俵万智の息子さんが素晴らしい洞察を見せており深い感銘を受けたことを記録する

はじめに

RT でこのように感動的なツイートが回ってきた.

また算数の問題で息子が考えこんでいる. 「416 さつの本を, 同じ数ずつ 8 箱につめます. 1 箱に何さつずつつめればよいでしょう」… 「同じ数っていってもさあ, ぶ厚いのと薄いのがあるじゃん. オレの予想だと, 入りきらない箱も出てくるな」 だから, 悩むとこ, そこじゃないって!

コメント

悩むとこはそこだ. 算数の問題をただの計算と思わず, 現実の問題として正しく対峙し, 批判的に考えている. 世間ではこういう子を育てたいのだろう. 私なら一緒になって考え込んでしまうだろう.

問題では箱の大きさは全て同じとは言っていないし, むしろスカスカで場所ばかり取って仕方ないかもしれない. その辺をきちんと考えていけば自然とロジスクティスの問題になるし, 引越しするときには子供自身の身にもふりかかる現実的な問題だ. ただ学校でいちいちやっていたらきりがないので, こういうところこそ家でカバーしていきたい.

Twitter 上ではこのように反応したのだが, この息子さん, 実にしなやかな感性を持っているし, 俵万智さんは大事に育てられたい. 将来を期待せざるを得ない.

現実的で役に立つ算数を独力で展開するこの力, 実に尊く深い感銘を受けた

俵万智, むしろこの状況を短歌にしたらいいのに, というようなことも想起した.

ラベル

数学, 算数, 数学教育