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太宰治「愛と美について」で末弟が「もっと自由な立場 で、極く初等的な万人むきの解析概論の出ることを、切に、希望している次第であります」というのは、たぶん著者の気持ちでもあり、今の学生と変わらない心 の叫びである。二重級数や条件収束なども出てきて、太宰もたぶん苦労して勉強したのだろう。
— Paul Painlevé@Lille (@Paul_Painleve) 2015, 2月 15
翌年の昭和15年に発表された「乞食学生」ではアベルの好きな学生が出てきて、 五次方程式が代数的に解けるとか、発散級数の和とか、楕円函数などの言葉が出てくる。太宰がどこまで理解していたかわからないが、「愛と美について」と合わせて、数学に嵌まっていたのだろう。
— Paul Painlevé@Lille (@Paul_Painleve) 2015, 2月 15
「乞食学生」で、数学を勉強しているらしい(旧制)高校生も初登場の時は全裸で川を泳いでいた。「数学者=全裸」説は、昭和15年の太宰治の小説「乞食学生」が原点だったのか!
— Paul Painlevé@Lille (@Paul_Painleve) 2015, 2月 15
Paul, フランスの古い文献とか漁ってきて,
フランス数学における全裸と数学の関係について何かいろいろ教えてほしい.
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