このサイトは学部では早稲田で物理を, 修士では東大で数学を専攻し, 今も非アカデミックの立場で数学や物理と向き合っている一市民の奮闘の記録です. 運営者情報および運営理念についてはこちらをご覧ください.
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目次
今週作ったコンテンツのまとめ
いつも通り今週のコンテンツから紹介します.
記事
- gejiqmq さんの情報幾何ツイートまとめ: 自分用備忘録 https://phasetr.com/blog/2020/09/21/gejiqmq-information-geometry-tweet-summary/
- 「理論物理学者に数学を教えようの会」の内容や開催にいたる経緯 https://phasetr.com/blog/2020/09/22/studygroup-for-physicist/
- 専門家による素朴集合論の定義をはじめて知ったので https://phasetr.com/blog/2020/09/23/strict-definition-for-naive-set-theory/
- 現代物理での保存則と対称性, 量子情報・測定理論: 堀田さんのツイートまとめ https://phasetr.com/blog/2020/09/24/hotta-tweets-conservation-law-and-symmetry/
- 「わかりやすい」全射・単射の定義とは何か: ある定義とそれへの応答 https://phasetr.com/blog/2020/09/25/difficulty-for-definition-of-injection-and-surjection/
- 撮り直し版 2020-09-25 第 003 回 第 2 文を詳しく読む アインシュタインの特殊相対性理論の原論文を多言語で読む会 https://phasetr.com/blog/2020/09/25/studygroup-for-relativity-4/
- Chromebook での Emacs の設定メモ: Chromebook に対する導入雑感を含む. https://phasetr.com/blog/2020/09/26/chromebook-emacs-font-etc/
- 2020-09-27_hw オンライン プログラミング勉強会の記録 https://phasetr.com/blog/2020/09/27/2020-09-27_hw-online-math-phys-programming/
動画
- 物質の安定性 問題の基本設定, 第1種・第2種の安定性と熱力学 https://youtu.be/Rdf7h3w4IQk
- 微分幾何 ユークリッド空間の測地線と球面上の測地線 https://youtu.be/oUN0wYwkAc0
- 測度論・積分論入門への入門 測度論のための実数論, そして距離空間論 https://youtu.be/Z3QMSF8Vbgo
- 微分幾何 測地線・計量・共変微分, そして曲率 https://youtu.be/vfDiyhZGW14
- 特殊相対性理論の原論文を読む会 https://youtu.be/5qHaqtG42qE
- 計算から見た線型代数・理論から見た線型代数 https://www.youtube.com/watch?v=DuY-vPSzdbk
今週のまとめ
コンテンツを作り切れなかった反省
今週はちょっとしたお出かけをする機会があって肉体的な疲れがあり, 動画を作れなかった日が何度かありました. 無闇やたらに勉強会を増やした関係で今後動画を作れなくなる日も出てきそうで, どう調整していくかが課題になってきそうです.
今後の目標
まずは積分論入門への入門をさっさと作り終えたいです. 微分幾何もプレプリントの微分幾何パートがそろそろ終わるので, 電磁気本体の話をしようと思いつつ, 飽きてきたから他の話をしようかとも思っています. 一般相対性理論まわりの話, 具体的な計算をしようかとも思っています., ホッジまわりの線型代数的な話も詰めたいですし, やりたいことは山程あります.
プログラミング系コンテンツ
いまは F# と Julia で Project Euler を解いて, シコシコと GitHub にあげています. これをもとにコンテンツを作ろうかとも思ったのですが, 方向性が見えないので GitHub にあげるだけにしています. Python のコンテンツは勉強会をしつつブラッシュアップをしていますが, これをもっときちんと宣伝しないといけません. 必要な人はいるはずなので, ちゃんと届ける責務があります.
最近の動向からすると数学・物理系プログラミングの文脈では Julia をやるべきだと思うのですが, いまひとつ気分が乗り切りません. F# が触っていて楽しいのでこれをやりたいというのが 1 つあります. さらに中高生向けの動きとして Chromebook を使ってみようと思い, 買いました. 買ったマシンは容量が 32GB しかなく, 余計なソフト・ツール・言語がそんなにバリバリ入れられません. 何でどう遊ぼうか, そして 1 回書いたコードがいつまでも動いてほしい問題の解決のため, いっそ Common Lisp やってみようかという気分になりつつあります.
記事にも書いたように何はともあれ Chromebook にエディタとして Emacs は必ず入れますし, そこと相性がいい Common Lisp は 1 つ決定打なのではないかと. ただ, いまどきの中高生に教える言語か? という気分もあり, そこでうじうじと Julia と悩んでいます. 勉強しても損はないと思うので, とりあえず Common Lisp を勉強しようと思います. コンテンツ化を意識しつつ勉強したいです. Common Lisp による数学系ライブラリなども調べないといけません. Scheme だと Racket が数学方面もやたら発展しているようですし, Common Lisp でも何かあるはずなので, そのあたりもきちんと掘る必要があります.
- Racket Math Library https://docs.racket-lang.org/math/index.html
Try Jupyter でも Scheme があるので Scheme は割と大事な選択肢という気分もありますが.
何ににせよ, プログラミング関係はもっと強化したいですし, 数学・物理以上に強化が必要なところです.
現代数学探険隊のテイストと現代数学観光ツアーのテイスト
アンケートでコメントが来ていたので簡単に返信しておきます. 現代数学探険隊はお値段が張るのでテイストを知るために現代数学観光ツアーに登録された, という方がいました. 現代数学探険隊と現代数学探険隊はだいぶ気分が違うので微妙なのですが, 強いていうならいまやっている動画シリーズの方がまだテイストが合っていると思います.
具体的にどうテイストが違うかというと, 現代数学観光ツアーはとにかく概要をざっと見て慣れ親しんでもらうことが目的です. 一方現代数学探険隊は細部をとにかく細かくやって細部を理解してもらうことが目的です.
このあたり, 集合・実数論・位相くらいは公開してもいいかとは思っていますし, この間記事にもしたように, コンテンツ無料にして数学のオンラインサロンという名の勉強会をメインにしたサービスを立ち上げるかという気分もあります.
集合と位相はいろいろな人が意識を向けるので, かえって実数論をもっと充実させた上で公開するのかいいような気分もあります. 私が 1 番見てほしいのは実は実数論だからというのもあります. 少なくとも距離空間への接続はとてもよく, 積分論を勉強する上でも大事です.
さっそく 9/28 (月) から松尾さんとはじめる「理論物理学者に数学を教えようの会」でも集合・位相をきちんと勉強したいという要望が出ているので, 公開用のすっきりしたコンテンツをそこで整備しようかという気分もあります.
いろいろ考えつつ実践・研究しているところです. 引き続き私の活動を注視してもらえれば, と思います.
ではまたメールします.
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