺の長さが $(1/2) + \varepsilon$ の (縁を含まない) $n$ 次元超立方体 $B$ で覆うには どうしても $B$ のコピーが $2^n$ 個必要である. (ここで $\varepsilon$ は小さい値. たとえば $\varepsilon = 0.1$). したがって $n \to \infty$ とすれば分かるように, 1 辺の長さが 1 の無限次元超立方体 $I^{\infty$}$ を覆うには どうしても 1 辺の長さが $(1/2) + \varepsilon$ の 無限次元超立方体が無限個必要になり, 有限個では覆う事ができない. コンパクト性は無限個開被覆は有限部分開被覆を持つ事を要請しているので, これは $I^{\infty$}$ はコンパクトではない事を意味する. しかし有限次元の場合と同様の証明で $I^{\infty$}$ が有界閉集合である事は示せる. 以上の事から $I^{\infty$}$ は有界閉集合であるがコンパクトではない.
同様のアイデアに基づいて $I^{\infty$}$ が (有界ではあるが) 全有界ではない事が示せる. したがって全有界性は有界性よりも真に強い概念である.
これ, パッと見で $\ell^{\infty$}$ に見えたのだが, コピペしたら $I$ だったのでちょっとびっくりした.
で, パラコンパクト.
パラコンパクト空間のすべての閉部分空間はパラコンパクトである。ハウスドルフ空間のコンパクト部分集合は常に閉であるが、これはパラコンパクト部分集合に対しては正しくない。そのすべての部分空間がパラコンパクト空間であるような空間は遺伝的パラコンパクト (hereditarily paracompact) と呼ばれる。これはすべての開部分空間がパラコンパクトであると要求することと同値である。
なんJ位相空間部のつぶやきによって, この辺は何となく頭に入った. 証明などは全く知らないが. 反例もつぶやかれていた気がするが, 覚えていない. 誰かに教えて頂いたら追記したいところ.
チコノフの定理(コンパクト位相空間の任意の集まりの積はコンパクトである)はパラコンパクト空間には一般化されない、つまり、パラコンパクト空間の積はパラコンパクトであるとは限らない。しかしながら、パラコンパクト空間とコンパクト空間の積はつねにパラコンパクトである。
これもやはりなんJ位相空間部のつぶやきによって何となく知っている. そして詳しく知っているわけでもない.
すべての距離空間はパラコンパクトである。位相空間が距離化可能であることとパラコンパクトかつ局所距離化可能なハウスドルフ空間であることは同値である。
(連結な) Riemann 多様体, どうしてもパラコンパクトになるのか. パラコンパクト性から Riemann 計量の存在が言えた気がするが, ある種の逆, という感じがある.
- すべての正則リンデレーフ空間はパラコンパクトである。とくに、すべての局所コンパクトハウスドルフ第二可算空間はパラコンパクトである。
- ゾルゲンフライ直線(英語版)は、コンパクト、局所コンパクト、第二可算、距離化可能のいずれでもないが、パラコンパクトである。
- すべての CW 複体(英語版)はパラコンパクトである[1]。
- (Theorem of A. H. Stone(英語版)) すべての距離空間はパラコンパクトである[2]。初期の証明は幾分難解であったが、初等的な証明が M. E. Rudin によって発見された[3]。距離空間が非可分の場合は、定理を満たすような細分の存在証明に選択公理を必要とする。ZFも従属選択公理(英語版)つきZFも十分でないことが証明されている[4]。
正則リンデレーフとか全くイメージがつかめない. あとやはりこれ.
パラコンパクトでない空間の例には次のようなものがある。
- 最も有名な反例は長い直線であり、これはパラコンパクトでない位相多様体(英語版)である。(長い直線は局所コンパクトであるが、第二可算でない。)
- 別の反例は無限(英語版)個の離散空間の非可算個のコピーの積である。particular point topology(英語版) が入っている任意の無限集合はパラコンパクトでない; 実はメタコンパクト(英語版)ですらない。
- プリューファー多様体(英語版)は非パラコンパクトな面である。
- bagpipe theorem(英語版)は非コンパクト面の 2ℵ1 個の同型類があることを示している。
これも大事そう. 使う状況が全く想像できていないが.
パラコンパクト性は弱遺伝的 (weakly hereditary) である、すなわちパラコンパクト空間のすべての閉部分空間はパラコンパクトである。
パラコンパクトハウスドルフ空間上、層係数コホモロジーとチェックコホモロジー(英語版)は等しい[5]。 5. Brylinski, Jean-Luc (2007), Loop Spaces, Characteristic Classes and Geometric Quantization, Progress in Mathematics, 107, Springer, p. 32, ISBN 9780817647308.
実は、T1 空間がハウスドルフかつパラコンパクトであることと任意の開被覆に従属な 1 の分割を持つことは同値である(下記参照)。この性質は(少なくともハウスドルフの場合において)パラコンパクト空間を定義するのに使われることがある。
パラコンパクト性はコンパクト性の概念とほとんど関係がないが、位相空間の構成要素を扱いやすいピースに解体することにむしろもっと関係がある。
最後の方, メタコンパクトとかオルソコンパクトとかでてきて, コンパクト wiki と zena さんを想起した.
zena さん, あんなに無茶な数学の話をしていて 物理学徒を自称するの, さすがに無理がありすぎる, ふだん何やってんの, といつも言っている.
久し振りに長くなった感がある. 引用ばかりなので, 自分で書いたところは少ないが.
こういうのを再勉強すると, 学部一年でやったことがどれだけわかっていないかとか 思い知らされてつらい.
異色の経歴が異色のセキュリティコンテンツを作るという記事があった.
東京都が配布する防災の手引き「東京防災」が評判のようだ。黄色い表紙が目を引くハンドブックで、イラストをふんだんに使って防災の備えや被災時の行動について分かりやすく解説しているのが特徴だ。 この東京防災と同じ黄色の表紙のガイドブックが、情報のセキュリティ分野でも登場したのをご存じだろうか。内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が16年2月に公開した、「情報セキュリティハンドブック」がそれだ。NISCのWebサイトから無料でダウンロードできる。 こちらも分かりやすさでは負けていない。NISCの女性分析官やその上司、パソコン初心者の子供といったキャラクターが登場し、サイバー攻撃や対策について、丁寧に解説する内容になっている。「ブラックパンプキン」などの悪役キャラまでいる。
数学でもこういう努力しないといけないな, というのを改めて感じている.
ムーアって、無限を「語り得ないもの」と定義して、数学的無限を「ホントの無限じゃない」とdisっているウチに、全ての内実が手のひらからこぼれ落ちてしまったような本だよね。
— ytb (@ytb_at_twt) 2016年3月11日
無限 その哲学と数学 (講談社学術文庫) A.W・ムーア https://t.co/WUnt7HXhrs
@ytb_at_twtそこで語られている本当の無限というのはどういうもので、数学の無限がどういう意味で本物ではないという話になっているのでしょうか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016年3月11日
@phasetr本は哲学史における無限概念の変遷についてのもので、流れはギリシア哲学の無限概念→中世の無限概念→微積分とカントの無限概念→カントールと集合論→不完全性定理→数学的直観主義とウィトゲンシュタイン、という流れで「正解」は数学的直観主義とウィトゲンシュタインらしいです
— ytb (@ytb_at_twt) 2016年3月11日
@phasetr数学的直観主義は、無限に関する一種の不可知論ですから。集合論は、無限を実態視しすぎるというか、無限に関して排中律を認めるのでdisられてます。
— ytb (@ytb_at_twt) 2016年3月12日
@ytb_at_twt確かに過剰に実態視していると言われたらそれはそうな感じはしますが、「全ての内実が手のひらからこぼれ落ちてしまった」というのはどういう感じなのでしょうか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016年3月12日
@phasetr既存の方法をdisって終わりで、「排中律を認めなければこんな豊かな構成主義数学の世界が」とかみたいな建設的要素が皆無なんです。
— ytb (@ytb_at_twt) 2016年3月12日
@ytb_at_twtとてもつらい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016年3月12日
知らない世界の話は楽しい. そして建設的な批判の難しさを知る.
正標数への還元事案だろうか. 名前だけは知っている. とりあえず気になったのでちょっとまとめた.
ところで昨日の森先生の講義で出てきたご自身の結果について「標数pの方法を使わない証明は知られていない」的なことを仰っていたんですが、どういう手法なのか気になってるので詳しい人教えてください
— ぴあのん (@piano2683) 2016年3月12日
@piano2683有理曲線の存在定理じゃないですか?
— ワヘイヘイ (@waheyhey) 2016年3月12日
@waheyheyあっそれですそれです
— ぴあのん (@piano2683) 2016年3月12日
@piano2683Fano多様体上に任意の点を通る有理曲線が存在するかという問題を、多変数の整係数多項式をZ/pZ係数と見たときに解を持つならば、元の多項式が有理数解を持つという原理に従って証明するというものです
— ワヘイヘイ (@waheyhey) 2016年3月12日
@piano2683曲線を多様体の中で変形させることが出来れば有理曲線の和に分解するのですが、その変形が可能なのか分からないんですね。しかし、変形の次元の公式のFanoの場合は正の値をとる部分に曲線の次数が付いているので、標数が正の場合はフロベニウスを使って次元を上げられます
— ワヘイヘイ (@waheyhey) 2016年3月12日
@piano2683有理曲線は一般に存在するとは限らず、例えばアーベル多様体にはそのような曲線がないことがアルバネーゼを考えればすぐに分かります。
— ワヘイヘイ (@waheyhey) 2016年3月12日
@piano2683曲線の次数ではなく射の次数の間違いでした
— ワヘイヘイ (@waheyhey) 2016年3月12日
@waheyheyありがと。雰囲気はわかった。昨日の講演絡みでついでにもう一つ質問してもいい?
— ぴあのん (@piano2683) 2016年3月12日
red bookに載ってるこの図が紹介されていたんだけど、「すべてのpに関する情報を張り合わせた幾何的対象」みたいな概念は存在する? pic.twitter.com/N05wxIBWxN
@piano2683有理整数環の整拡大の環状の代数を考えてる感じですね.各素イデアルでの剰余体をテンソルすれば,各標数の体上に行けますね.そんなに難しい意味ではないです.
— ワヘイヘイ (@waheyhey) 2016年3月12日
@piano2683テンソルってファイバーですよね?
— ワヘイヘイ (@waheyhey) 2016年3月12日
@waheyheyあっ、たしかに、元の Z[x] なりがpに関する情報もすべて持っているからそれでいいのか。自明な質問に付き合ってくれてありがと。
— ぴあのん (@piano2683) 2016年3月12日
無限に数学したい.
重力波直接検出がニュースになっているけれど,重力波検出装置には1980年代に干渉計型検出方式と共振型検出方式の論争があって1988年の小澤正直先生の仕事で解決されたのだけど,やっぱりあまり知られてないのかな。小澤先生のスライド→ https://t.co/DrVQEL9t4w
— Hiroyuki Miyoshi (@metaphusika) 2016年2月12日
内容に関心がある人向けに英語ですが細谷暁夫先生の解説スライドを挙げておきます。 https://t.co/5ExTVXLgb3
— Hiroyuki Miyoshi (@metaphusika) 2016年2月12日
小澤先生は今年で停年退職されますが,3月の最終講義の話題になることは間違いないでしょう。
— Hiroyuki Miyoshi (@metaphusika) 2016年2月12日
読めていないがまずは記録.
@metaphusika突然失礼いたします、小澤先生は量子集合論という分野でも業績を残していらっしゃいますよね、数理論理学の分野にも関連もある方なのですか?
— ☤Змея☤ (@k_tph) 2016年2月12日
.@k_tph小澤先生は元々数理論理学がご専門です。そのためか研究成果を物理学の方々に受け入れていただくのには色々苦労されたと聞いています。
— Hiroyuki Miyoshi (@metaphusika) 2016年2月12日
@metaphusika返答ありがとうございます!不勉強で申し訳ないのですが、今回の重力波観測に深く関わっている小澤の不等式の導出も数理論理学的な手法を用いられたのですか?「量子測定理論」、というのは小澤先生独自の理論なのですか?
— ☤Змея☤ (@k_tph) 2016年2月12日
@k_tph量子測定理論は一般的な物理学の理論です。小澤の不等式のお仕事はその精密化に当たりますので内容的には物理学,手法は数学ということになります。ただその動機にはブール代数値解析学のお仕事と関連しておそらく量子の論理や集合論を理解したいということはあったと思います。
— Hiroyuki Miyoshi (@metaphusika) 2016年2月12日
@metaphusikaなるほど…小澤先生は量子力学を理解するために、数学的な量子測定の理論と数理論理学(量子論理)の二つの側面から研究している方、という認識でよろしいでしょうか…
— ☤Змея☤ (@k_tph) 2016年2月12日
ありがとうございました!小澤先生のpdfもネットに沢山あるようなので勉強してみようと思います。
最後の認識, 小澤先生は実際どう思っているのだろう.
気にならないこともない.
ぴあのんさんが足立恒雄先生による「幾何学の公理系」と「数学基礎論」に関する連ツイまとめというのを作っていたので.
よくわからないが, とりあえず気にはなる. メモをしておこう.
新企画 現代数学観光ツアー 応用にも役立つ微分積分の聖地を巡礼しよう https://t.co/jKfNg8WjXr大学数学の通信講座に関する実験をしているのでぜひ参加してほしい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016年3月14日
最近大型書店の数学書コーナー行くと年配の人で数人で来てて「この本何処何処迄読んだけど◯◯が分からなくて挫折した。教えてくれる塾とかあればいいのに…」と話し合ってる方々を度々見かける。多分、数学塾(大学以上の内容)は結構需要があると思った。
— 原子心母 (@atomotheart) 2016年3月15日
@atomotheartそういう方々、年齢どのくらいでしょうか?facebookとかで広告打ってみようかと思っていて、ターゲットに関してもいま調査しているところで
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016年3月15日
@phasetr私の見た感じでは、四十代後半〜六十ぐらいの人が多かったです。
— 原子心母 (@atomotheart) 2016年3月15日
あとこれ.
@atomotheart多分うちの塾のことですね。。大学数学教えています。よろしくお願いいたします。
— 堀口智之 (@imakarasuugaku) 2016年3月15日
東京ローカルのリアルの教室だと, 濃くなる分, 限られた人にしか届かないのがやっぱり嫌. 薄くなっても, まずはもっと広く取ることを考えたい.
というわけで頑張る.
Jordanの閉曲線定理の短い証明とかいうものを読んでみたhttps://t.co/P8BLOTbqNe
— mone (@quasi_mone) 2016年3月15日
いままで、この定理の証明は読んだことなかったけど、なかなか面白かったし、本に書いてくれれば良いのにとか思った
まともに勉強したことないのであとでちゃんと読みたい.
それはそれとして不動点定理はけっこう大鉈という感じがあるがどうなのだろう. 関数解析系, とくに微分方程式界隈では基本的な道具という感じはある.
順序数ヴィジュアル化アプレットが面白い!http://t.co/295DSCFrN6
— ytb (@ytb_at_twt) 2014年3月18日
よくわからなかった. 順序数, $\omega + 1$ と $1 + \omega$が別物といった断片だけは覚えているのだが, 何分全く覚えていない.
もうちょっときちんとやりたいとずっと思ったまま, 十年以上経っている感じもある. 悲しい.
とりあえずは結論から.
【結論】圏論は具体的過ぎてクソ、formal category theoryをやろう👊
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
何を言っているのか全く理解できていないが, とりあえず未来の自分のためにまとめておく.
圏論の基礎でとある命題を読んだぼく「なるほど」
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
その証明を読んだぼく「わからん」
Kan拡張を使って自力で証明したぼく「自明」
数学徒もうみんな寝た?
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
最近、圏論は具体的過ぎて難しいのではないかという気がしてきたんですよ
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
圏論で一番重要なのは、やはり自然変換の合成だと思うんです。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
まず自然変換の合成ができないとKan拡張の定義が理解できない。 #全ての概念はKan拡張である
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
圏論における「全ての概念」の一つである「随伴」も、通常(?)はHomを使って定義することも多いけど、自然変換の合成で定義することもできる。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
そして、圏論をやっていて気付くのは、圏論の証明では「圏」「関手」「自然変換」の定義を気にすることはほとんどなくて、自然変換の計算をやっているだけで証明ができてしまう。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
すると一つの疑問が出てくる: 「圏」「関手」「自然変換」を抽象化した概念を使って「圏論」を行うことはできるか?
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
圏全体は圏Catをなすけど、CatはHomが圏になっている(自然変換が射)。そこで一般に、Homが圏になるような「圏」を2圏という。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
この2圏は先ほどの「圏」「関手」「自然変換」を抽象化したような概念になっている。例えば随伴やKan拡張の定義を知っている人であれば、直ちに「2圏の中での随伴/Kan拡張」を定義することができる
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
あ、今言っている2圏はstrict 2-categoryです。Cat豊穣圏と言ってもいい。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
こういう、2圏で「圏論」をやるのはformal category theoryと言われていて、実はいろいろなことが知られている。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
例えばStreetのthe formal theory of monadsというのがあって、これは一般の2圏の中でモナドを考察した論文だ。定義は関手の場合と同じ。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
例えば、今Cを2圏とすると、Cの中の「モナド」全体はまた2圏になることが分かる。これをMonad(C)と書くことにする。対象c∈Cを一つ取ると、恒等射id: c→c は自明にモナドになる(恒等関手がモナドになるのと同じ)ので、包含Inc: C→Monad(C) が得られる。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
このIncっていうのは2-関手と言われるもので、関手の2圏バージョン。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
さて、このIncは2-左随伴(2圏の間の随伴)を持つことが知られているが、2-右随伴があるかどうかは分からない。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
ところが、実は、Cを2圏としたとき「Inc: C→Monad(C) が2-右随伴を持つならば、Cの任意のモナドが随伴から得られる(関手の場合と同じで随伴からモナドを作ることができる)」という定理が成り立つことが分かる。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
関手の場合の、「任意のモナドが随伴から得られる」という定理は、Inc: Cat→Monad(Cat) が右随伴を持つ、ということに系にすぎない。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
これすごくないですか(小並Kan)
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
@alg_dこれの証明に使ってるのがこのツイートの図式ですね https://t.co/FuZLN1a9i0
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
ちなみにこの話にはオチがあって、Catの場合右随伴があることをどうやって証明するかというと、T代数を具体的に構成してわちゃわちゃやる(普通の場合とあんまりかわんねぇ…)
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
他にも、例えば左随伴が左Kan拡張と交換するという定理があって、 https://t.co/6K8kN2SN42に証明が置いてあるけど(kan_extension.pdfの定理6)、この証明は何が書いてあるのかよく分からない
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
この定理、実はこんな難しいことしなくても、一般の2圏で証明できる
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
左随伴が左Kan拡張と交換するのは、随伴が絶対Kan拡張であることとかいろいろ知ってれば、普通に考えれば証明できます
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
ところで圏論では、みなさんご存知の通り、Kan拡張よりもむしろ各点Kan拡張の方が重要なわけですが
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
コンマ圏の普遍性を知っていれば、一般の2圏の中で「コンマ対象」を定義することができるので、これを使って「各点Kan拡張」が2圏の中で自然に定義できます。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
ところが、V-豊穣圏がなす2圏 V-Catで「コンマ対象を使った各点Kan拡張」を考えると、これは、普段考える「V-関手の各点Kan拡張」と一致しない場合がある(Vによる。例えばV=Setの場合、V-Catは圏の圏Catになるけど、この場合は一致する)
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
んでまあどうするかっていうと、「V-関手の各点Kan拡張」と一致する「各点Kan拡張」を定義することがいろいろ考えられていて、例えば2圏に「yoneda structure」を導入するという方法がある
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
yoneda structureというのは、2圏において、「Catでの米田埋込」に相当する射を公理的に導入する方法で、例えば米田に沿った米田のKan拡張がidになることなどを要求する。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
yoneda structureですごいのは、普遍随伴的な現象が証明できる
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
とまあ最近こういう感じのことを勉強してるんですけど、圏論のかなりのことが、ただの図式の計算(圏とか関手とか自然変換がなんなのかということは気にする必要がない)でそんなに難しくなく証明できることが分かって、圏論というのは具体的過ぎて難しいのではないかと思ったわけです。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
【結論】圏論は具体的過ぎてクソ、formal category theoryをやろう👊
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月22日
あと微妙に掴みきれていないが印象的な話をまとめておく.
今の話の証明を含んだ話は https://t.co/6K8kN2SN42のKan拡張PDFに書いてある。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
ということらしいが何となくツイートのまとめを入れておきたい.
今日も圏論の話するか
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
圏の例として、順序集合というのがある
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
(X, ≦) を順序集合としたとき、
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
・元x∈Xを対象とする
・x≦yのとき、xからyへの射がただ一つ存在する
・x≦yでないとき、xからyへの射は存在しない
とすると、圏が得られる。この意味で、順序集合Xを圏とみなす
ここで圏における極限というのを考えてみる。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
「極限」の具体例として、直積という概念がある。集合の直積や群の直積、位相空間の直積などを一般化した概念である
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
順序集合(X, ≦)を圏とみなして、圏Xにおける直積を考えてみる。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
x, y∈Xを取り、直積x×yが存在したとしてみる。定義から、こいつは次の条件を満たす。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
・x×y≦x かつ x×y≦yである
・z∈Xが「z≦x かつ z≦y」を満たせば、z≦x×yである
つまり、x×yとは「xとyの下にある奴のうち、最大のもの」、すなわち{x, y}の下限(=最大下界)である: x×y = inf{x, y}
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
例えば、有理数全体 Q を通常の順序で順序集合、すなわち圏とみなしたとき、有理数x, yに対して直積 x×y は常に存在し、min{x, y} のことである
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
例えば、集合Aのべき集合P(A)を、包含関係で順序集合、すなわち圏とみなしたとき、S, T∈P(A) に対して直積 S×T は常に存在し、 S×T = S∩T である。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
圏論では双対というのがあって、射の向きを逆にして得られる概念を双対概念という。直積の双対を余直積と呼ぶ。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
順序集合の場合、直積は下限だったけど、その双対である余直積は上限である。つまり下限と上限は双対の関係にある。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
特にP(A)を考えれば∩と∪は双対である。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
さて、 f: A→B を写像とすると、「像」を与える写像 f: P(A)→P(B) と、「逆像」を与える写像 f^-1: P(B)→P(A) があった。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
皆さんよくご存じのとおり、 f^-1 は∩や∪と交換する: f^-1(S∩T) = f^-1(S)∩f^-1(T), f^-1(S∪T) = f^-1(S)∪f^-1(T)
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
一方 f: P(A)→P(B) は∪とは交換する( f(S∪T) = f(S)∪f(T) )けど∩とは交換しない: f(S∩T) ≠ f(S)∩f(T)となる例がある
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
これはいったいどうしてなのか?
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
ここで、今の話はいったん置いといて随伴というものを考える。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
C, Dを圏、F: C→D, G: D→C を関手としたとき、組(F, G)が随伴とは、c∈C, d∈D について自然な同型 Hom_D(Fc, d)=Hom_C(c, Gd) が成り立つことをいう。(Homは集合だから、ここで同型と言っているのは全単射のことである)
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
例えばXを集合として、右から直積する関手 -×X: Set→Setと、Homを取る関手 Hom(X, -): Set→Set を考えると、A, B∈Setに対して全単射 φ: Hom(A×X, B)=Hom(A, Hom(X, B))が存在するから、
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
-×XとHom(X, -)は随伴である。(φは、写像 f(a, x): A×X→B に対して、φ(f): A→Hom(X, B) を φ(f)(a) = f(a, -) で与える写像である)
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
随伴 Hom_D(Fc, d)=Hom_C(c, Gd) となっているとき、Fを左随伴、Gを右随伴という。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
ここで重要な定理がある: 左随伴は余極限と交換する。右随伴は極限と交換する。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
特に、左随伴は余直積と交換し、右随伴は直積と交換することが分かる。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
例えば、右から直積する関手 -×X: Set→Set は左随伴だったから、余直積と交換する。Setの余直積はdisjoint unionなので、集合AとBのdisjoint unionをA+Bと書けば、(A+B)×X = A×X+B×X が分かる。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
つまりこの場合、直積と余直積で「分配法則」が成り立つ。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
同様にHom(X, -)は右随伴だから直積と交換し、Hom(X, A×B)=Hom(X, A)×Hom(X, B)である。これはHom(A, B)=「AからBへの写像全体」=B^Aと書くと (A×B)^X = (A^X)×(B^X) であり、「指数法則」ということになる。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
さて、f^-1: P(A)→P(B) の場合に戻ると、この写像は実は関手になる。というのも、これは順序を保っているからである。(順序集合を圏とみなしたとき、順序集合から順序集合への関手とは、順序を保つ写像のことである)
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
そして、 f^-1 は右随伴かつ左随伴であることが分かる。つまり、 f^-1 は直積・余直積の両方と交換する!
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
つまり、さっきの f^-1(S∩T) = f^-1(S)∩f^-1(T), f^-1(S∪T) = f^-1(S)∪f^-1(T) は、f^-1 が左随伴かつ右随伴という定理のただの系なのである。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
一方、 f は左随伴だけど、右随伴にはならない。よって余直積と交換すること( f(S∪T) = f(S)∪f(T) )は言えるけど、f(S∩T) ≠ f(S)∩f(T) は言えないのである。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
(むしろ、f(S∩T) ≠ f(S)∩f(T) から、 fが右随伴とならないことが言える)
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
(むしろ、f(S∩T) ≠ f(S)∩f(T) から、 fが右随伴とならないことが言える)
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
さて、f^-1: P(B)→P(A) が左随伴かつ右随伴になるということを示すためには、関手 F, G: P(A)→P(B) で、
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
「Hom(F(S), T)=Hom(S, f^-1(T))」
「Hom(f^-1(S), T)=Hom(S, G(T))」
となるものを
見つけなければならない。これはどうやったら分かるのか?
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
それはKan拡張から分かるのである #全ての概念はKan拡張である
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
まず、先の F が「fに沿った左Kan拡張」f†、Gが「fに沿った左Kan拡張」f‡、になることが、Kan拡張の定義からすぐにわかる。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
そして、各点Kan拡張によりf†, f‡を計算すると、
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
f†(S) = f(S),
f‡(S) = B\f(A\S)
となることが分かる。(f‡(S)は Sのsmall imageなどと言われるものらしい……)
こうしてまた全ての概念がKan拡張であることが分かってしまったのである。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
今の話の証明を含んだ話は https://t.co/6K8kN2SN42のKan拡張PDFに書いてある。
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
あと何かやりとり.
前から気になってたけどfが単射のときfと共通部分って交換するけどこれも随伴の存在から言えたりするのでしょーか?
— 意識 (@concious77) 2016年4月23日
@concious77fが単射だとfの左随伴が構成できそうで、構成できると極限と交換するから∩と交換しますね
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
@concious77fが単射だとfの左随伴が構成できそうで、構成できると極限と交換するから∩と交換しますね
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
@concious77たぶんf: A→Bが単射でb∈B\Aのとき、 F: B→P(A) を F(x) := 「f(a)=xとなる a(そういうのがないときはb)」と定義すると、(2-豊穣圏としての) Kan拡張 y†F: P(B)→P(A) が fの左随伴になりそう
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
f^-1の話は、Kan拡張感動ポイントとして最も簡単な話だと思うので、これ以外の話をしようと思うと話がもっと難しくなってしまう
— リロード・オン・アルゴドゥー (@alg_d) 2016年4月23日
最近全くやれていないが研究用に代数解析を勉強したくて, そのために圏論を勉強をゆるふわスタイルでゆるく勉強している. その辺の参考になるし, ブルブルエンジン兄貴, どんどん謎の人になってきていてすごい.
『精霊の箱』上下巻の書影出ました! 前作に引き続き、今回もかっこいい魔法書仕様です。そして上巻の帯の推薦文は、なんと浅井健一先生!!
— Ai Kawazoe (@zoeai) 2016年9月28日
精霊の箱 上: チューリングマシンをめぐる冒険 川添 愛 https://t.co/CO0DUe2Wff@amazonJPさんから
そして下巻の書影はこちら。帯の文章もぜひご覧ください!
— Ai Kawazoe (@zoeai) 2016年9月28日
精霊の箱 下: チューリングマシンをめぐる冒険 川添 愛 https://t.co/TDrKvZFCif@amazonJPさんから
前著『白と黒の扉』もものすごい面白かった. 必読だ. 買わねば.
【宣伝】夏の読書に、『白と黒のとびら』はいかがですか? 10月に続編出ますので、未読の方は今のうちにぜひ!
— Ai Kawazoe (@zoeai) 2016年8月8日
白と黒のとびら: オートマトンと形式言語をめぐる冒険 https://t.co/fKRfjpRq2y@amazonJPさんから
出たら買わなければ. メルマガでも布教しよう. 楽しみでならない.
@f_tangent突然なんですが解析関数はL^2の中で稠密になったでしょうか?C_c^inftyだったら当たり前ですがどうだったか気になって合っているか怪しくなってきてしまって。ワイエルシュトラスあたりから自明っぽいと思いつつ何か不安になったので
— 相転移P (@phasetr) 2016年5月20日
@phasetr定義域が複素平面の有界な開集合ならすぐ分かりますが, 非有界だとちょっと分かりません
— たんじぇ (@f_tangent) 2016年5月20日
@f_tangentちなみに複素の有界開集合だと何で楽です?
— 相転移P (@phasetr) 2016年5月20日
@f_tangent実数全体でのe^xとか明らかに可積分ですらないし全然ダメですね。何か適当に制限すればいけるのかもしれません。ハーディ空間とか?あとでまた考えて調べてみます。お手間とらせて申し訳ないです
— 相転移P (@phasetr) 2016年5月20日
@phasetrそのうえの多項式が自動的にL^2になるのがクリティカルっぽくて, あとは与えられたL^2関数にmolifierしたものを多項式で近似して終わりだと思いました(調べてないので間違ってるかもしれません)
— たんじぇ (@f_tangent) 2016年5月20日
@f_tangentmolifyの発想を割と真剣にすっぽり忘れててやばくて泣きたい。ありがとうございます
— 相転移P (@phasetr) 2016年5月20日
@f_tangentmolifyの発想を割と真剣にすっぽり忘れててやばくて泣きたい。ありがとうございます
— 相転移P (@phasetr) 2016年5月20日
ハーディ空間全く関係なかった. それはそれとして, derived_kaiさんにコメント頂いたのでそれもメモ.
@f_tangent@phasetrどうでもいいけど "l" はふたつです.L^2 だけに.
— Καῖνος (@derived_kai) 2016年5月21日
@f_tangent@phasetrどうでもいいけど "l" はふたつです.L^2 だけに.
— Καῖνος (@derived_kai) 2016年5月21日
@f_tangent@phasetrあー,有界の場合でも複素平面で考えてるならダメだとおもいました.なんでかというと,有界領域上の正則な L^2関数の L^2 での極限は自動的に正則になるからです.これも平均値の定理とヘルダーの不等式の帰結です.
— Καῖνος (@derived_kai) 2016年5月21日
@f_tangent@phasetr平均値の定理とヘルダーの不等式を使うと L^2-ノルムの評価から各点での評価ができてしまうからです.あとは広義一様収束で正則性が保たれることを用います.(L^2 で収束するなら a.e. で収束する部分列を持つことも用います.)
— Καῖνος (@derived_kai) 2016年5月21日
@f_tangent@phasetr(訂正: a.e. で「同じ極限関数に」収束することを用います.)
— Καῖνος (@derived_kai) 2016年5月21日
正則な$L^2$に関してちょっと調べたらこんなの出てきた.
後者の質問はこれ.
One of my homework problems this week is to "characterize all holomorphic functions in $L^2 (\mathbb{C}^n)$". I'm sorry for not being able to provide much work on my progress, but that is because I really don't know where to begin. Any help would be greatly appreciated!
ここにある証明がめっちゃいい. これは自分用にきちんとまとめたい. 正則性と可積分性, ものすごい食い合わせ悪いのか. 一致の定理もあるし.
可積分性から見た$C_{c}$, $C_{c}^{\infty}}$の使いやすさも特筆すべきということもちょっとわかった. 私自身どれだけ積分論わかってないの, という感じも出てとてもつらい.
前から気になっていたことに関してTwitterで投げたら教えて頂いたので念のため記録.
緩募 p進数のいい本またはPDF。Cpは完全不連結とか有界閉からコンパクトが従わないという性質があるとか何とか聞いているので、そういうところがちゃんと書いてあるやつがいい
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月4日
これに対して鍵アカウントの方から次の二冊を教えて頂いた.
$p$進もちゃんと勉強したい.
現代数学観光ツアーのための調べものをしていたらまたつらいものを発掘してしまったので.
https://t.co/UGyyUe83DC【「微分不可能」ということばはありません(笑)去れ】なんだこれ。
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月19日
【数学を道具とみなす工学部の学生には観念の遊びとしか思えませんが。】https://t.co/GjBQslvLqC自分の不勉強と発想の貧困さを知ろう
Yahoo! 知恵袋から引用しておこう.
微分できない関数ってあるんですか?
大学の講義の問題で「微分できない関数はあるのか?また、あるとしたらその例を示しないさい」というものがあったのですが、調べてもあんまり出てこず… 書籍などを調べないと無いのかな、とも思ったのですが、知っている方がいたら教えてくださいませんか??
※「0」が微分できるのは知っています
最後のコメント, 凄まじいピント外れ感があって, 凄まじい衝撃を受けている. 何の意味があるコメントなのだろうか.
微分の定義。 lim[f(x+h)-f(x)]/h を計算しても収束しない(ひとつの値や関数にならない)場合は、微分不可能です。
直感的には、連続だがぽきっと折れている関数、たとえばy=|x|はx=0で微分不可能。
他には、連続でない場合、たとえばy=-1 (x<0),y=0(x=0),y=1 (x>0)はx=0で微分不可能 y=1 (xは有理数)y=0(xは無理数)はいたるところで微分不可能
ベストアンサーだがところどころおかしい. 「計算しても収束しない(ひとつの値や関数にならない)」というのがかなり厳しい.
moriinahonさん nakanaka1135negurushikuteさん と hamaguchi_masaru_415さん は× 「微分不可能」ということばはありません(笑)去れ
狂人である.
mieher_maniaさん
ペアノの曲線なんかが有名ですね。
数学を道具とみなす工学部の学生には観念の遊びとしか思えませんが。
道具なら徹底的に使い倒すのが工学の人間では. そして冒頭のツイートで紹介したようにペアノ曲線を応用しようという頭がおかしいちゃんと工学者がいる. 直接には何の応用もなさそうで何の役に立つかわからなそうな素因数分解ですら, 最近の暗号理論の基礎になっているし, 有限体 $\mathbb{F}_{p}$ も符号理論のような応用がバリバリある.
こういう工学部生, もう少し自分の発想の貧困さやら攻撃力不足を本気で反省すべきだろう. 情けない.
というか, ペアノ曲線を工学的に応用しようと思いはじめて 最初に研究した異常な人, どんな人なのだろう. 論文読めばそういうのもちゃんと論文引用してあったりはすると思うが.
実数空間 x∈R で定義された関数 f(x)=0 if x∈Q f(x)=1 if xnot∈Q はいたるところ不連続 => 微分できない
なんて例だと 連続でいたるところ微分できない関数はないのか といわれそうなので ワイエルシュトラス関数 http://tinyurl.com/z57b6b9 なんかのほうがいいかもしれない
それは数学の人間の発想で, ふつうの人, そんなこと気にも留めないだろう.
何にせよ, 自称工学部の学生, あまりにも厳しい. 攻撃力が足りない.
やりとりの備忘録ついでのまとめ.
@phasetr質問なんですが、大学レベルの数学、物理って、一問一答形式の問題集になりませんか、問題点を細分化、分析していけば一問一答化できるような気もするし、それができれば、数物に興味持ってる人たちにとってハードルが下がると思うのですが。
— わさりぃ (@pinocc_sakusaku) 2016年6月18日
@pinocc_sakusaku物理に関してはそれっぽいのがあります。ただ少し突っ込んだことをやろうとすると前提知識がガンガン増えていくので、受験の地歴であるような単純な知識の暗記的な感じでは厳しいでしょう。続
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月18日
@pinocc_sakusaku数学でも既存の反例集はありますが出てくる反例が高校生でもわかる例はあるものの「どうやったらそんなの思いつくんだ」というクレイジーなのたくさんあります。
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月18日
@phasetr返信有り難うございます。
— わさりぃ (@pinocc_sakusaku) 2016年6月19日
@pinocc_sakusaku物理のはこんなやつですhttps://t.co/H2o3nrNFOdhttps://t.co/MVHB4Le3NF
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月19日
@phasetrありがとうございます。近所の図書館においてあるようなので明日見てみます。
— わさりぃ (@pinocc_sakusaku) 2016年6月19日
こういうのもアレだが「素人が思いつくことは専門家ならだいたい考え尽くしている」的な事案なのだろうか. この場合はやってみたいが私の能力が追いつかない事案であって, 私が教育については専門家でもなんでもないという話もある. 何にしろ誰かが思いつくことはだいぶ前に誰かがちゃんと思いついているという話ではある. また粛々と頑張ろう.
何かTwitterしていて見かけた本を著者の2人と相互フォローだったしちょっと聞いてみよう, そう思ったら献本してもらえることになったでござるよの巻.
まずは長谷川さんの方から.
@phasetr@kazzhori朝倉の編集の方がつけたので、特に深い意味はありませんが、解析の人と代数の人の共著というのがいろんな点でちょっとづつ書き方に現れたかもしれず、そこが新しいかもしれませんw
— koji hasegawa (@myfavoritescene) 2016年6月19日
@myfavoritescene@kazzhori代数・解析的にPaulへの挑戦でしょうか
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月19日
— koji hasegawa (@myfavoritescene) 2016年6月19日
ややネタ的な応答だったが, 予想外に真面目な回答になってしまったので恐縮した. そして堀畑さんからのコメント.
@myfavoritescene@kazzhorihttps://t.co/HYFGIuO7Knこれの「新しい」というの、具体的にどんなところが新しいのでしょうか?いま常微分方程式の本を漁っていて、あまりたくさん買い込める余裕があるわけでもないので選抜しているところでして
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月19日
@phasetr@myfavoritescene新しいと言うのは、教科書に掛かる言葉なので、内容が新しいと言うわけではありませんw というか(多分)常微分方程式で新しい結果と言うのは、それこそパンルヴェ先生のやられているような、代数解析的なアプローチ(続く)
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2016年6月19日
岡村の『常微分方程式』の本は, 著者本人の仕事である岡村の距離とか何とかいう概念を導入し, それを軸に議論されているユニークな本, とかいう話がある. そういう感じで何がしかの類書にない特徴があるのだろうと思って聞いてみたのだが, 何か想像以上にいろいろコメントしてもらえて恐縮した. そのまとめをしておこうというのが以下の話.
@phasetr@myfavoritescene新しいと言うのは、教科書に掛かる言葉なので、内容が新しいと言うわけではありませんw というか(多分)常微分方程式で新しい結果と言うのは、それこそパンルヴェ先生のやられているような、代数解析的なアプローチ(続く)
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2016年6月19日
このパンルヴェ, いわゆるいつもの Paul でいいのだろうか.
@phasetr@myfavoritesceneか、完全に応用になると思います。もちろんそれ以外にもありますが、学会での話しを聞く限り非常に技巧的な職人芸としか思えないものが多いので、2,3年生の教科書の内容としては、まったくふさわしくないと思っています(続く)
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2016年6月19日
以前数学界で座屈に関する常微分方程式の話を聞いたことがある. ああいうのは工学でも興味がある話なのだろうか, というのはいつも思っている. 工学の感覚ないし, 常微分方程式としての面白さもよくわからないので, どうコメントをつけたらいいかもよくわからない.
@phasetr@myfavoritesceneこの本の新しい点は、なぜ数学科以外の学生が微分方程式を学ぶのか? 微積分がどこで使われるのか? 計算の過程をできるだけ丁寧に説明するなど、2年生に実際教えていて、アンケートなどでの学生の素直な感想に応えた点です(続く)
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2016年6月19日
この辺は確かに気になった. 参考にしたい.
@phasetr@myfavoritesceneこれをすると年上の先生からは、なぜここまでやるのか?とか文句を言われるのは分かっていますがあえ必要だと思いやりました(内容はもう少し簡単でもよかったのですがw)内容rとしては、東大の坂井先生の本をやさしくして(続く)
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2016年6月19日
坂井先生の本は読むべき本リストに突っ込んでいる.
@phasetr@myfavoritescene大阪工大?の真貝先生の本の内容を数学的に深く解説したような感じです。大変さしでがましいのですが、ブログを読ませていただいてるので、もしなんでしたら、相転移さんのほうでさしつかえなければ献本しますw
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2016年6月19日
@kazzhori@myfavoritescene本当ですか。欲しいです。めっちゃ読みます。
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月19日
@phasetr@myfavoritescene相転移さんなら、4日あれば読めると思います。
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2016年6月19日
@phasetr@myfavoritesceneじゃあ堀畑までメールください。あと、章末の演習問題は解答をwebに載せるのですが、tex のタイプミスなどご指摘して頂けると助かります。これは別途送らさせて頂きます。
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2016年6月19日
楽しそう. あとで読んだ感想をまたブログにまとめよう. 考えてみると常微分方程式の数学の本はまともに読んだことがない. 学部の頃は講義で正規の常微分方程式の解の存在と一意性の一般論はやったが, 読んだ本は具体的な微分方程式に関する演習系の本を参考署にしていたくらいで, 理論系の本は一冊も持っていないし, 本当に読んだ記憶がない. とても楽しみ.
そういえば大谷先生の本も読みたい. 先日お会いしたとき, 特性曲線の方法, 傾きが無限大になったりするところの扱いが雑な本が多いからそういうのをきちんと書いたとか何とか言っていた. 今になって常微分方程式の勉強をするとは思っていなかったので, 人生わからないものだ.
Twitterで募集をかけたらたくさんの例を教えて頂いた方の市民.
緩募 環として無限集合で素イデアルが有限個しかない環。
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月30日
— knottyknot (@knottyknot) 2016年6月30日
@knottyknotやはり真っ先に来るのは体ですか。さっきトチ狂って「体の極大イデアルには自明なのしかなくて、非自明なイデアルはたくさんあるのだったろうか」とか思ってしまって不安になったもので
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月30日
@phasetr勉強しはじめはどうしてもいろいろ勘違いしますね
— knottyknot (@knottyknot) 2016年6月30日
@knottyknot学部の時にやって以来ほぼ触っていないとはいえ、この勘違いは死にたくなるレベルで反省しました
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月30日
その次. ゼリーさんから.
@phasetrZ_pとかどうでしょう。
— ゼリーさん (@Jelly_in_a_tank) 2016年6月30日
@Jelly_in_a_tankありがとうございます。ちなみに素イデアルは具体的に何になるのでしょうか?
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月30日
@phasetrpで生成されるものが極大イデアル、0がもうひとつの素イデアルです。ちなみに任意のイデアルはpべきで生成されて包含関係にあります。
— ゼリーさん (@Jelly_in_a_tank) 2016年6月30日
$\mathbb{Z}_p$, もうちょっと勉強したい. 岩澤健吉『代数函数論』も本質的に積読のままだ. 秋月康夫『輓近代数学の展望』も本質的には積読のまま. とても悲しい.
魔法少女から.
@phasetr有限(離散)集合上の実数値または複素数値(連続)関数の成す可換C^*環はどうですか
— ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ (@functional_yy) 2016年6月30日
@functional_yyそいであると極大イデアルが一致するしよく知っているしで思いつきはしたんですが、具体的に有限集合に叩き落とせばいいというところまでちゃんと落としきれませんでした。ありがとうございます。これはありがたい
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月30日
のらんぶるさんから.
@phasetr無限体!
— のらんぶる (@nolimbre) 2016年6月30日
@nolimbreありがとうございます。ちなみに体にならない純粋な環だとどんな例があるでしょうか?Z_pや有限な位相空間上の可換C*環は教えて頂いたのですが、他にも何かあるかなと思って。代数弱すぎてとてもつらい
— 相転移P (@phasetr) 2016年6月30日
@phasetrK が無限体のとき K[T]/(T^2) とか K[[T]] とか(DVR という点で Z_p と同類ですが)も例ですね.あと,その条件を満たす環の有限個の直積をとっても条件を満たしますね(素イデアルの個数は増える)
— のらんぶる (@nolimbre) 2016年6月30日
ちょろっと聞くとたくさん教えてもらえるTwitterと数学関係者, とてもとても素晴らしい.
Sorgenfrey直線とかいう反例界のレジェンドwww
— なんJ位相空間部 (@nanJ_topology) 2016年7月1日
第一可算だけど第二可算ではない
Lindelofだけど第二可算ではない
正規だけど直積は正規ではない
パラコンパクトだけど直積はパラコンパクトではない
パラコンパクトだけど距離化出来ない
ぐう有能
なんJ位相空間部はフォロー必須botだと思っている. 「何でそんなの知ってるんだ」としか言えないような面白いお役立ち情報満載で, いつも感心している.
証明まできちんとまとめてmath-textbookにまとめ, 現代数学探険隊にも反映させたい.
松本佳彦先生のこの講義( https://t.co/Xr314bYLFW)のノートを拝見している。次回は数学の文章の書き方の話のようなので、とても楽しみ。
— takey_y (@takey_y) 2016年6月21日
松本さんの講義資料. なかなか面白そう. 現代数学観光ツアーおよび現代数学探険隊でも参考にしたい.
ℚのp進完備化って、集合としてはℝですよね?距離が違うだけですよね?わたし、変なこと言ってる?
— 結城浩 (@hyuki) 2016年7月2日
みなさん優しくてありがたい… m(_ _)m
— 結城浩 (@hyuki) 2016年7月2日
てか、オススメされて大人買いしていた本を読むべきではないのか
— 結城浩 (@hyuki) 2016年7月2日
"p-adic Numbers"をぱらぱらみてた。なんかとてもたのしそうである。はじめのほう(だけ)はよめそう。
— 結城浩 (@hyuki) 2016年7月2日
@hyuki距離も違いますが、代数構造もかなり違ってますね。例えば、pが4で割って1余る素数ならQpには-1の平方根が入ってますし…数列の同値類の集合という以上には似てないかも⁈
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016年7月2日
@FumiharuKatoリプライありがとうございます! m(_ _)m
— 結城浩 (@hyuki) 2016年7月2日
@hyukiいえいえ、こちらこそお返事頂いて光栄です(^ ^)
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016年7月2日
@FumiharuKato (^^)
— 結城浩 (@hyuki) 2016年7月2日
@hyuki濃度が同じなので完全に違うとは言えませんが、代数構造と位相構造がどちらも大きく異なるので別物と思う方が適切です。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016年7月2日
@tenapyonありがとうございます。はい、まったく違うのは理解しています。そうか…わたしは濃度を気にしていたのかな…両者の対応付けを考えていたので、そうなるのかな…
— 結城浩 (@hyuki) 2016年7月2日
@hyuki例えば平面と直線を同じと見ない目では、p進数体と実数体を同じには見えません。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2016年7月2日
@tenapyonああ、なるほど。そうなりますね。やはり濃度を気にしていたようです。ありがとうございます。
— 結城浩 (@hyuki) 2016年7月2日
@hyuki距離だけじゃなく代数としての構造も違います.たとえば Q の 5-進完備化には -1 の平方根があります (a_0 + a_1.5 + a_2.5^2 + ...)^2 = -1 という方程式を解いてa_0=2,a_1=1…とa_i∈{0,..,4}を決められます)
— のらんぶる (@nolimbre) 2016年7月2日
@nolimbreありがとうございます (^^)うれしい
— 結城浩 (@hyuki) 2016年7月2日
あと何か関連ツイート.
結城さんのはもしかすると「実数の p-進法での小数展開を考えると,位相を無視すればだいたい p^{-1}-進数みたいな感じ」というよいなことが頭にあったのかな.(p=10 かもしれないけど)
— のらんぶる (@nolimbre) 2016年7月2日
小数展開が一意じゃないのが p-進数との差かな(濃度には影響を与えてないけど)
— のらんぶる (@nolimbre) 2016年7月2日
そして我らがp進大好きbot.
(結城先生・・聞こえますか・・濃度は同じですが・・自然な全単射はありません・・体としても同型ではありません・・)
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年7月2日
待てよ、p進数の方が実際の数という見方をしている人がいたら、p進数のことを実数と呼んでいる可能性も否定出来ないし、その場合はRでp進体を表したい気持ちも分かるので、もはやR=Q_pと言っても過言ではないのではなかろうか。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年7月2日
p進解析もいつかちゃんとやってみたい.
Twitterで謎の錯視コンテンツが流れてきたので.
ツイート内に出てくる「杉原厚吉」さんは 東大の数理工学の教授だったので広い意味で数学畑の人だ. あと東大の数学の教官で数理視覚科学とかいって, 錯覚の数理・視覚の数理を研究している人もいる.
画像処理みたいな実学への応用もあるそうで.
こういうネタを自分でもやれれば一般へのフックも少しは作れるんだろうな, と思いつつ能力的に追いつかない. とても悲しい.
ABC予想解決?の望月新一先生が、自身のホームページで115ページの新たなサーベイ(概説論文)を発表!
— math_jin (@math_jin) 2016年7月4日
(2016.7.2)
さらっと衝撃的な内容を散りばめているその内容とは?https://t.co/sYmCfagqXIpic.twitter.com/MvYaaPECk0
"one obstacle that often hampers the progress of mathematicians in their study of inter-universal Teichm¨uller theory is …
— math_jin (@math_jin) 2016年7月4日
…a lack of familiarity with such classical theories, many of which date back to the 1960’s or 1970’s [or even earlier]! "
— math_jin (@math_jin) 2016年7月4日
宇宙際タイヒミューラー理論の研究において数学者の進展をしばしば妨げる1つの障害は、そのような古典論の熟知の欠如です。そして、それの多くは1960年代または1970年代にさかのぼります[またはさらにより早い]!
— math_jin (@math_jin) 2016年7月4日
すぐに追いつけないがとりあえずメモしておこう.
Galois理論入門PDF(全14P)が完成しました。Grothendieckに倣ったちょっと現代的なGalois理論を紹介しています。これからGalois理論を学んでみようという方もぜひ読んでみてください!https://t.co/rZ2iqi5bm0
— 飛鳥 (@Asuka_Tsukimi) 2016年7月4日
Galois理論入門PDFの改訂版をアップしました。
— 飛鳥 (@Asuka_Tsukimi) 2016年7月7日
誤植を幾つか直したのと、証明を一部簡単なものに差し替えました。全12Pです。https://t.co/X2X5hzPN1Y
現代的なGalois理論というあたりが気になる. とりあえずメモだ.
cauchy_schwarzさんとのやりとりがあってそれも記録したいのだが, 鍵アカウントなのでできないので切ない.
インターネットの話やめて東方Projectの登場人物の顔の話をしていいですか? チルノをはじめ妖精の顔立ちは成長を迎える前の憎らしくも愛らしいものとして描かれているのに対してレミリア・スカーレットさんの顔立ちは幼いながらも月のような冷たさを湛えた美貌なの脳によすぎないですか?
— カニが死んだ2013 (@ntddk) 2016年7月4日
@ntddkそこで数学です
— 相転移P (@phasetr) 2016年7月4日
@phasetr近頃は組合せ最適化に関心があります
— カニが死んだ2013 (@ntddk) 2016年7月4日
@ntddkいいPDF教えてください
— 相転移P (@phasetr) 2016年7月4日
@phasetrよいかどうかは別として https://t.co/DjlbVwpbQ5は読みものとしておもしろかったです
— カニが死んだ2013 (@ntddk) 2016年7月4日
読もうと思ったら有料と言われて読めなくて泣いた. 本当に悲しい. 著者に問い合わせるともらえたりするだろうか.
でもこの論文, 前もTwitterで見かけた気がするし, このサイトのブログの記事のどこかでも紹介というかメモした気はする.
【新着記事】「世界は数式でできている」資生堂作成動画https://t.co/owzK6IymqK #数学#女子#資生堂#数式
— 数理女子 (@suuri_joshi) 2016年7月12日
資生堂がこんなことをやっているのかとちょっとびっくりしたので.
ちょっとつぶやいたら魔法少女に教えてもらったので.
測度の完備化、どんなところで使うのだろう。ふだんほとんどボレルでしかやっていなくて勘がつかめない
— 相転移P (@phasetr) 2016年7月5日
@phasetr Loeb測度空間の構成
— ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ (@functional_yy) 2016年7月5日
@functional_yy リアルに知らない世界だ
— 相転移P (@phasetr) 2016年7月5日
魔法少女はいつも私に魔界を見せてくれる.
一つコメント頂いたので記録.
緩募 適当な集合とか数学的対象が等しいことと同型なのが決定的に違う例。「決定的に違う」というのは well-defined ではないので適当に判断して頂く方向で
— 相転移P (@phasetr) 2016年7月4日
@phasetr数学的対象が構造を持つ集合で同一なら同型であってその同型射は必ず全単射だけど、ある圏の2つの対象が同型であってもその同型射は全単射でないというようなことはあり得ますね(https://t.co/MOeTUXxRYAにそのような例が挙げられていますが)
— カオナシ(T.MATSUMOTO) (@CharStream) 2016年7月5日
@CharStreamありがとうございます。何と言ったらいいか自分でもよくわからないんですが、適当な(コンパクト)群の忠実な表現を考えると、例えば無限次元ユニタリ表現の時、元の群とユニタリ作用素(のなす群)はだいぶ趣違うはず、みたいなのがもっとすっきり見える例ないかな的な話です
— 相転移P (@phasetr) 2016年7月5日
何かいい例をご存知の方はぜひ教えてほしい.
tmiya_さんに教えて頂いたので.
緩募 数学サイドからの解析力学のいい本。バリバリ多様体使う感じである程度抽象的、一般的なのがいい。割と具体的なのはアーノルドがあるこら
— 相転移P (@phasetr) 2016年7月6日
— Takashi Miyamoto (@tmiya_) 2016年7月6日
@tmiya_めっちゃ良さげだ。ありがとうございます
— 相転移P (@phasetr) 2016年7月6日
何となくMarsden, Ratiu の Introduction to Mechanics and Symmetryが良さそう? あとちょろっと探していてFrankel, The Geometry of Physicsが面白そうだった. 特にFrankelのは盛り沢山で面白そう.
あと深川さんに教えてもらったシュッツの本も読んでみたい. 読みたいのがたくさんあって困る. 時間がない.
これだ.
いくつかよさげな記述を引用する.
Differential forms are central to the modern formulation of classical mechanics where manifolds and Lie groups are employed to describe the configuration and time evolution of mechanical systems.
One of the principal applications of differential forms in modern mechanics is the mathematical description of observables: infinitesimal measurements, which, when integrated, yield a value that can be verified through real world experiments, at least in principle.
この指摘, 相当大事な気がする. 前に深川さんが言っていたこと, ようやく感じ取れたような気もする. ベクトル場はフローを生成する的なアレは数学的にはわかるし, 気分的には感じるがまだ腑に落ちていない.
In fact, whenever one encounters a line integral, what one is integrating is a 1-form, even if the computation is classically stated using vectors. For example, any classical physics book will present a Newtonian force as a vector, but more correctly a force should always be considered as a 1-form.
これ, 何となく良さげな記述なので記録しておきたい.
A zero dimensional manifold is a point, and hence ``integration" of such forms amounts to evaluation
この観点はなかった. メモ.
これ良さそうだ. 現代数学観光ツアーでも紹介しとこう.
Kan拡張の勉強してたらついにLebesgue積分が出てきた #全ての概念はKan拡張である
— 聖選アルゴドゥー (@alg_d) 2014年3月10日
@alg_d文献教えて下さい
— 相転移P (@phasetr) 2014年3月10日
— 聖選アルゴドゥー (@alg_d) 2014年3月10日
@alg_dありがとうございます
— 相転移P (@phasetr) 2014年3月10日
@sub_kbs普通に測度空間上の積分の話です
— 聖選アルゴドゥー (@alg_d) 2014年3月10日
いつ読めるかわからないがとりあえず記録しておく.
私はPurpleCometという数学コンテストの問題の和訳を、もう随分前からやっているが、コンテスト参加チームのリストを見ると日本からの参加は極度に僅少で、しかもアメリカンスクールだけ。私の和訳は本当に使われているのだろうか?それにしても、なぜ日本の中学高校の参加が少ないのか?
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016年6月24日
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016年6月24日
【拡散希望】PurpleCometをもっと多くの中高生や現場の教育者の人たちに知ってもらうべきだと思うのでRT。公式HPは https://t.co/nxo5Eym7Fjです。次のツイートで日本語訳の最初のページを紹介します。 https://t.co/xgaLWthKmS
— 加藤文元 (@FumiharuKato) 2016年7月5日
いつからなのかはわからないが, 私が所属していた中学だとこんな情報全く入ってこなかった. 学業的にあまりよろしくない地域ではあったが, そういうのはとても悲しい.
あと高校も大学に行く生徒の方が多いという意味では進学校だったが, あまり学術関係の情報は入ってこなかった. 高校 2 年のとき, 近所の東大で (当時) 計数工学科のオープンキャンパス的な催しがあり, それには先生から「行ってみる?」と声をかけてもらえた. 大学どころか院くらいになってから数理の翼だとかいろいろな催しがあることを知ったし, 実際に Twitter で交流がある (場合によっては超がつくレベルの進学校所属の) 中高生が そういうイベントを知っていて参加していることを見ると, 中高の頃の自分が本当にかわいそうになる.
というわけで地道に宣伝協力していくのだ.
この記述がさっぱりわからない・・・「1.2や0.4のような数を小数といい、「.」を小数点といいます。0,1,2,3,...のような数を、整数といいます。」3.0は小数ですか?整数ですか?「整数で表される数、だが、小数」ですか?
— norico arai (@noricoco) 2016年7月12日
算数での分数・小数は有理数(とは勿論言わないけど)の表記として扱われるから、整数の小数表示ということでオーケー?>RT
— MER (@MathEdr) 2016年7月12日
@MathEdrまじめにお答えすると、整数、有理数、実数、などなどは数の属性で、分数・小数は数の表記の属性です。「3.0は小数ですか? 整数ですか?」は「犬は漢字ですか? 動物ですか?」と同レベルのナンセンスです。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2016年7月12日
恥ずかしながらこの辺真面目に考えたことがなく反省した.
そういえば「学生はなぜ数学の証明を書くのが不得手か」という語り尽くされた問いを、今朝通勤途上に考えてふと思ったことがあるので連ツイ。(要旨)Π2述語が解読できないとかよりもっと根本的な問題、学生はそもそも数学における変数の扱いを知らない、束縛変数と自由変数の区別も理解できない。
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2016年7月11日
@kadamasaru学生が「見かけ上解けるが実際はわかってない」:Π1命題の証明。たいてい変数を単なる記号として同値変形して自明な命題に変形するのはできる、でも「∀導入」に相当する思考をしていない。嘉田は「何らかのxが与えられたとせよ」という一文を真っ先に書けと口酸っぱく説教
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2016年7月11日
@kadamasaru嘉田が若気の至りで数セミ記事で「0点!」と評したのが学生のΣ1命題の証明の典型例。xの条件を同値変形して自明に ∃x が成り立つ形に書き換えてるだけの答案。
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2016年7月11日
@kadamasaru「∀導入」「∃除去」の推論パターンを、そもそも学生が「知らない」恐れは大きい。「xを任意にとって固定せよ」などと最初から書ける学生はいないし、なんらかの存在が仮定されているときに「その存在するものをyとする」という文言も書けない。
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2016年7月11日
@kadamasaruあとよく見かけるのは「すべての実数は2乗すると非負」→「すべての実数 x について x^2≧0」みたいに、暗黙的な全称命題を見て束縛変数を補って述語論理の全称文に変換するのができないケース。
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2016年7月11日
@kadamasaruそれで最近思うのは、学生が証明の書き方を理解できない困難のひとつは「数学における変数の使い方」ではないか?ということ。xやyを単なる「計算可能な記号」とみなして機械的操作をしても大学入試数学までは対応できてしまって、学習の機会を逸しているのではないか?
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2016年7月11日
@kadamasaruそれで大学1年の微積授業とか、卒研配属直後のゼミ性なんかに、私がよく持ち出す例。「$\sum_{k=1}^{n}k^2$ と書いたときの n と k は性質が違う変数だ、どう違うか解る?」と学生に問う。
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2016年7月11日
@kadamasaruまとまりがなくなってきたけど、学生がεδの証明を書けない、Π2文を証明できない、というのは、述語の構文的複雑さとかそういう問題よりずっと手前の、「変数とは何か」「数学では変数をどう捉え扱うのか」というレベルで学生が解ってない可能性まで考えなきゃ、と思う。
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2016年7月11日
@kadamasaru数学的帰納法で "n=n+1 のとき" と書く学生が時々いるのですが,これも変数がわかってないのかも知れないと思ってます.まさかそういう書き方を教える高校の先生がいるとは考えたくないのですが.
— ただまご = 永島孝 (@tadamago) 2016年7月11日
@kadamasaru数学的帰納法で "n=n+1 のとき" と書く学生が時々いるのですが,これも変数がわかってないのかも知れないと思ってます.まさかそういう書き方を教える高校の先生がいるとは考えたくないのですが.
— ただまご = 永島孝 (@tadamago) 2016年7月11日
この辺の数理論理的な話, 正直ほとんど全くわかっていない. とりあえずは嘉田さんの本, もっとちゃんと読まないと駄目か. 菊池誠『不完全性定理』もちゃんと読みたい.
緩募 単位行列をEと書く起源。何となくドイツに起源がありそうな気がする
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月1日
@phasetrヒルベルトみたいですhttps://t.co/CXUsBMVUTB
— 結城浩 (@hyuki) 2016年8月1日
@hyukiありがとうございます。俺たちのヒルベルトおじさん、やはり魔人
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月1日
@phasetrこれが起源なのか分かりませんが、確かにドイツ語だと Einheitsmatrix ですね https://t.co/YzyfJ8eOMM
— H. Hosaka (@H_H) 2016年8月1日
@H_Hありがとうございます。やはりein 何とかだったので予想的中
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月1日
何となくドイツっぽいのとフランスっぽいのはわかる気がする. 何故だろう.
#数楽メモ
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月3日
[Mochizuki Jan 2016] https://t.co/ZgFwwUF5py
で引用されている[ABKP]と[Zh]https://t.co/gf7tJfT78nhttps://t.co/H8zhACvVDd
後者は14頁と短く読み易そう。
#数楽整数ではなく多項式版のやさしいABC予想の証明(高校数学者レベル)については山崎隆雄さんによる解説 https://t.co/rO6Af92Qf5がある。函数体版Szpiro予想の類似(易しい)についても解説があった方がよいと思う。続く
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月5日
#数楽メモ
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月5日
[Mochizuki Jan 2016] https://t.co/ZgFwwUF5pyで引用されている[Zh] https://t.co/H8zhACvVDdの代数函数体版Szpiro予想の証明の解説を誰か書けば喜ぶ人は結構多いと思う。
現代数学観光ツアーのネタにしたい. とりあえずネタを貯めておこう.
「数学」に掲載された森本さんのPDFがあったのでとりあえず記録しておく.
PDF内にも言及があるように, くさびの刃の定理は場の量子論に起源がある. 私が代数解析に興味がある理由の一つでもある. 森本さんの本にも一章割かれている.
これもいまだにきちんと読みこめていない. 代数, 特にホモロジー代数の勉強にもなるし, いい加減ちゃんと読みたいのだが, なかなか時間が取れないままだ.
【お知らせ】2人の数学者によるウェブ連載コラム「数学者的思考回路-夢と妄想のはざま-」の第12回を明日8月3日(水)に公開します.
— 裳華房 編集部 (@shokabo_editors) 2016年8月2日
※ バックナンバーはこちら→ https://t.co/pmE49gtcLmpic.twitter.com/Abq2Y4bVK1
パラパラと該当記事群を読んだ. 面白そう. 私もこういうの書きたい. 何か考えよう.
史上初!PV映像付きボーカロイド曲で覚える参考書。中学歴史の重要項目が歌詞や映像にちりばめられた曲で、楽しく勉強できる。歌とセットになった本誌で、さらに分かりやすく解説。人気曲「千本桜」「脳漿炸裂ガール」の歴史バージョンほかhttps://t.co/NKXZgdb6g9
— 暴力ちゃん (@okumuratorucc) 2016年7月23日
Amazon見たらレビューはいろいろあった. もちろん実際聞いてみないことには評価しづらいが, とても気になるのは確か.
高校の頃, 校歌に合わせて古文の助動詞を覚えるというのがあった. いま検索したらmixiのコミュニティにあった.
メロディに載せると口ずさみやすくて覚えやすいので, 一計ではある.
数学の証明をうまいことメロディに載せて暗唱するとかあると面白そうだし, 何かやりたい.
ムーミンさんの$\varepsilon$-$\delta$を笑点スタイルで話すというのもあったし, そういう線もありうる.
歌丸「最近は連続性の定義が曖昧で, 困ってしまいますね. そこで私が任意のεを取りますので, みなさんはあるδを取ってください. そしたら私が|x-y|<δとなるyを勝手に取りますので, みなさんはそのyに対し|f(x)-f(y)|<εを示してください. はい, 楽さん早かった」
— 空飛ぶム✈ミン (@_flyingmoomin) 2011年6月17日
https://t.co/bxFKqQUN86 これがどういうポジションの作品かすらわからないけどいいから見て!!
— ハンバーグラーメン (@asuharu_17) 2016年7月20日
最近数学・物理のコンテンツ制作を再開したので, いいコンテンツのストックとしても参考にしている. どうすると人を惹きつけられるのか, とても参考になる.
数学の可視化, アニメーションも気になるし, アニメーションそれ自体に使われている数学も気になる. やりたいことが増えていく一方だ.
流体方程式の解のブローアップを「ある種の複製するマシンの存在」に帰着させる、という(テレンス)タオさんの話:https://t.co/TyoZXE0Ejm 論文 http://t.co/YggRxxbsYy の13ページを見るだけでも面白いかも。読んでみたいが、どうだろう。
— 佐々真一 (@sasa3341) 2014年3月9日
面白そう. いつ読めるかはともかくとりあえず記録. テレンス・タオ, 守備範囲広すぎるしどれだけ魔人なのか.
数学を学ぶには計算ドリルではなく「高度な数学」から学び始める方が効果的なわけとは? - GIGAZINE http://t.co/e3JbfLGt84
— knxm (@knxm) 2014年3月6日
引用されているGIGAZINEのページ中でさらに引用されているのが次のページ.
GIGAZINEからちょっと引用.
アメリカの数学カリキュラムの設計に携わるマリア・ドロクバさんは、数学嫌いを減らすための先進的な数学教育を提唱することで注目を集めています。ドロクバさんは、「数学嫌い」を養成するのは現在行われている段階的な学習スタイルに原因があると考えており、このようなカリキュラムを見直す新しい数学の学習方法として「子どものころから高度な数学的な考え方に触れる」という学習方法を提唱しています。
「高度な数学的な考え方」と聞くと子どもには無理と思わずにはいられませんが、ドロクバさんによると「高度な数学」は「難しい数学」とは似て非なるもの。高度な数学的な考え方とは、物事の根底を支える概念として高度な数学的要素があるものを指し、問題解決の難度とは別であり、子どもが学習するのに難しいものではないとドロクバさんは話しています。
例えば、図形の中に繰り返されるパターンを見つけ出すことは高度な数学的考え方になり得ます。また、立体的な構造を解析することは高度な数学に他ならないとドロクバさんは考えています。この考え方によると、例えば、雪の結晶の形を折り紙で折ることやLEGOブロックを使って家を組み立てることは、高度な数学的学習方法とのこと。
教育学的にどういう知見があるのだろう. そしてどうするとアクセスできるのだろう. 教育学をきちんと勉強しなければ駄目か.
悲しい話があったのだ.
とっても素直に先生の言うことを聞いていたうちの娘さんは交換法則が出て来たときに今迄ダメって言われてたのにどういう事?と大混乱。すっかり自信をなくしてしまい今でも数学は大の苦手。少なくとも私..「掛算順序固定強制問題と文章読解力」 https://t.co/sjQdeulscn
— HP (@HYamaori) 2016年11月23日
Togetter のコメントなので途中で切れてしまっている. コメント全文を引用しておこう.
とっても素直に先生の言うことを聞いていたうちの娘さんは交換法則が出て来たときに今迄ダメって言われてたのにどういう事?と大混乱。すっかり自信をなくしてしまい今でも数学は大の苦手。少なくとも私の娘さんにとっては百害あって一利なしでしたよこんなの。もっと早く気づいてあげるべきだった。
こんなひどい話があるか.
ちなみにこの手の話題については以前別の話を Twitter でしたことがあって, それを次の記事でまとめている.
よく「できない子のことを考えて」という話は出る. でも「できる子」のことはほとんど誰も考えてくれない. かもひろやすさんが時々「早熟と天才は違うし, 早熟の子は早熟の子できちんとした対処が必要で, ポキっと折れることだってもちろんある」みたいなことを言っている.
もちろんそもそも「できない子」向けの話としても狂っているというのが掛け算の順序強制問題ではある. ただこういうケースを本当によく見かけるので, 掛け算の順序に意味があるとか発達段階とかいういい加減なことをいう 大人には本当に腹が立つ.
私の活動のメインでもあるまたちょっと違う話もしておきたい. 私は中高の頃, 数学や物理の発展的な話にとても興味があった. でも何をどうしたらいいかわからず, とりあえず学校の勉強をしていた.
図書館に行って司書さんに聞いてみるとか, 学校の先生に相談してみるとか, いろいろやりようはあったはずだがそういう発想はまるで何も浮かんでこなかった. それを訴えなかったのだから当然だが, まわりの大人のサポートもほとんどなかった.
例外は高校二年のときの進路指導の先生が, 近所にあった東大の計数工学科 (当時. いまは数理工学科) のオープンキャンパスに行ってみたらどうか, という案内くらいだった.
教官の研究の内容紹介だった. もちろん何が何だかわからなかったが, 何かごつい式が出てきて無性に格好よかった. 数値計算の誤差の話, J リーグのスケジューリングに数学を使う話があったり, 携帯の漢字変換に関する話があった.
最後の「携帯の漢字変換」は要は確率を使って自然言語処理やってます, みたいな話で正確に何だったかは覚えていない. そういう系統の話だった, というだけだ.
もう 10 年以上も前の話だったが今でも覚えているくらいに楽しかった. こういう体験をもっとしたかったが, 何をどうするとできるのか全くわからなかった.
大学や大学院で早稲田, 東大に進学したら, いわゆる進学校の面々がまわりからこういう情報をふんだんに与えられていたことを知って愕然とした. 本当に「ずるい!」と心の底から思ったのだ. そんな不公平があるのかと.
私ももういい大人だ. 与える側に立たねばならない. そう思って数学や物理に関する情報発信をやっている.
大人相手の話が多くて本当に情報を届けたい中高生には あまり情報を届けられていない.
最近, 現代数学観光ツアーと現代数学探険隊という企画をはじめ, 専門的な方向に関して 1 つ区切りが感じがあり, 本格的に中高数学に関する企画をはじめた.
ご興味がある方はぜひ次のページから登録してほしい. 微分方程式をプログラミングを使って解く, という方向性で中高の数学がどこでどう使われるのかを 議論していく講座の叩き台をつくっていて, そのレビュアー募集中なのだ.
地道に粛々とやっていこう.
はじまった。数学は簡単だよという話してる。 pic.twitter.com/mOZ3mXqTch
— 親方 (@paojo) 2016年8月9日
@paojo何ですかそれ。楽しそう
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月9日
@phasetrBridgesというカンファレンスです! https://t.co/1GFreCUq8p
— 親方 (@paojo) 2016年8月9日
フィンランドでの会議らしい. 「Mathematics, Music, Art, Architecture, Education, Culture」とのこと. 楽しそう.
関係ないがskkによるとフィンランドは漢字で芬蘭と書くらしい.
わりかし具体的に書いててよいなと思ったら小町研でした:自然言語処理を独習したい人のために - 首都大学東京 自然言語処理研究室(小町研) http://t.co/dLxy1g9PBe
— もとそ㌠ (@motoso) 2014年2月17日
広い意味で数学に関わる部分を軽く引用しておきたい.
数学のところ.
ほとんどの大学の入学試験で微分積分・線形代数が必須となっているので、理工系の学部1年生程度の微分積分・線形代数の知識は身につけましょう。機械学習(最適化数学)を勉強するに当たって、微分積分・線形代数の知識が必要になります。微分積分・線形代数については研究室でフォローアップはしませんし、大学でも基礎講義はない(履修できるが単位にならない、という意味ではなく、そもそも 日野キャンパスでは補習的な授業は開講されていない)ので、大学院入試がきっかけだと思って、入学前に勉強しておいてください。
自然言語処理で用いられる機械学習では高校数学の範囲は全て登場します。よく使うのは「ベクトル(内積)」「連立方程式」「確率(同時確率・条件付 き確率、確率変数・確率分布)」「数列(等差数列・極限)」「微分(対数関数・指数関数の導関数、合成関数の微分、関数の極大・極小および最大・最小)」 「行列(固有値、逆行列)」あたりです。人文系の人は、高校の教科書と大学受験の参考書でよいので、復習しましょう。未習の人は苦しいかもしれませんが、もしこれらの数学を勉強するのがどうしても無理な場合、東大の言語情報科学専攻のように人文系を対象とした大学院に進まれたほうがよいと思います。
機械学習のところ.
内容が難しすぎる、と感じる場合は恐らく数学の基礎知識が不足しているので、入学前に機械学習の勉強を独学でがんばるよりは、数学の勉強をしてみてください(機械学習は、研究室の中で基礎勉強会を行なうので入学後でもよいですが、微分積分や線形代数に関しては、研究室の中でも大学の中でも講義・演習がないので、入学後に勉強することが困難であるためです)。
ページ中にはいろいろな参考ページへのリンクもあるし, プログラミングに関する注意や参考サイトもある. Python関係はけっこう参考になりそう.
数学科の人に頼まれたので、「人を積分できるピアス」を作りました pic.twitter.com/EuwM0FjxNC
— たかま (@Cocoon_1104) 2016年8月11日
$x$の作り方が参考になる. 最近忙しくて数学アクセサリは全く作れていない. http://math-accessory.comも放置したままだ. これも動かしたい.
これ何回か言ったと思うんですけど、「何が分からないのか分からない」と思ったときはだいたい何もわかっていないので、自分への感想であればいちばん最初からやるべきだし、他人への感想であれば相手の知識をできるだけ仮定せずに説明するべきだと思います
— かわず (@kawazu1147) 2016年6月26日
後者についてはツイート紹介: 「わけわからない」という拒絶の言葉と解説病というのも前にあった. 微妙なケースもありそうとは思うものの, 前者については改めて自戒としたい.
これは適切な回答。 https://t.co/RAsyWN7s5v
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2016年8月14日
気になったので引用する.
ゲンツェンの自然数論の無矛盾性の証明とゲーデルの第二不完全性定理が矛盾しないのはなぜですか?
Gentzenが示したことは PA+TI(ε_0) に於いて Con(PA) が証明可能ということです。Gödelの不完全性定理が述べているのは T から Con(T) が証明できないということですから、これには当てはまりません。系として PA から TI(ε_0) が証明不能であることが分かります。
全くわからなかった. 非専門とはいえさすがに悲しい. この辺も中二心をくすぐるし, いつかはちゃんとやりたいと思ってもう何年経つだろう.
19世紀の数学や物理学と20世紀の数学や物理学にありもしない断絶を見ていている現代思想系の人にために出会うけど、数学史・科学史への無知がそういうのを広げているのはあると思う。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2016年8月12日
その手の妄想を広げないためには、「カントールはフーリエ級数の研究での必要から順序数を発見した」とか「アインシュタインは電磁方程式が座標変換で不変でない問題を解決するために特殊相対論を提案した」とかを、教養として広める必要があります。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2016年8月12日
@kamo_hiroyasu「カントールはフーリエ級数の研究での必要から順序数を発見した」というところ、実際にどんな流れだったのでしょうか(何か市民でも手に入れられる文献あるでしょうか)。とても気になります
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月13日
@phasetr『選択公理と数学』参照
— ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ (@functional_yy) 2016年8月13日
『選択公理と数学』はこれ.
学部のときちゃんと読んだのに全く覚えていなくて悲しい. 買わないと.
小平:「複素多様体と複素構造の変形I」https://t.co/PNalAGkCf8
— Masahito Yamazaki (@196884) 2016年3月16日
斎藤:「複素解析学特論」https://t.co/KR4V0Mi7Ll
土屋:「近代ホモトピー論」https://t.co/X1p6gKvEoB
全部前に紹介済みだったと思う. 何度紹介しても別にいいだろうということで.
あとこれ.
社会選択理論のArrow's (im)possibility theoremは平易な論理を使って証明できる数学の定理でありながら,その含意は深く,すごい結果だ.https://t.co/xKUAm7PV0Shttps://t.co/bwBJbSSiwU
— Masahito Yamazaki (@196884) 2016年4月14日
こんな定理があるのですね。https://t.co/jBvjAkmsFi
— 橋本幸士 Koji Hashimoto (@hashimotostring) 2016年4月15日
「アローの不可能性定理」社会選択理論において、アローの不可能性定理とは、投票ルールをはじめとする集合的意思決定ルールの設計の困難さに関する定理である。 https://t.co/wggvH5Rz1L
とりあえず記録はしておこう.
「無限」の野矢茂樹氏解説によれば、無限論の歴史は「思考不可能なものを考えようとしてきた人間たちの偉大な知性の格闘の歴史」だそうだが、僕にとっては、具体的な数学的問題に結びついた具体的な問題だ。数学の歴史は、テクニカルな問題が、どんな哲学者よりも深い洞察を与えてくれる事を教える。
— ytb (@ytb_at_twt) 2012年11月15日
@shinjike僕には、「無限論の教室」における野矢先生の立場は、科学者に「科学は決して確実じゃない」とお説教する自称科学哲学者達とどこが違うのか、よく分からないんです。数学の哲学や科学哲学で一番やってはいけないことは、「現場の科学者に対するお説教」なんじゃないでしょうか。
— ytb (@ytb_at_twt) 2010年12月12日
そういえば、野矢茂樹氏の本のせいか、日本でも「直観主義=実無限の否定」と信じる人が多い。けれど、それは間違っていると思う。構成的数学の枠組みとなる直観主義論理上の集合論(CZFとか)は無限公理を含んでいるし、無限公理は実無限の存在を仮定してるというのはムリのない主張ではないか。
— ytb (@ytb_at_twt) 2012年11月18日
@ytb_at_twt→これを強いてもう少しまともな主張として述べようとすると,「実無限の存在を仮定する=ある無限集合上の量化文に対して二値原理が妥当すると仮定する」になるのだと思います.
— 山田 (@Zahlangabeheft) 2012年11月18日
@ZahlangabeheftCZFの無限公理より、任意の自然数n に対しnを表現する数値\bar{n} \in \oemga となることは証明でき、つまり集合ωが全ての数値を含む無限集合なこと自体は証明可能で二値原理が働かないのは他の元についてですが、これでは不足でしょうか。
— ytb (@ytb_at_twt) 2012年11月18日
@ytb_at_twt「任意の自然数n に対しnを表現する数値\bar{n} \in \oemga となること」を実無限の存在の仮定とは誰も言わないでしょう.\forall x \in \omega (Fx) という形の文に対して一般に二値原理が成り立つかどうかという問題です.
— 山田 (@Zahlangabeheft) 2012年11月18日
@Zahlangabeheftファジイな人間としては「ωが無限集合であることは確定的に真であるがωの全ての元が確定しているわけではない」と言いたい所ですが。ωのtotalityが確定しているのが「実無限」の定義なんですか。ついでにこれはダメットとかの定義なんですか?
— ytb (@ytb_at_twt) 2012年11月18日
@ytb_at_twt必ず超準数を含むωのようなものは実無限じゃないと思いますね.定義ではなく,実無限という捉え難い考えの一つの定式化が「ωのtotalityの確定=ω上の量化文に対する二値原理の妥当性」なのだと思います.Elementsのダメットの説明は確かこんな感じかと.
— 山田 (@Zahlangabeheft) 2012年11月18日
@Zahlangabeheftもちろん、ωに含まれる超準元のフォームが確定されれば、その限りではないんでしょうねぇ。ちなみに実無限を認めるとは「無限集合を表わすタームを認めるという点に尽くされる」といっている論者ってどんな人なんですか?
— ytb (@ytb_at_twt) 2012年11月18日
@ytb_at_twtすみません,「尽くされる」と言った人を知っているわけではないです(「…尽くされる,という意見もありうる」と書けばよかった)が,実無限のポイントが無限集合を表わすタームを認める点にあるという主張はokmt先生が『事典哲学の木』の項目「無限」で述べています.
— 山田 (@Zahlangabeheft) 2012年11月18日
@Zahlangabeheftokmt先生の項目は私も読みました。あれは素晴らしい記事だし、結論もリーズナブルだと思います。
— ytb (@ytb_at_twt) 2012年11月18日
@ytb_at_twt「ωに含まれる超準元のフォームが確定されれば、その限りではないんでしょうねぇ」というのも(フォームが何なのか曖昧なまま言えば)多分その通りで,totalityが確定か否かより,意味論的な値が客観的に決まっているかどうかがより重要な区別になります.
— 山田 (@Zahlangabeheft) 2012年11月18日
@ytb_at_twt…といっても,もちろん「実無限を認めることのポイントは,無限集合を表わすタームを認めるという点に尽くされる」という意見もあり,この意味では「構成的数学でも実無限を認めている」と言うのは文句なく正しいです.ただそれは構成主義者が批判したものではないと.
— 山田 (@Zahlangabeheft) 2012年11月18日
@ytb_at_twtええと,クリスチャンにとっての「イエスは湖の上を歩いた」という主張みたいな扱いかもしれません….
— 山田 (@Zahlangabeheft) 2012年11月18日
@Zahlangabeheft…つまり盲信している過激派がたくさんいるということですね!
— ytb (@ytb_at_twt) 2012年11月18日
@ytb_at_twtいや過激派は絶滅してるでしょ…と言いかけて,そういえばネルソンはガチだった,いやそれどころかよくよく話を聞くと集合の要素は形成途上にあると思っている人が結構多かった,と思い出したので,「湖の上」は言い過ぎたかもしれません.聖体拝領レベルか.
— 山田 (@Zahlangabeheft) 2012年11月18日
@Zahlangabeheftまぁネルソンは…。
— ytb (@ytb_at_twt) 2012年11月18日
@ytb_at_twt有限主義の中でもいろいろありますからね…
— Yuko Murakami (@yukoim) 2012年11月18日
@yukoim明らかに実無限を否定している有限主義のバージョンって何かありましたっけ?
— ytb (@ytb_at_twt) 2012年11月18日
@ytb_at_twt野矢本を擁護したくはありませんが,「無限集合を表わす名辞を含む=実無限の存在を仮定」というのはやや粗雑では.「実無限の存在を仮定する」とは,要素のすべてが「すでに完成している」ような無限集合の存在を仮定するという非形式的な「哲学的」主張であり,→
— 山田 (@Zahlangabeheft) 2012年11月18日
あと何かこれ.
@phase_trちなみに、ムーア本を水で薄めたのがこの本なので、読んでみるといいですよ。ヒドいですから。ホント「哲学の貧困」という感じ。
— ytb (@ytb_at_twt) 2016年3月12日
無限論の教室 (講談社現代新書) 野矢 茂樹 https://t.co/Sk34DmH3P3via @amazonJP
@ytb_at_twt高校生のときにはまっていたのですが、どのあたりが「貧困」なのか教えてもらってもいいでしょうか。ウィトと直観主義だからですか?「当たり前」を大げさに言ってる感じですか?
— で れ (@nothingbut44) 2016年3月12日
@nothingbut44そうですね、そもそもの点として、数学は自律的な学問であって、哲学者が外部から哲学的正当化とかしてあげる必要性は全くないものだと思いますね。
— ytb (@ytb_at_twt) 2016年3月12日
そこで頼まれもしないのにしゃしゃり出て、お説教して回っても、実のある議論にはなりませんよ。
@ytb_at_twtはい。いま野矢さんのような問題意識を持って研究している数学者はいないということですよね。
— で れ (@nothingbut44) 2016年3月12日
ちなみに、哲学は自律的な学問だと思われますか?
@nothingbut44大変残念ながら、たくさんいるんですよ。構成主義者達は、排中律を認めないことが、無限概念にどのような影響を与えるかについて、厳密で数学的に大変有意味な研究をたくさん行っています。それらを知らないのは野矢先生ですし、知らない人はお説教をするわけです。
— ytb (@ytb_at_twt) 2016年3月12日
@ytb_at_twtなるほど…それは失礼しました。
— で れ (@nothingbut44) 2016年3月12日
そうした方にぜひ無限論の教室の続きを書いて欲しいですね!
よくわからないがあとで読み返したくなる可能性は極めて高い. 保全しておくべきなので記録.
そういえば対ごとに素ではないときにdisjoint Union を考えたくなるというの、具体的にどういう状況なのだろう。圏論的な文脈で何かありそうだが、具体例が何も思いつかない
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月19日
@phasetr環の加群のfiltered colimitを考えたいときにdisjoint unionをしかるべき同値類で割るという操作をします(加群は全て0を含むので単なるunionだとダメ)
— かたりろんのしんじゃ (@kobae964) 2016年8月19日
@phasetrhttps://t.co/wiBXYCALaUこんな感じで同じものをコピーして並べたいときが一番多いと思いますよ
— kikx (@kikx) 2016年8月19日
あと何となくこれも引用しておく.
かたりろんのしんじゃだから各加群M_iの要素であるところの0が全部等しいってのが理解できないし、違う集合(型)のunionでそれらの0が潰れるのが理解できない(過激派)
— かたりろんのしんじゃ (@kobae964) 2016年8月19日
代数もっとやりたいし幾何ももっとやりたい.
曲線の事典 ―性質・歴史・作図法― / 礒田 正美 Maria G.Bartolini Bussi 編 田端 毅 讃岐 勝 礒田 正美 著 | 共立出版 http://t.co/Tenf1AEj6gとても中身が豊富な本で数学史的なことも多く書いてあります。なのに安くてお得!
— クリスカ@3日目東メ39b (@math_nakagawa) 2014年2月13日
該当リンクからも記述を引用しておこう.
本書は,定木とコンパスを含む機械で作図しえる曲線の歴史的表現を解説した事典である。小学校から高等学校,大学に至るまでの学校数学において知られる曲線の定義や性質を,その曲線を描く道具,変換器,幾何学的計算具の実物写真,作図結果とともに解説している。曲線の来歴を,今は失われた歴史的表現・役割を前提に解説することで,その背後に潜む直観と論理を再現している。 今日では,ソフトウエアを利用してディスプレイ上に描画する曲線は,少し前まではコンピュータ以外の道具を駆使して描かれてきた。作図の困難さもあり,それぞれの曲線の性質を明かすことは数学発展の象徴であり,曲線の表現法が改まる都度,その意味内容も進化した。そうした曲線像を認め,その曲線を描いた人々が生きた時代に思いを馳せることで,人間味溢れる数学像を提供する。 まず,それぞれの曲線に関わる各論を話題にする上で必要な曲線に関する歴史・文化的眺望を記した。その次に,本書の中心的な話題である,様々な曲線とその作図器,その初等幾何学的解説を収めた。そのあとに,変換を表象する機構,透視図法と投影,問題の作図解を表現する機械を収めた。最後には用語集を用意し,本文中で解説しきれなかった用語の解説を収めた。用語集や索引から逆に読めば,辞典として役立てられるようにも工夫されている。
プログラムで比較的楽に遊べる要素ないだろうか.
今は(アカウントが)亡きkyon_mathさん情報.
ニッポン定理,初めて知った. http://bit.ly/1g3ccWU
ページからも引用しておこう.
The Japanese Theorem for Nonconvex Polygons David Richeson (Dickinson College)
Abstract. The so-called "Japanese theorem" dates back over 200 years; in its original form it states that given a quadrilateral inscribed in a circle, the sum of the inradii of the two triangles formed by the addition of a diagonal does not depend on the choice of diagonal. Later it was shown that this invariance holds for any cyclic polygon that is triangulated by diagonals. In this article we examine this theorem closely, discuss some of its consequences, and generalize it further. In particular, we explore its relationship with Carnot's classical theorem on triangles, we look for extreme values for this sum of inradii, we look at the limit of this value as the number of sides goes to infinity, and we generalize the theorem to nonconvex cyclic polygons. We include interactive applets throughout the article to give the theorems a tangible credibility.
「So-calledと言われてもはじめて聞いたわ」感溢れる. そして何はともあれメモ.
#数楽過去ツイ紹介https://t.co/n4aGPbpI0M
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月15日
【(Πf_iのL^pノルム)≦Π(f_iのL^{p_i}ノルム)】型に一般化されたヘルダーの不等式の証明。Jensenの不等式(私は必ず新入生向け微積授業でやる)を知っていれば易しい。
ということで引用されたツイート群を追いかける.
#数楽https://t.co/r8O2sn6CjG
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年4月21日
Youngの不等式のn個版を「期待値の内側から外側に上に凸な函数を出すとそれ以上になる」というJensenの不等式(期待値を取る操作一般で証明できるのでnに関する帰納法を使わずに証明される)から直接出せば後は同じ。
@genkuroki#数楽期待値E[ ]と上に凸な函数fについてE[f(X)]≦f(E[X])が成立するというのがJensenの不等式。f(X)≦a(X-E[X])+f(E[X])(右辺は接線)というほぼ自明な不等式の両辺の期待値を取ることによって証明される。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年4月21日
@genkuroki#数楽期待値の典型例は非負のw_iたちでΣw_i=1を満たすものに対するE[f(X)]=Σw_i f(x_i)であり、f=logのときJensenの不等式よりΣw_i log x_i≦log(Σw_i x_i)となる。続く
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年4月21日
@genkuroki#数楽続き。w_i=p/p_i、x_i=a_i^{p_i}の場合から、logの中に次の不等式が入った式が得られ、次の不等式が証明される:(Πa_i)^p≦Σw_i a_i^{p_i}. 続く
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年4月21日
@genkuroki#数楽続き。この一般化されてYoungの不等式をa_i=f_i/(f_iのL^{p_i}ノルム)に適用してから、両辺を積分して、p乗根を取ると次が得られる。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年4月21日
(Πf_iのL^pノルム)≦Π(f_iのL^{p_i}ノルム). q.e.d.
@genkuroki#数楽非自明に見える不等式や極限や漸近挙動は確率論の言葉を使うと自明に見えるようになることが多いという経験則があると思う。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年4月21日
@genkuroki#数楽誤爆の再投稿。たとえば、階乗に関するスターリングの公式(よく使われる)が、ガンマ分布を特性函数のフーリエ変換で表示した途端に、相当に自明な式に見えるようになることに最近まで気付いてなかった。https://t.co/4Xy8Yd2s1R
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年4月21日
@genkuroki#数楽続き。ガンマ分布の確率密度函数のある特殊値を見るとスターリングの公式の左辺と右辺がほぼ分子分母に出て来ており、同確率密度函数の特性函数のフーリエ変換による表示の方を見るとスターリングの公式がすでに証明されているように見えるという話。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年4月21日
いろいろとすごいことを言っている人がいたので.
@kagamihr@hyuki数学が無理なんてことは知能障害を持っている方でない限りありえないと思いますが。確かに向き不向きはあるかもしれませんが、人間に高度な知能が備わっている限り、生まれつき数学ができないなんてことはありえないです。脳がないって言ってるようなものです。
— マーケティングbot(Koh) (@marketingbotkoh) 2016年7月30日
@marketingbotkoh知的障害とそうでない境界はどのように決定されるのでしょうか。確率論の高尚なる解説をお願いいたします。
— KAGAMI_Hiromichi (@kagamihr) 2016年7月30日
@kagamihr返信遅れてごめんなさい。知的障害は残念ながら確率論の話ではないです。あいまいで申し訳ないですが確か知能指数が60以下だった場合に知的障害と認定されるはずだったか、と。
— マーケティングbot(Koh) (@marketingbotkoh) 2016年8月6日
@marketingbotkoh返信ありがとうございます。障害のある人達に数学を教えている先生からの意見をいただきました。程度の差はあるとしてもきちんと教えれば「楽しく」勉強できるようになる場合が多いと (続く
— KAGAMI_Hiromichi (@kagamihr) 2016年8月6日
@kagamihr今見ると結構ひどいこと言ってますよね・・・申し訳ないです。数学ができない人が知能障害だってことを言いたいんじゃなくて、高い知能をもってるはずだから努力すればできるはずだってことを言いたかったのです。言葉足らずで申し訳なかったです。
— マーケティングbot(Koh) (@marketingbotkoh) 2016年8月6日
高い公共性を感じる.
https://t.co/SQVl4LNBamできるできないの定義もそうだが、数学の定義をしてほしい。具体的にどんな内容を想定しているのだろう
— 相転移P (@phasetr) 2016年7月30日
@phasetr返信遅れてしまって申し訳ないです。もともとの話の内容からすると、高校数学程度ができるかできないかのレベルを想定して話していました。高校数学レベルであれば、ほとんどの人が努力すればできるレベルですよって言いたかったわけです。
— マーケティングbot(Koh) (@marketingbotkoh) 2016年8月6日
@marketingbotkohどんな証拠があるのでしょうか
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月7日
@phasetrそもそも普通の人が努力してできないものが高校教育のカリキュラムに組み入れられるわけないじゃないですか。すぐに証拠だのなんだのを要求する前に少しは自分で考えてみたらいかがですか?
— マーケティングbot(Koh) (@marketingbotkoh) 2016年8月8日
@marketingbotkoh普通の定義もよくわかりませんし、そういうふわっとした議論は厳に慎むべきだという教育を受けてきましたし、私が聞いているのは常識の話ではなくあなたが依拠する根拠です。私が求めているのは学術的な話であなたと大きくスタンス違うようだというのは認識しました
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月9日
@marketingbotkohhttps://t.co/unCkg7bVoU私が知る限り、学習指導要領のレベルでは「はぐくむことが重要」「社会情勢に合わせた必要最低限」というだけで、「努力すれば身につけられて当然」という位置付けで内容組まれてなさそうなのですが
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月9日
人間精神への無限の信頼を感じる. さすがに全く理解できなかった.
教育関係の方への緩募 https://t.co/oNqGkdnwYwの「そもそも普通の人が努力してできないものが高校教育のカリキュラムに組み入れられるわけないじゃないですか」に対する教育学的知見。根本的に高校教育のカリキュラムはこの基準で組まれているのかがとても気になる
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月19日
で, コメントを頂いた.
@phasetr高校のデータがないので中3ですが。今年度の全国学力学習状況調査において、一日3時間以上勉強していて(教科は不問ですが)かつ下位25%に属する者が7%程度。国語も同傾向なので、他の教科ばかりやってた結果でもなさそう。https://t.co/WQzLaprI9P
— bra-ketくん (@mac_wac) 2016年8月20日
@phasetr下位25%とは、たとえばこの数学Bだと正答数が3問以下です。A問題だと17問以下。https://t.co/pjojM5zd1C
— bra-ketくん (@mac_wac) 2016年8月20日
@phasetrすみません、「7%程度」というのは、「下位25%程度の層を分母とした7%」という意味です。したがって、全体が分母だと2%弱になりますが。
— bra-ketくん (@mac_wac) 2016年8月20日
@mac_wacありがとうございます。中学では概ね「努力すればできる」レベルだと思っていいということでしょうか。高校でやることはかなりレベル高いと思っていて、それでどこまで「努力すればできる」レベルなのか、どういうデータがあるのか非常に気になっています
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月20日
@mac_wacありがとうございます。中学では概ね「努力すればできる」レベルだと思っていいということでしょうか。高校でやることはかなりレベル高いと思っていて、それでどこまで「努力すればできる」レベルなのか、どういうデータがあるのか非常に気になっています
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月20日
@phasetrあ、いえ、僕は中学レベルであっても「努力してもできない生徒も無視できない数いる」という認識です。無論、努力の方向が明後日であることは往々にしてありますが、それが自分で認識・修正できないから成績が上がらないわけで。
— bra-ketくん (@mac_wac) 2016年8月20日
@phasetrあとは、「努力したけど全然できないから努力やめちゃった」という層もある程度暗数になってると思われます。これは僕の個人的な実感ではありますが。
— bra-ketくん (@mac_wac) 2016年8月20日
@mac_wacありがとうございます。私は https://t.co/1W8lqLUaOuで書いたように指導要領がどういう認識で組まれているかというところが気になっていたのですが、中学時点から日本の現実を見る限り引用したツイートには根拠なさそうですね
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月20日
@phasetr僕の知る限りでは政策論議でそのような「身につけられて当然」という議論がメインになったことはないですし、事実身につけられてもいないところであるのが現実ですね。
— bra-ketくん (@mac_wac) 2016年8月20日
@mac_wac最初に引用した(以前ちょっとやりとりした)人、人間知性に関する無限の信頼があるようで感銘を受けました。私も大概相当信頼している方ですが、私を遥かに凌駕していたので
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月20日
こうはいうものの高校での実データはやはり気になる.
何にせよ元のツイート, すごい世界認識をしているのでどういう考えでそれに至ったのか本当に興味がある.
@phasetrそもそも普通の人が努力してできないものが高校教育のカリキュラムに組み入れられるわけないじゃないですか。すぐに証拠だのなんだのを要求する前に少しは自分で考えてみたらいかがですか?
— マーケティングbot(Koh) (@marketingbotkoh) 2016年8月8日
自分は当然努力でき, 努力して解決できたので誰だって必ずできるはずという感じの, いわゆるブラック企業というかブラックな上司の思考とも地続きな感じがする.
Twitter的な意味で今は亡きkyon_mathさん筋の情報.
群の地図帳ならある。 http://bit.ly/1kBHcmG ついでにリー群の地図帳もある。 http://bit.ly/1dHQ5CA
どう使ったらいいのかわからないがとりあえずメモ.
答えはYesだ. いまSobolev空間論の本を読んでいて「?」と思ったので証明を確認した. 激烈簡単で自分で自分にがっかりした. 測度論弱者すぎる.
ルベーグ測度を${\left|\cdot\right|}$とし, 集合$A \subset {\mathbb{R}}^{n}$がルベーグ測度0だとする. このとき補集合$A^{c}$は${\mathbb{R}}^{n}$で稠密である.
$A$が内点を持つとするとある開球$B_r$に対して$B_r \subset A$となる. 考えているのはルベーグ測度だから${\left|B_r\right|} >0$であり矛盾である. したがって$A$は内点を持たないから$A^{i} = \emptyset$である.
この補集合を取ると${\mathbb{R}}^{n} = A^{ic} = \overline{A^{c}}$である. つまり補集合$A^{c}$ は ${\mathbb{R}}^{n}$で稠密である.
ついでにルベーグ測度ではない場合, 特にfull supportではない測度を簡単な反例も記録しておこう.
上のページによるFull supportの定義は次の通り.
It means that the support is the entire space, or equivalently that there is no open subset with 0 measure. 全空間を台とすること, また同値な条件として測度0の開部分集合が存在しないこと.
全測度が$0$になるような測度が明らかに反例. これ以外にもルベーグ可測集合$C \subset {\mathbb{R}}^{n}$に対して, $\mu_{C} (A) = {\left|A \cap C\right|}$ とすれば $\mu_{C}$が反例になる. これは$C$の補集合に含まれる部分集合は内点があろうがなかろうが測度$0$だから.
他にもルベーグ測度に対して特異な測度を考えればいい. 例えばCantor集合上に台を持つCantor測度がある.
測度論はSobolevをやっていてもちょっとしたところですぐに顔を出す. 積分論の中でもうちょっときちんとやり直したい. 確率論だと死ぬほど出てくるからそちらでやり直す手もあるか. 確率論で測度論に関する議論が死ぬ程丁寧な本がほしい.
title: ルベーグ測度0の集合の補集合が稠密である証明 description: 結論を言えばYES。証明のポイントはルベーグ測度のfull support性で、ルベーグ測度が0だと内店を持てないところにある。Full supportでない測度に対しては反例が山ほどある。例えばカントル集合上に台を持つカントル測度。
『数学の想像力』も紹介されてた。> 『数学の認知科学』はスゴ本 - わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる https://t.co/ldjeq779f9
— Tomohiko@9/11数学茶屋 (@KinebuchiTomo) 2016年8月29日
『数学の認知科学』, 『数覚とは何か』, 『数学の想像力』が面白そう. 読みたい本が増えるのもさることながら, 買ったまま積読な本もガンガン増えていく.
『数覚とは何か』のドゥアンヌ, 黒木さんが何か本を紹介していた気もする.
ある集合 X に対してはそのべき集合をP(X) とするとき、X \cap P(X) \neq \emptyset になるような例が思いつかない
— 相転移P (@phasetr) 2016年8月31日
{{}}
— Masaki⊣Hara (@qnighy) 2016年8月31日
P({1, {1}}) = {{}, {1}, {{1}}, {1, {1}}} ∋ {1} ∈ {1, {1}} https://t.co/JeXoEETalq
— 石塚 (@Yusuke_Ishizuka) 2016年8月31日
いいことを教えてもらえた. とりあえず記録.
Lemma 曲 はどんな図式?
— セシル☆修論 (@sesiru8) 2016年8月31日
@sesiru8こんな感じです。 https://t.co/gKA33CgLvT
— 石塚 (@Yusuke_Ishizuka) 2016年8月31日
このツイートで引用されているツイートも引用.
米田信夫のホモロジー論の論文には図式の形になぞらえて「Lemma 田」「Lemma 曲」がある。(N. Yoneda, On the Homology Theorem of Modules, 1954) pic.twitter.com/95dGKp7YkG
— 石塚 (@Yusuke_Ishizuka) 2015年4月16日
謎. 海外の人に伝わるのだろうか. さらに強く中国人に伝わるのだろうかとも思っている.
データ通信の誤り率について、先日の安全評価でハミング距離4が要求されたが理由が「昔からそうだ」としか言われなかった件で、今日、同僚がその根拠を計算しようとして難儀していたんだけど、ウォルフラム・アルファを使ったら一発で解決した。 pic.twitter.com/0J28Oaafi8
— ytb (@ytb_at_twt) 2016年8月31日
ウォルフラム・アルファすごい。
— ytb (@ytb_at_twt) 2016年8月31日
もう、工学系の研究室で数値計算用PCとか減らしてもいいんちゃうか。
よくわからないがとりあえずメモ. 変にプログラミングの勉強するより, Wolfram alphaの使い方勉強した方がいいのかもしれない. 特に中高生向けのことを考えるなら. ちょっとWolfram alphaちゃんと調べよう.
はじめに追記: 2022/8時点ではここにサイトがある.
このページ. PDF のラインナップは次の通り.
とりあえず記録.
めもめも:哲学者が見るランダムネスの理論 http://t.co/V0YRPeNlaZ
— Takayuki Kihara (@tri_iro) 2014年2月10日
tri_iroさん筋の情報. リンク先は宮部賢志(ミヤベケンシ)さんのサイト. どんなのだったかすぐわかるように冒頭部だけ引用.
私にとって,計算可能性理論,計算量理論,計算可能解析,ランダムネスの理論,情報理論,確率論,統計的予測,時系列解析などは一直線上にある理論たちで,分けることができない.これらは全部ひっくるめて一つのものとして見ている.これらがどういう関係にあってどうつながっているのかというのは,一つの見方であり哲学だろうが,それを論じるためには,これまでの哲学的な議論を一通り学ぶ必要がある.
これまで,哲学者たちによって,計算,情報,確率,予測などの概念について様々に議論がされてきており,それらについては,少し調べれば多くの文献が出てくる.しかし,ランダムの概念やランダムネスの理論についての,哲学者たちの議論はそれほど多くない.ここでは,そういうものをまとめてみたいと思う.こういうまとめ方は,今までにされていないと思うし,私も英語の論文で書くことも無いので,こういう場所しかないように思う.
特に何かコメントする能力はない. 相変わらずのメモ.
関数解析の人の話で出てきたのはこれかな:
— Takayuki Kihara (@tri_iro) 2014年2月3日
「作用素環における可分性・非可分性とダイヤモンド原理」 https://t.co/Tka1qhWxAg
ロジックと関数解析(作用素環・C*環)関係の話題は結構耳にするけど、全然内容を追えてない
Calkin 環の話とか, 松澤さんの CCR の表現論と記述集合論の絡みとか見てみたいネタはある. とりあえずメモしておこう.
さっき本郷通りで古書店から出てきた途端、数年ぶりに長年の腐れ縁の某数学者に出くわして、お互い「あ!」と言ったら、何の前置きもなく「最近いい定理が証明出来たんですよ!聞いてください」とはじまって、十分ぐらい説明があってから、ようやく時候の挨拶等をした。研究者はこうありたいと思った。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016年9月1日
今日のいい話として記録しておく.
先日立川さんの次のツイートがあったのだ.
さっき本郷通りで古書店から出てきた途端、数年ぶりに長年の腐れ縁の某数学者に出くわして、お互い「あ!」と言ったら、何の前置きもなく「最近いい定理が証明出来たんですよ!聞いてください」とはじまって、十分ぐらい説明があってから、ようやく時候の挨拶等をした。研究者はこうありたいと思った。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016年9月1日
それを受け何かキャッチコピーを探したくなったのが次のツイートとそこからの流れ.
「最近いい定理が証明できた」これを575に出来ないだろうか
— 相転移P (@phasetr) 2016年9月1日
@phasetr「このあいだ いい命題が 示された」(ちょっと主旨がちがいましたかね)
— 結城浩 (@hyuki) 2016年9月1日
@hyukiまさにその方向です。ありがとうございます。ただ定理は定理のままにしたいですね。私も改めて考えてみることにします
— 相転移P (@phasetr) 2016年9月1日
— 結城浩 (@hyuki) 2016年9月1日
「あのですね!できたんですよあの定理!!」
— ななしゃん (@ba7shan) 2016年9月1日
ななしゃんのがかなりいい. 何となく気分でタイトルでは!を抜いてしまったが, 引用的にはどうなのと思わないでもない. あくまでななしゃんのが元ネタで本歌取り的なアレとして, 次くらいのでもいいと思っている.
字余りだがそんなにバランス崩壊していない感じがあるがどうだろう.
何かこう「好きな人ができました」くらいのシンプルで心を打つフレーズがほしい.
こういうキャッチフレーズももっと研究しよう.
何にしろ今回ななしゃんがあまりにもいい仕事をしてくれたので, ただただ感謝の祈りを捧げている.
創文社潰れてしまうので,今からでも遅く無いので名著,現代数理統計学を買いましょう.勉強用,観賞用,保存用,予備,常備用,防犯用で1人六冊.小さなお子様がいる家庭では寝る前の読み聞かせ本としてもよいでしょう.https://t.co/J247DMwdQE
— 便座DØ)))PENESS (@benthedopeness) 2016年8月26日
統計学, ずっときちんとやりたいと思っていて気になっている. 最近Rによる統計の本も出ているようだしそれも気になっていれば, Pythonによる統計も気になっている. 勉強したいことがたくさんある.
この前に哲学を半端にかじってしまった異常者の異常な数学観に関する話があるが, それはこの際とりあえずどうでもいいので, 最初から本題に入る.
@genkuroki#数楽その二次元正規分布のグラフの形は添付画像のようになります(定数倍は無視)。等高線が楕円の釣鐘型の曲面になります。 pic.twitter.com/7DlNI43N0K
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月26日
@genkuroki#数楽等高線は添付画像の通り。これらのグラフを見れば、それらが「二項分布を山型(釣鐘型)の分布で近似できる」という話がどのように3つ以上の目が出る場合(多項分布)の場合に拡張されるかがなんとなくわかると思う。 pic.twitter.com/BLSBB2HQuV
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月26日
@genkuroki@sekibunnteisuu#数楽https://t.co/03KPheKYSApic.twitter.com/vFhFCcJbKQ
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月26日
#数楽確率パラメータa+b+c=1に付随する3項分布のある種の極限で現われる正規分布の分散共分散行列Aの逆行列A^{-1}を計算すると添付画像の通りになる。 pic.twitter.com/OSG0GuktL6
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月27日
Wolfram alphaをもっと使いこなしたい. より正確には近所の子どもにその辺を伝えたい. 何かいい事例ないだろうか.
どなたか閉曲面の位相的分類に使われた道具が何か教えて頂けるだろうか。複素解析(リーマン面?)使っていた気がするのだがそれすらよくわからないほど幾何を知らない市民なので困っている
— 相転移P (@phasetr) 2017年1月18日
@phasetr@MarriageTheorem閉曲面の分類を本当にフォローするのは大変なことですが、三角形分割の存在定理を基にした切り貼りによる方法が古典的で、可微分多様体の場合はモース理論による方法もあります。他にもあるかもしれません。
— atsushi yamashita (@yamyam_topo) 2017年1月18日
きちんと追うのが大変と聞いて衝撃を受けた. トポロジーは有名な結果や古い結果をきちんと追うのが死ぬ程つらい分野というイメージがある.
二次元のトポロジーで複素解析で片がつく的な話があった気がするのだが, いったいそれは何だっただろうか?
なるほど。デッサンがうまくなるためには見る力を鍛えなきゃいけないって話は知ってたけど、見る力の詳細がわかった。 / “絵が下手な人必見!そっくり上手に描くための観察法と考え方 - MIKINOTE” https://t.co/sXZazzgD6V
— let's skeptic (@lets_skeptic) 2016年9月8日
細かいことはいろいろあるにしても, まず概要をつかむことが大事で, それもいろいろな角度からの概要をつかむことが大事ということを認識した.
とても参考になる. 数学とか物理とかプログラミングのコンテンツを作るときも参考にしよう.
“『君の名は。』には恋愛や映像美だけでない要素が散りばめられている、と30代民俗学オタクの男性は熱く語る。”
— 畑中章宏@21世紀の民俗学 (@akirevolution) 2016年9月7日
>日本の神話や寓話の観点で語る民俗学的『君の名は。』|ニフティニュース https://t.co/KTc4Hdb7Ts
数学的観点から見た『君の名は。』を書いてみたいが, いいネタが何も思いつかないし, こんなときにこそ自分の無知無学無教養ぶりを思い知らされつらくなる.
子供のころは勉強すると褒められたはずなのに、大人になるとなぜか怒られるから、小中学生の皆さんは今のうちに悔いのないくらい勉強したほうがよい。
— 千葉逸人 (@HayatoChiba) 2016年9月13日
妻「また食事中に数学はじめて!やめなさい!」
語り継いでいきたい.
https://t.co/QXDDbHzxkTの『「数式を並べるんじゃなくて、概念を説明してほしい」的なことを言われた経験がある』は『「抽象化された数式は難しくて理解できないので、具体例を上げて説明してほしい」という意味で』というのは非常に深い洞察だと思った。
— Takashi Miyamoto (@tmiya_) 2016年9月14日
いくつか引用しておこう.
一般化された数式ほど概念を伝えるのに適した表現方法もないのになぁとずっと不思議だったのだけど、就職活動をしている辺りで僕は気づいた。どうやら、「概念を説明して欲しい」というのは、「抽象化された数式は難しくて理解できないので、具体例を上げて説明してほしい」という意味で日本のサラリーマンの中で用いられる隠語だ。
とても大切なことなのでついでに書いておくと、数式の「見た目の難しさ」と「(辞書的な意味での)概念の難しさ」は何の関係もない。特殊相対性理論の質量とエネルギーの等価性を示す、"E=mc^2"の見た目はとても簡単だけれど、その概念を僕は理解できない。
最近も数学や物理の概念を式を使わずに説明できないかという謎の要望を頂いた. いろいろな意味で謎.
For Sobolev spaces, H = W. http://t.co/dDipvwyD7p
— Differential Eqns (@diff_eq) 2014年1月21日
$W$は普通のSobolevの定義だった. $H$がちょっと謎というかはじめて見る定義: 最初$H^k = W^{k,2}$のことかと思ったので. 変な境界だと$H \neq W$のようだが, その条件が何かとか具体的な反例を知りたい. Sobolevはあまりきちんとやったことがない. 幾何解析はやってみたい.
とりあえずは記録しておこう.
大分前のメモなので文脈を全く覚えていない.
@functional_yyPDFによる参考文献の供与を要求
— 相転移P (@phasetr) 2014年1月20日
そして教えてもらったのはこれ.
最初のページのタイトルが「Set Theory: Constructive and Intuitionistic ZF」なので, 構成的集合論とか直観主義でのZFとかそういう話を聞いたのだろうか.
https://t.co/yBpWc2fGsHmoduli空間の作り方とかよくわからないからこういうので勉強したいんだが、これに対応する?de RhamとBettiのmoduliもあったりとかその構成との比較とかができたりすると嬉しい気がする
— Naoya Umezaki (@unaoya) 2016年9月16日
リンク先のページは Péter Ivanics, András I. Stipsicz, Szilárd Szabó, 2016, Two-dimensional moduli spaces of irregular Higgs bundles だった. とりあえずメモ.
アカウントが凍結になってしまっているようだが, 発端はこのツイート.
みやこくしんヰちろう @AGeometric
「可算和定理の証明には選択公理がいる」「Rの非可測集合はR/Qの完全代表系を上手く取れ」「UFDの極大イデアルの存在から選択公理が言える」「可算な体の代数閉包は選択公理なしで作れる」 #センター試験受験生への数学アドバイス - 1月19日
@AGeometricよく知らないのですが可算和定理と言うのは何なのでしょうか。私の専門の解析学関係の話かな、と思ったので結構興味があるのですが
— 相転移P (@phasetr) 2014年1月19日
@phasetrcountable union theorem(http://t.co/bBPalIoZMh)のことだったら、それは「可算集合の可算な集合の和は可算集合である」という定理じゃないですか。
— カオナシ(T.MATSUMOTO) (@CharStream) 2014年1月19日
@CharStreamありがとうございます。ぞみさんのツイートいわく、それっぽいです
— 相転移P (@phasetr) 2014年1月19日
親切にリプライを頂いて文献を教えて頂けるの, すごいとしか言いようがない.
緩募 左逆写像と右逆写像が一致しない例
— 相転移P (@phasetr) 2016年9月18日
@phasetr左と右があれば一致します。g,hをそれぞれfの左逆写像、右逆写像とするとg=gfh=hです。
— ゼリー (@Jelly_in_a_tank) 2016年9月18日
@Jelly_in_a_tank2,3行列Aに対するこんな感じの右逆があっても左逆がないみたいな例をいま作ったのですが、左右があって一致しない系はやはり無理ですかね? pic.twitter.com/Qzp04lFsjH
— 相転移P (@phasetr) 2016年9月18日
@phasetr@Jelly_in_a_tank(m,n)行列Aと(n,m)行列Bに対して、ABが単位行列になるためにはrank(B)=mである必要があります。このことから不等式n≧mを得ます。逆向きも同様に考えると、BAが単位行列なのでm≧nを得ます。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年9月18日
@non_archimedean@Jelly_in_a_tankありがとうございます。行列でどうにかしようというのがあまりに浅はかで死にたくなったのはいいとして、左逆と右逆が存在して一致しない例、そもそも存在するでしょうか?どちらかはあって片方は存在しない例は思いつくのですが
— 相転移P (@phasetr) 2016年9月18日
@phasetr@Jelly_in_a_tank2項演算が直積の部分集合で定義されていて結合律を満たすだけのもの(例えばモノイド)ででしょうか?
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年9月18日
AB=e,BC=eの時、A=Ae=ABC=eC=Cです。
@non_archimedeanやはりその壁に阻まれますか。ありがとうございます。
— 相転移P (@phasetr) 2016年9月18日
@phasetr今のは結合律を課したので、結合的でない合成を念頭に置いている場合は同じ証明ができませんのでご注意下さい。(例えば非有界作用素の合成の何らかの閉包を積だと思ったときに、結合的かどうか分かりません)
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年9月18日
結合律を破壞しに行く発想はなかった. 自分の甘さを一番思い知らされたのはここだ. 精進しなければ.
学部生とのセミナーで使ってるRiehl氏の新著がすごくいいので、圏論に興味ある任意の数学徒に今後オススメしていきます。
— ぴあのん (@piano2683) 2016年9月19日
著者のサイトで公開されてる→https://t.co/y3tHIbsIPO
ちなみにもうすぐ出版予定→https://t.co/iC46So4Zpa#圏論の日
各論に不必要に深入りしない一方で、今まで入門書で触れられることの少なかった話題でも、近年重要性が増しているものについては積極的に取り上げられています。数学的具体例も豊富に盛り込まれており、まさにMac Laneの『圏論の基礎』の現代版と言えるでしょう。#圏論の日
— ぴあのん (@piano2683) 2016年9月19日
Mac Laneの現代版とか読むしかないのでは.
一周回ってMayのConcise Courseわかりやすい気がしてきた(本当か??)
— simplicial object (@zj_nj) 2016年9月21日
@zj_nj一番最初に読んだ代トポの本でないので何周回ったか分からないですが、すごく分かり易い本だと思うのです. 圏論慣れしてる後輩に代トポの本勧められて、あの本紹介したら凄く分かりやすいと言ってました
— アトム同型 (@atomotheart) 2016年9月21日
これっぽい.
目次を見ると序盤から圏を導入しているようだ. とりあえず記録しておく.
異世界に転生したはいいものの、異世界では英語しか通じないことが発覚し、中1レベルの英語力から徐々に英語力をつけながら無双していく、異世界転生王道ストーリー的な英語教材ください
— chokudai(高橋 直大) (@chokudai) 2016年10月1日
https://t.co/gdXZv3pQFe何をどうしたらいいか全くわからないが、数学でこういうのやってみたい
— 相転移P (@phasetr) 2016年10月1日
@phasetr数学無双系の異世界話なら「できない子は知恵の悪魔と呼ばれるようです」がありますが、これは知識主体ですし… https://t.co/l3S0CYPEou
— 織機 明納 (@worihata) 2016年10月1日
コンテンツのネタは尽きない.
https://t.co/wiE5kQ6Rw4
— math.SG summaries (@rXiv_math_SG) 2016年9月30日
L Buhovsky et. al.
A C^0 counterexample to the Arnold conjecture pic.twitter.com/pADtZEiVhY
ついにヤバいのが出ましたよっ!!!! https://t.co/LQ4GD5uENw
— 無人在来線爆弾㌠שין גודזילה (@morinomichi_311) 2016年10月2日
@morinomichi_311どういう結果なのか日本語で説明すると、アーノルド予想というハミルトン微分同相写像について広く信じられている予想があるのだが、それが4次元以上のハミルトン同相写像だと破綻するという結果。
— 無人在来線爆弾㌠שין גודזילה (@morinomichi_311) 2016年10月2日
とにかくヤバいんだけど、どうヤバさを説明すれば良いのか……
@morinomichi_311ざっと読んだ感じだと数年前にBuhovskyとOpsteinが開発した「量化したホモトピー原理」が使われているっぽい。道具立ても目新しそうなので超一流誌には余裕で乗りそうな気がする。
— 無人在来線爆弾㌠שין גודזילה (@morinomichi_311) 2016年10月2日
@morinomichi_311ついでにいうと、二次元の場合はアーノルド予想がハミルトン同相群でも成立していて、松元重則先生他の有名な結果です。
— 無人在来線爆弾㌠שין גודזילה (@morinomichi_311) 2016年10月2日
@morinomichi_311松元先生の論文はArnold conjecture for surface homeomorphismsで、これの謝辞がめっちゃ面白いので興味のある方は調べてみてください。
— 無人在来線爆弾㌠שין גודזילה (@morinomichi_311) 2016年10月2日
とりあえず気になるのでメモしておく.
コンテンツを作っていて検索していたら引っかかったので記録.
いくつか引用したい.
私が最初に量子力学を勉強したのは、故P.A.M Dirac博士の"The Principles of Quantum Mechanics"でしたが、読んだ人なら御存知の通り、物理実験の話は一切出て来ません。せいぜい、第一章の重ね合わせの原理のところで、光の偏光、すなわち光子の振舞いについて少し触れているだけです。それはそれで、私のような数学科の人間には助かるのです。と言いますのは、実験を長々と説明されても、そうかと思うだけで実感出来ないからです。実験器具なぞ、高校以来触ったこともなければ、見たこともない人間には苦痛以外の何物でもありません。
それはそうか, というのと, それはどうなんだ, というのが交錯する. コンテンツ作りの参考にはなる.
しかし本題はこちら:
それと、もう一つ、こっちの方が重要なのですが、紹介するにも私個人の心が痛むからです。あの時代の日本人(阿呆な政府軍部の人を除く)は今と違って、本当に強い精神力と忍耐力と心優しさを持っていて、(失礼ながら)一見ひ弱な小平博士でも、終戦前後の時、明日の日本(と御自分)がどうなるかも分からない中で、しかも発表する当てもない調和積分論に関する大論文を、病床の幼い御長男(最終的に病死されます)の傍らでお書きなったのは、終戦を見越してのことよりも、今を生きた証し(つまり、遺書)として残そうと思われたのではなかろうかと、私は考えていたからです。
これを検索していたのだ.
邦彦とセイ子の結婚から、彼等はかわいい息子和彦を得たが、残念ながら腎不全を患っており、終戦の数ヶ月後の1946年に諏訪で亡くなった。
あと彌永先生, 長寿だったということはそれだけ多くの, それも自分よりも年下の人が先立つのを見てきたということか, と割と悲しくなった.
私もそんな感慨を覚える年になったのか, というところもある.
モンティホール問題などに関する確率に関するやりとりがまとめられていた. 確率はいまだにさっぱりわからない. 勉強用にとりあえずメモ.
集合に「近い」「遠い」を表す構造を付け加えたいじゃん、だけど「近い」を点と点の間の関係とすると反射・対称・推移的であってほしいし、そうしたら同値関係になって、敵と味方に分かれるだけなんですね
— [狐]クレイモア (@iClaymore) 2016年11月5日
もっと情報を付け加えてなんかこう連続な感じにしたいんですね、で私の知る限り 4 つのアプローチがあって、「2 点に近いか遠いかの 2 値でなく実数の値を与える」「点と部分集合の間の関係にする」「部分集合と部分集合の間の関係にする」「2 点間の関係をたくさん用意する」がある
— [狐]クレイモア (@iClaymore) 2016年11月5日
それぞれ距離空間、位相空間、近接空間、一様空間というものになります
— [狐]クレイモア (@iClaymore) 2016年11月5日
あまり考えたことがなかった. 参考のために記録しておこう.
魔法少女からコメントを頂いた.
@phasetr標準的には一様空間は沢山の二項関係(もしくは沢山の擬距離)を備えた空間だが, 超準的には一様空間は超準点の間に「無限に近い」という同値関係を備えた空間と見ることができる.
— 🌔 (@functional_yy) 2017年3月1日
久し振りに魔法少女から超準解析系の話を聞いた気がする.
“平成29年度数学講究XA テキスト一覧” https://t.co/Po5UWGFODs
— いとう (@k1ito) 2016年11月8日
参考の記録として張っておこう.
バナッハ空間で「有界閉集合はコンパクト」と「有限次元」って同値なの
— ロールパンナちゃん (@__dingdongbell) 2016年11月6日
@__dingdongbell反例:自明付値体Qに対しQ^Nに自明ノルムを与えたバナッハ空間は全体が有界閉集合かつ非コンパクト
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年11月6日
@__dingdongbellなんかnが大文字になってしまいました。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年11月6日
Q^nは全体が有開閉かつ非コンパクトなのに有限次元。
@non_archimedeanなるほどありがとうございます・・・(ちなみに逆は成り立つんですか…?)
— ロールパンナちゃん (@__dingdongbell) 2016年11月6日
@__dingdongbell「有界閉集合がコンパクト」→「0次元または体が局所体か有限体」なので、体が局所体または有限体の場合のみ考えればよく、その場合はバナッハ空間が直交化可能(l^2空間と同型)なので正規直交基底を持つ場合を考えればよく、
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年11月6日
@__dingdongbell正規直交基底は有界離散部分集合を定め、離散集合がコンパクトであることは有限集合であることと同値なので、有限次元であることが示されます。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年11月6日
@non_archimedean知らない事実のオンパレードでしたorzありがとうございますm(__)m
— ロールパンナちゃん (@__dingdongbell) 2016年11月6日
@__dingdongbell「有界閉がコンパクト」→「reductionが有限次元」は簡単に言えるので、最初から正規直交基底を持つことが分かっている状況ならもっと簡単に示せますけどね。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年11月6日
@non_archimedean@__dingdongbellこれ、体が実数か複素数なら元の同値は成り立つのでしょうか?wikipediaには局所体に実数、複素数を含めることもあるとか書いてあって付値あたりの話をまるで知らないので判断つかない状態です
— 相転移P (@phasetr) 2016年11月8日
@phasetr@__dingdongbell僕は非アルキメデスのみ考えていましたが、RとCでも成立します。正規直交化可能性は成り立ちませんが、同値性を示したいだけならリースの補題から同様に無限離散集合を作れば良いです。https://t.co/n38xsl9ys3
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年11月8日
@non_archimedean@phasetrなるほど、ありがとうございます
— ロールパンナちゃん (@__dingdongbell) 2016年11月8日
もとの命題, $\mathbb{R}$と$\mathbb{C}$なら成り立つと思っていた (証明も読んだはずだがパッと思い出せなかった)ので, かなり驚いて「$\mathbb{R}$と$\mathbb{C}$でも本当に成り立つんだったか」と不安になったので思わず聞いてしまった. 関数解析的にシンプルな議論はどんなのだったか確認しなければいけない. 次のPDFが参考になりそうだ.
あとで必要なところだけ切り出してまとめてメルマガにも書こう.
$\mathbb{C}_{p}$などの非アルキメデス体, 本当に$\mathbb{R}$や$\mathbb{C}$の関数解析の直観がまるで効かないことを改めて実感した.
記事の冒頭にもある通り, 数学・物理系のメルマガと無料の通信講座をやっている. どちらかに登録しておいてもらえれば こちらからプッシュでこの手の濃い話題をお届けできる. ご興味がある方はぜひ登録してほしい.
以下は無料の通信講座, 現代数学観光ツアーに参加されている方からの質問だ. サイトに公開しておく価値もあると思ったので出しておく. ここまでが常体, 以下は敬体で文体が統一されていないけれども, 以下はメルマガが元なのでご容赦願いたい.
読者の方からメール頂いた話で, 多分他の方にも役に立つだろうから いったん全体への返信という形でお返事します.
量子力学を深く勉強するために ヒルベルト空間論, 関数解析をやろうとしていて, それに対する本の選択とかそういう相談です. たぶん.
Twitter というか私のサイト http://phasetr.com に 「Hilbert 空間メインの関数解析の初学には日合•柳の『ヒルベルト空間と線型作用素』をお勧めしたい」 という記事を書いていて, その中に『新井先生の『量子力学の数学的構造』があるが, 一般にはあまりお勧めしない』と書いたりしました.
その方がこれを読もうとしていたそうなので, それでどうしようか, という問い合わせです.
ちなみにこの人, 量子力学の数理, 特に量子測定などで知っている人は皆知っている 小澤正直先生に相談して von Neumann の 「量子力学の数学的基礎」を勧められたものの, 古いから新井朝雄先生の「ヒルベルト空間と量子力学」を読もう と思っている, とかいう訳のわからないことを言ってきました.
世界的な研究者に相談しておきながら, そこで勧められた本を無視して ど素人が勝手に自分の趣味で本を選ぶという行為が そもそも全く理解できなくて衝撃を受けました. 世界的な研究者の時間を奪っておいて, その話を聞かないとか何がしたかったのか全くわかりません.
率直に言って, すごいことするな, 何のために小澤先生に相談したんだ, こいつは何を考えているんだ, と.
確かこの人, もともと量子化学の研究者だと 言っていたと思うのですが, ふだんからこんな感じでやってたのでしょうか. 謎です.
小澤先生を無視しつつ, 何で私なんぞの意見あてにするんだ, 重鎮の意見を無視するのにこっちの意見は聞くのか, 何なんだと.
それはともかく, 参考になるところはあると思うので 私の見解をまとめます. いつも言っていることとはいえ, あなたははじめて聞くかもしれませんし, 改めていうことにも意味はあるはずですから.
究極的なところからはじめます. 数学をやりたいのか, 物理をやりたいのかをはっきりさせてください.
あくまでも物理がやりたいというなら ルベーグ積分や関数解析をいくらやっても無意味です. 本当に無意味です. 数学はさっさと捨てて物理をやりましょう.
何故無意味かというと, 学部 3 年レベルの量子力学で出てくる話ですら, 数学的に追いきれないことが山程あるからです. これは私やあなたが愚かだから, とかそんなちゃちなレベルではありません. 現実問題として研究マターです.
あなたが研究者なら「そうは言っても 皆がやっていない穴とかあるんじゃないの? そういうところなら何とかなるのでは?」 と思うかもしれません. 残念ながらそんな都合のいい話はありません.
優秀な人が一所懸命やってできるところは たいがい潰されています. 残っているのは本質的な ブレークスルーが 5-10 個ないと進まない, そういう感じと思ってください.
具体例を挙げましょう. 物理の学部 3-4 年でレーザーに関する話, 量子光学的な話をやります. これを厳格にやろうと思うと 非相対論的量子電気力学が出てきます.
そしてこれは 2017 年現在でも 数理物理の研究最前線です.
もう 4 年も前の話ですが, これよりもう少し簡単な Nelson モデルの散乱理論に関して Dybalski さんからメールを頂いたことがあります. この人はもともと相対論的場の量子論の散乱理論を 研究している人で, 具体的なモデルの研究ということで, 非相対論的場の量子論にも踏み込んできたようです.
多体系の量子論, 量子統計に関するプレプリントを arXiv に上げたときに「自分も多体系に興味があって 研究しているからぜひ論文を読んでほしい」というメールでした.
そのときメールで教えて頂いたのは次の論文です.
これ, 電子と場の相互作用系なのですが, 扱う電子は 2 つですからね. 1 つでも厳しいというのが現状です.
この時点でまともな物理の人なら 「数学的に厳密な話なんて 全く使いものにならないな」と 思うでしょう.
もしかしたらあなたは「これは場の理論だから 厳しいのでは?」と思ったかもしれません. しかしその見込は甘いです.
例えば数学的に厳密な量子力学の散乱理論ですら, 2 体はだいたい何とかなったものの, 3 体で既に研究の最前線のようです.
最後の PDF が一番状況がよくわかるでしょう. 9 年前の話ではありますが, 3 体問題が難しいという絶望的な話をしています. 数学ベースであっても散乱理論の研究は 50 年以上続いているので, 一般の N 体に関する知見が この 8 年程度で爆発的に広がったとは思えません.
数学的に厳密な話など いくらがんばったところでこの程度です. もちろん数学サイドなら別にいいのです. 数学として面白いならそれでいいし, 実際磯崎先生がそれで数学会の賞を取るほどに 面白い話が展開できているわけですから. もちろん世界的にも認められている業績です.
しかし物理としては 2 体, 3 体の散乱で いくらシャープな結果が出ても, ご利益は何も感じないでしょう.
こんなことしたいですか? という話です.
というわけで, 物理がしたいという人はヒルベルト空間論や 関数解析をやっている暇があるなら, さっさと物理にうつりましょう.
現代数学観光ツアーで紹介したレベルの 話がおさえられていれば十二分です. 関数解析というよりも線型代数の適用範囲を もっと積極的に広げたよ, 一度慣れておけばいろいろなことを 統一的に眺められて便利だよ, そのくらいの認識でほぼ完璧です.
あなたは現代数学観光ツアーを知らないかもしれないので, 一応改めて宣伝しておきましょう. 次の URL から登録ページに飛んでください. 講座の説明もしてあります. 無料ですし気に入らなければすぐ登録解除もできます.
長くなってきので, 残りは次に回します. 次回は数学をやると決めた場合の対応です.
前回, 「Hilbert 空間メインの関数解析の初学には 日合?柳の『ヒルベルト空間と線型作用素』をお勧めしたい」 という記事へのリンクを きちんと張っていませんでした.
いちいち検索するので面倒と思うので, 念のため張っておきます.
あと関連する記事ももう 1 つ.
他にも関係する記事はいろいろあるのですが, 思い出せないのでまずはこの 2 つを.
それはさておき, 前回, 量子力学の勉強のために ヒルベルト空間論や関数解析を勉強したいと 思っている方から, 具体的に何をどう読もうか, という相談を受けたという話をしました.
それに対してまずは数学をやりたいのか, 物理をやりたいのかはっきりさせること, そして物理をやりたいなら, 現代数学観光ツアー以上の ヒルベルト空間論はやったところで無意味だから, さっさと物理を勉強しようと言いました.
数学的に厳密にやろうとすると, ちょっとしたことが既に研究最前線マターであることを, いくつか具体例を挙げて紹介しました.
厳しめのことを書きましたが, 私は実際にその方面, つまり数学的に厳密なスタイルで 物理をやる数理物理を専門にしていたので, どれほど大変なのかの実体験があります.
甘くはありません. しかし非常に楽しい分野ではあります. 少なくとも私にとっては.
というわけで書いていたら楽しくなってきて, とんでもないボリュームになりました. 1 回では長すぎるので何回かに分けて配信します.
今回からは数学よりの話をします. 量子系の数理といってもいろいろあります. それは扱いたい物理による話で, 質問された方がどの辺を意図しているのか, それがよくわかっていないので 何とも言えないところはあります.
先に質問者に聞けばいいじゃない, という話でもありますが, ある程度は網羅的に説明しようと思ったので, まあまずは情報を出そうという感じです.
まず具体的に書名が挙がっていた 新井先生の『ヒルベルト空間と量子力学』と 『量子力学の数学的構造』に関して.
『ヒルベルト空間と量子力学』はきちんと 目を通していないし, 増補版は余計見切れていないものの, 少なくとも『ヒルベルト空間と量子力学』の旧版には スペクトル定理は使うだけであって, 証明が書かれていなかったはずです. その代わりに水素原子に関する議論が載っている, そういう認識です.
新井先生方面, つまり作用素論的な方面から言うなら, スペクトル定理抜きの議論には魂が入りません. 新井先生の本を読んで量子系の話をするなら, 最初から『量子力学の数学的構造』を読んだ方が早いですね.
水素原子の解析にしても, ハミルトニアンの自己共役性に関して, 続編の『量子現象の数理』で加藤-Rellich の定理からはじめて 1 章まるまる割いて議論されている程度には面倒ですし, 議論するべきこともたくさんあります.
『量子力学の数学的構造』を読む前提なら, 『ヒルベルト空間と量子力学』を読む理由をあまり感じません. 中途半端にやってもね, という感じ.
あともう 1 つ, 一般には『量子力学の数学的構造』を勧めないと書いた理由です. これは単純で, 記事ではヒルベルト空間メインとはいえ 「関数解析」に焦点を当てたからです.
新井先生の本, 特に『量子力学の数学的構造』と 続編にあたる『量子現象の数理』は, 極端なことを言えば, 新井先生の視点から量子力学に関わる数学にフォーカスしています.
関数解析の基本的で大事な定理でも, 本で扱っている範囲で使わないなら解説がありません. 『量子現象の数理』にはハーン-バナッハが載ってはいるものの, 証明抜きでした. 証明にツォルンの補題を使うから省略したのでしょう.
量子系の数理にだけフォーカスを当てるなら わからないでもありません. しかし数学として関数解析にフォーカスがあるのなら, あまりいいことではありません.
しかし日合-柳の本は, 付録まで含めると関数解析の本として立派に使えます. リース-マルコフ-角谷の定理までありますし, こちらなら関数解析をやったと言える内容です. スペクトル定理の証明もあるし, 量子力学の数理でもときどき出てくる コンパクト作用素の議論もあります.
量子統計やるならある程度トレースクラスの議論も 必要ですし, その意味でも無駄ではありません. そういうわけで日合-柳をお勧めしています.
数学的にもリース-マルコフ-角谷の定理を使って スペクトル定理を証明していてなかなか気分がいいです. リース-マルコフ-角谷の定理も証明も載っていて, 至れり尽くせり感が素晴らしい良書です.
関数解析の基本定理は都度やると 割り切るなら新井先生の本だけでもいいでしょう. きちんと勉強していれば数学力もつきますし, その段階で改めて関数解析のふつうの本を読めば, 苦労なく読めるはずですから, それはそれで一手です.
さて, ここからは物理のテーマごとに 合わせた数学という方向で話を進めます.
現代数学探険隊の募集ページで 量子力学がいろいろな数学と関係していることを お伝えしたので, そちらを見た方は何となくはご存知でしょう. 一応募集ページのリンクも張っておきます. 長いので, 読むにしても 必要なところだけ読んでもらえれば結構です.
ここでは詳しい話に踏み込むので, 私が知っている分野・範囲の話しかできません. 幾何は一切抜きにしてゴリゴリの解析方面の話です.
数学から言うと大きくわけて次の通りです.
これらは全て独立しているわけではなく, お互いに深く関係しています. 全ての数学をきっちり勉強しきるのは難しいですし, 好き・嫌いまたは得意・不得意があるので, ふつうはどれかをメインにします. 私は作用素論・作用素環論を使う方面で, 量子力学というよりも場の理論・量子統計に重きを置いています.
下の 3 つに関してはヒルベルト空間論を こってりやる意味があるし, その必要もあります.
まずはヒルベルト空間の一般論が それほど必要ないところからやりましょう. 大雑把に言って先のリストで 上から順にヒルベルト空間の一般論や, 関数解析の抽象論が必要になっていきます.
これは $L^{2}$ やソボレフ空間 $H^{1}$ が主戦場で, 特にそこでの不等式評価がキモです.
本としては Lieb-Loss の Analysis が 突き抜けています.
これはこの分野の世界的権威である Lieb (と Loss) が応用の現場を意識して, とっつきづらい関数解析の抽象論には 一切触れず $L^{p}$ の中で議論しきろうと書かれた本です.
ヒルベルト空間やバナッハ空間上での 基本定理は全て $L^{p}$ で議論されています. ルベーグ積分の定義からはじまってはいますが, 事実上ルベーグ積分は既習が前提です.
この本, Lieb-Loss の「現場の数学」を貫き通しすぎて, 抽象論がないからといっても 全く簡単ではありません.
それは不等式評価が苛烈だからです. 具体的な $L^{p}$ や $H^{k}$ での議論であり, 物質の安定性のように ハードな評価が必要な分野への応用も意図しているため,
ふつうの数学書で滅多に見かけない 最良定数評価もきっちりやっていて そういう部分は本当にきついです.
ただ量子力学への応用を意識して, ソボレフ空間の議論も過度に一般化せず, 詳しい議論はほぼ $H^{1}$ と $H^{1/2}$ に限定しています.
後半で量子力学, 特にシュレディンガー方程式の 解析にも関わる, クーロンポテンシャルの解析や ポアソン方程式などの議論があった上で, シュレディンガー方程式自体の議論もあります.
固有値評価に関する詳しい議論もあれば, 量子化学で重要な密度汎関数でもある トーマス-フェルミ汎関数の議論もあって, そこまで含めて参考になります. まさに量子系の数理という感じです.
ただトーマス-フェルミに関しては 引用されている原論文を読んで方が わかりやすいですね.
以前, 実際にこの辺を専門にしたいと 言っている院生から Lieb-Loss の Analysis のトーマス-フェルミパートが わけわからん! という相談を受けたので, トーマス-フェルミに関する セミナーをやってこともあります.
どうしてもわからないところがあったので, 原論文をあたってみたら その方が遥かにわかりやすかったという話です.
物理として何をやるかは難しいところですが, Lieb-Loss を読み終わったあと Lieb の方面としては物質の安定性や BEC がとっつきやすいでしょうか.
BEC でも議論される Gross-Pitaevski 方程式は 非線型シュレディンガー方程式と呼ばれるタイプの方程式で, 非線型の偏微分方程式論をやるという手もあります.
何はともあれ同じく Lieb が書いた本として, Stability of matter と The Mathematics of the Bose Gas and its Condensation (Oberwolfach Seminars) を勧めておきましょう.
どちらもかなり難しいです. 基本的に使っている数学は $L^p$ や $H^1$ と そこでの不等式評価だけで, 一般論・抽象論の出番はほぼありません.
また長くなってきたのでまた切ります. 残りは次回に回します.
まずは復習.
前々回は物理をやりたいのか, それとも数学をやりたいのか はっきりさせようという話で, 物理を数学的にきちんとやろうと思うと 学部レベルの物理すら厳しいという話をしました.
前回は数学をやろうというなら, という方向で軽く新井先生の本や, 日合-柳の本の紹介をしました.
さらに大雑把に 5 種類の方向性を挙げ, そのうちの最初, ヒルベルト空間の一般論や抽象論が ほぼいらない物理に関する数学を 具体的な本とともに紹介しました.
その 5 種類は次の通りです.
今回は後半の 4 つを紹介します. 2 番目, 微分方程式の解析に関して話をしましょう.
これは何をやるかによって 一般論・抽象論がかなり必要なところも出てきます. 例えば初回に説明した散乱理論は 作用素論に関する抽象論がかなり出てきます.
自己共役作用素の解析も必要になるので, そこで作用素論の一般論が必要になる局面があります.
当然ソボレフ空間論も必要なので, 前回の Lieb-Loss 程度のソボレフ空間論は カバーしておく必要があります.
数学としては非線型シュレディンガー方程式も 視野に入ってくるので, そちらに進んでもいいでしょうね.
非線型シュレディンガーは ソボレフや偏微分方程式の基礎を みっちりやった上での話なので, その基礎部分に関して参考文献を紹介していきます.
関係が深い話も多いですから, 前回紹介した Lieb-Loss の Analysis は 相変わらずお勧めの 1 冊に入れられます.
散乱理論のような作用素論の趣も強いところは ヒルベルト空間の一般論・抽象論が必要です. これに関しては日合-柳は相変わらずお勧めですし, 新井-江沢の『量子力学の数学的構造』もお勧めです.
『量子力学の数学的構造』の II 巻の後半は 基本的に場の理論・量子統計をやるときに 必要な内容なので, 飛ばして構いません.
具体的な作用素の自己共役性や 散乱理論の一般論など, 量子力学の数学に関してもう一歩踏み込んだ本としては 同じく新井先生の『量子現象の数理』がお勧めです.
高いのでおいそれと買えとは言えませんが, 私は専門の関係で読むしかなかったので 買って全部読んでいます. 本質的なものでもないですが, 誤植はいろいろあったので それは新井先生にお送りしています.
研究会で会って自己紹介したとき 「丁寧な誤植訂正を送って頂いて ありがとうございました. とても助かりました」と言って頂いたこと, 今でも覚えています. その程度には新井先生の本や論文を 読み込んで育っています.
Hausdorff-Young の不等式など Lieb-Loss の Analysis レベルの 不等式処理力は前提とした上で, 『量子力学の数学的構造』や 『量子現象の数理』のネタも 1 章で ある程度証明までカバーしつつ 量子力学の散乱理論に深く踏み込んだ本として 磯崎洋先生の「多体系シュレディンガー方程式」は なかなか面白いです.
一般論・抽象論が必要とは書いたものの, 全部 $L^{2}$ 上で考えておいて問題ありません. 基本は全部 $L^{2}$ ですからね.
数学として, 微分方程式としての取り扱いなら, 方程式の解の存在といった議論も視野に入ります. 時間発展を考えるときは発展方程式の議論で, Hille-吉田の定理などはふつう抽象論レベルでやるでしょう.
偏微分方程式も主戦場は $L^{p}$, $W^{k,p}$ だとはいえ, 関数解析の一般論・抽象論は必要です.
これについてはやはり 偏微分方程式関係の本がいいですね. 関数解析の抽象論からカバーしてくれる本としては, もともとフランス語でそれが和訳された ブレジスの本がいいバランスです.
上の URL は日本語版へのリンクです. しかし最近改めて英語で出た バージョンの方をお勧めしておきます.
ページ数が増えているので「ちょっときつい」と思うかもしれません. しかしこれはフランス語の英訳ではなく, 新たに書き直されたバージョンです.
各章末の発展的な話題にも最近の進展が反映されていますし, 実係数しか扱われていなかったのが, 付録で複素係数までカバーするようになりました.
複素係数まで含めた関数解析の本としての 完成度も高まっています. そして分厚くなった理由の 1 つとして, 演習問題の回答がついたことが挙げられます.
もともと関数解析からはじまり, $L^{p}$ の不等式やソボレフ, Hille-吉田など関連する重要な話題もカバーしつつ, 変分を基礎に具体的な線型方程式の解析も やっていて広い範囲をバランスよくおさえた本でした.
その完成度がさらに高まっているので これは本当にお勧めです. その後非線型解析に進むにしろ, 基礎としておさえておくべき内容です.
関数解析の基礎があるなら Evans の本もお勧めです.
この本は次の 3 本立てです.
具体的に解けるところで偏微分方程式に親しみ, 線型の理論でソボレフ含め 偏微分方程式の本格的な理論への地ならしをし, 最後に非線型方程式の基礎を見るという, こちらもバランスのいい構成です.
半群理論も線型の Hille-吉田だけでなく 非線型半群も議論していますし, その辺もいたれりつくせり感があります.
非線型方程式を射程に入れているなら, 読んでみていい本でしょう. 東大の偏微分方程式の研究室の 学部 4 年セミナーでも使われている本なので, その意味でも確かな内容です.
これはばっちり私の専門です. もう少し広げて話すこともできるのでしょうが, 半端な話をするよりは特化させることにしました. 量子統計は微妙ですが, 場の量子論は射程距離に入れて話をします.
私は新井先生の本と論文を読んで育ち, その中で抽象論もバリバリやってきましたし, その方面が基礎です. どうしても $L^2$ の具体的なところを離れた議論, いわゆるヒルベルト空間論が必要不可欠です.
これに関しては新井先生の本が一番です. まずは『量子力学の数学的構造』を読んでから 『量子現象の数理』を読みましょう.
ここからさらに量子力学方面に進むなら Cycon, Froese, Kirsch, Simon の本でしょうか.
新井先生の本は奇蹟のように読みやすいですが, これはそこまで読みやすくはありません. 気合を入れないと読めない部分も増えます.
場の理論に行くならこれもまた新井先生の 『フォック空間と量子場』ですね.
『量子力学の数学的構造』, 『量子現象の数理』と来て 『フォック空間と量子場』を読めば, 作用素論的な方面の場の理論の論文が読めます. 少なくとも新井先生の論文はかなり読めます.
I, II と上下全部合わせるとページとしては 1700 ページくらいあるのでしょうか.
こう思うとかなりのボリュームに 感じるかもしれません. しかし新井先生の本は本当に読みやすいので 体感はもっと軽いです.
他の昔の本で半ページくらいの証明を 3-4 ページ程度に渡って 懇切丁寧に書いてくれているのだと思ってください.
実際に Reed-Simon と新井先生の本で 何かの定理の証明を比較したとき, そういうことがありました.
新井先生の本が読めなければ おそらく他の本は全く読めません. 他の本や論文を読むのは本当につらかったですからね.
ここに来ると一冊一冊がもう専門書のレベルで 1 万円越えたりしますし, 学生で大学の図書館を自由に使えるならともかく, 大人なら事実上本を買うしかありません.
余計なことは考えず新井先生の本を 買った方がお金を無駄にしないですみます.
私の専門が近い話で 書けることが増えてきたせいで またかなりのボリュームになりました.
また残りは次回に回します. 確率論は勉強しきれていないのですが, 最後の作用素環に関しては修士の頃の 研究室レベルでの専門なので, また多少詳しい話になるでしょう.
数学的にもいろいろ関係することが増えるので, 数学をやりたい人には楽しい話になるはずです.
前回から今回にかけての内容で, 割と最近の成果がまとまった本として 次の本をおすすめしていきます.
私も参加していた Summer School 数理物理 2013 の 講演内容をまとめた本です.
内容の大雑把なところに関しては 当時レポートを書いたので参考にしてください.
でははじめましょう.
前回少し作用素論方面の話をしました. 関数解析系の量子系の数理の核の 1 つは ハミルトニアンの解析です.
ふつうハミルトニアンは線型作用素だから 作用素を調べることになり, そこで作用素を研究することに特化した 作用素論の出番になるわけです.
その作用素を詳しく調べるために確率論を使う手法があります. 物理としてはいわゆる「経路積分」の厳密解析にあたります. 場の理論では特に超関数を変数とする関数の積分論になるため, 汎関数積分と呼ばれることがあります.
前者の新井先生の本は丁寧でいいんですが, 論文を読むには全く足りません. この方面の 1 冊目には最適だろうと思います. 量子力学だけでなく場の理論の話も書いてあります.
Simon の「Functional Integration And Quantum Physics」もありますが, これに限らず Simon の本は難しいです. 読むにしても新井先生の本で きっちり基礎を固めた後にしましょう.
後者の廣島先生の共著の本は 完全に場の理論の本です. 正確には粒子系と場のカップリングを考えているので, 粒子系, つまり量子力学の話ももちろん書かれてはいます.
ただこれ, 確率論に関するかなりの予備知識が必要です. いきなり Levi 過程の話が出てきます. その確率論や確率過程, そいて確率積分に関しても基本的なことが 新井先生の本にいくらか書いてあります.
この方面に進むにしてもまずは 新井先生の本を読むのをお勧めします.
量子電気力学に関する解析でも 汎関数積分を使った結果に決定的な成果があります. 対応する結果を確率抜きの純粋な作用素論で証明したり, 作用素環で見てみたりといった研究をするにも, ある程度は結果をフォローできないといけません.
研究フェーズの話ではありますが, 楽しいところなのでぜひトライしてみてください.
確率論じたいの参考書もいくつか紹介しておきましょう. まずは舟木先生の本をお勧めします.
例えば分布の収束の定義について 「どうしてこういう定義なのか」という 「気分」についての説明もあり, 初学者が疑問に思うところを丁寧に潰しています. 舟木先生の教育力, 経験が光る本です.
Markov 鎖の場合に限ってはいますが エルゴード性に関する記述もあります. 確率積分は書いていないので, 別の本を読む必要があります.
確率論の基本的なところについては 西尾さんの確率論も証明が丁寧で 読みやすくていい本です.
確率積分に関しては初読は 新井先生の汎関数積分の本を勧めます.
突っ込んだ内容に関しては, 例えば次の本が有名どころです. 読んだ本もあれば きちんと読み込んでいない本もあります. 順に舟木直久, 長井英生, 渡辺信三, エクセンダール, カラザス・シュレーブです.
結論から言うと廣島先生の本が研究に直につながる本です. しかしここにいたるギャップが激しいです. 関数解析だけでは足りず, 確率論に関してもかなりカバーするべきことがあります.
作用素論の定理の確率的証明だとか 確率的解釈のようなことも面白いので, 数学としてもかなり面白いところです.
少なくとも作用素論と確率論という 2 つの分野の交点にあるわけで, 複数の分野をまたがる話に興味があるなら 挑戦するべき価値のある話です.
くり返しになりますが, 専門書と入門のギャップ, 特に関数解析だけではほとんど足りません. そこを埋めるのがかなり大変です.
私が知る限り, 直接量子系の話とはつながらない 部分も含めて確率論をふつうに相当かっちりやった上で 対応していかないといけません.
ダイレクトに絞っているのは 新井先生の本です.
しかしこれでは明白に分量が足りません. そこを埋める, それもダイレクトに埋めてくれる 具体的な本はないと思います. 何かご存知でしたらぜひ教えてください.
一応, 厳密にはこれが私の専門です. 研究室は作用素環が専門の東大の河東研だったので, 本来はここです. 修士論文では作用素論しか使いませんでしたが, その後の展開では積極的に絡めています.
河東先生は相対論的な場の理論でしたが, 私は非相対論的な場の理論と量子統計方面です. 量子統計は, 河東先生の指導教官である 竹崎先生の巨大な仕事があるので, むしろその血を受け継いだ感じがあります.
学部の頃の指導教官筋で言えば, 私の指導教官のさらに指導教官は黒田成俊先生ですが, そのさらに指導教官が加藤敏夫先生です. 加藤敏夫先生は量子力学の作用素論の大家ですし, 実際に加藤-レリッヒの定理は修論でも使いました.
直接の指導教官よりも先祖返りして, 指導教官の指導教官とか そういう人達の強い影響下にある研究をしています.
ちょっと話がずれました. 具体的に作用素環の話をしましょう.
相対論的場の量子論, 非相対論的場の量子論, 量子統計でそれぞれ微妙に違う趣があります.
しかしどれも基本的なところは同じで, Bratteli-Robinson が聖典です.
全部読む必要はなく, 最低限おさえるべきは次の節です.
少なくとも作用素環の基礎である 2 章と, KMS の 5.3 は必ず読みましょう. KMS に関連して 3 章の半群理論が そこここに出てくるので, 必要なところをピンポイントでやるもよし, 必要だからと全部ガッとやってもいいです.
非相対論的場の量子論だと ほぼ作用素環の基礎だけで事足ります. むしろ作用素環の基本中の基本, GNS construction が魂です. 作用素環的な赤外発散処理のための道具です.
非相対論的場の量子論でも 有限温度との関係がありますし, 量子統計も自然と視野に入ってきます.
有限温度なら平衡状態を議論しないといけないし, そうなると KMS 状態の話になります. Bratteli-Robinson の 5.3 節ですね. KMS は冨田-竹崎理論との関係も極めて深いので, 冨田-竹崎理論は必ずやりましょう. これは 2.5 節です.
2.5 節の冨田-竹崎理論は weight に関する フルの理論ではありませんが, 場の理論への応用上は十分です. 必要になったら weight の場合の理論は 適宜結果だけ使えばいいでしょう.
相対論的場の量子論の散乱理論では weight を使おうという話もあるようで, そういうところでは関係してくるのでしょう. ド専門の話で完全に研究マターです.
Bratteli-Robinson を読んだら 論文がかなり読めます. 私が見ている範囲の作用素環を使う非平衡量子統計では 作用素論もある程度必要だったりはしますが, その辺は新井先生の本を読めば十分です.
論文になってしまいますが, Bratteli-Robinson の話の拡張でもある Derezinski-Jaksic-Pillet の PERTURBATION THEORY OF $W^*$-DYNAMICS, LIOUVILLEANS AND KMS-STATES は楽しいです. 作用素論との絡みもあるので, ぜひ読んでみてください.
あと相対論的場の量子論に関してもう少し補足しましょう. 河東先生がやっている方面の話です. 概要を把握するには最初にも引用した次の本がベストです.
これについて詳しく突っ込むには次の本を読みましょう.
Bratteli-Robinson 程度は知っていないと話になりません. 特に冨田-竹崎理論は全開で使っています. むしろ魂です.
この方面だと実際に河東先生がやっているように, 非可換幾何を介して幾何が絡んできたり, 低次元の話でジョーンズ多項式が出てきたり, それ以外にも共形場が絡むところでは 頂点作用素代数をはじめとして いろいろな数学が関係してきます.
明らかにいろいろな数学が交錯する分野です. あなたが数学に興味があるのならとても楽しい分野です.
あとは私の好みでいうなら $C^*$-力学系の話とスペクトル解析みたいなところですね. 数年前に亡くなってしまったのですが, Borchers がこのあたりをやっていた人です.
これは多変数関数論と超関数論を駆使しつつ, $\mathrm{R}^{d+1}$ の作用素環上への表現として $C^{*}$-力学系を考え, そのスペクトルを調べるという話です.
このスペクトルは粒子の情報も含んでいて, 相対論的場の量子論のやはり基本的な話を 数学的にがっちり議論するテーマです.
あなたが興味があるなら 「Quantum Field Theory as Dynamical System」という 論文を読んでみるのがいいでしょう. これを詳しく解説したのが上記の本です.
作用素論から見た私の専門はスペクトル解析ですし, やはりスペクトル解析好きなんですね. 多変数関数論や超関数論で, その分野じたいではあまり有名ではないし, 古い話を使うのですがそういうところがまたかなり好きで. どなたか興味がある方いれば一緒に勉強しましょう.
あと多変数関数論と超関数論が絡むところとして 楔の刃の定理 (edge of the wedge theorem) があります. これは代数解析への展開があります.
代数解析は全く手が出ていないのですが, 興味だけはずっとあります. これについては次の本に書いてあります.
場の理論関係だと最近そんなに話を見かけません. しかし量子力学に関しては河合隆裕さんが 何かいろいろやっている感じがします. 例えば Borel 総和法だとか, 完全 WKB 解析とかですね.
本もあるのであなたがその辺に興味があるなら 読んでみてはどうでしょうか.
私はこの本はきちんと読んだことがありません. 以前眺めた限りでは 1 次元の話をいろいろやっていて, 代数解析勢は常微分方程式論をいろいろやっているので, その辺の話なのかと勝手に思ってはいます.
代数解析の話は全く追えていませんが, イジングやスピン系の厳密解など 代数解析は昔から量子力学, 場の量子論, 統計力学とある程度の関係があります.
もはや関数解析の初学どころか 関数解析の話ですらなくなっていますが, まあいいでしょう.
長くにわたってごちゃごちゃと書いてきました. 数学パートが死ぬほど長くなりましたが, バリバリド専門, お気に入りの話をしたので こんなものでしょう.
量子力学と関わる関数解析の全てとはさすがに言えません. しかしある程度の広さはおさえたとは思っています.
現代数学探険隊の募集ページ, http://m.phasetr.com/l/m/bN5TxolcsyXt4qでもいろいろ書いたように, 幾何や代数, 数論との関係もあります. (このページ, 相当長いので 必要なところだけ適当につまみ読みしてください.)
関数解析以外にも興味がある数学を いろいろやってみてほしいですね. 幾何については最近コンテンツ制作が滯っていますが, 微分幾何・幾何解析関係の話も少しずつやっていく予定です. そちらも楽しみにお待ちください.
物理の話もしたいんですが, 最低限の数学の話を準備できないことには なかなか話ができません.
それに合わせてミニ講座は いくつか準備しようと思っていますし, がっつりやりたい人には 現代数学探険隊 http://m.phasetr.com/l/m/PMpCBo4snaB4n4もあるので ご興味あればぜひどうぞ.
毎度こんなに長い返信はしきれませんが, 何か質問があれば時間がある限り答えますし, みなに共有する価値があることは積極的にシェアします.
こんな講座を開いてほしいというのもあれば, 要望を挙げてみてください. どこかに何かの形で反映させていきます.
4色問題がゲージ理論を使って解けるんじゃないかという話を Kronheimer-Mrowka がやっているらしい: https://t.co/2DZmkIKLp0
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016年10月20日
動画見ていないのだがとりあえずメモだ.
Dynamical systems and categories https://t.co/gxhx0FyXZaは、「We believe this is a promising field…」って書いてあるし、もっと栄えて欲しいね。
— 宇宙賢者 (@the_TQFT) 2016年10月31日
位相的エントロピーの歴史がよくわかる https://t.co/r4usYVVcnE
— 宇宙賢者 (@the_TQFT) 2016年10月31日
Kontsevichも著者の一人になっている. こんな話もあるのか. 分野見たらAlgebraic geometryも入っていたし, 代数幾何と力学系の繋がり考えたこともなかった.
1. Eのルベーグ測度は正(0でない).
— たんじぇ (@f_tangent) 2016年11月16日
2. 任意の可算個のベクトル{x_n}に対し, E+x_nの和集合が全体にならない.
以上の条件を満たすようなR^Nの可測集合Eを構成せよ
先月の飲み会でこれを後輩に聞かれて、そのときベールのカテゴリー定理つかいました
@f_tangentパッと思いつかないのですがどういう感じの構成でしょうか?
— 相転移P (@phasetr) 2016年11月16日
@phasetr内点を持たない閉集合が2番を満たすことはBaireより従います. ゆえ内点を持たない閉集合で測度が0より大きくなるものを探せば良いのですが,N=1として例えば測度が0より大きくなるように作るカントールセットがあります.
— たんじぇ (@f_tangent) 2016年11月16日
@phasetr他には, 有理数体を{q_n}と番号づけて, 開区間(q_n-1/2^n,q_n+1/2^n)のnに関する和集合をOとします. Oは開集合で, その補集合Eは内点を持たない閉集合で1次元ルベーグ測度が無限大になります(よって1,2を満たします)
— たんじぇ (@f_tangent) 2016年11月16日
何かのときに役に立つかもしれない. きちんとメモしておこう.
ランチに学食の「メガ盛りカレー」を食べたら,わりと腹持ちが良くて,遅くまで密度行列の計算に没頭してしまいました。まだ納得いくような計算結果が得られていないのですが,なるべく物理現象の意味をとらえた式変形をしたいなと思う数学者でした。https://t.co/RR6lyHUs9C
— 檀 裕也 (@DanYuya) 2016年11月22日
ツイートの写真を見て「まさかLieb亡くなったの」と一瞬驚いたが全く関係なかった.
学部三年くらいからずっと物質の安定性には興味だけあって, 実解析的なことは全くやっていないためにまるで手が出ていない.
現代数学探険隊とかその辺の企画と合わせていい機会だからちゃんとやろうかとも思っている.
勉強したいことたくさんある.
「問題文を読んでもそこに何が書かれているのかわからない」子を教えていた時のお話 https://t.co/SeguazvS01
— norico arai (@noricoco) 2016年11月18日
新井紀子さんのAI研究に関する報告ももちろんだが, これはこれで割と衝撃を受ける. Twitterなり何なりで「何をどう考えてもこいつ日本語読めてないだろ. 何なんだ」というのを見かける. それが科学系統の知識不足とかそういうところでだけこういろいろと判断できなくておかしいのではなく, 本当に根本的に文章が読めていなかったのかと思うと納得はするが恐ろしい.
とりあえず記録.
どこまでどう引用していいものかわからないがとりあえず記録. 結城浩さんのサイトから.
これがフェイスブックで次のように引用されていた.
高校生に背理法の説明をするのに「$\sqrt(2)$は無理数」は定番で、避ける方法も思いつきませんが、もやもやしちゃうんですよね。背理法の形式で書いているだけで、実は否定導入ですから。どうしたものか、ずっと悩んでいます。 次回、ミルカさんが中間値の定理とか証明に背理法が本質的に必要なものの話をしてくれるのを期待します。ちなみに、「証明に背理法が本質的に必要」の定義は「古典数学で証明できてBishop流構成的数学で証明できない」でいいですよね。
これに対して次のようなやりとりがあった.
そういう話はどんな本とか読むときちんとした記述があるのでしょうか? 論理系統の話、初等的な範囲で問題が色々あるっぽいのにそれを説明している記述になかなか巡り会えないので困っています。 基礎論やら数理論理をゴリゴリやるのも大変で。
これへのコメント.
そういえば、構成的証明についてまとめた本は思い当たりません。ほしいですね。
さらにコメント.
http://ameblo.jp/metameta7/entry-11526220719.html 8番目のwd0さんのコメント(の下から5行目を「狭義の排中律」から「狭義の背理法」に直したもの)を読むだけでずいぶん前に進めますね。
コメントも引用しておこう.
まず明快なコメントを.
結論から言えば、安部さんは「背理法を使わない」の定義を明確に定義せずに曖昧な主張をしているために、トンデモな議論になっています。 Pを証明するために、¬Pを仮定して矛盾を導く。 ¬Pを証明するために、Pを仮定して矛盾を導く。 狭義には前者のみが背理法です。後者は否定導入と呼ばれます。
参考のため以降の部分も引用.
高校数学は、狭義の背理法と否定導入をあわせたものを背理法と呼ぶ立場です。高校数学ではそれで困らないのでしょう。
数理論理学では、背理法と否定導入は性質が大きく異なるので、広義の背理法としてまとめて扱うことに何の利点もありません。したがって、通常はそうしません。
構成的論理(別名:直観主義論理)では狭義の背理法は使えませんが、否定導入は許されます。古典論理(通常の数学で用いる論理)で証明できるが、構成的論理では証明できない定理は掃いて捨てるほどあります。
古典論理は構成的論理+狭義の背理法と同値であることが知られています。さらに、構成的論理+排中律とも構成的論理+二重否定除去とも同値であることが知られています。
狭義の背理法は使ってはならないが排中律か二重否定除去は使って良いとするなら、「背理法で証明できることは背理法を使わないで証明できる」は真です。排中律か二重否定除去を使うように書き換えればよいのですから。
狭義の排中律と同値なものも背理法の変種とみなして使ってはよくないとするなら、上記の主張は偽です。古典論理で証明できて構成的論理で証明できないすべての定理が反例となります。中間値の定理もその一例です。
広義の背理法(およびそれと同値なものすべて)を使用不可とするなら、それは構成的論理よりもさらに弱い論理となります。当然、上記の主張は偽となります。
つまり、安部さんの主張は「背理法を使う」を明確に定義しない限り、ナンセンスということです。
今日も脱背理法は厳しい.
「文系学生数の減少は深刻だ。ハーバード大学の調査では、入学時には人文科学を専攻すると答えていた学生のほとんどが別の専攻に移っていることがわかった。」/閉鎖を決めた学科も…米国で止まらない大学生の「文系離れ」 http://t.co/U2KZhrE0ru
— 竹内健 (@kentakeuchi2003) 2013年12月29日
記事が消えていた. そういうのは本当にやめてほしい.
それはそれとして面白いやりとりがあったので記録する.
@kentakeuchi2003子供の公立小ではSTEM(Science, Technology, Engineering, Math)がしきりに強調されています。年長にあたるK(Kinder)でも最近はその方向。Language Arts等の影は薄いです。
— Katsuyuki Fukui (@KatsuyukiFukui) 2013年12月29日
@KatsuyukiFukui@kentakeuchi2003こういっちゃなんだが、親はピアノやアート、英語を自分の子供に習わせようとするけど、数学を習わせようとする親なんか聞いたことない。まともに数学を教えてくれるKレベルのとこなんてないのかも。
— 中川裕志 (@hiroshnakagawa3) 2013年12月29日
@kentakeuchi2003@mamoruk20年前には年あたり10万人の大学への理系入学者がいたのに、いまや5万人くらいに減少してきている。日本の技術が二流になるのは時間の問題だってことを知ってますか?
— 中川裕志 (@hiroshnakagawa3) 2013年12月29日
@kentakeuchi2003@mamoruk「理系学生数の減少は深刻だ。大学院入学時にはIT技術を専攻すると答えていた学生がかなり広告、金融、保険、イベント業に移っていることがわかった。」
— 中川裕志 (@hiroshnakagawa3) 2013年12月29日
理系は国家の国力を強化するけど文系が弱いと国家の外交力が弱まる@kentakeuchi2003「入学時には人文科学を専攻すると答えていた学生のほとんどが別の専攻に移っていることが」 閉鎖を決めた学科も…米で止まらない大学生の「文系離れ」http://t.co/FjjrmirdHd
— gattidormentijp (@gattidormentijp) 2013年12月29日
最後の外交力が弱まるというところ, 人文・社会学系の素養がなさすぎてどういうことなのかよく理解できていない.
それはそれとして気になったのは次のやつ.
@KatsuyukiFukui@kentakeuchi2003こういっちゃなんだが、親はピアノやアート、英語を自分の子供に習わせようとするけど、数学を習わせようとする親なんか聞いたことない。まともに数学を教えてくれるKレベルのとこなんてないのかも。
— 中川裕志 (@hiroshnakagawa3) 2013年12月29日
「数学を習わせようという親」というの, 発想としてあったしそれを目指してはいたが, こういう感じの比較対象を設定した上で言葉にできていなかった.
科学教室みたいなのがあるからそれに対になるというか, そういうのは想定していたが他の習い事との比較検討をしたことがなかった. 記録しておこう.
三輪さんの『物理と数学の出会い-数理解析研究所における可解格子模型の研究』,読み返すと新たな発見がある.「驚きは感動を生み,人々はそのことをもっと知りたいと思う.そしてその中から,さらに大きな驚きが生まれる.」https://t.co/A0EHN2mTiU
— Masahito Yamazaki (@196884) 2016年11月22日
可解模型をいじりたくなるすごい文章だ. 量子群というと作用素環からの話, そして戸松玲治さんを思い出す.
現在は現代数学探険隊PDF版に統一. サーバーのファイル整理で昔張っていたファイルも削除してしまった.
とりあえずコンテンツとしてのPDFを張っておこう.
どんな内容のコンテンツなのか, 何でこんなものを作ったかそのあたりを以下説明する.
ページの冒頭でもリンクを紹介しているように, 最近はいろいろな数学の通信講座, ミニ講座を作って公開している.
その中で要望もいくつかあがったので, 有料の現代数学の通信講座もやっている.
その中で一般の位相空間での収束に関して 作用素環で時々出てくるネットを使った話を何度か紹介する機会があった. 改めてきちんと調べて情報を出そうと思っていたものの, 講座の中でうまくはまるところがなくお蔵入りになっていた.
自分の中でも宿題になっていて, いつまでも残っているのが気持ち悪かったのでいい加減きちんとしようと思い, まとめたのが上の PDF の内容だ. ミニ講座にするほどのボリュームでもないので, 記事にまとめるだけに留める.
まだ自分用のメモレベルなので, 実際にはもっと解説を詳しくしなければならない. 今回のまとめでフィルタに対して一定の感覚を育めたことが一番の収穫だ. 現代数学探険隊に突っ込むときにはまたもう少し視界が広くなっているだろう. 楽しみだ.
フィルタは特に極大フィルタ(超フィルタ)は超準解析でも使う概念だし, やっておいて損はないと思っている. 現代数学探険隊にも適切な形でマージしよう.
最後にもう一度PDFへのリンクを張っておく.
サロン的な空間とでもいうのかな。そういうのが今は少なくなりすぎているのかもしれない。そういえば先日も院生に「論文とはsomething newでなければならず、日本語以外も書く方がいい。あと一年位したら学術振興会のサイトも意識した方が云々」という話をしてしまった。
— おきさやか(Sayaka OKI) (@okisayaka) 2013年12月27日
https://t.co/jyn7qOimD3初めからほぼ英語と数学オンリーで話できる理系、やはり文系より遥かに楽なのでは
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月27日
@phasetr何かあれば数学という人類最大精度を持つ言語による会話に切り替えられ、普段はブロークンEnglishが許される理系、文系に対し絶対的に有利な立ち位置という認識が改めて強化された
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月27日
@phasetr数学、英語以上に教育期間が長い第二言語で事実上世界共通語だし、下手な英語より習熟度高い人間も多いのでコミュニケーションすごく楽だと思っている
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月27日
@phasetrまた、現実とか人間とか社会とかきちんと考えないといけない他の諸学問と比べ、考えなければいけない範囲も狭いし、こんなに楽な学問ないのではないかとも思っている
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月27日
@phasetr無論数学が簡単というわけではなく、血を吐くほど辛いのだが、他はもっともっとつらいということが言いたい
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月27日
人文・社会学の話を聞くにつけ, 理工系は本当に気楽という感じしかしない. その中でも数学は他の学問分野を知らなくてもできることが極めて多い印象があるし, みんなも数学をやろう.
自分自身、交換法則の直後に、掛け算の順番を入れ換えてはならないと言われて、子ども心に混乱した記憶がある。長女が通っている学校(某インター)では、方程式の解き方が担当講師のやり方と違うという理由でバツがついたり。塾や予備校も特定の解法以外は入試でバツになるなどとデマを流したり。
— 斉藤 淳 (@junsaito0529) 2016年11月29日
中学や高校入試の実態は知らないが、大学では「特定の解法(高校までの教科書の範囲)以外は入試でバツになる」ことはない。この事実を実際に採点してる数学者がいくら情報発信しても耳をふさぐ人がいるくらいに「受験業界には腐っている人がたくさんいる」くらいは何度でも強調してツイートする。 https://t.co/MXPfZVSlFf
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2016年11月30日
以前に上野健爾さんが新聞に書いていたが「採点の時に妙な絵だけをかいてる人がいた、意味不明で零点にした。しばらくするとまた同じ絵をかいてる人がいてそれは説明も丁寧で満点だった。もう一度前の答案を見直すと意味が分かってきて満点はやれないが部分点をあげた」という話もある。
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2016年11月30日
受験生の中には思いもつかない解き方をする人もたまにいる。正解なら良いが途中の論理が飛んでたり計算ミスがあると意味が不明になる。それでも答案を読み直して、この解答の意図はもしかするとこうだったんだろうか?と採点側でいろいろ補完して推測するものである。
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2016年11月30日
上野さんの場合は、たまたま同じ解き方をして正解だった人がいて助かったが、いなかったらどうだったか。以来「採点者には理解できないまま実は正しい方向に向かっていた答案」を切り捨てていないか注意するようになった。「独創的解法だが答案自体は不十分」という場合は採点側には読み取りにくい。
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2016年11月30日
「常識を働かせましょうよ。時間に追われる採点者(≠出題者)に、マイナーな教科書の発展コラムにひっそり載っていたりすらしないことを確認することが可能だと思いますか?」で、常識的な人はわかってくれるのだけど、たいていは「世の中には常識の通じない人がいる」という常識の再確認になります。 https://t.co/7284UEYSwt
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2016年11月30日
@kamo_hiroyasuまあ、数学者=常識の通じない人 というのも、一面の真理をついてる部分があるので、さらにややこしいことになりますね・・・ 常識が通じないというより、「時計回り」の定義みたいな常識の裏をかこうとする傾向は数学者には強い。
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2016年11月30日
@Paul_Painleve「常識を働かせましょう。公理を増やして定理が減ることはありえませんね。基礎の公理を追加して矛盾が解消することはありえませんね」が通じなかった数学者に出会ったことはないので、数学者は少なくともその種の常識は通じる人だと思っています。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2016年11月30日
そしてこれ.
「世の中には常識が通じない人がいる」から「数学者に通じる常識はなにか」の議論が始まるの、本当に数学者らしいと思う
— H. Hosaka (@H_H) 2016年11月30日
@H_H「数学者」の定義と「常識」の定義からはじめないといけませんね・・・
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2016年11月30日
@Paul_Painleve全くおっしゃる通りだと思います。
— H. Hosaka (@H_H) 2016年11月30日
あとついでにこんなのも見つけたので.
https://t.co/jIls8diAZzもちろん個々の数学者の情報発信も重要ですが、この問題に関しては各大学(もしくは日本数学会あたり?)が組織として公式声明を出すべきだと以前から思っています。
— MarriageTheorem (@MarriageTheorem) 2016年11月30日
おせっかいながらこの件では10年以上前に日本数学会が声明文を出してます。 https://t.co/GwUiVwPXyl
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2016年11月30日
大学入試数学問題の解答例および採点基準の開示の是非については日本数学会が見解を公表しています。 http://t.co/gWf6RMyW8P
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2013年11月9日
緩募 体$k$に対して加法の単位元を除いた集合 $k^$または$k^{\times}$の呼称(があればご教示願いたい). $k^$と$k^{\times}$のどちらをよく使う(印象がある)かもご教示願いたい
これに対して次のようなコメントを頂いた.
群構造を含めて乗法群? $k^*$派.
コメントその 2.
体だったら$0$でない全ての元が積に関する逆元を持つから, 体を環だと思って「単数群」とか呼んだりすればいいのではないでしょうか. なんとなく, 複素数体の場合は$C^*$, 標数$p$の素体の場合は$F_p^{\times}$を使っていることが多い気がします.
コメントその 3.
「加法群・乗法群って語は何のためにあるのか?」という質問をした文脈で, 黒木玄先生から下のような答えを頂いたことがあります. これの「実数」を$k$に置き換えて良いなら, 「$k$の乗法群」となりますね. https://twitter.com/genkuroki/status/251192918491152385
黒木さんツイートをいくつか引用.
@y_bonten@MarriageTheorem@Kiriyama_GeorgeぼくによるConwayの数とゲームの理論関係のツイートを http://t.co/gHi0rLR5でまとめて読めます。ぼくには順序数の和と積の定義はCoway流の方が自然だと感じられます。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2012年9月27日
@y_bontenもとの話に戻れば、加法群と乗法群の違いは単なる記号法の違いに過ぎず、そこに数学的に深い意味などまったくありません。順序数の加法は非可換な演算の例というより、有限の場合の定義を無限の場合に自然に拡張する方法が一通りだけではない例として適切だと思います。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2012年9月27日
@y_bontenたとえば+と・の両方が同時に出て来るときに加法群と乗法群という言葉は便利です。「実数の群」と言うと意味不明になりますが、「実数の加法群」「実数の乗法群」と言えば、それらが何であるかが習慣によって確定します。「実数の乗法群」は集合として0でない実数全体になる。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2012年9月27日
もとは廣中先生の代数幾何の本で, 射影空間の定義のために$k^$と$k$-線型空間$V$に対する$V^$が出てきたのだ. 一方で$V^{\times}$などの$\times$表記もよく見るので, どちらの方が標準的か少し気になった.
前にでんまるPとやりとりした記録.
ベイズとかモンティホールはよくわかっていないので嘘を書いている可能性がある. この間黒木さんがその辺適当にまとめていた気がするので, 早くきちんと追いかけたい.
6の出る確率は最終的に6分の1になるように向かうわけだから、6が出たという事実は今後6が出る確率を下げますよね?変かなぁ???
— でんまる (@denmaru_p) 2013年12月23日
@denmaru_pどういう設定・定義を採用するかによりますが、「ある目の出る確率は1/6」というのは大数の法則 http://t.co/FvbQV7puMz周辺の話題でこのときは各試行を独立と思わなくてはいけない為、はじめに6が出たからと言って次の出目には影響ないです
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月23日
@phasetrやった!その手の回答を待っていました!!ありがとうございます!助かりました。自分のいっていることはいかにも屁理屈だよなぁと感じてもやもやしていたんですよ!
— でんまる (@denmaru_p) 2013年12月23日
@denmaru_p統計学にはあまり詳しくないのですが、少しつぶやきがあったように、モンティホールで有名なように、ベイズ流の統計学を使って確率の評価をする場面では適当なタイミングで確率が変わることはあり得ます。その辺りが状況設定・定義の問題です
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月23日
@denmaru_pあと標準的な数学の見解だと、普通、確率論は「ある事象の確率が定まったあとそれに基づいてどういう議論を展開するか」を議論する学問で、統計学は「ある事象が起きる確率そのものを考える」学問です。(記述統計はとりあえず無視。)
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月23日
@denmaru_pなので、この辺の話を考えるときは確率が決まりきったあとの議論を展開する確率論よりも、その確率そのものの評価を目的にする統計学の方をきちんと考えることが必要です。手持ちのデータからどう次の行動を決めるかと言う問題はとても身近な問題ですが、それは統計学の領分です
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月23日
@phasetrなるほど、私の考えが確率と統計がごっちゃになっていたんですね。大数の法則あたりの解説で目が覚めた感じです。人を煙に巻くような屁理屈に対する理路整然とした解説、感服いたしました。ありがとうございます。
— でんまる (@denmaru_p) 2013年12月23日
@denmaru_p後でブログにまとめようかと思いますが、確率自体が時々刻刻と変わって行くことは良くあって一番身近なのはおそらく漢字の予測変換です。いわゆる初期値はありますが、その人の変換履歴や前の文字に応じて最適変換候補が変わります。その計算はベイズでやるのがトレンドです
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月23日
@denmaru_pまた、確か科学史的にはベイズ流の主観確率が先行していて、その基礎付けの難しさと確率論の整備の進展から大数の法則周りの確率論よりの議論がしばらく主流になり、最近の機械学習や自然言語処理の中でベイズ流のも復活してきて、というような経緯だったと思います
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月23日
von Neumann の von を取ると別人になってしまう(Neumann 級数とかのひと)ので忘れないようにしたい
— ミスターコン (@mr_konn) 2013年12月26日
@mr_konnそういう場合はC. Neumann と書くのが我々の流儀
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月26日
@mr_konn級数の方がC. Neumannです。念のため
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月26日
Buchholzの論文だったと思ったが, 以前作用素環関係者の論文でC. Neumann級数をvon Neumann級数と書いているのを見たことがある. C. Neumann級数はWikipediaを参照してほしい.
式だけ書いておくとこれ:
\begin{align} (1 - A)^{-1} = \sum_{n=0}^{\infty } A^{n}. \end{align}
前に京大の物性研究室にお邪魔させてもらったとき,行列のサイズがデカ過ぎて普通じゃとても解けない大規模固有値問題を、その問題を再現するような物理現象を実際の世界に作り出し,その観測によって固有値問題を解くというアプローチやってる先生の話を聞いたときは天才だなと思った
— Masaki Saito (@rezoolab) 2013年12月27日
このツイートが回ってきた当時に物理系の人とこの話したらこの発想割と普通という話を聞いた. 実際のところどうなのだろう.
今は(Twitter 上に亡き)kyon_mathさんのツイート. もはやPaulしかいない.
メモにあったのでとりあえず記録しておく.
そうでもないっす。私は今のとこに変わってからそれを発見しました。
もちろんマトメになっちゃう子もいる¶
RT @Paul_Painleve: @MRken_appmath ...数学で、卒業研究やらせても、多くはセミナーで読んだ本の、できの悪いまとめになりがちです。
@MRken_appmath @kyon_math1年、本気でやってくれれば、本のまとめでない何かをできる学生は少数いますね。
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2013年12月25日
@MRken_appmath @kyon_mathただ、修士に進学する学生ならじっくり本を読ませた方が、後のことを考えると実りが大きいような気はします。
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2013年12月25日
できが悪くてもまとめるのはそれでそれで意味があることだと思わないでもない. 絶望的なくらいきちんと文章書けないことを知る機会でもあるだろうから.
伊藤清三『ルベーグ積分入門』の難点とその解消 - アドレナリン https://t.co/8p5QtkoVh1
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2016年12月7日
でもやっぱり伊藤清三先生と言えば、この本ですよね。いいところはともかく、難点はここに書いてありますw 僕もそう思いますw
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2016年12月7日
先生が意識したかどうかはともかく、このように測度論でおした結果、確率論が発展したんじゃないかと僕は思っていますが、どなたか詳しい方の意見が聞きたいです。
— 堀畑 和弘 (@kazzhori) 2016年12月7日
本はこれ.
何はともあれそうだったのか. 参考にしよう.
現代数学探険隊でもちろんルベーグもやる. そこの進め方はまだいろいろ考えていて, リース流の積分を先にやるスタイルにするか, 測度論からゴリゴリやるかとかいろいろ考えている.
とりあえず参考にしたい.
[2F]日本評論社品切れ書籍在庫あります
— 書泉グランデMATH (@rikoushonotana) 2013年12月23日
『はじめよう数学①円周率πをめぐって』上野健爾著2100円
円周率πを題材にしながら、数学をトピックスの集合ではなく、できる限り一つの体系として述べることを試み、円周率πが多くの数学と有機的に結びついているか理解してもらうことがねらい。
数学の展開をしていこうというとき, 何をどうフックにしていけばいいのだろう.
無闇に数学にこだわり過ぎるのもよくないとは思うのだが, 結局数学以外でどう人と接すればいいのかがわかっていないのかもしれない.
困ったものだ.
アレックス・ラインハート(2017)『ダメな統計学―悲惨なほど完全なる手引書』(西原史暁訳) 勁草書房 https://t.co/eJ26OEwVjLをを、これは読まなければ。
— Yuichiro Kobayashi (@langstat) 2016年12月10日
『ダメな統計学』 https://t.co/PFCJtPHVemの邦訳かな https://t.co/HKBuZdqEd3
— Haruhiko Okumura (@h_okumura) 2016年12月10日
Web版の方は実は邦訳が無償で読めます。https://t.co/aTKEQtdAtq書籍版の方の邦訳だと思います。 https://t.co/s8m8Fvj7y5
— ISIHARA Takanori (@tisihara) 2016年12月10日
ウェブ版 https://t.co/GMcJ2zZOQRに大幅加筆してノースターチプレスから出た書籍版 https://t.co/6KizT8xmtgの邦訳になります。 https://t.co/qWrb8lCk5c
— Fumiaki Nishihara (@f_nisihara) 2016年12月10日
これは. とりあえずダウンロードした. じっくり読んでいこう.
本も興味あるが読みたい本が多過ぎてさばききれない.
既に削除されているツイートなので具体的な言及は控えるが, 私の手元に削除前のメモがあったのだ.
弱解で古典解にならない例に関する質問に対する回答で, その回答で指示されていたPDF自体は次のURLから取れる.
これは埼玉大の小池茂昭先生のやつ. 何度か講演を聞いたことがある. あと数年前, 早稲田の田崎秀一先生の葬儀のとき, 田崎先生と学部で同期 (早稲田の物理) だったということを知った.
物理から数学? と思う方がいらっしゃるかもしれないが, 早稲田の物理学科, 正確には応用物理学科の成り立ちの問題で, 早稲田の応用物理学科(物理学科ではない)に数学, 特に非線型偏微分方程式の専門家が二人いる.
最近プログラムと絡めて数学をやろう企画をはじめようとする中, やはり微分方程式が一番取り組みやすい感があり, 改めて偏微分方程式とか実解析周辺の話を勉強する機運が高まっている.
やりたいやりたいと言ってずっとやってこなかった BECや物質の安定性にも突撃したい.
どなたに聞けばいいかもわからないのだが, かもさんに聞いてみた記録.
@kamo_hiroyasuどんな人にどう聞けばいいのかもわからないのですが、数学(または物理、適当な応用)とプログラミング的なネタで「定番」みたいな本やカリキュラムは何かあるでしょうか?中高数学復習的なネタと絡ませつつ展開したいのですが、良さげなネタを思いつかず
— 相転移P (@phasetr) 2017年5月11日
@phasetr定番というと、数値解析はどうでしょう。たとえば、奈良女子大学のシラバス検索 https://t.co/0qxDF0UK0Rで「数値解析」を検索していただくと、理学部のものと生活環境学部のものと二つ出てきますので、よろしければ参考にしてください。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2017年5月11日
@phasetr定番では全然ありませんが、初等整数論ネタでこんなのもやってます。https://t.co/d8LWUpEQXR
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2017年5月11日
@phasetrもっと定番ではありませんが、三角形の心とかもあります。https://t.co/dwKmbBsOYT
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2017年5月11日
数値計算の前にそもそも文字の扱いに慣れていてもらう必要がある. まずはそこからはじめよう. 数値計算は私も遊んでみたいところなのでそこに行くべく導線を頑張って作るのだ.
このページに無料の通信講座をまとめているので, ご興味があればぜひこちらから探してみてほしい. この記事を書いた時点でも, 中高数学とプログラミングに関わる講座も既に一つ作ってある.
高校までの初等幾何, 上手く補助線引いて交点求めたりと色々と弄るのはいいが, 肝心の補助線が交点を成すということの証明は全く気にしないし地獄という感じがある
昔の魔法少女のツイートだ. 確かに言われるまで気付かなかった.
高校のベクトルの授業で先生が「ベクトルとは方向と大きさを持つ値である」と教わってから4次元以上のベクトルが理解できなくなってしまいました。今思うと「複数の要素から成る値」と教えてもらったほうがよかったかも。
— 伊勢 幸一 (@ibucho) 2016年12月12日
何次元だろうが「方向と大きさを持つ値」なのは変わらないよなーっていうのをわりかし自然に受けいれられたので、なんとも言えない。
— ちゅーん (@its_out_of_tune) 2016年12月12日
@its_out_of_tune数学としてのベクトルは方向や大きさを持つ保証はありません。それは位相的な概念で、ベクトルが住む線型空間に内積やノルムを入れない限り、ただの代数的な対象であるベクトルは方向や大きさを持てません
— 相転移P (@phasetr) 2016年12月12日
@phasetrえーと、いま対象にしているのは、ここの公理の話であってます? https://t.co/gvu238WhaEんで、方向や大きさの議論をするためには、この上に内積やノルムを定義する必要があると。
— ちゅーん (@its_out_of_tune) 2016年12月12日
@its_out_of_tuneだいたいそうです。「だいたい」というのは情報系での符号理論のように、応用上でも体が実数または複素数ではなく有限体など一般の体である場合も入れないと不都合だし、符号理論だと方向も大きさもなく2点間の距離だけ決まってさえいればいいケースもあるからです
— 相転移P (@phasetr) 2016年12月12日
@phasetrありがとうございます。以前このへんの話をおそわった記憶があったのですが綺麗さっぱり忘れてました……。ときに、内積やノルムが定義出来ないような体も存在するんでしょうか?逆にいえば、任意の体上のベクトル空間に方向や大きさを定義可能かどうか。
— ちゅーん (@its_out_of_tune) 2016年12月12日
@its_out_of_tune内積は微妙ですがノルムは常に定義できます。ノルムに関しては https://t.co/sqTSOyMNeAのP.1例1のような自明なノルムが常にあります。内積に関しては https://t.co/RJtmasHp2yあたりの微妙な話があります
— 相転移P (@phasetr) 2016年12月12日
あともう一つ.
確かに、素のベクトル空間には、内積とかノルムは存在するとは限らないよな。
— Takashi Miyamoto (@tmiya_) 2016年12月12日
@tmiya_ちなみに有限次元てあっても「自然な」内積やノルムが本当にない場合があります。例えば定数係数の線型常微分方程式の解空間は有限次元ですが、特に決まった内積やノルムの入れ方はありませんし、本当に入れずに議論することも多いはずです
— 相転移P (@phasetr) 2016年12月12日
ふだん使わないから実数または複素数以外の体の場合の内積についてすぐ忘れる. 前も書いた気がするがどの記事だったか忘れたので改めてまとめておこう.
緩募 中間値の定理と実数の連続性の同値性の証明。特に中間値の定理から実数の連続性を導く方
— 相転移P (@phasetr) 2016年12月14日
これに対していくつかコメントもらった.
https://t.co/nsNjNMD9PO
— 石塚 (@Yusuke_Ishizuka) 2016年12月14日
これに載ってるはずです(実数の連続性の同値命題を20個くらい集めて証明をつけてる)https://t.co/tmHasGyjDz
@Yusuke_Ishizukaありがとうございます。今金欠なのでネット上にある資料何かご存知ないでしょうか?後で買わないと
— 相転移P (@phasetr) 2016年12月14日
@phasetrまだ自分で吟味できていないのですが、ちょっと探したところから言うとここ(https://t.co/lMswd5y0cy)の解答としてつけられてるこれ( https://t.co/2ZTbKCdZc6)ですかね
— 石塚 (@Yusuke_Ishizuka) 2016年12月14日
あともう一つ. 調べておこう.
実数の連続性から中間値の定理を示すのは高木貞治の解析概論のp26に載ってますが、その逆はなさそうです。
ありがとうございます。 英語で検索して適当に情報を見つけました。 数学に関する話、mathstackoverflow あたりにどマニアックな話がたくさんあって、 すぐに引っかかるので非常に便利でした
英語のつぶやきだと、mathstackoverflowネタが結構流れてきますね。
線形代数と微積の知識がなくても整数論そこそこ学べるもんなん?
— すむーずぷりんちゃん🍮 (@mat_der_D) 2016年12月14日
整数論の何をやるかによってはそこそこ学べますね。(そこそこの範疇によりますが)僕が初等整数論(高木貞治先生)勉強した時はどっちも知らなかったですけど、すごく丁寧に書かれていました。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年12月14日
線形代数と微積分なしに学べる整数論って逆にあったっけ
— ロールパンナちゃん (@__dingdongbell) 2016年12月14日
でも、それを逸脱するレベルのこと(例:楕円関数論、代数幾何、類体論、ガロア表現、エタールコホモロジー、超越数論)辺りは、並行して学ぶのでなければ原理的に無理だと思います。線形代数・解析の議論が出来ることに加えて、集合論の基礎は不可欠だと思います。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年12月14日
二次体の整数論に絞れば線形代数がただの計算になるみたいなアレ・・・?
— ロールパンナちゃん (@__dingdongbell) 2016年12月14日
整数そのものの性質(フェルマーの小定理、平方剰余の相互律)や、特定の整数環(二次体や四元整数)の特別な性質くらいが限度かなあ。それだけ線形代数・解析・集合論は知識と抽象的計算の両方の基礎を支えています。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年12月14日
線形代数は「知らないと読めない」というタイプの壁があるのですが、解析は「知らないと気付かずスルーしてしまう」というタイプの壁があって、核心的な数学的議論を素通りしてしまう危険性があって質悪いんですよね。だから個人的に、解析の大切さは特に強く推したいです。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年12月14日
だから僕が線形代数力を犠牲にしてp進解析にパラメータ振ってるの、許して下さい!
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年12月14日
知識の実用性の話をしましたが、線形代数・解析・集合は1回学んでおくと数学の基礎的な演繹を学べるので、その恩恵が一番大きいと思いますね。僕の分野だと全微分不可能な偏微分可能関数とかダランベール解とか定数変化法とか単調増加関数のほとんど至る所微分可能性とか弱解とか出てきませんし。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年12月14日
僕の尊敬する大先生の1人のお言葉
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年12月14日
「線形代数や解析(の知識)は博士でも怪しい(うろ覚えな)人がいますが、集合と位相(で扱うような数学的な議論の仕方)が怪しい人はいませんよね」
でもまあ知識を得る段階(大学数学ではどんなことを習うのか眺めたり、歴史的にどんなことが知られているのかを調べたり、どういう概念が現れるのか見てみたり)では線形代数や解析や集合が必ずしも必要ではないと思います。数学は中に潜るのも外から見るのもどっちも楽しいですしね。
— p進大好きbot (@non_archimedean) 2016年12月14日
どちらかと言わずとも線型代数と微積分だけでやるようなタイプの議論しかしたことがない. そういうのが好きといえば確かにそうなのだが, それしかできないという現状もそれはそれで無視できない. やってみたい数学はたくさんある.
自己共役2階楕円型微分作用素の固有値が正で集積点が∞なのはいいんだけど、小さい順に並べたときにどれくらいのオーダーで発散するのかって知られてるの?
— け (@ke_math) 2013年12月5日
@ke_mathほとんど答えになっていないですが、(有界領域で)量子統計との兼ね合いを考えるとき、Tr e^{-\beta H}の収束を考えないといけないのでその辺でなら多少の結果はあります。Riemann幾何でのラプラシアンの固有値の漸近評価を見るのもいいかもしれません
— 相転移P (@phasetr) 2013年12月5日
@phasetrありがとうございます。調べてみます。
— け (@ke_math) 2013年12月5日
何ら役に立つ情報を出せた気はしないが, かつての自分がこんなことをさらっと言っていたことに割と衝撃を受けている. きちんと記録しておこう.
ラプラシアンの固有値の振る舞いについてはWeyl’s lawが知られてます。 以下はwikipediaより
In mathematics, especially spectral teory, Weyl’s law describes the asymptotic behavior of eigenvalues of the Laplace–Beltrami operator. https://en.wikipedia.org/wiki/Weyl_law
あとこんな記事が
これの非可換幾何・共形場理論版が「量子現象の数理」の河東先生のところにも書いてあります。
非可換幾何版との比較のところでリーマン多様体版もちょろっと書いてあります。
「ほう,いまあなた『虚数は想像上の数だから存在しない』と,こうおっしゃいましたか?面白い,実に面白い.確認のために聞きたいのですが,あなたは『実数は存在する』とお考えですか?」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「そりゃ実数は存在するでしょ.何言ってるんですか」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「なるほど,あなたは『実数は存在する』と考えてるのですね.ではあなたは実数は『どこ』に存在すると考えていますか?」
「そりゃ身の回りのものは実数で測定できるんだから『あらゆるところ』じゃないですか?」
「実数で測定,ですか.あなたの言う実数というのは実は有理数なのでは?」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「なんか私のことバカだと思ってるでしょ.一辺の長さが有理数の正方形の対角線の長さを測ると無理数がちゃんと出てきますよ.それから,円周を測れば超越数だって出てきますよ」
「なるほど,では正方形の事を考えてみましょう.あなたは,一辺がぴったり一メートルの正方形が存在すると思いますか?」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「加工精度の話ですか?ゼロを何個つけられるか知らないけど,収縮性の低い材料でぴったりに作ることはできると思いますよ.日本の技術力は世界一ですからね」
「なるほど,そうしてできた正方形があったとして,それをずっとずっと拡大して見るとついには原子が並んでるところまで行きますね」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「私も詳しくないんですが日本の技術ならそんくらい行けると思います」
「さて,√2は無理数ですが,対角線上には整数個の原子しか並んでいませんよね」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「なるほど,なんとなく言いたいことがわかってきました.つまり√2は少なくともこの場合現実の正方形の中に見出すことはできないみたいですね」
「だとすると,先程の『実数はどこにあるか』はどうなりますか?」
「頭のなか……ですかね?」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「つまりいまあなたの頭を開けるとそこに『√2』という実数が入っている?」
「そんなわけないでしょう.そうじゃなくて,えーと,私の頭の中の『心の世界』の中です」
「繰り返しになりますが,あなたは『実数が存在する場』は心の中だということは認めるんですか?」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「ええ仕方ないから認めますよ.でも実数みたいなものはみんな共通ですけどね.つまり考える人が違っても実数は実数です」
「わたしたち一人ひとりが異なる心を持つことは認めるんですか?」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「それを否定したら,わたしたちには個性も自由意志もないことになりそうですしね.ええ,わたしたちの心は一人ひとり独立しています」
「……たがいに独立した心を持つが『実数』は共通なのですか?」
「そりゃそうです.実数は現実ですからね」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「それじゃ蒸し返しですよ」
「……ああ,現実にないから『心の世界』に後退したんでしたっけ.もうすでに『心の世界』にまで後退しているので,実数が絶対的であることを言うために超越的なものは持ち出したくないなぁ」
「なるほど,実数が多くの人の心にまたがる共通の実在であることを認めさせるために超越的なものを持ち出すと負けになりますか」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「だってそういう議論を際限なく認めてたら古代人がなんにでも神様を持ち出して説明してたのとおんなじレベルじゃないですか」
「古代人がそんなに素朴な人たちだったかというのは疑問ですけどね」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「ちょっと待って下さい,古代人なんてどうでもいい.いま思いついたんですけど,『証明』です」
「何がですか?」
「わたしたちが共通の実数概念を持つことを言うためにさらに根源的なものを仮定しなくていいんです」
「ほう」
「わたしが実数について考えたことを形式的な証明にして書き下す.そして,他の誰かがそれを読んで理解する.これだけでいいんです.つまり実数についての発話と解釈が整合的に行われていればいいんです」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「なるほど,整合していることだけ論じれば『実在性』を論じなくていいというわけですか」
「なんか変なこと言いましたか?」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「いいえ,『実数が身の回りにある』という議論よりはかなり良いと思いますよ」
「まあ今のは思いつきなので,もっと精密に考えなきゃいけないんでしょうけど,実数の実在性みたいなことは私の中では解決した雰囲気になってます」
「なるほど,では虚数に話を戻しますが,もし複素数についての発話と解釈が二人の間で整合的に行われていたら,いまのあなたの議論の形式を転用すれば,それはつまり複素数の実在性が成立しているということになりませんか?」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「議論が整合していれば実在性の根源とかは気にしなくていいと言い出したのは私ですが,まさか複素数の実在性まで認める羽目になるとは思っていませんでした」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「納得はしていない……?」
「そりゃ,実数が身の回りのものを計測するために便利な道具なのに対して複素数はそうじゃないですから」
「『実在すること』と『実在感』は別の問題だというわけですね」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「あーなるほど,うまくまとめましたね」
「わたしたちは月や火星や金星を肉眼で見ることがありますが,もっと遠くの星,さらに遠くて暗い恒星などの存在を日々まざまざと実感しながら暮らしてはいないですよね」
「私の専門が天文学で,日々私が電波望遠鏡で天空彼方の世界に親しんでいたらそういった遠い恒星たちのことが私の心の中で実在感を持っていたんでしょうね」
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
「複素数についても同じような事が言えます.日々複素数を使うような生活をしていれば複素数にも実在感が伴うはずです」
(突発的連ツイ終わり)
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
自分同士で対話してみると,複素数の実在性を信じさせるのは意外に難しいということがわかった.「論理的にはそうだと納得する」という段階と「論理どうこうではなくその実在性を感じられる」の差が大きい.
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
実数は実在性を持つが複素数はそうではない,という考えの人,藁人形ではなく実在しますから.
— differential.engine (@dif_engine) 2016年12月16日
何といったらいいのかよくわかっていないが, そもそも正方形の存在自体が人工的 (まずそれが存在するの的な意味) な感じがする. 長さぴったりももちろんのこと, 角度90度を実現できるのか的な感じ.
あといまここで問題なのは, 実数の存在というよりも無理数の存在なのだろう. 無理数が見えるかどうかという問題, 哲学 (数理哲学) 的に何か議論があるのではないかと思っているが, それはどうすれば見つけられるだろうか.
結局無学を晒す羽目になった.
東北工業大学中川朋子先生による畳み込みの解説は素晴らしい. pic.twitter.com/Fnl4L4CcEx
— やへー@ (@bron84) 2016年12月12日
元のページは次のURL.
とりあえずメモしておこう.
私は真偽判定する能力を持たないが, ツイートを見かけたのでとりあえず張っておく.
これは衝撃的です。
— musubimeriron (@musubimeriron) 2017年5月18日
[1705.05985] A counterexample to the Bernhard-Jablan unknotting conjecture https://t.co/f1OM5VgBDz
結び目理論の未解決問題10https://t.co/E0jzPmZOvU
— musubimeriron (@musubimeriron) 2017年5月18日
の一つでしたが、否定的に解決されました。
Bernhard-Jablan解消予想がもし正しいとすると、原理的には、結び目解消数が帰納的に決定されることになるので、非常に都合が良過ぎる予想ではある。
— musubimeriron (@musubimeriron) 2017年5月18日
二つ目のツイートで「結び目理論の未解決問題10」に関する Naverまとめが張られていて「何でそんなにまとめがNaverにあるのだろう」と思ったら, musubimerironさん自身のまとめだった.
私の結び目理論への知識は, 学部四年のときにちょっと講義にもぐった程度でほとんど何も知らない. Jones多項式関係で院のときの専門だった作用素環とこう割といろいろ関係があるとか, 三次元時空での代数的場の量子論でのDHR-DR的な話でも組み紐群が出てくる(はず)だとか, その程度しかない.
ただツイートの中にある反例を挙げる形での 否定的解決というのがかなりツボ. 私が運営している通信講座, 現代数学探険隊は, 例や反例を自分で作っていくことを重視して 数学学習していこうという趣旨で内容を構成しているので, 反例を作ることで本当に論文になる話としてメルマガでも流そう.
あとプレプリントをパラっと眺めて気になった点を挙げておこう.
The bulk of the work needed to reach these conclusions was carried out by computer.
ある意味四色定理とも似通っているのだろうか, プログラムで片をつけた部分も大きいとのこと. 最近中高数学駆け込み寺という中高数学復習のための無料のミニ講座で, 多少のプログラムもつけて講座を展開している.
数学とプログラムの遊び方みたいなところは最近かなり気にしているので, その点でもとても気になる.
SnapPyというPythonによるソフトもあるようなので, やはりPythonをもっときちんとやらねばならないかという気になっている. 個人的にはHaskellをやってみたいのだが, グラフを手軽に書く, 数値計算も手軽にやる, そういったところからすると資料が少なく(というか観測範囲でほぼない)Haskellでやるのは極めてハードルが高い. となるとやはりPythonかという感じ. これも頑張らないといけない.
森重文先生は教育の専門家ではない、とか言い出すのが現れそうな予感。
— takumargo (@takumargo) 2016年12月25日
数学者は教育の専門家ではないから、学校教育では数学的に正しくても×にして良い。
↓
歴史学者は教育の専門家ではないから、学校では偽史を教えても良い。
やべぇよ・・・やべぇよ・・・
@takumargo 初めまして。その予感は的中したようです。
— 積分定数 (@sekibunnteisuu) 2016年12月25日
https://t.co/qHm7hleq8X
2016-12-25 の「林先生が驚く初耳学」で掛け算の順序問題が取り上げられたようだ. これは東北大助教の黒木玄さんが継続的に取り上げている話題で, 詳しくはかけ算の式の順序にこだわってバツを付ける教え方は止めるべきであるなどを見てほしい.
それはそれとして上で引用したツイートだ. 特にこれ.
数学者は教育の専門家ではないから、学校教育では数学的に正しくても×にして良い。
これがどれだけおかしいのかうまく言語化できずにいたが, こう言えばいいのか, というのがようやくわかった.
歴史学者は教育の専門家ではないから、学校では偽史を教えても良い。
これ以外にも医療情報に関して, 小学校の保健の授業では医学的に否定された瀉血を教えてもいい, とかその他もろもろの異常な話が導出される.
何でこんなひどい話を堂々とできるのだろう.
それはそれとして, 人文・社会学系では学会の合意というか ある種の「政治」的な問題で, 学会内ではとうに否定された話が延々と中高の教科書に載り続けるとかいう問題があるらしい. それはそれでどうなのだ, とは思うが, 割とすっぱりきれいに決まりやすい理工系の常識ではかっていいものか, という気もする.
実証や実験がしづらいところだと 理工系でも似たような問題は起きると思うが, そういう場合理工系だとどういう扱いをしているのだろうか.
話がずれてきたのでこの辺にしておこう. しかし本当にあまりのひどさに目を覆いたくなる.
「随伴がなんなのか説明を試みる」をトゥギャりました。 https://t.co/pOvxEwiKKo
— アルゴドゥー・ヴィエルジュ (@alg_d) 2017年1月7日
alg_d圏論話過去編はこの辺
— アルゴドゥー・ヴィエルジュ (@alg_d) 2017年1月7日
【f^-1と∪, ∩の交換と圏論について - Togetterまとめ】https://t.co/cpKGCwervs
【圏論での積分(エンド)について - Togetterまとめ】https://t.co/qw58ErdhFG
「「Xがススリン線のときX^2はc.c.c.でない」という命題と選択公理」をトゥギャりました。 https://t.co/S9NOBrA6LY
— アルゴドゥー・ヴィエルジュ (@alg_d) 2017年1月7日
togetter豆知識: 「数学講義」というタグを見るといろんな数学の話が読める https://t.co/D9Q2XK2t2o
— アルゴドゥー・ヴィエルジュ (@alg_d) 2017年1月7日
次のやつが割と楽しそう.
ベルフェゴール素数は、1000000000000066600000000000001 だ。キリスト教で不吉な数である666が入り、0が13個ずつ連続していることから、ベルフェゴールという悪魔の名前がついている。回文素数で、記号はπを逆にしたものだ。 pic.twitter.com/vFGtNhNr8m
— 巨大数bot (@googology_bot) 2017年1月8日
元ネタを追いきれないがとりあえず記事を二つつはっておく.
二つめの記事に張ってあるが, メガテンでも便器に座っているあのアレだ. もう便器のイメージしかない.
AMS Open Math Notes というサイトができたらしい : https://t.co/nObvpbswrT
— Shinichiro Nakamura (@snaka0213) 2016年12月20日
ぱっと見て気になったやつを記録.
とりあえず優先して測度論だけは目を通してみよう.
一度だけ森先生にお話の時間を頂いたことがあって、「大学の数学は、大学生になってから始めた。高校生のときは、高校数学で習う定義・定理をすべて隅々まで覚えた。やっていることは単純なことだけど、繰り返し手で動かすことで式の奥深さが見えてきた。繰り返しは大切。」の言葉が忘れられない。
— 数学は大切 (@rimsprinceton) 2016年12月26日
メルマガとかでも流そう.
大人が数学を勉強し直したいという相談をよく頂きます。そのとき中学数学からやり直すべきか、とよく聞かれます。その人が何をしたいかによるので一概には言えません。中高の数学へのリベンジがしたいなら中高の数学をじっくりやるのがいいです。でも大学の数学にチャレンジしてみたい人だとまた対処が変わります。その方法を案内します。
Twitterで質問を受けたのでそのやりとりをまとめている. 結論から言うと何をやりたいかによるので一概に何とも言えない. 詳しい話も書いているので以下のTwitterでのやりとりを見てほしい.
@phasetr数学をやり直そうとするならば、中学数学から始めた方がいいのでしょうか?
— hideaki (@hidetude) 2016年12月25日
@hidetudeやり直しが何を意味しているかによります。いわゆる大学の数学科の数学をしたいなら、中高の数学では触れない世界との戦いも起こるので、そういうところに興味があるならそれ専用のバトルが必要です。
— 相転移P (@phasetr) 2016年12月25日
@phasetrご返信ありがとうございます。
— hideaki (@hidetude) 2016年12月25日
なるほど。やはり何にもせよ、バトルは必要なのですね。
@hidetude面白いことをやりたいならどこかしらで何かしら難所を乗り越える必要があるというだけの普通のことなので、それが嫌なら数学に限らず何もできないですね
— 相転移P (@phasetr) 2016年12月25日
@phasetrそうですよね。今の仕事からして毎日難所だらけなものですから、その上でのことです。少々気合入れて始めてみます。
— hideaki (@hidetude) 2016年12月25日
@hidetude中高の数学を知っていた方が便利なことももちろんありますが、微分積分をもっと突っ込んでやるにしても大幅なプラスアルファが必要な局面も多いですし、そこに突っ込んでこそ数学科の数学です。物理のために数学をやりたい、みたいな感じならそこまでハードなのは要りません
— 相転移P (@phasetr) 2016年12月25日
@hidetude詳しくはどんな背景を持った上で具体的に何をどうやり直したいかによります。『興味があるのは「大学の化学に使う数学」みたいな感じだが、いきなり大学理工系の数学やるのは精神的ハードルが高いから中高くらいからじっくりやりたい』みたいな人もいます。
— 相転移P (@phasetr) 2016年12月25日
@hidetudeその人が数学に対して抱える精神的なハードルの高さみたいな要素もあるので、一概にどうというのはいえません。「好きにして」と言われても困るだろうから、というので私は私で幾つか選択肢出してますし、最近は中高数学からの展開についても無料講座を作っています
— 相転移P (@phasetr) 2016年12月25日
@hidetude参考書リストをどかっと渡していたりもしますが、通信講座形式にしている(そういうコースを用意している)のにも色々意味があります。東京や大阪なら(私は全く関係していない)リアルの大人向け数学教室もあったりするので、必要な人にはそういうのも勧めています。
— 相転移P (@phasetr) 2016年12月25日
上でリアルの大人向け数学教室もあると書いた. 私の知る限りではあるが, 東京と大阪にしかない. そして以前そこに通っていたが遠いので通いきれなくなったから同じくらいの内容の 通信講座をやってくれないか, という要望を頂いたこともある.
そうした要望に応えるべく2016-12時点では次の三つの講座を用意している.
無料の通信講座もあるので気軽に登録してほしい.
数学は発見されるものか、発明されるものか?
— ytb (@ytb_at_twt) 2017年5月12日
選択肢①は、もちろん皆さんご存じプラトニズムが典型例ですね。数学的知識の最大の特徴である普遍性、不変性と客観性を上手く説明できます。
— ytb (@ytb_at_twt) 2017年5月13日
一方で、目に見えない触れない数学的対象を人間はどうやって認識するのか、大変な難題です。https://t.co/xlK2vdtwhR
選択肢②は、ちょっと難しいですが、例えばデネットとかがこの立場だと思います。
— ytb (@ytb_at_twt) 2017年5月13日
1数学は人間が進化してくる前には存在せず、進化によって人間は数学を獲得した
2進化では、眼のように、魚と虫のように別の系統であっても、結局同じような構造にたどり着く事が多い
3数学も多分同じ
(続く)
4知的な宇宙人は、もしいるならば、やっぱり進化してきただろうし、そうだとすれば論理や数学などの基本的な概念は、人類と大筋で同型なものを持つのではないか
— ytb (@ytb_at_twt) 2017年5月13日
と言う訳です。楽観的な自然主義。
4知的な宇宙人は、もしいるならば、やっぱり進化してきただろうし、そうだとすれば論理や数学などの基本的な概念は、人類と大筋で同型なものを持つのではないか
— ytb (@ytb_at_twt) 2017年5月13日
と言う訳です。楽観的な自然主義。
選択肢③は、カントが代表例でしょうか。
— ytb (@ytb_at_twt) 2017年5月13日
1典型例は幾何学ですが、幾何学は人間の(生物学的な)空間とかの認識様式というフィルターが罹っている。人間が認識できる形式で幾何学は世界を記述する(分析的ではなく総合的)
2その後は論理的に、誰がやっても同じやり方で数学は展開される
(続く)
3だから数学は経験的認識に先立つ先天的、自明的なものである。
— ytb (@ytb_at_twt) 2017年5月13日
(エラいラフなまとめで済みません)
現代でも結構な人が同意しそうな雰囲気ですが、一方で、「人間の空間認識能力にとってはユークリッド幾何学が唯一の正解です」とか言ってしまい、(続く)
20世紀には新カント派の哲学者が相対論と言う邪説を学ぶ物理学者をお説教氏に言ったりして、評判を限りなく悪化させてしまいました。「人間の認識様式」という言葉の内実が何かが重大すぎる問題になると思います。
— ytb (@ytb_at_twt) 2017年5月13日
選択肢④は…ポストモダンの人たちとか、他にもいろいろですね。ウィトゲンシュタインとか、極論すると「同じ人間でも数学は数学者たちの言語共同体の中でしか通じない」と言う主張になってしまいます。
— ytb (@ytb_at_twt) 2017年5月13日
確かにそういう面はありますが、一方で、この立場では、自然科学における数学のキチガイじみた有用性とか、異なる文化や言語共同体でも数学を問題なく理解することができ、彼ら彼女らの数学(和算とか)も逆に西欧の数学者が理解する事ができる事実が、どうしても見えなくなってしまう問題があります。
— ytb (@ytb_at_twt) 2017年5月13日
ちなみに、僕は個人的には②と③の中間派②よりです。
— ytb (@ytb_at_twt) 2017年5月13日
その他やりとり.
@ytb_at_twt公理は発明されて、定理は発見されるものかと。。。
— 大野典宏@大変身! (@oono_n) 2017年5月13日
@oono_nある定理(もとの体系の無矛盾性とか)が証明できるように新しい公理を付加するとかよくやるので、その辺の区別は意外と曖昧です
— ytb (@ytb_at_twt) 2017年5月13日
その他にもあったが省略.
「数学は発見されるが複数存在する」みたいなのないのだろうか. あと数学の存在証明以前に数学の定義はどうしているのだろう. 哲学的にはもっとうるさい基本的なところから議論しているとも思う.
文科も教委も,「部活に休養日を!」というけど,土日がつぶれる大きな理由の一つは,「大会」の存在です。
— 内田良/学校リスク研究所 (@RyoUchida_RIRIS) 2017年5月13日
これは,中体連,高体連,高野連,高文連が動かないとどうにもなりません。
が,いまだ部活改革の蚊帳の外で,微動だにせずいる。
(冠大会や顧問らの私的な大会への参加抑制も急務)
最近、学校の先生の過重労働問題とも絡めて「部活批判」が花盛りだけど、一部例外を除き、学校の部活とプロスポーツ、五輪選手強化みたいな世界は一直線で繋がってて、単純に現行を否定したら(行政含む)日本のスポーツ業界は回復不可能なダメージを食うだろう。なかなか難しいと思う。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
はっきり言って学校の部活“ごとき”にプロスポーツや五輪選手の育成機能を担わせてる現状は当方もおかしいと思うけど、ことの善悪を超えて、世の中の現状がそうなっていて、「ハイ、そうですか」でやめられるような話ではないからね。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
やっぱり本当に「その業界に愛のない人」「その業界の特に利害関係者でもない人」の批判というのは、残酷なまでに美しく、正しいなあ。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
「奴隷制は悪でしょ。すぐ廃止しなさい」「いや、そう言ってもこれで食べてる人や成り立ってる世界もあるんです。軟着陸路線はないでしょうか」「悪人の行く末なんて知りません。即時無条件廃止あるのみ」「チクショー、戦争だ」みたいに南北戦争が始まったことを思う。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
南北戦争前夜、草創期の共和党にシーワードという大政治家がいて、名声も評価もリンカーンなどより断然上で、誰もが彼が大統領になることを疑わなかった。ちなみにシーワードはまともな学歴もない貧農の子、リンカーンとは対照的に、金持ち階級に属する大変な教養人だった。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
シーワードは雄弁家として知られた人で、明晰な理論、古今の名著からの当を得た引用などで万座の聴衆を酔わせ、それで政治エリートとして成り上がった男である。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
一方また南北戦争前夜、印刷や運送の技術の発展で、新聞というものはかなり手軽に、民衆たちが親しめるメディアとして発達した。このころ、「政治家の演説をそのまま載せる」というのは、インターネットも電波メディアもないなか、新聞が誇った最大の人気コンテンツの一つだった。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
ところが弁舌の達人として万座の聴衆を酔わせるシーワードの演説を、その声色や表情を捨象し、文字化して新聞に載せると、その明晰な理論や、当意即妙の引用は、何の遠慮もなく政敵を切り刻む、残酷な物言いに見えたそうで、これが彼に多くの敵をつくり、大統領への道から脱落する一因になったそうな。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
イギリスでシーワードの演説を文字として読んだマルクスも、彼の演説は「大仰さと虚飾」に満ち溢れていて「吐き気を催す」レベルでたり、「弁舌の達人は政治家として危険なまでに不適格だ」との論評までしている。ちなみにマルクスは奴隷解放論者で、シーワードは米国で、その論の第一人者だった人だ。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
ちなみに当時の米国にはシーワードの亜流みたいな半端な雄弁家が南北問わず山のようにいて、それぞれの地域で過激な演説をぶち、新聞で伝播され、それが南北戦争の開戦原因となる諸問題の「対話の糸口」「妥協の機会」を、いちいちふさいでいったと言われている。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
シーワードというのは確かに貴族的で高慢な人だったようだが、実際会えばそれなりに「いい奴」で、実際その演説を直接聞いた人は、彼の言に喝采を送っている。しかし「彼の言の“文字起こし”」は、何とも人をイラつかせるものだったらしいのだ。そしてその「雄弁」が彼の出世を閉ざし、戦争を招いた。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
これがかなりクリティカルな印象.
やっぱり本当に「その業界に愛のない人」「その業界の特に利害関係者でもない人」の批判というのは、残酷なまでに美しく、正しいなあ。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
この間微妙な怒られが発生した.
相転移Pが本当に真剣に真摯に怒っているのはよくわかるのだが, いかんせん口が悪すぎて対話以前に相手を怒らせてしまって対話の可能性を閉ざしているようにも見えるよ. こういうツッコミを入れることもあるいは傍観者的と言われるかもしれんけど.
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
数学専門家vs数学教育界隈と全く同じことが魚専門家vsとりくん界隈でも起きているっぽいし, なんというかそれぞれ専門家の側の主張は(私がみるに)何も間違っていないんだけど, 口の悪い過激派の専門家が何人かいるせいではたからみると「こわ近寄らんとこ」みたいな感じになってしまっている
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
数学クラスタの一部は本当に感じ悪いですよ. そのことに自覚的にならないと言っていることは正しくとも結果的に数学のイメージを貶めることになりますよ. 言っていることが正しければどんな表現を使おうと真理は真理だ, というのはアカデミアの外では理解されませんぜ.
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
アカデミアの外で理解されないことが必ずしも問題かと言われるとそうではないしアカデミアの外で理解されなくても数学そのものにとっては何の影響もないんだけれど, 数学という分野(で食っている人たち)の生存戦略を考えるとアカデミア外の人によりよく理解してもらったほうがいいよね.
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
数学の人たちは言明の真理性や内容に重きをおくあまりに, 広報戦略みたいなものを表層的で不純なものだと思ってしまいがちなんですが, 学としての数学ではなく学問分野としての数学を考えてゆく上ではそういう広報的な視点がどうしても必要になってきてしまうのだと思う. 不純で表層的かもだけど
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
学と学問分野で何が違うのかはわからないが(定義による), 適当な意味で広めたいと思うのなら, マーケティング・コピーライティング的なところが重要なのは論を待たない. 不純というのも表層的というのもよくわからない.
そもそも焦点がどこにあるのかよくわかっていないものの, どんな表現を使おうと真理は真理, これ自体は多分伝わるのではないか. むしろ「真理だろうが何だろうがお前の言うことは気にくわない」に対する話だろう. そこがずれていると見ている.
このツイートには言うまでもないですが「アカデミアの外」が「アカデミア」より偉いとか, あるいはその逆とか, そういう含意はありません. ただ, 「アカデミアの外」からの視線をもうちょっと意識して発言・行動しないと巡り巡って自分たちに不利益が生じるのではという話
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
私の言う「そんなのアカデミアの外では理解されませんよ」はアレな企業人が公務員に対してよく言う「そんなの民間では理解されませんよ」みたいのとはニュアンスが全然違うので誤解なきよう. 後者は民間が公務員より正しいという含意/前提がありますが前者にはどちらが正しいという含意はないので.
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
数学の学としての純粋性を担保したいと考えるあまり, (社会に根ざした, 公的な予算がついたり公教育で教えられたりする)学問分野としての数学という側面を無視してしまうきらいがあるんじゃなかろか. 学問が社会や予算など俗なものから離れて成立するものであってほしいという気持ちはわかる.
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
何の役にも立たないような学術的な話は, ギリシャの奴隷制の元で暇な貴族階級の思索からはじまったとか何とかいう話を 高校で勉強した. それが正しいのなら, 単にそれだけだし, 社会や俗なところから離れてはいたとしても, 金からは離れられないのはもう by definition レベルの話という気はする.
むしろだからこそ, 私はその手のきちんと数学でお金が稼げるようにしましょうという活動をやっている.
確かにツイッター上の数学者のイメージは悪い
— 若葉めるる (@wkb89_) 2017年5月14日
観測範囲の問題が気になっている. 他の学問だとどうなのだろう. 例えば私の観測範囲では科学技術社会論 (STS) や経済学者のイメージは最悪な印象がある. こちらは言葉遣いの問題ではなくイメージが悪い. 数学とどちらの方がよりひどいだろうか, ということを考えないでもない.
ある程度まとまって人がいれば異常なくらい口が悪く, かつ適当な意味でうるさいのも一定の割合で存在するだろうし, 単に数学者に興味関心があって, 注意を払っているからそう見えているだけ, という気もしている. 実際, 化学者で口が悪いのがいるかどうかとか, 医学生理学で口が悪いのがいるかどうかとか, そもそも気にしたことがない.
ちょっとだけコメントしたやつ.
@noukoknowsこれに限らずツイフェミ・まなざし村事案、表現規制事案でもそうでオタク界隈でもそうなので人類の平常運転でしょう。いいかどうか、どういうときに自分がどう動くか、意識的にやるかやらないかはまた別です。私はめんどいので(Twitterでは)基本触れないスタンスにはしました。あくまで基本は
— 相転移P (@phasetr) 2017年5月14日
生物実験野郎だがプログラミングするしバイオインフォマティクスの論文も出したことがあるから一応そっちの研究者も名乗っていい気がしているけど誰か書いてくれるならばそのほうが楽だと思っていて結局やりたいのは生物学であっていろんな実験手技もプログラミングも手段にすぎないという立場
— 非線形 (@_mod_p) 2017年7月9日
プログラミング、ミニプレとかほどキット化されていないからできるできないの幅が広くて困るがミニプレと実質的な位置づけは同じだと思っている。できないとダメだと騒ぐ必要はなくできる人に任せればいい。ただ、任せる本人がわかっていたほうが良いのは実験と一緒っぽいが。
— 非線形 (@_mod_p) 2017年7月9日
今は「生物の人もプログラミングしたほうがいい」という話になっているけどいずれ将来は「生物の人も数学できたほうがいい」という波が来るだろうと思われるし一部ではもう来ているはずだ
— 非線形 (@_mod_p) 2017年7月9日
そんなにハードな数学必要なのですか?
— 相転移P (@phasetr) 2017年7月11日
ここで言う「数学」は、ハードな数学ではなく、記述言語としての数学ぐらいの意味です。とりあえず全ての函数は微分可能だし積分は全て収束すると思っておく程度かよりゆるい感じで
— 非線形 (@_mod_p) 2017年7月11日
一応そのレベル感は想像ついていて、それは理工系、生物系にとってそんなにこれまで特殊なオプション的なものだったのかというのが気になっています。
— 相転移P (@phasetr) 2017年7月11日
一部の人間以外には厳しいという印象です。当然微積の計算は大学受験でやり、大学初年度では解析や線形代数をやってはいるけれども、それを記述に使えるようにはなってない感があります。日常的に使うことがないので仕方ないと思いますが。
— 非線形 (@_mod_p) 2017年7月11日
力学とか電磁気あたりは必修にあるイメージなのですが、専門で忙しくてほとんど身についていないまま専門課程突撃、みたいな感じでしょうか
— 相転移P (@phasetr) 2017年7月11日
力学電磁気学はありましたが微分方程式の解き方とか線積分面積分とかをずっと覚えて運用できるほうが珍しい気がします。もちろん構造生物学の人など例外はあり、主に私の周りにいる分子生物学や遺伝学(集団遺伝学ではない)を使って研究をしている実験生物学者風の人々を想定しての話ですが。
— 非線形 (@_mod_p) 2017年7月11日
ちなみに当初の「生物でも数学を」の中身はどんな感じなのでしょうか。私は冒険せず気楽に物理と数学だけで、あまり異分野のこと知らないもので
— 相転移P (@phasetr) 2017年7月11日
それが全てでは決してないですが、例えばRIMSの講究録で「生物」 がタイトルにあるものを検索してみると一つのあり方が見えると思います。あとは私の力では個々の例を列挙する形でしか示せなさそうです。まだまだ本格的な生物への数学の使用は端緒だと思います。
— 非線形 (@_mod_p) 2017年7月11日
そもそも遺伝学と集団遺伝学で何が違うのかすらまるでわからないほど, 生物の素養がない.
何も知らないので泣きたくなる.
以下のツイートが発端です.
(自分にとって)見やすいように編集しつつ引用します.
ずっと前から思っているが, 数学と物理とプログラミングにまたがる話で, 数学とプログラミング, 物理とプログラミング, 数学と物理ができる人はいても, 数学と物理双方学部二-三年程度をふんわり知っていてプログラミングもギリギリできる, みたいな人が社会に出てこない (コンテンツを作ってくれない). アカデミアに引きこもっている層なら数は増えるだろうが, 数学と物理周りの話はしてくれてもプログラミングに関わる話をろくにしてくれないイメージがある. その辺を突けばまだ市民にもできることがあると思って今いろいろやり始めている. 誰かもっといいの作って欲しい. 機械学習とかよりも.
数学と物理とプログラミングをどれも齧ってるつもりだけど, 学部 2-3 年程度がどれくらいのものかよく分からないし, 多分できてない.
数学に関してかなり使える基準だと思っているのは多様体の本が難なく読めるかどうかです. 線型代数の抽象論が必要で, 陰関数定理・逆写像定理・常微分方程式の解の一意性存在定理を使いこなせ, テンソル代数のイデアルによる商代数の構成がわかるなら相当確固たる基礎があります.
物理だと解析力学・電磁気・熱力学・量子力学・統計力学あたりを「よくはわからなくても何となく一通りは聞いたことがある」「一通り専門用語を知っていて関連する計算ができる」レベルですでにかなり厳しいと思います.
物理はまだしも数学については, 知識としては学部 2-3 年でも, 運用できるレベルに至るのが下手をすると学部四年のゼミで鍛えられて大学院でようやく何とか最低限の運用技術習得くらいな感触があり, 実際は相当高い水準です. 少なくとも解析系市民としてはかなりのハードルを感じる事案でした.
きびしい.
線型代数の抽象論は明らかにやばくわかっていない・そもそも知らないことがはっきり認識できますが, 微分積分と微分方程式は理解はともかく使えている感を感じている人は多そうな一方, 多様体で必要なのは息切れして教養数学で手薄になる陰関数定理・逆写像定理こそクリティカルに効くこと, これらが直観的にはかなり明確ではあるものの, 証明が長く厳しく多変数で記号もつらく, そもそも直観的な理解さえほとんどされていないであろうことがまず厳しさ第一ポイントです. 常微分方程式のハードルはある意味さらに厳しく, 普段散々微分方程式を解いている・解けていると思う人ほどおそらくつらい. 具体的な方程式を解けるかどうかではなく, 一般の正規系の非線型常微分方程式系の局所解の一意性存在定理こそが問題で, そもそも解の一意性と存在定理自体に興味を持たない応用勢を軒並み焼き尽くしていくハードルです.
強い人だとそれらを何となくパワーまたは「そんなもん知るか」で乗り越えていくのですが, 半端に数学をわかった・使える気になっている人だけを特異的に綺麗に粉々に破壊していく要素が多様体論に詰まっています. 自動的に学部の数学をかなり広く勉強できてお得と言えばお得です.
解析はかなり苦手意識がありますが, 沼が深そうですね.
沼とかではなく, 現行の非数学科ではたいてい全く必要なくて, 数学科の数学で必要になるだけの話です. いらないからやらないし知らないし知らないままで物理・工学できるのです. ミュージシャンが何かの機会を「クールなこれを何か知らないが問題ない」という例のアレです. 無理に知ろうとするからつらい.
数学と違って物理はある程度計算できればそれなりにレベルアップした感が持てるのがいいところという感じがある. 数学だともう何をどうやっても駄目なものは駄目で何一つわかって気がしないだけではなく, 実際に本当に何もわかっていないし, 計算さえ何もできない.
物理は「何もわかっていなくてもとりあえず計算できる」があり得るし, 逆に「計算はよくわからないが (実験を通じて) 多少なりとも物理を知った気になれる (わかったかどうかは別の問題)」があり得る. 人によってはあるのかもしれないが, 数学で物理に対応するこの事象に出会ったことがない.
とりわけ物理の人間が勘違いしているのだが, 数学科向けの数学の本は適切な水準の数学科の学生に向けて書かれていて, 他の誰をも対象にしていない. 他学科の身で「わかりづらい」というのはそもそも「お前は対象ではない」事案なので, あるなら物理の人が書いた本を読むか, 我慢するしかない.
数学科の学生が物理の本なり工学の本を読んでいて「数学的に厳密ではない」と言い出したら「国に帰れ」と言わざるを得ないだろう. 「お前のための本ではない」と. それと同じなのでさっさと諦めて欲しい. 諦めて読むのをやめるか, 数学科の数学とダイレクトに戦うしかない.
もちろんいつだって最終手段である「専門家・友人との議論」と, 「自分で本を書く」手段は残っている. 私のような市民ならともかく, 大学生ならもう最終手段を取るしか, ほぼ全ての場合に道はない. はやく諦めて本を書け.
それに合わせて具体例が欲しいとかいう話, どのくらいの本をどう読んできてどのくらい数学ができてどんな本を読んでいるかがまず真っ先に問題になる. 例えばこのツイートの話. 適切な具体例がたくさん書かれていても「抽象的で意味がわからない」となっている可能性がある.
数学で具体例が必要事案, 何をもって具体例とみなすかがまず大問題で, 多分初めのうちは線型空間に具体例がいるはずなのだが, そのうち別の概念の具体例として (抽象的な) 線型空間が出てくるし, 初学者にとって抽象的な例がある程度知っている人には手触りのある最高に具体的な例になったりする.
当然, 多段階で具体例を山ほど知っていることが前提になっている. 数学的な段階を吹っ飛ばして本を読むと「この本を読む数学の人間ならこのくらい知っているだろう. そうしないとまともなページ数で本かけない」問題もあり, そこを飛ばしてアタックした他学科の学生は地獄を見るだろう.
それを読むための基礎体力がないので, 諦めて暴力的な基礎体力作りに励むしかない. 基礎体力がなければもちろん数学科学生であっても読めない. 物理の本でも最低限の計算力を少しずつ鍛えるのであって, いきなり量子力学や電磁波をやると計算量で圧死する. 社会は厳しいのでもうどうしようもない.
このような具体例が構成されている. 「線型空間のテンソル積と本質的に同じなので詳細は省略する」と環や加群のテンソルでやられるし, そこから同値条件だと言って普遍性に飛ばされたりする. 「集合と写像という数学の基礎だから」と言われても応用系でやらないから即死もある
「この証明ではテンソル積の具体的な構成を用いています」 (そして現れる, バカでかい線型空間のバカでかい部分空間による商空間)
次のツイートからなるツリーを勝手にTeX化・PDF化した.
学部は数学科ではなく, 院も解析系だったので極端に代数の素養がない. その懦弱さがこの手の議論で効いてくるのを痛感しているので, あとで見やすく・参照しやすくするために適当に編集して TeX 化した.
これから本格的に中高生に対する数学の教育に関わっていこうと思っているので冗談では済まされない. 粛々とやっていく.
数学の教科書でも啓蒙書でもない概論っぽい良書を読み漁るのはどうでしょう。具体的な書名は続くTWで。#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/e1bvnd52j6pic.twitter.com/w1P5uPAlRO
— Hiroyasu Kamo ((φ→ψ)→φ)→φ (@kamo_hiroyasu) February 19, 2020
藤田博司『「集合と位相」をなぜ学ぶのか』https://t.co/80MWezd56t
— Hiroyasu Kamo ((φ→ψ)→φ)→φ (@kamo_hiroyasu) February 19, 2020
足立恒雄『数とは何か―そしてまた何であったか―』https://t.co/nFJ0LojZap
— Hiroyasu Kamo ((φ→ψ)→φ)→φ (@kamo_hiroyasu) February 19, 2020
Ebbinghaus et al.: Zahlen
— Hiroyasu Kamo ((φ→ψ)→φ)→φ (@kamo_hiroyasu) February 19, 2020
日本語訳は、
成木勇夫 訳『数 上』https://t.co/bLWYBgjyBH
成木勇夫 訳『数 下』https://t.co/WoWK9BD36T
Ebbinghaus et al.: Zahlen
— Hiroyasu Kamo ((φ→ψ)→φ)→φ (@kamo_hiroyasu) February 19, 2020
日本語訳は、
成木勇夫 訳『数 上』https://t.co/bLWYBgjyBH
成木勇夫 訳『数 下』https://t.co/WoWK9BD36T
— Hiroyasu Kamo ((φ→ψ)→φ)→φ (@kamo_hiroyasu) February 20, 2020
『数とは何か』を教師志望の人に勧める場合には、その本が有名なトンデモ本であるシュペングラー『西洋の没落』を繰り返し引用しまくっていて、文化相対主義に異様に肩入れしていることへの警告が必要。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) February 19, 2020
その本のそういう所を受け入れた人が中高生に数学を教えるようになるのは悪夢。 https://t.co/ngOHbHj1dE
シュペングラーの引用が非本質的な一部分に限るのであれば、大して問題にならないと判断するのですが(完璧な本など存在しない)、全体が影響を受けているように見えた。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) February 20, 2020
私ならばその本を他人には絶対にすすめない。
あと、大森荘蔵の時間三部作やそこに書いてあることを褒め称えているように見える本も他人には絶対にすすめない。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) February 20, 2020
「権威」ある思想的なトンデモ系は本当に有害だと思う。
せっかくなので私が作ったコンテンツも紹介しておこう. 次のページにまとめてあり, 随時追加している.
特に次の講座を勧めておこう.
先日埼玉大の坊ゼミでブルブルエンジン兄貴が単位元がない環に対する極大イデアルの存在定理についてトークしていた. 単位元がない可換環で我らがBanach環, $L^1(\mathbb{R}^d)$でどうなるのか考えている. 時間がなくてサボりっぱなしなのだが, 書いておけば誰か教えてくれるかもしれないという甘い期待を抱いて記事を書く.
ちなみに局所コンパクトHausdorff空間$X$上, 無限遠で消える連続関数がなす環$C_0(X)$も単位元がない可換環になる.
つどいの話の動画化したやつの付録でも簡単に触れるが, $L^1(\mathbb{R}^d)$の積は畳み込みで入れる. これは例えばKadison-Ringroseの本の3章に書いてある.
ここでちょっとした表現論をやってFourier変換を導出するという話もあって結構楽しい.
それはそうと, 畳み込みで積を入れるという話だった. まず積がwell-definedになるかという話で, これはLebesgue積分では基本的な議論で確かめられる. 例えば巾等元, または射影があれば極大イデアルがあるのだが, まだこれが作れていない. 頑張ろう.
知っている・またはすぐ作れるという方は教えて頂けると有り難い.
ブルブルエンジン兄貴のツイートで紹介されていたのだが, ドラクエから類体論という際物の解説があった. 不勉強なところなので正直細かい所は把握しきれていないのだが, こう無駄な迫力があり無駄に読ませるという点で優れた解説だと思う. タイトルからしてドラクエということで読者を選んでしまうのだが, むしろ読者を限定することでその層に向けた強いメッセージを発することができている. この辺は私のニコマスの動画と同じコンセプトであると言える.
内容に関してははじめの目次のところを見てほしい. そこで大体分かる.
ドラクエ世界の形から始まり, なぜか唐突にパラレルワールドの話になり, そして唐突に被覆が出てくる. Galois被覆という大事なキーワードを出しつつ部分群と空間の対応を論じるのだが, 実はこんな話もある, といって体のGalois理論に入る. あれよあれよという間になぜか類体論の話になるという不思議な記事だった.
不勉強なせいで上手く説明できないので, 興味がある向きはとりあえず読んでみてほしい. 何か不思議な感覚を味わう不思議な文章だった.
ところでこの記事書いた人, 何者なのだろう.
yuuki_with2usさんのAsk.fmなのだがちょっと気になったので.
論理学を勉強すると何の役に立ちますか?
ストア派の哲学者エピクテトスの説話集に次のようなエピソードがあります。
彼の聴衆の一人が言った。 「論理学が有用で必要なものだと私を説得してみせろ」 そこで彼は言った。 「私にそれを証明してほしいということですか」 「そうだ」 「なるほど、そういうことなら、私は証明による論証を使わなければなりませんね?」 そして、この聴衆がこれに同意したのを見て、彼は言った。 「ではあなたは、私がその論証であなたを騙していないということをどうやって知るのでしょう?」聴衆が返答に窮するのを見て彼は続けた。 「ご覧なさい、あなたはご自分で論理学が必要であると認めているのです。それなしでは、果たしてそれが必要かどうかさえも知りえないというのでは」 (The Discourses of Epictetus, Bk. 2, Ch. 25; 拙訳)
はたしてエピクテトスがここで展開している物言いは説得力のあるものでしょうか、それとも詭弁でしょうか。そうだとしたら、どこにどのような問題があるのでしょうか。このような物言いは日常的な会話や物言いの中で見られるでしょうか。そのような物言いには何か共通のパターンがあるのでしょうか。どのようにそれを見分け、評価すればよいのでしょうか。学部生が初めに学ぶくらいの論理学を勉強すると、このようなことを良く考えられるようになるはずです。
いまひとつよく分からないが, 気にはなるので忘れないようにメモ.
論理学, 教育
離散 (デジタル) 微分幾何 というのがあるという. ちょっと引用してみる.
今年のSIGGRAPHのレクチャーで,こんなのがあったようです. Discrete Differential Geometry: An Applied Introduction
これ,幾何学のとても良いレクチャーになってます.幾何学で言う曲率やホモロジーの概念は,空間を離散化して定義して,離散化幅を→1/∞にすると分かりやすい(というか,元々,それが定義)なので,連続的な幾何学を離散的な多角形で扱っているこの論文集はとても良いです.
講義録は多分このPDFだ. 数学・物理とプログラミングというのは前から興味があるので, 目を通してみたい.
やりたいことが日々増えていく. もっと真剣にこうした活動をお金に替えることを考えないといけない. 東北大の小谷さんの専門関係の話も追ってみるか.
数学, 微分幾何, プログラミング, 相転移プロダクション
Hilbert's Fifth Problem and Related Topics (Graduate Studies in Mathematics)
by Terence Tao. http://t.co/XRBd1oeR1T
— Mathematics Books (@math_book) 2014, 8月 9
第5問題についてWikipediaから引用しておこう.
第5問題
位相群がリー群となるための条件
「関数の微分可能性を仮定しないとき、リーによる連続変換群(リー群)の概念は成立するか。」
この問題は1930年にノイマンによって証明されたのを皮切りに、 ポントリャーギン、シェヴァレー、マルツェフ等により局所ビコンパクト群の理論が発展されていった。 その後1952年にはグリースン、以降モントゴメリ、ズイッピンらによっても解かれた。 最終的には1957年にグラスコフが完全な形での証明を発表した。
第 5 問題は岩澤先生も貢献している. 岩澤先生が何をしたのかとても興味があるので, 読んでみたい.
ちなみに永田先生が解決したのは第 14 問題だ.
数学, 代数学, Lie 群
これ読んで、子育てに上から目線でお説教かよ!ぺっ!ってささくれた気持ちになったのに、今日試したら、息子含む3人の4歳児が思うままであった
保育園のころ、魔法を使える先生がいた。
http://t.co/uGNi1SojSZ
— dockoi_syo (@dockoisyo) 2014, 8月 13
ネタばれになるが, 大事なところを引用しておこう.
まこ先生は目を伏せる。 「気づいてほしかったけれど……。きく先生は気づいてなかったのかもしれないわね」 「気づくって、何に?」 「子供は考えるのが好きだってことに」 昔のように、まこ先生はニコッと笑った。
子供達にも数学をガンガン叩き込んでいこう.
数学, 物理, 相転移プロダクション, プログラミング
Fields 賞が発表になった. Twitter では早速各所で情報が飛び交っていたので, 自分用にまとめたい.
ファッション誌 "Elle" もフィールズ賞の速報を出している。⇒ http://t.co/Vi1mFhcpff
— 大栗博司 (@PlanckScale) 2014, 8月 13
大栗さん筋からまず1つ. ところで大栗さん, どこからファッション関係での取り上げを見つけてきたのだろう. 謎の調査力, さすが教官だと感銘を受ける.
大事だと思った部分を抜き出しておこう.
Like many girls, I wasn't encouraged to pursue careers in technical fields like math or science. Mirzakhani hopes her award motivates young girls to pursue STEM (science, technology, engineering, math) subjects. "I will be happy if it encourages young female scientists and mathematicians," Mirzakhani told the Stanford Report. "I am sure there will be many more women winning this kind of award in coming years."
今日発表になったフィールズ賞受賞者4名とネバリアンナ賞受賞者の業績紹介は、サイモンズ財団の数学情報マガジン Quanta の解説がよさそうだ。⇒ http://t.co/8TwEP6YbgA
— 大栗博司 (@PlanckScale) 2014, 8月 13
大栗さん筋の情報その2. サイモンズ財団強い. まだ全く様子が掴めていないので, おいおい読み込もう. 自分用の日本語まとめとしてメルマガに書くことにしたい.
あの Terence Tao による,今年のフィールズ賞受賞者の紹介記事。 http://t.co/3Z4CqKgAxn
— Yusuke Terada (@doraTeX) 2014, 8月 13
Terence Tao のブログ. これも後で読んで日本語でまとめたのをメルマガに流そう.
数学, 数学者
9月中旬新刊予定
『佐藤幹夫の数学 増補版』木村達雄編 4800円外税(日本評論社)
現代が生んだ独創的数学者《佐藤幹夫》の仕事とあゆみを、さまざまな角度から多面的に描き出す著作選に、新たに4編を増補!
— 書泉グランデMATH (@rikoushonotana) 2014, 8月 5
前に書評も書いた『佐藤幹夫の数学』だが, 新章が追加された増補版が出るという. ほしいがお金ない. つらい. 数学アクセサリとか早く軌道に載せたい. DVD も新しいの作るか.
数学, 代数解析, 数学者
カワイイ数学コラムVol.1「誰かに好かれてる確率は?」 というつらいコラムを見かけた. 「誰か」に好かれていて嬉しいのだろうか.
最近ストーカーという名づけられた変質者による殺人事件も目立って報道され, 社会問題としてはっきり認識されてきているような状況もあるので, むしろ不安になる.
これはむしろ防犯的な利用の方が役に立つのでは, とも思ったが, 女性側がそんなことを気にしないといけないというのもひどい話だ.
総評: とてもつらい.
数学, 確率論
また書泉グランデMATHが面白そうな本ばかり呟いているので.
好評発売中
『古典調和解析 解析学百科1』 薮田公三 他7020円 (朝倉書店)
今世紀の解析学全般の本質的な進展に関与するであろう「古典的な調和解析」への誘いの書。 http://t.co/fHhMLyqHwx
— 書泉グランデMATH (@rikoushonotana) 2014, 8月 3
8月6日新刊予定
『数学をいかに教えるか』志村五郎著(ちくま学芸文庫)
— 書泉グランデMATH (@rikoushonotana) 2014, 8月 3
8月中旬新刊予定
『人につむじがあるわけ 数学を味わうための12話 』一樂 重雄著2160円(日本評論社)
数、形、無限、微分・積分をテーマとして、数学を楽しむ12のトピックを集めた。数学を鑑賞しながらその面白さを感じてみよう。
— 書泉グランデMATH (@rikoushonotana) 2014, 8月 3
好評発売中
『人生を変える「数学」そして「音楽」 教科書には載っていない絶妙な関係』中島 さち子著(講談社)
学校ではやらない「数学」と「音楽」の楽しいプラクティス。試してみよう、面白がれることが知力を伸ばす。誰だって数学者で音楽家。
— 書泉グランデMATH (@rikoushonotana) 2014, 8月 3
新刊好評発売中!
『数学の計算回避のしかた 発見的教授法による数学シリーズ別巻2』 秋山仁著(森北出版)
別巻2「数学の計算回避のしかた」では、要領よく計算するコツを徹底的に解説。具体的な方策を体系的に身につけることができます。すばやく"エレガントな解答"を目指しましょう!
— 書泉グランデMATH (@rikoushonotana) 2014, 8月 2
つむじの本と音楽の本ほしい. 小中学生向けに何かできないだろうか. 折り紙 (の数学) はよさそうだと思っているのだが.
数学, 相転移プロダクション, 折り紙, 幾何学, 代数学
今日たまたま会ったユーリの質問。「A=Aって言うけど、左辺のAと右辺のAは同じAなの?ほんとーに同じなら、なんで違うところに書けるの?それに、同じってわかってるなら=で調べなくてもいいじゃん!」みんな無言。
— 結城浩 (@hyuki) 2014, 7月 23
@hyukiいちおう私なりの答→「ユーリちゃんはこの世に一人しかいないけど、『ユーリ』という名前を違うところにいくつも書くことはできるよね。左辺のAと右辺のAは『同じ名前を2箇所に書いた』という意味で=で結んでるのは『名前が指しているものが同じ』という意味だよ」
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2014, 7月 24
http://t.co/6hRgKVmAzo… ←これとほぼ同じことを卒研ゼミ学生と問答した記憶あり。「(2+3)×4」と「(2×4)+(3×4)」は同じか違うか? もし「同じ」と答えるならこれはどうか?→「(2×3)+4」と「(2+4)×(3+4)」、などなど。
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2014, 7月 23
続き。嘉田の卒研ゼミや大学院ゼミの指導対象学生には中学高校の数学教員になる可能性のある学生もいるから、容赦なくこういう問いを学生にぶつける。
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2014, 7月 23
(しかもゼミで扱ってる内容がまさに「述語論理の構文論と意味論」だから、こういう問いに答えられない状態で先に進むわけにはいかない…)
— 嘉田 勝 (@kadamasaru) 2014, 7月 23
やはりプロは違うな, と感嘆する.
数学, 数学教育, 数理論理
数学 今日のいい話シリーズ.
「数学者は数学的対象に強い実在性を感じてるから云々とかよく言うけど,あれ,なんか,実際どうなの……」「いや,まあでも,CP^nと放射性物質,どっちの方がうまく想像できる?」「なるほど」
— らなるーた (@ranaluta) 2014, 7月 19
数学に限らないが, よく知っているものの実在性, 言葉では何とも言えないところがある.
数学, 数学者
Weil、Morseは愚かな数学者とかBorelは大したことしてないとか言ってて格の違いを感じる
— ささちゃん (@safour_1) 2014, 7月 17
@gototheNagy日本に来た時の雑談みたいな会話が谷山豊全集で書き起こされてますよー
— ささちゃん (@safour_1) 2014, 7月 17
@gototheNagy@safour_1元の記事はここ http://t.co/UNh7n30rDUでも読めます.MorseやBorelに言及しているのは3巻3号の「A.Weilに接して」という文章ですね.
— shu (@LT_shu) 2014, 7月 17
Weil 恐るべし.
数学, 数学者
7月31日新刊予定
『幾何学と代数系』金谷健一(森北出版)
本書は、幾何学的代数の和書初となる入門書である。まず、背景をなすハミルトン代数、グラスマン代数、クリフォード代数を初歩からていねいに解説しているため、初学者でも自然に幾何学的代数の考え方を学ぶことができる。
— 書泉グランデMATH (@rikoushonotana) 2014, 7月 10
書泉グランデMATH, 面白そうな本をたくさんツイートしてくるのでつらい.
数学, 幾何学, 代数学
YouTubeで英語の講義動画見てる.専門分野だから何とかわかる.今のところ.
— なゆたいむ (@1decillion) 2014, 7月 9
@1decillionURL教えて頂いてもいいでしょうか。いろいろ参考にしたいので
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 7月 9
@phasetrはい,どうぞ.
https://t.co/MR0aEJupie
— なゆたいむ (@1decillion) 2014, 7月 9
@1decillion超お返事遅れて申し訳ありません。見てみます。ありがとうございます。
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 7月 10
最近とんとご無沙汰だが, YouTube で動画をいろいろ上げていこうという計画を立てている. その参考にしたい.
数学, 数学教育, 相転移プロダクション
魔法少女はすぐツイートを消すから困る.
相転移Pについては超関数論の超準化みたいなのプロデュースしていただきたい
@functional_yy参考文献を
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 7月 7
@phasetr http://www.sciencedirect.com/science/book/9781898563990 http://t.co/VbJUqiRYJf
PDF の方は気長に読む予定なのでしばらくお待ち頂きたい.
数学, 超関数論, 超準解析
発想を頭に任せ、作業は数式処理ソフトに。 http://t.co/jsAu4PcbiU
— 薬作り職人 (@drug_discovery) 2014, 5月 18
これ, この間立川さんの YouTube 講義で立川さんが ちゃかちゃかと mathematica 使ってシミュレーションしていたのを見て, うまく使ったらこれ面白そうだなと今更ながらに思った.
教育での数式処理ソフトの使い方, 少なくとも日本では確立されていない印象があるので, ちょっといろいろ試してみたい.
数学, 数学教育, プログラミング
自衛隊に入って役に立つ数学の研究したい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 7月 2
@phasetr私がアメリカで博士号をとったときに(もちろん数学で)修士をとったアメリカ人の女子院生が、陸軍だか海軍だかに研究員とかの身分で就職が決まったそうで、「エストロゲン爆弾を開発して女性を幸せにするんだ」とか言ってました。
— くるる (@kururu_goedel) 2014, 7月 6
@kururu_goedel感動の超大作として映画化しましょう
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 7月 6
いい話っぽかったので記録を残したい. 適当なことを言っているだけでいいことを教えてくれる Twitter, 実に尊い.
そういえば計算機科学のW先生は、旧西ドイツ連邦軍士官学校出身で、ゲパルト対空戦車に乗ってたと言ってた。 RT @phasetr: http://t.co/TeKbLr86nh【防衛に役立つ数学研究がしたい】よくわからない数学
— ytb (@ytb_at_twt) 2014, 7月 25
非常にいい話だった.
数学
だいぶリアクションが遅れたがタレコミを頂いたので.
すいません、毎度毎度gigazineからタレコミます。
gigazine からも引用しておく.
「数学が苦手」は生まれつきではなく努力によって克服可能であるという意見がありますが、 一度苦手意識を抱いてしまった数学を好きになるにはそれ相応の努力が必要になるはずです。 しかし、数学をゲーム感覚で学べる「Primo」ならば、 友達や家族と遊びながら楽しく苦手を克服したり、数学に対する興味関心を高めることができそうです。
面白そう.
数学, ゲーム
脈絡なく「町の解析屋さん」というフレーズが浮かんだ.商店街の一角で解析の教科書なんかを売っていて,勉強中に分からなくなると教えに来てくれるアフターサービスつき.お店に質問を持ちこむと少し安くしてくれる.
— shu (@LT_shu) 2014, 5月 23
むしろスコティッシュカフェみたいな感じで, 解析学徒が厚まる場所にしたい. スコティッシュカフェについては聖典『無限からの光芒』を読もう.
数学, 解析学, 相転移プロダクション
ホーキング博士の道案内で数学史の世界を探訪 というゼルプスト殿下のブログの記事で, Hawking の本, 『God Created The Integers』の紹介記事だ.
数学の歴史に一時代を画した重要な業績を、作者である数学者のプロフィールと、 論文の英訳によって紹介したアンソロジーで、古代ヘレニズム時代のユークリッドから現代のアラン・チューリングまでをカバーしています。
安いしほしい.
数学
黒木さん情報.
.@sekibunnteisuuhttps://t.co/kdUP3DuQ3Gの再掲。竹内端三『楕圓函数論』のスキャン画像 http://t.co/Sj06IamhZJ およびTeX化してPDFファイルにしたもの http://t.co/W3q67TsWt3はいい本です!
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2014, 6月 13
参考にしたい.
数学, 数学書
けさ、山口昌哉『数学がわかるということ』の§1を読んだら、やる気が出たというより、怠けていてはいけないという気持ちになった。
— ゼルプスト殿下 (@tenapyon) 2014, 6月 17
この本, 読んでみたい.
数学
何ですと.
明石写像ってのがあるんだけど、明石さんが構成したのかと思ってたら源氏物語で光源氏が苦悩してた須磨明石の日々を重ねあわせて明石写像という名前をコーツが付けたらしくて半端ねえなって思った
— ささちゃんJAPAN (@safour_1) 2014, 6月 17
これ, 本当なのだろうか. あまりにもいい話すぎる.
次のような情報を得た.
https://t.co/we3DU0gkwJ
これの付録Cに詳しく載ってるみたいですね
— 自分を見失う (@Sangyoh_sus) 2014, 6月 28
あとで読みたい.
数学, 日本文学
これはほしい.
こんにちは。こういうの出るみたいですよ→ 大学数学基礎ゼミナール—論理と集合 「数学女子」まなちゃんの (KS理工学専門書) http://t.co/R9fQkwopyF
— takey_y (@takey_y) 2014, 6月 18
そういえば宇宙賢者に数学女子を貸しっぱなしだった. 返ってくるときには宇宙女子とかになっていそう.
数学, 数学女子, 漫画
これは, という記法だったので.
神がかった記法を思いついてしまったようだ…… pic.twitter.com/NOuDA97uiI
— gfn (@bd_gfngfn) 2014年6月18日
今後板書など手書きのときに使っていきたい.
数学
あまりにもつらい現実だった.
「「反転授業」はモチベーションのある生徒にしか使えません。」→何を自明なことを/カリフォルニアの高校で、一部「反転授業」が導入された背景 生徒間の学力格差をワープスピードで拡大する、残酷なツール : Market Hack http://t.co/veoz06NWQq
— 小林 功英 (@K0Ei) 2014, 6月 21
最近, 中学まで行っていた柔道を再開して道場に行っているのだが, そこの小中学生と一緒に何か「お勉強」をしようと画策している. 何か具体的なことを何かするというより, モチベーションを高める方向で何かしたい. もちろんその方がハードルが高いし, だからこそやりたいのだ.
数学, 数学教育
蝉丸P に教えてもらったことを記録.
@semimaruP1つお伺いしたいのですが、和装に合う(数学的な)アクセサリを探していて、数珠を魔改造したようなアクセサリはどうかというアドバイスを頂きました。そういった行為は仏教的に問題があったりするものでしょうか?
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 6月 11
@phasetr腕輪念珠は正式な数珠では無くブレスレットの扱いですし、よしんば数珠の改造であれ仏教徒以外の人が気にする道理でもないかと。和装自作であれば羽織紐あたりが定番っちゃ定番でしょうか(留玉と紐と両方弄れますし)
— 蝉丸P@横鎮・仏これ・eb!日和で連載中 (@semimaruP) 2014, 6月 11
@semimaruPありがとうございます。羽織紐は思い付きませんでした。魔改造の方針の検討をはじめていこうと思います
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 6月 11
別のラインから根付もいいぞ, という話を伺う. 自分用からはじめるのがいいか, と思って和装に限定したが, 一般向けには洋装に合うのもいい. 特に女性用のアクセサリは真剣に検討したい.
数学, 相転移プロダクション
【オープンソースコミュニティは閉鎖的。オフ会はオープンであるべき】という記事, 参考になる.
特にオープンソースのコミュニティのオフ会って、 オープンソースの中身がどうこうよりも、OracleやWindowsの悪口であったり、 誰々さんが何々をして盛り上がったとか、内輪ネタの話が多い。 私はある程度会話には付いていけるけど、初心者がオフ会に参加したら間違いなく孤立するだろうな。 内輪ネタがまず意味不明だろう。
同じことはオープンソースのメーリングリストやコミュニティにも言えて、 たまに初心者が雲をつかむような話を投稿すると、熟練の怖い人から「まず検索しましょう」「自分で調べましょう」と返ってきたり、スルーされたりする。
だんだんその雰囲気が重苦しくなって、 MLには誰も投稿しなくなる(たまにバージョンが新しくなったアナウンスが投稿される)。 そういうオープンソース系のMLを沢山見てきた。 IRCもそう。
perl-casual とかは多分カジュアルにPerlの話をしましょうっていうチャネルだと思うけれど、誰か投稿したのを見たことがない。¶
もっと敷居を下げて誰にでも簡単な敷居で参加できる会がないと、 そのうち会のメンバーの固定化が起きて後継者問題が発生してくる。 これは遠からぬ話、はてなブックマーク界隈でも問題になることだろう。 内輪ネタで盛り上がるのではなく、それも肴の一つにしながら、誰でも参加可能な残飯処理係のいない会を開いていきたい。
参考にしたい. というか数学カフェはこんな感じを大事にしないといけなさそう.
数学, 数学教育, 相転移プロダクション
さすが黒木さんがとてもいいことを言っていた.
https://t.co/GbxhcSHJ8O【数学の教師って、数学得意だったから数学苦手な生徒の気持ち理解できないから、数学教えるのは向いてないんだって。】これは数学をきちんと勉強したことがない人の発言か?数学科卒業生で数学がわからなくなった経験がない人なほぼ皆無のはず。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2014, 6月 5
@genkuroki数学の先生になる可能性のある学生に数学を教えている大学の先生には、努力しても数学がわからなくなるところまでその学生を連れて行く責任があると思う。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2014, 6月 6
@genkuroki数学科にも色々あるだろうけど、ぼくが知っている大学の数学科では、小中高で数学がわからなくなった経験がない程度の実力であれば確実に数学がわからなくなる程度のことは教えていると思う。数学科ではまじめな多くの学生はわからなくなったときの絶望感も味わうはず。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2014, 6月 6
@genkurokiしかし、箸を自由に使えるようになった人が箸を自由に使えない人の感覚を正確には想像できなくなっているのと同じように、数学的何かについて理解してしまった人が理解していなかったときの自分の心の様子を正確には思い出せないということはあると思う。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2014, 6月 6
@genkuroki続き。これは、数学に限らず、すべて同じことで、理解したりできるようになった時点で、自分自身が不可逆的に変化してしまっていて、以前の感覚を正確には思い出せなくなるものだと思う。
でも、数学科に来れば理解できないときの忘れられないあのいやーな感覚は経験できる。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2014, 6月 6
@genkurokiまだ理解していないことについて、誰かに「教える」(正確には誰かに話を聞いてもらう、理解していないので本当の意味では教えることができない)というのは、理解するためにとても良いやり方だと思う。理解する前に誰かに「教える」ことがポイント!
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2014, 6月 6
@genkuroki数学科に来る学生であれば少なくとも算数は平均以上にできて、たとえば、余りを求める割算も理解し、分数の計算も得意だっただろう。しかし数学科で本質的に同じことを「イデアルで割った剰余環」「環の局所化」でやると、まさに算数が苦手な子のごとくになってしまう。続く
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2014, 6月 6
@genkurokiしかも心無い先生に「これらは算数で習いましたよね」とまで言われて落ち込むことになる。「イデアルってなんなんだー」とか「なんで局所化っていうんだよ」のようなとても良い疑問を持ちながら、余りを求める割算や分数がわからない経験をできるわけだ。毎年繰り返される風景。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2014, 6月 6
「わかる人はわからない人の気持ちがわからない」という妄言, 本当にどうにかしてほしい. もっと言葉を大事にしてほしい.
数学, 数学教育
数学アクセサリを身につけてみたい. そうしたら次のようなコメントを頂いた.
普段からの心がけとして数学アクセサリを 自作して身につけようと思い立ったのだが、どなたか「男がつけておかしくないアクセサリ」みたいなアレについて詳しい識者の方は情報をご提供頂きたい
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 6月 11
@phasetr https://t.co/NGtUMnhLbZ←こういうのはどうでしょう。 ネックレス位なら相転移Pでも違和感無いと思う。
— 内海 (@u23mjag) 2014, 6月 11
@u23mjag検討
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2014, 6月 11
数学アクセサリ、インテグラルピアスとかではないか
— メガネっ娘だいすき (@thinkeroid) 2014, 6月 11
こういうのもある.
— Aity (@dnyeidkp) 2014, 6月 10
何かよいものをご存知の方は教えて頂きたい.
数学, アクセサリ, デザイン, アート
面白そうな呟きを見つけたので.
競技プログラミング勢, 「複素関数論は役に立たない」って言われたらどれくらいの人が同意するのか, 少し興味ある.
(複素関数論をセレクトしたのは, (ほぼ) 必修だった数学が「線型代数・微分積分・複素関数論」で, 最初の 2 つの重要性を主張するのはよく見るけど, 最後の重要性の主張はあんまり見ないから)
機械学習で複素関数論! とか, もっと主張していいんじゃないのか. 留数定理くらいなら使いどころも多かろうて.
@tmaehara 古典解析的には「複素解析までやって微積は完成する」ですけどね. 解析概論もそうですが, 初等函数の理解には複素解析が必須ですから. 確かに, 線型代数・複素解析を含めた微積の機械学習はあってもいいし, また, 競技化しても面白いかもしれません.
機械学習で関数論, 本当に使いどころあるのだろうか. それはそうと, 前にやった関数論のセミナー, いい加減 DVD 化したい.
数学, 機械学習, プログラミング, 関数論
関数を飾って楽しむものらしい. 1,620 円. https://pic.twitter.com/cQQKMlzklA
@pika21pika 5 個セットで買っても安くならない?
@inoshoji 価格曲線は $y=1620x$ らしいよ. ちなみに 4 種類あった・・ http://www.kamigu.jp/category/select/cid/355/pid/9509
関数標本というのがあるらしい. 飾って楽しむというのは確かによい発想ではある. でも, 何かこういう誰でも思いつきはするものよりも何か変なことしたい.
数学, 相転移プロダクション
乳児時代の長男があまりに寝ないので「こいつに何言っても同じじゃん? 」と思い余って R 上のフーリエ展開の理論展開を聞かせてやったこともあったのだが, 急減少関数だのコンパクトサポートだの $L^1$ と $L^2$ の関係だのリーマン・ルベーグの定理だの全部マジメに話したのに最後まで寝なかった.
こういう勉強の仕方もあるのか, と非常に参考になった.
数学, 数学教育
無限チェス, ハムキンスさんのサイトに概要あるのか http://jdh.hamkins.org/game-values-in-infinite-chess/ なかなかカオスな図が多くて壮観ですね.
頭おかしい感じで格好いい.
数学
哲学の先生が国防総省から 750 万ドルのグラントを獲得ですってよ, 奥様 (ただし, やってるのは数学だそうな) https://www.cmu.edu/news/stories/archives/2014/april/april28_awodeygrant.html
Awodey が圏論 +HoTT で国防総省から 750 万ドル! 数学の基礎は金になる! QT @optical_frog: 哲学の先生が国防総省から 750 万ドルのグラントを獲得ですってよ, 奥様 (ただし, やってるのは数学だそうな) https://www.cmu.edu/news/stories/archives/2014/april/april28_awodeygrant.html
感動のストーリー.
数学, 数学基礎論, 哲学
昔, 会話形式で学ぶ「数学者のためのフランス語」という文章を (半ばジョークで) 書きかけていて, そのときの登場人物が Jean と Pierre と Serre の 3 人だった.
.@nolimbre 現在, フランス科学アカデミー数学部門には, Demailly, Kahane, Ramis, Serre という「Jean-Pierre 四天王」がいる. http://www.academie-sciences.fr/academie/membre/section_math.htm
@Paul_Painleve IHES の理事 (?) が少し前まで Jean-Pierre Bourguignon でしたね.
@nolimbre みんなで, Jean-Pierre に改名しよう! いい数学者になれる!! 今日から「 Jean-Pierre のらんぶる」と名乗るんだ!!
Jean-Pierre 相転移.
数学, 数学者
かわずさんの次のツイートに触発された.
ひとわだれでも!!!!! しあわせさがす!!!!!!! たびびとのようなもの!!!!!!!!!!!!!!!
ささきいさおになりたい
そしてこれ.
人は誰でも 研究テーマをさがす ポスドクのようなもの 希望のテーマに めぐりあうまで 歩き続けるだろう きっといつかは 君も出会うさ 青いテーマに
学生は博士課程をぬけて 学術界の闇へ 先人の屍の山と血の池地獄が散らばる無限の宇宙さ 星の架け橋 わたってゆこう
ポスドクは誰でも ポストをさがす 旅人のようなもの 希望の大学に めぐりあうまで 応募し続けるだろう きっといつかは 君も出会うさ テニュアポストに
@phasetr ポスドクは銀河をこえ さいはてめざす テニュアポストは宇宙の 停車場なんだ 君を招くよ 無限の事務作業が
むしょくはかせの 澄んだ瞳に 生命 (いのち) が燃えているよ
@phasetr 素数の歌を くちずさむように 歩き続けるだろう 泣いてるような 星のかなたに テニュアポストが
@phasetr 人は誰でも ポストをさがす ポスドクのようなもの 希望のポストに めぐりあうまで 歩き続けるだろう きっといつかは 君も出会うさ テニュアポストに
数学, 物理, 数理物理, 相転移プロダクション
いかにして人は微分可能なおっぱいを手に入れたのか執筆に関し, Twitter で chibaf さんに質問してみたらいろいろサイトを教えてもらった. あとでそちらの参考文献一覧にも記録するが, いったんこちらにもまとめる.
(1) @phasetr 人体の 3D CG 表現がどんな様子かは「ニコニ立体」を眺めてみると良いと思います. 紹介記事 $\to$ http://gigazine.net/news/20140502-3d-niconico/
(2) @phasetr ゲームでの人体表現を特に意識されていると思います. ゲーム関連の記事 $\to$ http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20110908045/
(3) @phasetr 解剖学的な人体の見方 - teamLabBody-3D Motion Human Anatomy- 世界初, 生きた人間の動き・形態を再現した 3D 人体解剖アプリ http://www.teamlabbody.com/3dnote-jp/
(4) @phasetr CG クリエイターのための人体模型コンテンツ開発 金 尚泰 http://www.slis.tsukuba.ac.jp/grad/assets/files/kenkyukiyou/10-2.3.pdf
(5) @phasetr An example-based approach to human body manipulation http://icube-publis.unistra.fr/papr/docs/files/2684/An%20example-based%20approach%20to%20human%20body%20manipulation.pdf/ generating realistic human whole-body models
(6) @phasetr Lie Bodies: A Manifold Representation of 3D Human Shape http://people.csail.mit.edu/freifeld/LieBodies/FreifeldAndBlack2012LieBodies.pdf
(7) @phasetr 以上です. 他にあったら, また報告します
解剖学まで持ってくるとか, 自分では絶対に考えつかないところまで出てきている. 聞いてみてよかった.
数学, プログラミング, 物理, 相転移プロダクション
「論理学の一般向け本はカントールが発狂したとかゲーデルが餓死したとかそんな話ばかりだ. それでは肝心な話が書けなくなってしまう」 「『肝心な話』とは? 」 「タルスキがセクハラパワハラ大魔王であったこととか, モンタギューが浴室で絞殺死体で発見されたこととか, クリプキが超変人なこととかだ」
やたべさん情報, 本当に役に立つ.
数学, 数理論理学
全国のやる気と活気のあるアマチュア研究者 (アカデミックなポストには就けていないが, 論文作成に励んでいる人たち) が集まるトキワ荘的アパートを誰か建ててください
頑張ろう.
数学, 相転移プロダクション
5 月上旬新刊予定 『確率パズルの迷宮』岩沢宏和 (日本評論社) 親しみやすいが一筋縄ではいかない確率パズルを多数収録. 不思議な迷宮を散策しながら確率を扱う技術や思考法が身につきます.
お金も読む時間もなかなか取れないのに欲しくなるのでつらい.
数学, 確率論
Facebook で実験をしている人がいて, 自分もやってみたくなったので.
Amazon のアダルトで表紙がこんな感じの「微分可能なおっぱいの探究」とか 「いかにして人は微分可能なおっぱいを手に入れたのか」みたいな数学書を 20 ページくらいで 100 円くらいで出してアダルト一位取れるか実験をしたいが買ってくれる方 https://pic.twitter.com/K8s5xwLxsq
@phasetr 何, ふぁぼっているちょまどさんは買ってくれるということなの
@phasetr ウケる
@mitsuomi_miyata 私はいつだって真面目です
@phasetr 見付けたら買ってみせましょう w
@phasetr それでいい
@hafucco 出した時には連絡します
@phasetr ありがとうございます. よろしくお願いしますね.
@phasetr ちなみにこれ, 服部さんの研究も参考にすると瞬間最大風速が問題なので, 出て比較的すぐにに多くの人が買ってくれないと一位取れないので, 発火タイミングの調整も大事
@phasetr 買います!
@Taqa_ プログラミング関係の話を調べてからになるので, しばらくまっていてください. 頑張ります
ゲーム用の 3D 画像処理技術や背景となる数学, アルゴリズムなどを学べる本やサイト, どなたかご存知の方がいらっしゃれば教えて頂けないだろうか. 誠心誠意頑張る所存.
数学, 物理, プログラミング, 相転移プロダクション
R (でもなんでもいいんだけど) の初心者向けチュートリアルが各地で行なわれているけど, 発表者がその度に新しい資料を準備するのって「車輪の再生産からの大量生産」で無意味だと思うんだ. 標準的導入スライドをつくってクリエイティブ・コモンズとしてどこかで共有できればいいのに.
こういうのを数学・物理でやりたくて ここ に TeX ソースを置いている. 統計学ももちろんやっていきたい. あとこんなのもあった.
統計学習の指導のために: このサイトは, 小学校, 中学校及び高等学校の新しい学習指導要領で内容の充実が図られた統計教育をサポートするために総務省統計局が設けたものです. http://www.stat.go.jp/teacher/index.htm
国勢調査のデータへのリンクや多少の使い方の説明がある. 今後実データ解析で実際に統計学用の文章を書くとき, データとして採用することも考えたい.
数学, 統計学, 相転移プロダクション
「アニメや声優など二次元を対象に, 統計解析をした事例を紹介する」. ?! / "R で始めた医学・統計学・ Bioinformatics - とらのあなダウンロードストア" http://htn.to/rLSYY2
@Mochimasa 目次が何度か RT されてました. (元ツイ失念) https://pbs.twimg.com/media/Bjdw9bKCAAER5cJ.png:large
@2sure781 限りなく"タイトル詐欺"に近い内容のようですね. アニメキャラで考える遺伝学って一体. . .
実データを使ってきちんと計算しつつの統計学の勉強したいのだが, 何かいいのないだろうか. 単なる理論の勉強ならいくらでもできるが実データの収集がなかなかつらい. 解析したいデータがあるとかいうわけでもないから.
今見たら作品エラーと言われてしまったし, いいのがあればどなたか教えてほしい.
数学, 統計学
ふつうに面白いし緒川たまき / "NHK 高校講座 | ロンリのちから | 第 1 回 ロンリのちから (1) 三段論法" http://htn.to/BmqHNc
ああいう感じの動画の使い方, 参考にしたい.
論理学, 相転移プロダクション
小林俊行さんが紫綬褒章を受章されます. おめでとうございます. http://www.asahi.com/articles/ASG4R04P9G4QUTFK01J.html
そういう章を取ったからとか取らない, 取れないからどうというのもアレだが, 世間的に数学者が認められるのはやはり素直に嬉しいところがある.
数学, 数学者
あっ.
先日のインタビューでは「センター入試というフレームにおいては、意外なことに英語よりは現代国語のほうがまだやさしい」という発言が「コンピュータには国語はやさしい」と約められた。かようにサイエンスコミュニケーションを対メディアで成り立たせることは難しい。
— norico (@noricoco) 2014, 4月 3
泣いている.
数学, 科学
およそ 5 年前にアメリカの某女性数学者と共著論文を書いたことがあって, 彼女は米国アイビーリーグの某校で准教授をしてたはずなんだけど, 久しぶりに彼女のサイトを見てみたら, 「わたしはこれからは編み物ブロガーとして生きていく!」という謎の文章を残して数学者を辞めてて衝撃を受けた.
世界を感じる.
数学, 数学者
Japanese mathematicians are boosting their ties to industry, solving real-world problems. In @JapanTimes http://bit.ly/1gPpWn2
リンク先のページで九大の若山先生 (だと思う) がいる. 九大は Math for industry というのでいろいろ頑張ってやっているようだ. 東大でも逆問題絡みで山本先生が頑張っている. 私も第 4 回のつどいでは拡散方程式の逆問題を扱ってみた.
役に立つのがいいとは特に思っていないが, 従来の数学科数学に馴染めない人の道として こういうのがあってもいいとは思っている. とにかくいろいろやってみてほしい.
数学, 物理, 応用数学
2 つのボールをぶつけると円周率がわかる - 大人になってからの再学習 (id:Zellij) http://d.hatena.ne.jp/Zellij/20140409/p1
詳しくは上記リンク先を直接見に行ってほしい. 円周率というと, 円周率が 3.05 より大きいことを示せと出題した東大入試を想起する方の市民だった.
数学, 物理, プログラミング
楕円な乙女とかどこかにいないの. いないならプロデュースするしかない
@phasetr M87 http://www.astroarts.com/alacarte/messier/html/m87-j.shtml
@kamo_hiroyasu 参考になります
上記ページから引用.
解説
かみのけ座, おとめ座付近の星図には, 銀河のマークがびっしりとあって驚かされます. この空域にはメシエ天体を含む多くの銀河がありますが, いずれも淡く, 小口径では存在がわかる程度です. M87 は E0 型の楕円銀河ですが, その中心から星のジェット噴流が吹き出していることで有名です. 噴流は直線状に 5,000 光年も伸びています. 実直径は約 13 万光年, 質量は太陽の 7,900 億倍という巨大な銀河で, パロマ天文台の写真から周囲を約 1,000 個の球状星団が取り囲んでいることが分かりました. また強い電波天体でもあります. 1922 年には 11.5 等の超新星が出現しています.
かみの毛座というのに衝撃を受けた.
天文学, 相転移プロダクション
tri_iro さんによる有益な情報だ.
今日ギリシャ人と数学の議論をしていて, ギリシャ文字の $\xi$ のことを「グザイ」と発音していたら, 「グザイってなんだよー, クシイだろー」というお叱りを受けた.
@tri_iro 私は $\xi$ も $\phi$ もサィって発音してます
@MathHaru $\xi$ と $\phi$ が両方同時に出てきたときにどう言い分けるんでしょうか. ちなみにギリシャの現代っ子は, クシィ, プシィ, のように全体的に「イィ」っぽい感じに発音するそうです.
本日のギリシャ人と数学の議論の成果というと, そもそも $\mu$ や $\nu$ や $\chi$ を「ミュー」や「ニュー」や「カイ」と発音するのは古い流儀で, ナウでヤングなギリシャ人の発音だと, $\mu$ や $\nu$ や $\chi$ は「ミィ」「ニィ」「ヒィ」という感じになるということであった.
ガンダム的な意味で $\xi$ は「クシー」とか「クスィー」と読んでいたが, 他は衝撃だ.
数学
タレコミを頂いたので.
すいません, また関係ないネタでタレ込みです. http://gigazine.net/news/20140401-17-best-equation/
後, 劇場版新編を観て, さやかと杏子の一時の幸せなやりとりもご堪能下さい.
劇場版のさやかパイセンと杏子はよかった. それはそれとして上記記事を少し引用しておく. 方程式以外のがあってやばい.
世界を変えた 17 の方程式
- ◆ 01:ピタゴラスの定理 (三平方の定理)
- ◆ 02:対数における真数の積と対数の和
- ◆ 03:微分・積分
- ◆ 04:万有引力
- ◆ 05:複素数 (虚数単位)
- ◆ 06:オイラーの多面体定理
- ◆ 07:正規分布 (確率密度関数)
- ◆ 08:波動方程式
- ◆ 09:フーリエ変換
- ◆ 10:ナビエ-ストークス方程式
- ◆ 11:マクスウェルの方程式
- ◆ 12:熱力学第二法則 (エントロピー増大則)
- ◆ 13:特殊相対性理論 (質量とエネルギーの等価性)
- ◆ 14:シュレディンガー方程式
- ◆ 15:情報理論
- ◆ 16:カオス理論
- ◆ 17:ブラック-ショールズ方程式
記事書いた人は数学とか何とかいう前に日本語を勉強してほしい.
数学
書泉グランデ MATH, 面白そうな本をがんがん宣伝してくるのでつらい.
復刊入荷しました 『解析力学講義』齋藤 利弥著 4000 円外税 (日本評論社) 名著『解析力学入門』を全面的に改め, 書き下した本書は, 数学的側面に力点がおかれた力学の解説書である. 類書では, あまり扱っていない"制限三体問題""ポアンカレの定理"などを懇切ていねいに解き明かす.
これほしい. 制限三体問題と Poincare, 一度きちんと勉強してみたい.
数学, 物理, 解析力学, 力学系, 幾何学
関数体操うけるwww RT @PhilipsShiu: 函數操 http://pic.twitter.com/mMuxpuoJ0I
リンクの画像はこれだ.
何かこういうのも面白そう. 小学生とかとやりたい.
数学, 数学教育, 相転移プロダクション, 微分幾何, 微分幾何体操
世界中にいるであろう数学・物理にその人生を燃やしている人達へのエールを一つお願いします.
学問が何より一番大事なのでまともな人生は諦めて下さい. あと「心配すんなよさやか. 独りぼっちは, 寂しいもんな……. いいよ, 一緒にいてやるよ……さやか……」. ということで 私もまっとうな人生は諦める方向で進むのでどうぞよろしく
数学, 物理, 数理物理
kyon_math さんはいつも本当に役に立つ情報を提供してくれる.
というわけで「数学通信」バックナンバー http://bit.ly/N2SLW0
これをのんびり読む時間がほしい.
数学
@yuzukosho ところで柚子胡椒姐さんのゆずらじはいつですか
@mitsuomi_miyata 話す内容がありません! トースターにゃんの「中年でも分かる有機化学講座」を受講するスタイルでお願いします!
@yuzukosho 高いで
@mitsuomi_miyata @yuzukosho 美少女に分からせる数学で柚子胡椒さんがラジオ出演してくれるということなので是非やりましょう. 何とかして手配しておくので
@phasetr @mitsuomi_miyata もっと若い女性を使ってください!!! 美少女の親でもおかしくない中年です!!!
@yuzukosho @phasetr 姪
@mitsuomi_miyata @phasetr 姪を巻き込んだら私には死が待っている
@yuzukosho @phasetr 一緒に, 逝きましょう.
@mitsuomi_miyata @phasetr まだ旅立ちたくないです…妹怖い…
@yuzukosho @phasetr この世への未練を断ち切りましょう
@mitsuomi_miyata @phasetr 数学を志す事は死を覚悟することですか
@yuzukosho @mitsuomi_miyata 数学のためにギリギリ限界まで振り絞って生きる必要があり楽に死ねると思って頂いては困ります
@phasetr @mitsuomi_miyata 数学アレルギーのある一般市民に布教しようというなか, そのスタンスを求めるのは酷かと
@yuzukosho @mitsuomi_miyata 柚子胡椒さんなら出来ると信じてこそ
@phasetr @mitsuomi_miyata マジレスしますと, 2 年前にこの先生の授業で途中まで勉強しました. http://manavee.com/teachers/profile?teacher_id=25 伸び悩んでいる人のための数学基礎講座~試行錯誤する方程式~ http://manavee.com/classroom?cur_id=68
@yuzukosho @mitsuomi_miyata それだけ出来れば十分では
@phasetr @mitsuomi_miyata いえいえ, 自分が勉強したのはこの中の一部だけです. どれも中途半端になっています.
@yuzukosho 一次方程式だけで一生遊べるレベルの数学です. 実際に私の興味に近い方の強磁性相転移は一次方程式の取り扱いに使う数学だけしか使いません
@phasetr @mitsuomi_miyata 「誰でも無料で大学受験のための勉強ができる」をモットーに作られた無料サイトです. http://manavee.com/info/about すべての教科の中で数学が最も多い講座数となっています.
@phasetr そんなに奥が深いのですか…
@phasetr 先ほど紹介した「試行錯誤する方程式」は線形代数ができるようになるのを最終目標に作られています. 「実際は受験より, 大学入学後の数学に合わせて作っている」とこの方に直接伺ったことがあります. http://manavee.com/classroom?cur_id=68
@phasetr 基礎をつくるための講座なのでお手軽ではありませんが, かなり丁寧な作りで非常に勉強になるものでした. それでも挫折するような人間ですので, 相転移 P さんのお役に立てるのか不安です.
@yuzukosho @phasetr "柚子胡椒さんに数学を叩き込むセミナー"でもしたらどうでしょう?
@eszett66 @phasetr しゅそくん…
@eszett66 @yuzukosho 「女性向け」と言うので何かしたいとは思っているのでそれは本当に検討しています. 折角なので 2-4 人くらいは集めたいのですが. これを元にまた色々 (適当な感じの有料コンテンツを) 展開させていく所まで込めて何かしたい
@phasetr そろそろ春ですし, 新しく大学入ってくる娘向けにやる感じとかもありですよね. どう集めるのが良いのかわからんけども.
@phasetr @eszett66 数学ができない一生徒として, ボケ役にでも使って下さい
@eszett66 文系数学で統計学とか結構需要あると思っていて. ネタも必要な数学も色々ある上, 突っ込み具合によって必要な数学の加減もでき, しかも実用性もあるので結構いいのはいいとは思っています. 最大の問題は数学パートは何とかなるとして, 統計学の実践部分をよく知らないことです
@phasetr なるほどなるほど. モチベーションの部分は実際に使ってらっしゃる方をツイッターでゆるぼかけて, 喋ってもらうのでもよいのでは. その方の研究の紹介もついでにしてもらったり.
したいこととしなければいけないこと, 死ぬほどたくさんある.
数学, 相転移プロダクション, 統計学
そういえば九州大学の先生に「低次元トポロジーの集会するから, 発表してください」って言われて, 「自分は低次元トポロジーやってないですけど大丈夫ですか」って尋ねたところ「グラフ理論でトポロジーってことは一次元トポロジーってことですよね」って言われた.
その発想はなかった.
目から鱗というアレだ.
数学, トポロジー, グラフ理論
もうひとつ, 日本の漫画が海外での日本語教材として優れてる点 (これが私にとっては最大の理由なんだけど), それは子供たちが「好き」で読んでるってこと. これはデカい. 物凄くデカい. 子供が何かが「好き」でやるときの学習効率って, そりゃもう大変よ. イヤイヤやるときの何百倍の効率なんだから.
@nynuts 思いっきり, 賛成! です. 好きこそものの上手なり. って, 本当だから.
いわゆる科学コミュニケーションだと「下手の横好き」になる傾向が高い印象があるので気をつけたい. あと, この方向の活動, もっと増やさないとまずいなというのを改めて注意したい.
数学, 物理
長尾健太郎君の業績が数学会で紹介されています. http://mathsoc.jp/publication/tushin/1804/2013takebe_yokogao.pdf
知り合いだったというわけでもないのに呆然と見入ってしまう.
別件だが, PDF に佐々田さん, 權業さん, 谷本さんの名前を見つけた. 少なくとも一方的には顔と名前を両方知っている人なので感慨深い. 谷本さんのコメントははっとさせられる.
作用素環を使って場の量子論を研究しています. 学振の DC1, DC2 ともに不採用になりましたが, イタリアとドイツは奨学金をくれたので留学しました. 修士の時に結果が出ない人にもチャンスが与えられてほしいと思います.
こういうの, 本気でサポートを考えなければいけない. 気合を入れ直した.
数学, 数学者, 数理物理, 作用素環
「数学の魅力 3 」 - 女子中高生のためにー が開催されます. 2014 年 3 月 8 日 (土) 13:20~17:30 東京大学大学院数理科学研究科 大講義室 http://faculty.ms.u-tokyo.ac.jp/users/rikei/
興味がある向きは積極的に参加されたい. あと関係各位は積極的に宣伝に協力されたい.
数学, イベント
数学チョコで君だけの多様体を作れ
@phasetr 苺でオイラーの等式を作りましたw
@RainbowGirl_aoi まずはオイラー苺の写真をあげて世界に高らかに宣言をしましょう
@RainbowGirl_aoi 苺によるオイラーの等式, 本当に見てみたいのですが写真ないですか?
@phasetr 少し前に作ったものですけど一応これです http://pic.twitter.com/MJDmv7lLIC
@RainbowGirl_aoi 世界平和への第一歩
苺による Euler の写真へのリンク, とりあえず皆見に行っておくように.
数学, 関数論
東大の数学科が駒場祭で環体コレクションしてた. http://twitpic.com/dm9bpz @TwitPic さんから
こういうのを作れる腕を身につけなければいけない.
数学, 代数学
統数研 web site で統計学本 PDF 版を無料配布している EBSA http://ebsa.ism.ac.jp/ebooks/ebook/ たとえば 2012 年出版 5600 円の「 21 世紀の統計科学< Vol. III >数理・計算の統計科学」 http://ebsa.ism.ac.jp/ebooks/ebook/1881
自分がこれをどう使っていくかと言われるとよく分からない. ただほしい人の手に届くよう宣伝に協力しておいた方がよさそうだ.
数学, 統計学
表紙が可愛い早川書房さん発行の『はじめての現代数学』と『数学と算数の遠近法』こちらです. http://bit.ly/1goq1UI http://bit.ly/1ew5Tcp
本は次の 2 つ. ちょっと読んでみたいと思わないでもない.
数学
イケメンエリートの SO880 御大から本を紹介されたので.
@phasetr @greengrimghost DVD …研究室で上映会して, 新四回生や新 M1 生の教育目的とするなら公費で買えるのだろうか? 確率論の反例集が近々リニューアルされてペーパーバックで安価で発売されるとか…
@SO880 @greengrimghost 反例集出たら教えて下さい. 普段なかなかその辺をチェックしにいかないので
@phasetr @greengrimghost 密林にいつ頃出るとかありませんでした?
調べてみたら これのようだ.
とりあえず買っておいた. 読める日がいつ来るだろう. ひさこさんに教えてもらうまである.
数学, 確率論
"All that Math - Protraits of mathematicians as young readers" おもしろそう. 『この論文に出会えてよかった』みたいな本. http://www.amazon.com/All-That-Math-Portraits-Mathematicians/dp/8461529006
誰が何を書いているのかよく分からない. ただ読んではみたい. そして小市民には高くて泣いている.
数学, 数学者
全く分からないが kyon_math さんが宣伝していたので.
風呂から上がって調べてみるとこんな修士論文が... http://bit.ly/1f6o369 これ, 始めの 30 ページほどでシンプレクティックリダクションの解説を証明付きでやってくれてるのでお勧めです. 丁寧に書いてあるし, good job.
この修論, タイトルが「The Momentum Map, Symplectic Reduction and an Introduction to Brownian Motion」とかで凄い. 中身, はじめが Lie 群で最後が Brown 運動になっていて, 「the foundations for later work in Geometric Stochastic Mechanics」を目指しているらしい. Geometric Stochastic Mechanics とは何だろう. 量子力学関係で E. Nelson が言い出して色々とアレで廃れた Stochastic Mechanics というのがあるのは知っているが, その辺の話か. 実に謎い.
数学, 幾何学, シンプレクティック幾何, 確率論
『集合論-独立性証明への案内』 http://www.amazon.co.jp/dp/4535783829 これ, 引っかかりそうな落とし穴を丁寧にフォローしてて捗るんだよなあ… (捗るという単語が試験期間には悪い方に作用する珍しい例だ).
Kunen の本だった. 覚えておこう.
数学, 集合論, 数学基礎論
「【女子学生必見】女性は偽名を使うと数学の点数がアップするという研究結果」というニュースを目にした.
昔から「女性は数学が苦手」だといわれている. 実際, 日本では大学の理系学部に女性が数人しかいないということもある. 「女性は数学が苦手」の原因は, 脳構造に多少の男女差があるためではないかという説もある.
だが, この考えを見直す新しい研究結果が発表された. なんでも「女性は偽名を使って数学のテストを受けると, 男性と同じくらい良い成績を出すことができる」というのである. そう, 女性はもともと男性と同じくらい数学の才能があったのだ!
どういうカウントの仕方をしているか知らないが, 「学部で女性数人」は確かに異常に少ない感ある. あと【女性はもともと男性と同じくらい数学の才能があったのだ】というのが地獄っぽい.
どこまで本当か知らないが, とある男性の教官が「男は若い頃に爆発的に業績を上げるような感じだが, 女性はコンスタントに良い業績を上げている, という感覚がある.」みたいなことを言っていた記憶がある. 性差はあるかもしれないし業績の評価をどうするかという問題はあるが, 一番不可解で頭に来るのは「頭のいい女性はかわいくない」とかいう風潮だ.
頭のいい女性, 特に数学が出来る女性は格好いいに決まっているので, 上記のようなことをいう異常者は全員問答無用で殴り倒していきたい. こういう馬鹿者共を殲滅していくことを 相転移プロダクションのミッションとしてかかげていきたい.
次のようなコメントを頂いた.
実際数学できる女性の方が「数学ができる男には」モテると思うんだよね……
— 七星 慧斗 (@kate_ccs) 2016年2月26日
でも、髪染めて男女半々ぐらいで青春してる人らと話してると、かわいいと思う思わない以前にお互い同じ世界に住む恋愛対象候補とは思ってないなと感じることもある https://t.co/h8J53j6XIh
数学できるできないの間の壁ってよりかはオタクとリア充の壁だと思うけどね
— 七星 慧斗 (@kate_ccs) 2016年2月26日
オタクとリア充の壁なのかどうかは知らないが, 同じ感覚世界に生きていない感じはある.
数学, 数学教育, 相転移プロダクション
普遍市民 Im_Weltkriege 師が予習シリーズなるものの存在を示唆していたので記録しておく. 元はお前の敵さんの家庭教師用教材に関する話だった.
予習シリーズを知らないとは, 我々インテリには考えられないことでしたな. (葉巻を燻らせながら)
@Im_Weltkriege 予習シリーズ, そんなに有名なのですか. 全く知らなかった
@phasetr 主に中高生にやらせるテキストとして有名です.
@Im_Weltkriege 今後のプロデュースの参考にする所存
@phasetr よくわからない算数
@Im_Weltkriege Principia Mathematica
@phasetr よくわからない数学の基礎付け
@Im_Weltkriege よく分からない岩波基礎数学
@phasetr よくわかる可積分系の本おしえてください
@Im_Weltkriege 専門ではないのでよく知りませんが, 東大数理のウィロックス先生の B4 セミナーで「ソリトンの数理」三輪哲二, 神保道夫, 伊達悦朗が使われているらしいので, これはそれなりによい本なのではないでしょうか
@phasetr なるほど
予習シリーズとはこれのことらしい. あと神保先生たちの本はこれだ.
今探したら家にあった. 黒木さんにもお勧めしてもらっていたのだった.
数学, 数学教育, 相転移プロダクション, 可積分系
【伝わるデザイン 研究発表のユニバーサルデザイン】というサイトが紹介されていたので.
http://tsutawarudesign.web.fc2.com/index.html を見ながら, 自分のスライドをチェックした. 駄目だと書かれていることをことごとく行っていた.
@nohzen このサイト, お薦め.
@aki_room すごく分かりやすかったです. スライド作りたくなってきました!
同じものでも適切な対象に対して適切な配慮をすることはとても大事だ. 今後, 相転移プロダクションとしても重要度は増す一方の大切なことなので, あとできちんと見よう.
数学, 相転移プロダクション
[2F] 好評発売中! 『倉西数学への誘い』藤木明 編 3045 円 (岩波書店) 倉西数学とは, 倉西正武によって築かれた現代数学理論をさす. 「いかに数学者となりえたか」の聞書きに始まり, 幾何・代数・解析にとどまらない倉西数学の全体像を複数の著者による解説で描いた異色の本.
毎度のことながら書泉グランデ MATH, 面白そうな本をたくさんツイートしてくるので侮れない.
数学, 数学者
やたべさんや鴨さんとお話した方の市民. ちなみに発端のツイートはこれ.
学会発表でなんでスーツ着るんってつぶやいたら, 同じ専攻の B4 と思われる方々に「学会でスーツ着ないとか常識外れにも程がある」ってつぶやかれてました (憤怒)
そしてやたべさん, 鴨さんとのやり取りメモ.
https://twitter.com/ag_smith/status/423042394464870400 そんな時は数学に転向
@phasetr 国際会議でスーツを着るなんて非常識な人はここにはいません→ http://cca-net.de/cca2005/
数学科ではスーツを着る人間は二流の研究者扱いされます. あれほどドレスコードが厳しい学会を知りません. 何着ようがいいじゃないか. QT @phasetr: https://twitter.com/ag_smith/status/423042394464870400そんな時は数学に転向
@kamo_hiroyasu 私が知る限りラフでなる Jones ですら, フィールズ賞の授賞式ではシャツ・短パン的な格好にネクタイくらいはしていたと聞きます https://www.google.co.jp/search?q=vaughan+jones&safe=off&client=firefox-a&hs=I8O&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&hl=ja&channel=fflb&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=VynVUr-uLIWfkAWg44G4Ag&ved=0CAkQ_AUoAQ&biw=1006&bih=710 河東先生の文章でそういう記述があったのですがどこにあったか
@ytb_at_twt やはり半裸で行きましょう
@phasetr 半裸なんて数学会的ドレスコードど真ん中やんけ. もっと若い者はアナーキーに, 冒険して, ジャケットとネクタイとかしてみるべきだ.
@ytb_at_twt 学会会場に到達するまでが学会です
河東先生による Jones の Fields 賞授賞式の様子の話, 河東先生のサイトにあった記憶があるので, どなたかご存知の方は教えてほしい.
数学, 数学者
大栗さんが先日若くして亡くなった長尾健太郎さんの記事を紹介していた.
昨年お亡くなりになった数学者の長尾健太郎さんについての記事が, 2 つ, 掲載されていた. http://www.news-postseven.com/archives/20140106_233776.html http://www.news-postseven.com/archives/20140105_233774.html
長尾さんの奥様が登場していて, 碁に関する話とか色々している. 15 歳から難病を患っていたとのこと. 数学者エピソード好きなので, 良いのも悪いのも含めこういう話は記録していきたい.
数学, 数学者
ark184 さんが数学系魔法少女アニメについて呟いていた.
数学系魔法少女アニメ(架空)の話を小泉さんとする度に、そのときは何故か盛り上がるのだが、数日すると「K-theoryの槍」「Atiyahの魂が乗り移る」「選択公理代行」「一体何の未知なんだ!?」等の意味不明ワードしか頭に残っていない。
— あーくは札幌に行きたい(100+) (@ark184) 2014, 1月 11
このアニメ, 見たい.
数学, 相転移プロダクション
omelette_philos さんがツイートで感想を書いてくれたのでまとめておこう. できれば Amazon のカスタマーレビューに書いてほしいのだが.
相転移 P のよく分からない数学 DVD を見たので感想を書く.
以前何かのオフ会で相転移 P にお会いしたときは仕事帰りでスーツ姿でしたが DVD では数学的正装だったので新鮮でした. $F (I)$ は区間 $I$ 上の実数値関数の全体という意味ですよね? そう思って見てて違和感を覚えなかったので.
代数的な話をしながらもちゃんと解析に導いていると感じました. 関数空間論や測度論に興味がわくように話ができていると私は勝手に解釈しました. 「途中」の「途」を「と」と書いて「ひらがなにしちゃった」と言うところは相転移 P の萌ポイントでしょう.
解析概論をまた読みたいなと感じつつ, 超関数のお勉強も今更ながらした方がいいのかなと反省. まどマギは不勉強なので相転移の事はよく分からないのも仕方ない. 4. の $C_p$ は $p$ 進の話ですかね? 興味はあるのにちゃんと勉強してないので詳しくないですが.
$\mathbb{Q} \cap [0,2]$ 上の $\mathbb{Q}$ 値連続関数の例はとても面白いし初等的でよいと思う. 所々出てくる超関数の話はシュワルツの超関数だと思うのですが, ちなみに佐藤超関数とはなにかリンクするところとかあるんでしょうか (素人意見).
総合して教育的だと思いました. 冒頭の導入の「自分で問題を作って自分で解く」というのは研究の基本だと思いますが, 高校生や学部教養の学年の人たちが実践できたら素晴らしいことですねと思いました. その意味でも高 2~B2 くらいの方に見てほしいなと感じた.
数学, 相転移プロダクション
我が DVD 『よく分からない数学 色々な反例で遊ぼう』について, 段ティンの兄貴の感想連続ツイートがあったので記録しておく.
相転移 P の DVD を頂いた
相転移 P の DVD を頂いたので見てみた感想だけど, 凄く教育的な DVD だったので大学 1 年のうちとかに見ておきたかった. 微積で例とか証明を見ても僕は雰囲気があんまりつかめないので式変形って感じが嫌だったけど感じだけ説明してくれてたので気軽に見れるよい説明だった気がする. 【続く】
んで本格的にやりたかったら相転移 P が多分フォローしてくれると思うので初心者におすすめという感じなのかな. 個人的にはワイエルシュトラスの例とか今度詳しく教えて欲しい. 超関数の話も軽く触れてくれてるのでそこら辺詳しく聞きたかった. 例を通して定理の確認にもなるので何かそこら辺も教育的.
あと相転移 P がイケメンだった.
なんていうか相転移 P のプロモーションビデオって感じだった
数学をプロデュースする方の市民だ.
数学, 相転移プロダクション
Twitter で『ネクタイの数学-ケンブリッジのダンディな物理学者たち 男性の首に一枚の布を結ぶ 85 の方法』なる本の存在を知った. 面白そう. 絶版のようだが, 原著はどうだろうか. 今度調べてみよう.
数学, 結び目, ファッション
複雑な数式の変形をするときって, 手書きよりも LaTeX でやった方が正確なときがある. ※個人の感想です.
なぜかというと, 数式を少しずつ変形させていくとき, 「上の行のコピペ」ができるから. 手書きだと途中でめんどい! (ユーリ) ってなって, はしょって失敗.
秘書としてテトラちゃんが常時そばにいればいいけど, そうもいかないし.
@hyuki 携帯テトラちゃんを開発しましょう. ビジネスチャンス発見!
@kamo_hiroyasu Tetra という数式処理ソフトを開発しましょう
「正確なときがある」というアレなので, そういうこともあるか, という話だが, 式変形を手書き以外でやる気にはなれないので, そういう人もいるのかと単純に驚いた.
あとこれ.
https://twitter.com/hyuki/status/420136857544835072数式処理ソフトの方が良いのではないか説
@phasetr LaTeX の数式の美しさはそこいらの数式処理ソフトの比ではない説
@math_neko 式変形を「等式の変形」と思っていますが, それなら数式処理が一番信頼がおけるのでは, という程度の意味です. もちろんどんな対象をどう変形するかによるので何ともいえないところは当然あります
@phasetr なるほど. Maxima だと数式処理の結果を TeX のコードに変換する機能もあるし, その方が楽かも知れませんね.
数学とプログラミングについては色々考えたいことがあり, 数式処理とかその辺はとても気になっている.
数学
数学者の間からも, ちらほら好評の声を聞きます. お薦め. RT @hamakado_mamiko: ご好評につき箱入りセット出来: 『やわらかな思考を育てる数学問題集』 (全 3 冊セット) (岩波現代文庫) http://www.amazon.co.jp/dp/400205229X/ 数量限定です.
@takey_y 紹介リツイートありがとうございます!
.@hamakado_mamiko とても良い本だと思います. 仲間を集めて読むのに最適ですね. 高校生の頃に読んでおきたかったです (笑
とりあえず注文した. 楽しみにしている. 読んだら感想も書こう.
数学
とある筋から『ネクタイの数学-ケンブリッジのダンディな物理学者たち 男性の首に一枚の布を結ぶ 85 の方法』という本があることを知った.
とりあえずメモ.
数学, 物理
接弦定理をモノで見せたい. 画用紙で円周角を動かしていく教材はうまく作れず, ボツ. 前回の釘打ち板も接線の表現がイマイチ. すごく面白い定理なのに, なかなか生徒がピンとこないみたいだ…. やっぱ, ここでパソコン登場かなぁ.
そもそも, 接線というのが, イメージしづらいのかもなぁ.
ふと思い出したが, KSEG という初等幾何関係のソフトがある. これなどを使えばいいのではなかろうか. あと Geogebra はどうなのだろう. 初等幾何の証明のアニメーションも面白そうだとは思うが, それよりも一般の数学の証明それ自体をアートとして表現してみたい方の市民だった.
数学, 数学教育, プログラミング
Cremona による楕円曲線のデータベースがあるらしいとの情報を得る.
Cremona による楕円曲線の各種データベース. 導手 (conductor) 300,000 以下の楕円曲線を網羅. http://bit.ly/J6lHdA
@kyon_math 有名な Cremona と関係があるのか? と気になってしまいました. クレモナ変換の Cremona の名前は Luigi で, お兄さんが Mario かどうかは定かではない.
Paul による余計な情報まで付いてきた. 楕円曲線のデータベース, 何に使うのだろうと思ったが楕円曲線暗号とかあるし実用面で何かあるのかという気はする. いわゆる純粋数学的な話でこれはどういう方向に使うのだろう.
数学, 楕円曲線, 暗号
スウガクマスターがコミケで頒布されるらしいという情報を手に入れた.
【C85】スウガクマスター【PV】: http://youtu.be/8LCf4HJnYmA @youtube さんから youtube にも動画をアップロードしました.
今回もコミケに出陣せねばならないようだ. 時間あるだろうか. 作るしかないか.
数学, コミケ, イベント
.@alg_d 氏が楽しそうに数学をやっている様子を高校生のとき Twitter を通してみて, 数学科に来たという若者に出会って, @alg_d さん偉大だと思った
私も泣いている場合ではない.
数学, ブルブルエンジン兄貴
「More is the Same; Phase Transitions and Mean Field Theories」 初期の相転移の理論について注目した論文らしい
平均場なので微妙な感もあるが, 初期の相転移の理論をあまりよく知らないので, 歴史的な興味もある.
物理, 相転移, 平均場
以前も紹介した覚えがあるのだが. manavee の数学の講義で面白いのがあるらしい. 直近見る暇ないがメモ.
高校生以上, ちゃんと数学を学びたい方へ. 「伸び悩んでいる人のための数学基礎講座~試行錯誤する方程式~」受験のための導入 http://t.co/h3xKXaw6 数学の基礎から学んで線形計画問題が解けるまでの講義. これ無料でいいの? と思う質です. @news_manavee
参考にしたい.
数学, 数学教育
Measure Problem と可測基数 http://konn-san.com/math/measurable-cardinals.html レポートで書いた可測基数とか連続体仮説のはなしを加筆修正して公開しました. PDF 版はこちら
時間をひねり出して読みたい.
数学, 数学基礎論
ニコニコのブロマガで『紙クリと AviUtl~能書き』という記事があった. 私は紙クリユーザで, 今のところ AviUtl を使う予定はないが, 何かのときのため, 自分用参考情報として残しておきたい.
ツールに関していうなら, むしろ, Youtube やニコニコにも上げておいた JavaScript+MathJax のツールを開発したい. 自分が面白いと思ったもの, 万人に受けるとは全く思わないが, 100 人には面白いと思ってもらえるのはまず間違いないし, 実際何人かにアレを早く完成させろと言われている. 作りたいもの色々あって困る. 時間と才能が死ぬ程たくさんほしい.
数学, 物理, 動画, プログラミング
井草準一先生が亡くなられたとの報 http://krieger.jhu.edu/blog/2013/11/27/jun-ichi-igusa-noted-mathematician-and-researcher-died-at-89/ だが, 真っ先に浮かんだのは岩澤健吉氏の思い出を綴られた文章での語り口. ご冥福をお祈りします.
井草先生と言えば, 『数学まなびはじめ』第 2 集が思い起こされる.
私も次世代の数学アイドルをプロデュースしていけるよう精進したい.
数学, 数学者
【なんでずっと数学の話なんだよ! 裏サンデーの漫画「寿司 虚空編」がシュールすぎる】ということで話題になっている漫画があるようだ.
[ねとらぼ] なんでずっと数学の話なんだよ! 裏サンデーの漫画「寿司 虚空編」がシュールすぎる http://bit.ly/16c8zfr
元の記事も引用しておこう.
寿司屋が延々と数学の話をし続けるというシュールすぎる漫画がネット上で話題になっています.
話題になっているのは, 小林銅蟲さんが裏サンデーで連載中の「寿司虚空編」. お寿司をテーマにした漫画かと思いきや, 板前たちが 2 ページ目から突然「グラハム数」という数学の話を始め, 以後ずっとその話が続きます. 中略.
小林銅蟲さんは Web 漫画「ねぎ姉さん」でもシュールさや難解な数学用語の導入が話題を呼んだ作者.
小林銅蟲, 名前を覚えておこう.
数学, 漫画, グラハム数
ymatz さんが Science Front の宣伝をしていたので.
Science Front の講演者 @sin_forest と打ち合わせをしてきた. 12 月 7 日, 現代の数学ってこんな世界なのかー! って体験ができますよ. あとの 2 人は物理の人で, そちらの内容については僕も当日のお楽しみ. https://sites.google.com/site/0to1sciencecommunication/science-front
転載しておこう.
発表概要
「光電子分光法を通して観た"物性物理学"が見据える未来」
物質の性質を研究する分野である物性物理学は, 数 10 年~100 年後の応用 (=人類社会への貢献・還元) を念頭に研究を行っています. 実例を挙げると, 1989 年に論文発表された巨大磁気抵抗効果は, 10 年足らずでハードディスク (HDD) の再生ヘッドに実用化され, HDD の容量を飛躍的に増大させました.
現在の人類社会が解決すべき課題の 1 つに, エネルギー問題が挙げられます. 持続可能な社会を実現するためには, 省エネルギー化・クリーンエネルギー源を開発することが急務です. 物性物理学は, そのような革新的なエネルギーシステムを構築可能な材料・物質を探求することを目標とし, 熱電材料, 室温超伝導物質, スピントロニクスデバイス材料, 太陽電池などの開発・研究が日進月歩で進められています.
本発表では, 光電子分光法を主な実験手法とする登壇者の立場・研究内容から観た, 物性物理学が見え据える"未来"と"現状"について簡単に話そうと考えています. 未来を変えるかもしれない物質を"実際に手に取って実験できる"という物性実験の魅力を, 少しでもお伝えできれば, と思います.
「図形の大域不変量とその局所化ー Spinc 多様体上の Dirac 作用素について」
図形 (空間) について研究する一つの方法に, その大域的な位相不変量を計算する, という方法があります. 例えば球面の上に三角形を書いてその表面を埋め尽くしたとき, その (頂点の数)-(辺の数) + (面の数) という数を計算すると, その数は必ず 2 になります. この数は Euler 数と呼ばれる不変量の一種で, 球面を曲げたり潰したりしてもその値が変わらないことから, 位相 (トポロジー的な) 不変量と呼ばれています.
1960 年代に指数定理と呼ばれる大定理が証明されました. これは図形の上のある種の微分作用素から定まる数と, 上のようにトポロジー的に定まる数が一致する, というもので, Euler 数のような位相不変量の研究に (図形の研究に) 解析的な手法が有用であることがはっきりと示されました.
私は図形の上のある種の微分作用素を図形の一部に局所化する手法について研究しています. これによって図形の大域的な不変量の情報がその一部の情報に局所化されるため, 不変量の研究に新たな道が開かれることが期待されます. 今回は図形の不変量の研究について, 古典的な話題から現在行われている様々な研究まで, 私自身の研究も含めてお話しできればと考えています.
「新粒子探索ーヒッグス粒子のその先にー」
最近「ヒッグス粒子発見」「ノーベル章はヒッグス粒子」というニュースで話題になった「ヒッグス粒子」.
ヒッグス粒子とは, 物質の最小単位であると考えられている「素粒子」のうちの一つで, ヨーロッパで行われている LHC 実験で発見されました. では, そのヒッグス粒子はどのようにして発見されたのでしょうか? またヒッグス粒子を発見したら素粒子物理学は終わりでしょうか?
LHC 実験では陽子と陽子を加速して衝突させ, 衝突後に出てくる素粒子の種類やエネルギーを見ています. これにより, ヒッグス粒子が生成されたのか, 未知の粒子が生成されたのかなどを調べています.
また, ヒッグス粒子の発見で素粒子物理学の全てがわかった事にはなりません. 理論的な研究から, 未だ発見されていない「新粒子」が予言されています. LHC 実験では更なる新粒子の発見に向けた実験と, 多くの理論的な研究が行われています. 新粒子を発見するには闇雲に探すだけではダメで, 多くのゴミとなるような事象から, 新粒子に値する事象を選び抜かなければいけません.
これらの「新粒子探索」という素粒子物理学の最先端について, 理論的側面から最新の結果を交えつつお話したいと思います.
物理としては物性理論専攻に相当する研究をしているが, 上記のような殊勝なことなど一度も考えたことがない方の市民だった. 面白そうだし時間があったら行ってみよう.
数学, 物理, 幾何学, 素粒子, 物性, イベント
松崎拓也, 岩根秀直, 穴井宏和, 相澤彰子, 新井紀子諸氏による『深い言語理解と数式処理の接合による入試数学問題解答システム』という論文が出たとのこと. 冒頭部を引用してみよう.
あらゆる数学のオブジェクトは Zermelo-Fraenkel の公理的集合論 (ZF) の (保存拡大の) 項だと考えることだできるので, ここでいう「計算」とは ZF の項の書き換えだと見做せよう. では, その計算をどこえめるべきか. 即ち, 問題文の直訳である項を, それと同等であるような無数の項のうちから, どのようなものに書き換えれば問題が「解けた」ことになるのだろうか. それを考えるヒントは, 解答群の中に見いだすことができる. 大学入試を例にとると, 証明問題以外では, 解答に現れるのは, $y = 2ax - a2,(x < 0 \to a = 3) \wedge (x ≥ 0 \to a = 5)$, $a_1 + · · · + a_n >0$ のような限量記号をひとつも含まないような式である. しかも, その式は, 実閉体の理論に三角関数や指数関数などの超越関数をシンボリックにしか利用しないような拡張を行った実閉体の体系 (拡張 RCF) に弱いペアノ算術の体系を加えた体系 ($\mathrm{RCF}^{+ }+\mathrm{PA}$) で表現されるようなものにほぼ限られる. また, 模範解答に現れる式も, 実は $\mathrm{RCF}^{+ }+\mathrm{PA}$ で記述可能な式が圧倒的に多いことに気づく. となれば, 問題文を同等の $\mathrm{RCF}^{+ }+\mathrm{PA}$ の式に変換し, その式から限量記号を消去することが, 大学入試の数学問題を「解く」ことだと考えてもよいだろう.
この先の細かい部分はほぼ何を言っているのか分からないが, 試み自体がとても面白い. こんなこともやっている人がいるのか. 楽しい.
数学, 集合論, 計算量理論
Leray の Biographical Memories というのを見つけた. あとで読むのと適当に共有するため, とりあえず記事にする.
数学, 数学者
人文系の方が計量言語学とか自然言語処理的なアレをやるのは結構大変らしいという情報を小耳に挟んだ. これとかこれとかこれとか.
む, 人文系の 4 年生の方から, うちの研究室を受けたいという相談. NAIST と違ってうちは基礎科目がなく, プログラミングができないとどれくらいきついかよく分かってきたので, ちょっと悩む. . . 来年は, 相当簡単なところからプログラミング勉強会をやり, 毎回提出してもらえばなんとかなるかなぁ
人文系でなくても, 情報科学の基礎知識がなく, 一から勉強したいと思っている人は, NAIST をお勧めしますよ. 他の大学は, 一から勉強するシステムになっていないので, 自分でなんとかできる人でないと, 正直厳しいと思います. NAIST は同じ境遇の人も多いので, 同期に助けられますし. . .
いわゆる文系出身で NAIST に進学した同期たちと, 軽々と宿題をこなす理工系出身の同期を横目に文字通り泣きながらみんなで徹夜して課題を解いたり, 励ましあってなんとかあの 1 年を乗り切ったので, 正直一人であれが乗り越えられるとは思えない. . . 吐き気がするくらい, 毎日勉強したし. . .
自然言語処理は独習が難しいということらしい. 何を以ってして「独習が難しい」とするかによると思うのだが, 数学は結構気楽な感あるので皆も数学をしよう.
数学, 言語学, 自然言語処理, プログラミング, 情報科学
GeoGebra の話がまた出ていた. 前も紹介した覚えがあるが, こういうのは何度紹介してもいいだろう.
こういう使い方もあるんですね. 「 GeoGebra がすばらしい」 http://kyane.net/2013/11/geogebra/
私も遊んでみたいとは思っているのだが.
数学, プログラム
科研費, まだ良く分からないけど, これが落とせるか落とせないかのボーダーだと考えている http://p.tl/fTn1
@tsurunokaraage 無理じゃね…
@SO880 #はい
科研費で落ちる作品をプロデュースする方の P になれるよう, 粉骨砕身していきたい.
数学, 物理, 数理物理, 科研費
これから研究室を選ぶ学部生のみなさん. 知ってるかもだけど, 科研費データベースというのがあって, 教員の名前で検索かければ, 研究費がどれだけあるか, どのような研究で研究費を取得しているかがよくわかります. 参考にしてください. http://kaken.nii.ac.jp/
特にドクターに行く学生には学振も問題だろう. そうした所も見ると楽しそう.
今年うちで出していた学振特別研究員 DC1 三人, DC2 一人の申請は 全勝で通りました. (10/17/2013)
河東研, やばくて爆笑する.
数学, 物理
読み方が分からない外国人名の発音を検索できる「Pronounce Names」というサービスが始まったらしい.
[ウェブサービスレビュー] 読み方が分からない外国人名の発音を検索できる「Pronounce Names」 http://japan.cnet.com/news/society/35040025/ @cnet_japan さんから
記事からも引用しておこう.
また, ユーザー自身が音声ファイルをアップしたり, マイクで録音するためのインターフェースも用意されており, これらの正誤についてユーザーから報告できる仕組みも整えられている. それゆえ人名によっては異なる発音が複数収録されている場合もあるが, 幅広い名前を考えうるだけのパターンで網羅し, なるべく正しい発音を収録しようとするコンセプトが伝わってくる.
対応しているのはおもに英語圏の人名だが, 掲載されているリクエストを見る限りではラテン系やアラブ系の人名も多く, 実際に検索してみてもきちんと対応しているケースが多い. リクエストがあった人名をユーザー同士で補った結果, ボリュームが膨らんで現在に至ったようだが, それゆえデータベースとしては価値が高い. プレゼンテーションやスピーチ, 商談, 会食など, 外国人の名前を発音する必要があるさまざまなシチュエーションにおいて, 強い味方となってくれるであろうサービスだ.
いつも発音を忘れてしまう Nachtergaele を検索してみたが, なかったので号泣している.
dif_engine さんに別の方法を教えて頂いた.
@phasetrGoogle翻訳でスピーカーのボタン押せばそこそこ行けると思います。
— differential_engine (@dif_engine) 2016年4月24日
サービス
立川さんのツイート越しに美少女でなる小泉さんによる土屋昭博先生のホモトピー論講義のアレがあったので共有しておく.
こんな講義録があったんですね: http://www.ms.u-tokyo.ac.jp/publication/documents/2008tsuchiya.pdf RT @koizumi_fifty 土屋先生のご講演『近代ホモトピー論 (1940 年代から 1960 年代まで) 』の pdf が非常に面白いので, 某氏や某氏はぜひ一度読んでおくのがよいと思います.
どこだか忘れたが, 深谷賢治先生の何かの共形場に関する文章で「以前ホモトピー論を専門にしていた土屋と A (名前を忘れた) が, その後 20 年を経て共形場で再び出会ったことは偶然ではない」みたいなのがあった. ホモトピー論と共形場の結び付きが云々みたいな話があるのか, と思った覚えがある.
この深谷先生の発言 (文章) について何かご存知の方は是非教えてほしい.
コメントで教えて頂いた.
初出:『数学のたのしみ』第 2 号 (1997 年 8 月), 上野健爾・砂田利一・志賀 浩二編 『現代数学の土壌-数学をささえる基本概念』に 収録の「ホモロジー」の論説の脚注 (22) でしょうか?
引用: かつてともに代数的位相幾何学を研究した, G. Segal と土屋昭博が, 20 年後の ICM 京都で 今度は, 共形場理論の専門家としてまみえたのは, 理由があることであろう.
有り難いことこの上ない.
数学, トポロジー, ホモトピー, 共形場, 数学者
超準解析のプロである魔法少女とのやりとりを記録していきたい.
大学入ってから運動量は酷使するものの力積使ったことないのだがアレはいったい何だったのだろう
@phasetr デルタ関数の近似ということにしておこう
@functional_yy ふと思ったのですが超準解析でδ関数はどういう扱いになるのでしょうか. 超準解析的には普通の関数と思えるのか的なアレです
@phasetr この辺り詳しくはないのでよく知りませんが, 例えば幅無限小高さ無限大で掛け合わすと 1 のパルスを考えれば望みの性質は得らます. http://planetmath.org/constructionofdiracdeltafunction
場の量子論で赤外発散という現象があるが, その数学的解決には「場の量子論版の超関数」が必要だと思っている. 作用素環上の状態の空間でとりあえず定義はできるのだが, それを確率論 (経路積分) でいうとどうなるか, 最近は特に表現論的にもう少し突っ込むとどうなるかというあたりをスピン-ボソンモデルで計算している. 代数解析的なアプローチではどうなるかというのは考えていたが, 超準解析的にどう見えるか考えてもいいかもしれない.
数学, 物理, 数理物理, 超関数, 作用素論, 作用素環, 確率論, 汎関数積分, 経路積分, 場の量子論, 代数解析, 超準解析, 赤外発散
『古都がはぐくむ現代数学 京大数理研につどう人びと』なる本が出版されるらしい.
「超函数の理論, abc 予想, ……京都の数学研究所を舞台に, 日本の数学者たちが新たな数学を生み出す現場を生き生きと描く」 →内村直之『古都がはぐくむ現代数学 京大数理研につどう人びと』日本評論社 http://www.hanmoto.com/jpokinkan/bd/9784535787445.html
何これ. 超ほしい. 出たら買う. まだ買っていなが, IHES のもほしい. アレ, 確か Frohlich がいるのだ.
数学, 代数解析, 数論幾何, RIMS
これは美少女であるところのひさこさんを善導したその記録である.
確率論とそれる方向に向かっている方のひさこさん.
@ml_hisako 何やってるんですか
@crobert_z フーリエ解析です.
@ml_hisako 測度のフーリエ変換とかあり, 分布周りの大事な話があり, ガウシアンとの関わりも強いのでそれていない説
@phasetr なるほど. ありがとうございます!
@ml_hisako http://ja.wikipedia.org/wiki/特性関数_(確率論) この辺見ると, 特性関数は定義そのものにフーリエ変換を使っているのが分かります. また確率論の基本的な対象, ガウシアンはフーリエ変換と相性がいいのですが, そういうところで陰に陽に使います
@ml_hisako さらに言えば, ブラウン運動を基礎にした確率積分でもやはりフーリエ変換は適宜使いますし, フーリエ変換発祥の地, 熱方程式を解析するときにも Feynman-Kac の公式という確率論の金字塔もあるので, フーリエはやっておいて全く損はない話です
@ml_hisako むしろ, 色々なものが色々に絡んでいくところこそ面白いところなので, あまり確率論に関係なさそう, という理由で他の数学を避けたりしないようにしてほしいくらいです. 確率論からの共形場理論でウェルナーにフィールズ賞が出ていますが共形場は他の数学との相互作用があります
@ml_hisako 前ブログにも少し書きましたが, 数論と関係ある部分もありますし, 確率論の射程も広く深いです
@phasetr なるほど…最近, 勉強してるうちに違う事もやりたいけれど確率論をやりたい気持ちが強いのでやっぱりそれに基軸を定めてやるなのかと疑問に感じました. でも市民さんからアドバイスをいただき, ほかの数学も避けずに学びたいと思いました. (続く)
@phasetr 伊藤清の確率論の 1 巻を調べてみたら特性関数の章でフーリエ変換を定義してました. Poisson 分布を考える際にも必要なんですね. この章をまだ勉強してませんでしたがフーリエ解析の大切さも理解できました. http://pic.twitter.com/0iobVWGWmf
@ml_hisako ついでなのでもう少し色々書いておくと, 例えばフーリエ解析は表現論と深い関係がありますが, 大雑把に表現論とフーリエの交点に調和解析という分野があります. この分野に確率解析を持ち込んで画期的な仕事をしたのが東大数理の新井仁之先生です
@ml_hisako また伊藤清自身がはじめた分野として確率微分幾何というのもあります. ささくれパイセンがこの辺に進もうとしているようですが, 20 世紀数学の金字塔の 1 つ, Atiyah-Singer の指数定理の確率論的証明という話題もあります
@ml_hisako これや量子力学・場の量子論と深い関係がある話ですが, (偏微分) 作用素を積分核を使って表示することで作用素を詳しく解析する手法としての経路積分 (Feynman-Kac 公式) というのがあり, 作用素論との関わりもあります
@ml_hisako 私が知っている範囲で考えるだけでもこれだけの広がりがある分野です. 元々応用から出てきた分野なので, 統計学まで含めて応用向きの話も数限りなくあります. 確率に限りませんが, 何をやっていてもそれる方が難しいでしょう
@phasetr 確率論がこんなに広がりがあると知り, 改めて学びたいなと思いました. 貴重なお話ありがとうございます! また色々教えてください!! 私も勉強して身につけたいです.
数年したら逆に色々教えてもらえるようになるはずだ. 楽しみに待っていたい.
数学, 数理物理, 確率論, 微分方程式論, 微分幾何, 調和解析, Fourier 解析, 量子力学, 場の量子論, 統計力学, 統計学
何か時々男性理性的で女性は感情的であり, 理系は論理的文系は情緒的でありとかいう異常者を見かけるのだが, 私の感覚で言えば理学部, 特に物理学科・数学科の人間の方がよほど感性だけで生きている. その様子をまとめておいた.
理系一般はどうか知らないし工学は知らないし、理学といっても数学と物理しか知らないが、少なくとも数学と物理関係者、究極的には美しい・面白いしか言わないから理系ほど感性だけで生きている異常者はいないという認識
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2013, 10月 2
理系が論理的とかいう妄言, どこから湧いて出てくるのだろう.
@phasetr君みたいな人とか
— 大天使どぎゅえる (@doguuP) 2015, 10月 26
感性の赴くままに生きていると思っていたので, 非常に衝撃的なコメントだった.
数学, 物理
女性の望みと男性の対応, それに対するさらなる女性の対応というのが Twitter でネタになっていたので便乗した.
■女子の望み 数学のできるイケメンエリートを出せ ■男子の対応 数学が出来ないので曖昧な笑顔でごまかす ■女子の反応 人人人 人人人人
線型代数で殴打< YYYYYYYYYYYYY
数学のできるイケメンエリートの育成は急務である.
数学, 数学教育
しょうもない話だが, 愛情表現というツイートを見かけて次のようなことを想起した.
愛情表現, 何のというかどんな表現なのだろう
@phasetr ほしい物リストの中からプレゼント
@sulaymanhakiym すみません. 私が言っていたのはこの意味での表現です
@phasetr この手の文章は漢字の読みなどは問題なく読めるところから, 確実に素人を殺しにきます.
@sulaymanhakiym @phasetr 表現論は誰でもわかる!
もちろん群の表現とかの意味での表現を考えていた.
数学, 表現論
コンパクトの訳語は何かあるのだろうかというツイートをしたら色々教えて頂いた.
いまふと思ったのだが, コンパクト, 日本語に無理やり訳すとするとどうなるのだろう. 昔何か無理やり訳していたりしてそのときの訳語とか何かないの
@phasetr 完閉と読んでいたという話を何人かの先生から聞いたことが
@ysgr_sasakure !!!感謝感激雨霰!!!
@phasetr 緊密と言う訳もありますね
鍵アカウントなので直接の引用は控えるが, 「立花俊一, リーマン幾何学, 朝倉書店では実際に完閉と書かれている」という事も教えて頂いた. 何で使われなくなったのだろう, というのも気になる. どう調べればいいのかよく分からないが数学史でこういう言葉の定義や変遷とか調べるのも面白そう.
数学, 位相空間論, Riemann 幾何
私は全く知らなかったが, その筋では有名だったらしい Ian G. Macdonald の Hypergeometric Functions I, II が arXiv に出たとのこと. これとこれだ. II は q-analog でその筋にはとても貴重な文献らしい.
数学, 数理物理, 古典解析, 超幾何関数
本文がたったの 5 行の論文. http://forumgeom.fau.edu/FG2011volume11/FG201105.pdf
本文がたった 3 行 (参考文献を除く) の論文. http://forumgeom.fau.edu/FG2011volume11/FG201106.pdf
それぞれ, Jo Niemeyer の A Simple Construction of the Golden Section, Michel Bataille の Another Simple Construction of the Golden Section だ. 大体からしてこんなのが論文になるの, という感じすらあって衝撃を受ける.
数学, 幾何
http://www.amazon.co.jp/review/RN778JMC1RCXH/ref=cm_cr_dp_title?ie=UTF8&ASIN=4785314044&channel=detail-glance&nodeID=465392&store=books 【どこかの文献で, 「いい数学書とは, 初等的な例が多く載っている本である」と読んだことがあるが】聞いたことがない
特に初学者向けの本ということなら初等的な例もある程度載せた方がいいが, 大事なのは面白い例やきわどい反例を議論することだろう. 大事な例に関しては 1 章まるまる割いて議論してもいいくらいだし, 実際そういう本もよくある.
とにかくこんな話は聞いたことがないのだが, どの文献にどういった形で書いてあったのか非常に気になる.
数学
Twitter で辻元先生の複素多様体論講義の言及があったのでちょっと呟いてみた.
辻先生の複素多様体論講義, 進度自体もめちゃくちゃだが話題の豊富さもやばい. きちんと読んではいないが. 勉強する本ではなくこんな進展があるのか, という感じで概観するのにはよさそうなというかそれしかない感. 引用されている Demaily の PDF とか読んだ方がいいのでは説
@phasetr なんのシリーズですか…??
@waheyhey サイエンス社のやつです http://www.amazon.co.jp/dp/B009M8UX94 Demaily のはこれ
@eszett66 @phasetr 小林複素幾何とはまた別のことが書いてある感じですか?
@waheyhey @eszett66 アレよりももっと解析的です. たとえば調和積分の楕円型作用素の話が書いてあったり L^2 評価式とか書いてあります
@eszett66 なるほどー. 今度書店か図書館でみてみます!
@phasetr か, 解析…
@eszett66 よ, 読んでみます
この本は複素幾何のトピック集みたいな感じもある. 分量の割にトピックが豊富なのでその分 1 つ 1 つの記述は薄いのでこれで勉強するのはかなりつらそう.
数学, 複素幾何, 複素多様体, 解析学
H. M. エンツェンスベルガー, 岡本和夫著『数学者は城の中? 』読了. 1998 年の国際数学者会議で行われたエンツェンスベルガーの講演と, 岡本先生のエッセイ. 数学関係者はうなずく内容なのではないでしょうか. 数学嫌いの人にも面白いはず. なんて思っていたら, あれ, 岡本先生? (S)
Amazon を見てみると, オリジナルは独英対訳本らしい. ドイツ語の復習も兼ねてそちらも読んでみたいところだが, 和訳の方は岡本先生の文章もあるという. どちらを買おうか悩む方の市民だった. ちなみにこの岡本先生は以前 Paul が「月光仮面世代の和夫ちゃんは, その辺はわからないっす.」と言っていた岡本先生だ.
数学
ブンゲン先生は広中先生のクローン説は良い思い出 http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/ikite/ik091215.html
@yagi2013 3 つ比べると モリキ~ヒロナカ~~~ブソゲソ という位置づけのような気がします
"@yagi2013: ブンゲン先生は広中先生のクローン説は良い思い出 http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/ikite/ik091215.html" 比較の対象がスゴい人過ぎる…森毅先生も…
写真が見当たらないのだが, 早稲田の小松啓一先生も廣中先生に似ている気がする. 特に私が把握している限りの廣中先生の昔の髪型と小松先生の髪型が.
全く関係ないが, 学生時代に廣中先生からサインをもらったことを想起した. ちょうど先日整理していたら発掘した.
数学, 数学者
8 月はドイツにいたいというアレを見つけたのでちょっとお話した.
8 月はずっとドイツとかで過ごしていたいのだけど, そういう都合の良い研究会はないだろうか?
@AHD21 オーベルヴォルバッハとか. 何があるのか, やっているのか全く知りませんが
@phasetr 初めて聞きました. 調べみましたが, 滞在型研究施設という感じの所でしょうか. 自然に囲まれていて良いですね.
@AHD21 数学の方では有名です. 当然私は行った事無いですが, 環境的にお知り合いにそこに行った方をたくさん見つけられると思うので, そちらに相談してみるといいでしょう. 私も行ってみたかった
@phasetr ありがとうございます. 僕の興味に近い研究会も行われているようなので, 今後アンテナを張っておく事にします.
今ツイート見たら派手にタイポしていて泣いているが, Oberwolfach というのはこれだ. 一度は行ってみたかった.
数学, 物理, 数理物理
号泣した.
論文の謝辞が, アニメキャラになる時代か. 3 か月ごとに論文書かないといけないなあ.
数学
まだ読んでいないのだが Cantor 集合の補集合の基本群を計算してガチャガチャやる論文が出たそうだ. 相変わらずの kyon_math さん情報であった.
Inequivalent Cantor Sets in $R^{3}$ Whose Complements Have the Same Fundamental Group. http://arxiv.org/abs/1307.8111
えー? カントール集合の補集合の基本群だと? そんなの考えたこともなかった. すげー. http://bit.ly/15aQCyh
これを読む時間, いつ取れるだろうか.
数学, 位相幾何
寡聞にして知らなかったのだが, Todai Research というページがあった. 未発見の素粒子がトポロジカル絶縁体で活躍, 強磁性を保ったまま金属から絶縁体に相転移するしくみを解明などはかなり気になる. 数学のネタもある, または上がってくるはずなので, 注視したい.
他の大学でもあるはずだし, 個人的に北大数学, さらに強く新井先生の動向は気になるのでこう色々とアレ.
数学, 物理, 数理物理
Pornhubにひたすら微分積分の解説動画あげまくってる台湾人おってクッッッッッッソわろてる pic.twitter.com/tQKPSBlP2Z
— TK弟 (@Tatra_T3_6892) June 12, 2021
号泣した.
【しかしながら, 技術者である私には, 華々しい成果をあげた量子力学と相対性理論に比べてみると, 不完全性定理は, 一体, どんな成果をあげてきたのだろうか? と素朴な疑問が浮かんでしまう】 http://sakuraimac.exblog.jp/19237670
何で数学と物理比べているの, とか地獄の底から這い上がってきたような意見に目も眩む方の市民だった.
数学, 不完全性定理
patho_logic さんによる次のようなツイートがあった.
本人知ってると破壊力がすごい.
これは江田 bot のツイートを受けての呟きだ.
私は背理法は大好きですよ.
江田先生を良く知らないのでアレなのだが, どう面白いのかすごい興味ある.
数学
感動した.