Chromebook での Emacs の設定メモ: Chromebook に対する導入雑感を含む

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2020-09-26 時点での問題点

  • 変換キー (実際の Chromebook 上では「かな」キー) に Alt を割り当てたい.
  • 開発者モードだとか面倒なことなしにやりたい.

対象マシン

次のマシンを買った.

購入時点の要望

あとでいろいろ書くようにこのマシンで文章書き, ちょっとしたコンテンツ作成, 特に数学系プログラミングコンテンツ作成や実践をやりたい. プログラミングは最近 VS Code に移行しているが, 文章を書く上ではもう Emacs が手放せない. そこでとりあえず Emacs は絶対に導入したいし, ふだんのカスタマイズも反映させたい. 特にふだん日本語キーボードでスペースの隣にある無変換キーは sticky-shift に, 変換キーは alt に変えて使っている. 無変換キーの sticky-shift は Emacs 上の設定で, 変換キーは Windows 上のツールで対応している. この辺をいろいろいい感じにしたい.

対応

適当に Linux を入れる

Linux 導入は標準でできるようなのでそれで対応. 参考にしたソース記事を記録しておけばよかったが後の祭り.

Emacs の導入

Emacs の設定は Git 管理していて適当な設定をして Windows, Mac, Linux のどれでも使えるようにしている (新旧含めそれぞれのマシンが手元・会社にある). 最近は Windows メインで Emacs は 27 にしている. 26 と 27 での変更点によって, どうやら手元の既存の設定をなるべく変えないようにしようと思うと 27 でエラーが起きない設定だと 26 で大量に init log にエラーが出て逆もまたしかり.

そこで Emacs 27 を入れようと思ったのだが, ppa 導入による方法が Chromebook だとうまく動かないあ. ソースからのインストールはできたが, GUI にする方法がわからない. CUI でもいいかとは思ったのだが, ターミナル上で動かすと Ctrl+Space や Ctrl+/ がうまく効かないという問題があり, GUI でないと私には厳しそうなことがわかった. Chromebook の制約, 何より容量問題があり, そんなにごちゃごちゃツールをインストールできない. そこで泣く泣く apt-get での Emacs 26 での GUI にした.

大量のエラーをどうしてくれようかと思ったのだが, init.el にある次の 2 行を起動後に改めて C-x C-e で読み込ませれば問題ないことがわかり, とりあえず Emacs 26 を使うことに決定.

(require 'init-loader-x)
(init-loader-load "~/.emacs.d/conf/")

Sticky-Shift

上記 Windows-Mac-Linux でわけている部分で設定切替ができておらず, Sticky-Shift の指定自体ができておらずしばらくはまる. 設定するべきことを思い出しことなきを得る.

等幅フォントの設定

そもそもどんなフォントが使えるからしてわからない. 容量問題からよけいなフォントをインストールしたくもない. この記事によると Noto Sans CJK JP があるらしいが, ふだん Emacs で細かいフォント設定をしないので完全に設定を忘れている.

ここで私としての発想の転換があった. ふだんメニューを非表示にしているのだが, 一時的に表示させて GUI からフォントを設定すれば自動的によきにはからってくれることを思い出した. メニューを表示させてそこからフォント設定して, その設定を保存することで非常に具合がよくなった. これを忘れずに記録しようと思ったのがこの記事を書いた理由であるというくらいにいまの私には大事な (再) 発見だった.

変換キーと alt 問題

少なくとも上記 Lenovo Slim350i 機のスペースキーの両隣は Mac のように「かな」と「英数」キーになっていて, Emacs 上ではそれぞれ「henkan」と「muhenkan」になっているようだ. Emacs 上で無変換を sticky-shift にしているので muhenkan は問題ない. 問題は henkan の方. Emacs 上で henkan をメタに割り当てるみたいなことができればいいのだが. もしくは Windows・Mac と同じく Chromebook 側でキー割り当てが変更できればそれでもいい. 一応できるっぽい記事は見かけたのだが, 開発者モードだとか面倒な方法が必要そうで, 自動アップデートが止まるモードでないとハードなキーカスタマイズができないというような気分のようなので, いったんそれは断念. 何かいい方法をご存知の方がいれば教えてほしい.

いつもと右親指の動き, alt の押す位置が違うこと, 押し間違えでかな入力が発動する鬱陶しさはあるが, それでも当初の厳しさは大分緩和された. 本当はふだんやっている小さい TeX のコンパイルもできてほしいが, TeX の導入は容量的にもまたいろいろ大変そうなので, Overleaf に逃げればいいか, などと考えている. Chromebook らしい使い方も考えないといけない.

2020-09-26 時点での感想

思った以上にキビキビ動く. 特に Emacs の動作も問題ない. 処理系のインストールによる容量問題など含め, 軽いプログラミング学習がどこまでできるかがいまの課題だ. そもそもプログラミング学習としてやるべきことから練り込む必要がある. ゴリゴリライブラリを導入するタイプのプログラミングだと 32GB だと間に合わない. そういうのがしたいなら多分もっと容量の多いモデルを買う必要があるのだろう. それとも USB や Micro SD への外出しができたりするのだろうか?

購入にいたる背景

先日の「理論物理学者に数学を教えようの会」の内容や開催にいたる経緯の背景の 1 つでもあるのだが, 特にリアルでの中高生向け理工系教育コンテンツ・サービス展開を考えている. その中にはプログラミングもあり, 中高生に実際にプログラムを書いてみてほしいと思っていて, そのためにはやはりマシンがいる. 最近の子どもはスマホを買い与えられているとは思うが, それは受動的に情報を取ることはできても情報発信・作成には難しい面がある. もちろん最近はスマホで映画を取る高校生や, スマホで凄まじい絵を描く若い人もいる. 情報発信やクリエイティブな作業ができないわけではないが, 画面の小ささなどもあり, そのままでプログラミングは難しいだろう. かといって私が話を進めようとしている地域・地元はそれほど裕福なところではない. むしろ少なくとも相対的に貧困でさえある. そんな中で機器を乱暴に扱いがちな子どもに高いマシンを買い与えるのは無理だ.

やはり私自身でも安い機器でどれだけのことができるか検証する必要がある. Windows 端末もあるといえばあるが, スペック問題さえ除けば一定の経験がある. 最近新型コロナでビジネス・教育ユースともに Chromebook が増えてきているという. ならば触って実験してみないわけにはいかないだろう. タイミングよく Amazon のセールで, 特定 Chromebook マシンと一緒の購入すると 7000 円する「マイクロビット micro:bit アドバンスセット 知育 STEM プログラミング ガイドブック付」が無料になるキャンペーンをやっていた. これはタイミングかと思い購入を決めた.

買ったマシン

上記セールで対象になっていたマシンを買った.

どうせなら持ち運びが楽で実際に外出時に使えるマシンにしようと思っていて小さめのマシンを考えていたので, 11.6 インチでちょうどよかった. ふつうの Chromebook の使い方なら問題ないかもしれないが, プログラム用に言語をインストールするから容量はもう少しあった方がいいような気はする. そもそもかなりバッテリーの持ちはいいようだが, 給電できる USB-C があり, 万が一外でバッテリーが少なくなってもモバイルバッテリーでもう少し何とかなりそうという安心感もある.

以前 8 インチの UMPC (topjoy falcon) を買ったが, 小さいせいでキーボード配列も変則的だし, 何より小さすぎて外付けキーボードがないと使いづらかった. ふだん日本語キーボード使いで, 変換・無変換キーをキー割り当て変更して sticky shift と alt にする運用をしているため, 英語キーボードなのも微妙に鬱陶しいところがあった. その意味でのいまのところは Chromebook 運用に手応えがある.

もちろんまだ買って一週間も経っていない. もう少し時間が経ったらまたいろいろまとめようと思っている.


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