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とてもとても悲しいことがあったのだ.
Today is DAY 1 in the year long countdown to the 100th anniversary of Einstein’s discovery of General Relativity. pic.twitter.com/2G2lb0poV3
— Brian Greene (@bgreene) 2014, 11月 27
来年で、一般相対論は100歳。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2014, 11月 27
アインシュタインが一般相対論を提出してから約1世紀経った今、重力や時空のミクロな記述は思いのほか変わっていると考えられるようになった。次の100年では量子情報物理学の1つのテーマとしても、量子重力理論は進展すると予想。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2014, 11月 27
ニュートンの頃、時空は単なる容れものだった。アイン シュタイン以降は物体の存在によりダイナミカルに時空は曲がることが、その物体の運動の観測により実証された。極近い未来の量子情報物理学においては、物 体の量子情報から量子的時空を創発する具体的な理解が得られるかもしれない。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2014, 11月 27
人間は、自分の体を作る素粒子も含めた物体の運動を通じてしか、時空を把握できない。きっと量子的時空も、量子的物体の運動を通じてのみ、理解されることだろう。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2014, 11月 27
人間にとって時空は間接的な存在。物体がなければ「見 えない」。もっと深く考えると、物体の存在を示す情報が人間の意識に届かないと、人間は時空を認識できない。人間は「情報」によって時空を感じている。本 当に時空は存在するのか、それとも人間が「情報」に踊らされているだけの幻想なのか。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2014, 11月 27
一般相対論や超弦理論を研究する多くの物理学者は、100年前とは大きく異なる時空の新しい理解を模索している最中だ。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2014, 11月 27
次の100年でもタイムマシンはできないだろうと思っている。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2014, 11月 27
しかし以前悲しいメールをもらったことがある。オクスフォード大に通っていた息子さんが交通事故で亡くなったお母さんからのメールだった。彼を死なせてしまった悲しみから逃れようと、タイムマシンを研究している物理学者を彼女は本気で探していた。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2014, 11月 27
自分の量子エネルギーテレポーテーションの研究を見つけたそのお母さんは、きっとタイムマシンに関係あるだろうと期待して、自分にもメールを送ってくれたのだ。その悲しみのメールを読んでとても心が痛んだが、自分はタイムマシンを作れないことだけを伝えた。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2014, 11月 27
タイムマシンさえあれば、事故に遭う前の息子さんのところに飛んでいき、彼を助けられると信じていたお母さんに対して、自分は何もしてあげることができなかった。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2014, 11月 27
完成した量子重力理論においても量子情報はきっと厳密に保存するので、彼が生きた証も宇宙のどこかに記録され続けている。新しい時空の理解や物理学の世界観の今後の展開において、何か人々の心を癒すものも出てくるかもしれない。それが、例えタイムマシンでなくても。
— Quantum Universe (@hottaqu) 2014, 11月 27
自分はタイムマシンを作れないと答えなければならない心境, 察するに余りある.
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