2015¶
2016-01-06 ツイート・文献紹介: 物理に寄り添って幾何が学べるいい本ないだろうか¶
Hitichinの多様体のノートはこれが最新。ま https://t.co/lRb5pYppP7
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 10月 21
Hitchinの多様体のテキスト、余接空間をC_infinity関数をその微分がゼロになるもので割った商空間として定義して、接空間をその双対として定義している。おもしろい。 https://t.co/7g1v6IYuIZ
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 10月 25
hiroki_fさん, 物理と幾何まわりで面白そうなことをよく呟いているので参考にしている. 物理と幾何, もっときちんとやりたいのだが, 何で学ぶといいのかいまだにわかっていない. 物理にフォーカスした形でhirokif さんが言っているようなことを きっちり学べるいい本ないだろうか.
2016-01-07 講義中の証明通りにやらないと零点にさせられたことで湯川秀樹は数学への道を断たれたという凄惨な話¶
数学の先生が、授業の通り以外の解答を認めなかったので、数学やめた湯川秀樹。
— 三好 真 (@344Makoto) 2016年1月7日
(湯川秀樹・旅人より) pic.twitter.com/71RRtV7gQL
あまりにもむごいとしか言い様がない. 後に湯川秀樹がノーベル賞を取ったとかいうのは何ら関係がない.
教わった通りにしなければ駄目という人達, こんな惨い仕打ちをしようというのか.
ただただ許せない.
madnodaさんの次のツイート群を目にした.
図書館より予約していた湯川秀樹著「旅人」借りた
— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月18日
角川ソフィア文庫版P189が問題箇所
前後を見ると、この立体幾何学の教師の実名は載っていないが、いかに教師として問題だったかと言う事が判る
才能ある若者を『数学』に対し幻滅させたのが、その教師の責任であることは間違いない
実は湯川秀樹著の「旅人」を読み始めたのは学校の教師の問題を考えたからではない湯川と朝永振一郎の二人が中学・高校・大学と同じ学校の同級生だったということに以前から興味があったからだ(厳密には湯川の方が一つ年下で、飛び級で途中で追いついた(続く
— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
@madnodaこの二人がそろってノーベル賞をとるような偉大な物理学者になったというのはなぜだろう可能性は3つ
— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
番目が単なる偶然
2番目が一方がもう一方に刺激を与えた
3番目が学校の中に偉大な指導者となる先生がいた
と言う可能性があると考えた(続く
@madnoda1番目の偶然であるが、同じ学年には当時の日本には5万どころか100万位の学生がいたはずで、後にノーベル賞を取る2人が偶然、同じ学校の同級生のなるということは、それこそ宝くじよりも確率的に少ないので考えにくい(続く
— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
@madnoda2番目と3番目のいずれか、もしくは両方が起きた方が有り得る話だ
— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
2番目であろうが3番目であろうが、大正末から昭和頭にかけて、科学として理想郷のような学校があったのだろうか、と以前から考えていた(続く
@madnodaところが、湯川自身が書いた「旅人」の中に、頭の硬い数学教師により、湯川が数学の道を捨てたと言うことが書かれてると知って、その本が読みたくなった
— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
まだ、読み始めたばかりだが、4番目の可能性があることに気がついた(続く
@madnoda幾何学と言う伝統ある(ギリシア時代から)数学の先生が、自分の証明の仕方の通りに答えなければ試験を通さないと言い、それに反発した湯川秀樹が数学を捨て、逆に産声をあげたばかりの量子力学つまり伝統も何もない新しい学問に行くという機会を、その頭の硬い先生が与えた可能性だ
— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
@madnodaつまり文字通りの反面教師が湯川秀樹と朝永振一郎を物理学の世界に導いたのかもしれない
— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
理想郷とは真逆だ
もちろん、旅人読み終わったわけでもないし、旅人を読むようたところで、この4番目のが正しいという確証が得られるとは思えず、ずっと仮説のままかもしれない
(長文失礼
私も『旅人』を読んでみなければならないようだ.
コメント¶
量子力学のハイゼンベルグも数学者に幻滅して、物理に転向したようなことを「部分と全体」に書いてます。πの超越性の証明のリンデマンに会いに行った時のエピソードと関連して語られています。
2016-01-11 時空の物理学と無限集合・連続体の数学に関する異常な質問があったようなので¶
時空の物理学( https://t.co/ZbZD1SVRoP… — 言えないでしょ。そもそも物理学にそんな動きがなかったとしても、物理学から正当化されてしまうような、そんな生易し… https://t.co/TSyS2IkfcR
— くるる (@kururu_goedel) 2016, 1月 10
https://t.co/BDFHyOLCm7 これ、例えば @phasetrさんとかはどう答えるんでしょうね。
— くるる (@kururu_goedel) 2016, 1月 10
何かご要望を頂いたので.
まず質問を見やすく編集して引用.
時空の物理学なんかで例えば因果集合アプローチでは時空は離散的で時空の事象の集合も有限であり得るような数理モデルさえ提案されていて寧ろ連続体の方が時空の近似になってきてます。こんな状況にあって無限集合や連続体の存在を扱う公理的集合論の妥当性は揺らいできているとは言えないでしょうか?
まず一言. この言説, 根本的に無価値であり, 物理と数学を半端にかじった愚者の妄言だ.
もちろん質問者は質問者で真摯に学んだ上でこう言っていて, 周囲に聞いたり議論できる人もおらず, 藁にもすがる思いの質問かもしれない. 私自身直接観測したことはない(そもそも物理学会行ったことない)が, 物理学会で有名なトンデモ講演奢をちょっと見に行こうと思ってひやかしで参加したら, 実はとても真摯な人で「私の言っていることは正しいでしょうか. 何かぜひコメントをお願いします」といういわば「素人」で, ひやかしで行った自分がいたたまれなくなった, という話を見かけたことがある.
そういうこともあるので一概にその行動や心意気を否定していいわけでもないが, それでも無価値は無価値と断じる.
その上でコメント.
寧ろ連続体の方が時空の近似になってきてます
とりあえずそれ, 素粒子レベル, 量子重力レベルの時空物理の話であって, 物理全体どころか時空物理の枠内で見てもそんな話ないのでは. 一分野の中でもローカルな話だけ捉えてこいつ何言ってんの, という感じしかしない. 物理全体の潮流というならむしろそういうの教えてほしい.
時空物理の中でもローカルな話題を牽強付会に持ってくる, 極めて視野の狭い無価値な言説だろう. 時空物理, 一般相対性理論を基礎にした古典論レベルの話もあるはずで, その中では当然連続時空が前提のはずだ. 量子重力レベルで時空の離散化, 有限化が確立したとしても, 物理の階層性, 普遍性の問題もあり, そんな綺麗に話が切れるわけがない.
あと, 時空物理の主流になっていたとしても, 杓子定規に言うなら有限な時空上では相転移が存在しないので, その辺どうけりをつけるつもりなのか問い詰めたい. Ising, Heisenberg, Hubbardなど離散化したモデルは物性でも使うし, Hubbardでは有限格子上での相転移を扱いすらするが, Ising, Heisenbergでの強磁性とHubbardでの強磁性の定義が違うし, その定義問題からして物理としては深刻な検討が必要だ.
全く関係ないが, 離散可積分系の話が 最近盛り上がっているとか何とかPaulが言っていた記憶がある.
あとkururu_goedelさんのコメントも.
言えないでしょ。そもそも物理学にそんな動きがなかったとしても、物理学から正当化されてしまうような、そんな生易しいことはやってませんよ集合論は。
数学で物理から正当化できることなどあったらそれこそ一大事だ. 物理から正当化できる数学の存在の証明とかスーパー難しいだろう. Banach-Tarski のような物理的に実現不可能という意味で異常な数学的手段を使って 直観からは全く理解できない結果を出すとかいう例もある. よく選択公理のせいにされるが, (現在の技術水準からして) 物理的に不可能ということと 数学の定理としての正しさとか全くの無関係だし.
まあ私はそうは思わないのだけれども。時空(?)が有限だとしても、無限で近似できるなら十分に利用価値があると思うので。
質問者の言う「連続体」と, 「連続体の物理」とかいう意味での連続体が微妙に混同されているような感じがする. 集合論詳しくないのでそれらを適当な意味で一致させていいのかが本当にわからない. あと有限と無限と離散と連続 (体) がぐちゃぐちゃに混じりあっている感じもする. どこにどうフォーカスあてていけばいいか全くわからないが, とりあえず有限と無限にフォーカスあてておく.
物理だと時間・空間ともに有限なところを無限で近似することは定石だ. 一般相対性理論で宇宙には大きさがある, みたいな話があるが, そんなことを取り出すまでもない.
学部の電磁気で「無限に長い棒」とか無茶なの平気で出てくる. 他にも量子力学や素粒子の散乱をやるとき, 粒子の衝突時刻を 0 として, 衝突させる粒子が無限遠から発射された時刻を時刻 $- \infty$, 無限遠に飛んでいく時刻を時刻 $\infty$ として近似した理論を作っている. またこの時点で空間の無限遠も導入している. 当然だが, 有限の距離と有限の時間で実験した結果と この無限の過去・未来と無限の距離を導入した理論を比較して研究している.
元の質問が意味不明すぎてどう答えればいいのかもわからず, 回答らしきものも内容と流れがめちゃくちゃだが, 面倒になってきたしとりあえずよしとする.
追記¶
やはりやたべさんからツッコミを頂いた.
「物理学から正当化されてしまうような、そんな生易しいことはやってませんよ集合論は」ってどうなのよ胸張って言うなよと言い出す数学の哲学者はいそうですが(ハートリー・フィールドとか) https://t.co/W1PMH0RNop
— ytb (@ytb_at_twt) 2016, 1月 11
https://t.co/Olu0nWm5RHやはり数学の哲学界隈からはいろいろ文句がつくのか、という感慨をえた。ちょっと頭はかすめたが何もいえないので特に言及しなかった
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 11
@phasetr 「自然数などの数学的対象はどういう意味で存在するのか」 →「電子と同じく、人類の持つ最も信頼性の高い理論『物理学』に必要だから」 →「電子は観測されたデータに還元可能、同様に数学は物理現象に還元可能」 →「数学的対象無しで初等力学を展開するぜ(フィールド)」
— ytb (@ytb_at_twt) 2016, 1月 11
「そうにゃんか〜」という感じでさっぱりわからないが, とりあえずメモだ.
追記 その 2¶
哲学方面から怒られているようだが, 確かにその方面の思慮が欠けているというか, そもそも何も知らない. お叱りはお叱りとして, もとのくるるさんの発言も引用していったん終わりにしよう.
@kururu_goedelhttps://t.co/lRR6LErQgdに適当にいろいろ書きました。
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 11
@phasetrありがとうございました。以下にちょっと感想というかなんというかを書きます。
— くるる (@kururu_goedel) 2016, 1月 13
@kururu_goedelいくつか数理哲学とか科学哲学とかそういう方面からのご指摘というかお叱りのコメントをいただいているっぽく、そういう方面からの深刻な考察からは穴だらけであることまちがいないのでその辺はこう適当に割弾いていただく方向で
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2016, 1月 13
とりあえず、時空が有限というのは物理の中でもとても限定されたジャンルの話のようで、なんかほっとしました。もっとも物理学の最先端がどうなってようが、研究者としての自分にもただの人間としての自分にもなんの影響もないんですが。
— くるる (@kururu_goedel) 2016, 1月 13
【数学で物理から正当化できることなどあったらそれこそ一大事だ.】多分この人が言わんとしているのは、解析学は力学に使えるから正当化されるけど、集合論は物理に応用できてないから正当化できないので滅びろとかそういう話だと思うので、まあこの人にとっての正当化はできるんでしょう。
— くるる (@kururu_goedel) 2016, 1月 13
連続体の混同に関して。そもそもあれを書いているときには、連続体とか無視して、もっぱら「世界の状態数は有限である」ことが物理学で実証されたとして、それに対して無限を扱う数学はどう捉えられるべきかという話をしています。
— くるる (@kururu_goedel) 2016, 1月 13
というのも、集合論で連続体が扱えるのは無限集合を使ってデデキントの切断とかでそれらしいものが定義できちゃうからというだけの話で、集合論自体はひどく離散的な理論だと思っているからです。だから、連続体がダメだから集合論はダメ、というのは理屈に合わないから、有限性の方に絞ってます。
— くるる (@kururu_goedel) 2016, 1月 13
むしろ、「点なんて存在しない。全ては連続体の一部でしかない」となった方がよほど集合論にとってはいやらしい状況だという認識。
— くるる (@kururu_goedel) 2016, 1月 13
とりあえず、私がイメージしていたのとそんなにかけ離れていないお話だったので安心しました。ありがとうございました。
— くるる (@kururu_goedel) 2016, 1月 13
集合論自体はひどく離散的な理論だと思っているからです。
これが何か面白かった. 意味はよくわからないが.
それはそれとして, 知らないところにまで踏み込んで適当なこと書くの, 本当によくないなと超反省している.
2016-01-13 幾何と物理に関するhiroki_fさんとの問答記録¶
九大の伊都キャンパスで12月あたりに「働く流体屋のためのわりとガチな微分形式入門セミナー5時間」をやろうかと思います。
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 11月 4
@hiroki_f幾何の物理への応用みたいな本、数学的に厳密な話をしないというくらいであまり物理的にどう嬉しいのかよくわからない話ばかりという感があり、いまだによくわからないところがあります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 4
@phasetr同意です。数学的に厳密にやらないと良さは伝わらないと思います。 Hitchinのテキストが良いのですが、これくらいは知っとかないと物理には役に立たないと思います。
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 11月 4
@hiroki_fさすがに九州まで行けないので、やるならセミナー原稿的なものはぜひ読みたいです
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 4
hitchinのテキストに沿ってやるだけなので、@phasetrさんにはたぶん得るものないかも。
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 11月 4
@hiroki_fちなみに物理の話がきっちりされている本、何かいいのないでしょうか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 4
SchutzのGeneral methods of mathematical physicsが良いです。 @phasetr
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 11月 4
@hiroki_fありがとうございます。見てみます
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 4
幾何と幾何の物理への応用というあたり, 挫折しっぱなしなのでどこかの時点できちんと時間取りたい.
2016-01-15 重力波が検出されたとの噂? 2016-01-12での阪大教授橋本幸士さんのツイート紹介¶
ついに重力波がAdvanced LIGOによって観測されたか!(との噂) 去年の9月から稼働しているから、1年に中性子星の合体が10件起きるとして、そろそろ4件来てもいい頃?と指勘定。最低4件観測で発表するとの噂があった https://t.co/hWq8LNBW3T
— 橋本幸士 Koji Hashimoto (@hashimotostring) 2016, 1月 12
まあ噂は噂なので、噂で楽しむわけで。しかし一般相対論100年のこの時に重力はが観測されたかもしれないとは、なんともタイムリーな
— 橋本幸士 Koji Hashimoto (@hashimotostring) 2016, 1月 12
真偽のほどは定かではないが, さすがにちょっとびっくりしたので. とりあえずメモだけしておこう.
2016-01-19 Togetter紹介:「垂直抗力は重力の反作用ではない」話¶
「垂直抗力は重力の反作用ではない」話 というtogetterがあったのでとりあえずメモ. その他上記ページであげられているページ.
あとでもっとしっかり読もう.
大事なのはこれ.
@kikumacoです。「人が壁を押す力」と「壁が人を押す力」でペア。机の垂直抗力だと「物体が机を押す力」と「机が物体を押す力」がペアで、重力つまり「地球が物体を引く力」の反作用は「物体が地球を引く力」。
— 前野[いろもの物理学者]昌弘 (@irobutsu) 2014, 5月 1
あとで動画作りたい.** 2016-01-29 イベント企画: 「中二病で学ぶ量子力学」
「中二病で学ぶ量子力学」という一般講座を開いて、参加者が持っている甘い妄想を粉々にしたい。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 11月 18
@hottaquやりましょう。あとあまり関係ないですが、この間、素粒子に興味があるという人とメールのやり取りをして「こんな感じの理解に到達しましたがどうでしょうか」というのの返事につい通常営業で「根本から全く違います」と返したらそのあとメールこなくなって、いろいろ失敗しました
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 19
@phasetr「つい通常営業で「根本から全く違います」」←ついね、やってしまうのですよね。つい。相転移さんには清水本で殴る係りになるかもしれませんが、よろしくw
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 11月 19
タイトルは「中二病でも量子力学がしたい!」がいいかなと思いましたが、よく考えると「中二病でも○○がしたい!」の○○には「恋」のようなリア充がやることが入るべきなのでやっぱりちょっと違うかもしれない(リア充は量子力学したらあかんのか>わし) @hottaqu
— 前野[いろもの物理学者]昌弘 (@irobutsu) 2015, 11月 19
@irobutsu@hottaqu「中二病の異常な愛情あるいは私は如何にして心配するのをやめて量子力学を学ぶようになったか」
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2015, 11月 19
@irobutsu@hottaqu「リア充でも量子力学したい」にしては
— ABYSS (@TheAbyss0) 2015, 11月 19
@irobutsu「量子力学は中二病!」で
— mOxOn(駄文生成装置) (@MOX_ON) 2015, 11月 19
.@irobutsu量子力学こそ「リア充」がやることです!(強い目線で)
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 11月 19
@hottaqu物凄く楽しみですが、けっと乱れ飛ぶ数学記号ビームやΨランスにΦシールドの嵐で撃ち沈められるのだろうなあ。
— アルミニ (@cygnusgm) 2015, 11月 19
@cygnusgm数式を極力使わず、相手を撃沈するのがミッションらしいですw
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 11月 19
時間が取れるかはともかく, こういう無茶をぶっ込んでいけるのが専門家の長所だ. こういうのができない自分が情けない.
2016-02-11 立川裕二さん筋のツイート¶
2016-02-11 立川裕二さんのツイートをまとめた Togetter 「場の量子論の数学的定式化」とそこからの堀田さんとのやりとりまとめ¶
.@theorphys さんの「場の量子論の数学的定式化」をお気に入りにしました。 http://t.co/lgdy4s03fe
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
Togetterもまあ気になる. 特にこれ.
(ちなみに、形式的ベキ級数として数学的に正当化する、というのは、ようやく数年前に Costello によってなされて、本になっている: http://t.co/FPnRmix6eq)
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2015, 3月 5
追っていないから全くわからないが, 多少気になる.
それはそれとして, 私と堀田さんのやりとりメモ.
@hottaquこの辺の話でいつも思うのですが、非相対論的場の理論はどういう扱いなのでしょう。こちらは空間三次元のモデルである程度まともなのも何とかやれているのですが、相対論的というか超弦というか、数学的に格好いい方ばかり目立っている感があり、とてもつらいところです
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 5
一昨年だかその前のサマースクール数理物理で河東先生が、AQFTもVOAも両方ともかなり一般性が高くて完全には対応しないのは明らか、作用素環からは何とか有理性が大事でこれがキーになるはずだが対応するVOAの概念が何かよくわかっていないとか言っていたがその辺の話だろうか。あとで読む
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 5
@phasetr厳密な数学的取扱いは知らないのですが、物理屋としては(より簡単な)相対論的場の理論をいつも背景に置いて、その理論の中での粒子の質量∞近似をとることで何が問題なのと思っています。非相対論的モデルはより基礎的な相対論的理論から導出されるべきという視点なんですが。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
@phasetrただ数学的な難しさや非自明さは、物理屋のそのような"思い込み"とは独立だというのも認識しています。だから非相対論的な物理モデルをきちんと数学化する価値は高いですし、やって頂けるとありがたいです。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
@hottaqu論文読んでメルマガにも感想的なことを書くついでに何かまとめて書こうと思っているのですが、まず数学的にいうなら相対論は対称性の制限が強くて「厳しい」です。そのおかげでとりうる範囲が絞り込めて「簡単・単純」になるのだと思っていますが
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 5
@phasetr同感です。=>RTまず数学的にいうなら相対論は対称性の制限が強くて「厳しい」です。そのおかげでとりうる範囲が絞り込めて「簡単・単純」になるのだと思っていますが
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
@phasetrその制限を取り払ったときに出てくる数学的多様性には興味があるわけです。将来ローレンツ対称性が高エネルギー領域で破れていることもあり得ます。対称性は実は創発的であり、低エネルギーで近似的に存在する可能性も。そうだとすると対称性のないモデルの理解も物理として重要。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
@hottaquあと非相対論での紫外切断除去で時々問題として挙げられることで、紫外切断を除去して、元が非相対論なのに相対論的領域に突撃したりしないか、したとしたらどう扱うべきかというあたり、物理でどういう認識でしょうか
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 5
@phasetrこれは格子場の理論での回転対称性(ローレンツ対称性)のような例でも出てますよね。対称性は低エネルギー領域で創発するというアイデアは物理としても重要であると認識は広がっていると思います。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
@hottaquそもそも物理としてきちんと理解できていませんが、特に物性関係の、いわゆる階層性の話としてよりミクロの世界、相対論的領域には触れずに成り立つ部分は相対論の参照なく独立に切って考えられるはずで、「導出」を考えずに切り離した思考がどこまでできるかとか考えています
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 5
@phasetr繰り込み群におけるユニバーサリティの思想ですよね。それは重要ですね。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
@hottaqu量子力学から熱力学を導くとか、そういうタイプの導出自体が激烈な難問だろうというのもありますし、いい表現かわかりませんが「(より)ミクロな世界を参照せずに上の層だけで閉じる理論を構築できるか考えよう」というモチベーションが私にはあります
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 3月 5
とても面白いテーマだと思います。@phasetr
— Quantum Universe (@hottaqu) 2015, 3月 5
研究でもやりたいことがたくさんあるのだ.
2016-05-11 IPMUの立川裕二さんによる「研究と勉強ってどう違うのでしょう」¶
なんだか老害を発揮したい気分になったので、夕食後に「大学院での研究とこれまでの勉強はどう違うのでしょう」というような文章を書きました: http://t.co/hHjRPXUFui
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2014, 9月 29
いくつか引用.
また、理解したかどうか、というのは、心の奥底で深い理解が出来たか、ということではなくて、与えられた問題に対して、手もしくは計算機を動かして、答えが求められるか、ということです。まあ、深い理解が出来れば、計算も出来るでしょうから、計算ができないということは、深く理解していないということでしょうが。
とてもつらい.
また、理論物理をやっていると、使われている論理がいい加減だったり、もしくは、数学の専門書で使われている記法と異なるので、気になる人もいるかと思いますが、そこは(数学者にならないのであれば)我慢して進んで下さい。理論物理屋になって、同僚と会話するには、やはり適度にいい加減で、数学の本でなく理論物理の本で使われている記法を使わないと、話は通じません。物理と数学と勉強しているのは、中国語と英語と勉強しているようなものです。折角両方勉強しているのに、中国にいったときに、英語でばかり話をするのは、困ったひとです。
そんなに記法違うのか.
この場合はちょっと嘘を教わったのを明かされるまで数年ありましたが、似たようなことが繰り返します。半年前に習ったことが、実はちょっと嘘だった、本当はこうなのだ、と言われるようになり、場の量子論の教科書などになると、教科書のはじめの 1/3 ぐらいで学んだことが、つぎの 1/3 で実は嘘で本当はこうだ、と書いてあり、つぎの 1/3 で実はそれもさらに嘘で、本当はこうなのだ、と書いてあることはざらにあります。 なぜこんな事態になったのかはよくわかりませんが、事実なので仕方ありません。兎に角、書いてある議論をあまり鵜呑みにしない、あまり無理に変な議論を納得しようとしない。しかし、そこに書いてあることは計算できるようになる、という鍛錬が必要です。まあ、教科書だって人が書いているのですから、全般的に信頼してはなりません。
数学, 割とこういうことないので, とても勉強しやすい.
また、世間では学際とか、見識が広いことがもてはやされていていることもありますし、皆さん興味の広い人も多いですから、あれもこれも勉強したい、というのはあると思います。大学院に入るぐらいまではそれで全然構わないと思います。しかし、大学院に入ってなにか研究をしたい、という段になると、まずは、何か自分のやりたい研究分野で、最先端の論文が読めるぐらいにならないと始まりません。二つの分野を同時に勉強しようとすると、最先端に辿り着くまでの時間は倍かかります。一つの分野の中でも、さらに特定のことだけ徹底的に勉強することにすれば、先端まで来る時間は短くて済むわけです。
数理物理の厳しいところだ.
さて、この段階で何を具体的に研究したいか、テーマが決まっていなくても、幸い理論物理の論文は案外適当なので、論理にギャップがあることがしばしばありますので、それを埋めようとすることが出来ます。また、既存の論文の設定をすこし弄って、ちょっと違う状況にしてみて、考えるということもできます。これらは、別に大したことではありませんが、上の定義に照らせば研究と言えると思います。
数学だと例・反例を作るという本当に研究マターの仕事もできる.
私もがんばらねば.
2016-05-25 立川裕二さんの講演スライド: 「場の量子論の枠組みは如何あるべきか」¶
柏で「場の量子論の枠組みは如何あるべきか」という短い非専門家向けのトークをしたので、スライドをおいておきます: https://t.co/67qmnl8wanコメント歓迎します。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 18
@yujitachラグランジアンのない場の理論の"定義"って、普通どういう風にまとめられているのでしょうか。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016, 1月 18
@hottaqu無いので困っています。共形場理論なら、演算子積展開が crossing symmetry がある、等通常ので良さそうな気がしますが、これだけの公理で前記「…」が示せるかは謎です。みんな使ってますが…
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 18
@yujitachスライドにいきなりラグランジアンのない場の理論が出てきてるので、それは素朴にどういう意味なのかなと思ったので。まだ誰も知らないとかでなく、その理論に対して本当にラグランジアンが存在しないことは証明されているのでしたっけ?(「そこから?」レベルですいません)
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016, 1月 18
@hottaqu古典的ラグランジアンでは持ち得ない対称性を持つ場の量子論は幾つか見つかってます。三次元のN=8超対称共形理論は古典的にはBagger-Lambert理論の一種類しか書けませんが、量子論的にはもっといっぱいあります、ABJM理論でk=1,2にすると。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 18
@hottaquABJMのラグランジアンはN=6あるのですが、特殊な場合に超対称性が上がります。そういうときに上がった部分の超対称背景場を結合させようとするとラグランジアン書けなくなります。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 18
@yujitach引数が点粒子の座標xである場に対する古典論的作用が全く書けないということなんでしょうね。点粒子用の場だけではなく、もっと変な対象物まで持ち込めば古典的に作用が書ける可能性はないのでしょうか。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016, 1月 18
.@hottaqu通常のスカラー、フェルミオン、ゲージ場では書けないということです。もっと変な古典場を入れれば出来るかも知れないのはその通りで、ラグランジアンが当然有るべきだという信仰を捨てられない同業者はそういうのを探す人も多いですが、個人的にはそれは囚われだと思ってます。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 19
@yujitach一般的には量子的な理論の"古典極限"でどんなものが残り、世界を記述するかという問題は、凄く非自明なんだろうと思います。単純に大きさを持たない点粒子だけが住んでいるのが「古典的世界」なのかという視点では、囚われと断じると面白い可能性をはずしてしまう気がします。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016, 1月 19
@yujitach(と言っても、自分は手を動かして参入する意志はないので、分野外の素人が言うたわごとということなんですが。)
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016, 1月 19
.@hottaqu「経路積分に入るラグランジアンに使うべき古典作用に現れる古典場」と、「量子系に古典極限を取ったときに何が出てくるか」、というのは、「古典」という字面は一緒ですけれど同じ保証は(特に普通のラグランジアンを持たない理論に関しては全く)無いと思います。ですから(続)
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 19
@yujitachLagrangian はあるけど Lorentz covariant には書けない、というのはどちらの例に分類されますか?https://t.co/F7mua19f5Hのイントロに色々書いてありますが。
— Ryo Suzuki (@suzuki__r) 2016, 1月 19
.@suzuki__rそれは古典運動方程式の対称性を全て明白に持った古典ラグランジアンが無いという問題で、関係あるものの多少異なる問題では無いかと思います。そもそも、いろんな言葉が未定義なので、将来見つかった枠組みを「ラグランジアン」と呼んで仕舞えば、どんな理論も
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 20
@suzuki__rby definition で「ラグランジアンはある」ことになりますから、定義のはっきりしていない現状では、ある理論がラグランジアンがあるかないかというのは明確に白黒分かれた話ではないですし。色の濃淡はあるとはいえ。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 20
@yujitach「古典運動方程式はあるけど量子分配関数が Lorentz covariant に書けない」という方が正確では。それでも 2nd-class constraint を課せば形式的に path integral できる、とも反論できるので言葉の定義が曖昧ですが。
— Ryo Suzuki (@suzuki__r) 2016, 1月 20
@suzuki__rうーん、量子分配関数自体は Lorentz(diffeo) covariant ですけど。量子分配関数をむりやり経路積分で書こうとおもったときの「古典作用」は covariant には書けません、というのが正しい主張かな?
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 20
@yujitach話を戻すと、covariant Lagrangian の有無は古典極限が取れれば部分的に解決できる問題なので、ℏのない量子論を扱う方法を知りたいのが主目的な場合には二、三歩先の問題でしょうね。
— Ryo Suzuki (@suzuki__r) 2016, 1月 20
@hottaqu僕の言う「ラグランジアンを書くことに囚われた人々」は「古典極限をしっかり調べようという人々」とは一緒ではありませんので、悪しからず。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 19
@yujitachなるほど。理解しました。ありがとうございます。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016, 1月 19
.@yujitach例えば古典極限はとれても、そこに現れる点粒子や他の謎の対象物に対するラグランジアンがないこともあり得るわけですね。その古典運動はどうやって記述されるのか は大変面白い問題だと思いますが、やっぱり古典作用が出て来るのが自然な仮説のようにも個人的には思えます。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016, 1月 19
.@yujitach「古典極限をしっかり調べようという人々」には、その謎の古典ラグランジアンを見つけるチャンスがあるように思えて、頑張って欲しいなと分野外の人間ながら感じます。若手の人のなかでもっと興味を持つ人がいてもいいような。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016, 1月 19
.@hottaquうーん、あり得るという以前に、ラグランジアンのあるQCDですら物理的な普通の意味での古典極限はハドロンの理論が出てきて、クォークとグルオンの古典運動方程式に従うものは出てきませんよね、それを見るには深部非弾性散乱極限を取らないといけないわけで。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 20
.@yujitachそういうことですか。こちらは低エネルギー領域のハドロンのカイラルラグランジアンのようなイメージでみてました。これはある意味、古典作用ではありますよね。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016, 1月 20
.@hottaquだから、僕にはそれは自然な仮説には思えないのです。この話も、経路積分に使うべきラグランジアンと、古典極限を記述すべきラグランジアンは、区別しておいたほうが良いと思う、一理由です。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 20
.@yujitachなるほど、飽くまで(可能な)全てのエネルギー領域を記述できる経路積分に使う作用が見つけられていないということに力点があるのですね。低エネルギーでの有効作用の形とは別個に。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016, 1月 20
@yujitachすみません。確認したいのですか、よろしいでしょうか。超弦からラグランジアンのない場の理論が出てくるような記述がファイルにあったように思うのですが、超弦自体はまだラグランジアンのない理論だと思うのでしょうか?
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016, 1月 20
.@hottaqu超弦は重力を含むので僕の考察外です。とりあえずとしては勝手な外場としての計量と結合できる場の理論を考えたいが、重力自身を量子化を始めると枠組みがなにもわからないので。重力を含む理論としては超弦の作用は全時空でディラトンが弱結合なら(ほぼ)あります。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 20
@hottaquでもそういう時は超弦からはラグランジアンの無い場の理論はでてきません。あと、ほぼある、といったのは、1. いろいろ技術的な問題があって書き下すのは難しく、昨日まさにそのテーマの博士論文の審査をしたくらいであるのと、
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 20
@hottaqu2. 超弦の作用は存在するだろうときでも弱く背景依存して、固定した背景とそこからあまり離れていない時空しか記述できないらしいからです。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 20
@yujitach行列模型としてのM理論とかはどうなのでしょう。この場合、作用は一応あるということですよね。背景依存性がやはり強いのでしょうか。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016, 1月 20
@hottaquそうですね。「M理論の作用」「弦理論の作用」と言った際、現行では、少なくとも特定の状況では使える作用、という意味で、ノンラグランジアン理論が出てくるような状況には現時点では使えません。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 1月 20
@yujitachできる若手の人に残された問題は結構ありそうですね。若い才能にも、どんどん頑張ってほしいところです。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016, 1月 20
話が相当ずれると思うが, 古典論でも運動方程式が書けて Lagrangian が書けない状況があるらしいのだが, どういう具体例があるのか, それをずっと知りたいと思っている.
2016-06-06 Togetter: IPMUの立川裕二さんのツイートをまとめた『場の量子論の数学的定式化』¶
IPMUの立川裕二さんのツイートをまとめた場の量子論の数学的定式化というTogetterがあった. Longoや河東先生の論文 From vertex operator algebras to conformal nets and backが引かれていて, これに関するコメントがいろいろ書かれている.
この河東先生の論文も読んでみたいしAQFTももっときちんと勉強したい. やりたいことたくさんある.
2016-07-21 立川さんツイート: 「ある巨大基数の存在に関する (数学基礎論屋的?) 直観から、組み紐群の性質が予言され、実際に証明されたとか」いう話¶
僕がよく言う「(僕のやるような)物理は、物理に対する直感的な考察から数学的予言を取り出し数学者に証明させる営みである」はあんまり他の人が言っているのは見たことがなかったのだけれど、論理学者(日本語では数学基礎論屋)の人が言っているのを見つけた(続く)
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 2月 14
これ https://t.co/GvjfWA5XpSのp.12。ある巨大基数の存在に関する(数学基礎論屋的?)直観から、組み紐群の性質が予言され、実際に証明されたとか。その巨大基数があるかはZFCから独立だが、それがあると思うと、ZFC内の性質が示唆されるということのようだ。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 2月 14
この pdf の一ページ目も凄い。 https://t.co/KHBMIMABPL
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016, 2月 15
謎の強烈な仕事だ. 立川さんも謎の情報をいろいろ仕入れてつぶやいてくれるのでとても楽しい.
立川さんの研究室紹介 YouTube がうさんくさくてとても素敵¶
本文¶
大学院説明会 大学院紹介 立川 2014: http://t.co/m0KVZGglXP@YouTubeさんから 昼飯後に視たが、手際良いランダム行列論の講義で面白い。ところで核でも統計力学でもランダム行列は使うので素論の大学院紹介になっているのか?
— 早川尚男 (@hhayakawa) 2014, 5月 29
@hhayakawaどうもありがとうございます。僕は素論をやっているのではなくて、僕にとって面白いことをやっているだけですので、学生さんも、僕の面白いと思うようなことを面白いと思うかたが入って来て下さればそれでいいのです
— Yuji Tachikawa (@yujitach) 2014, 5月 29
@yujitachなるほど!それは大学院進学希望者への明快なメッセージです。
— 早川尚男 (@hhayakawa) 2014, 5月 29
立川さん, 本当に怪しくていい.
ラベル¶
数学, 物理, 数理物理, 物理学者
研究者はもっと研究対象に対する個人的な感慨を公にしていってほしい¶
本文¶
立川さんのいい話.
自分の研究対象を何故面白いか、やるに値するか等を書類に書かされる度に思うのだけれど、あなた、恋をしているとして、どうしてその対象に恋をしているか、理性的に語れるわけがないでしょうと。理由をきちんと言えるような段階では、それは恋ではないし、研究ではないと言いたい
— Yuji Tachikawa (@yujitach) 2014, 6月 12
以前他の研究者のかたと、研究対象に美を感じるかという話になって、物理理論に美しいという形容詞は当てはまらないと言って大反論したのだけれど、その後、一体どのような形容詞を使うと僕としてもっともしっくりくるかを考えたのですが、研究対象は性欲の対象であるというのが一番近い気がしました。
— Yuji Tachikawa (@yujitach) 2014, 6月 12
人によってまたいろいろ変わるところだが, こういう個人的な感慨はどんどん公にしてほしい.
ラベル¶
物理, 数学, 数理物理
立川さんツイートメモとツイートから考えたもろもろ: 人間の直観なんて大したことはない¶
本文¶
面白かったのでメモ. 次のあたりの立川さんのツイート.
- https://twitter.com/yujitach/status/459336381244796928
- https://twitter.com/yujitach/status/459336755062112256
- https://twitter.com/yujitach/status/459338458138279937
- https://twitter.com/yujitach/status/459339005998276609
- https://twitter.com/yujitach/status/459339997376569344
- https://twitter.com/yujitach/status/459493078424776704
場の理論の勉強をはじめて, いろいろな概念 (仮想粒子等) の物理的意味を悩んでいる学生さんの tweet を見るが, そんな哲学的なことを悩むのは 30 年早いと言いたい. アインシュタインやボーアは偉大だから, 哲学的な考察から物理を引き出せたが, 普通はそうはいかない. (続)
自分は第二のアインシュタインだ, ボーアだ, と思うならそれも構わないが, 人間原理的に考えて, そんな確率はゼロでしょう. だったら, まず, 計算を出来るようになるのが先決でしょう. 年を取って, テクニカルな部分で業界に寄与できなくなったと思ったら, 意味でも考えればいいのだ. と僕は思います.
二十世紀はじめの物理の大革命がそれら哲学的嗜好のある偉人によってなされたせいで, 今にいたるまで相対論, 量子論の教科書のはじめが哲学色が強すぎるのは害悪だと僕は思う. 古典力学はわかりやすいが量子力学はわかりにくいなんてナンセンス! 現時点のデータで未来が全部決まっていると思うなんて
量子力学とおなじぐらい日常生活の常識に反するでしょう. 古典力学だって全然わかりにくい. 古典力学の教科書も哲学色が濃いものが多かったなら, トンデモさんも相対論と量子論だけを狙うのでなくて, 「ニュートン力学は間違っていた! 」とかいう本も沢山出ていた筈.
量子力学と相対論の教科書を, 古典力学の教科書みたいに単に事実を書くものに変えて, 一般向け解説でも, わかりにくいとか不思議だとか書かずに, あたりまえだと書くようにすれば, トンデモさんは撲滅できると僕は思います
@hottaqu プロの研究者や教育者が仮想粒子を量子揺らぎだと教えていればそれも問題だと思いますが. 仮想粒子は理論を摂動論で扱うから出てくるだけで, 全ハミルトニアンの固有状態でみれば単に $e^{itE}$ がかかるだけ, 計算上の手段に過ぎない仮想粒子を揺らぎだというのはナンセンスだ
少し話はずれるが, 古典論 (とりあえず相対論は除いておく) にも 結構面倒な部分はたくさんある. アメリカのマンハッタンへの飛行機突入とそのあとの 物体の落下に関する異常者の言動があるが, アレも非日常的なスケールの物理に対する 直観の効かなさに原因があるというのはよく言われている.
人類レベルで直観が磨き抜かれた専門家ですら 「きちんと調べないとわからない」と言って研究テーマにしていたわけで, 高層ビルレベルで既に人間の感覚は通じなくなる.
ラベル¶
物理, 古典論, 力学, 量子論
立川さんによる Strings 会議の講演者と講演内容の変遷を追うページ¶
立川さんによるページがご自身により宣伝されていたのでとりあえず私も便乗してみた.
過去の Strings 会議の講演者と講演内容の変遷と一望できるページをつくりました. http://member.ipmu.jp/yuji.tachikawa/stringsmirrors/statistics.html
どう見ると面白いのだろう. そういうのが少しあるだけでも門外漢には嬉しいのだが, と思ったところで, 自分もそういうのを作っていくべきなのだな, と思う方の市民であった.
2016-02-03 相対論が絡んだときにいきなり虚数が出てきて気持ち悪い件をもっときちんと消化したい¶
相対論と電磁気がわからなすぎて適当につぶやいたらコメントもらえたので.
その1. ピカチュウさんから.
相対論的に電磁気やるときに電磁場に(形式的に)虚数入ってくるのが気持ち悪い体質になってしまった
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 24
@phasetr相対論での速度の合成則、多様体論的にというか解析力学的にはどう捕らえたらいいのだろう。中村・山本の本にどう書いてあるか(あったか)確認しよう
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 24
@phasetr4元速度で見ろという話か
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 24
@phasetrディラック方程式まで考えると虚数入れた方が綺麗になる気がします。 古典でもローレンツブーストを回転として見る時に時間に虚数を入れるのが都合がいいと思えるなら、4元ベクトルポテンシャルに入るのも自然な気も。
— aki_room (@aki_room) 2015, 11月 24
@aki_room物理の勘がなさ過ぎて泣いています。ふと(古典論で)実係数の空間(多様体)上の関数に複素持ち込むの嫌だなと何か思ったので。何にしろまたもう少し考えてみます
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 24
その2. hiroki_fさんからのコメント.
@phasetr相対論で虚数いれるのって、4元数が物理にとって重要だと思われていたころの名残と理解していまるのですがどうでしょうか?
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 11月 24
@hiroki_fその辺は全然考えていませんでした。幾何的に複素ベクトルバンドルとかわざわざいるのか、面倒そう、とか思っていました
— 相転移P(市民) (@phasetr) 2015, 11月 24
@phasetr4元数、複素数を使った相対論は特殊でしかみたことないので、幾何的な背景は薄そうですね。
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2015, 11月 25
頼んだわけでもないのにその筋の人がいろいろコメントくれるとか凄過ぎる. 何ていい時代なんだ.
2016-02-05 記事紹介: 『ケルビンの「19世紀物理学の二つの暗雲」に関する誤解』¶
とても気になる.
「お寺で宇宙学」の準備の途上で発見した、すごい誤解。知らなかった。『ケルビンの「19世紀物理学の二つの暗雲」に関する誤解』 京都大学、冨田博之。https://t.co/Kn0fOLrdce 他の方々も(この誤解には)衝撃を受けられたようだ。科学史の記述も書き換えないと…。
— MIZUNO Yoshiyuki水野義之 (@y_mizuno) 2015, 5月 17
またあとできちんと読み込もう. メルマガにも書くのだ.
2016-02-21 東大理学系研究科 佐野雅己教授, 玉井敬一さんによる「乱流発生の法則を発見:130年以上の未解決問題にブレークスルー」という話に関する記事とか批判とか私の感想とか¶
“乱流発生の法則を発見:130年以上の未解決問題にブレークスルー — 東京大学 大学院理学系研究科・理学部” https://t.co/HJOa8Q1GiA
— myrmecoleon (@myrmecoleon) 2016, 2月 16
「乱流発生の法則を発見:130年以上の未解決問題にブレークスルー」https://t.co/XzvvExZFKK乱流転移は身近ながら謎が多い現象なので、理解が進むといい。DPクラスの自然な例が増えたのも、非平衡の普遍クラス探索の観点から興味深い話だと思う。
— シータ (@Perfect_Insider) 2016, 2月 16
先日紹介した乱流のプレスリリースへの批判的なコメントhttps://t.co/BPKU2sq75v これは流体屋と統計力学屋との間の関心の寄せるポイントの違いという気はする。この結果を受けての発展として何を考えるか(乱流制御や詳細な評価か、非平衡普遍クラスか)の違いもありそう。
— シータ (@Perfect_Insider) 2016, 2月 18
全くわからないがとりあえず気になったので眺める. まずは理学系研究科のサイトから引用しつつ.
『乱流発生の法則を発見:130年以上の未解決問題にブレークスルー — 東京大学 大学院理学系研究科・理学部』への感想¶
発表概要でまず「ちょっと待て」感のある記述を見つける.
流体の方程式が非線形性(注2)のため数学的に解けないこと
理学系研究科の広報でこれはどういうことだ, と「数学警察」的に気になって仕方ない. めっちゃ ill-defined 感溢れる「数学的に解けない」というこの文言, 工学系研究科とかならまだしも, よりによって東大の理学系研究科から出るのかと眩暈がした. 実際, これどういう意味で使ったのかを本当に教えてほしい.
出鼻を挫かれまくったが先に進もう.
実験ではそれよりもはるかに小さな速度(レイノルズ数で1000以下)で乱流になることが以前から知られていました。
流体力学に対する感覚が全くないので, レイノルズ数が 1000 以下というのがどんな感じなのかが全く掴めていない.
このことは他の形状の流れでも同様で、層流が乱流になるためには、一定以上の大きな振幅の外乱を加える必要があります。
振幅というのが何なのか, そこからしてわかっていないので, これ以上読んでも概要全くわからないな? 感に満ち満ちてきた.
でもとりあえず全部読もう.
現代のスーパーコンピューターをもってしても、乱流への遷移を調べるためには、大規模な計算を長時間行う必要があり、乱流遷移はシミュレーションが実験を凌駕できない現象の一つとなっています。
シミュレーションが実験を凌駕できる現象, どんなのがあるのだろう. 宇宙関係とか割と綺麗そう (「ノイズ」が少なそう) なので, うまくはまりそうな感じはある. むしろ実験が本当につらい分野だ.
これまでで最大級のチャネル実験装置を製作し
最大というのの比較対象がよくわからない. もう原論文読んだ方が早いのではないか感も出てきた.
上流で外乱を一様に与えて観測を行うとともに、統計的な法則を明らかにするための新たな解析方法を考案しました。
統計的な法則というのが何なのかよくわからない. 何か確率的な話なのこれ.
図1は、チャネル流の一部を可視化した図を示しており、一様な層流中に乱流スポットが見えます。
図をどう見ればいいのか全くわからない.
乱流スポットが空間を占める割合(乱流割合)を測定し、その空間依存性を調べること、さらには、測定場所を固定して乱流スポットが通過する時間間隔などを測定することで、相転移と類似した複数の現象を見いだしました。
これがさっきの統計的な法則というやつか?
注も読む.
注1 中略 しかし、その後、流体の運動を正しく記述しているはずの流体方程式(ナビエストークス方程式)は、外部から微小な摂動を加えても層流は層流のままで乱流にならず、乱流を発生させるためには、一定以上の大きさの外乱が必要なことが明らかとなりました。
この「しかし」が何にどうかかっているのかがわからない. 注入したインクのレイノルズ数が大きくても Navier-Stokes では「外部からの微小な摂動」という扱いにしかならなくて, Navier-Stokes がおかしいという話?
この辺の基本的っぽいところからして 流体を全く理解していないことがわかってしまいつらい.
任意の場合について解を得ることができ、一般的な解法が存在するが、方程式が非線形の場合には一般的な解法は存在しない。
これ, 最初の「数学的に解けない」というやつへの回答っぽい. 解法の定義自体がよくわからないが, 厳密解が出るか出ないかという話なのだろう. 厳密解の有無を「数学的に解ける」というのどうなのだろう. 「解析的に解く」という物理ジャーゴンがあるのは知っているし, そちらの方がいいのでは感もある.
注3 チャネル流 2枚の平行な平板の間の流体の流れのこと。本実験では、長さ6メートル、幅90センチメートル、ギャップ幅5ミリメートルというこれまでで最大級のチャネル流装置を作成した。
これもさっきの疑問に対する回答だった. でかいのどこなのだろう. 長さ 6 メートル, 幅 90 センチメートルというのが大きいのだろうか.
今までこの大きさでの研究がなかった理由とかも気になって仕方ない.
20世紀の後半から、非平衡状態の間の相転移が興味を持たれてきた。
非平衡相転移, 数学的にどういう定義なのだろう.
注6 レイノルズ数 流れを特徴付ける速度をU、長さをL,動粘性率をνとすると、レイノルズ数は、Re=UL/νで与えられる。流体の慣性力と粘性力の比を表す無次元のパラメーターである。
何というかこう, レイノルズ数に関する感覚が全くない.
注9 有向浸透現象(Directed Percolation) 有向浸透現象(Directed Percolation)とは、疫病の伝播や森林火災、砂山のなだれ、細胞内でのカルシウムの伝播など一見確率的な伝播現象を表す数理モデルが示す振る舞いを指します。
いきなり敬体に戻った.
岡山理科大学教授, あらきけいすけさんによる批判記事『130年の放置プレイ?タイトル盛り過ぎでしょう、佐野先生』への感想¶
Perfect_Insiderさん紹介の記事, 130年の放置プレイ?タイトル盛り過ぎでしょう、佐野先生について.
プレスリリースがかなりミスリーディングで「はでに盛った」解説の書き方になっているのだが*1、立場上センセーションを追いかけざるを得ない大学広報の意向を汲んでいるのではないかと邪推している。
タイトルだけ見るなら「130年以上の未解決問題」であり, 130 年放置プレイとか言っていないので, この批判記事の記事タイトル自体に悪意を感じる.
ただこのプレスリリースの中身を理解するには流体の研究を始めた大学院生程度の知識は必要だし
これはそうだろう.
そうであればこそ大学院に入りそうなくらいの学生向けのカウンター情報は必要だろう。
というわけで読み進める.
流体の運動の研究をややこしくしているのは何も「非線形性」だけではなくて、流体の流れる場所の境界の形状や温度などの「境界条件」によってもコロコロ変わるからだ。流体の絡んでくる自然現象は多様であり、それだけに「境界条件」も「方程式の解」も多様である。
ふだん $\mathbb{R^n}$ でしか考えないので, 境界条件に関する感覚が著しく乏しいのがつらい.
今回の研究で「法則規則性」は見つかって理論物理学者は喜びそうだが、工学的には「予測」「制御」への応用は難しいと思う。
一足飛びの工学的応用, 誰も期待していないのでは感があって, これはさすがにただの難癖では.
乱流の発生は130年間未解決だったか?というと、そうではない。例えば気象現象の基礎となる熱対流による乱流を例に取ると、線形安定性の解析は1960年代の Chandrasekhar の教科書3や、カオス研究の紹介ではおやくそくの題材の Lorenz アトラクタを出す Lorenz モデル4、倍周期分岐 (period-doubling bifurcation) による乱流への遷移5など、1980年代くらいのカオス研究や数値シミュレーション研究の勃興期くらいから、かなりの基礎的なことが実験的にもシミュレーション的にも分かっている(佐野先生も液晶を使って対流のパターンとかの実験をやってらしたはず)6。
「かなり基礎的なことが実験的にもシミュレーション的にもわかっている」というの, 少なくとも理論的にはわかっていないのだろうし, とうぜん根本解決はできていないのだろうから, 未解決というのに間違いはないのでは.
その一方で、壁に挟まれた領域の流れやパイプの中の流れの不安定化の問題は亜臨界分岐 (subcritical bifurcation) であり、理論的にかなりハードであることが知られていた。
今は実験 (とシミュレーション) の話をしているのではなかったか. 話がごちゃごちゃ飛び過ぎていて何が言いたいのかわからない.
まずはじめに「揺さぶり」を記述する方程式が線形だけれども非エルミートになるし(量子力学の固有値問題がなんとうらやましいことか)、さらには分岐の後の解は(乱流まで含めて)数値計算で求めるしかない。
エルミートにするなら 複素数値関数で考えないといけないはずだが, 「壁に挟まれた領域の流れやパイプの中の流れの不安定化」は 2 次元の系というか, 複素数の世界で記述できると思っていいのだろうか.
この辺は大学院レベルの流体力学の基本的なことだから 説明ないのだろうと思っているが, 何にせよ私はよくわからない.
あと量子力学の固有値問題を引き合いに出している理由は全くわからなかった. ちょっとずれるが, 量子力学というか量子統計というか場の理論といえばいいか微妙だが, 学部 3 年でもやる共鳴の話をやるとき, 「準安定状態」の議論をするために非自己共役作用素のスペクトル解析に叩き落としたりする.
相互作用を入れたあとに入れる前の固有値が実数から虚数になるので, その動きを追いかけるために解析接続的なことをするのだが, そこでスペクトルを回転させる処理を入れて調べる. そこで自己共役作用素が非自己共役作用素に変換される.
今回の研究の「研究者向けの目玉」は流れが速くなるにつれて乱流の振るまいがどのように変化するかを丁寧に整理していることなのだ。「乱流の変化」を整理したら「乱流の発生」の振る舞いに臨界現象との類似が見つかったということ。
いままではある意味で「何が問題なのかわからない」という出来の悪い学生のような状態であったところに、「directed percolation で記述できるダイナミクスは何か」という研究目標ができたのだ。もちろんこれが理解のすべてではないと思う。
ポイントポイントではまあそれなりに感じはわかるが, 全体的に何を言いたいのかいまひとつ判然としない批判記事だったという感じがある.
2016-02-24 書籍紹介: 大井 喜久夫, 大井 みさほ, 鈴木 康平, いたや さとし『自転車のなぜ 物理のキホン!』¶
めちゃくちゃ難しそうだがどう扱っているのかはとても気になる.
自転車のなぜ 物理のキホン! http://t.co/ptAYfJR3Pk 自転車を題材にした力学の本みたい.対象が小学生で税込4536円
— iSem@12/4〜6PHP★ (@AzuleneS0_S2) 2015, 1月 24
とりあえずはメモ. それにしても高い. 値段, もう少し何とかならないか. この価格では子供に買い与えるの大変だろう.
2016-03-04 細谷曉夫先生の「戦後に生まれ, 物理を志して」¶
本文¶
東工大の細谷曉夫先生の回顧録のようなものを見つけた. これだ. 「戦後に生まれ, 物理を志して」というタイトルになっている.
細谷先生, 勝手に量子情報の人かと思っていたのだが何か分野を転々として, 色々とはちゃめちゃにやっていた人だった. 何といっていいか分からないが, ほーへー, という感じで面白かった. 内山龍雄先生が豪傑という話は良く聞くが 「龍雄先生の冒険」という自費出版の書物があるという. 是非読みたい. 細谷先生にメールしたところ, 近い内に PDF をアップされるとのこと. 正座待機して待っている.
個人的には数学者関係のエピソードが面白いので, それを引いておこう.
引用¶
また, 佐藤幹夫先生が京都の数理解軒研究所で月末の土曜日に開いていた可積分系のセミナーに, 阪大の伊達悦郎さん達の紹介で参加した. 一年も立たないうちに, 数学者達の具体例を一般化するパワーに圧倒され落後した. 佐藤先生のエネルギーと食欲だけはよく覚えている.
この頃になると, 数学者との付き合い方が少し分かつて来た. 被らは概ね脇が国く, いい加減なことを言わないように心がけている. 言い換えると波長域が狭いので, こちらの方から波長を合わせる必要がある. しかし, いったん壷にはまると数学の集中力と概念を一般化する方に辻舌を巻く. 黒川信重さんは例外で波長域も広く, 質問には間髪入れず答えてくれて, しかも立ったままペンを走らせてレジュメを紙に書いて下さる. 冗談を 3 分おきに言える能力とともにビックリすることが多かった.
追記¶
f_hiroki さんからコメント頂いたので.
細谷先生はよく言ってました。> 冒験者の大部分は失敗し、ごく少数のものが新しいコンセプトを切ち開くのではないだろうか? 私には失敗を覚悟で冒険することが、{僥倖によって定職を得た科学者の道徳的義務とさえ思う。@phasetr
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2016年3月4日
あとここを見ると, 『龍雄先生の冒険』は再販検討中らしいので, めっちゃ正座待機している.
2016-03-13 早川尚男「流れる砂と流れない砂」 : 京大基礎物理研究所の早川尚男さんの品川セミナー動画¶
8月の品川セミナーのビデオが漸く公開された。 https://t.co/XSXXmbXqsq https://t.co/Ro6CZjsBuV
— 早川尚男 (@hhayakawa) 2015, 12月 18
面白い. 勉強してKindleとかに出してみたい小ネタもできた. 頑張ってコンテンツ作るのだ.
2016-03-16 ワニの胆汁が毒?¶
モザンビークの、ビールにワニの胆汁混入で死者が出た報道の話、ワニに毒ってほんとかなと思ったら、どうやらこういうことらしい。同じ疑問を思った人がたくさんいるんだな。 http://t.co/umHOitjF8Y
— 中島かずき (@k_z_ki) 2015, 1月 13
このまとめ面白い。裏をとろうよ、という話。 “@k_z_ki: モザンビークの、ビールにワニの胆汁混入で死者が出た報道の話、ワニに毒ってほんとかなと思ったら、どうやらこういうことらしい。同じ疑問を思った人がたくさんいるんだな。 http://t.co/7GpoLk5xub”
— みたにちせ/だいこん洞 (@chisse32) 2015, 1月 15
裏を取れるのは取った方がもちろんいいし, 気にした方がいいのはいいが, それ以上に鰐とか日本で普段見かける対象ではないので, ちょっと面白かったということでメモ.
2016-03-17 SimonsとYangのゲージ場・ファイバー束を見出したときの回想動画¶
数学者(兼アメリカ10本の指の大金持ち) Simons と 物理学者 Yang の対談で、昔々、物理屋のいうゲージ場が数学者のいうファイバー束の接続と同じであるとふたりで見出した際の回想だそうです。まだ僕は見てませんが。 https://t.co/35twAAGvpk
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2015, 1月 14
見たい. とりあえずメモ.
2016-03-24 ツイート紹介・記事紹介: 冨田博之, 『ケルビンの「19世紀物理学の二つの暗雲」に関する誤解』, 京都大学¶
「お寺で宇宙学」の準備の途上で発見した、すごい誤解。知らなかった。『ケルビンの「19世紀物理学の二つの暗雲」に関する誤解』 京都大学、冨田博之。https://t.co/Kn0fOLrdce 他の方々も(この誤解には)衝撃を受けられたようだ。科学史の記述も書き換えないと…。
— MIZUNO Yoshiyuki水野義之 (@y_mizuno) 2015, 5月 17
「お寺で宇宙学」というのがまず謎だが面白そうだから何はともあれメモ.
2016-04-04 谷本溶さんによる理論物理学者の衝撃発言と理論物理の本の衝撃的な記述¶
先輩でもある谷本溶さんの悲しみに満ちたツイート.
某理論物理学者から来たメール 某「お前らの論文見たよ。xxは証明されてないって書いてるけど、俺たちの論文で示されてるから」 ぼく「マジで? でも読んでみたけど、どこに書いてあるのかわかんないよ?」 某「証明はないけど、できると思うよ」 ぼく「」
— Yoh Tanimoto (@yoh_tanimoto) 2015, 12月 30
某理論物理の本を読んでいて出てきた衝撃的な論理。"xx法を行うにはooという条件が成り立っている必要がある。従って、ooが成り立っていると期待される。以下では、簡単のためooを使って計算する"
— Yoh Tanimoto (@yoh_tanimoto) 2015, 12月 29
前も書いたし物理ではないが, 学部二年の実験のとき, 工学系の教官にレポートの常微分方程式の解き方を見られて 「(はじめに解を$x = A \sin \ometa t$とするなどと書かずにやるのは)数学的にいい加減な書き方だね」とか言われて衝撃を受けたことはいまでも覚えている.
その程度でいい加減という扱いになることが衝撃的だし, そして工学の人間にその程度で数学的にいい加減とか言われるの, 心外以上の何者でもない.
その当時, 私も物理学科だったのでそんなに強く言えたものでもないが, 学部一年のときに必修で実数論, 集合・位相やったし, 二年の常微分方程式の講義も (応用物理学科にいる) 本当に数学として偏微分方程式を研究している教官による厳密な常微分方程式の講義を受けていたし, それで工学の人間にそんなこと言われないといけないの, やるなら解の存在とか一意性からだろう, とかいろいろなことを思った記憶がある.
ふだん「物理で数学的に厳密じゃないのがいやだ」とか言っている学生に 「数学やりたければ数学科に行け」と言っているような性質だが, あれは受け入れられなかった.
そんなことを思い出すツイートだった.
2016-04-06 朝永振一郎教授の「思い出ばなし」¶
このページだ. あとできちんと全部読みたいが, 割とつらい話ばかりっぽい. 冒頭からしてすごい.
学長をやめて、このごろはいくらかひまである。しかし、どうせまたいろいろ用事を持ち込まれるにちがいないから、そうなる前に昔の思い出などを綴っておこう。 古めかしい煉瓦建築の入口を入ると、灰色に汚れたしっくい壁の暗い廊下に、ほこりくさい空気がよどんでいる。この陰気で沈滞したようなふんいきが京都大学の物理科に入ったときの第一印象であった。 今から思い出してみても、学生時代に楽しかったこと、生きがいを感じたことなど、一つもなかった。一つには健康がすぐれなかったせいもあって、何かわけのわからぬ微熱が続いたり、不眠になやまされたり、冬は必らず二度も三度も風邪をひき、胃弱、ノイローゼ、神経痛、そんなぱっとしない状態がいつまでもつづいた。一方講義はちんぷ平凡に思われ、物理学というものに何となくあこがれのようなものを感じていただけに、それは大変な幻滅であった。
とりあえずあとこれ.
数学演習というのは、毎週十題ぐらいの宿題が出て、次の週に黒板の所で解いてみせるものだが、大いそぎで黒板に出て、やさしい問題に手をつけてしまわないと、乗物にのってまごまごしている間に席をとられてしまうように、あとは手ごわい問題ばかりが残ってしまうものである。しかしすばやく席をとろうなどとすると、胸はどきどきするし、それは何とも浅ましいことのように思われた。そこでいっそのこと、一番むつかしい問題を一つか二つだけやっておくという手を使うことにした。そうしておけば、そんな問題にあまり手をつける者はないので、そうあわてないですむことになる。やってみると、いくらむつかしくても、一題か二題だけに集中して一週間の時間をかければ、何とか解けることがわかった。何日も何日も考えつづけて、むつかしい問題が解けたときのよろこびは、たとい答のすでに出ている練習問題であっても、それは純粋に学問的な創造のよろこびに近い。 岡先生にしても秋月先生にしても、今ではレッキとした大数学者だが、当時はまだ大学を出たての若僧で、われわれにとっては、兄貴のように親しみやすかった。それに、すでに智的好奇心も探究意慾もかれてしまったような老先生の中で、この二人はいかにも若々しく、情熱を研究にささげているらしい空気が学生に伝わってくるように思われた。若い先生というものは、学生にわからせるというよりも、自身の興味に溺れて、話が脱線することもよくあるものだが、そういうとき、わからぬままにかえって好奇心をそそられ数学の新しい動向の片鱗がみえたような気がして、今まで習った古くさいものとくらべて、それは何とも魅力あるもののように感じられるのであった。
京大の数学演習, 修羅の道と聞いている. いま東大工学部にいる, 統計力学の若きスーパースター沙川さんですら, 問題演習の解答を黒板に書いたときに担当の人に散々言われただか何かで, 「自分には数学絶対無理だ」とか思わせたと聞いている. 京大やばい.
あと気になるのはやはりここ.
若い先生というものは、学生にわからせるというよりも、自身の興味に溺れて、話が脱線することもよくあるものだが、そういうとき、わからぬままにかえって好奇心をそそられ数学の新しい動向の片鱗がみえたような気がして、今まで習った古くさいものとくらべて、それは何とも魅力あるもののように感じられるのであった。
これをやりたい. 頑張ろう.
2016-05-16 Maxwellの悪魔に関する学習院の田崎晴明さんの解説¶
一部でマクスウェルの悪魔が話題みたいなので数年前に(鳥谷部さんたちの実験が出たとき)学会誌に書いた名解説をリンクしておこう。時間のない人は最初と最後のパートだけ読もう。 【「悪魔」との取り引き:エントロピーをめぐって 田崎晴明】 https://t.co/PR3pDVYNed
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2016, 1月 14
よくわからないがとりあえずメモしておく. 全然わからないのだがこの(実験)結果, 平衡系と解釈できるのだろうか. 沙川さんすごいな, と陳腐な感想だけ残しておく.
2016-06-02 動画紹介: The Magnus effect. No Spin v Spin¶
The Magnus effect. No Spin v Spin pic.twitter.com/kyeCYLMa0R
— Car Crash TV (@Crashingtv) 2016, 1月 22
よくわからないが動画の威力を強く感じる. 動画とかマンガ, もっとたくさん使いたい.
2016-06-11 アマチュア向け場の量子論の本にはじまる「本書は読者の予備知識は仮定しない云々」という話¶
元のツイート(の1つ?)が非公開になっていて読めなかったがとりあえず.
大学院への勧誘の仕方でもこういう例を見聞きする。でもって勘違いして大やけどするんだけど。
— 非線形 (@_mod_p) 2014, 9月 16
.@_mod_p「私の分野はあまり予備知識がなくても研究できます」という言い方は、数学者でもすることがありますね。ブルバキの影響が強かった時代の数学書の序文によくある「本書は読者の予備知識は仮定しない云々」と似たところがあります。読者がGiftedであることを仮定してますが…
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2014, 9月 17
@Paul_Painleve「予備知識は学部レベルの微積分と線形代数程度で十分である(但し本職の数学者並にわかっていること)」というチートはありますね。
— 非線形 (@_mod_p) 2014, 9月 17
@Paul_Painleve@_mod_p読者がgiftedという仮定は中々に強力ですね。
— Hiroyuki Miyoshi (@metaphusika) 2014, 9月 17
@metaphusika@_mod_p物理だと”for the Gifted Amateur"という表題で、むしろ購入意欲をそそられるのかもしれませんが、数学だと昔から叩かれるネタになってますね。何が違うんだろう?? https://t.co/AqsiweRLr0
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2014, 9月 17
@Paul_Painleve@metaphusika@_mod_p物理でも、少なくとも日本では、叩かれるネタではないかと思います。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2014, 9月 17
発端っぽいツイートの一つ.
最近は雨後の筍のように場の量子論の教科書が出ますが "QFT for the Gifted Amateur" というのが出たようで「能力に恵まれたアマチュア用」というタイトルは如何なものですが、アマゾンの評判は良い。皆様の感想を乞う。 http://t.co/lJmJQFozud
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2014, 9月 15
才能のない還暦過ぎの感想です。 RyderのQuantum Field Theoryを読み進めたのですが、だんだん式を追うのが難しくなり、p224の散乱振幅の計算でダウンしてしまいました。 そこで試しに購入したのがこの本です。わかりやすくしようと工夫があります。手続きをダイアグラム風に示したり、手書きの図を添えたり、言葉と式を交えて基礎的なレベルから場の量子論の基本概念を説明しようとしています。専門的な本はそれこそ数多く存在するので、こういった非専門家のための本の存在意義はあると思います。しかし、Landauの「場の古典論」のような読みながら興奮することがありません。(才能のない者のぼやきですが) 式のジャングルで遭難し、木々の観察も森の構造も理解できない足腰の弱い者には、「場の量子論」のための数学といった入門書が望まれます。そのうえで式の意味、概念の必然性、歴史的な理論の発展史などが初心者向けに書かれるとうれしいのですが。
「興奮」と非専門家向けの記述がどれほど両立するのかよくわからないが, 恐ろしく挑戦的な要求だ. とりあえず要望はあるらしいし, 自分も地道に世に問うていこう.
2016-06-20 記事紹介: 京大, 重力物理学の国際拠点 米欧大学と相互交流¶
京大、重力物理学の国際拠点 米欧大学と相互交流 :日本経済新聞 https://t.co/4iUeSPrGg9
— 早川尚男 (@hhayakawa) 2016, 2月 1
これが新聞記事になるんだ。
新聞はすぐリンクが死ぬので, あとでも読めるよう読めるところは(全文)引用しておく.
京大、重力物理学の国際拠点 米欧大学と相互交流
京都大学基礎物理学研究所は、重力に関連する理論物理を幅広く研究する「重力物理学研究センター」を4月に発足する。宇宙の誕生直後に発生した重力波や、重力を含めた様々な力を統合する超弦理論(超ひも理論)などを研究する。海外の研究機関と連携し、国際的な研究拠点とする。
新センターは、同所の「重力波物理学研究センター」を改組して立ち上げる。専任教員2人を含む7~8人で発足。米…
2016-06-27 メモ: 田崎さんの『「ゆらぐ界面」をめぐる実験と理論』: 竹内さんの結果と笹本さん・Spohn が出てくる¶
竹内さん @oh_la_la_kazzが難解な界面成長の理論を深く理解した上で数理物理学者を刺激する実験結果をだしていたのは学生時代からなのだ。
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2016, 2月 2
『「ゆらぐ界面」をめぐる実験と理論』をどうぞ!(この解説、今読んでもよく書けてるぞ)https://t.co/IQuws9itoM
2010 年の解説の段階でも実験、数理ともにものすごいのだ(佐々さんが「私は『GUE などが実験で見えるはずはない』と信じていた」と研究会で発言した)。そして、今やさらに高いレベルに進歩している。人類はまた少しだけ賢くなったんだね。https://t.co/IQuws9itoM
— Hal Tasaki (@Hal_Tasaki) 2016, 2月 2
竹内さんはもちろんのこと, 文中で出てくるSpohn, 笹本さん, 田崎さんという面子がすごい.
Spohn というと修士のとき, たまたま修論が終わったタイミングで舟木先生のゲストで東大に来ていて, 岡山大の廣川先生から「せっかく日本に来ているから議論しに行ってきた. あなたもせっかくなのだから Spohn に修論を聞いてもらうといい. 来るかもしれないと紹介しておいたから.」という話になったので, Spohnに修論を聞いてもらうという凄まじい機会を得た.
Hubbardとフォノンの相互作用系で引力の発言について話をしたとき, ``Nice observation!''と言ってもらえたのを覚えている.
研究したい.
2016-07-13 記事紹介: 【誰でも分かる】「量子力学」ってなんなの?詳しい人に聞いてきた【入門編】¶
国際会議の帰りの空港で突撃取材を受けました.その後仙台に出張、ようやくいま新幹線で京都に向かっています.
— Masayuki Ohzeki (@mohzeki222) 2016, 1月 28
【誰でも分かる】「量子力学」ってなんなの? 詳しい人に聞いてきた【入門編】 https://t.co/5xAIM5pk3s@iENGINEER15さんから
まだ読めていないが話題だったのでとりあえずメモ.
2016-09-08 日本生物物理学会の学会誌「生物物理」のバックナンバーページがあったので¶
日本生物物理学会の学会誌「生物物理」のバックナンバー、拾い読みが楽しいです。https://t.co/QwFC9Osrys
— 細 将貴 (@MasakiHoso) 2016年3月12日
よくわからないがとりあえずメモしておく.
2016-09-09 郷信弘『過去半世紀から未来を見る』生物物理 52(2), 066-067(2012)¶
過去半世紀から未来を見るhttps://t.co/vmAYeIx5A8
— 細 将貴 (@MasakiHoso) 2016年3月12日
"学会は,その歴史の中に後進の手本となる人をもつことこそが使命だと思う.国策で無闇と金をつぎ込んで,結局金に群がる権力志向の研究者だけをはびこらせてしまった無残な研究分野を私はいくつも見てきた."
何かつらい.
2016-09-10 堀田昌寛さんのツイート¶
2016-09-10 「物理学における存在とは?」: 堀田さんのブログの記事, Unruh 効果が面白かったので¶
堀田さんのブログは本当に面白い.
ブログ更新しました。⇒「物理学における存在とは?」 - Quantum Universe http://t.co/Oeg7uhqAzE
— Quantum Universe (@hottaqu) 2014年5月3日
「存在とは何か?」という問題は、本来実に根が深い。 例えば、相対論的量子場の真空状態|0〉を考えよう。 普通の慣性系での量子化では、真空は粒子数が零の状態だ。 またエネルギー密度の期待値もどこでも零だ。 そして図1のように慣性運動している測定機Aで測っても、粒子は観測されない。 空っぽの「無」の状態そのもののように思える。 しかしFulling-Davies-Unruh効果、通称「ウンルー効果」という面白い現象が知られている。 図1のBのように真空中を一様加速度運動をしている測定機は、あたかもその加速度に比例する温度の熱浴の中にいるように振る舞うのだ。
Unruh効果は元RIMSの小嶋先生の文章によく出てくるので名前だけは知っている.
小嶋先生, 本当に何を言っているのかわからないので, Unruh Unruh言うのはそんなに面白いことがあるのかとずっと思っていたがようやく面白そうなことがあるのだと認識した.
小嶋先生が要求してくるレベルの高さは本当に果てしなく, 私の言動も多くの人に小嶋先生のように見られているのかもしれないと思い, かなり反省した.
Reeh-Schliederの定理の物理的な意義: 堀田さんのツイートまとめ¶
次のツイートからなるツリーをTeX 化・PDF化した.
ふつうの物理の人がReeh-Schliederの定理に対するコメントをしていて, そんなに知られている定理なのかと驚いた. これは代数的場の量子論の基本定理で, その筋では有名というか基本中の基本の定理でもある. 学部四年年から修士一 年の頃, 必死で勉強した定理でその頃は数学的な証明だけ何とか追いかけられたものの, 物理に踏み込めるほどの力がなかった.
何年越しかさえ忘れてしまったが, Reeh-Schliederの物理に触れられる機会だったので忘れないように記録しておいた. いつか代数的場の量子論ももっときちんとやりたい.
それはそうと黒木さんの連続ツイートもいろいろまとめている. 需要がありそうならそれも公開したい. 連続ツイートだとどうしても式が見づらい.
二重スリット実験からはじまる堀田昌寛さんの量子情報ツイートまとめ¶
堀田昌寛さんのツイートまとめ.
量子力学の一般解説でほぼ必ず登場する二重スリット実験がありますよね。1個1個の電子をばらばらと図のような2穴スリットを通すと、沢山の電子が衝突した後のスクリーンには波のような干渉縞が起きる実験です。 pic.twitter.com/mOxXCA7XiV
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016年12月4日
一方、どちらの穴を通ったかを測る測定器を置くと、同じように電子を投げても、干渉縞が消えてしまうという実験です。 pic.twitter.com/NXXpyhdyly
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016年12月4日
この実験は、量子論を扱う科学哲学の一般向けの書籍にも仏教学者の佐々木閑さんの「科学するブッダ 犀の角たち」にも出てきます。この現象に対して、電子を観測すると波動関数が収縮して干渉縞が消えるという説明があるのですが、実はこれは正しくない説明なんですね。 世間に流布したよくある誤解。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016年12月4日
佐々木閑さんは特に「意識は波動関数の収縮を起こさない」ことを主張するために、この二重スリット実験を解説されています。しかし測定器が起こすデコヒーレンスが干渉縞を消しているだけで、測定器によってどちらかの穴を通るただ1つの波動関数に収縮しているわけではないのです。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016年12月4日
測定器と電子の相互作用によって、系の波動関数は|Ψ>=|電子は上の穴を通過>|電子が上にいると測定器が記録>+|電子は下の穴を通過>|電子が下にいると測定器が記録>という純粋状態になるだけで、(電子+測定器)の全体としては、波動関数に収縮は起きていないのです。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016年12月4日
この|Ψ>という状態で電子だけの状態に注目すると、上の穴を通った状態としたの穴を通った状態の古典的な混合状態になるので、スクリーン上の干渉縞が消えてしまうのです。波動関数の収縮は起きていないのです。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016年12月4日
より正確にはスクリーンと電子の相互作用も考えるべきでして、何回も実験した最後には(電子+測定器+スクリーン)の全体が純粋状態になってます。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016年12月4日
波動関数の収縮は系に関する知識の増加に過ぎないので、意識をもつ主体がいて初めて起きます。観測者が重ね合わせの中のただ1つの成分を経験することが波動関数の収縮なんです。今の場合、デコヒーレンスで生じた混合状態の中からただ1つの成分だけが抜き出される過程こそが、波動関数の収縮。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016年12月4日
世間に流布している多世界解釈の理解に対する誤解の指摘も含めて、この波動関数の収縮については下記記事を参照してみて下さい。https://t.co/WoW0xfqS9E
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016年12月4日
またこれも一緒にどうぞ。https://t.co/6TM8A4XUxt
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016年12月4日
このまとめもご参考に。https://t.co/AhKbeL2vpH
— Quantum Universe (@hottaqu) 2016年12月4日
量子情報, ちゃんとやりたいと思っていながら全くできていない. よく混乱しがちなところをクリアにしてくれる分野だと思っていて, 本当に面白そうなのにとても悲しい.
ほったさんによる量子力学の素敵なトピック集¶
本文¶
量子力学の教官の方と学生さんに改めて知っておいて欲しいこと. RT で広めて頂けると助かります. http://mhotta.hatenablog.com/entry/2014/04/28/194922 http://mhotta.hatenablog.com/entry/2014/04/26/061840 http://mhotta.hatenablog.com/entry/2014/03/11/155744 http://mhotta.hatenablog.com/entry/2014/04/05/094917
それぞれ次のようなタイトルになっている.
- トンネル領域で粒子を見つけたら, その足らなかったエネルギーはどこから来たのか?
- 測定時間とエネルギーの測定誤差の間に不確定性関係はない.
- 摂動論と, "時間とエネルギーの不確定性関係"という名の幻.
- 波動関数の収縮はパラドクスではない.
トンネル領域の話, 非常に面白いのでぜひ読んでほしい. それぞれ面白いから, 興味のある記事だけでもぜひ読まれたい.
記事紹介: 「測定時間とエネルギーの測定誤差の間に不確定性関係はない」¶
本文¶
ブログ更新しました. 「測定時間とエネルギーの測定誤差の間に不確定性関係はない」. - Quantum Universe http://mhotta.hatenablog.com/entry/2014/04/26/061840
適当にやってきてしまったところなので, 非常に参考になる. 実にありがたい.
堀田さんのブログ紹介: 弱値, 弱測定に関する記事たち¶
本文¶
負の確率、複素数の確率の話のもとになる弱値、弱測定に関しては http://t.co/hPgGnF8Da3 http://t.co/mBD4KSaDt2 http://t.co/PxourS8KYs http://t.co/tcbCXCyRkW に書きました。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2014, 5月 18
実に面白そう. そのうち, きちんと腰を据えて読みたい.
2016-09-17 桂法称『量子多体系入門 --格子模型を中心に--』平成28年度 (2016, A) 京都大学 集中講義 サポートページ¶
私の長年の友人でもあり、共同研究者でもある桂さん(東大理物准教授)が京都大学で「量子多体系入門 --格子模型を中心に--」と題する集中講義を行います。
— Shu Tanaka (@tnksh) 2016年9月17日
そのサポートページがこちらです。https://t.co/yvFQsdrkp4
リンク情報が非常に充実しています。
『パズドラとHubbard模型 [教室談話会]』が前からずっと気になっている. あとHubbardというかフェルミオン系での相関不等式は議論ないのだろうか. 連続系でのFrohlichおじさんの論文はあるが, 学生のときに読んで全然読めなかった記憶しかない.
宣伝協力も兼ねてとりあえずはメモ.
2016-09-21 算数が『初等魔法学』なら物理は何だろう?¶
うちのオタ長女に算数から繋がる化学、物理、生物のさわりを教えて「だから算数は『初等魔法学』と考えろ」って言ったら勉強しだしたから、なんでもものは言いようだな。ちなみに国語は『初等古文書読解学』、英語は『初等異民族研究学』です。
— chodo (@chodo) 2016年9月21日
見せ方が大事なことを学んだ. これは教訓としたい.
2016-10-04 2016ノーベル物理学賞「トポロジカル相転移」の公式解説: 専門家から見てもかなり面白いらしいので¶
さっきのRTで出てきたノーベル物理学賞の解説、ざっと読んでみましたが、https://t.co/9jdHdt5mRS
— Shu Tanaka (@tnksh) 2016年10月4日
の最後の章も興味深い。
王道すぎるノーベル賞であったことを再認識しました。
@tnksh量子シミュレーションの章ですよね。エスリンガーやブロッホの光格子の研究が引用されてて熱いですね。
— Makoto Negoro (@makoto0218ne56) 2016年10月4日
自分の専門もかなり近いところだし, 何とか時間を作って読みたい.
2016-11-01 熱エンジンの効率を最大限に上げると出力がほぼゼロになることを証明, Shiraishi, Saito, Tasaki, Universal trade-off relation between power and efficiency for heat engines¶
慶應大ら、熱エンジンの効率を最大限に上げると出力がほぼゼロになることを証明 ~熱力学に新たな原理が付加 - PC Watch https://t.co/3S3rahorBTなんか、絶対に批判されたくないならチラシの裏にでも書いて黙っとれ、みたいな感じある(全然違う)
— Piro/「シス管系女子2」発売中! (@piro_or) 2016年11月1日
いろいろとアレだが文章引用.
古くから推測されていた熱エンジンと効率向上と出力の大きさとの間にはトレードオフの関係があることが慶應義塾大学理工学部の齊藤圭司准教授と、東京大学大学院総合文化研究科白石直人氏、学習院大学理学部の田崎晴明教授らの研究グループによって証明された。
火力発電所の発電機のように、高温の物体から熱を受け取り、それを電気のような「使えるエネルギー」に変える装置を一般的に「熱エンジン」と呼ぶ。高温の物体から受け取った熱エネルギーのうち、どれだけ利用できたかの比率を「効率」という。この効率には、原理的に超えられない「カルノー効率」という上限があることが分かっている。一方、発電機では、効率だけでなく「何Wの電力が発電できるか」という「仕事率」が問題になる。
カルノー効率が達成されると、効率は上がるが、トレードオフの関係で、同時に仕事率がゼロになることが漠然と予想されていた。しかし、従来の熱力学には動作時間という概念が組み込まれていないため、仕事率を解析できず決定的な答えを得られていなかった。
確かによく言われる準静的過程で説明される話を真に受けて, そしてそれしか最大効率達成法がないのだとすれば気分的には十二分にありうる話だ. 量子論的にはどうなのだろうとかいろいろ気になることはある. 楽しそう
論文(プレプリント)これっぽい. 読んでみよう.
『一般的な熱エンジンについて、「効率を高くしようとすると不可避的に時間当たりの出力が小さくなってしまう」ことを、定量的で厳密なトレードオフの関係を新たに証明することで、理論的に明らかにした』 / “一般の熱エンジンの効率とスピー…” https://t.co/48CqAQICL5
— どせい (@xr0038) 2016年11月1日
「プレスリリース全文」がポイントを押さえており門外漢にとっても分かりやすかった
— どせい (@xr0038) 2016年11月1日
やっぱりちゃんとプレスリリースあった.
2016-11-04 谷村省吾さんのスライド「きちんと理解するのは意外に難しい潮汐力」¶
おもしろい>潮汐力 https://t.co/GVpnHaZ7Tq
— Hiroki Fukagawa (@hiroki_f) 2016年11月4日
確かに面白いのだが, これ, 序盤で次のように出てくる.
地球物理・惑星物理の専門家にとっては完全に解決されている問題なのだが、門外漢たちが何度も誤解を蒸し返しているのである。
この話が中心になるのかと思っていたら, 物理の人間からの考察がメインで, 「いや, 完全に解決された視点で話した方が速くて正確なのでは」という気持ちになった.
こういうコンテンツももっと出した方がいいのだろうな, という気はしている.
2016-11-05 「物理学を買えた二人の男」¶
1879年11月5日,イギリスの物理学者マクスウェル歿.ファラデーによる電磁場理論をもとにマクスウェルの方程式を導いたことなどで知られます.二人が作り出した「場」の理論は現代物理学の基礎というべきもの.その道程を描く1冊がこちら.☞ https://t.co/ga68QP8vVHpic.twitter.com/lHoDaPay9e
— 岩波書店 (@Iwanamishoten) 2016年11月5日
科学史系のコンテンツを充実させたいと思っているのでとりあえずメモ.
2016-12-01 元素の存在に関する原理的な限界と物質の安定性¶
元素って頑張ればいくらでも元素番号が大きいものがあるのかとかつては思っていたが、人間の能力によるのではなく原理的な理由による「最後の元素」というものは存在するだろうとされているらしいhttps://t.co/fOzPprrl8h
— シータ (@Perfect_Insider) 2016年12月1日
Wikipediaからちょっと引用しておこう.
ウンセプトトリウム(unsepttrium)は、原子番号173にあたる未発見の超重元素に付けられた一時的な仮名(元素の系統名)。理論上存在しうる最後の元素とされている(174番元素以降になると、1s軌道の電子の束縛エネルギーが電子-陽電子の対生成に必要なエネルギーを超えるため。)。
理論上、原子核を点として扱うディラック方程式では陽子数137を超えると虚数解となって式が成り立たなくなる。
これstability of matter事案なのだろうとは思う. Stability of matter, 学部の頃からずっと興味あっていまだにきちんとやりきれていない. 無料講座開講にかこつけてきちんと勉強し直すという最強のライフハックも検討している.
2016-12-02 Kazumasa A. Takeuchi $1/f^{\alpha}$ power spectrum in the Kardar-Parisi-Zhang universality class¶
新しい論文です。https://t.co/ILsQjGSur2
— 竹内一将 (@oh_la_la_kazz) 2016年12月2日
KPZの1/f的ゆらぎについて。1/f^a型パワースペクトルが出ることは不思議でも何でもないのですが、最近出た拡張版Wiener-Khinchin定理を使うと、定常KPZの普遍的性質が調べられることがわかりました。
KPZは置いといても、パワースペクトルを各種指数で特徴付けるやり方は、1/f的ゆらぎが出さえすれば使える方法で、意外とご利益があります。スケール不変な系なら、拡張WKでもう少し細かな性質までわかる。なので、論文はKPZの非専門家にも向けていて、知識ゼロで読めるように書いたつもり。
— 竹内一将 (@oh_la_la_kazz) 2016年12月2日
しかし、自分が「1/fゆらぎ」をテーマに論文を出すとは思いもしなかった。M1の頃、初めてこの言葉を聞いて調べてみて、この論文(?)が出てきたときの衝撃は忘れられない。。https://t.co/Xs7LHNhaDH
— 竹内一将 (@oh_la_la_kazz) 2016年12月2日
それ以来、僕がこの言葉に持つイメージはご想像にお任せします。
KPZ, 名前しか知らないといって前にも調べた気がして, そしてまたすっかり忘れている. とりあえず Wikipedia をぺたり.
最近全然研究していない. 悲しい.
あと何かここで論文が読めるらしい.
J. Stat. Phys.に論文を出版したら、出版社からシェア用のリンクが送られてきた。https://t.co/sCwFpIrOwfリンクさえあれば、購読なしで誰でも論文が読める、面白い試みだと思う。Springer-Nature系の論文誌なら同じサービスが受けられるそう。
— 竹内一将 (@oh_la_la_kazz) 2016年12月5日
いつまで読めるのだろう.
2016-12-02 2016年のノーベル物理学賞のどこがすごいのか? - 田崎晴明|WEBRONZA - 朝日新聞社: 記事紹介¶
第一線の研究者による物理愛のこもった解説→今年のノーベル物理学賞のどこがすごいのか? - 田崎晴明|WEBRONZA - 朝日新聞社 https://t.co/RH2iTtS6ph
— 高橋 真理子 (@marikotkhs) 2016年12月2日
ログインなしでは途中までしか読めなかった.
もう試してすらいないが, 報道各社のログイン, やたらたくさん情報を入力させるので本当に登録が面倒で, それなら記事なんて読めなくて構わないと思わせるのに十分だった.
こういうので情報取るのはいいとして, その情報を有効活用しているのだろうか?
新聞社とかIT死ぬほど弱いイメージしかないが実際のところはどうなのだろう?
物理の話を書こうと思ったのに一瞬で心が折られたことを記録する.
2016-12-11 空が青く見える理由: 物理学と生理学と¶
「空って何で青いの」と子供に問われた時に、短波長の光ほど大気中の分子に散乱されやすい、と回答すると、「じゃあ何で空は青より波長の短い紫にならないのか」という二の矢が当然予想されるわけで、それに対して俺はこれまで紫領域で急減する太陽光のスペクトルを見せれば済む話だと思っていたのだが pic.twitter.com/CQBzRyQ5UQ
— 朱奈 (ชูนามุล) (@chounamoul) 2016年12月11日
実際には散乱された空の光の明るさのピークは紫の波長領域にあるらしい。つまり空は本当に紫色なんだけど、俺らの目の感度が、黄色をピークとして分布するので、比較的見えやすい青が空の色として認識されている、という所まで説明できて合格なのだった。俺にもう一度チャンスを、チャンスをくれ
— 朱奈 (ชูนามุล) (@chounamoul) 2016年12月11日
つまり空の青はレイリー散乱という物理学的機構と、視覚の感度分布という生理学的機構が織りなす色だったわけです。みたいな子育てお役立ち情報を当アカウントでは主に発信しています。
— 朱奈 (ชูนามุล) (@chounamoul) 2016年12月11日
太陽光のスペクトルデータも視覚の感度分布もよく知らない(調べていない)ので真偽がよくわからないのだが, とりあえず記録しておきたい.
2016-12-16 このデータで遊びたい: 高エネルギー物理の就職事情¶
院生の何%が業界に職を得られるか、感覚的にしか答えられない気がしていたけれど、うちの業界に関してはデータが40年分位完備しているので、定量的に出来る気がする。データは https://t.co/ZojgZLhnUbからバルクでダウンロード出来るので、誰か解析しませんか。
— o-o⇒o-o-o (@yujitach) 2016年12月16日
いじりたくなるデータというのがなくて統計学の勉強で困っていたがこれは面白そう. とりあえずメモしておく.
2016-12-16 渡辺澄夫『物理学者でない人にとっての平衡統計力学とは』¶
日本が誇る渡辺澄夫大先生の「物理学者でない人にとっての平衡統計力学とは」⇒ https://t.co/IDUqZSydzJ 特異学習理論に関連するアイディアや、興味深い物理と数学に関する哲学など必見。p222の右側の注意だけでも必見。
— mathetake (@MATHETAKE) 2016年12月26日
後で読もう. とても気になる.