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文科も教委も,「部活に休養日を!」というけど,土日がつぶれる大きな理由の一つは,「大会」の存在です。
これは,中体連,高体連,高野連,高文連が動かないとどうにもなりません。
が,いまだ部活改革の蚊帳の外で,微動だにせずいる。
(冠大会や顧問らの私的な大会への参加抑制も急務)— 内田良/学校リスク研究所 (@RyoUchida_RIRIS) 2017年5月13日
最近、学校の先生の過重労働問題とも絡めて「部活批判」が花盛りだけど、一部例外を除き、学校の部活とプロスポーツ、五輪選手強化みたいな世界は一直線で繋がってて、単純に現行を否定したら(行政含む)日本のスポーツ業界は回復不可能なダメージを食うだろう。なかなか難しいと思う。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
はっきり言って学校の部活“ごとき”にプロスポーツや五輪選手の育成機能を担わせてる現状は当方もおかしいと思うけど、ことの善悪を超えて、世の中の現状がそうなっていて、「ハイ、そうですか」でやめられるような話ではないからね。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
やっぱり本当に「その業界に愛のない人」「その業界の特に利害関係者でもない人」の批判というのは、残酷なまでに美しく、正しいなあ。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
「奴隷制は悪でしょ。すぐ廃止しなさい」「いや、そう言ってもこれで食べてる人や成り立ってる世界もあるんです。軟着陸路線はないでしょうか」「悪人の行く末なんて知りません。即時無条件廃止あるのみ」「チクショー、戦争だ」みたいに南北戦争が始まったことを思う。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
南北戦争前夜、草創期の共和党にシーワードという大政治家がいて、名声も評価もリンカーンなどより断然上で、誰もが彼が大統領になることを疑わなかった。ちなみにシーワードはまともな学歴もない貧農の子、リンカーンとは対照的に、金持ち階級に属する大変な教養人だった。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
シーワードは雄弁家として知られた人で、明晰な理論、古今の名著からの当を得た引用などで万座の聴衆を酔わせ、それで政治エリートとして成り上がった男である。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
一方また南北戦争前夜、印刷や運送の技術の発展で、新聞というものはかなり手軽に、民衆たちが親しめるメディアとして発達した。このころ、「政治家の演説をそのまま載せる」というのは、インターネットも電波メディアもないなか、新聞が誇った最大の人気コンテンツの一つだった。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
ところが弁舌の達人として万座の聴衆を酔わせるシーワードの演説を、その声色や表情を捨象し、文字化して新聞に載せると、その明晰な理論や、当意即妙の引用は、何の遠慮もなく政敵を切り刻む、残酷な物言いに見えたそうで、これが彼に多くの敵をつくり、大統領への道から脱落する一因になったそうな。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
イギリスでシーワードの演説を文字として読んだマルクスも、彼の演説は「大仰さと虚飾」に満ち溢れていて「吐き気を催す」レベルでたり、「弁舌の達人は政治家として危険なまでに不適格だ」との論評までしている。ちなみにマルクスは奴隷解放論者で、シーワードは米国で、その論の第一人者だった人だ。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
ちなみに当時の米国にはシーワードの亜流みたいな半端な雄弁家が南北問わず山のようにいて、それぞれの地域で過激な演説をぶち、新聞で伝播され、それが南北戦争の開戦原因となる諸問題の「対話の糸口」「妥協の機会」を、いちいちふさいでいったと言われている。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
シーワードというのは確かに貴族的で高慢な人だったようだが、実際会えばそれなりに「いい奴」で、実際その演説を直接聞いた人は、彼の言に喝采を送っている。しかし「彼の言の“文字起こし”」は、何とも人をイラつかせるものだったらしいのだ。そしてその「雄弁」が彼の出世を閉ざし、戦争を招いた。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
これがかなりクリティカルな印象.
やっぱり本当に「その業界に愛のない人」「その業界の特に利害関係者でもない人」の批判というのは、残酷なまでに美しく、正しいなあ。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) 2017年5月14日
この間微妙な怒られが発生した.
相転移Pが本当に真剣に真摯に怒っているのはよくわかるのだが, いかんせん口が悪すぎて対話以前に相手を怒らせてしまって対話の可能性を閉ざしているようにも見えるよ. こういうツッコミを入れることもあるいは傍観者的と言われるかもしれんけど.
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
数学専門家vs数学教育界隈と全く同じことが魚専門家vsとりくん界隈でも起きているっぽいし, なんというかそれぞれ専門家の側の主張は(私がみるに)何も間違っていないんだけど, 口の悪い過激派の専門家が何人かいるせいではたからみると「こわ近寄らんとこ」みたいな感じになってしまっている
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
数学クラスタの一部は本当に感じ悪いですよ. そのことに自覚的にならないと言っていることは正しくとも結果的に数学のイメージを貶めることになりますよ. 言っていることが正しければどんな表現を使おうと真理は真理だ, というのはアカデミアの外では理解されませんぜ.
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
アカデミアの外で理解されないことが必ずしも問題かと言われるとそうではないしアカデミアの外で理解されなくても数学そのものにとっては何の影響もないんだけれど, 数学という分野(で食っている人たち)の生存戦略を考えるとアカデミア外の人によりよく理解してもらったほうがいいよね.
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
数学の人たちは言明の真理性や内容に重きをおくあまりに, 広報戦略みたいなものを表層的で不純なものだと思ってしまいがちなんですが, 学としての数学ではなく学問分野としての数学を考えてゆく上ではそういう広報的な視点がどうしても必要になってきてしまうのだと思う. 不純で表層的かもだけど
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
学と学問分野で何が違うのかはわからないが (定義による),
適当な意味で広めたいと思うのなら,
マーケティング・コピーライティング的なところが重要なのは論を待たない.
不純というのも表層的というのもよくわからない.
そもそも焦点がどこにあるのかよくわかっていないものの,
どんな表現を使おうと真理は真理, これ自体は多分伝わるのではないか.
むしろ「真理だろうが何だろうがお前の言うことは気にくわない」に対する話だろう.
そこがずれていると見ている.
このツイートには言うまでもないですが「アカデミアの外」が「アカデミア」より偉いとか, あるいはその逆とか, そういう含意はありません. ただ, 「アカデミアの外」からの視線をもうちょっと意識して発言・行動しないと巡り巡って自分たちに不利益が生じるのではという話
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
私の言う「そんなのアカデミアの外では理解されませんよ」はアレな企業人が公務員に対してよく言う「そんなの民間では理解されませんよ」みたいのとはニュアンスが全然違うので誤解なきよう. 後者は民間が公務員より正しいという含意/前提がありますが前者にはどちらが正しいという含意はないので.
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
数学の学としての純粋性を担保したいと考えるあまり, (社会に根ざした, 公的な予算がついたり公教育で教えられたりする)学問分野としての数学という側面を無視してしまうきらいがあるんじゃなかろか. 学問が社会や予算など俗なものから離れて成立するものであってほしいという気持ちはわかる.
— noukoknows跡地の跡地 (@noukoknows) 2017年5月14日
何の役にも立たないような学術的な話は,
ギリシャの奴隷制の元で暇な貴族階級の思索からはじまったとか何とかいう話を
高校で勉強した.
それが正しいのなら, 単にそれだけだし,
社会や俗なところから離れてはいたとしても,
金からは離れられないのはもう by definition レベルの話という気はする.
むしろだからこそ,
私はその手のきちんと数学でお金が稼げるようにしましょうという活動をやっている.
確かにツイッター上の数学者のイメージは悪い
— 若葉めるる (@wkb89_) 2017年5月14日
観測範囲の問題が気になっている.
他の学問だとどうなのだろう.
例えば私の観測範囲では科学技術社会論 (STS) や経済学者のイメージは最悪な印象がある.
こちらは言葉遣いの問題ではなくイメージが悪い.
数学とどちらの方がよりひどいだろうか,
ということを考えないでもない.
ある程度まとまって人がいれば異常なくらい口が悪く,
かつ適当な意味でうるさいのも一定の割合で存在するだろうし,
単に数学者に興味関心があって,
注意を払っているからそう見えているだけ, という気もしている.
実際, 化学者で口が悪いのがいるかどうかとか,
医学生理学で口が悪いのがいるかどうかとか,
そもそも気にしたことがない.
ちょっとだけコメントしたやつ.
@noukoknows これに限らずツイフェミ・まなざし村事案、表現規制事案でもそうでオタク界隈でもそうなので人類の平常運転でしょう。いいかどうか、どういうときに自分がどう動くか、意識的にやるかやらないかはまた別です。私はめんどいので(Twitterでは)基本触れないスタンスにはしました。あくまで基本は
— 相転移P (@phasetr) 2017年5月14日
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