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妙に感銘を受けたので.
気にしておられる王がいると仄聞したので、併せて申し述べておきますが、私は、地上の王国の建設について検事と相談していたのであり、そもそも「真っ当な対応」をすればその日のうちに帰ってこられるような案件でありますので、つまりそういうことです。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
発達障害への対応が検察においても課題であることを確認・共有し、自らを語りえぬ障害者たちの代表として、少なくともその検事における初めて自らを説明的に語る者として、ASDに関する初歩的な知識の交換を行い、今後の王国建設に関する意見を頂戴したという次第です。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
検事から は、理性(合理)の光によって、今後起き得る(社会秩序の崩壊によるものを含む)数多の個人的悲劇を減少するよう努めてほしいと要望がありました。私は、 それに対し、それは不可能だが、社会秩序の維持に最低限必要と思われる条件を外してご覧にいれるよう努めたいと約束しました。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
この約束の 前提には、検事と数学の話をしていたことがある。検事は、小学生時代にゼロ除算ができない理由を誰も説明してくれなかったことから算数への興味を失ったそ うだ。その理由を問われたので「ゼロを除かないと乗法で群にならな…」と説明するのをやめ、次のようにお茶を濁した。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
割り算する には逆元(nに対する1/n)が存在してほしい。0の逆元は無限大だが、これは直接扱う数ではない。ところが、超準代数というのがあって、0と無限大みた いなものを実数に付け加えた体系としてちゃんと成立している。つまり、数学というのは色々あるんですよ、といった具合。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
要は群、モノイド、半群といった概念の説明を断念し、数学は自由であるという社会的言辞でお茶を濁したわけですが、それは時間と相手を参照した上でのことで、それで終わっては検事に対し失礼になってしまいます。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
それ故、私は、その場で検事に対して数学の説明をしない代わり、ゼロ除算ができないことの意味を社会的に誰の目にも明らかに顕現させることで、わかりやすい説明を心掛けようと思いました。つまり、それが「社会の条件を外す」行為にほかなりません。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
ゼロ除算に悩む小学生は、わかりやすい数学の説明を求める人々の象徴でもあります。そこで、逆元や単位元を条件から外す直接の説明をする代わりに、何かの条件というかタガが外れた「半社会」を示すことが、迂遠なようで最良の近道ではないかと愚考する次第です。(おわり)
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
(物分かりの良い方々へ)これはラングランズ・プログラムの理念的な拡張です。数学の説明を数学外に引きずり回し、再び数学に戻ってくるための、数学を含むより広大な一連の事実体系の構築を期待しています。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
また、一連の発言からご理解いただきたいのは、私は数学の信者であるということです。言うまでもなく数学者ではありません。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
数学者の社会的側面は、数学を人々に示すことであり、そこに信ずるという行為は必要されません。一方で、私は数学を信じることを必要としています。私の生活は細部にいたるまで数学に依らなければなりません。
— 非人 (@Im_Weltkriege) 2015, 9月 1
0 の割り算で解がたくさん出てくるとか
面倒な感じが割とわかりやすいのではないかという気がする.
参考にしたい.
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