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#数楽 私が大学数学科2〜3年生に「層とかコホモロジーとかを勉強したいのですが?」と聞かれたとき、最も易しい教育的な参考文献として紹介するのは
Gunning R. Lectures on Riemann surfaces (Princeton, 1966)— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月8日
@genkuroki #数楽 続き。https://t.co/zuysAHfBg2
Gunning R. Lectures on Riemann surfaces (Princeton, 1966)
の最初の50頁程度を読むと、層とコホモロジー入門になる。— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月8日
@genkuroki #数楽 LaTeXではなく、タイプ印刷での50頁なので分量的には相当に少ない。しかも後でさらに進んだ定式化の仕方に繋がるような話ですぐに使える話が厳選して書いてある。あと、リーマン面くらい知らないと困るのでそういう意味でも非常によい本です。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月8日
@genkuroki #数楽 私は学生時代にこの本でSchwarzian derivativeの話を勉強しました。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月8日
@genkuroki #数楽 層とかコホモロジーの類は、何の役に立つのか何も理解せず、わけもわからず勉強するのは効率が悪く、Gunningさんのリーマン面の教科書のような易しい応用から入った方が得だと思う。一度勘所がつかめて怖くなくなればそこから先は普通のお勉強。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月8日
@genkuroki #数楽 勘所が全然掴めていない話をいちから勉強するのは非常に大変。楽な入り方があると思う。自分にとって易しく感じられる「わかる話」から順番に積み重ねて行かないと結局のところ何も理解できずに終わる。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月8日
@genkuroki #数楽 GunningさんのRiemann面の本の特徴はできるだけ層のコホモロジーを使ってコンパクトRiemann面に関する基本定理を証明しようとしていることです。コンパクトRiemann面の話なのでそうする必然性はないのですが、そういう方針になっている。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月8日
@genkuroki #数楽 普通なら「たかがコンパクトRienann面のために層のコホモロジーの理論の準備をするのは重過ぎる」となってしまうと思うのですが、層とコホモロジーの話をタイプ印刷で35頁ほどにまとめるという凄技を見せてくれました!非常に教育的な本だと思います。
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月8日
@genkuroki #数楽 というわけで、"Gunning R. Lectures on Riemann surfaces (Princeton, 1966)" のGoogleでの検索→ https://t.co/zuysAHfBg2
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月8日
@genkuroki #数楽 続き〜、答えはGunningさんの本に書いてあった。現在ではウィキペディアまである→ https://t.co/0BETxxOhVt
— 黒木玄 Gen Kuroki (@genkuroki) 2016年8月8日
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