熱力学での状態概念の扱い「いろぶつ先生こと前野昌弘さんの熱力学」の査読雑感その 3

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今またいろぶつ熱力学の査読をしているのだが、熱力学は時間を殺した平衡状態概念を基礎に据えている一方、物理的な対応のために長時間挙動で平衡状態が得られると書いたり、準静的な操作・変化で十分ゆっくりとか書くせいで状態変化に対する誤解を育みまくっていて学習者を破滅させている感がある。続— 相転移P (@phasetrbot) March 1, 2020

いろぶつ熱力学の本のFAQを見ていても、

・熱力学で考える状態は平衡状態だけ
・その変化に関してはいくら非平衡な状態を経過してもいい
・ただし平衡状態を保ったままの変化・操作も考え、それを準静的な操作と呼ぶ

という話を、学習者は即刻忘れて混乱して破滅している印象がある。続— 相転移P (@phasetrbot) March 1, 2020

普通の物理の人間には受け入れ難いのだとは思うが、自然のモデル化という視点をゴリゴリに進めた、もっと過激に公理的なスタイルで書かれた熱力学の本がどのくらい受容されるのか、かなり気になってきた。続— 相転移P (@phasetrbot) March 1, 2020

Lieb-Yngvasonはハメル基底が出てくるとか別方向にも過激なので、その辺はおさえた感じのコンテンツが必要な気がする。少なくとも数学系の人が熱力学の物理はともかく理論の構造はわかるような感じのやつ。熱力学の本、来年の目標にしよう。— 相転移P (@phasetrbot) March 1, 2020

とりあえず GitHub にリポジトリを作った.

  • https://github.com/phasetr/ThermoDynamicsForMathematician

地道に書いていこう.


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