このサイトは学部では早稲田で物理を, 修士では東大で数学を専攻し, 今も非アカデミックの立場で数学や物理と向き合っている一市民の奮闘の記録です. 運営者情報および運営理念についてはこちらをご覧ください.
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学術論文、ネットで原則公開へ 公的資金使った研究対象:朝日新聞デジタル https://t.co/7tW75MaDYD
— 依田高典 (@takanoriida) 2016, 1月 25
これって一見、とても良いことのように見えるけれど、自分が著者に加わった論文はおしなべて(その範囲も曖昧なまま)、著者責任で共著者の同意をとって学内レポジトリにアップしなくてはいけないので、僕(ならびに所属部局)は「一律義務化」に反対しています。
— 依田高典 (@takanoriida) 2016, 1月 25
本音を言えば、これ以上、現場の研究者に余計な負担をかけないで欲しいな。こういうのを上段からかざしてくる図書館機構の人は、自分が本当に研究しているのかなあ。こちらは投稿前に無料でディスカッション・ペーパー・バージョンを無料で公開しているので、それで十分だと思うのですが。
— 依田高典 (@takanoriida) 2016, 1月 25
音頭をとっている京大では、役員会議の後、なし崩しの経緯で「義務化」にされてしまいましたが、罰則も曖昧なので、「僕はやらない宣言」を出して、機構に提言してもらいました。こんな京大ローカルなルールを、バークレーやシカゴの共著者に頼めますか?
— 依田高典 (@takanoriida) 2016, 1月 25
追伸。機構の言い分は学内レポジトリを無料で公開すれば読者・引用が増えると言うけれど、引用数が電子ジャーナル会社の掌上で踊らされることに変わりありません。それにアクセス可能な学者がわざわざ見映えの悪い投稿論文草稿を読むとは思えません。誰のため何のためのレポジトリかが不明なんです。
— 依田高典 (@takanoriida) 2016, 1月 25
意味があるとしたら、高騰する電子ジャーナルに対する対抗力を大学側が持ち、商業学術出版会社との交渉に力をつけることです。この点、よく理解できます。ただし、日本の大学だけがそうした取組をしても多勢に無勢、焼け石に水の感は否めません。結局、負担だけ現場教員にかかって終わる可能性が大。
— 依田高典 (@takanoriida) 2016, 1月 25
この話題最後ですが、公費を頂戴した研究成果の社会還元という側面に関しては、人一倍力を入れて専用のサイトを立てています。https://t.co/zRNmS1E9WK
結局、無料レポジトリが高騰する電子ジャーナルへの対抗なのか、研究成果の社会還元なのか、どちらでもないのか。— 依田高典 (@takanoriida) 2016, 1月 25
@takanoriida
京大クラスの大学でも早晩、電子ジャーナルの購入を続けるのは難しいので、それに対する対抗策の一環だと思います。名大がElsevierのジャーナルをpay-per-viewにし、各種学会誌がElsevierより値上げ率が高いのを見るとそうかなと思います。— 早川尚男 (@hhayakawa) 2016, 1月 26
そしてこれ.
自分の分野(計算機科学)では(主に海外の)出版社の編集が信用できないので著者のホームページからダウンロードするのがデフォルトです。 https://t.co/0tPzvg5o8O
— Eijiro Sumii (@esumii) 2016, 1月 26
@esumii (日本の出版社はほぼ完璧です)
— Eijiro Sumii (@esumii) 2016, 1月 27
@esumii (PDFや紙で入稿(!)させて別の何かですべて打ち直してるのに数式を含め一つも間違いがない日本の一部の出版社はほとんど曲芸だと思う一方、TeXで入稿してTeXで処理してるのに内容もレイアウトも滅茶苦茶になる海外のS社やE社やA○Mは何なのか)
— Eijiro Sumii (@esumii) 2016, 1月 27
計算機科学の魔界感はすごいが,
それはそれとして,
論文にアクセスしたい市民としては助かるといえば助かる.
時々自分のページに論文アップしてくれる人とか本当にありがたい.
わざわざ大学行かないといけないのつらい.
かといってある程度ビジネスにしないと回らない,
回り続けないというのもわかる.
別に解決策があるわけでもないが,
とりあえず思うところは書いてみた.
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