このサイトは学部では早稲田で物理を, 修士では東大で数学を専攻し, 今も非アカデミックの立場で数学や物理と向き合っている一市民の奮闘の記録です. 運営者情報および運営理念についてはこちらをご覧ください.
理系のための総合語学・リベラルアーツの視点から数学・物理・プログラミング・語学 (特に英語) の情報を発信しています. コンテンツアーカイブに見やすくまとめているのでぜひご覧ください.
いま話題の宇宙飛行士, 油井亀美也さんの話だ.
- 油井亀美也の「宙亀日記」 第19話「私がテストパイロットになるまで(前編)」
- 油井亀美也の「宙亀日記」 第20話「私がテストパイロットになるまで(中編)」
- 油井亀美也の「宙亀日記」 第21話「私がテストパイロットになるまで(後編)」
いろいろ思うところはあるのだが,
一番心にくるのは第 19 話のこれだ.
実は、私が自衛隊でテストパイロットになるまでには、様々な紆余曲折があったのです。その全てが結果として宇宙飛行士になるためには重要だったのですか ら、人生というのは不思議なものです。そもそも、私が防衛大学校に進学したのは、パイロットなりたいとか、国防の重要性を認識していたからとか言ったもの ではありませんでした。大好きな勉強を続けるためには、それしか方法がなかったと言うのが正直な理由で、それによって天文学者や宇宙飛行士になるという夢 は諦めざるを得ませんでしたから、当時の私にとっては、非常に辛い選択でした…
特に重要なのはここ.
大好きな勉強を続けるためには、それしか方法がなかったと言うのが正直な理由で
あまりのつらさに想像するだに涙が出る.
私も市民の星になるべく, プロデュース業により一層励む決意を新たにした.
あとテストパイロットというと『ロケットガール』を思い出す.
2 巻でテストパイロットの船長が出てくるのだ.
一番好きなキャラは三浦茜だ.
体力面では劣るものの, 宇宙軌道上のありとあらゆる不利な状況下で
歴戦の宇宙飛行士や専門スタッフと技術上の課題に関して
やりあう異常は学術特性, 並大抵のものではない.
いわゆるガリ勉が馬鹿みたいに貫き通して剛腕を身につけるという話,
私の心にクリティカルヒットするしかない.
甲乙つけがたいが, 一番好きなシーンは茜とオレアリー博士の邂逅シーンだ.
何度読んだかわからない.
ロケットガール, 特に茜について書いていると止まらないので
この辺にしておこう.
この記事へのコメントはありません。