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目次
模試の受け方おすすめ 8 選 大学受験勉強法
もはや大学受験で模試を受けない人はいないでしょう.
模試を受けるのにも
適切な心構え・考え方・マインドがあります.
今回はそれを説明します.
今回の概要です.
- 模試を受ける心がまえ
- 模試を受験するメリット 3 選
- 入試本番に近い雰囲気を感じられる
- 普段の学習で気づかない弱点を見つけられる
- 受験者の中での自分の位置が掴める
- 受ける模試を選ぼう
模試を受ける心がまえ
模試を受験するメリットについて
考えてみましょう.
模試の受験では
受験後に返却される志望校判定が 1 番気になる,
そんな人が多いでしょう.
確かに参考にするべき情報です.
でも大切なことは他にもたくさんあります.
それについて考えていきましょう.
まず判定結果に一喜一憂するのはやめましょう.
あまり意味はありません.
模試では次の 2 点を重視します.
- これまでの学習成果を確認する.
- 本番の入試を想定して受験してみる.
受験後の結果よりも,
模試を受験するプロセスを大事にしましょう.
例: 睡眠導入剤を試してみる
例えば 緊張すると眠れなくなる人 は,
試験前日に 睡眠導入剤 を
使った方がいいかもしれません.
そういう場合必ず事前に
睡眠導入剤を使ってみてください.
そして その機会として模試を使って ください.
- 適当に緊張した状況下,
- はじめて来る慣れない場所,
- はじめて見る問題.
こういう状況下で睡眠導入剤の効果を見ます.
例えば睡眠導入剤が効き過ぎて,
昼間まで眠くて仕方なく,
試験に集中できないかもしれません.
睡眠導入剤を変えた方がいいかもしれませんし,
量を調整した方がいいかもしれません.
またその影響は模試の結果にも
出てしまうわけですが,
みんなにいろいろ言われたら
やはり悔しいでしょう.
その悔しさもバネになります.
こんな感じで使い方まで工夫すれば
模試を受けた効果がもっと上がります.
模試を受験するメリット 3 選
模試を受験するメリットには
大きく次の 3 つ があります.
- 入試本番に近い雰囲気を感じられる.
- 普段の学習で気づかない弱点を見つけられる.
- 受験者の中での自分の位置が掴める.
入試本番に近い雰囲気を感じられる
入試では
- 緊張から自分の実力が思うように出せない,
- 限られた試験時間内に解答できない,
こんなことがよくあります.
本番入試の雰囲気に近い模試を経験することで
- 緊張にも慣れ,
- 試験時間の配分を考えられるようになり,
少しずつに本番で実力が
出せるようになっていきます.
大手塾・予備校の模試では
この点についても配慮してくれています.
例えばセンター試験対策の模試や特定大学対策の模試で,
次の内容も本番の入試に合わせて作り,
設定してくれています.
- 試験時間
- 問題冊子
- 解答形式
前もって体験しておけば
入試では落ち着いて問題に取り組めます.
模試の試験会場は
普段の授業や勉強と比べて緊張感が高い です.
自分自身,
これまでの結果がきちんと出せるのかと思うでしょうし,
周りの受験生も同じように思っているからです.
そうなると受験後は疲れがどっと出ます.
本番の入試ではなおさらです.
私立大学は 2 月の上旬に
入試日程が重なっています.
受験プランを検討するのに
3-4 日連続で受験するスケジュールが,
精神的・体力的にハードなことがわかるでしょう.
模試を使うことでも
こういうシミュレーションもできます.
普段の学習で気づかない弱点を見つけられる
緊張感をもって模試に臨むことで,
日々の学習では気づけない
自分の弱点を発見できます.
- 知識は身についたと思っていたが解けなかった,
- 単語力が足りないと感じた,
こんなことばかりではなく,
- 試験時間を間違えて遅刻した,
- 試験会場を間違えて遅刻した,
こんなことまであるでしょう.
こうしたことに気づき注意すること,
これが模試受験の最大の目的です.
気づくことでそのあとの
具体的な学習指針が見えてきます.
試験前に会場と時間をきちんと調べる,
そういうことにも意識が向きます.
模試で解けなかった問題は,
入試本番までに解けるようになればいいわけです.
くり返し言っていますが,
大切なことは次の 2 点です.
- 復習して自分の弱点や反省点を振り返ること.
- 補強すること.
受験者の中での自分の位置が掴める
大手塾・予備校は
全国規模で模試を実施します.
だから受験した教科の偏差値や全国順位が精度よく分かり,
現在の自分の学力が
どのくらいの位置にあるか確認できます.
多くの模試では志望校判定もしています.
- 同じ志望校を考えている受験生がどのkuraiいて,
- その中で今の時点で自分がどの位置にいるのかを確認できます.
一方, 模試の志望校判定を見て
一喜一憂しても意味はありません.
志望校判定はあくまで
模試を受けた時点での合格可能性です.
D 判定でも受かる,
そんな話はよく聞くと思いますが,
A 判定でも落ちます.
私が実際そうでした.
あまり楽観的にも悲観的にもならないようにしましょう.
大切なのは次の 2 点です.
- 自分の弱点分野の理解と克服.
- 今後の方針の決定.
受ける模試を選ぼう
いろいろな塾・予備校が模試を実施しています.
模試を受けると 1 日潰れます.
その復習もしようと思うとさらに時間を使います.
大切なのは
そのあとの勉強について考えること, 復習なのに,
その時間的な余裕がなくなってしまいます.
模試には大きく分けると次の種類があります.
模試によって出題形式や意図が変わります
必要に応じて受験を検討してみましょう.
- マーク式模試 (センター試験型)
- 一般的にセンター試験を模している.
- 記述解答式模試 (国公立大 2 次・私立大入試対策用)
- 特定大対象模試
- 東大・京大・早慶など特定の大学の入試に合わせた出題が行われる模試.
- 論文型模試
- 小論文試験対策として実施.
模試受験時に気をつけること
試験時間を意識する
受験当日, 模試だからといって気を抜かず,
本番と同じ意気込みで臨みましょう.
- ケアレスミス,
- 試験後の「本当はもっと得点できた」,
- 名前記入欄への記入漏れ,
- 突然の体調の悪化,
こんな話は模試だけですめばいいのですが,
本番の入試でもありうることです.
- 他人事ではなく自分の身にも振りかかることを知る,
- どんなことが起こるのか知る,
- ミスを減らす,
こんなことも模試を受ける目的です.
何事も日頃の心がけが大切です.
試験時間が限られた模試は
時間をどのように使うかを試す絶好の機会です.
ふだんから時間を計っている人もいるでしょうが,
いつもと違う部屋, 違う人がたくさんいる会場で
同じようにできるかどうか,
こうしたところを確認します.
- 全ての問題を試験時間内に解答できるか,
- しっかりと見直せるか,
いつもできるとは限りません.
むしろ「時間が足りない!」と感じる方が多いでしょう.
特にセンター試験は内容自体は基礎・基本的ですが,
- 教科によっては 1 問あたりの解答時間が 1~2 分しかない,
- 効率よく解いていく必要がある,
こういう特徴があります.
模試を通して本番に即した形で
自分なりの時間配分ができるようにしましょう.
第 1 歩として
- 試験開始時に必ず一通り問題に目を通す,
- 大体の時間配分を考える,
これを習慣づけてください.
明らかに時間が足りなそうなら,
できそうな問題から手を付けていく必要があります.
模試を受けていて こうするといい と
気づいたことがあれば
休み時間にメモしておきましょう.
模試は弱点克服のために受けているのです.
センター試験対策の模試は必ず自己採点を
センター試験対策用の模試では,
マークシートを丁寧に塗る 習慣をつけましょう.
そして模試でも問題用紙に
必ず自分の解答をメモしておいて,
自己採点しましょう.
センター試験の本番では,
試験後に公表される正解と配点を見て
自己採点をします.
国公立大はセンター試験の
自己採点を基に出願校を決定するので,
自己採点のミスは致命的です.
その日のうちの振り返りが大切
受験後の振り返りが大切です.
大学受験では何をするにも
絶対に時間は足りません.
あとでやろうと思っても時間がないので
結局やらずに終わります.
最後の力を絞り出して,
その日のうちに仕上げましょう.
最後に: 気軽に質問してください
大学受験に限らず何か聞きたいことがあれば
このページを参考に気軽に質問してください.
必要な情報がなく, 適切なアドバイスができないことが多いためです.
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