このサイトは学部では早稲田で物理を, 修士では東大で数学を専攻し, 今も非アカデミックの立場で数学や物理と向き合っている一市民の奮闘の記録です. 運営者情報および運営理念についてはこちらをご覧ください.
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数学の先生が、授業の通り以外の解答を認めなかったので、数学やめた湯川秀樹。
(湯川秀樹・旅人より) pic.twitter.com/71RRtV7gQL— 三好 真 (@344Makoto) 2016年1月7日
あまりにもむごいとしか言い様がない.
後に湯川秀樹がノーベル賞を取ったとかいうのは何ら関係がない.
教わった通りにしなければ駄目という人達,
こんな惨い仕打ちをしようというのか.
ただただ許せない.
madnoda さんの次のツイート群を目にした.
図書館より予約していた湯川秀樹著「旅人」借りた
角川ソフィア文庫版P189が問題箇所
前後を見ると、この立体幾何学の教師の実名は載っていないが、いかに教師として問題だったかと言う事が判る
才能ある若者を『数学』に対し幻滅させたのが、その教師の責任であることは間違いない— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月18日
実は湯川秀樹著の「旅人」を読み始めたのは学校の教師の問題を考えたからではない湯川と朝永振一郎の二人が中学・高校・大学と同じ学校の同級生だったということに以前から興味があったからだ(厳密には湯川の方が一つ年下で、飛び級で途中で追いついた(続く
— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
@madnoda この二人がそろってノーベル賞をとるような偉大な物理学者になったというのはなぜだろう可能性は3つ
番目が単なる偶然
2番目が一方がもう一方に刺激を与えた
3番目が学校の中に偉大な指導者となる先生がいた
と言う可能性があると考えた(続く— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
@madnoda 1番目の偶然であるが、同じ学年には当時の日本には5万どころか100万位の学生がいたはずで、後にノーベル賞を取る2人が偶然、同じ学校の同級生のなるということは、それこそ宝くじよりも確率的に少ないので考えにくい(続く
— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
@madnoda 2番目と3番目のいずれか、もしくは両方が起きた方が有り得る話だ
2番目であろうが3番目であろうが、大正末から昭和頭にかけて、科学として理想郷のような学校があったのだろうか、と以前から考えていた(続く— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
@madnoda ところが、湯川自身が書いた「旅人」の中に、頭の硬い数学教師により、湯川が数学の道を捨てたと言うことが書かれてると知って、その本が読みたくなった
まだ、読み始めたばかりだが、4番目の可能性があることに気がついた(続く— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
@madnoda 幾何学と言う伝統ある(ギリシア時代から)数学の先生が、自分の証明の仕方の通りに答えなければ試験を通さないと言い、それに反発した湯川秀樹が数学を捨て、逆に産声をあげたばかりの量子力学つまり伝統も何もない新しい学問に行くという機会を、その頭の硬い先生が与えた可能性だ
— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
@madnoda つまり文字通りの反面教師が湯川秀樹と朝永振一郎を物理学の世界に導いたのかもしれない
理想郷とは真逆だ
もちろん、旅人読み終わったわけでもないし、旅人を読むようたところで、この4番目のが正しいという確証が得られるとは思えず、ずっと仮説のままかもしれない
(長文失礼— 野田篤司 (@madnoda) 2016年12月19日
私も『旅人』を読んでみなければならないようだ.
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量子力学のハイゼンベルグも数学者に幻滅して、物理に転向したようなことを「部分と全体」に書いてます。πの超越性の証明のリンで万に会いに行った時のエピソードと関連して語られています。
リンで万->リンデマン