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東京大学バリアフリー支援室 聴覚障害について、知っておいていただきたいこと http://t.co/RDrDEY8aSE
— ぽー/わかちゃん (@pooonline) 2015, 1月 2
ちょっと見かけたので.
いくつか引用してメモしておく.
外耳から中耳に障害があるものを「伝音性難聴」、内耳から聴神経にかけて障害があるものを「感音性難聴」といいます。また、感音系、伝音系の両方に障害がある「混合性難聴」もあります。
小学校の頃, 言葉の教室という吃音や難聴の子供が来るところに行っていたのに
あまりよく知ろうとしてこなかったので反省した.
一口に聴覚障害といっても、聞こえかたには一人ひとり、大きな差異があります。「音量が小さくなったようになり、聞き取り辛くなる」「音質が歪んだように なり、音は聞き取れるが内容が聞き分けにくくなる」「補聴器をつけても音や音声がほとんど聞き取れなくなる」など、難聴の程度はさまざまです。補聴器等の 装用によってある程度音声を聞き取れる軽度・中等度難聴の人であっても、周囲に雑音がある場合やコンクリートの壁に間こまれた反響の多い場所などでは、話 が通じにくくなります。マイクを通した音声、テープや映像教材の音声などは、肉声に比べて聞きにくいものです。また聴覚障害者にとっては、聞き易い話し方 をする人と聞きにくい話をする人がいます。モグモグした話し方をする相手とは話が通じにくくなってしまいます。
聴覚障害の多くを占める感音性難聴の場合はとくに、音声情報を<音>としては認識していても、<言葉>として正確に内容を聞き取ることが難しく、目の前の 一人の人とは通じても、3人、5人となると、どこで誰が何を話しているのか、音声のみで把握することが非常に困難になります。何人かでの雑談、授業の際の 質疑応答、ディスカッションなどがこれにあたります。
意識したことなかった.
聴覚障害は外見上わかりにくい障害であり、その人が抱えている困難も、他の人からは気づかれにくい側面があります。また、聴覚障害はコミュニケーション障害であるともいわれます。コミュニケーションは人間関係を築く上で、非常に重要な手段です。
中略
しかし、だれもが声を使って話したり聞いたりするのが当たり前だと思われている環境のなかでは、聴覚障害者は、周囲にあわせ、音声でのコミュニケーション を強いられることが少なくありません。周りの雰囲気に合わせて、わかったふりをせざるを得ないということもしばしば生じます。大勢の人と交わることに非常 な労力を伴うため、そうした場への参加回数を減らすという対処をする人もいます。その結果、その人の性格に問題があると誤解されてしまうこともあります。
このあたりは他人事ではなく身につまされる.
3.スムーズなコミュニケーションと、情報アクセシビリティのために
■基本的にこころがけていただきたいこと
- 音声だけで話すことは極力避け、視覚的な情報も併用する。
- 複数の人がいる場では、話す前に、手をあげるなどして居場所を示して、自分の名前を必ず言うようにする
- 極端に早口になりすぎないようにする。
- 文節で区切りながら、はっきり、ゆっくりと話す。(ただし、あまり速度を落としすぎるとかえって分かりづらくなるので、不自然にならない程度で)
- 同時に複数の人が話さないようにする。
- できるだけ向かい合った状態で、アイコンタクトをとり、相手が自分の顔を見ているか確認してから話し(書き)始める。
- 資料やマイクなどで顔が隠れないようにする。
- 充分な明かりのあるところで話す。
覚えておきたい.
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